ホームステイと留学のMNCC

ウィンターホームステイは、中学生・高校生を対象としたプログラムです。アメリカのクリスマス、年末年始を体験してください。


HOME > ウィンターホームステイ > 2017年オークハーバー活動報告
 
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■ 2017年度 活動報告

ウィンターホームステイ

●2017年チームオークハーバー活動報告

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1月5日(金)・6日(土)

January 5&6

 
 帰りは約12時間のフライトです。オークハーバー出発は夜6時でしたが、飛行機の出発時間は日付がかわり、夜中の0時15分発。飛行機に乗ってからすぐに機内食が出てきたので、それを食べると機内は暗くなり、ほとんどの人が眠りにつきました。ただ、このフライトの間に、感想文を書いてもらいました。台湾到着直前にもう一回の機内食が出されて、時差の関係で台湾到着は朝の5時頃です。台湾で約3時間ほどの時間がありましたが、到着した時にはまだお店は開いておらず、しばらくうろうろしていたら、店が開きだしました。ここでまた最後の買い物をして、福岡行のフライトに搭乗しました。約2時間弱のフライトでも食事が出て、食べ終えた頃にはもう福岡到着間近です。福岡に到着したら、ここで長崎、佐賀組とお別れです。鹿児島・宮崎・兵庫に帰る組と最後にお互いがハグをし合い、博多駅までタクシーで移動しました。博多駅でしばらく時間があったために、ここでも福岡土産?として最後の買い物をする生徒達。一人で神戸まで帰るハナとも、ここでお別れです。
 宮崎組は新八代駅でお別れして、高速バスで一路宮崎へ。新幹線の中でもトランプをしたり、おしゃべりをしたり、疲れて寝入ったりとみんなそれぞれの時間を過ごしているうちに、あっという間に鹿児島に到着しました。日本に帰ってきて、その街の様子などで、やっと年が明けたんだなぁという実感を持った人も多いのではないのでしょうか。帰国後2〜3日は、時差ボケに悩まされることと思いますが、学校も始まりますので、早く日本の時間に自分の体内時計を合わせていってください。そして、お世話になったホストファミリーやタニーシャ先生に、必ずお礼の手紙、メール、そして無事に日本に帰り着いた旨の連絡をしましょう。通常の日常に戻ると、日々の忙しさに忙殺されてしまい、手紙などを書く機会を逸してしまうことになります。そして、時間だけは過ぎてしまい、まだ手紙を出していない...今更出しづらい...となり、結局そこからホストファミリーとの付き合いが途切れてしまった、という話もたくさん聞きます。皆さんは、そのようなことがないようにしてくださいね。そして、帰りの機内で書いてもらった感想文をもとに、異文化体験報告文集を作成して、事前にお申込みいただいた方には現地で撮影した写真を入れたDVDと全体写真を一緒にお送りしますので、楽しみにしていてください。
 日本に帰国した今、皆さんは何を思い、感じていますか?英語にさらに興味がわいてきた、自分の性格を変えたいと思っていた人もいました。自分の人生観が変わった人もいることでしょう、自分に自信がもてた人もいるはずです。いろんな体験を通して、学んだことを今後の人生にどのように活かしていくのか、それは全てあなた次第(It’s all up to you!)です。今後も、皆さん方の成長を見守っていきたいと思っております。私にとっても、皆さんとの出会いは宝物です。たくさんの夢を持っている皆さんですから、きっと今回の体験を自信に変えて、やりとげられると信じています。成長した皆さんと再会できることを楽しみにしております。

1月4日(木)

