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帰国日

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オレゴン レポート 帰国日

最後の週末をそれぞれのホストファミリーと終えて、今日日本に帰ります。早朝7時前には学校に集まってきました。ここオレゴンでも先週はスプリングブレイクで休みの期間だったため、今日から学校や仕事が始まるようで、全てのホストファミリーが来たというわけではなく、また送ってきてもすぐに帰ってしまった人たちもいましたが、子供たちは早朝にも関わらず元気でした。ホストファミリーとの別れを惜しんでいる人もいましたが、ほとんどの子供達の気持ちは日本へ向かっていたのかもしれません。今日は2台のバンに二組に別れてポートランド国際空港へ。一台はブレンダ先生が運転をし、そしてもう一台には私が乗り、運転手はホストファミリーの一人でいつもここの学校の留学生の送り迎えの仕事もしているボブさんです。スーツケースは、ボブさんの運転するバンの後ろにカーゴ車がけん引され、その中に全員のスーツケースを入れました。車の中では子供達は歌を歌ったり、おしゃべりに花を咲かせていました。昨日と今日は雨も降らず天気に恵まれよかったです。

ポートランド空港に到着し、搭乗手続きを済ませセキュリティを通る所で、ブレンダ先生とはお別れだと思っていましたが、なんとそこのセキュリティーの中まで入ってきてくれました。IDを見せて、グループの引率だと言えば、入れるそうです。セキュリティーチェックでは、12歳以下の子供達は上着やジャケットを脱ぐ必要はありませんが、大人は靴や上着まですべて脱がなくはなりません。以前カリフォルニアのサンフランシスコでは、レントゲンをとるような機械の中に入って、バンザイをさせられた状態で機械が動くようなものに入ったが、この小さな子供達の引率者か?と聞かれ、ここではその機械を通ることは免除されました。搭乗口に行く途中で可愛らしい子犬と一緒にいた老夫婦の所で子供達は立ち止まり、その子犬に触らせてもらったり、話しかけたりしていました。まだ生後まもない子犬でとてもかわいかったです。空港には早めに到着したので、お土産を買う時間も十分にありました。最後の最後まで私達のことを気遣い、私達が飛行機に搭乗する直前まで細やかにお世話してくれたブレンダ先生に心から感謝したいです。

飛行機に乗り込む際に、最後に搭乗したことがラッキーだったのか、最後の数名の男子がコックピットの中に入れてもらったのです。機長さんから帽子をかぶせてもらったり、中の写真を撮らせてもらったりして、男子は大変喜んでいました。帰りの飛行時間は約10時間です。早朝出発だったために、お腹をすかせていた子供達は最初の食事が出てくるのを楽しみにしていました。男子が行きの食事が美味しかったけど、帰りの便の食事がまずかったといっていたら、たまたまそれを聞いていた日本人のキャビンアテンダントの男性が、「それはね、日本からの便の食事は日本で作っているから美味しくて、帰りの便はアメリカで作っているからだよ。」と言っていました。思わず苦笑してしまいました。私は美味しく頂きましたがー。機内では帰国報告文集用の感想文を全員に書いてもらいました。帰国後に文集を作成して送りますので、しみにしていてください。

予定よりも30分ほど早めに成田に到着し、検疫、入国審査、荷物をとって税関を通り出てきて、成田ではジュニアグループと合流して、まずは沖縄へ帰るグループの搭乗手続きを行い、沖縄3人とはここでお別れです。それから貸切バスにて羽田へ。この時間帯は、アメリカで生活していたら真夜中です。眠たい時間帯のはずですが、バスの中では全員まだまだ元気です。羽田に到着後は、各県に別れて搭乗手続きを行いました。九州、沖縄各県に帰る子供達はおそらくこの機内ではほとんど熟睡していたことでしょう。

鹿児島空港に到着した際に、保護者の方々もカメラを構えられて待っていらっしゃったので、子供達との再会を本当に心待ちにしていたことでしょう。まずは、無事に子供達を連れて帰れたことを嬉しく思います。私としては、この鹿児島空港に戻ってきて、保護者に子供達を無事に引き渡した瞬間が最もほっと安心する瞬間です。帰国後すぐに新学期が始まりますが、ここ2,3日は時差ボケがあるかもしれません。できるだけ早くこの長旅の疲れをいやすことができますように!そして、お世話になったホストファミリー、先生方、そしてアメリカ人のバディーにお礼のメールや手紙などを出して無事に帰国できたことと、お礼の手紙を書くことを忘れないでください。11日間、みんなと過ごした時間は、私にとっても大変楽しいものとなりました。アメリカで学んだことを今後の学校生活に、家庭生活に活かしていってください。大好きな英語も中学からになると本格的な学習に突入することと思います。少しでもこのホームステイで得られたことを、今後の学習に多いに役立てていただきたいと思います。保護者の皆様方も今回のホームステイで様々なご準備やご指導を頂いたと思いますが、子供達は、今回このホームステイに行かしてくださった保護者にも大変感謝しています。今後もまた何か子供達の進路などにご相談がございましたら、いつでもご連絡ください。ホームステイは、きっかけ作りでしかありませんが、今後の人生の選択肢に何等かのヒントが与えられるようなものになったことと思います。

これらのレポートを読んでくださり、本当にありがとうございました。これを持ちまして、
最後のレポートを終わります。今後の皆さんの活躍を見守っています。そして、またどこかで皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

