Lompoc情報
引率者:小橋川 愛里 先生 (うるま市立あげな中学校)
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7月23日(水) 「いざアメリカ合衆国へ出発」
皆さんが待ちに待った新報アカデミックホームステイ、本日いよいよ初日を迎えました。 Lompoc組は、Rancho Cordova組と共に9時に那覇空港国際線のふくぎホールに集合しました。皆さんそれぞれがメンバーと実際に会うのは初めてで、少し緊張している様子がみえました。 私がふくぎホールに到着した時にはすでに集合している生徒がおり、これから始まるホームステイへの意気込みを感じました。南日本カルチャーセンターのはまださんがあいさつを終えると、生徒の皆さんがあいさつをしに来てくれ、とても嬉しく、また頼もしく思いました。 ふくぎホールでは、保険契約証、ESTAの書類、ETicket、米国関税申告書など入国に必要な書類の配布、管理方法などの確認を行いました。チェックインカウンターでは、荷物を預け、チケットを受け取ることができました。中には、荷物の重量が超えているものもありましたが、無事に預けることができました。 国際線ゲートへ移動する際には、生徒も保護者の皆さんも互いに手を振り合う姿があり、期待と不安が入り混じったように見えました。搭乗ゲートを超え、セキュリティーチェックを受け、いざ韓国へ!2時間ちょっとのフライトでは、機内食が配られ、どのメニューを伝えるか困ったり、自分の好きな飲み物をもらえて満足そうにしている生徒もいました。
さぁ、ついに仁川空港へ到着!空港では、約4時間の乗り継ぎ時間があり、待ち合わせ時間や場所マナーなどを確認し、3時間の自由行動を取りました。皆さん、それぞれ班のメンバーや友達を誘い、思い思いの時間を過ごしました。日本円が使えないことを確認すると、機転を利かせて換金する生徒もいました。 また、前もって韓国で流行っているお菓子や飲み物などを調べ、目的の品物を購入してはそのおいしさを味わっている生徒もいました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、いよいよロサンゼルスへと旅立ちます。搭乗ゲート前では、それぞれが自分の席を確認し合い、誰が自分の席の隣なのか確かめ合う様子が見られ、子どもたちの成長ぶりに驚かされました。
ロサンゼルス行きの飛行機はとても大きく、飛行時間も長くなるので、皆が安心して過ごせるか気になり座席まで確認に行くととても楽しそうにしていて安心することができました。機内では、一人一人専用のモニターを使うことができ、映画やアニメを見たりゲームを楽しんで過ごしていました。機内食は2回提供され、キャビンアテンダントとのやりとりもスムーズに行えていました。 また、機内が暗くなる時間帯があり、ぐっすりと旅の疲れをとることができていました。およそ11時間のフライトで疲れも見えましたが、ここからが本番です。そうです、入国審査です! 長い列に並びながら、「How long are you going to stay?」 って言われたら? 「3 weeks!」って言う、「Where are you going to stay at?」と聞かれたら?「Lompoc」と答えるなどと、待っている間に答える練習をし始め、皆準備満タンでした。 無事に審査も終わり、荷物も受け取り、2人のTCさんに出迎えてもらいました。皆で記念撮影を取り、いざアメリカ合衆国の地へ一歩足を踏み入れます。片手にはスーツケース、片手にはカメラ、顔をあげ、視界に入るすべてのものが新鮮そうでした。撮りたいものが多すぎて追いつかないと言いながらバス乗り場まで向かいました。気づけばもう19時を過ぎており、食事をとるため1時間かけてLompocまでの途中にあるMcDonald’sへと向かいました。 隣には、Curl’s Jr.と言うハンバーガー屋さんもあり、2か所に分かれて食事をしました。皆メニューを一生懸命に読み、自分が食べたいものを注文することができ、英語がより身近なものになってきていました。
食事が終わり、Lompocに向かっていると、運転手さんがバスのタイヤの異変に気付き、バスを乗り換えることに。。走行中は揺れることもなく、運転手さんのプロ意識の高さに感謝しました。乗り換えるバスを待つまでは、振り返りを書いたりカードゲームしたりしながら過ごしました。ようやくLompocにたどり着いたのは深夜の2時。 ホストファミリーに迎えられ、無事全員がファミリーと合流することができ一安心でした。