January 4

【movie1】

【movie2】

【movie3】

 
 今日がアメリカで過ごす最後の日です。いつものように8時になると、生徒達が集まってきました。サヨナラパーティーを成功させることができて、みんな満足していたようで本当によかったです。今日は最後の授業だということで、いつもよりゲームの多いリラックスできる授業でした。タニーシャ先生が、家庭用のポップコーンを作る機械を持ってきてくれて、授業の合間にポンポンとコーンがはじける音がします。アメリカでは、映画を見ながらポップコーンを食べるということが定番なので、映画館はもちろんのこと、家庭でも映画を見るときには、この家庭用ポップコーンの機械があったり、電子レンジで作ったりもします。ポップコーンの味付けもたくさんの種類があり、塩、チーズ、ガーリックなど様々な味が楽しめます。
 今日のゲームは、スカゴリーという単語力やイマジネーション力が試されるもので、私も週末にタニーシャ先生の家でやりましたが、かなり盛り上がりました。12ほどの質問に対して、サイコロに出てきたアルファベットから始まる単語を時間内にどれだけ書けるかというものです。例えば、サイコロの目にEが出たとします。最初の質問は、Eで始まる男子の名前。アメリカ人の名前をどれだけ知っているかは難しいかもしれませんが、Ericなどの名前を出していました。但し、同じ名前を出したらポイントはもらえません。そういった意味では、他の人が出さないような名前を考えるイマジネーション力が試されます。私が家でやった時に、Wで始まるColorという質問があり、通常ならばWhiteと言いたいところですが、それでは他の人も考えそうで、ポイントがもらえません。そこで、タニーシャ先生の旦那さんが出した、Water Melon Color(すいかの色)という答えに大爆笑でした。私も負けじと、Oで始まる黒い物という質問に、Over-roasted beef(焼き過ぎた牛肉)と答えて、これまた大爆笑。アメリカのストリートの名前、というお題もあり、ほとんどの生徒がわからずに黙り込んでいましたが、タニーシャ先生が「見知らぬ土地にはたくさんの色んな名前のストリートがあるから、自分で考えた適当な名前をつけてもいいのよ!正しい答えを求めているのではなく、自分で想像して作ったものでもOK」と言っていましたが、正しい一つだけの答えを導き出すということに慣れてしまっている日本人の生徒には、ちょっと難しいゲームだったようです。アメリカ人はこうやって、想像力やユーモアのセンスを鍛えるのだと思います。私達日本人が彼らに学ぶ所は、こういう部分なのかもしれません。
 また、日本のテレビでも似たようなものがありますが、一つの単語のアルファベットをバラバラにした順番に書いて、(例 Q:iteterlrau=A:literature)その単語は何かという質問では、リョウヘイとコウキが能力を発揮していました。そして、期間中のゲームのポイントをタニーシャ先生がずっと記録していましたが、最終的にリョウヘイ、ケイコ、カナ、レオのグループが一番多くのポイントを稼いだため、タニーシャ先生からご褒美のチョコレートをいただきました。
 タニーシャ先生は、TCの仕事以外にズンバダンスのインストラクターをやっています。私も週末に彼女が教えているクラスにいきましたが、とても楽しいもので、タニーシャ先生の別な顔も見ることができました。とってもかっこよかったので、生徒達にもいつかダンスを教えてくださいとお願いしていたのですが、最後のクラスでタニーシャ先生のズンバダンスレッスンがありました。みんな音楽に合わせて楽しそうに踊っていました。
 午後は、老人ホームに行きました。スタディセンターから近かったため、約10分の距離を歩いて移動しました。アメリカは車社会で、横断歩道のボタンを押しても、とても短い時間で渡り終わらなければ、あっという間に点滅してしまいます。渡り始めたら、すぐに残り時間の秒数が表示されるので、わかりやすくはあります。しかし、アメリカでは人が通りを歩いていることは、ほとんど見かけないため、人が歩いていると、とても目立ちます。なので、信号機のない横断歩道に立っていると、車は必ずといっていいほど止まってくれます。老人ホームに着くと、約10人程の方々が待ってくださっていました。最初にチサのピアノ伴奏で、昨日のサヨナラパーティーで歌った歌を二曲、英語と日本語で披露しました。その後、複数のテーブルに分かれて、折り紙を折ったり、日本からもってきた家族や日本の様子を紹介するアルバム、各県から持参した英文観光パンフレットを用いながら、シニアの方々と交流をしました。ある女性からは、「日本人はとても丁寧な国民で私は日本人が大好き!」と言ってくださいました。「このような機会を与えてくれて、本当にありがとう。ここにいながらにして、異文化の人との交流はとても楽しいことだわ。」等々、大変うれしいお言葉をかけてくださいました。ナナホは、日本のお金とアメリカのドルを出して、対比させながら、このお札はアメリカドルで、〇○ドルです、という説明をしていました。小銭をプレゼントとして渡している生徒もいました。特に、穴の開いた五円玉などは興味深かったようです。シニアの方々からは、私達の英語を熱心に聞いてくださり、また「アメリカでどこに行きましたか?どの位滞在するの?日本のどこから来たの?」等々沢山の質問もしてくれました。まだまだ話がつきないようで、ここでの滞在時間がとても短く感じました。最後の日でだいぶ英語にも慣れてきたのか、どの生徒も英語での説明をすらすらとしていたことに、感心しました。時間が来て、また歩いて帰らないといけなかったため、後ろ髪をひかれる思いではありましたが、生徒達に片づけを促しました。もっと時間があったらよかったのですが。それでも最後にふさわしいプレゼンテーションをできたことに、生徒達の表情も自信に満ち溢れていて、満足していたように思います。10日間、英語だけの生活でだいぶ聞き取りや話すことに慣れてきていたので、その集大成として素晴らしい活動ができたことを、嬉しく思います。
 2時30分にファミリーが迎えに来て、スタディセンターへの再集合は5時30分です。こちらは、5時過ぎるともう真っ暗です。ホストファミリーとの別れの場面では、涙を流しながらファミリーと抱き合う姿があちこちで見られました。バスが出発するまで、ホストファミリーも見送ってくれていました。この10日間で、ホストファミリーとの深い絆を築き上げた証だろうと思います。
 今日のバスは、いつもと違った大型バスでした。途中で、タニーシャ先生の上司であるルシンダ先生にも会い、生徒達に声かけをしてくださいました。それから約2時間半かけてシアトル国際空港に到着しました。タニーシャ先生との最後の全体写真撮影を終え、その後搭乗手続きをしました。セキュリティーを通る前で、タニーシャ先生と最後のお別れです。一人ずつ、先生とハグをして別れました。タニーシャ先生は、私達が見えなくなるまで見送ってくださいました。ここでは、ポートオーチャードグループとも合流しました。搭乗時間まで最後の買い物をしましたが、やはり空港では同じものでも金額が高めに設定されており、生徒達の財布の紐は堅いように思いましたが、まだ100ドル近く余っているという生徒も多く、最後の買い物を楽しんでいたようです。

1月3日(水)

