ホームステイと留学のMNCC

冬のホームステイは、中学生・高校生を対象としたログラムです。アメリカのクリスマス、年末年始を体験してください。


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冬のホームステイ・ホストファミリーと
冬のホームステイ・さよならパーティ

冬のホームステイ

●2010年活動報告

1月6日(木)
‐7日(金)

【活動写真】

 

 

January 5‐6th
【Photos】

 

夕べのサヨナラパーティーも無事に終わり、いよいよ帰国日となった。フライトが11時30分過ぎで2時間前までには到着しなければならないため、時間に余裕をもってバスは午前6時に出発。スタディーセンターには午前5時30分集合だったために、今朝は4時に起きた生徒もいたようだ。早朝にもかかわらず、たくさんのホストファミリーが見送りをしてくれた。ホストファミリーとずっとHugして離れなかったのがミツキ。2回目のホームステイで、前回と同じファミリーに滞在していたので、より深い絆で結ばれているのだろう。バスに乗り込んでしばらくは、涙を浮かべている生徒もいた。サンフランシスコまでの約2時間はほとんどの生徒が眠っていたが、バスの後方からはスンフンの歌声が...。相変わらず元気だ。サンフランシスコに近づくにつれて、日が昇りアメリカの朝日を見るのもこれで最後かと感慨にふけることであった。サンフランシスコ空港到着後、グループ写真を撮影し、搭乗手続きへ。スーツケースの重さを気にする者もいたが、何人かはスーツケースから荷物を出さなければならなかった。私はホストファミリー宅で量ったにも関わらず、約2キロオーバーということで出せと言われた。搭乗手続きをしている間に、カミール先生とエイミー先生はいつの間にか帰ってしまっていた。手を振る姿は見えたが、まさか帰ってしまっているとは・・・。最後のHugも感謝の言葉も伝えられぬままに。空港ではカミール先生とエイミー先生から全員の生徒達にメッセージカードをもらった。一人ひとりにメッセージが書かれており、二人の先生には本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。搭乗手続きのあとは、セキュリティーゲート。ここでのチェックはかなり厳しく、何やらハイテクな機械の中で両手を上にあげさせられて、X腺写真のような画像が出るもののようだ。「皆様の安全のためのご協力を」というところか。テロがあって以来、アメリカの厳戒な警備はまだまだ続いている。その後は空港内のお土産屋で最後の買い物。持ってきたお金を中途半端に残したところでしょうがないので、ほとんどの生徒が遣い切っていたようだ。

搭乗時間になり飛行機に乗り込むが、なかなか動かない。結局約1時間ほど遅れての出発だった。往路は9時間半だったが、復路は10時間半かかる。長い時間も映画を見たり、本を読んだり、宿題をしたり、アメリカで撮った写真を見たり、帰国報告文集用の感想文を書いたり、睡眠不足を補ったり、時間は長いようであっという間だった。約20分遅れの午後4時に成田空港到着。アメリカで過ごしていたら、ちょうど夜中12時くらい。今からが本格的に眠たい時間帯だ。ただ国内線乗り継ぎのために成田から羽田までのバスに乗り、急いで羽田に行かねばならないので、まだ気は抜けない。疲れもピークだろうが、最後の元気をふりしぼってもらい生徒達にも急いでもらう。入国審査はすぐに終わったが、荷物がなかなかでてこない。おまけにある生徒の荷物が一つ届いていないというハプニングが! やっと荷物が揃い、税関審査を出るところで、一人時間が多少かかった。一分でも早く出発しなければ国内線に間になわない! 成田を5時に出発できてぎりぎりという計算をしていたのだが、実際にバスが出発したのは5時25分ころだった。運転手は予定では70分かかるとのこと。最悪一番早い便の出発である長崎組(6時40分発)が間に合いそうにない。会社と連絡をとりながら対応を考えた。最悪間に合わない場合は、長崎組と羽田宿泊になる予定で、生徒達にもその旨を話をする。長崎組の件で私がそちらにかかりっきりになってしまうため、羽田に到着してからの対応は、私がいないものとして、各自で動いてもらうことになる旨を話す。グループリーダーにお願いして、羽田到着後の動きを指示する。全員が真剣に私の話に耳を傾け、疲れているにもかかわらず、一人ひとりの顔がひきしまって見えた。「あぁ、頼もしい! 彼らは大丈夫だ!」そう感じた。バスは思ったより早く、羽田に到着したのが長崎出発の約18分前。「これは間に合う! みんな急げ!」バスが到着すると、リムジンバスのスタッフが事情を把握しており、たくさんのスタッフが総出でスーツケースを降ろしてくれた。走ってカウンターへ行くと、会社のスタッフが全日空の職員に事情を話していたために、私たちを待機していた。「あぁぁぁぁぁ! 飛行機に全員無事に乗れる!」本当によかった。搭乗手続きをしていると、東京在住だというワカナのお兄さんが見送りにきてくれていた。ワカナのお兄さんも以前MNCCのホームステイに行っており、今回のホームステイも兄の強い勧めであったということ。ワカナ、短い時間だったけど、思わぬところでお兄さんに会えてよかったね。無事に全員が飛行機に乗ることが出来て本当に安心したが、それぞれが十分に別れを惜しむ時間がなかったことが本当に残念であった。

ここでこのチームロスバノスは一旦解散する。思えば、2週間前に初めて出会ったときは、まだぎこちなかったメンバー同士も今では全員が仲間になった。そして、なんとたくましくなったことだろう。2週間という短い間ではあったが、このグループのメンバーにも深い絆が生まれたようだ。ホストファミリーだけではなく、このチームのメンバーとの出会いも大きな財産となったことだろう。この2週間で自分自身が学んだこと、感じたこと、そして成長したことを今後の糧にしていってほしい。そして、また機会があれば、このメンバーで私たちの第二の故郷ロスバノスへ戻ることができたらどんなに素晴らしいことだろう。最後に世話になったホストファミリーやTCの先生方に帰国後、一週間以内にはお礼の手紙やメールを忘れないようにしよう。しばらくは昼間に眠たかったり、夜に目が覚めたりと、時差ボケが続くと思いますが、体に気をつけて新学期を迎えて欲しい。
I really enjoyed being your program advisor, I’m so proud of you all, and miss you a lot!
Please keep in touch! Team Los Banos!! BRAVO!

