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2014年鹿児島県立伊佐農林高校100周年記念事業 米国農業研修プログラムの活動報告です。


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冬のホームステイ

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●2014年活動報告 from Patterson

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8月28日(木)

8月29日(金)

 

August 28th
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August 29th

 約1週間お世話になったパターソンともお別れの日が来てしまった。朝6時45分にパターソン高校に集合。ホストファミリーと泣きながら集合した生徒も数名いた。1週間と大変短い期間ではあったが、それほどまでにホストファミリーの方々と濃い時間を過ごせたのだろう。前日のさよならパーティーの時から、まだ生徒たちに帰らないでほしいという声がホストファミリーから多く聞かれたが、ハグと涙でいっぱいの別れとなった。ここからは、TCのジムとスザンと一緒にサンフランシスコ空港までバスで移動。朝のラッシュ時と重なり、少々道路が混んだところもあったが、遅れずに無事に空港まで着いた。サンフランシスコ空港では、ジムとスザンとお別れ。みんなで集合写真を撮り、引率の先生方からTCの2人に贈り物があった。たくさんの経験と出会いを与えてくださったジムとスザンに感謝したい。

チェックインを済ませ、セキュリティゲートを通るといよいよ搭乗口へ。自由時間を少しだけ設けることができたが、アメリカでの最後の買い物を思い思いに楽しんだようだ。約11時間のフライトでは、パターソンでの1週間について感想文を書いてもらったり、映画を楽しんだりしていたようだ。成田空港周辺では、雲の影響で少し機体がゆれたが、予定通り無事成田に到着した。成田―羽田間の移動もスムーズにいき、羽田でのチェックインや保安検査など、皆さんの協力のおかげで大変スムーズに進めることができた。鹿児島までのフライトを待つ間、生徒たちは長い移動に疲れながらもみんなと過ごす最後の時間を楽しんでいた。

鹿児島には21時前に到着。スーツケースを取り、到着口を出ると、校長・教頭先生や同窓会長、多くの家族の方々が迎えてくださった。言葉が通じず、何もかもが新しい環境で過ごした1週間のあとの再会はとてもほっとできるものだったのではないだろうか。解散式では引率の下簗先生、宮元先生、また校長先生と同窓会長からもご挨拶いただき今回の米国農業研修プログラムの終わりとなった。

市庁舎を訪問させていただいたときに、地元パターソンの新聞記者の方から取材があったのだが、インターネットでその記事を見ることができた(→リンク Patterson Irrigator紙)。伊佐農林高校の紹介、今回の米国研修プログラムの概要、そして生徒たちの紹介もあった。1週間の間に、午前中を過ごしたパターソン高校の授業に参加させてもらったことや、訪問・見学させていただいた農場などの紹介もあった。記事にもあるように、今回の伊佐農林高校の9名の生徒さんたち、2名の先生方の訪問にパターソン高校は本当に喜んでいた。パターソンは小さな町であるがゆえに、あまり外からの訪問者はない地域。こうして自分たちの地域で日本からやってくる生徒・先生方と交流できるのは彼らにとっても貴重な経験だろう。今回1回限りではなく、伊佐農林高校とパターソン高校の絆がもっともっと深まっていくことを願っている。

最後に、異文化で、しかも言葉も違う生活に不安も大きかっただろう生徒たちに、多くのチャレンジをして一回り大きくなった姿に大きな拍手を送りたい。また、1週間ずっと生徒さんたちと一緒にご同行いただいた引率の先生お二人にも多くのご協力をいただき大変感謝している。この1週間で得た多くの学びを、伊佐農林高校への還元、そして自分たちのこれからに活かしていってほしい。

8月27日(水)