January 3

【movie1】

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【movie7】

 
今日は、いよいよサヨナラパーティーの日です。午前中は、いつものように授業がありました。ジャーナルでは、今日のお題として、昨日のシアトルで楽しかった事と、楽しくなかった事を書きました。そして、昨日のシアトルの終日研修で生徒達がコインの使い方を、まだよく分かっていないということで、授業の中で実際のセントコインを使って学習がありました。その後は、小さな紙に書かれた単語をジェスチャーで表現して何かを当てるゲームです。生徒達はやはり机上の学習よりも、体を使って学ぶ方が楽しいようです。ランチの後は、サヨナラパーティーの最終打ち合わせ、個人の練習、そして会場の飾りつけなど、目の回る忙しさです。ただ午前中、私の具合が悪かったため、生徒達はよく協力して、準備や練習をそれぞれ行っていました。
午後に会場の飾りつけをして、さよならパーティーの料理を作るために、4つのグループに分かれて、ホストファミリーの家で料理をさせてもらいました。カレーライス、卵焼きを作りました。生徒達はとっても上手に、料理を作ってくれたので、本当に助かりました。
You did a great job!!
サヨナラパーティーは、午後6時からです。タニーシャ先生が食事の前のお祈りをして、それぞれが食べ物の列に並びます。私達が作った料理と持ってきたお菓子、それに加えて何人かのホストファミリーが料理をポットラックでもってきてくれました。
一時間ほどして、カエデの司会でパーティーが始まりました。最初に、チサの伴奏で「ドレミの歌」と「幸せなら手をたたこう」を英語と日本語で歌いました。今日初めて全員で歌を合わせましたが、最初は声も小さくて大丈夫かなと心配でした。しかし、練習を繰り返すうちに、段々さまになり、本番もうまくいきました。2番目がチサの空手。やはり日本の武道はいいですね。とても気持ちがひきしまる思いです。しんと静まり返った会場で、チサのキレの良い声で、素晴らしい空手が披露されました。いつもニコニコしているチサの表情が一変し、ひきしまっていて、とてもかっこよかったです。3番目はイブキのけん玉です。練習の時に、最後の決めができなかったら、3分くらいかかるかも、と心配していましたが、見事短時間で決めてくれ、拍手喝さいでした。4番目はリコによる習字です。ホストファミリーに漢字で名前を書いて欲しい人を募ると、たくさんの子供達が手をあげます。こういう積極性と好奇心旺盛な所は、日本人はもっと見習うべきところかもしれません。時間の関係で3名の子供達の名前しか書いてあげられませんでしたが、リコの上手な習字をみんな喜んでいました。5番目はレオがスペースニードルの絵を書きました。昨日行ったばかりで、スペースニードルは、下からしか見ることができませんでしたが、とても素晴らしく描き上げてくれました。この絵は、ホストファミリーにプレゼントして大変喜んでもらえました。6番目はコハルによるピアノ演奏。「さくらさくら」を弾いてくれましたが、この曲を聞いたら、なんとなく日本が恋しくなりました。ジュリアンが、心に響く曲だと言ってくれたのがわかります。音楽は世界共通言語です。7番目は、カエでの歌です。これもまた心に響きわたるすみきった声で、素晴らしかったです。8番目はマオのバレエです。バレエを小学校一年から習っているということでしたが、素晴らしい踊りでみんなマオの踊りに魅了されていました。9番目な、ハナによる能楽。私も今まで何度もさよならパーティーに出ましたが、ここまで本格的な日本の伝統芸能をやった生徒は初めてです。日本の伝統芸能を守っていくのは、こういう子供達にかかっているのだな、と思うところでした。10番目はリョウヘイ、コウキ、ミキ、ケイコによる二人羽織です。ミキとケイコはカップヌードルで、リョウヘイ、コウキは、ケーキでやりましたが、どちらもお約束で、4人ともぴったりとイキのあった?パフォーマンスで会場のホストファミリーを笑いの渦に巻き込んでくれました。
11番目はカナとナナホによるクイズです。日本の事をどれだけ知っていますか?というものです。景品がもらえるということで、アメリカの子供たちは、身を乗り出して答えようとします。日本の首都はどこですか?日本の硬貨で、2種類の穴のついたお金はいくらですか?日本で一番高い山は?Thank youを日本語で何と言いますか?12番目はリョウヘイによる生徒代表のサンキュースピーチ。このチームオークハーバーには、なんと中学生でもう英検2級を持つ生徒が数人おりますが、そのうちの一人であるリョウヘイに今回はお願いしました。立派にスピーチしてくれました。そして、私のお礼の言葉です。TCのタニーシャ先生は私のホストファミリーでもあり、ここで生徒からもってきてもらったギフトを袋に入れてプレゼントしました。そして、最後にタニーシャ先生から生徒への修了証書授与とホストファミリーへ書いた感謝状と写真立てがプレゼントされました。最後に家族との写真をとり、閉会となりました。
生徒達もほぼぶっつけ本番といってもいいくらいでしたが、素晴らしいパーティーでした。プログラムを始める前に、気合を入れるために、みんなでスクラムを組み、ミキの音頭で「チームオークハーバー!がんばるぞー!おー!!」とやったのが良かったのか(?)パーティーは成功裏に終りました。何かを始める前に、この体育会系の気合は大切ですね!!ファミリーも大変喜んでくれていたので本当によかったです。最後の片づけもたくさんのホストファミリー、そして生徒達が機敏に動いてくれ、あっという間に終わりました。本当に今日は長い一日でしたが、みんなよく頑張ってくれました。私も今日の日を無事に終えることができたことに心より安堵しております。アメリカでの生活は残り一日です。最後のアメリカを思いっきり楽しんで、そして、日本でたくさんのお土産話を楽しみに待つ家族の元へ帰りましょう。チームオークハーバー、本当にお疲れ様でした。そして、今日は体調優れず、みんなに心配をかけてごめんなさいね。もう元気になりましたので、大丈夫です。心配してくれてありがとう。ではまた明日!