オレゴン レポート 4月1日(土)

エイプリルフールの土曜日の朝、学校にきた子供達に今日は悪意のないウソをつける日だから、ホストファミリーにウソを言ってごらんと話すと、子供達もエイプリルフールだということを忘れていたようです。でもうそをついたすぐ後に「エイプリルフール!」と言わないとトラブルになるから注意してねと付け加えました。私も朝からホストファミリーとうそのつきあいで、今日は誰の言うことも信じないわよ!というと、笑っていました。

今日は午前中にオレゴン州の州都であるセーラムへ行ってきました。スクールバスに乗るのも今日が最後です。最後の数日間は、ここにいる日本人留学生が私達のグループについてきてくれて、子供達の世話をしてくれました。一人は、東京から高校留学にきているソウマ、過去にお世話になったホストファミリーがいるため、そこに春休みで遊びにきていたのです。もう一人は、MNCCから個人留学で来ている鹿児島の短大生、アヤノです。この2人がいてくれて、本当に助かりました。子供達にわからない英語を教えてくれたり、午後のサヨナラパーティーの準備も手伝ってくれました。

ここモンマスから約20分で、セーラムに到着し、州庁舎の前で全体写真の撮影をしましたが、ここオレゴンでもあちらこちらに綺麗な桜の花が咲いており、州庁舎の前の景色も圧巻です。日本も今頃は桜が咲き誇っている頃でしょう。州庁舎の横には、アメリカ合衆国の全ての州の旗がたてられていました。途中で野生のリスを見て、日本でなかなか野生のリスを見ることのない子供達は大喜びです。そこからメリーゴーランドがあるというところまで、数ブロック歩きました。いつも車やバスで移動しているので、いい運動になったのではないでしょうか。アメリカの車社会を思わせるのが、歩行者用の信号が変わるのがとても早いことです。私達は大きな団体なので、信号ひとつを渡らせるのも常に子供たちを走らせなければなりません。ただ、今日は週末で車も少なくてよかったです。メリーゴーランドのある所に到着し、短い時間ではありましたが、楽しんでいたようです。それからまた歩いてスクールバスに戻り、サヨナラパーティーの会場へ。最初に飾り付けをしました。先日の図書館での日本文化紹介の時に折り紙や習字をあらかじめ作っておいたので、それらを飾りつけに利用しました。今日はお世話になったホストファミリーや子供達に感謝を込めて行うパーティーです。おしゃべりやだらだらした行動は慎み、日本人としての誇りをもってパーティーを成功させようと子供達にも再度伝えました。

1時にホストファミリーが会場にやってきました。そこで全員でピザを食べて、プログラムの始まりです。最初は、全員で歌を歌いました。ドレミの歌と、幸せなら手をたたこうの歌を日本語と英語で歌えるようにと、指示していましたが、英語バージョンは、数人くらいしか覚えてきていなかったため、その子達を中心に歌いましたが、日本語は元気がよかったのですが、英語になると、もごもご歌うところが、ホストファミリーにはおかしかったようで、笑われていましたが、まぁ、これもご愛嬌のうちでしょう。それでも元気に歌ってくれたので良しとします。司会はジュエルです。1番目は空手で、ケイタ、コウガ、ササヤ、コウセイです。空手をやる時の顔が皆真剣で、とてもかっこよく見えました。2番目はカナミとアン(O)のあやとりです。2人の息もぴったりです!3番目は、カン、アキノ、リサコ、トモヤによる縄跳びです。2段跳び!すごかったです。キーボードは、トオイと、ココイです。トオイはアメリカ国歌とスターウォーズを弾いてくれ、ココイはハイネクライネを弾いてくれました。素晴らしい演奏でした。5番目は、モモカが一人でふるさとを歌いました。一人で歌うことはとても勇気のいることですが、立派に成し遂げてくれました。6番目は、カレンのエイサーです。カレンは鹿児島出身ですが、沖縄のエイサーを島唄の音楽と共に立派に踊ってくれました。7番目はライドのサッカーリフティングです。とてもかっこよかったです。8番目は、メイによる英語での桃太郎の紙芝居です。下準備が素晴らしく、大変だっただろうなと思いますが、英語もスラスラと読めており、大変感心しました。一番前を陣取って座っていたアメリカの子供達も真剣に話を聞いていました。

9番目は、日本のクイズです。「日本のことをどれだけ知っていますか?」ソウタ、マイ、アン(M)、リョウ、リコ、ユウマ、リョウタ、トモヤ、ソラネがそれぞれ考えた質問を、英語で言いました。「日本で一番高い山は?」「日本の首都は?」「日本の食べ物をあげてください。」「日本の子供達の長い休みは何回ありますか?」「私の故郷長崎にスターバックスはあると思いますか?」「日本のお金の単位は?」「日本語で1から5まで言える人。」「日本人は食べ物を食べるときどのようなもので食べますか?1.スプーン、2.箸、3.フォーク」この答は、全部でしたが。。(笑)10番目に児童代表感謝の言葉を、トモヤが立派にこなしてくれました。最後に私からの感謝の言葉を述べ、お世話になった、ブレンダ先生、ジェシカ先生、カトリーナ先生、アシュリー先生、マット先生、バスドライバーのダレルさん、そして、今回日本の子供達のバディーとしてずっと一緒にいてくれた子供達にもお礼のギフトを準備して渡しました。たくさんの子供達ともハグされ、私も本当に嬉しかったです。