1月5日(水)
【活動写真1】

【活動写真2】

【動画17】

【動画18】

 

 

January 5th
【Photos 1】

【Photos 2】

【Movie17】

【Movie18】

とうとう最後の活動の日になった。今日は一日サヨナラパーティーの会場準備、料理作り、そして、出し物の練習、及び通しでのリハーサルなど、多忙な一日を極めた。最初に、プログラムの評価レポートをしなければならないということで、アンケート書きから始まった。その後、プログラム期間中にお世話になった消防署や学校などにお礼のカードを書いた。約80人分の料理を用意しなくてはならないので、午前中から料理の下ごしらえを始める。ホストファミリーにふるまう料理のメニューは、カレーライス、卵焼き、サラダ、日本から持ってきたお菓子を準備。カレーの量が足りないようだったので、また買出しに出た。料理チームは女子を中心に行ってもらう。特に料理組の梨瑳、マイ、マナム、アヤカ、クルミ、そして、男子はユウセイやソウタロウが途中から手伝ってくれ、彼らの料理の腕は主婦の域だった。てきぱきと作業をこなす姿に私はとても救われた。他の生徒達も折り紙、会場作り、そして個人の練習などをして今日の活動はあっという間に時間が過ぎていった。

6時30分になり、パーティーが始まった。プログラムの前に、まずは私たちが作った料理をホストファミリーにふるまう。料理は最高の出来とは言えないが、みなで一生懸命作ったのできっとホストファミリーも喜んでもらえたと思う。量や味を心配したカレーも十分に足りたし、おかわりにくるファミリーもいたので、良かったと思う。料理を食べ終わり、次は私たちの出し物だ。その合間に明日が誕生日だというりさのために誕生日ケーキが振舞われた。ハッピーバースデーを全員で歌い、ホストファミリーから誕生日プレゼントまでもらったりさは、きっとこの年の誕生日は忘れられないことだろう。ホストファミリーの細やかな心遣いには本当に心から感謝だ。司会(MC)はソウタロウ。最初に生徒全員で授業で何度も練習したドレミの歌を日本語と英語で歌い、続いてRow Row Row Your Boatを三輪唱。拍手喝采。続いてタカヤによるサッカーリフティング。なんか、タカヤがとてもかっこよく見えた。将来はサッカー選手!? 会場は段々と盛り上がる。続いてミツキによるオルガン演奏。演奏も素晴らしかったが、他の生徒達が合唱したのでそれもまた良かった。マサシ、リョウコ、ヒロナによるリコーダー。緊張していたようだが、当日初めて3人であわせたけれどよくやった!? スンフン、ユウセイ、タカヤによる漫才劇(?)は、授業でやった劇を再現したもの。なぜか題名がロミオとジュリエットなのだが、犬役のタカヤがジュリエット!? まぁ、みんな受けていたことは確かなので、良しとしよう。続いてホストブラザーやシスターと一緒に、「はないちもんめ」。ホストシスターやホストブラザーも交えてやったが、なんだか人だけが多くて、もう少し人数を減らしてやればよかったと、反省! 次は、スンフンとハヤトのエグザイルの歌。黒のサングラスをかけて、歌がバラードだったからなのか、恥ずかしいからなのか、演出の一つなのだろうが、部屋の電気を暗くして歌うという不可解な行動に出た。まぁ、しっとりと歌えたと思います。生徒代表のユウセイによる感謝の言葉。通常生徒は日本語で書いて引率者が訳すことが多いのだが、彼はスピーチの内容を見事に英文で書いてきた。私の感謝の言葉。もうこの時点で私は涙目だったのだが、話始めるともう言葉がつまる。泣き虫な私をもっと泣かそうとして、最後の修了証書の時に一人ひとりからもらったメッセージ、本当にありがとう。心から嬉しかった。カミール先生とエイミー先生に渡すプレゼントは、それぞれの家に滞在したクルミとタカヤに渡してもらう。お互いハグをしあう。最後にカミール先生とエイミー先生によるプログラム修了証書授与の時には、先生も生徒も涙している。本当にあっという間の2週間であった。今日一日はクレイジーな一日だったが、皆の協力のもと、成功したと思う。最後の片付けも積極的に手伝ってくれて本当助かりました。

明日は5時30分集合で朝も早いため、今日はゆっくりと休んでほしい。ホストファミリー、カミール先生、エイミー先生、そしてロスバノスでお世話になった全ての人達に心から感謝したい。今日はおまけに、うちのファミリー宅で飼っている猫がトイレの水を飲んでいる姿を発見したので、それも載せておきます。Team Los Banos, お疲れ様でした!
おやすみなさい。

1月4日(火)
【活動写真】

 

 

January 4th
【Photos】

 

※昨日の写真・動画アップしました。

今日はこれまた楽しみにしていたサクラメント終日研修。今朝のロスバノスは一帯が深い霧に包まれ、車もヘッドライトをつけていないと前方がほとんど見えない。私のホストファザーは「アメリカはクレイジーなドライバーが多いから安全のために、いつものハイウエイは通らないよ」と少し遠回りしてくれた。サクラメントはカリフォルニアの州都であることは意外に皆知らない。いつものように、バスは9時に出発して一路サクラメントへ。バスの中では後ろの方から何やら元気な歌声が。ソウタロウが志学館中の校歌を歌っている。えらく盛り上がっていた。約2時間かけてサクラメントに到着後、最初に訪れたのは、州議事堂。カリフォルニアの政治が行われる中心地で、お馴染みのアーノルドシュワルツネッガー知事のいた所である。建物に入る所で空港のように、荷物やボディーのセキュリティーチェックが行われた。ベルトがひっかかる生徒が多く、全員が通り終わるまで10分ほどかかった。中に入るとその建物の厳かさに驚く。最初に昔の財務室へ。そこで昔のお金の話や、この建物の設備の説明を受けたあとに、知事の執務室へ。しかし残念なことに中に入ることはできなかった。日によって入れる日とそうでない日があるようだ。仕方がないので、部屋の前で写真をとる。この生徒たちは、映画スターであったシュワルツネッガーをもう知らない世代のようだ。