1月2日(火)

January 2

【movie1】

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新年明けましておめでとうございます。私達も日本より十数時間遅れて、2018年を無事に迎えることができました。日本でもニュースになっているかと思いますが、ここアメリカでも昨夜、スーパームーンが夜空に美しく輝いていました。私達も同じ月をここアメリカで見ています。この3日間の週末の間に、ホストファミリーから生徒達の写真がタニーシャ先生に送られてきたので、楽しく過ごしている様子が見てとれて、大変安心しました。ホストファミリーと山へスノーボードに連れていってもらった、ニューイヤーズイブ(大晦日)パーティーに行った、ボーリングに行った、日本料理を作った、映画を見た、ワシントン州内をドライブして色々な所に連れて行ってもらった等々、日記にもたくさんのホストファミリーとの思い出話が書いてありました。その中でもびっくりしたのが、コウキが合気道で新年早々海で初泳ぎ(水浸かり?)をしたというもの。人生の中でも本当に忘れられない経験をしましたね。それにしても、アメリカでは、年を越した気がしないのは、ここアメリカの新年の様子が日本とは異なるからでしょうか。アメリカでは学校が始まるのは、2日か3日からだそうで、いつもアシスタントとして来てくれていたタニーシャ先生の次男であるジュリアン、リコとコハルのホストシスターのエイアナは、今日から学校のためおりません。今日から普通に仕事も始まります。朝8時になると、ハッピーニューイヤーと言いながら、3日ぶりに生徒達と再会しました。3日間会わなかったのですが、みんな元気で、ちょうど慣れて来た頃ということもあり、表情や言葉にも余裕が感じられました。
今日は待ちに待ったシアトルへの終日研修です。全員が集合後、バスに乗っていざ出発です。引率者にとっては、一番緊張する日です。シアトルはワシントン州での一番の大都市ですし、まだ人も大勢いるだろうと思ったので、危機管理の注意などをしました。最初はワシントン大学(University of Washington)へ行きました。ワシントン大学は、世界大学ランキング10位内に入るほどの歴史ある名門大学です。ちなみに、世界大学ランキングで言えば、東京大学が日本の大学では一番上位で50位台のようです。それ聞くだけでもいかにレベルが高いかを思い知らされます。ちなみに、トップ10位に入っているのは、ほとんどがアメリカの大学です。広いキャンパスに圧倒されます。大学は始まっているのかいないのかはわかりませんでしたが、時々すれ違う学生らしき人達を見ると、この人達が世界のトップレベルの学生か、やはり賢そうに見えるねぇ、とみんな同じ思いを抱いていたようです。最初に図書館に入りましたが、蔵書の多さにびっくりです。歴史ある建物で、これだけ本があるのだから、日本語の本もあるかもよ?と言っていたら、本当に生徒が探していました。沖縄のことが書いてある本でした。
続いて、シアトル観光の一番の目玉であるスペースニードルへ。今回はタワーには登りませんでしたが、ここでランチをしました。世界的な観光地だし、まだ2日だから観光客は多いはず!と注意していたのですが、人がとても少なく...。まぁ、人が少ないのは生徒を掌握しやすいですし、動きやすいので結果よかったわけですが。またバスで移動します。ここも中国人の観光客が多いです!次に街のど真ん中にあるモールのクリスマスツリーを見て、パイクプレイスマーケットまで歩いて行きました。ここは、アメリカでも最も古いとされる市場の一つで、新鮮な野菜、果物、海鮮物などの生鮮食品やお土産などが売っていたり、飲食店がある所です。スペースニードルと共に、観光名所ともなっていて、ここはさすがにたくさんの人があふれていました。スターバックス一号店もこの近くにあるということでしたが、いつもそこに人がたくさん並んでいて、店に並ぶのが不思議な様子のタニーシャ先生。並んででも何かを買いたい、食べたいと思う心理は、アメリカ人には理解不能のようです。でもここには、ここにしかないスターバックスの商品があるようで、それを買い求める人が多いのでしょう。みんなスタバの前の写真を撮っていました。日本人は「行列ができる店」には目がないですからね。もちろん私達は時間がもったいないので並びませんでしたが...。ここでは、約2時間の時間が与えられ、家族や友達などに思い思いのお土産を買っていたようです。魚売り場では、フィッシャーマンが大きな声を張り上げながら、大きな魚を投げてキャッチするという人を呼び込むためのパフォーマンスなどもやっていて、とても活気のある市場でした。そして、ここで有名なのが、ガムウォールといって、嚙み終えたガムを壁にべったりと張り付けてよい場所があり、ここも観光名所の一つのようです。嫌われるガムのポイ捨ても、ここまできたら、立派なアートです。さすがアメリカです!ガムを噛む文化のアメリカならではですね。生徒達はカメラ撮影に余念がなかったようです。
あっという間に時間が過ぎて、バスで一路オークハーバーへ。ワシントン州で有名なのは、マイクロソフト、世界の長者番付の常にトップのビルゲイツ、彼が住んでいるのは、ワシントン湖のほとりの豪邸が立ち並ぶ所にあり、スタバのCEOなど、富豪たちの豪邸群を見る船のツアーがあるらしいです。それにしても、都会に行くと、日本でもそうですが、ホームレスらしき人達をたくさん見ました。豊かな国であるように見えますが、別な一面もあるということを、特にこのような大都市では垣間見ることができます。どの国も同じですね。あっという間に時間は過ぎて、3時前にシアトルを出発しました。途中で大渋滞にあうこともなく、時間通りにスタディーセンターに到着しました。さすがに今日は疲れたようで、帰りのバスの中は静かでみんな寝入っていました。そのせいか、バスが着くのも早く感じました。今日の終日研修を無事に終えることができてほっと一安心です。明日は、いよいよサヨナラパーティーです。ここまでが本当にあっという間でした。プログラムの集大成であるパーティーを成功させたいと思います。明日も長い一日になりそうです。残り2日間を悔いのないように過ごしてほしいです。