最後に学校から子供達に修了証書が渡され、全体写真、家族写真を撮影してパーティーは無事に終わりました。今回のパーティーは、準備する時間が本当に少なかったので、心配していましたが、いざ本番では、私語もなく大変うまくいったことを心から喜びたいです。ここにくるまで、たくさんの方々の関わりのなかで、パーティーが成功裏に終った時、心から安堵しました。子供達のパフォーマンスも素晴らしかったです。終わったあとに、たくさんのファミリーや先生方から感謝の言葉とお褒めの言葉を頂き、私もなんとかその役目を子供達と共に果たせたなと、嬉しい気持ちで感無量の思いでした。

今回のパーティーで、TCの先生たちへのギフト、サヨナラパーティーの飾り付け用の道具、パーティー用のお菓子、出し物に使うものや着物の準備など、おそらく日本のご両親がきちんと準備を手伝ってくださったのだなと感じるほど、子供達がぴしっと準備をしてくれてきてくれたことに感謝申し上げます。

明日はホストファミリーと過ごす最後の週末です。ホストファミリーは最後のアメリカでの日々を思い出に残るものにしてあげようと、様々な計画をしてくれているようです。皆さん、楽しい週末を過ごしてくださいね.

オレゴン レポート 3月31日(金)

今日が学校での活動が最後の日ですが、昨夜がNBAの試合で帰りが遅かったため、今日は一時間遅れての登校です。まだ寝たりないといった表情で登校してくる子供達ではありましたが、今日も誰一人として具合が悪くなることはなく、元気に登校してきました。今日は最初の一時間を明日行われるサヨナラパーティーの打ち合わせと練習、そして簡単なリハーサルを行いました。あまり時間のない中での準備でしたので、私としては少し心配ではありますが、まぁ、なんとかなるでしょう。時には、Take It Easyの精神も必要です。ずっと気が張り詰めている私ですが、なによりもホストファミリーと現地スタッフの献身的なお世話のお陰でとても助かっています。2時間目は、それぞれのクラスに別れて、ホストファミリーへのThank you letterの作成をしました。ジェシカ先生がホワイトボードに日本語で「英語でありがとうカードを作る」と書いてくださいました。グーグル翻訳されたお礼状の例文も見せてくれたので、子供達はそれぞれデコレーションをして、感謝状カードを作っていました。

今日はランチを早く食べて、午後はボランティア活動です。当初は公園のトイレの壁をきれいに色塗りをする予定でしたが、気温が低くてペンキぬりが無理だということになり、せっかくペンキやペンキを塗る道具を学校側が準備してくれたのに、そのことができずに大変残念でした。でも公園のゴミ拾いから木々や枝を集める作業をみんな一生懸命に取り組んでくれ大変よく頑張りました。30分ほどの作業のあとは、たくさんの自然公園の中にある遊具で遊んだり、作業で使ったビニール手袋に水を入れてウォーターバルーンをとばして楽しい時間を過ごしました。今日の天気はここオレゴンにきて初めて一日中晴れの天気で、この活動には最適な日和でした。その後、グループ写真をとってバスで学校に戻る途中に先生たちがまた子供達にアイスクリームをご馳走してくれ、みんな大変喜んでいました。

ペンキ塗りができなかったので、多少時間が余り、学校へ帰って明日のサヨナラパーティーの準備や最終打ち合わせなどを行い、今日の活動が終わりました。

明日はいよいよサヨナラパーティーの日です。今までお世話になったホストファミリーに対して、Take(受けること)するだけではなく、残りの日々は何をGive(与えること)ができるかを考えながら、ホストファミリーとの生活を過ごすかを考えるよう伝え、帰国の時が近づいていることを実感させ、このホームステイの集大成となる明日のパーティーは、恥ずかしくない態度でいどむように再度話をしました。

オレゴン レポート 3月30日(木)

今日はポートランドでのNBAの試合ですが、ゲームが夜の7時半から始まり、夜も帰り着くのが遅くなるために、午前中はホストファミリーと過ごし、学校には1時に集合です。今日は日米の子供達が40数名にTCの先生たちとはじめ、ホストファミリーなど大人が10人ほどついていったので、一日必ず大人のリーダーとのグループで行動すること、トイレも絶対に一人で行かないことなど安全に関しての注意をしました。ポートランドはここモンマスよりも遥かに都会ですし、NBAのゲームということで、たくさんの人でごった返していることは間違いありません。また、夜までの活動なので、引率する私達も特に緊張の一日です。学校で全員に目立つ赤色のTシャツを配られ、いつものようにスクールバスに乗って約1時間半。最初にオレゴン動物園に行きました。当初の予定だったOMSI(博物館)も楽しめる所なのですが、子供達は動物園に変わったことのほうが嬉しいようです。ハイウエイで大きなトラックが隣を通り過ぎる時、拳をつくり、腕を曲げて下に引くような仕草をすると、ホーンをぶーぶーっと鳴らしてくれることを知った子供達はトラックが通り過ぎる度にそれをやっていて楽しんでいました。バスの中では、あやとりやアルプス一万尺などをアメリカの子供達と楽しんでいました。ほどなく動物園に到着し、そこでの時間は1時間ほどしかなかったですが、なかなか見ることのできない非日常の動物を見て楽しみました。やはり動物を見ると心が癒されます。それでもみんなの心はもうNBAの試合に向いているようでした。いつも天気のすぐれないオレゴンですが、今日は少しだけ雨に降られましたが、概ね天気には恵まれてそこまで寒くもなくよかったです。