バスの中で持ってきたサンドウィッチを食べて、次に訪れた所は、オールドサクラメントという場所で、昔のサクラメントの街並を再現して作ったところ。たくさんのお土産屋などが軒を連ねている。そこでお土産などを買いしばし時間を過ごす。その後、最後の目的地であるモールへ。自分や家族、そして友達におみやげを買って帰った。日頃の感謝の気持ちをこめて、ホストファミリーにお土産を買っていたのはハヤト。きっとホストファミリーも喜んでくれるだろう。集合時間に一人いなくて心配したが、トイレに行っていたということで、一人で絶対に行動するなと言われていたことをきちんと守らないと危険な目にあうのだということを伝える。ここは日本ではない、アメリカである。団体行動のため、一人ひとりの自覚が必要だということを今一度生徒に伝える。ロスバノスに着いたのは午後9時少しまわっていた。既にホストファミリーも迎えにきてくれていた。今日もサンフランシスコ同様にみな、疲れたことだろう。いよいよ明日はこちらで過ごす最後の日。そして、サヨナラパーティー。アメリカで過ごした2週間の集大成としてこのパーティーがある。成功させるためには皆の協力が不可欠。お世話になったホストファミリーやTCの先生たちのために立派なパーティーにして成功させたい。生徒たちも同じ気持ちであってほしいと願う。

1月3日(月)
【活動写真】

【動画15】

【動画16】

 

 

January 3rd
【Photos】

【Movie15】

【Movie16】

 

改めまして、新年明けましておめでとうございます。こちらでも全員無事に2011年を迎えることができました。大晦日の夜は、ほとんどの生徒がカウントダウンをして新年を迎えたようです。私もホストファミリーの友人宅のパーティーに行って、たくさんの美味しい料理をご馳走になった。そこで、牛を飼育する人がいたために、神戸牛の話になった。最初、神戸牛のことを、「コォビィーカァーゥー」というのが何のことを言っているのかがわからず、話をしていくと、日本の神戸牛の話だった。こっちでも1パウンドで300ドルする高級牛だということだったが、神戸牛の育て方が話題になっていた。私も知らなかったが、神戸牛は、一匹ずつ囲われた場所で飼育されていて、よりやわらかい肉質にするために、マッサージを施し、牛舎では牛をリラックスさせるために、音楽を流しているとのこと。神戸牛は私も食べてことはないが、そんな育て方をするのだったら、高いはずだと思った。

テレビでは、ニューヨークのタイムズスクエアーでのカウントダウンをライブ中継しており、ものすごい数の人達が大騒ぎしている様子が映っていた。その後、時間差で新年を迎えている世界各国の主要都市の様子が映し出され、その中に東京のカウントダウンも出てきた時には、ちょっとテンションがあがった。(笑)こちらでは、1月1日にロサンゼルスのパサデナという地域で毎年恒例の“Rose Parade”というパレードが行われるそうで、その生中継をテレビでやっており見ていたのだが、日本からは北海道からマーチングバンドがきており、中継をする人が、北海道のことを「ホッキィードー、ジャッパァーン」と言っていたのが笑えた。そして、これもまた恒例の大学間同士のRose Bowlというフットボールを一日テレビで中継していた。アメリカでは、野球よりも、サッカーよりもフットボールの方を好む人達が多いようだ。無事に最後の週末を終え、生徒達もそれぞれのファミリーと楽しい年明けを経験したようだ。但し、日本の賑やかな様子とは異なり、各家庭でゆっくりとビデオ、テレビ、ゲームをして過ごす人が多かったようだ。

午前中はいつものように授業。今日はいつもより30分早く授業が行われた。授業は今日が最後で、ここ、カミール先生のジムでは、今日の午後から通常通りジムに通ってくる生徒達がくるために、生徒全員で片付けをした。午後の活動は、地元の小学校訪問だ。幼稚園から中学2年生までの生徒がいるカトリックの学校で、カミール先生の子供、スンフンのホストシスターも通っている。スンフンのホストファーザーはここの学校の先生だそうだ。日本では3日といえば、まだ正月気分の余韻に浸っている頃だが、ここの学校は今日から授業が再開するそうだ。3つのグループに分かれて、それぞれ30分ずつ2,3のクラスをまわる。まずは、それぞれが自己紹介をして、授業で練習してきた日本語と英語の歌を披露。練習の成果もあり、みんな堂々としていた。その後日本について質問コーナーになったが、アメリカの子どもたちはみな積極的に質問をしてくる。「日本の学校ではどんな勉強をするのか。」「今着ている洋服は日本で買ったもの?それともこっちで買ったもの?」「日本の学校は何時から何時まで?」「日本ではゲームは何がはやっているのか」「日本の学校は勉強は難しいのか」「アメリカの何が一番気に入ったか」などなど。。。先生からは「日本の子どもたちも携帯のメールをするか?」と聞かれたが、ほとんどの生徒が携帯を持っていると説明をすると、「アメリカでは子どもたちが携帯メールばかりやっていて問題なのよ。」と言っていたが、日本でも同じだと説明する。どこでも問題は同じだなと思った。アメリカの子どもたちは次から次へと質問をしてくる。日本人からは質問が少なくて少し残念だった。次にあらかじめ準備してきた新聞紙によるカブトを作ってあげると、アメリカの子どもたちはとても喜んでくれた。その後も持ってきた折り紙を一緒に折りながらしばしの時間を楽しんだ。下級生のクラスの子どもたちはかわいくて、生徒達も思わずカメラを向ける姿があちこちで見られた。アメリカの子どもたちはとても無邪気でかわいい。ただ、どこでもそうだが、高学年になるとクールになってくる印象をうけた。カミール先生は、生徒達がみんなとても良い振る舞いをしてくれたので、良かったとほめてくれた。生徒達も今日の活動をとても楽しんでいたようだ。明日はサクラメント終日研修。明日も長い一日になりそうだ。