12月29日(金)

December 29

【movie1】

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 朝から完全なる雨模様。今日が今週最後、そして今年最後の活動です。いつものように、作文から始まります。本日のお題は、「ホストファミリーについて」(ホストファミリーの家族構成、ファミリーの好きな所と嫌いな所)を書くものでしたが、ホストファミリーの嫌いな所を書いている人は誰もいなかったようです。もちろんこの部分をホストファミリーに見せることはしませんが、タニーシャ先生が生徒のことをよりよく知るための作文だそうです。ここに来て4日目ですが、日記を見ていてもファミリーとゲームをした、カラオケをした、ショッピングに行った、バスケットボールの試合に行った、折り紙を折ってあげた、名前を日本語で書いてあげた等々、ホストファミリーとの時間を楽しんでいたようでした。
チサの日記に、時間に起きたら、家族は寝静まっていて、起こさなくてもいいのかな?と心配しつつ、自分の着替えと朝食を済ませ、ランチも作ったところで、それでも起きてこないということで、いよいよ部屋をノックして起こしたらしいです。自分のこともすませながら、
家族のことも気遣うことができたチサは偉いと思います。チサは苦笑いしていましたが、私は彼女には生きる力が備わっているなと感じました。クリスマスも終わり、ホストファミリーも疲れているのだろうと思います。アメリカ人にとってとても大切で楽しみなクリスマスを終えた直後に、私達がやってきたわけですから、更に疲れるのは無理もないと思います。
机に座っての授業を受ける時には静まり返っていますが、一旦ゲームになると、みんな活き活きとしています。今日ゲームは「I love you, if you love me, please give me your smile」と言いますが、そこで笑ったら負けで、無表情のポーカーフェイスでいることができたら、勝ちとなり、席に座れるというもの。簡単に笑ってしまうコウキは、タニーシャから
“Easy Target”と名指しされたせいか、簡単に落とせそうなコウキにみんな行くようになってしまいました。いつものようにフルーツバスケットで盛り上がりました。最後の時間には、サヨナラパーティーファミリーへのThank you card作りです。タニーシャ先生が用意してくれた様々な色のカードにそれぞれが折り紙を貼ったりしてオリジナリティーあふれるカードにThank you messageを作成し、ほとんどの生徒が辞書で調べながらファミリーへ感謝の言葉等を書いていました。きっとパーティーで喜んでくれることでしょう。
午後は、近くのBoys & Girls Clubに行きました。最初は歩いて行く予定でしたが、今日は一日雨だったため、何人かのホストファミリーが車で来てくださり、私達を送ってくれたので、助かりました。このように、毎日ここのホストファミリーがいてくれるお陰で、私達は
本当にお世話になっています。このことを当たり前のように思ってほしくないので、常に感謝の言葉をかけるように伝えています。ここは、日本でいう学童保育のようなもので、両親が共働きなどで家にいない場合に、子供達が時間を過ごすところです。日本では宿題や勉強をするところというイメージがありますが、ここには、ローラースケート場、ビリヤード、チェス、ビデオを見ながらのダンスゲームなど、全て遊びの施設です。それでも子供達の福祉と安全が考慮されたものであることはわかりました。生徒達は一人ひとり自己紹介をして、その後ローラースケートを楽しみました。最初は恐る恐る滑っていましたが、
アメリカの子供達に教えてもらったり、手をひっぱってもらったりして、あっという間に上手になっていました。最初はみんな派手に転んでいましたが、私はどうかケガだけはしないように、とただただ心配でした。しかし、杖を持って歩いていた女の子に男性スタッフが補助をしながら、彼女にローラースケートをさせている姿をみて、感銘を受けました。日本では、おそらくこのような子がいた場合は、最初からできない、心配だからさせない、という
判断をしがちですが、アメリカでは、どのような状況でも、あきらめるのではなく、他の子供達と同じように経験をさせているのです。私が最初に「ケガをしないように!!」と生徒に言っていたのが、なんとなく、過保護すぎるのかな?と何とも言えない気持ちになりました。数年前にも私が子供達に何かの遊びをする時に、「怪我をしないようにね!!」と言っていた時に現地のスタッフが「子供達は、命に係わるようなケガさえしなければ、多少のケガをするくらいがたくましく育つのよ。」と言っていた言葉を思い出しました。ここのBoys & Girls Clubの子供達も、ほとんど小学生だったが、とてもたくましく育っているように思えました。楽しい時間はあっという間に終り、最後にアメリカの甘いクッキーと牛乳をいただき、またホストファミリーの車に乗ってスタデイーセンターに戻りました。時間があったら、タニーシャ先生のズンバダンス教室をするつもりでしたが、時間がなかったので、次の機会にとします。私は、昨日学校が終わってからタニーシャ先生のズンバのクラスにに行ったのですが、タニーシャ先生のダンスインストラクターとしての別の顔を垣間見ることができました。とてもかっこよくてびっくりです!みんなにも見せたかったです。私も鈍った体を動かして、いい汗かきました。そういえば、今日のローラースケートも、年甲斐もなく、滑ってみました。実は若かりし頃は、マイローラースケートとスケートボードも持っており、結構滑れたと自負していたのですが、何十年ぶりに滑って、我ながらのへっぴり腰ぶりであったうえに、激しく転び、お尻と手を強打してしばらく動けませんでした。(笑)
明日から3日間の休みに入ります。山に雪遊びをしに行く人や大晦日の花火を見に行く人などファミリーと色々な計画があることでしょう。最初で最後のホストファミリーとの時間なので、有意義に過ごしてほしいと思います。別れる時は、お互い「Happy New Year!」と言い合って別れました。今日は、レオが体調不良で休んでいました。夕方にホストファミリーの家まで会いにいきましたが、ゆっくりと休んでいたようで、元気をとりもどしていたようです。ホストマザーが日本人の方で、おかゆやスープなど日本の味を堪能させてもらっていました。次の活動は2日のシアトル終日研修ですが、その翌日はもうサヨナラパーティーです。今日はパーティーの打ち合わせや持ってくるものなどの話して、この休みの間にしっかりと準備してほしいと思います。そして、この休みでホストファミリーのために、自分に何ができるかを考えながら時間を過ごすようにと話をしました。日本はもうすぐ新年を迎えようとしていますね。今年はお子さんのいないお正月で、寂しいことでしょうが、生徒達はこちらで毎日たくさんの生の英語に触れ、そして、様々な貴重な体験をさせてもらっています。ホストファミリーの方々も愛情深くお世話してくださっておりますので、どうぞご心配をなされませんように。保護者の皆様もどうぞ良いお年をお迎えください。2018年が素晴らしい幕開けとなりますように!