August 27th

【動画4】

【Movie4】

パターソン高校での最後の一日は、いつも通りグリーン先生のアグリカルチャーリーダーシップの0限目のクラスから始まった。そのあと自分たちのパートナーとクラスに参加したら、今度はパターソン生と一緒に花の種植えを行った。いつものパートナー以外のたくさんのパターソン生と触れ合うことのできたとても有意義な時間だった。おとといと昨日はパターソン生と触れ合うときもまだまだ緊張がとけず、生徒たちはおどおどしていた様子が隠せなかったが、本日はパターソン高校で過ごす最後の日ということもあり、アメリカ人生徒たちと写真を撮ったり、折り紙をプレゼントしたり、ノートを使ってうまくコミュニケーションを取ろうとする姿が多く見られた。花植えは、トラックで運ばれてきた土を花壇にうつすところからスタート。はじめは戸惑っていた生徒たちも、アメリカ人生徒たちに溶け込んで土と肥料を混ぜたり、水を撒いたりしていた。最後のグループとは実際に花の種を植える作業をした。この花が育てば、グリーン先生のフローラルのクラスで実際に使われるのだそうだ。パターソン高校での時間をプランニングしてくださったグリーン先生には本当に感謝してもしきれない。

花植えのあとは、ランチを済まし、まずはフィスカリニ酪農場に向かった。フィスカリニは世界でも有名なチーズを作っている。ここでは計3,000頭ものジャージー牛とホルスタイン牛を飼っていて、その半分の牛から搾乳をしている。その半分はまだ若い牛たちだそうだ。搾取の際はコンピューターを使ってどの牛のミルクか、またどれだけのミルクが取れたかどうかなどの情報を集めている。チーズ作りの工程は見ることができなかったが、最後に3種類のチーズを味見させてくださった。そのうちの一つは世界でも2回賞をとった有名なチーズ。他にも燻製チーズや赤ワインフレイバーのチーズを試食させてもらった。

次に向かったのはザイガー種苗場。ここではアプリコットやピーチなどを手作業で掛け合わせて苗木を作っている。ザイガーで最初に作られた品種には名前にTMという文字が入っていて、それはトレードマークであり、日本でいう登録商品のようなものだ。今朝植えたばかりの種を見せてもらったり、少し育った苗木を見せてもらったり、最後にはそれらの木が多く植えられているところを歩かせてもらった。いろいろな品種をその場で食べさせてもらい、味の違いを楽しんだ。日本や中国、フィリピンなどは甘い品種を好むようで、これらの国には甘い品種が多く出荷されているらしい。

本日最後の訪問先はラットブラザーズ。ここではバジルやミントなどのハーブや野菜、アーモンドやくるみなども栽培している。広大の敷地を車で案内してくださった。ここでは収穫後発送するまですべてが行われており、発送準備をしているところを見せてもらった。野菜やハーブによってそれぞれ異なる室温に保たれていた。短い時間ではあったが、こうして発送の倉庫を見せてもらったのは貴重な経験だった。

一度ホストファミリーとともに家に帰ると夜はさよならパーティーが始まった。伊佐農林高校の下簗先生のホストファミリーのおうちのお庭をお借りしてパーティーは行われた。きれいに並べられたテーブルにはそれぞれのホストファミリーと座る生徒たちの姿。TCのジムとスザンが持ってきてくださった日本食を楽しんだ。まずは、カップにつがれたお味噌汁を自分たちの手でホストファミリーにおもてなし。スープが終わると、チキンやカリフォルニアロールの入ったボックスを配膳した。ホストファミリーへの感謝の気持ちを表せたにちがいない。

ごはんが終わるといよいよ出発前から用意してきた出し物の本番。まずは生徒全員によるドレミの歌・伊佐農林高校校歌の披露。大きな声で元気よく歌ってくれた。次は女子生徒によるポップダンスの発表。笑顔で立派に踊ってくれた。次は宮元先生による習字の披露。数名のホストファミリーの方々の名前を漢字で書いて披露してくださった。名前を書いてもらったホストファミリーはとても喜んでいた。男子生徒による楽曲「島唄」の披露は、一人でも堂々と歌い上げた。女子生徒二人による浴衣と甚平着付けの披露。裏でそれぞれのホストシスターに着付けをしてあげる間に、他の生徒による日本についてのクイズがあった。1〜5まで日本語で数えられる人や、宮元先生の習字で書いた文字の意味を当てることのできた人、2020年のオリンピックが行われる都市を当てられた人など、クイズに正解した人には生徒からギフトが渡された。クイズが終わると、ちょうど着付けの終わったホストシスターと着付けをした生徒が一緒に出てきて、ファッションショーのように披露してくれた。着物と甚平を来たホストシスター2人はとても綺麗だった。そのあとは生徒全員によるソーラン節の披露。あまり練習する時間がなかったにも関わらず、みんなで力を合わせて踊ってくれた。ホストファミリーもとても喜んでくださった。男子生徒と下簗先生による感謝のスピーチに続き、TCのジムとスザンからそれぞれの生徒たちとホストファミリーに賞状が渡され、さよならパーティーの終わりとなった。