今日の朝9時集合し、フライト時間およそ13時間、乗り継ぎ時間やアメリカでの移動やバスの中での待ち時間等を合わせるととても長い長い1日となりましたが、何があっても前向きな言動をしてくれ、皆と協力し合って過ごしてくれている皆に本当に感謝でいっぱいです。これからの3週間が実りある時間となると期待しています。 皆さん今日は本当にお疲れ様でした。ゆっくり休んで明日のWelcome Partyを楽しみましょうね。
7月24日(木) Welcome Party
※昨夜、バスのトラブルにより、到着が深夜の2時だったため、今日1日の活動は休息の時間に充てられました。
今日は、夕方6時からStudy CenterにてWelcome Partyが開かれました。各家庭から一品ずつ食べ物や飲み物を持ち寄るPot luck partyと言うスタイルで行われました。皆それぞれがホストファミリーと一緒に登場しHost sisterやHost brother と一緒に車から降りてきて歩いている生徒や食事を運ぶのを手伝っている生徒もいて、もうすっかり家族の一員のようでした。 昨日の疲れが残っていないか気になっていましたが、ほとんどの生徒がぐっすりと休むことができたと話していたので安心しました。それぞれの家族が皆参加できていたので、誰一人寂しい気持ちにならずに過ごせていたように見えました。
Welcome Partyでは、いろいろな国の食べ物がありそれぞれの家庭で作られた食事がたくさんありました。豆を使ったスープとごはん、マカロニチーズ、パスタやピザ、ラザニア、チップスとサルサなど、テーブルに並べてある食べ物を見ながら「おいしそう」と興奮した様子でした。中には、Host fatherから「自分が作ったものを取ってないじゃないか~。自分が作ったものはあまり辛くないようにしたんだよ。」と材料の説明を受けている生徒もいました。自分のこどもには自分が作ったおいしいものを食べて欲しいと思う親の気持ちはどこの国も同じなんだなと感じました。 生徒たちは皆ホストファミリーと一緒に座り、色んな食べ物を試していました。どの生徒も好き嫌いなく食べている様子があり、一安心です。この3週間は文化交流が目的の一つです。現地の食事に不安の声もありましたが、実際に今日アメリカでアメリカの食事を楽しんでいる生徒の様子を見ていると、このメンバーには、新しいものを受け入れる力が身についているなと感じました。楽しんでいる姿を見せることで、アメリカの文化を受け入れているという態度(ジェスチャー)になります。おそらく、ほとんどのホストファミリーにとっても食事について悩むことなく過ごせたと感じています。実際に、ホストファミリーから食べ物についての悩みや心配事の相談もなかったです。
Partyが進むにつれて、生徒たちとファミリーの絆も深まります。各ファミリーの席を回っているといろんなファミリーから、生徒について知っていることを話してくれました。特に印象に残っているのが、「生徒が通っている沖縄の学校についてネットで調べたんだよ。近くに灯台があるんだね。すてきな地域だね。」といきなり言われ驚きました。なぜ、学校を知っているのかと聞くと、「帽子に書かれた文字を調べたんだ。」と話してくれ、なるほど!と大盛り上がり! アメリカでは、自分の好きなものや大切にしているものを身に付ける人が多いです。学校がどこにあるか知っていると誇らしく話してくている姿から、本当に大切にしてくれて、そして受け入れてもらえているんだと嬉しさと感動する気持ちでいっぱいでした。
明日からは、クラスが本格的にスタートします。たくさん学び、実践し、どんどん吸収していって欲しいです。午後は、La Purisima Missonと言う施設を訪れます。歴史を学び、皆がどのようなことを考えるのかとても楽しみです。
7月25日(金)