12月28日(木)

December 28

【movie1】

【movie2】

 朝から若干雨模様。3日目を迎え生徒達の表情も少しずつ緊張がほぐれてきたように思います。昨日は到着翌日で、日記の提出は免除しましたが、今日は全員日記を提出してもらいました。
 新しい環境に戸惑いながらも、努力しようという前向きな姿勢がみんなに見られ、読んでいてこちらも嬉しくなりました。今日の授業では、将来どのような職業につきたいと思っていて、なぜそう思うのか?という作文を書いて、それぞれ発表しました。医師(小児科医、産婦人科医、精神科医)、薬剤師、保育士、看護師、英語・数学の先生、スノーボーダーのインストラクター、シェフ、キャビンアテンダント等、それぞれがいろんな想いで、将来の夢を語っていました。頼もしい限りです。今日は、これらの英語も、自分で辞書をひきながら頑張って英作文を作っていたので、感心しました。是非これらの夢を叶えてほしいと思います。その後、昨日の宿題のチェックや、お互いの名前を覚えるゲームや、椅子取り合戦など、体を動かし、楽しみながらの授業が続きます。生徒達は、こういう授業が一番リラックスしているのが、手に取るようにわかります。
 午後は、オークハーバー消防署へ、スタディーセンターから歩いていきました。天気が心配されましたが、帰るまでなんとかもってくれたので、よかったです。青になっても、「早く渡れ」と言わんばかりに、すぐに色が変わる横断歩道も、車社会ならではの光景でしょう。確かに、道を人が歩いている所はほとんど見ません。しかし、みんな体を動かすこともあまりないようですから、ちょうど良いエクササイズです。15分位の距離を歩いて消防署へ到着しました。身長が2mはあろうかという男性消防士の方と、女性消防士の2名で、案内をしてくれました。署内の施設を一通り案内してくれました。ここでは、女性2名を含む40名のファイヤーファイターが、日夜勤務に励んでいるようです。体を鍛えるトレーニングジムから、キッチンやリビングルーム、個室の寝室、そして、消防士訓練施設は、色んな現場や火事の状況を想定した作りになっており、中にはダミーの被害者人形が倒れていて、最初見た時にはびっくりしてしまいました。火事現場から被害者を助ける訓練のために、重さは実際の人の重さに設定されていました。消防服を着た勇気のある生徒は、リョウヘイ、イブキ、ハナ、そして、リコとコハルのホストシスターで、いつもアシスタントとして色々とグループの授業の手助けをしてくれるアヤナの4人です。酸素ボンベまで背負うと大体23kgはあるそうです。煙の中に飛び込んでいくという想定で、自分の体重に23kgを加算した重さのままで地をはいながら、それなりの重さであるダミーの被害者人形を、引きずりながら助けるというデモストレーションを、リョウヘイとアヤナが体験しました。この重さで自分が歩くのも大変なのに、消防士の方々はその過酷な状況の中で、人の命を助けているのだということを、二人は身をもって体験し、消防士の仕事の大変さ、そしてその尊さを実感できたことでしょう。
 最後に、全体でグループ写真を撮影して、消防署をあとにしました。アメリカではヒーローとして取り扱われることの多い消防士の方々、尊敬します。帰りも歩いてスタディーセンターまで戻り、今日も一日無事に終えることができました。

