MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

レポート更新情報
更新日
期 間
8月15日
8月8日
8月5日
8月4日
8月2日
7月27日
 いよいよ帰国の日がやってきた。朝6時にFinley Parkに集合をした。朝がとても早かったが,ホストファミリーは時間通りに子どもたちを連れて来てくれた。子どもたちは,ホストファミリーと別れる寂しさと,日本へ帰る嬉しさと,複雑な表情をしていた。サンフランシスコ空港行きのバスがあっという間に私たちを迎えに来た。リサ先生の号令で,全員で写真を撮り,最後にホストファミリーへお礼を言った。「Thank you very much.」「See you again.」とたくさん聞こえた。そして,バスへ乗り,発車するまで手を振り続けた。「本当にお世話になりました。」子どもたちの気持ちは伝わっているはずだ。
 バスの中では,ホストファミリーが持たせてくれたフルーツやシリアル,パンを嬉しそうに食べたり,今までの2週間を振り返ったりする会話が聞こえた。寂しさももちろんだが,子どもたちは達成感にあふれていた。すると途中で,「ゴールデンゲートブリッジだ!」2週間前に,サンフランシスコ空港に到着し,サンタローザへ向かう時にも訪れた,あのゴールデンゲートブリッジを通過する。帰りのバスの中から見るゴールデンゲートブリッジは,やっぱり寂しく感じた。「また見に来たいね!」


 1時間程でサンフランシスコ空港へ到着。ここで,ずっと子どもたちのためにサポートをしてくれたり,元気な言葉をかけ続けてくれたリサ先生ともお別れの時が。各グループのリーダーが一言ずつお礼を言う。そして,みんなでリサ先生に書いたメッセージカードと,ワインをプレゼントした。心から「Thank you!」と伝えることができた。リサ先生はとても嬉しそうだったが,涙を浮かべながら,子どもたち一人一人とハグやハイタッチをして別れた。


 その後,搭乗手続き,手荷物検査をクリアした後,約1時間程の時間があったため,飛行機に乗る前に感想文を書くように指示をした。機内で書くのも良いが,酔ったり,具合が悪くなった時のことを考えて,早めに取りかかった方が良いと伝えた。子どもたちは,思い思いに真剣に書いていた。
 そして,搭乗ゲートへ向かい,機内へ。約10時間かけて日本へ着く長旅である。機内では,いよいよ日本へ帰れることもあり,子どもたちはとてもハイテンション。途中,何度か静かにするように注意を入れた。ほとんどの子どもたちはずっと起きていた気がする。
家族のもとへ帰るのが待ち切れない様子だった。途中,子どもたちが,客室乗務員の方々と楽しそうに会話をする姿が見られた。色々な人たちが子どもたちを応援してくれている。


 約1時間遅れで,成田空港へ到着。「暑い!!」アメリカで肌寒い2週間を過ごしてきた私たちにとって,日本はとても暑かった。成田空港では,MNCCの方が待っていてくれた。バスに乗り,急いで羽田空港へ向かった。高速道路も混んでいたが,何とか羽田空港へ到着。羽田空港で手続きを済ませた後,子どもたちみんなと別れを惜しんだ。「また大人になってこのメンバーでアメリカに行きたいね!」子どもたちは,握手をしたり,連絡先を交換したりしていた。
 「よし,それぞれの県へ帰ろう!」と搭乗ゲートへ向かったが,長崎・宮崎組の飛行機の時間がギリギリだったため,ストップがかかる。子どもたちもだが,私もとても焦った。MNCCの方が臨機応変に対応をしてくれている間に,大分・鹿児島組は入れたため,それぞれのゲートまで見送った。その後,MNCCの方から連絡が入り,無事に,長崎・宮崎組も間に合ったとのこと。本当にホッとした。


 最後の飛行機出発は,鹿児島組。子どもたち4人,MNCCの方,先生で帰った。鹿児島に到着したのは午後8時35分。「お帰り!」満面の笑みでお母さん方が出迎えてくださった。子どもたちももちろんだが,日本で待つ家族の方々も,どうしているかな,元気でいるかな,とわが子のことを忘れることなく,この日を待ちわびていたことだろう。きっと,どの空港でも,このような光景があったことと思う。無事に家族の元へ帰ることができて何よりだった。