それからデイリークイーンというファーストフードで、ハンバーガーかチキンのいずれかをあらかじめ電話で注文をしていて、到着後にはすぐに食べることができました。ジュースとポテトとアイスクリームのセットメニューです。これらの夕食を学校からご馳走されて、待ちにまったNBA試合会場へ。Trial Brazersは、ポートランドを代表するNBAのチームです。今日の試合の相手はHouston Rocketsというチームで、ここは完全アウエイなため、彼らがシュートすると、ブーイングがものすごく、相手チームは、さぞかしやりにくいだろうなぁと感じました。バスケットに関してはほぼ無知の私ですが、まさに「The America」!という感じでした。私のホストファミリーでもあり、現地スタッフでもあるアシュリー先生が言うには、アメリカで一番人気のスポーツは、アメリカンフットボールで、次にバスケットかなぁと言っていました。約2万人近くはいたであろうスタジアムにはたくさんの観客で盛り上がっていました。最初に国歌斉唱があり、その時多くの人が胸に手をあてて静かに聞いていましたこの国歌斉唱の時には、全身に鳥肌がたつような感動を覚えました。今日のゲームには、Clyde Drexlerというスター選手(私は全く知りませんが。。。笑)がいたために、物凄い人だったようです。私達は、昨日の授業の中で、サインボードを書きましたが、そのようなサインボードを持つ人が会場にはあちこちにいました。ハーフタイムショーでは、ハイスクールのチアリーダーチームのパフォーマンスやいろんなゲームなどがあり楽しめました。テレビ中継などもやっていたようです。カメラを観客に向けて大きなスクリーンに自分たちの顔が映るのは、日本でもありますが、私達もそれを期待して、子供達はサインボートを大きくふっていましたが、残念ながら私達の方にはカメラはきませんでした。ディフェンス!オフェンス!と全員で大きな声を張り上げながらゲームを楽しむ人達と一体感をもてたことは、子供たちにとっても忘れられない思い出となることでしょう。今日は、通常とは違い、夜遅くまでのスケジュールでしたが、学校がこのような特別な機会を作ってくれたことは、大変ありがたいことです。バスケットの本場アメリカでNBAを見ることなんてそうはできない経験でしょうから。NBAのチケットは一番いい席でも7〜8万はするのだそうです。子供達もホストファミリーも満足して今日の長い一日は終わりました。私は、今日のこの一日が何事もなく、無事に終えることができたことがなにいよりです。

オレゴン レポート 3月29日(水)

今日も全員元気に登校してきました。明日はポートランドのOMSIという科学博物館に行く予定でしたが、スケジュールが変わりました。OMSI博物館はとても人気のある博物館で、今春休みに入っている所がほとんどで、明日はかなり混むとのことで、おそらく行ったとしても待ち時間が長くて入ることすら難しいというほどの人気だそうです。そこで、この日は動物園に行くことにしました。そして、ポートランドで夕食を学校がご馳走してくれ、

また、その後はなんとあのNBAの試合を見ることになったのです。学校側がチケットをとってくれて、全員で本場のバスケットボールの試合が見れるとあって、子供達は大喜びです。
そこで、ジェシカ先生の授業では、明日の試合に向けて、応援の垂れ幕を作るということをやりました。グループに分かれて、「Go Brazer!(ブレイザーがんばれ!)」と英語と日本語で書いて、名前を書いたり絵を描いて、素晴らしいものが出来上がったと思います。カトリーナ先生は、昨日のオレゴンコーストでどこに行って何を見たか?ということを質問され、辞書を引きながら答えていました。ブレンダ先生のクラスでは、同じように昨日のオレゴンコーストで見たもの、イメージするものなどをたくさんの雑誌が与えられ、その中からイメージできるものを選んで切り取り、色画用紙に貼るというものです。リゾートホテルがあったり、アクセサリーショップや、アイスクリームショップ、犬を連れて歩いている人もいたので、動物の写真を切り抜く人もいました。そしてそのものの名前を英語と日本語で書くというものでした。アメリカ人のバディーに日本語を教えたり、逆に英語を教えてもらったりして、立派なものを作り上げていました。

土曜日はサヨナラパーティーがあるので、そろそろその打ち合わせや練習も始めなければなりません。今日はそれぞれがやるパートを決め、準備をしてくるように指示をしました。

ランチを終えての午後はモンマス市立図書館に行って、そこで日本の文化紹介をする日でした。いつものように学校のスクールバスに乗って、10分ほどの所にある図書館に行きました。あらかじめ、3月29日に「Japanese Cultural Fair」がある旨のちらしが図書館に貼られてあり、アメリカ人のバディーも一緒に行きましたが、最初は誰もこずに、内輪だけのものになるのかな?と心配していましたが、次々に人が入ってくるではないですか!折り紙ブース、新聞紙でカブトの折り紙ブース、そしてお習字で名前を日本語で書くブース、日本の昔懐かしの民芸品などを紹介するブースに分けて、それぞれ準備を行いましたが、次々と人が入ってくるので、それぞれのブースはあっという間に人だかりができてきました。子供達はとても熱心に折り紙の折り方を教えたり、小さな子供が来たら折り紙やお菓子などを自らあげにいったりと、来場してくれた人たちは大変喜んでかえってくれました。