今日からクラスがスタートしました。皆さん、準備満タンでクラスを始めることができました。まず初めに持ち物の確認をしました。自分の名札やアメリカでの住所(ホストファミリーの住所)、保険証など、必ず持っていて欲しいものをTCの先生方と一緒に確認しました。英語の指示に戸惑う生徒もいましたが、実物を見せてもらいながらきちんと理解しているようでした。次に行ったのは自己紹介です。TCの先生の見本に合わせて、自己紹介を行いました。皆さん緊張した様子でしたが、次第に慣れてきた様子ではっきりと伝えることができました。さて、クラスでは、TCの先生からたくさんの質問があります。質問に答えたり、積極的に答えたりした生徒には、Ticketがもらえます。このTicketにはなんと素晴らしい得点があり、何枚か貯まるとお店で商品と交代することができるのです!それを聞いて生徒は大喜びでした!ぜひ日本でも取り入れて欲しいシステムです。次の活動は、Journal(日記)を記入する小さなノートをデコレーションすることでした。皆さん、自分の名前を書き、好きなステッカーを張り、自分だけのオリジナルのノートに仕上げました。絵を描く生徒もいれば、たくさんのステッカーで埋め尽くす生徒もいて、それぞれの個性が見え、一人一人のデコレーションを見るだけでも生徒のことが知ることができ、とても楽しかったです。また、日本にはないステッカーで色塗りができるものがあり、自分の好きな色を塗ることができ、楽しみながらデコレーションをすることができました。デコレーションの後は、さっそくJournalの記入です。TCからのお題は「What do you think of America?」でした。皆さん、空港に到着したときの印象を主に書いており、それぞれがきちんと発表することができました。今日最後の活動は、今後の授業の確認です。テキストの中身を確認し、どんなことを学ぶのか見通しを持つことができました。当たり前ですが、全て英語で書かれています。授業を受けている様子から、予習が必要なのか、復習したほうがためになるなど、自分の計画をどれだけ考えられるか楽しみです。
さぁ、午後は皆でLa Purisima Missionと言う施設を見学しました。ガイドさんから英語で説明を受け、施設内を回りました。とても気さくで、生徒とのやりとりも上手で、ジェスチャーを多くしてくれたり、実物を見せてくれたり、質問を取り入れながら楽しく説明してくれました。カリフォルニアには、このMissionと言う建物が21か所あるそうで、私たちが訪れた場所は11か所目の施設でした。難しい説明やアメリカの歴史に関わる説明もありましたが、辞書を開き、メモを取りながら一生懸命聞いていました。また、施設の作りについてガイドさんに質問したりと、積極的に学んでいる生徒もいました。私も授業でよく言いますが、何かに興味を持つことが一番難しかったりします。新しい知識が必ずしも自分にとって興味があるものとは限りません。このメンバーは、一生懸命に説明聞く態度が見られ、とても感心しました。
明日からは、初めての週末です。ホストファミリーとたくさんコミュニケーションを取って、互いのことを分かち合って欲しいです。
7月28日(月)
月曜日がスタートしました! 忙しかった週末が明け、一週間の始まりです。初めての週末は皆それぞれのホストファミリーと買い物に出かけたり、BBQを楽しんだり、海に行ったり、教会に行ったりと充実した時間を過ごしていたようです。「Teacher! Yesterday, I made TacoRice.」と、にこにこしながら伝えに来てくれた人もいました。また、ホストファミリーとの会話を勘違いし、洋服屋さんに行くと思っていたらランドリーに行ったんだと笑いながら話しかけてきた生徒もいました。皆さん、色んな方法を通してホストファミリーとコミュニケーションを取っているのだなと感じ、嬉しかったです。
そうこうしているうちに、クラスがスタートしました。なんと、お一人、生徒にお寝坊さんがいました。どうやら、目覚ましが聞こえなかったようです。でもすぐにクラスに来ることができていました。時差ぼけもあったり、生活リズムも変わっているかもしれませんが、自立して生活を回さなければなりません。明日はきちんと起きれるように新たな工夫も見い出しました。明日からはきっと大丈夫でしょう。 さて今日の授業では、ほとんどの時間をITINERARY(日程表)の修正を費やすことになりました。皆さん一生懸命TCの先生の話を聞いては、メモを取ったり、分からない部分は質問することができていました。到着や出発に関する表現や時間、待ち合わせの場所の名前などを何度も繰り返すうちに活用方法が身についてきていました。今日は、先週よりも分からないことを確認する生徒が増え、TCの先生と生徒たちの間でどんどん意思疎通ができるようになってきています。私たちのステイ先は、Lompocと言う場所とSanta Mariaと言う場所の2か所です。お出かけ先によっては、それぞれの待ち合わせの時間や出発時間が違います。お互いに確認し合うことができ、とても良い雰囲気でした。 さぁ、次はJournalとテキストです。今日のお題は、「What was the most interesting thing that you did on this weekend with your host family?」でした。辞書で単語の意味を確認し、ジェスチャーやTCの先生の例文を参考にしながら書くことができました。テキストでは、ペアを作り質問とその答えを言い合っていました。 How are you? の質問に対する答え方がいくつもあり、実際によく耳にする会話をそのまま練習できるようになっています。これらを繰り返していくうちに、どんどん会話が増えていくこと間違いないでしょう。クラスで習い、実際に使えるよう私も意識的に質問を投げかけていきたいです。