帰り際にはクジャクを30匹ほどうちで飼っているホストファミリーから、綺麗なクジャクの羽のプレゼントがあった。明日のお別れを考え、すでに涙を流している女子生徒もいた。この涙は生徒たちがホストファミリーとの時間、パターソンでの時間を楽しんでくれた証拠だろう。

明日は早朝の出発。涙でいっぱいの別れの朝になるだろう。だが、またホストファミリーに会いに帰ってきたいという声が多く聞こえる。明日は長い移動の一日になるが、無事に鹿児島のそれぞれの家族の元に帰り着くまで、気を抜かずに過ごしたい。

8月26日(火)

August 26th

【動画3】

【Movie3】

 パターソン高校で過ごす二日目の朝。1週間の滞在はとても短く、昨夜はお別れのことを考え涙を流した生徒もいたようだ。日本へのおみやげを買いにホストファミリーに買い物に連れて行ってもらった生徒は興奮した様子でその話をしてくれた。

朝は7時に集合。0時間目はアグリカルチャーリーダーシップのクラスに全員で参加。学校が始まったばかりの9年生にプレゼンテーションをして学校のことなど教えてあげるらしい。今日はグループに分かれて何についてのプレゼンテーションをするかトピックを考えることから始まった。それぞれのグループがアイディアを出し合い、その中からいいものを選び出した。生徒たちは行き交う英語に困惑していたが、辞書を使って言葉を一生懸命調べたり、ホワイトボードに先生が書いたことを書き写したりしていた。1時間目からはそれぞれのパートナーとクラスに参加。メカニックスなどの農業系のクラスからスペイン語、数学などそれぞれの授業に参加させてもらった。

ランチをすませ、TCのジムとスザンが運転するバンに乗り込み、スチュワート&ジャスパー農場へ。60年以上アーモンドを栽培している農場で、広大な敷地を持つ農場だ。まずは、映像でアーモンドが収穫されるまでを見せてもらった。機械でアーモンドの木を揺らすことでアーモンドの実が落ち、別の機械で落ちた実を吸い上げる。そこからの工程を実際にそれぞれの建物に入れてもらい見せてもらった。アーモンドを大きさ別に分ける機械や、手作業で傷のあるアーモンドやちりなどを判別したり、それぞれ区別されたアーモンドのサンプルをデータベースに入れる作業などを見学させてもらった。社長さんにもお会いすることができ、とても学びの多い時間を過ごさせてもらった。

次に訪れたのは、ビル氏のもつ酪農場へ。2000頭を6人の従業者で世話している。時間のない中、見学させてもらったのはオペレーションの機械。昔はすべて人の手でされていたものが、それを手助けする機械があることで格段に効率がよくなったという。お母さんの牛は1年に2回、子牛は1年に1回ワクチン接種をするそうだ。ここでも生徒たちから質問が飛び交い、知識を多く持つビルさんから多くのことを教えていただいた。

今日のスケジュールはこれだけではない。夜にまたパターソン高校に集まり、パターソン高校のFFA(Future Farmers of America)と呼ばれる将来の農業者たちである生徒たちとともにホットドッグを食した。ホストシスターやホストブラザーたちとの時間を楽しむ生徒たちの姿が見られた。女子生徒たちは、伊佐農林高校にメッセージをもらおうと、パターソン高校で主に私たちのスケジュールをしてくださっているグリーン先生やホストブラザーやシスター、学校の友人のビデオを撮らせてもらった。彼らがどれだけ伊佐農林高校生との時間を楽しんでくれているかが伝わってきたビデオとなった。