12月27日(水)

December 27

 昨夜遅くにオークハーバーに到着して、気温も体感温度としては2〜3度位だったので、生徒たちの体調管理が心配でしたが、全員元気に登校してきました。夜眠れなかったという生徒はいなかったようですが、やはり、まだ着いたばかりであるという緊張感と時差ボケで、午前中は皆テンションが低いように思えました。
 今日の午前中は、オリエンテーションで、タニーシャ先生からホームステイをする上での注意事項などが話されました。ホストファミリーはボランティアでお世話をしてくれているということ、常に感謝、尊敬の気持ちを持ち、そして短い滞在なので、できるだけホストファミリーとコミュニケーションをとるようにと話してくださいました。休み時間には日本語をしゃべっても構わないが、「授業中はNo Japaneseで、少しでも日本語が聞こえてきたら、それぞれの机上においてある瓶の中のキャンディーが少しずつ減っていくからねぇ」、とその言葉の通り、タニーシャ先生の飴とムチが与えられました。「家庭内での食べ物に関しても好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとはっきりと言ってもらって構わない、何も言わずに我慢して、作ってもらったサンドウィッチ等の食べ物を無駄にするようなことがないように」とも言われました。10年ほどこの仕事をしているタニーシャ先生、日本人の生徒の傾向をよくご存知のようです。期間中に使う英語の教科書とホストファミリーやTCの先生の連絡先の書かれたIDカード等が渡されました。そして今日は、ホストファミリーとのコミュニケーションをするきっかけとなる宿題を渡されました。内容は、朝何時に起きますか?朝食やランチは自分で作りますか?夕食の時間は何時ですか?シャワーはいつ浴びればよいですか?洗濯は自分でしますか?電話やコンピューター利用の規則について等々。ホストファミリーと少しでも話をするきっかけを作って欲しいと思います。オリエテーションの後にゲームをしましたが、それぞれのグループに与えられた単語の頭文字から始まる単語をできるだけたくさん書くというものです。英語の語彙力が求められるものですが、グループ内でHelpを乞うことがきるため、チーム力も求められます。一番多く単語数を書き上げたのは49個で、コウキ、リコ、ミキ、マオのチームでした。Good Job! タニーシャ先生からお菓子をもらいました。
 昨日は到着が遅かったので、ウエルカムパーティーは今日のランチの時間に行われました。ファミリーが手料理を作ってきて下さり、みんなでとても美味しく頂きました。そして、今日はコウキの15歳の誕生日です。アメリカにいる間に誕生日を迎える生徒は本当にラッキーです。ホストファミリー手作りのケーキと、プレゼント、そして全員でハッピバースデーソングを歌いました。この15歳の誕生日はきっと忘れられない誕生日となることでしょう。
 そして今日はサンタクロースがやってきました。後でわかったのですが、サンタを演じていたのは、カエデのホストファザーのスコットさん。最初見た時から、白髪と白いヒゲがかっこよくて、ライオン(?)みたいなホストファーザーだねぇと言っていたのですが、今日のスッコットさんは、まさしくサンタクロースそのものです。生徒達は一人ずつサンタさんの横に座り、プレゼントを頂き、写真撮影をしていただきました。クリスマスは過ぎていましたが、思わぬサプライズにみんな大喜びでした。男子はTシャツやゲームなどをもらっていましたが、女子は、本物の真珠が入った貝殻をもらい、それを開けて、中の真珠をネックレスにしてもらいました。私もこの年で生徒と一緒にサンタさんからプレゼントをもらうなんて、思ってもみませんでしたので、特別枠としてサンタの横に座った時には、テンション上がりっぱなしでした。真珠の入った貝殻をこじあけて生の真珠を取り出すのを、私も生徒達も見たのが初めてでしたので、ちょっと匂いが臭かったけれど、いい体験をさせてもらいました。
 午後からはオークハーバーのダウンタウンと言っても本当に小さな商店街までファミリーの車にカープール(分乗)していきました。小一時間弱くらいの時間が与えられましたが、キャンディーを買ったくらいで、あまりたくさんの買い物はしていないようでした。シアトルの終日研修での買い物を楽しみにしているようです。それにしても街に人がいなくて、お店も日本とは異なり、だいぶ閑散としていました。日本だとお正月の準備などで店などは人があふれんばかりなので、お店事情は日本のそれとはだいぶ違うと感じました。
 今日は曇り空でしたが、残りの日々は少しでも暖かくなってほしいです。街並みはまだ雪が残っていますので、温度的にはまだ低い方だと思います。明日は授業でももっと積極的で活力にあふれる姿を見られることを望んでいます。今日もたくさんの人達のボランティア精神に支えられ、無事に一日を終えることができたことを感謝したいと思います。明日も素敵な一日が過ごせますように!!