12月31日(金)
【活動写真】

【動画11】

【動画12】

【動画13】

【動画14】

 

December 31th
【Photos】

【Movie11】

【Movie12】

【Movie13】

【Movie14】

日本の保護者の皆様、新年明けましておめでとうございます。日本では多くの地域で雪が降っているようで大変そうですね。こちらは17時間遅れで新年が明けますが、やはり年の瀬という感じがしません。クリスマスを盛大に祝うアメリカの人達は、私たちと違い比較的ゆっくりした年の瀬を迎えるようです。但し、新年が明ける瞬間にカウントダウンパーティーをして、アメリカでの忘れられない年明けを経験することでしょう。こちらでは、どこでも人に会うと、みんな口々にHappy New Year!と言い合っています。

今日は午前中だけ授業がありました。ハヤトは、ホストファミリーとフレズノに行くということでお休みです。マナムは、昨日はホストファミリーとモントレーに行きましたが、今日は学校に来ました。ホストファミリーともう一つのバスレイクという所に行く予定でしたが、グループでの活動をしたいということで、ファミリーが来週の月曜まで旅行に行っている間(こちらの時間で1日から4日まで)は、カミール先生のお宅にタカヤと滞在することになりました。火曜日のサクラメント終日研修から帰ってきた晩には、ホストファミリーも旅行から戻ってきているので、元のホストファミリー宅に戻る予定です。

今日の授業では、会話や発音の練習に、劇をしたりしました。そして、それぞれの生徒がホストファミリーの似顔絵を描き、それを先日作ったフレーム入り写真と一緒にサヨナラパーティーで渡す予定です。みんな絵がとてもうまくてびっくりです。きっとホストファミリーは喜んでくれることでしょう。今日で今年の活動は最後ですが、明日からホストファミリーと過ごす最後の週末です。今までお世話になった分、最後までホストファミリーのために何をしてあげられるかを考えながら残りの限られた残りの時間を過ごすことを生徒に伝えました。こちらでの生活が慣れてきた頃にいろいろなことが起こります。気を抜くことがないよう、そして、健康と安全にはくれぐれも気をつけて過ごすことを伝えて、生徒達には「良いお年を!」と、そして、迎えにきてくれたホストファミリーには「Happy New Year!」と言って、今日の活動が終わりました。

ここロスバノスは、牧場経営をしている人達も多く、私の滞在しているホストファミリーもその一人です。今日はファミリーに迎えに来てもらって、お昼をChili'sというレストランで食べた後に、ここあたりで一番稼いでいるという牧場経営者の所有するという土地を見てまわりましたが、アメリカの広さを本当に実感しました。これが、個人の所有している土地なのかと感じたほどです。ここからここまでという土地が、おそらく、日本でいえば一つの町に値するほどで、改めて、日本という狭い国土に住んでいると、アメリカという国の大きさを目の当たりにした感じです。生徒達も日々の生活の中でアメリカという国の大きさ、人々の心の広さ、ボランティア精神の旺盛さ、そして、何よりも彼らのオープンで気取らない人柄にほれ込んでいることと思います。2日間は活動がないため、ホームページは更新いたしませんが、年明けの活動報告をどうぞ楽しみにしていてください。追伸:明日は、ユウセイは、スンフンの家族と一緒にサンタクルーズに行くとのことです。

※次回更新予定は1月4日(日本時間)です。

12月30日(木)
【活動写真】

【動画9】

【動画10】

 

December 30th
【Photos】

【Movie9】

【Movie10】

マナムは今日からホストファミリーとモントレーとバスレイクという所へ旅行に行くということで休みであるとのこと。彼女が次に来るのは来週のサヨナラパーティーの日だ。ホストファミリーとはいつでも連絡が取れるようになっているのでご安心を。今日から来週までグループ活動はできないが、ホストファミリーと忘れられない年末年始を過ごして欲しいと思う。昨日のサンフランシスコ終日研修は楽しかったが、朝9時から夜9時までの活動だったために、今日の朝はカミール先生もエイミー先生も含めて皆、疲れた様子が伺えた。でも授業の合間の休み時間に男子はフットボール(もどき!?)をして遊んでいる。無邪気に遊ぶ彼らはまるで小学生のようだ。スンフンは、少し風邪気味のようで、マスクをしているが休み時間になると元気にしている。日本から持ってきた薬を飲んでいるとのことで、無理をしないように伝える。毎日宿題のチェックをされるが、昨日の長い一日にも関わらず、みんな真面目にやってきているのには感心する。逆にホストファミリーが彼らの真面目ぶりを心配するほどだ。「夕べは疲れて帰ってきたのに、宿題をやっていたわ!」と。エイミー先生が、「彼らは冬休みにも日本の学校から宿題がでるの?」と驚いていた。もちろん、ここアメリカでは、クリスマス休暇には宿題なんか出ない。生徒達にとってはなんともうらやましいことだろう。

今日は、発音の練習、会話の練習、好きな食べ物についてなどを学んだ。カミール先生がドーナッツを生徒達にふるまってくれた。アメリカでの授業では、ご褒美がよく出る。生徒達の学習に少しでも意欲がわくようにとの配慮からだ。積極的に発表したり、しっかりと宿題をやってきたら、ノートにステッカーを貼ってもらったりしている。日記に「小学生の授業みたいだ」と書いている生徒がいたが、中高生でも純粋にこういうご褒美は嬉しいようだ。途中で来週の小学校訪問があるので、その時に歌う歌の練習をした。スタディーセンターであるカミール先生のジムにはパソコンがあるので、生徒達は私たちの活動のホームページを見ることができる。ヒロナが私のレポートを見たいということで、真剣に読んでいた(自分で作成しているレポートなので、なんだか恥ずかしい)。