日本のマンガに興味があるという女の子が、東京なんとかと書かれたTシャツをきていましたが、あとで何人かの男子に話を聞くと、「先生、あの人日本語少ししゃべれたよー!」とのこと。約2時間の時間を大変有意義に過ごせたと思います。たくさんのアメリカの方々に日本のことを紹介できたのではないかと思います。私のホストファミリーもこのホームステイの仕事をしているのですが、彼女も「日本の子供達は本当に素晴らしかった!大成功のプログラムだったね!!」と大変誉めてくださいました。They are amazing!!と何度も言っていたのが、本当に嬉しかったです。本当によく頑張ってくれました。ありがとう!チイームモンマスのみんな!そして、本当にお疲れ様でした。ここでは、私もあまり英語に関してのHelpもほとんど必要なく、自分たちの力で頑張っていました。I am so proud of you!!

明日のポートランド動物園とNBAの試合も大いに楽しみましょう!明日はホストファミリーも楽しみにしており、約50人でスクールバスに乗っていきます。楽しみです。

オレゴン レポート 3月28日(火)

今日のモンマスもあいにくの曇り空です。平均温度は10度前後でしょうか、肌寒く感じます。英語の授業をしてくれるジェシカ先生がこう言っていました。「もし、あなたがオレゴンの気候が雨や曇り空が多くて嫌だと思うなら、10分待ってみてください。ここの気候はめまぐるしくかわるから。。。」だそうです。でも結局晴れてもまた曇りや急な雨に見舞われるということでもありますね。カリフォルニア州のようにあまり天候には恵まれないようですが、大自然と安心安全な環境としては定評があるオレゴン!私はちょっと寒いこと以外はとても気に入っています。
 今日は、先日授業の中で作った凧をとばすために、一時間半かけてオレゴンコーストへ行きました。私は子供達が来る前に学校へ行き、現地のスタッフや先生たちと今日の予定や注意することなどの打ち合わせを行いました。今日は学校のスクールバスでアメリカ人の子供達やホストファミリーなども一緒にきてくださり、約40数名の子供達の面倒を見なくてはなりません。スタッフのマット先生が、一番重要なことは子供達の安全であるということ。


 また、外海の海岸であるため、万が一津波が来た時にはとても大きなサイレンが鳴るそうで、
そうした時の避難の話なども話し合いました。こちらはとても危機管理ができています。特に子供達の安全に関しては、おそらく日本以上に厳しいであろう、大人に課せられた様々なルールが数多くあります。また、できるだけ日本の子供達がアメリカ人の子供と行動を一緒に行動するようにするために、各自ペアを作りそのうえで一グループを6人から8人の子供達の面倒を6人の大人が見るということを決めました。何人かはとても積極的にアメリカの子供達と一緒にいようとしていますが、まだ何人かは、常に日本人と一緒にいようとする傾向が見られるため、今日は強硬手段で、バスの座席もできるだけアメリカ人バディーと一緒に座らせました。
 

昨日の授業では、先生が話をしている時の私語が気になる旨を指摘されたため、それをなくすためでもあります。そして、マット先生が「私達スタッフや先生が静かにと!いうボディランゲージで、人差し指をクロスして唇にあてる仕草をしたら、話をやめて注目し、しっかりと話を聞くこと!という指示を全員の前でしてくれました。これらの成果なのか(?)アメリカ人の子供と一緒に座った子供達はいつになく静かではありました。その中でも何人かの子供達は積極的にコミュニケーションをとる姿も見られ、嬉しい限りです。オレゴン州は、クリスマスツリー産地No.1の州です。途中で様々な大きさの木をたくさん見ることができました。


 オレゴンコーストに到着すると、波の高さと言ったら、津波ではないか?と思うほど、(私自身も実際に津波は経験ないが。。。)ものすごい勢いで波が押し寄せている海岸でみんなびっくりしていました。風も結構強くたくさんの人達が凧を飛ばしていました。自分たちが作った凧をアメリカ人バディーと飛ばしていましたが、すぐに上手く飛ばせる者、なかなか思うように上がらず手こずっている者、海の中に落ちてしまってびしょびしょになったりと、苦戦しながらも楽しんでいる様子が伺えました。もちろん子供達には絶対に海の中に入ってはいけないという注意もしましたが、よくよく見ると高校生くらいのアメリカの子供達がズボンをたくしあげてひざや腰のあたりまでつかってはしゃいでいる姿を見て驚きました。思わず、うちのグループのあるホストマザーが、それを見ていた保護者のような人にあれは、危ないのではないか?ということを話していました。バスドライバーの方が、ここで一週間ほど前に子供がおぼれた話もしていたため、もちろんうちの子供達が危険な行動をすることはなかったです。ただ空を舞う自分の凧をずっと見上げているため、足元に小さな波が迫っていることに気付かずに足元を濡らしてしまった子もいたようです。でも子供達はそんなこともなんのその、楽しそうにしていました。

それから、またバスに乗りクラムチャウダーで有名だというMo‘sというレストランに連れていってもらい、そこでみんなにクラムチャウダーが振る舞われました。とっても美味しくて、みんなおかわりしていました。その後、またバスに乗り、湾岸沿いのお土産屋さんが並ぶエリアに行き、約1時間のショッピングを楽しみました。ここでは、ホエールウォッチングもできるみたいだが、私達は見ることができませんでした。あるポイントでは、押し寄せる波が大きな岩にあたって、その波しぶきが道路までスプラッシュするという所があり、そこには人が集まり、あえてその水しぶきがあたるのを楽しんでいるようでした。この寒空の中であんなに水しぶきを浴びたら風邪をひいちゃいそうです。。。

帰りのバスの中はさすがに疲れたのか、たくさんの子供達が眠っていました。子供達が安全で、そして無事に帰ってこれたことに感謝したいです。今日も無事にプログラムを終えることができました。毎日子供達の笑顔と元気な声があれば、他に何もいりません。明日もいい日でありますように!!