12月26日(火)

December 26

 出発の朝、天気にも恵まれ、各県から早朝にも関わらず、全員元気な姿で福岡空港に合流することができました。各県の混合グループで、オリエンテーションで会っている人達はいるものの、お互いが打ち解けるまでには至っておらず、最初はまだどこかぎこちない感じでした。しかし、徐々に打ち解けてお互い声かけをする様子も見られました。国際線の飛行機は、エバー航空ですが、搭乗券にはハローキティーやサンリオのキャラクターが載っていて、女子にはかわいいと好評でした。福岡空港からのエバー航空の出発は12時15分でしたが、私達の搭乗予定の飛行機が到着したのが12時少し前でだいぶ遅れるのではと心配しましたが、国内線並みにあっという間に準備が整い、12時15分頃から搭乗が開始されたのには驚きでした。機内の中はサンリオキャラクターだらけで、子供や女子はかなりテンションがあがります。男子や男子にはちょっと恥ずかしい感じすらあるようです。機内食にもいたる所にキャラクターの絵が施されており、いわゆるインスタ映え写真(?)を撮る人がたくさんいました。約2時間の飛行を終え、乗り継ぎである台北の空港へ到着しました。ここでの乗り継ぎ時間が約10時間でたっぷりとあるため、この時間を有効に使おうと、まずは、ホームステイでの注意事項を話し、その後は自己紹介をしました。アメリカで目標や自分の事をひとしきり話した後に、それだけでは面白くないので、「実は私。。。○○なんです。」というみんなの意外性のある部分(?)の紹介をしあいました。そうすると、出てくる出てくる生徒それぞれの違った側面が...。「英検2級もってます」、「生徒会長に立候補して落ちました」、「学校の文化祭の劇で主役を演じた」「お母さんがミス鹿児島だった」等々。楽しく聞かせていただきました。その後は、サヨナラパーティーの話し合いで、プログラムを決めて、それぞれの役割分担を話し合いました。その後は、ケーススタディーで、ホームステイ先でのトラブル回避のための様々な方法論を各班の班長を中心に意見を出し合い、この時間はお互いの距離を更に深めるための時間となったように感じます。これらの研修が終わるころにはまたお腹もすく時間帯だったので、台湾料理を楽しんでいたようですが、台湾ドルが一ドル約4円ということで、それぞれ計算しながら、小籠包等の台湾料理を楽しんでいたようです。お腹のすいていない生徒もいたので、一人ひとりの面談をして、私はここまでのレポートを書いたりと、最初長いと思っていた10時間でしたが、時間に追われてバタバタする乗り継ぎに比べたら、余裕があるので、時間を有効に使えたのではないかと思います。そして予定時間にシアトル便に搭乗しました。ここから更に飛行時間は約11時間です。ちょうど夜中0時前出発の夜行便なので、最初に出る機内食は、さながら夜食(?)を食べた後は、機内の照明が落とされ、皆深い眠りへと入っていったことと思います。今日は出発も早かったため、生徒たちは相当疲れていたようですぐに眠れたようです。
 アメリカに到着したら、今度は夕方なので、機内であまり睡眠がとれなかった場合でもその睡眠負債(?)は、ここで挽回できたらいいのですが。。。シアトル空港に到着したら、入国審査、税関審査を経て出てきた所でTCであるタニーシャ先生が出迎えてくださいました。それぞれが英語で挨拶をしましたが、みんな緊張した様子もなく、元気に英語で挨拶をしていました。高校生、大学生グループとは、シアトル空港でお別れです。外に出ると雪が少し積もっていました。ちょうど日本を発つ前々日のクリスマスイブの日に、タニーシャ先生から、「雪が降ってホワイトクリスマスだわ!」とメールが来ていました。私達チームオークハーバーは、シアトルからバスで約2時間半の道のりをひたすらバスで走ります。もう夜なので外は暗かったですが、まだクリスマスの雰囲気が残っており、街並みはあちらこちらにイルミネーションが光り輝いていました。シアトルの綺麗な街並みも夜のため、暗くてあまりみることができず残念でしたが、車の中でも、生徒たちは旅の疲れで寝入っている子が多かったようです。でもここに至るまで、具合の悪くなる子がいなかったことが本当に何よりです。私達が滞在するオークハーバーは、ワシントン州で一番長い島なのだそうです。途中で橋を渡り、オークハーバーの街へ。スタディーセンターの駐車場に到着したら、遅い時間にも関わらず、ホストファミリーが私達を温かく出迎えてくださいました。ウエルカムサインを用意してくれたファミリーもいて、生徒たちもその優しさに旅の疲れや寒さも吹っ飛んだのではないでしょうか。夜の10時30分くらいだったのと、外気温が2,3度くらいだったため、ホストファミリーも足早に生徒を車に乗せて帰っていきました。そのため、全員の生徒とホストファミリーの家族写真が撮れませんでしたが、明日はウエルカムパーティーのため、またファミリーとも会いますので、その際に家族との写真を撮ります。それぞれの家族に迎えられ、明日から始まるウインターホームステイで、どんな出会いや経験が待ち構えているのかが本当に楽しみです。ここに至るまでの長い時間で、みんな疲れが溜まってはいるでしょうが、元気で前向きに明るく振る舞っているので、どうぞご安心ください。今日はゆっくりと眠れることでしょう。引率者としては、無事に生徒たちをご家族からお預かりし、そしてここアメリカの地で素晴らしいホストファミリーに引き渡すことができたことが、最初の安堵の瞬間です。明日からのレポートと写真をまた楽しみにお待ちください。
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