 以上で2週間のホームステイの全過程が終了した。本当に充実した2週間だった。

 このホームステイにご協力してくださった,ホストファミリーの方々,アメリカの先生方,MNCCの方々,子どもたちの保護者の皆様,全ての方に感謝いたします。本当にありがとうございました。

 今朝は肌寒く,霧雨が降っていた。今日は,終日研修であると共に,みんなで集まって行動をする最後の日である。「最後かぁ。」と寂しそうな顔をする子や「頑張ったわ!」とほめ合っている子もいた。9時になると,バスが到着。今日は,「ジェリービーンズ工場」へ向かう。バスの中では,昨日のさよならパーティのことを楽しそうに話す声が聞こえた。子どもたちにとっても,とても心に残る思い出になったことだろう。


 約1時間かけて到着。カラフルな色のジェリービーンズ工場が見えて,子どもたちもワクワク。工場へ入る前に集合写真。「もうみんなで撮るのも今日が最後かぁ。」と言いながらも,みんな笑顔でハイチーズ。そしていよいよ工場の中へ。たくさんの人が並んでいた。工場に入る途中,あちこちにジェリービーンズで作られた絵や置物があり,待っている時間も楽しむことができた。「この帽子をかぶって,工場の中へ入ること。」リサ先生から,一人一人に帽子が配られる。その帽子はジェリービーンズのマークが入っていて,とても可愛らしい帽子だった。子どもたちも喜んでかぶっていた。ゆっくり歩いて工場の中を見学。「たくさんの種類のジェリービーンズがある!」「機械を使って箱につめているんだね!」「人が手作業でつめているところもあるね!」「50種類の味があるんだね!」子どもたちは次々に色々なことを発見していた。最後に,1袋ずつお土産にジェリービーンズをもらった。


 見学の後はランチタイム!ランチを持ってきてもいい,買ってもいいとなっていた。ランチを買う人で集まり,工場の中のフード店へ。そこには,ピザやハンバーガー,ホットドッグ,フライドポテトと,美味しそうな食べ物が食欲をそそった。それぞれが食べたいものをしっかりと,店員さんとやり取りをし,お金を渡し,お釣りももらうことができていた。「おいしいね!」みんなで食べる最後のランチは,寂しくもあり,楽しそうだった。


 ランチの後は,ジェリービーンズのお土産コーナーへ。子どもたちは,色とりどりのジェリービーンズを嬉しそうに買っていた。また,不思議な味のするハリーポッターのジェリービーンズや,ビールの味のするジェリービーンズなど,珍しい味を買っている子もいた。


 「集合!バスへ乗り込むぞ!」買い物の後は,ソノマという町へ向かった。そこでは,チーズのお店でいろいろな味のチーズ試食をしたり,アイスクリームを食べたりして楽しんだ。あまり時間がなく,あっという間に帰りの時間に。子どもたちをソノマにある公園へ集めて,最後の帰りの連絡をする。まず,リサ先生からみんなに「来たときよりも,強くなったね。自信をもってね。明日から最後の週末をホストファミリーと過ごすけど,感謝の気持ちを忘れずに,思う存分楽しんでね。」と伝えられる。いつも元気いっぱいの子どもたちだが,しんみりと聞いていた。そして,今日一緒に同行してくれたMNCCの友香先生からも,荷造りをする上での注意点がいくつも伝えられる。いよいよ月曜日の早朝にはお世話になったホストファミリーのお家を出ないといけない。計画的に荷造りをし,慌てることがないようにしたい。明日から最後の週末である。とても寂しいが,子どもたちにはホストファミリーと共にたくさん楽しんでもらいたい。