午後は、Lompoc Teen Centerを訪れました。Victorと言う代表の方がTeen Centerについてのプレゼンテーションを行ってくれました。Victorはとても親切で生徒との関わり方にもとても慣れていました。そのお陰か生徒たちはVictorからの質問に気兼ねすることなく答えることができていました。きっとここを利用する人々は、丁寧で優しい人が多いのだろうと感じさせられました。 さて、プレゼンテーションの次は「Arts and Crafts」の時間です。Lompocの地域の特徴に合わせて「pinata(ピニャータ)」と言うくす玉人形を作りました。Pinataの中には、お菓子を詰め、それを叩き割って中のお菓子を取り出すというものです。メキシコや中・南米の国のクリスマスや子どものお祭りでよく行われるそうです。型紙をはさみで切ってのりやテープで組み立てていきますが、なんせ英語の指示が書かれた型紙は理解するのにひと苦労でした。3枚の型紙には番号が細かく書かれていて、同じ番号が合わさるように組み立てます。最初は、やり方が分からず戸惑っていましたが、個別に説明してもらいやり方を理解するともう手助けは必要ありませんでした。また、見たことのないノリの容器に驚いたりと、パッケージや見た目の印象の違いも知ることができました。
明日は、Fire stationとPolice stationへ出かけていきます。わくわくしているのは、私も同じです。明日もまたアメリカでしかできない経験に触れ、さまざまな違いに気づいていって欲しいです。
7月29日(火)
今日もクラスがスタートしました。持ち物や日程を確認した後は、Journalの時間です。今日のお題は、「What is a cultural practice or family tradition that your host family shared with you that is different from your own?」でした。生徒たちは、アメリカに着いて7日目の今日、日本とアメリカのでの習慣や家族内での行いの違いについて気づき始めていました。発表してくれた生徒は、食事の前に家族みんなで手をつないでお祈りをしたことだと言っていました。 他にも、同じように宗教のことについて書いている生徒がいて、日本との違いを書き記していました。 テキストの時間では、買い物をするときの表現やアメリカのお金について学ぶことができました。単語練習では、pictionaryと言うゲームをしながら単語の意味を確認しました。ルールはとてもシンプルで、一人の生徒が単語のカードを与えられ、それに書かれた単語の絵を描き、その絵を英語で答えます。生徒達は、与えられた単語カードの意味を確認したり、描かれた絵を英語でどう言えばいいのか素早く考えたりと好奇心いっぱいでした。アメリカのお金についての時間では、1ドル札や硬貨を机に出し、1枚1枚が何セントなのか、裏表の見た目がどうなっているのか学ぶことができました。コインはそれぞれに名前が付いていて、その名前を覚えようと頑張っていました。また、値段の読み方では、ドルの部分とセントの部分の読み方がややこしかったですが、説明を受けるとすぐにコツをつかみ読むことができていました。
さぁ、午後はFire station と Police stationを訪れる時間です。Fire stationでは、建物の中やトレーニングの場所、消防車の中などを見学させてもらいました。まず初めに、消防車が出動する際の流れについて説明してくれました。最新のシステムを使って今までより早く出動の合図を知る事ができるようになったそうです。建物の中は、キッチンや一人一人に与えられた個室、集いの部屋なども見学させてもらい、実際に消防士の皆さんがどのように活動しているか知ることができました。最後には、なんと消防士さん達が出動する際のスライド(滑り台)を滑らせてくれることになりました。そのスライドは角度があり、滑るには少し勇気が必要でしたが、皆かっこよく滑ることができました。生徒の履いているズボンによっては、滑りにくい生地もあり、本物の消防士さんが滑る時とでは滑り降りる勢いが違っていました。早く出動できるように考えられているのだと感じました。