いよいよ明日は帰国前最後のスケジュール。盛りだくさんの一日に夜はさよならパーティーだ。短期間ながら本当に多くの方々にお世話になった。さよならパーティーではその感謝の気持ちで思う存分おもてなしできたらと願っている。

8月25日(月)

August 25th

【動画2】

【Movie2】

今日はパターソン高校に実際パターソン高校の授業に参加させてもらう初日であった。唯一の週末であった昨日をどう過ごしたか聞いたところ、ホストファミリーとの時間を楽しんだようだ。ホストファミリーがみんなでビーチに行く計画を立ててくれ、多くの生徒が参加したようだ。
本日は本当に多くの方々にお世話になった。午前中はパターソン高校での活動。朝7時に集合すると、0時間目を使ってまずは名前の自己紹介。その後グループに分かれてパターソン生たちに高校の中を案内してもらった。日本とは違う教室の作りやロッカーなど、様々な違いを発見していた。オフィスビルディングの壁には、数年前に生徒が書いた「Strengths in Diversity」という大きく描かれ、その周りにはマザーテレサなど著名人の名言も書かれていた。そこで急きょ多くのパターソン生たちと集合写真を撮り、生徒たちは喜んでいたようだ。
その後は午前中、9名それぞれがマッチアップされたパターソン生たちと一緒に授業を受けた。すべて英語で行われる高校の授業、生徒たちは訳が分からない様子で戸惑っていたが、数学の授業の説明の仕方が日本とまったく異なることに感動していた生徒もいた。大きな発見だろう。
3時間目までをそれぞれのパートナーと授業を受けてすごし、ランチをすますとパターソン市内ツアーへ。まずは、この地域の学校を取りまとめるオフィスを訪れた。日本でいう教育委員会のようなものだろうか。きれいな建物の部屋を紹介してもらったり、ここで働く人たちが人事課や経理、ビジネスなどの仕事をしていると紹介してもらった。また、ここにはパターソン高校の古いYear Bookと呼ばれるアルバムのようなものがあり、地震で建物がダメージを受け取り壊される前の学校の写真を見せてもらったりした。パターソン高校は始まった当初はとても小さな学校で6人の先生で始まった。最初の卒業生も5〜6人しかいなかったらしい。また、アメリカでは地域によって学校運営が異なるというシステムについてもお話いただいだ。ここを離れるときには、記念にパターソンのマグカップを一つずつ頂いた。

次に訪れたのはパターソン市庁舎。ルイス市長が出迎えてくださった。中に入ると、生徒たちに説明してくれるためにそれぞれの課の方々たちが、説明用のポスターとともに出迎えてくださった。公共事業課や、経理課、パターソン市内をデザインするプランニング課、消防課、レクリエーション課などがそれぞれどういった仕事をしているのか多くの方々からお話を聞かせていただいた。パターソンは小さい都市であるため、外から訪れる人がなかなかいないそうで、伊佐農林高校の生徒たち・先生方の訪問をとても喜んでくださった。生徒たちのその後は消防士の方々に、消防車の説明をしていただいた。105フィートも伸びるはしごのついたトラックには、救助のためにコンクリートを切ったり、壁を壊したりする道具が多くつまれていた。隣のトラックは梯子はついていないが、より大量の水を運ぶことができ、ホースも多く装備されていて消火により適しているようだ。最後にルイス市長から記念にうちわを頂き、市長を囲んで記念撮影をした。みなさんの暖かい歓迎に感謝して市庁舎をあとにした。