 今日も快晴だが,少し肌寒い。いよいよさよならパーティの日がやってきた。学校に着くなり,子どもたちはソワソワしていた。午前9時から午後3時までは準備の時間。まずは,TCの先生方にメッセージを書いたり,折り紙を書いたりした。そして,リサ先生から子どもたちに,それぞれのホストファミリーとの写真と,メッセージカードが渡された。今までの感謝の気持ちを言葉にして表す。子どもたちは思い思いの日本語や「Thank you.」などの英語を書いていた。折り紙やシール,色とりどりのクレヨンやペンを用いて,子どもたちは上手に作ることができた。


 あっという間にランチの時間。学校で食べるのも今日が最後。子どもたちの様子を見ていると,慣れたように,ホストファミリーが作ってくれたランチを食べていた。そして,ランチを早々と切り上げ,午後はさよならパーティのリハーサルをした。実際にプログラム1番から通して行った。途中,中断したり,ハプニングもあったが,それもとても良い練習になった。3時になり,子どもたちはそれぞれのホストファミリーと帰っていく。「またさよならパーティで会おうね。」と子どもたち同士で言葉を交わしていた。


 7時になり,Finly Parkへ集まった。中の会場に移動し,とても設備が整っていて,子どもたちも緊張し始めた。中には,浴衣やじんべえを着ている子もいた。


 いよいよさよならパーティが始まる。司会のWelcome speechをレオがしてくれた。まず,みんなで舞台にあがり,ラジオ体操第一を披露。練習のときは恥ずかしがっていた子も,本番では楽しそうに活き活きとしていた。次に,習字。リンタロウとコトネが披露。「祭,生命,日本,感謝」の文字と意味を紹介する。そして,「Who wants this?」と聞き,2名のホストファミリーが挑戦してくれた。会場も盛り上がった。習字の後は,マジックショー。タカキ,コトネ,リカ,リョウタロウが披露。トランプやコイン,フォークを使って会場を沸かせた。どのマジックも成功してホッとした。次に,折り紙。サキ,ユラ,レオが披露。飛行機や風船,鶴などを作って会場に来ているホストファミリーにプレゼントした。ホストシスターやホストブラザーも興味津々だった。折り紙の後は,けん玉。キョウスケとヒビキが披露。けん玉を巧みに操り,いろいろな技を見せ,会場を驚かせた。そして,次にバレー。コウメとコウシが披露。トスなどでボールをつないでいく。途中,ホストファミリーも参加し,バレーを一緒に楽しむことができた。バレーの後は,バトン。ミュウ,ヒビキが披露。CDに合わせて,華麗にバトンを操る。その姿は会場を魅了させた。とてもキレイで,終わった後は盛大な拍手に包まれた。そして,少林寺拳法。コウシが披露。気合いと一生懸命さがとても伝わる,迫力のある姿を見ることができた。会場も圧倒された。次に空手。リョウタロウが披露。道着を着て,これまた迫力のある姿。コウシもリョウタロウも声を出して力強い披露となった。会場もとても盛り上がった。最後に1人1人スピーチ!の前に,リョウタロウがホストブラザーと一緒に歌を披露。これには会場も驚きと,歓喜に包まれた。


 そして,最後の魅せ場。1人1人のスピーチである。朝から,子どもたちはたくさん練習してきた。マイクが中央に置かれ,1人1人ホストファミリーに感謝の気持ちと,何が楽しかったのか英語でスピーチをして,ホストファミリーに作ったメッセージカードを渡す。緊張しているように見えたが,練習した甲斐もあって,全員がしっかりと自分の感謝の気持ちとメッセージをホストファミリーに渡すことができた。その姿は,堂々としていて,この2週間で本当に成長しているなぁ。と心から思った。そして,子どもたちからリサ先生や色々とお手伝いをしてくださった先生方へメッセージとプレゼントを渡した。なんと,そこでは,予想もしなかったことが・・。子どもたちは私にまで,メッセージを作っていたのだ。これには私も驚き,思わずウルウルときてしまった。ありがとうね。本当に嬉しかったよ。


 そして最後に子どもたちはリサ先生から,修了証書が手渡された。子どもたちは達成感と喜びに満ち溢れていた。そして,さよならパーティも無事に終了。よく頑張ったね。明日は最後の終日研修。もうホームステイできるのも残り4日。悔いのないように充実した日々を過ごせますように。

