
原則として1グループ約25人の研修生と日本人引率指導者1人で編成し、出発から帰国までこのグループ単位で行動します。
ホームステイ地到着後は、現地教師が2人、グループに合流し、以下のような活動を行います。
ウェルカムパーティー
アメリカ到着後、一両日中に行われるのがウェルカムパーティーです。
これはホストファミリーと現地教師であるティーチャーコーディネーターの先生方が中心となって行う、参加者を歓迎するパーティーです。
それぞれのホストファミリーが、食べ物を持ち寄るポットラックという形式で行われ、ゲームなどをして、お互いの親睦を深めます。
授業
終日研修日以外の平日は午前中、9時から12時まで3時間、アカデミックセンターで、米国人教師による英語での授業が行われます。
カリキュラムはテキストを使い、アメリカの文化や生活習慣・市民生活などについて学び、毎日宿題が出されます。
この授業で学んだことが、帰宅後の生活にすぐ利用できるように計画されています。
社会科見学と文化交換会とレクリエーション
毎週、午後(13時~17時)は、社会見学や文化交換会、及び、レクリエーションがあります。
社会見学は、授業の一部で、ホームステイ地区の様々な職業の方と接し、アメリカの社会生活について学ぶ絶好の機会となります。
午前の授業の中でも、この訪問先が説明され、参加者側からの質問にも応じてくれます。
また、ホストファミリーや子供達、地域住民の方々と、日本とアメリカについて互いに学ぶ、文化交換会を開きます。
その他、老人ホームや学校などを訪問し、交流を行う様々な活動も計画されます。
レクリエーションでは、水泳やバスケットボールなどのスポーツや、ピクニックなどを行います。
ボランティア活動
ホストファミリーや、地域の人々に対して、ボランティア活動を行い、寄付金(Donation)を募り、その基金で、アメリカの子どもたちを日本に招待するジャパンホームステイという活動を行っています。
主なボランティア活動内容は、カーウォッシュ(車洗い)と、ガレージセールです。
ガレージセールでは、不要な物や手作りの小物などを持っていきます。
終日研修
期間中は終日の研修に出かけます。
これも授業の一部ですが、社会見学よりさらに遠い所へ行きます。
目的地は、歴史的な場所や建造物、及び自然公園などです。
週末
土曜日と日曜日の週末は、学校での活動はありません。
ですから、ホストファミリーと一緒に過ごすことになります。
あるファミリーは、この期間を利用してキャンプに出かけるかもわかりませんし、あるファミリーは、ショッピングに行くかもわかりません。
また、どこにも行かず、自宅でゆっくりと休日を過ごすファミリーも数多く見られます。
できるだけ、ホストファミリーと行動を共にして、彼らとより親密なつきあいをし、英語や異文化の学習をした方が有意義でしょう。
引率指導者
引率指導者はプログラムアドバイザー(PA)と呼ばれ、グループのリーダーとして、日本を出発し、日本に帰国するまで、参加者の指導にあたります。
現地でも参加者と同じホームステイ地に滞在しており、基本的に、グループの全スケジュールに同行します。
主な役目は、研修生の生徒指導であり、カウンセラーであり、プログラム助言者です。
決して、研修生の通訳ではありません。
現地教師
原則として、現地には1グループに2人の米国人教師(ティーチャーコーディネーター、TC)がつき、研修生のお世話をします。
午前中は授業を行い、午後の活動や終日研修、ホストファミリーのことでも、スケジュールのことでも、プログラムに関するあらゆることに、この先生が、引率指導者同様、研修生のためにあらゆる相談に応じてくれます。
サヨナラパーティー
参加者の皆さんが中心となり、ホストファミリーへの感謝の意味をこめて、ホームステイ終盤の夕刻に行われるものです。
日本料理を作ったり、歌や踊り、日本の伝統的文化を発表したり、参加者それぞれの趣向とアイデアで、お世話になったホストファミリーや先生をもてなします。
修了証書
プログラムが終わったら、各先生方の署名入り修了証書が、ひとりひとりに渡されます。
1週間のスケジュール
月曜~金曜
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09:00
アカデミックセンターで授業
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12:00
昼食
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13:00
社会科見学
文化交換会
レクリエーション
ボランティア活動
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16:00
帰宅
終日研修
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午前
世界的に有名な観光地であるサンフランシスコへ終日研修
ゴールデンゲートブリッジを見学
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午後
引き続き観光地を散策
ピア39、フィッシャーマンズワーフを見学
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帰宅
昼食は、ほとんどがサンドウィッチなどのお弁当です。
このスケジュールは1週間のひな形です。
週末は授業はなく、ホストファミリーと過ごします。