ランチの後は映画鑑賞。スタディーセンターから2ブロック先に映画館があるので、歩いていった。今日は雲ひとつない天気だったが、外はかなり寒かった。「Gulliver’s Travel」というコメディー映画を見に行った。「ガリバー旅行記現代版コメディー」といったところだろうか。もちろん日本語の字幕なんてないので、細かなところまではわからなかったようだが、コメディーなので見ているだけでおもしろい。ストーリーも大まかは理解していたように思う。こっちの映画代は7ドル。日本の半分以下だ。アメリカでは、映画を見るとき=ポップコーンを食べることが習慣で、家でも映画を見るときには手作りポップコーンを作る。映画館ではポップコーンやジュースを買ってみんなで楽しんだ。映画を見る様子は、日本とはちょっと異なった。笑うところは、周囲を気にすることなく大笑いする。日本ではやたらと周りを気にする。喜怒哀楽を大いに表現するアメリカの人達を見ていると、私たち日本人は本当に真面目だと感じる。でも生徒達も大笑いしていたので、今日の映画を十分に楽しめたと思う。今日からマサシは2つめのホストファミリー宅へ移る。明日からの予定だったが、ホストファミリーに都合により、一日早まった。今日からソウタロウと一緒のファミリー宅に滞在することになる。残りの期間を楽しんでほしい。今晩は2人でカレーライスを作るらしい。ホストファミリーはきっと喜んでくれるだろう。九州では雪が降っていると聞いて、生徒達に伝えるとびっくりしていた。今まで日本の「に」の字も出てこなかった生徒達の口から初めて日本のことに思いをはせる言葉が出てきた。それだけ、生徒達はアメリカでの生活を満喫しているということだ。

日本の保護者の皆さん、こちらの夜が明けたらそちらはもう2011年を迎えている頃ですね。こちらでの生活も残すところあと1週間となりました。明日は今年最後の活動で午前中のみ授業で、ホストファミリーとの最後の週末に入ります。それでは、日本の保護者の皆様、よいお年をお迎えください。

12月29日(水)
【活動写真】

 

 

December 29th
【Photos】

 

今日は楽しみにしていたサンフランシスコ終日研修。ここカリフォルニアは、夏はほとんど雨は降らないが、この時期は雨が多い。日本でもニュースになっているかもしれないが、カリフォルニアの南部では洪水が発生して家を失う人もいるほどだ。私たちのいるロスバノスは、そのような被害はないのでご安心を! ?東部では雪によるフライトキャンセルで、空港に足止めをされているというニュースが流れている。昨日はここ一帯の地域も雨が降っていて、今日の天気予報も生憎の雨ということで、せっかくの終日研修なのに、傘をさして歩かねばならないかと心配していた。しかし、その雨雲も夕べのうちに東の方へ流れたようで、今日はとてもいい天気であった。バスはスタディーセンターを9時に出発。何人かのホストファミリーも一緒に参加してくれた。

サンフランシスコは世界的に有名な観光都市である。畑や牧場が続くハイウエイを2時間ほど走っていくと、段々と景色が変わってくるのがわかる。サンフランシスコに近づくにつれて、車の渋滞、見慣れたサンフランシスコの橋が見えてきた。ベイブリッジを通り、街中をひとしきり走り、最初に到着したのはゴールデンゲートブリッジ。ここでは、写真撮影のみだったが、ものすごく風が強くて、歩くのも大変なほどに強風であった。ここで、ハヤトのホストマザーが、ハヤトはとても素晴らしい子だと誉めていた。「何でもトライをするし、手伝いもよくしてくれる。こんなに素晴らしい子どもに育てられたハヤトの保護者は素晴らしい!」とべた褒めであった。ホストブラザーともとてもよくコミュニケーションをとっているとのことで、溶け込んでいる様子がみてとれる。どのホストファミリーもこのチームロスバノスの生徒達をとてもよく誉めてくれる。何よりもうれしい。I'm proud of them so much!

その後、科学博物館へ。いろいろなことを学ぶことができる体験型博物館である。ここで1時間半ほど時間を過ごし、最後の目的地であるピア39へ。大きなクリスマスツリーの前でグループ写真を撮影し、4時間という自由時間が与えられた。長いなと思っていたが、生徒達は意外にこれらの時間をフルに使ってお土産を買ったり、自分の好きなものを買ったりしていた。ソウタロウは、ホストシスターの誕生日が近いということで、誕生日プレゼントを買っていた。一緒に選んであげたのだが、とてもかわいいキーホルダーを見つけた。きっとソウタロウの思いやりの気持ちが伝わることと思う。パンの中に入ったクラムチャウダースープを食べていたのは、りさ、スンフン、ソウタロウ。これぞサンフランシスコのクラムチャウダー! とても美味しかったようだ。レストランに入ると慣れないチップがあるし、やはりチップ制度のない日本で暮らしていると、ここは9%近い税金を取られるうえに、20%のチップはやはりセーブしたいと思ってしまう。よって、寒い外で震えながら食べた(笑)。
マサシはTシャツ、ユウセイは、ビートルズのサイン入り(コピーだが)のポスター、ジャスティンビーバーの運転免許証(?)を買ったのはエリ、お揃いのサングラスとおもしろ動物帽子を買ったのは、梨瑳、マナム、マイ。そして、私はマイケルジャクソンのカレンダーとジョニーデップのポスターを買ってみな大満足(笑)。長いと思っていた4時間はあっという間に過ぎて、集合時間になった。さすがに疲れたのか、帰りのバスの中はとても静かだった。ロスバノス到着はちょうど9時頃。楽しい時間はあっという間だ。プログラムも後半にさしかかった。ここにいると、もう日本は年の瀬ということをすっかり忘れている。今頃日本ではお正月の準備で忙しいことでしょう。今年も残すところあと2日。今日はゆっくりと休んで、明日の活動に備えて欲しいと思う。