オレゴン レポート 3月27日(月)

 到着後の翌日が日曜日の場合は、通常ホームシックや体調不具合で電話がかかってくるのが常であり、私も覚悟していたのですが、今年は誰一人のホストファミリーからも子供からも電話がかかってくることはありませんでした。朝9時から始まる授業にも全員が遅れることなく元気な姿で集合してきたので、大変うれしく思いました。私はホストファミリーと一緒に教会に行き、午前中は教会で過ごしましたが、そこで4人の子供のホストファミリーもきており会いましたが、さすがに到着して2日目で時差ボケは半端なかったです。日曜日は家族と映画を見に行ったり、スーパーマーケットに行ったり、はたまたどこにも行かずに家で過ごしたり、家にあるトランポリンをずっとしていたなど、様々な時間を過ごしていたようです。また、ブレンダ先生が、子供たちが日曜日に日本料理を作ってくれて、とっても美味しかったと大変感動されていました。(日曜日はきつかっただろうに、よくがんばりました!)                           


 現地の学校は、ELCIという語学学校で、世界中からの留学生を取り扱っていますが、今は、春休みの時期で、私達の小学生のグループのみがお世話になっています。とても小さな学校ですが、環境的には抜群の場所です。学校の目の前がWestern Oregon Universityで、本当に閑静な住宅街の中にあります。学校の中には小さな売店もあり、スナックや飲み物、簡単なランチ(カップラーメンやカップ焼きそばですが。。。。笑)も売っていてとても便利です。冷蔵庫もカフェテリアもマイクロウエーブも、卓球台なんかもあり、子供たちは快適な留学生活をスタートさせました。ホストファミリーの子供たち(中学生だと思っていた子も実は同学年の小学生!!アメリカの子供たちは日本人と比べると大人びて見えます!!)も一緒に授業に参加してくれ、日本人の人数とほぼ同数のアメリカ人バディが一緒です。オレゴンの小学校が全て春休みになっていたため、彼らも休みで授業に参加してくれたというわけです。                

25人を3クラスに分けての授業が始まりました。ブレンダ先生、カトリーナ先生、ジェシカ先生の3人がそれぞれのクラスを受け持ってくださいましたが、午前中の3時間を一時間ずつグループを入れ替えて授業を行いました。明日は、オレゴンコーストへの終日野外活動の日になっており、浜辺で凧を飛ばすため、子供たちが自分のオリジナルの凧を作ったり、明日初めての買い物体験をするために、お金(ドル)の使い方をおもちゃのお金を使って学んだり、自己紹介をしたり、UNOをしたり、本当に楽しみながらできる方法で子供たちは楽しく英語を学んでいます。そして一緒に参加しているアメリカの子供たちともどんどん触れ合う様子を見ていると本当にこの子達の異文化への適応性には感心するばかりです。 彼らが話をする様子を聞いていると、結構よく英語を理解していたり、よく話しかけたりしているので、私のHelpはあまり必要ないようです。語学学校だけあって、あらゆる所に、「English Only!」と書いてあります。学校のWiFiのパスワードも「SpeakEnglish!」でした。(笑)ここは、今まで扱った最年少は中学生で、ほとんどが大学生かそれ以上の人達が多いので、英語はまだあまりわからない小学生は教えるのが難しいのではないかと心配しましたが、さすがESLの語学学校!ジェシカ先生は「私達は英語をほとんど話せない子から教えてきているから、何も心配はないわ!」と。実際に授業を拝見すると子供たちに自然と英語を話させ、また楽しみながら英語を学ぶ術をよく知っていらっしゃいます。なので、私の出る幕はほとんどなく、楽させていただきました。子供たちはやはり日本語が通じる人が近くにいるとダメなんです。そこには頼るべきは自分のみ!と思うと俄然力を発揮してくるものです。私は、ただただカメラのシャッターを押すのみ!クラスの中やホールのあちらこちらに「English Only」と書かれてあるので、私もやはりできるだけ日本語は話さないように心がけています。もちろん大切な注意をする時は別ですが。。。子供たちの笑顔が健康のバロメーターだと思っていますので、今日の子供たちの健康状態は絶好調といったところでしょうか。         

初めてのランチも十人十色で、ピーナッバターサンドウイッチ、恒例の生の人参、タコス、チップス、クッキー、丸ごとのりんごにバナナ。。。。「リンゴはきってあるもの」と思っている子供たちは、「先生、これどうやってたべるのぉ?」と、「そのままかじるのよ!」というと渋々かじる子供たち。日本のお母さんはいつも食べやすくカットして剥いてくれていることがありがたいと思っていることでしょう。外にはバスケットコートもあり、男子はすぐにバスケットを始めました。卓球台もあるので、体を動かしたくてたまらない子供たちは、すぐに行動します。                                          