本日最後のプランはモデスト短期大学の農学部訪問。モデストはパターソンに隣する都市で、この短期大学には立派な農学部の設備がそろっている。生徒たちが案内してもらったのはキャンパスの一つのウェストキャンパス。動物たちの展覧や、トラックの強さをきそうトラックプールが行われる大きなイベント会場を紹介してもらった。酪農用の牛やアンガス牛、鶏、豚などたくさんの動物を見ることができた。また校内にはとても素敵な寮が並んでいて、この寮に住むには週に12時間動物たちの世話をする仕事をすることが条件のようだ。さらに、最低15単位(必修の4単位を合わせると19単位)取ることも条件のようだ。一つの建物に4名住むことができ、リビングやバスルームなどは共有だがそれぞれにプライベートルームがあるとのことで生徒たちはとても驚いた様子だった。生徒たちはたくさんの動物を見、こちらの学校の施設を見学し、とても有意義な時間が過ごせたのではないか。明日も多くの出会いと学びが待っている。

8月23日(土)

August 23rd

パターソンでの二日目は、お昼からの活動となった。午前中はそれぞれホストファミリーとの時間を楽しんだようだ。話を聞くと、昨夜はパターソン高校で行われたバック・トゥ・スクールのダンスパーティーにホストシスターと参加した生徒がいたり、ホストファミリーとおうちで映画を見たりしたようだ。スタディセンターであるパターソン高校に集合したら、ホストファミリーと別れてベイズ農場へ。ケン&ミシェル・ベイご夫妻が農場を案内してくださった。

まず見学させてもらったのは、ドライトマト。広大な敷地にトレイにのせられた多くのトマトが並べられていた。一枚のトレイにのっているのは2.5kgほどのトマト。外に並べられて乾燥を初めて5〜6日目のトマトを見せてもらった。ここカリフォルニアではほとんど雨は降らないのだが、もし雨が降った場合はこの多くのトマトが濡れてしまわないようにシートをかぶせないといけないのだという。次に見学させてもらったのは、そのトマトを乾燥させる前の工程。ベルトコンベヤーのような機械に通されたトマトが、ちりや茎、はっぱなどから分けられ、洗われ、そしてナイフの付いた部分で半分に切り落とされて出てくる。そのトマトを、従業員の方々の手作業によって、乾燥させるためにすべて上向きにトレイの上に並べられる。機械と人の手作業のコンビネーションによって、毎日24時間、4か月にわたりこの作業が続くという。
次に見せてもらったのは、トマトを収穫するところ。大きなトラクターのような機械でトマトを茎・葉っぱごと収穫し、機械で振るうことでそれらを落としていく。また、その機械には茶色と緑を識別するセンサーが付いており、そのセンサーがトマトについた土や、赤に熟していない緑のトマトを識別し振るい落していくのだという。また、トマトの土を落とす際に、適格な大きさに達していない小さなトマトもふるい落とされる。一つの機械でこれだけのプロセスが行われ、先ほど見た過程へと運ばれていく。

トマトの後は、メロン畑へ。中身がオレンジ色の種類と緑色の2種類の畑を見せてもらった。大きなトラクターに数人人が乗り、大きさによりトラクター上でメロンを仕分けるらしい。人によって、どの程度のサイズのメロンを詰めるかを決めていて、一箱に12個であれば少し小さなサイズ、10個であれば少し大きなサイズを集める。その場で段ボールに入れられ、トラクターの上で出荷する準備まで済んでしまうのだ。また、トラクターの横には4名ほどいて、メロンが熟しているかどうかを確認する。その日その日でメロンがどの程度熟しているかが違うため、熟していなければまた別の日にそのメロンをチェックしなければならない。毎日メロンフィールドを行き来する。7〜10日ほどこの過程を繰り返すのだそうだ。また、メロン畑の横には蜂箱がいくつもあり、メロンの受粉のために蜂は必要不可欠らしい。規模の大きなメロン・トマト畑に生徒たちは圧倒されていたが、トラクターに何トンぐらいトマトが乗るのか、など積極的に質問を投げかける生徒もいた。

畑の見学をさせてもらったあとは、ベイズ夫妻のご好意で、おうちのプールを提供してくださった。はじめは戸惑っていた生徒たちも滑り台をしたり、飛び込み台から飛び込んでいたり、楽しそうにはしゃいでいた。時間の関係で長い時間過ごすことはできなかったが、熱い中外で過ごしたあとのプールは良いリフレッシュになったのではないか。