 今日も朝から日差しが強く,雲一つない良い天気。今日は,「ガレージセール」を体験する日だ。子どもたちは,何を売るのか,昨日から話が盛り上がっていた。会場に着くと,そこには大きなテントとテーブルが準備されていた。子どもたちは一斉に,ガレージセールのために日本から持ってきた物を広げる。ポケモングッズ,扇子,じんべえ,パズル,お菓子,カレンダー,キーホルダー,習字で書いた文字,スタンプ,キティちゃんグッズ,富士山の財布,お寿司の消しゴム,など様々な物が並べられた。


 9時になり,開店の時間。子どもたちは自分が持ってきた物に値段をつける。が,ちょっと待った。リサ先生から「値段は決められない。買う人の善意で,その方が支払う分を決めても良い。」と忠告される。「へえ〜。」勉強になった。周りのお店は,野菜や果物を売っていたり,楽器を演奏していたりする所もあった。「日本で言う,バザーに似ているね。」子どもたちの中からそういう声も聞こえた。


 約30分後ぐらいだろうか,最初のお客さんが来た。子どもたちは,ジェスチャーで自分の持ってきた物をアピールする。まず売れたのは,ポケモングッズ。やはり,「ポケモンGO」の影響だろうか,ポケモンを見つけたとき,即座に手に取っていた。そして買ってくれた。子どもたちもとても嬉しそう。1人,2人とお客さんも増えていき,子どもたちも慣れてきたのか,次々に物を売っていく。「We are from Japan!」「Thank you.」小学校で習った表現を存分に発揮している子どもたちも見ることができた。


 そしてあっという間にランチタイム!「今日はピザよ!」リサ先生のかけ声が子どもたちを元気にさせた。「One more, please.」子どもたちは2枚,3枚とリサ先生からピザをもらって食べた。今まで一生懸命働いた後のピザは,とても美味しく感じられたことだろう。


 気づくと,最初はテーブルいっぱいに広げてあったが,今は半分以上が売れている。子どもたちはどのくらい売ることができたのだろう。広いスペースに移動し,リサ先生と一緒にお金をカウントをする。「one , two , three, ….」「Wow!」リサ先生の大きな反応で,子どもたちがいかに頑張ったか分かった。なんと,日本円にして約2万円ものお金を集めることができた。これには子どもたちも喜びの声。「すごい!」「やったね!」もちろん寄付金になるが,とても嬉しそうだった。リサ先生も子どもたちに盛大な拍手を送っていた。


 その後,歩いて移動し,公園へ向かった。今日はとても暑く,子どもたちも水をガブガブ飲んでいた。だが,水を飲んだ後は,すぐに遊び始める。暑さも忘れるほど元気である。ホストファミリーが迎えに来るまで,ボールや鬼ごっこをして楽しんだ。


 明日は,いよいよさよならパーティである。子どもたちと計画を立ててきたが,本格的に練習するのは明日が初めてであり,明日が本番である。正直ドキドキしている。ホストファミリーに私たちの感謝の気持ちが伝わり,最高のパーティになりますように。

  今日も快晴。外は少し肌寒い。昨日は終日研修だったため,今朝の子どもたちの様子は眠たそうに見えた。そして,なかなか馴染めずホームシックにかかっている子どもたちもいた。「ママに会いたい,日本に帰りたい。」でも,子どもたちはもう1週間もアメリカでホームステイを経験している。十分強くなっている。「大丈夫。残り1週間を充実したものにしたいね。」それしか言えなかったが,この思いはとても素晴らしい思い出になる日が来るだろう。