最後は、Police stationです。署内の牢屋を担当する方と、署内全体を案内してくれる方が出迎えてくれました。まず初めに署内にある牢屋についての説明がありました。最大で5日間という期間が決まっているそうです。しかし、そんなに長くはいないとのことでした。また、牢屋に入っている人がいるときは、見学などで一般市民を署内に入れることは法律でできないことになっているそうです。次は、実際に警察への電話を受けている部屋を見学させてもらいました。アメリカでは、何番にかけると警察につながるのか質問され、「911」だということを学びました。日本でもなかなかFire station や Police stationにはいくことは稀かもしれません。アメリカで見学できたことや日本との違いを知り、また一つ知識が増えたことでしょう。
明日は、Boys and Girls Clubへ行き、現地の生徒とスポーツをしたりゲームなどをする予定になっています。スポーツで使う言葉や関わり方など、さまざまな表現を実践して欲しいです。
7月30日(水)
今日もクラスが始まりました! 今日は、JournalとCalligraphy(習字)の時間の予定です。さっそくJournalからのスタートです。皆さん、自分の気持ちや考え、気づいたことについて書くことに慣れてきている様子です。今日のお題は、「Describe a happy family」と「How are you feeling about your time with your host family so far?」 でした。 「Describe a happy family」では、たくさんの笑顔がある家族、一緒に食事したり、買い物に出かけたりする家族などと自分の考えを発表していました。もう一つのお題では、楽しいと書いている生徒がほとんどで、中には楽しいと少し疲れていると書いている生徒もいました。この時間は、TCの先生にとっても生徒達の考えを知ることができる機会にもなっていて、それぞれの気持ちや考えだけを表現する練習の時間となっているそうです。 やはり、アメリカでは自分の気持ちを伝えてコミュニケーションを図ることがとても重要なことなのだと感じています。 Calligraphyの時間では、自分の名前やホストファミリーの名前を漢字で書きました。来週行われる「Found raising(募金活動)」の準備です。まずは、漢字選びからです。英語の名前を英語にしていきます。名前の音に合わせて漢字を選びますが、ポジティブな意味の漢字を選び、その漢字の意味を英語で説明する練習まで頑張っていました。皆さん、ホストファミリーの印象や様子を思い出し、漢字の意味がマッチするかイメージしながら考えていました。中には、なかなか漢字にない英語の発音がある名前に困っていると質問がありました。特に「ジェ」がつく名前はどうすればよいか皆で一生懸命考えることができていました。ホストファミリーへの思いやりが垣間見れる時間となりました。
さぁ、午後はBoys and Girls clubへ行ってきました。室内では、多くの子どもたちが過ごしていました。小学校低学年から高校生までの生徒がいて、年齢によって過ごす場所や時間が分かれていました。室内には、ロビー、体育館、テレビを見たりテレビゲームができるスペース、ビリヤードのような台やカードゲームなどができるテーブルがあり、また屋外にはバスケットリングや遊具があるスペースがありました。生徒たちは、現地の生徒と仲良くなろうと積極的に名前や年齢を聞いたりして交流を深めていました。体を動かして遊べるものがたくさんあり、一緒にバスケットボールやバレーボール、フラフープなどを一緒にやろうと誘っている生徒もいました。積極的に話しかけている生徒は、現地の人からすると話しかけやすい生徒に見えるようで一気にたくさんの子どもたちに囲まれて過ごしていました。中には、現地の子どもたちから手遊びを習っている生徒もおり、ある年齢の時期にやるあそびを体験することができていました。こちらの施設では、昼食とおやつがもらえるそうで、なんと私たちの分まで準備してくださいました。アメリカで同年齢の子ども同士が同じ食事をしていると、現地の日常をより体験している実感がわいているように感じました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、まだ一緒に遊んでいたい、また来たいという声が多かったです。最後には、「Thank you!」 「I miss you!」と気持ちを伝え写真撮影をする生徒もいました。たくさんの思い出も作ることができ、満足した様子でした。