朝はバタバタと授業が始まったため、ランチの後に様々な注意事項や明日の予定などを話し、午後からは学校のスクールバスでモンマスの市役所と消防署訪問です。市役所では役場職員の方がモンマス市の行っている公共事業の話、市議会のしくみ、歴代市長の説明などしてくださいました。ここで日本とアメリカの子供の顕著な違いを発見!アメリカの子供達は、説明をしている最中からもう既にあちこちで手が挙がり、質問をしようとする構えができています。日本人からの質問はなかなかありません。私が促してやっと何人かの子供が手を挙げて質問をしてくれました。この積極性の違いや何事も知りたいという向上心はどうしてこうも違うのであろうか?アメリカの子供達は時にはおかしいと思うようなこともどんどん質問していく。日本人の子供は「変な質問と思われはしないか?」などと感じているのでしょうか?それとももともと質問すら考えつかないのでしょうか?よく質問をするアメリカ人と質問をしない日本人の違い、何がどうしてこうも違うのかを検証してみたい気もします。教育の仕方に違いがあるのでしょうか????いつもアメリカに子供達を連れてきては感じる大きな違いです。そういえば、午前中の凧に自分の好きな物をなんでも自由描きなさいという所にも、なかなか手がすすまない子供達。こちらから色んなオファーやヒントを出さないと中々動けないのも日本人の特徴かもしれません。自由に書いて、と言われると余計に固まってしまうのでしょう。与えられることはそつなくこなせるのでしょうが。。。                    

次は、待ちに待った消防署です。警察署も最初に予定に入っていましたが、残念ながら、仕事の都合で行くことができませんでした。消防署では消防車の説明をしてくれ、消防服を着るデモストレーションをしてもらった時に、マスクをつけると、スターウォーズのダースベイダーみたいな声になることを知っていて、あるアメリカ人のホストブラザーからのリクエストで「Luke, I’m your father!」(ルーク、私がお前の父親だ!)というセリフを言ってみてというのに快く応えてくれ、笑いをさそっていました。さすが、アメリカ人だなぁと思う所でした。                                                    

最後にステッカーをもらい、消防署を後にしました。少し時間があったので、ブレンダ先生がWelcome Monmouthと書いてある所に行って全体写真を撮りましょうということになり、その前に全員にチョコレートアイスバーをご馳走してくださいました。今日も気温は寒かったので、みんなアイスには喜んでいましたが、震えながら食べていました。写真撮影を終え、学校に戻り一日のスケジュールが終わりました。今日も一日無事に過ごせたことを感謝します。どの子供達も素晴らしいです。この調子で最後までいってくれることを祈りたいと思います。今日も元気に過ごせて本当によかったです。明日も長い一日になりそうです。                                                      

オレゴン レポート 3月25日(土)

 昨日までは過ごしやすい気候でしたが、出発日の朝は、鹿児島も雨で肌寒く、沖縄以外は、全ての県で雨が降ったり曇り空だったようです。早朝の空港集合だったために、子供たちは眠そうかと思いきや、みんな元気です。特に小学生のエネルギーは有り余っているかのように感じます。東京は晴れていましたが、やはり少し肌寒かったです。保護者の方々も、雨空で肌寒い中、飛行機が飛び立つのを最後まで見届けてくださり、本当にありがとうございました。飛行機に乗り込む際によく保護者が外で見送ってくださっているのに、それに気付かずに飛行機に乗ってしまう子供たちがいつも多いので、今回は彼らにも声かけをしてみました。何人かの子供たちが保護者の姿を見つけては手を振って別れを惜しんでいるようでした。数年前に、夏のホームステイでアメリカに行くわが子の乗った飛行機の機影が見えなくなるまで見届けていたあるお母様が、「子供たちはこうやって親元から旅立っていくんですね。。。。」としみじみと語っていた姿が思い出されました。11日間という短い期間のように思えますが、海外というこの距離感に寂しい想いを抱かれた保護者の方々も多かったのではないでしょうか?


 羽田空で全員が揃い、貸切バスで成田へ。バスの中ではお昼ご飯を済ませ、スムーズに成田に到着しました。ジュニア留学の中高生とは別れて、小学生25名を連れて、デルタ航空で搭乗手続きを行いました。搭乗手続きは、ほぼ機械化されており、一人ずつパスポートを機械にかざして搭乗券を自分たちで出すということを全員スムーズにやってのけました。自分でやり方を学んだ子は、後からする子の手伝いをしてくれ、小学生ながらたくましさを感じました。鹿児島、宮崎、長崎、佐賀、熊本、沖縄県の混合グループではありますが、出会って数時間したらもうみんな友達になっています。この調子でアメリカでもたくさんの友達を作ってくれたらと思います。その後も荷物を預け、セキュリティーゲートを経て出国審査まで終えたら、搭乗口へ。ここまで来れたら第一関門はなんとかこなせたとほっと一安心です。ここで全体写真の並び方を決めて全体写真撮影。この時点で、私は寝不足も重なりぐったりしていたのですが、子供たちはどんどん新しい友達を作り楽しい時間を過ごしていました。まだ本当の意味では緊張感は日本であるので、そこまで実感はないかもしれませんね。でも特に具合の悪そうにしている子もいないので、引率者としては一番安心していられるところです。搭乗時間まで時間がありましたので、しばし解散の時間を設け、お菓子や飲み物を買ったりしていました。