 午前中はリサ先生と英語の授業。そして,MNCCの友香先生も授業に参加して,子どもたちのサポートをして頂いた。まず,リサ先生がホストファミリーの名前を聞く。来た当時は何も言えなかった子どもたちであったが,もう全員が完璧に答えることが出来る。そして,ホストファミリーと過ごすときに使える表現や,月・曜日・感情など様々なことを楽しく学習することが出来た。その間,私自身は日記を見ることが出来た。終日研修が重なり,週末をはさみ4日分も見ることができなかったため,見るのが楽しみだった。日記の内容は,ホストファミリーとどのように過ごしたか,どんな英語の表現を学んだか,どんな料理を食べたか,ホームシックから脱出する方法について,日本食を作ってあげたが,失敗した,など,思い思い書いていた。


 そして午前の時間もあっという間に過ぎ,ランチタイム!テーブルいっぱいに広げてランチを楽しむ。リサ先生は何かを持っている。「ライスボール!」おにぎりだった。リサ先生のお家にホームステイをしている,みゅうとれおが作ってプレゼントをしていた。リサ先生とても嬉しそうに食べていた。


 おなかもいっぱいになり,午後は消防署へ見学に行く。外はとても暑く,子どもたちも一生懸命歩いていた。途中,水飲みの休憩も取ったが,多めに持ってきていたはずの水をどんどん底をつき始めた。「暑い,暑い。」と言ってるうちに,消防署に到着!そこには力強そうな消防士の方々が出迎えてくれた。思わず「お〜」と言ってしまう。まずは,大きな消防車の前で記念写真。その後,施設や仕事内容を丁寧に教えてくださった。子どもたちも興味津々。途中で,実際に消防服を着て,一つ一つ説明してくださった。子どもたちは消防服を着たお兄さんに触れてみたり,持とうとしたりしていた。施設では,48時間勤務のため,大きな冷蔵庫が3台,テレビ,ベッド,トレーニングルームなどが完備されていた。子どもたちの質問にも優しく,丁寧に教えてくださった。とても頼もしい光景だった。


 消防士の方々にお礼を言って,さよならした後は,スーパーマーケットへ。今日は,ホストファミリーに料理を作るために食材を買いに来た。子どもたちはそれぞれ何の料理を作るか決めていた。だが,「お肉はどこにありますか?」「これはいくらですか?」「どちらを買えばいいですか?」など,質問攻めにあった。子どもたちと共に探し,考え,買うことだった。


 帰る途中,料理の作り方を確認し合っている様子も見れた。今夜はしっかり作ることができたかな。明日,話を聞くのが楽しみである。

 今日は終日研修の日。朝の集合が少し早かったが,子どもたちの様子はとても嬉しそうだった。話を聞いてみると全員が,ホストファミリーと充実した週末を送っていた。「プールへ行きました。」「パーティでダンスしました。」「遊園地へ行きました。」「バーベキューをしました。」「ゴルフをしました。」「寿司レストランへいきました。」「庭で取れた野菜の料理を食べました。」「ケーキをホストファミリーと作りました。」など,たくさんの出来事を教えてくれた。子どもたちがとても嬉しそうに話す姿は,私自身も嬉しくなった。ホストファミリーのおかげで楽しい経験をすることができている。きちんと感謝の気持ちを伝えられているかも確認した。


 さて,今日の終日研修は,バスで約1時間ほどかけてサンフランシスコへ向かった。行きのバスの中はみんなワクワクしていた。まずは,ゴールデンゲートブリッジへ到着。やはり外は肌寒い。子どもたちはきちんとジャケットを持ってきていた。若干2名ジャケットを忘れた男の子たちがいたが,持ち前の明るさと元気で寒さに打ち勝っていた。ゴールデンゲートブリッジは,私たちが約1週間前にサンフランシスコに到着し,サンタローザへ向かう途中でも立ち寄ったが,何度見ても美しい光景だった。記念写真もバッチリ撮れた。


 次に,フィッシャーマンズワーフへ向かった。向かっている途中にケーブルカーも見ることができた。そして,到着するやいなや,美味しそうな匂いがただよう・・「先生,ランチは買ってもいいですか?」「もちろん!」リサ先生の後をつきながら,みんなで並んだのは有名な「クラムチャウダーインブレッドボウル」大きな器のパンに,たっぷりのクラムチャウダーが・・。思わず立ちながら食べてしまう子も。きちんと座るまで我慢我慢。


 広場へ移動し,嬉しそうに頬張っていた。私自身も初めてだったので,とても美味しく食べることができた。そこでは,ギターを持って歌を歌っている方がいた。子どもたちは食べながらリズムに乗り,音楽を楽しんでいた。また,何人かはリサ先生と踊ってノリノリだった。「ごちそうさまでした。」全部食べきる子もいれば,あまりの量に残してしまう子も・・。いずれにせよ美味しかったね!


