今日も気持ちよく晴れていて、太陽に負けないくらい眩しい笑顔で学校に来てくれる生徒たち。この生徒たちの笑顔が引率者である私の活力になっている。本当にありがとう。朝はやはり肌寒い。宿題で頼んでいたハートの折り紙を集めた。授業が始まる前にサヨナラパーティーの準備の話、授業、そして授業以外でもなるべく英語を話すように、ホストファミリーともたくさんの時間を過ごすようにということを話した。
生徒たちは今日も各グループに分かれて授業へ。毎日アメリカの先生も生徒も私たちをとても歓迎してくれていて本当に嬉しく思う。日本に行ったことのある先生が、日本で撮った写真のアルバムを持ってきてくれていて、生徒たちが興味深そうに見ていた。アメリカにはsnack timeというお菓子を食べられる時間がある。そのときに、日本から持ってきたお菓子をアメリカの生徒たちにあげると、日本人の生徒たちの周りには日本のお菓子をほしい!とアメリカの生徒たちが集まっていた。やはり日本のお菓子は美味しいようで、アメリカの生徒たちも気に入って、もっとほしいと多くの生徒たちが子供たちを取り囲んでいて、終いには子供たちが見えなくなるのほど人数の生徒が集まり、あっという間にお菓子はなくなってしまった。生徒たちは“Yummy(美味しい)、Good”と口々に言っていて、まだ食べたい!と言いはじめなかなか教室に戻ろうとしない生徒たちまでいた。幼稚園生のクラスでは、“Old”という単語の練習をしていて、先生に“How old are you?(何歳ですか)”と聞かれ、“Twelve”と答えると、“I am twelve years old.” というように答えるのよと教えてもらい、子供たちもゆっくりながらも一生懸命に先生の後に続いて言い方の練習をした。間違いを恐れずどんどん英語を話してほしい思う。アメリカの生徒たちはとても積極的。先生に何か質問はないですか?この答えはわかりますか?と聞かれるとすぐに生徒が手を挙げる。日本の生徒たちもどんどん自分から積極的に授業に参加していってほしいと思う。
午後からは、歩いてイースターハントをする公園まで移動。暑い中の歩いての移動は大変だが、生徒から色々な話を聞けるこの時間が好きである。ホストファミリーとの過ごし方や、授業での活動など、また日本での様子や、生徒たちの住む場所の話など毎日興味深い話ばかりだ。さまざまな異なるところから集まった生徒たち。ホームステイではじめて会った仲間が多い中、本当にずっと前から一緒だったかのように仲が良い。アメリカでさまざまな出会いがある。たくさんの友達を作って残りのアメリカでの生活を楽しんでほしいと思う。今日のランチはリサ先生が準備してくださったピザ。大きなピザが8枚。種類がチーズ、ペペロニ、ソーセージがあり、それぞれ好きなものを取って食べたのだが、アメリカに来てから3回目のピザだ!という子供たちも何人かいた。しかし、みんな美味しそうに食べていた。アメリカの食事が合わないと言い、ご飯や味噌汁を食べていた生徒もいたが、その生徒もアメリカのピザを楽しんでいた。なかなか日本のような味のものはアメリカになく、アメリカの食べ物が合わない、嫌いだという生徒もいる。しかし、色々なアメリカの味を楽しみ、異文化を受け入れてほしい。色々なTryが子供たちの経験となる。8枚もあったピザだが女の子の生徒たちも2−3枚食べてあっという間にほとんどのピザがなくなった。
ピザを食べた後、広い公園で思い思いにサッカー、バスケット、花で冠を作ったりなどして過ごした。クラスの中では静かな生徒も、このときばかりは元気いっぱい!思いっきり遊んだ後は待ちに待ったイースターエッグハント。イースターは、キリスト教で、イエスの復活を祝う祭りで、キリスト教最古の儀式である。子供達の中にはホストファミリーの家でも卵の殻に色を塗って、家の中に隠してある卵を探した生徒もいた。今回は全部で60個の卵(プラスチックの卵のケースにグミが入っているもの)を探す。木の上や、草の中などに隠されていて、子供達は楽しそうに一生懸命に探していた。中に入っていたグミを食べた生徒が、歯磨き粉の味がすると!たくさんの生徒にグミをもらった。あまり日本人には好まれない味だったようだ。
その後、サヨナラパーティーの準備をした。ホストファミリーに感謝の気持ちを伝える文を一生懸命に考え、辞書で単語を調べたり、リサ先生に英語を直してもらい、何度も発音の練習をした生徒たち。読み方を一生懸命カタカナで書いている生徒、知っている単語を一生懸命英語で書いている生徒。子供たちのホストファミリーに感謝の気持ちを伝えようと一生懸命取り組む生徒たちの後ろ姿をみて、サヨナラパーティーが成功することを祈っていた。木曜日はサヨナラパーティーの準備などのために、授業を受ける時間があまりない。そのために、明日がアメリカの生徒たちと授業を受ける最後の日になりそうだ。一つでも多くの英語を覚えて、新しい友達を作ってほしいと思う。また、ホストファミリーと一緒に過ごせる時間も残り少なくなった。色々な話をしたり、手伝いをしたり日本料理を作ったりとお世話になったホストファミリーに恩返しができたらいいなと思う。
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