 私達の乗るデルタ航空はアメリカの航空会社です。出発時間の5時30分の約一時間前の4時30分過ぎになると搭乗が始まりました。最後に飛行機の中での注意事項を今一度促し、いざ飛行機の中へ。飛行機の中での過ごし方はとても重要で、他のお客様もいるので、騒いだり、食べ物や飲み物の扱いに気を付けることなど、そして時差ぼけにならないようにするためのプロセスを再度話をする。CAの方々はほとんどが英語でしょうから、その英語のミニレッスンも行いました。小学生ながら、一通りの基本英語はしっかりと心得ているようです。ビジネスクラスを後目に、私達の座席はエコノミークラスでも後方座席なので、どんどん後ろへと進んでいきます。今から長いフライトの始まりです。飲み物やスナックのサービスを受けた後は、夕食の機内食です。二つの選択肢のメインディッシュを選びます。最近の某CMで「Beef or Chicken?」に「どっちにしようかなぁ。。。」「どっちもですね!」とはいきません。(笑)事前に説明していたように、やはり人気のビーフが最後の方の座席ではほとんどなくなっており、私達はほとんどがチキンを食べることになりました。それぞれの座席には映画が見れたり、ゲームができる魅力的な機械が備わっています。最初はほとんどの子供たちがその時間を楽しんでいましたが、機内が暗くなるとほとんどの子供たちは眠っていました。事前に注意したことを忠実に守ってくれる素直な子供たちに私もしばし休息をとります。ここで別のホームステイの団体が一緒でしたが、都会からきた中高生のグループで携帯も持たされているようでしたが、飛行機の中での過ごし方にも、私達とはちょっと違うように感じました。ほとんどの生徒がずっと映画を見ていたり、ゲームをしていたりというところを目の当りにすると、うちのプログラムは厳しいように思えるかもしれませんが、ああいう機内での過ごし方をしていると、後が大変なのになぁ、と他人事ながら、一人余計な心配をすることでした。その後、あるCAの方が、私に「この幼い子供たちのグループの引率者か?」と聞かれそうだと答えると、「どういうプログラムで何をしにいくのかとか、いくつくらいの子供たちか?どこから来たのか?」などと色々なことを聞かれ、説明をするとThey are very polite!(彼らはとてもお行儀の良い子供たちです!)と大変なお褒めの言葉を頂きました。もう一つのグループの子供は、なんだかCAの方に注意をされている所を見たのですが、私達はこうやって外国にでた時の行動や振る舞い方一つで「日本人は素晴らしい」か、「日本人はダメだ」という評価を受けるんだなぁと思いました。それから約9時間。ポートランド空港に到着したのはほぼ定刻でした。まだまだ元気そうですが、やはり心の奥底では緊張しているのではないでしょうか。飛行機から降りたら、最初は入国審査です。ここでは、大人の私は指紋採取されますが、子供たちは小学生なのでその手続きはありません。入国審査で聞かれることは、「目的と期間」です。子供たちに英語「Ten Days, Sightseeing」と言えるように指導し、ブースに並びます。小学生は、こういう場面でも緊張よりも興奮やワクワク感が大きいみたいです。楽しそうにしている様子を見ると私も嬉しくなります。この感じでアメリカでの生活がスムーズにいくといいなと思います。周りにいる外国人(正確にいえば、私達がここでは外国人ですが。。。笑)が、小学生があまりにも小さくてかわいらしく思うのか、もしくはこの若い年齢で外国にきているので、興味津々に聞いてきます。何をしにきたのか?日本のどこからきたのか?どの位滞在するのか?等々。自分の力で答えようとしている子もいるので頼もしい限りです。税関審査もスムーズに終え、無事に空港から出てきました。そこで現地スタッフのブレンダ先生が出迎えてくれました。とても明るく素敵な笑顔で子供たち一人ひとりの自己紹介に丁寧に付き合ってくださいました。ここでブレンダ先生を交えての全体写真を撮影して、バスに乗って一路ホームステイ地のモンマウスへ。途中で軽いランチをバーガーキングで食べましたが、ブレンダ先生が全員にチキンナゲットとジュースをご馳走してくださったのです。アメリカではジュースも自分な好きなものを何回もおかわりできるし、日本にはない様々なフレイバーのジュースもあり、色々とトライしていました。子供達の最初の買い物のはずでしたが、まだお金のことを学んでいないので、時間もかかるだろうというブレンダ先生の配慮です。まだあまりお腹もすかしていなかったようなので、これで十分満足していたようです。それからまたバスに乗ってステイ地であるモンマスに到着しました。ファミリーは皆素敵な笑顔で、出迎えてくれ、その Big Smileに子供たちも笑顔です。それぞれのファミリーに私も挨拶をしながら、彼らが本当に私達の到着を待ちにまっていたことを肌で感じました。明日は、日曜日で休みですが、長旅の疲れを癒し、明後日から始まる様々な活動を楽しみにしています。


 あちらこちらで桜の木もたくさん見かけましたが、やはり気温的には10数度くらいでまだまだ肌寒くはあります。日本も桜が満開の頃でしょうか。薄着をしている子供には再度注意を促します。まずは無事に子供たちが全員元気でアメリカの地を踏むことができて、素晴らしいホストファミリー宅に引き渡すことができたことで一安心しております。保護者の皆様、どうぞご安心ください。

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