 そして最後にピア39へ向かった。そこはたくさんのお店が立ち並ぶ。それと同時にたくさんの人々がいた。絶対に一人で行動しないことを何度も言い聞かせる。集合時間は約2時間後。子どもたちは嬉しそうにお土産のお店へ走っていった。キーホルダーやチョコレート,Tシャツなど様々な物を手に取る子どもたち。「先生,これいくらですか?」「書いてあるから自分で確認してごらん。」この会話を何回しただろうか・・。だが,自分自身でレジへ向かい,きちんとお金を払っている姿は頼もしくも見えた。そして,集合時間もしっかり守ることができた。えらかった。


 帰りのバスの中は,疲れも出てスヤスヤと眠る子どもたち。今日もとても充実した1日になった。このような経験ができるのも,残り1週間となった。少し寂しい気もする

 今日も快晴。そして,今日は子どもたちみんなが楽しみにしていた「フェアグラウンド」という移動式の遊園地に行く日である。きっとワクワクしながら来るのであろうと思っていた。だが,子どもたちの様子は元気がない。一人一人に聞いてみると,「日本が恋しい」と大半の子どもが言ってきた。少しホームシックにかかっているようだった。すぐに子どもたちを集めて,ホームステイの目的と「Be strong! 強くなろう」と伝えた。


 フェアグラウンドの開園は午前11時。それまでに時間があったので,リサ先生とホストファミリーへの丁寧な頼み方「Please may I 〜?」の練習を一人一人した。だが,またしても元気がない。リサ先生も子どもたちに指導をする。明日からホストファミリーと過ごす初めての週末である。そこで使えるとても大切な表現を練習しているのである。子どもたちにそのことを分かってほしかった。


 もしかしたら,ゲームをしたら元気が出るかもしれない。その考えは的中。「Green light! Red light!」という日本で言う「だるまさんが転んだ」というゲームをした。初めは,ルールがいまいちつかめなかったが,段々と慣れていき,後半はとても盛り上がった。子どもたちの楽しそうな笑顔を見て,ホッと安心した。そして,その後はみんなで「A,B,C song」を歌った。リズムが難しかったが,リズムに合わせてアルファベットの練習になった。


 いよいよフェアグラウンド会場へ向かう。向かっている途中で,日本にもある「Seven 11」に立ち寄った。今日は1日とても暑い。子どもたちはそれぞれ水を買った。レジで,きちんとお金を渡し,「Thank you.」と言うことができた。そして,それから5分ほどで会場に到着。そこには,楽しそうな乗り物,ゲームがたくさんあった。子どもたちはお金のかかる乗り物やゲームはしてはいけない決まりである。初めは,乗り物やゲームを見るたびに,「先生,1回だけさせて。」とお願いに来ていたが,それらをしなくても十分に楽しめることを伝えた。


 まず,いろいろな作品が並ぶ展示場へ入った。日本でいう自由研究の展示会場に似ていた。中には,賞を獲得した作品も並んでいた。子どもたちは興味津々に見ていた。新聞で作られたドレスや,粘土で作られた家,ポケモンやマリオも作られていた。次に,フードコーナーを歩いた。美味しそうなハンバーガー,ポテト,お肉が並んでいる。ちょうどお昼時だったので,それぞれにそこでお昼ご飯を買った。ほとんどがハンバーガーを買っていた。そしてとても美味しそうに頬張った。