12月28日(火)
【活動写真】

【動画6】

【動画7】

【動画8】

December 28th
【Photos】

【Movie6】

【Movie7】

【Movie8】

本日、ミツキはホストファミリーと親戚宅へ行っているために休みとのこと。今日も9時から2つのグループに分かれて授業が行われた。明日がサンフランシスコの終日研修のため、買い物での会話やお金について学んだ。生徒たちにとっては、まだアメリカのコインの種類がよくわからないようだったが、エイミー先生が実際にコインを使って何度も繰り返しお金の使い方を教えてくれたので、明日はコインを有効に使い買い物をして欲しい。カミール先生の授業は、それぞれ役割を決めて、買い物をする様子や劇を演じながら、ダイアログの練習をした。生徒達の日記を読むと、毎日の家庭での様子がわかっておもしろい。梨磋の日記兼学習ノートは、よくできている。ホストファミリーとのコミュニケーションの道具としてもうまく利用しており、このホームステイが終わるまでには、素晴らしい思い出の一冊ができることだろう。

午前中の授業が終わり、午後はホストファミリーの車でロスバノス消防署へ。当初の予定では、警察署訪問もあったのだが、担当署員の子どもが早産で死亡したということで、警察署ツアーは突然キャンセルとなった。残念だが、事情が事情だけに仕方がない。家族の不幸は何とも悲しいことだ。消防署では、フェルナンドという消防士が案内してくれた。ここでは通常の消防士以外にボランティアの消防士も一緒に働いているようだ。ボランティアで、このような特殊な仕事をしているところがアメリカという国の凄いところである。どこでもそうだが、24時間365日の仕事は大変である。フェルナンドもクリスマスは、仕事のシフトが入っていたそうだ。消防車や、レスキュー車などを見せてもらい、生徒達は消防車に乗せてもらい写真撮影に余念がなかった。華奢な体のタカヤが、酸素ボンベなど全ての装備を合わせると30キロはあるという消防服を着せてもらった。マサシは実際の酸素ボンベをつけさせてもらい、実際にマスクの中に酸素を流してもらった。「まるでスターウォーズのダースベーダーのようだろう?」とフェルナンド。消防車の前でグループ写真を撮った後に、一人ひとり消防車からの放水を体験させてもらう。夏の時期ならば、ここロスバノスは40度ほどにもなる暑さなので、生徒達は喜んで放水を浴びるのだが、今は冬で外は寒い。カミール先生からくれぐれも水を浴びないように気をつけるようにお達しがあった。夏になるとほとんど雨が降らないカリフォルニアでは、水はとても大切な資源となる。それでも毎年のようにこの放水を生徒達に経験させてくれるロスバノス消防署には心から感謝だ。最後にフェルナンドと写真を撮りたいと群がる生徒達に対して、「まるで、トムクルーズになった気分だよ」と言って笑っていた。私が昨年夏に引率でロスバノスに来たときも写真を撮っており、
その時も会社のホームページのことを教えていたのだが、それが見ることができず、今回はどうやれば写真を見れるか聞かれたので、詳細を説明して帰った。フェルナンドも私たちの思い出を大事にしてくれることだろう。彼は、「帰るまでにまたいつでも来ていいよ。いつでもまた案内をするよ。」と言ってくれた。最後に生徒達はフェルナンドに感謝の言葉を述べて消防署をあとにした。

その後、警察署訪問がなかったために、時間があまったので、サヨナラパーティーでホストファミリーに渡すプレゼント用の写真をフレームに入れ、感謝の言葉を書き綴ったものを作成した。その後、サヨナラパーティーの話し合いをした。大まかなプログラムを決めて、ホストファミリーを交えたゲームでは、「はないちもんめ」をやろうということになり、その予行演習をした際に、男子と女子で分けてやったのだが、男子が次々とジャンケンに負けて、最後にスンフンが一人になってしまい、男子のジャンケンの弱さっぷりに、ボス的存在のスンフンが、正座をさせて謝らせる光景には全員大爆笑。本番が実に楽しみである。明日は生徒達が最も楽しみにしているサンフランシスコ終日研修。あいにく雨で寒いという天気予報なので、たくさん着こんでくるよう指示し、今日の一日が終了した。毎日が充実しており、生徒達は全員元気で活動的だ。プログラムも半分が過ぎようとしている。残りを悔いのないように過ごして欲しい。

12月27日(月)
【活動写真】

【動画3】

【動画4】

【動画5】

December 27th
【Photos】

【Movie3】

【Movie4】

【Movie5】

 

アメリカに到着後の3日間は、クリスマス休暇と週末が重なり、生徒達と4日ぶりに会った。この休みの期間に誰一人として私に電話が来なかったので、安心してはいたが、実際に会って彼らと話をするまでは少し不安であった。でも今朝全員が揃って元気だったので良かった。私自身もホストファミリーととても充実した休みを過ごすことができた。24日は家族、親戚、近所の友人たちが集まってきて、もう誰が誰でどういう関係なのか覚えられないほどに次々と紹介され自分の名前を言うのが精一杯だった。日本でこれだけ家族や友人が集まることがどれほどあるだろうか。途中でユウセイがファミリーとやってきた。ユウセイのホストファミリーは、過去にも何度も日本人の生徒をホストしていたが、中には帰国しても手紙がこなくなる生徒もいて残念だという話をしており、なんだかこっちが申し訳ない気分になった。ボランティアでお世話してくださるホストファミリーに対して、そのご恩に対してこのようなことはよくない。私自身、ここロスバノスは3度目だが、他にも何人かのホストファミリーから同じような言葉を聞いた。これは本当に残念なことである。ホストファミリーは、ユウセイとの時間をとても楽しんでいるようだった。24日のパーティーは夜遅くまで行われた。

