食事の食べ物は、各自最初から一人分ずつ分けられている。食べ物の種類によって、食器がすべて分けられており、時には、一人につき10以上の食器が使われることもある。通常の日本食を食べる時は、箸を使う。食器には皿類、茶碗類、鉢類があり、ご飯を食べる時は、その茶碗を手で持って食べる。汁物も手で持ち、口につけて流し込む。食べ物によっては、それ以外の皿や茶碗や鉢を手に持って食べる場合もある。食事をしながら、飲み物類を飲むのは一般的ではない。家庭での食事には、テーブルにナプキンなどはおいていない。洋食を食べる時は、箸以外にフォークやスプーンを使う時がある。食事の後のデザートは、まだそれほど一般的ではない。食卓にはつまよう枝が置いてあり、食事が終わってから、それを使って、歯と歯の間に詰まったものを掃除する人も見かける。時には、片方の手で口を覆いながら、見えないように掃除をする人もいる。 |
テーブルの真ん中に、食べ物を盛った大きな皿やボールが、食べ物の数だけ分けて並べられており、各自がそこから好きなだけ、ディナープレートといわれる大きな皿にとるという方法である。自分の席に並べられた皿は、ディナープレート1枚とスープやサラダやパンをいれる皿が1枚と飲み物を飲むためのグラス程度で、それに様々な食べ物を一緒に入れる。スープがある時は、通常、深い皿を別に使う。食べる時は、フォークやナイフ、スプーンを使い、皿などを手で持つことは無作法とされる。手で持って良いのは、取っ手のついたスープ茶碗やグラス類だけである。食べ物によっては、とうもろこしや骨付きチキンなどのように、直接、手で持って食べてよいものもある。必ず、テーブルにはナプキンが用意されており、食べ物が口についたりした時は、そのナプキンの端でぬぐう。一般的に、食事の後には、デザートと飲み物が出てくる。食卓につまよう枝が置いてあることはほとんどなく、それで歯の掃除をするのは下品極まりない。 |