 おなかもいっぱいになり,次はデザートにアイスクリーム!なんと無料でアイスクリームを食べることができるのだ。無料ということもあり,長い行列ができていた。だが,子どもたちは長い行列にも負けず,アイスクリームを楽しみに待つことができた。暑い中食べるアイスクリームは最高だった。
 そして,動物と触れ合える広場へ。そこには,羊や豚,見たことのない動物がたくさん!毛が柔らかくて気持ちよかった。中には怖がっている子どももいたが,何とか触れてみようとしていた。写真もたくさん撮っていた。


 楽しかった時間もあっという間にすぎる。予定よりも遅くフェアグラウンドを出てしまい,急いでホストファミリーが待つ公園へ向かう。子どもたちは明日から初めての週末である。すでに予定が決まり,楽しみに待つ子どももいた。充実した週末になってほしいと思う。月曜日に週末の話を聞くのが楽しみである。

 ホームステイ2日目。今日も朝から日差しが強いが,少し肌寒い。今日は,Howarth Parkというとても大きな公園に集合。子どもたちは着くやいなや,公園の遊具で遊び始める。日本の学校で遊んでいるのと変わりのない,とても仲むつましい光景だった。一人一人に「昨日の夜は何をしたの?」「ディナーは何だったの?」「夜は眠れた?」と尋ねると,「野球観戦に行った。」「初めてバスに乗った。」「お菓子を一緒に作った。」「ピザを食べた。」「トランポリンをした。」「犬と遊んだ。」「遅くまでホストブラザーと遊んだ。」など,楽しそうに色々な話をしてくれた。ホストファミリーはとても歓迎してくれていること,感謝の気持ちを忘れないことを再確認させることだった。


 9時になり,リサ先生と朝の会を始める。昨日の宿題に,ホストファミリーの全員の名前を覚えるように指示を出した。どのくらい覚えてきてくれているのだろう・・。リサ先生が一人一人にホストファミリーの名前を尋ねる。嬉しいことに,ほとんどの子どもたちが完璧に覚えてきていた。何名かは,発音が難しいから分からなかったという子どもたちもいたが,リサ先生が教えてくれた。その後,ボールを使い,自己紹介ゲームをした。子どもたちは,自分の名前や好きなスポーツなど,自由に紹介することができていた。また,鬼ごっこやバスケットボールもした。


 そして午前中の時間もあっという間にすぎ,子どもたちが楽しみにしていたバーベキューの時間がやってきた。男の子5人は積極的に力仕事をしてくれた。頼もしい姿を見ることができた。女の子たちは道具の見張り当番をしてくれた。着々と準備ができていき,いよいよお肉を焼くとき!残念ながら子どもたち自身でお肉を焼くことはできなかったが,美味しそうな匂いが食欲をそそる。リサ先生の号令で,「ホットドッグかハンバーガー」を選べる。子どもたちは自分がどちらを食べたいか,英語で伝えられていた。みんなで頬張って食べた。とても美味しく,ジューシーだった。中には,2個や3個も食べる子どももいた。そして,その後はデザートも出た!スイカとマシュマロをはさんだチョコレートクラッカーだった。スイカを英語で「water melon」と習ったばかりで,さっそく子どもたちは発音をすることができた。スイカもチョコレートクラッカーも甘くて美味しかったね。


 午後の時間は,ホストブラザーやホストシスターと遊具で遊んだ。英語で伝えることは安易ではないが,子どもたちが積極的に伝えようとしている姿はたくさん見ることができた。また,驚いたことに,日本人の友達とも英語で会話をする姿を見て,このホームステイの目的を達成することができるだろうと確信した。


 夕方になっていき,どんどんホストファミリーが迎えに来る。笑顔で帰っていく。とても嬉しかった。今日は終日,公園で遊んだ。きっと疲れているであろう。明日は,アメリカのお祭りを体験する。たくさんホストファミリーと話してほしいが,今日は早く寝て,明日に備えてほしいと伝えた。明日も楽しみである。