そして、翌25日は、メインイベントであるプレゼント交換。クリスマスツリーの下にたくさんのプレゼントが置かれていて、いったい何が入っているのだろうと思われるような見たこともない大きな箱や袋で、本当にワクワクする。みんながリビングに集い、最初に小さな子どもたちから開けていくのだが、包み紙を丁寧に開いていく日本人とは異なり、これが恒例であるかのように、思いっきりビリビリと包み紙を破っていく。喜びを素直に表現する彼らの姿を見ていると、こっちまで幸せな気分になる。生徒達は喜びをうまく表現できただろうか。感謝の言葉をきちんと述べることができただろうか。私は、老夫婦の家庭に滞在しているのだが、彼らの子供や孫たちが、総勢20人ほどやってきたので、準備していったクリスマスプレゼントはもちろん足りない。それにもかかわらず、彼らからたくさんのプレゼントをもらい、本当に申し訳ない気持ちになったが、彼らは「そんなことは気にしないで。あなたが楽しんでもらえればそれでいいの」と言ってくれて、心から嬉しかった。朝10時から始まったプレゼント交換の時間は、アメリカの家族にとっては、一つの大イベントであり、全てが終わったのは、お昼の時間はとっくに過ぎていた。私が一番印象に残ったのは、私のホストファザーが、ホストマザーにあげたプレゼントを開けた時だった。大きな箱を開けると中には小さな箱が一つ...。そこには、指輪が入っていた。ホストマザーはとてもびっくりして、嬉しそうに指にはめると、うっすらと涙を浮かべていた。なんとも素敵で粋な計らいに、私も思わず涙がほろり...。生徒達もきっと私と同じようにたくさんのプレゼントをもらい、忘れられない経験をしただろう。ここは素直に感謝の気持ちを持てばいい。そして、今度は彼らのために自分は何ができるかを考えればいい。もちろん、私自身も家族のために何ができるかを考え、マザーの肩こりをマッサージしてあげた。つぼにはまったようで大変喜んでくれた。キッチンを積極的に片付けた。いつも以上にきれいになって喜んでもらえた。昨日の夕方にはカミール先生から電話があり、月曜からの打ち合わせをしたのだが、週末は誰からも電話はなかったし、カミール先生宅に滞在しているタカヤもとても楽しんでいるし、手伝いもよくしてくれるといって大変喜んでいた。生徒がホームステイ先にうまく溶け込んでいることを聞くのが、引率者としては一番嬉しい。

前置きが長くなったが、今日が初めての授業。スタディーセンターは、カミール先生が経営するスポーツジムで行われた。2つのグループに分けて、カミール先生とエイミー先生により授業が行われた。ドレミの歌、野球の歌など英語の歌を練習した。来週月曜日にロスバノス市内の学校訪問があるが、これらの歌を歌う予定だ。発音の練習や簡単なセンテンスを繰り返し発声したり、英語での早口言葉を練習した。2人の先生は、このグループの子どもたちはとてもスマートだと驚くと同時に、彼らは言葉を的確に理解し、反応が早いとお褒めの言葉を頂いた。とても嬉しい限りである。生徒が週末に書いた日記の4日分を一気にチェックしながら、改めてみんなが今回のクリスマスをとても楽しく過ごしていることが伺えた。たくさんのクリスマスプレゼントをもらい、日本とは異なるアメリカのクリスマスをとても満喫していたようだ。授業の合間の休憩では、スタディーセンターがジムのため、トランポリン、鉄棒、跳び箱など、体を動かすことのできるものが、たくさんあり、生徒達にとっては、エクササイズができて、とてもいい環境だ。合間に生徒達と個人面談を始めたが、いまのところ、困ったり、悩んでいるようなことはないようだ。ランチは、サンドウィッチやカップラーメン(!!)、果物、スナック、クッキー、ジェリーなどを持ってきており、みな美味しそうに食べていた。午後からは、何人かのホストファミリーの車にカープール(相乗り)をさせてもらい、Atwaterという街にあるボーリング場へ。私は、スンフンのホストファザーの車に乗せてもらい、ハヤトも一緒に乗っていたのだが、後部座席から聞こえる2人の会話がとても興味深かった。2人とも「大人の会話」をしているのだ。ホームステイをどうすれば楽しむことができるのか、人とどういうつきあいをすればいいか、Positive Thinking(前向きな考え方)をすることで、人生が豊かになれること、そして、人のいい所を探すべき、人の悪い部分を探しても何の意味もないということなど、とてもいい話をしていた。

とても今時の中高生の会話とは思えなかった(笑)。スンフンは、グループの中でもリーダー的存在で、場をなごましてくれるとても素晴らしいキャラクターだと思う。今後もグループをひっぱっていってくれるような存在でいて欲しいと思う。ホストファミリーも一緒に参加してのボーリングは、日頃の緊張を解きほぐしてくれ、とてもいい運動と発散になったと思う。段々、生徒一人ひとりの性格が見えてきたように思うが、みんなとても素直で笑顔があり、いい子どもたちばかりだ。クルミは、よく英語の表現や質問を聞いてくる。英語を学ぶためには、この姿勢が必要だと思う。そして、恥ずかしがらずに何にでもトライすることが何よりも大切。私の今日のトライは、牧場経営をしているホストファミリーの手伝いで、生まれたばかりの牛たちにミルクを飲ませた。初めての体験で、牛の舌に指を入れるのがちょっと怖かったが、牛に対するホストマザーの愛情が並々ならぬものがあり、少しでも手伝いが出来てよかったと心から思った。

12月23日(水)
【活動写真】

【動画1】

【動画2】

 

December 23rd
【Photos】

【Movie1】

【Movie2】

 

 朝から快晴で鹿児島空港を飛び立つ時は、空気こそ冷たかったが、まずまずの出発日和であった。私は鹿児島からの生徒より一足先に羽田へ向かい、各県からそれぞれやってくる生徒達を出迎えた。全員が無事揃い、バスで一路成田空港へ。全員が揃うのは、ここが初めてなので、まだ少し緊張した面持ちであったが、お互いが声をかけあい、すぐに打ち解ける姿が見られた。この調子でアメリカでもホストファミリーの中に自然と溶け込んでいくことを期待したい。成田空港はクリスマス前で混雑していると思ったが、搭乗手続きも出国審査もスムーズに終えることができ、搭乗ゲートに到着したのは2時頃で、出発の5時までは十分な時間があった。搭乗時間には、既に疲れた表情を見せる者もいたが、本当に疲れが蓄積されていくのは今からだ。約8時間のフライトでどれだけ眠れるかが勝負どころである。食事は、ビーフかチキンカレーを選ぶようになっていたが、みんな食べたいものを口にできただろうか。以前ビーフとチキンを選ぶとき、ビーフを希望する人が多く、チキンしかなくなったという時に、日本人は黙ってそれに従っていたが、ある外国人が「うちの子供はビーフしか食べれないんだ!」とキャンビンアテンダントに文句を言い放っていたことを思い出した。食事の後は、さすがに疲れているのか、既に眠っている生徒もいたが、私の隣に座っていたヒロナとトモエはおもむろに日本の宿題をし始めた。せっかくの休みでも宿題をたっぷりと出される日本の生徒は大変だ。映画を見る生徒もいた。アメリカ到着1時間前(日本時間夜中1時前頃)に2回目の食事(朝食)がでてくる。眠たい目をこすりながら、妙な時間帯の食事を終え、約9時間のフライトを終え、無事にサンフランシスコ到着。さすがに疲れきった様子だったが、果たしてどれだけ眠れたことだろうか。