明日は、朝からSanta Barbara と言う町へお出かけします。 Missionを訪れたり海辺を観光する予定となっています。お土産も買えるようなので、よい思い出作りの機会にして欲しいです。
7月31日(木)
今日は待ちに待ったSanta Barbara(サンタバーバラ)と言う町へ出かける日でした。訪れた先は、MissionとSanta barbar court(サンタバーバラ裁判所)とthe clock tower、Paseo nuevo(パセアヌエヴォ)というショッピングモールと、Stearn‘s Wharf と言う海沿いのエリアでした。
まず、初めに訪れたミッションでは、施設内を見学する予定でしたが、ミサが開かれているため、見学自体が一時中断されていました。ミッションを滞在する時間も短かったこともあり、施設内を見学することは断念せざるを得ない状況でした。しかし、ギフトショップやオフィスを訪ねることができたので、お土産を買ったり、写真を撮ったりして過ごしました。ミッションには、たくさんの観光客が訪れていました。生徒の中には、「『私が写真を撮ってあげましょうか。』と英語でなんといいますか。」と質問する生徒がおり、言い方を一緒に考えたあとは、きちんと実践することができました。人の力になりたいと思う気持ちが英語の学びを助けるのだなと感心しました。
次に訪れた場所は、Santa Barbara court です。所内は、スペインの様式で造られており、たくさんの絵や装飾がなされていました。所内に入る際にはなんとセキュリティーチェックを受ける必要がありました。本物の裁判所と言うことで、持ち込んではいけないアイテム等がありました。はさみや針など、なんらかの使用方法で武器になりえるものの他に、レーザーポインターなど裁判の邪魔になるものを持ち込むことが禁止されていました。皆さん、無事にチェックが終わると、およそ50年前までは話し合いの場として使われていた場所を案内してもらいました。案内を担当した方は、私たちのために日本語のあいさつを言えるように練習してくださっていました。この方も弁護士で、最近はツアーの案内をしているそうです。そのため、所内に関する歴史について詳しく説明してくれました。見学中にも裁判が行われており、廊下を静かに歩くなどと緊張感と驚きを抱きながら過ごしました。最後に、裁判所の一番上にある、サンタバーバラの素晴らしい景色を360度眺めることができる場所に行くことができました。皆さん、この素晴らしい景色に感動し、たくさん写真に収めていました。
次に訪れた場所は、Paseo nuevoと言うショッピングモールです。モールと言いますが、実際には屋外にお店がたくさん連なっていて範囲がとても広かったです。ここでは、昼食とお土産などの買いもをする予定となっています。およそ2時間の自由行動でした。自分の買い物をする生徒もいれば、お土産を探している生徒もいて、皆計画的に買い物することができている様子でした。レジでのやりとりもどんどん上達しているようでした。
最後に訪れた場所は、Stear‘s wharfと言う海辺のエリアでした。ビーチ沿いにはたくさんのレストランやお店があり、海を眺めなら過ごすことができるとても良い雰囲気の場所でした。「ハワイみたいだ」と言う生徒もいるほど、アメリカのリゾートのような街並みでした。ビーチから沖のほうに向かってとても大きな桟橋があり、その先にもいくつものお店があり、レストランやお土産屋さん、アイスクリーム屋さんなどがありました。私も含め皆で驚いたことは、なんとその桟橋は車やトラックも行きかうことができます。車が通るたびに驚いては、アメリカの壮大さを感じることができました。
今日のおでかけでは、皆が時間を守ることができたおかげでスムーズに予定をこなすことができていました。集団で過ごしていますから、ルールを守ることがお互いに対しての協力を示す態度です。明日からも今の雰囲気で楽しめていけたらなと感じました。
明日は、プールとショッピングの日です。ルールを守って、楽しんでもらいたいです。