時間がせまり慌ただしく戻ったパターソン高校にはすでにホストファミリーの方々が待ってくださっていた。たった1週間しかない生徒たちのためにホストファミリーの方々は一生懸命プランを考えてくださっており、唯一のホストファミリーとの週末である明日日曜日はビーチに連れていってもらう生徒たちもいるようだ。昨日到着したばかりではあるが、残りたった5日。生徒たちが少しでもホストファミリーとの時間を濃く過ごせるように願っている。

8月22日(金)

August 22nd

【動画1】

【Movie1】

サンフランシスコ空港で予定より30分ほど早く着陸した伊佐農林高生9名と引率の先生2人を迎え、伊佐農林高校のファームステイの始まりとなった。もっと疲れた表情で出てくるかと思いきや、生徒たちはこれから始まる出来事に心を躍らせた表情でスーツケースを引っ張り出てきた。その場で今回の滞在中のTCをしてくださる、ジムとスザンに挨拶。慣れないながらも日本で練習した握手と満面の笑顔で答えていた。

さっそくバスに移動して、1週間しか時間のない生徒たちに、ジムとスザンからちょっとした観光のプレゼント。まず向かったのはサンフランシスコ市内が一望できるTwin Peaksという山頂。サンフランシスコの街並みやダウンタウンを望むことができた。次に向かったのはGolden Gate Parkという公園。そこでジムとスザンが用意してくれたサンドウィッチやチップスを楽しんだ。サンドウィッチは、ターキーやハム、ローストビーフの3種類があった。初めて食べる本場アメリカの手作りサンドウィッチは美味しかったようだ。公園内をスザンに少し案内してもらい、日本庭園やサイエンスミュージアムの外観を見ることができた。公園を後にして向かったのは有名なゴールデンゲートブリッジ。みんなで記念撮影をし、模型で飾られているケーブルの大きさに驚いていた。サンフランシスコの有名なPier39を横目に、バスはいよいよ今回のファームステイ先となるPattersonに向かった。長旅の疲れでうとうと眠りについてしまう生徒が多かったようだ。

ウェルカムパーティーの行われる公園に予定より早く着いたため、自分たちでパーティーの準備のお手伝い。風が強いなか、手分けしてテーブルクロスを広げテーブルに留めたり、食べ物用のプレートを準備したり、それぞれが手を動かしてくれた。その中でも感心したのは、自らスザンに「Can I help you?」と声をかけていたある生徒の姿。1週間というこの短い期間の中で、積極的にこうして自ら動くことで得られるものは格段に大きいだろうと思う。準備も終わり、ホストファミリーの到着を待つ中、フリスビーやサッカーボールで遊んだりする姿が見られた。そうしているうちに、続々と到着するホストファミリーの姿。緊張で固まってしまう生徒、「きゃー、どうしよう!」と興奮を隠せない生徒、それぞれがホストファミリーとの対面を果たした。お互いの名前を言い合い、しっかりと握手を交わし、初対面の挨のゴールは果たせたようだ。言葉の壁から初めは生徒だけでなくホストファミリーも戸惑っていたが、そのうち辞書やホストファミリーの携帯電話の翻訳機能を使って会話したりしていた。会場にはホストファミリーの他に、今回お世話になるパターソン高校の生徒たちも来ており、バレーボールをしようと誘ってくれた。言葉がわかずとも、一つのボールを追いかけて交流を深めていた。

それぞれのホストファミリーが到着すると、ジムがバーベキューで焼いてくれたウインナーをパンにはさんでホットドッグの用意ができた。ホストファミリーの方々もたくさんのサラダやケーキを持ち寄ってくれて、豪華なウェルカムパーティーとなった。まだまだホストファミリーの前では緊張して、探り合いをするような生徒たちであったが、それぞれ家に帰るころには笑顔もあふれていた。明日の活動はお昼から。この一晩でゆっくり休み、ホストファミリーとの限られた時間を充実させて過ごしてほしい。

 

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