それでもいよいよ憧れのアメリカに着いた興奮から、目を輝かす者も。最初の英語は、入国審査だ。入国審査官によっては、簡単に通る人もいれば、それぞれ聞いてくる内容が微妙に異なる。ある生徒が審査を受けた係官が、とても厳しい人で、引率者は誰だ?と言って、私を呼んでいた。私が行くと、いつも聞かれないことをいろいろと聞かれた。目的は、観光と言っているのに、何の観光か? どこに滞在するのか? ホームステイといっても「ホームステイ?」なんだそれは?と言ってとても不信そうな顔をするので困ってしまった。私も今まで聞かれたことのないような質問(生徒達はいくらお金を持ってきたのか、プログラムの費用はいくらかかって、その費用は何に使われるのか、アメリカでの機関はなんという機関かなど)をされて戸惑ったが、一つずつ誠実に答えていった。他にもあちこちで私は呼ばれて、入国審査のブースを行き来するという今まであまりない経験をした。生徒たちも緊張しながらもなんとか初めての英語を試すことができたようだ。税関申告の場所では、生徒を並ばせて、グループだと言ったにもかかわらず、ある生徒だけが、無作為に選ばれてしまい、スーツケースの中身をチェックされるはめになってしまった。一人だけ、別のブースに行くように言われ本人は不安そうにしていたが、結局、ホストファミリーに作ってあげようと持ってきたインスタントラーメンだけ、没収されたらしい。残念! 税関を出てきたところで、TCのカミール先生が出迎えてくれた。カミール先生はとても元気がよく、明るくて、典型的アメリカ人のテンションを持つ先生で生徒たちともすぐに打ち解けている。カミール先生とは昨年の夏も一緒に仕事をしたことがあり、私の大好きな先生である。そして、出発直前に決まったのだが、もう一人アシスタントとして、エイミー先生(クルミのホストマザー)も一緒に出迎えてくれた。それぞれが自己紹介をしていたが、まだはにかむように挨拶する子もちらほら。ホストファミリーには元気に挨拶をして欲しい。空港でグループ写真を撮影後、バスに乗り込む。夏のサンフランシスコは寒いのだが、冬もそれに輪をかけて寒い。空港を出ると眠気が一気に覚めるかのような冷たい空気に、一瞬身が引き締まる思いがした。そしてバスは、途中でランチをとるために、ギルロイという町のインアンドアウトというハンバーガー店へ立ち寄る。ここで初めてドルを使う。食べ物より眠りたいというのが生徒達の本音であろう。その後時間が充分にあるということで、CasaDeFurutという所へ行き、そこではキャンディーやチョコレート、珍しい野菜や果物などが売られていた。ここでお土産を買ったりして、しばしの時間を過ごした。そして、約30分かけてロスバノスのスタディーセンターへ。ホストファミリーが迎えに来るまでの間時間があったので、まずはホームステイにおける注意事項やホストファミリーとコミュニケーションに役立つ宿題が出された。

6時前になるとそれぞれの家族がやってきた。それぞれのホストファミリーが食べ物を持ち寄るポットラック形式で、ピザ、パスタ、スパゲティー、ライス、サラダなどたくさんの料理をご馳走になった。アメリカ人のこういうボランティア精神には頭が下がる思いだ。食事がひと段落した7時頃、いきなりサンタクロースがやってきた。突然のサプライズに生徒達も大喜びだ。それぞれがサンタクロースからクリスマスプレゼントをもらい、記念撮影をして、パーティーは大盛り上がりで、疲れていた生徒たちも、童心に戻ったような満面の笑顔で、とても楽しい時間を過ごすことができた。途中でカミール先生が、「今ここにいるホストブラザーやホストシスターの子供たちは10代半ばくらいまでサンタは本当にいると信じている子供たちが多いので、サンタは、父や母がかわりをしているんだよというような夢を破るようなことを言わないで欲しいと伝えてと言われた。23日早朝起床、飛行機の中でも熟睡できずに、アメリカで最初の夜を迎える頃にはほぼ30時間以上まともに眠れない状況下にあった私たち。明日からクリスマス休暇で3日間みんなに会えないが、それぞれのホストファミリーと思い出深いクリスマスを過ごして欲しい。そして、3日後にみんなと元気な姿で会えるように。ホストファミリーに感謝の気持ちを忘れず、そして、トライすること、積極的に行動することを期待したい。今は、全員が何事もなく、無事にホストファミリー宅に着いたことをほっとしている。そして、体調不良を訴える生徒もいないことが何よりだ。今日から2週間、この異文化生活体験からたくさんのことを学んで帰ることを期待したいと思う。このクリスマスの忙しい時期に私たちを心よく受け入れて、伝統的なクリスマスを私たちとシェアしてくださったホストファミリーには心から感謝したい。そして、カミール先生のように、いつも明るい笑顔で毎日を楽しめたらいいなと思う。生徒達もそのことをカミール先生から学んだに違いない。常にSMILEでいること。それがここアメリカでは大切なことだ。笑顔は自分のみならず、周囲も幸せな気分にさせる。明日から3日間は活動がないので、レポートは送りませんが、(現地)月曜日からの活動報告を楽しみしていただきたい。

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