 初めてのホームステイで一夜が明けた。子どもたちの様子はどうだろうかととても気になっていた。朝,学校に着くと,元気よく「Good morning!」と挨拶をしてくる子どもたちがいた。話を聞くと,お寿司屋さんでディナーを食べたり,アメリカのプレゼントを貰ったり,ホストシスターやホストブラザーと楽しい夜を過ごしたりしたらしい。初日からとても嬉しい話だった。だが,その反面,なかなかホストファミリーと馴染めず,眠れない夜を過ごした子ども,自分の気持ちを伝えられず悔しい思いをした子ども,思わず泣き出してしまった子どももいた。「何のためにアメリカに来たのか,この経験は必ず自分自身のためにある,勇気と元気を持とう。」ということを,リサ先生と共に,子どもたちに伝えた。


 9時に授業が始まった。食べ物の好き嫌いをチェックリストに表す練習をした。いろいろな身近な食べ物を英語で書く練習,発音など,何人かのホストブラザーにも協力してもらい,全員がチェックリストを作成することができた。また,お金の種類についても学んだ。紙幣の種類の多さに驚いている様子だった。これからの2週間でしっかりとお金を使えるようになろうと言い聞かせた。休み時間になると,学校の中庭で元気よく鬼ごっこをしていた。まだ出会って2日だが,みんな仲良く遊ぶ姿を見て,とても安心した。


 そして初めてのランチ!子どもたちは嬉しそうに,ホストファミリーから貰ったランチをテーブルいっぱいに広げていた。そこには,フルーツやシリアル,パン,スナックなど,いろいろな種類のランチだった。そして,嬉しそうに食べていた。中には,口に合わないと言ったり,食べ方が分からなかったり,お腹がいっぱいで食べきれない子どもたちもいた。いずれにせよ,子どもたちのことを考えてランチを作って下さったホストファミリーへの感謝の気持ちを忘れないようにすることを伝えた。


 ランチタイムが終わり,午後からはサンタローザの中心地を散策した。目に映る一つ一つの建物や自動販売機,横断歩道,信号など,新しい発見をたくさんした。ショッピングセンターにも行き,キャンディーショップやアメリカのおもちゃのお店に子どもたちは興味津々だった。そして,ショッピングセンターから帰る途中,汽車を見ることができた。すかさずカメラを握り,みんなで手を振ることもできた。


 いよいよ下校の時間。それぞれのホストファミリーが笑顔で迎えに来てくれる。子どもたちも思わず笑顔になる。ホームステイを通して,昨日よりも今日,今日よりも明日,どんどん成長していくのであろうと思う。明日も子どもたちの話を聞くのが楽しみである。

いよいよ今日からワクワクドキドキのホームステイへ出発。各県の子どもたちと羽田空港で合流。鹿児島組が着いたときには,大分組が待っていた。そして,だんだんと各県が集まっていき,初めて会った仲間たちとは思えないほど騒ぎ始めた。すぐに打ち解けることは良いことだが,もう一度ホームステイの目的とルールについて強く指導をした。素直な子どもたちであろう。表情も真剣になった。この真剣さがずっと続くことを願うことだった。

成田空港でサンフランシスコ空港への飛行機を待っている間に,一人の外国人の方が話しかけてきた。子どもたちは知っている英語をふりしぼり,意欲的に何とか伝えようとしている。ジェスチャーを使ったり,折り紙を即座にプレゼントしている子もいた。その姿を見て,これからの2週間がとても明るく見えた。分からないながらも,必死で伝えようとする姿勢はとても大切である。

その後,約9時間かけてサンフランシスコ空港へと飛び立った。飛行機の中では,機内食の選択を英語で伝えようとする姿勢がたくさん見られた。また,「水がほしい」をなかなか英語で言えず,結局ヘルプにきた子もいた。英語のシャワーを子どもたちはたくさん浴びることができている。飛行機の中では,友達と楽しそうに話をする様子が見られたが,気が付くと眠りについていた。疲れているのは当たり前である。

サンフランシスコ空港に着き,各自スーツケースを持って外に出ると,そこにはTCのリサ先生が満面の笑みとハグで出迎えてくれた。少々戸惑う子どもたち・・・。でもだんだんと子どもたちが笑顔に変わっていった。その後,バスに乗りホストファミリーが待つ公園の前に,あの有名なゴールデンゲートブリッジへ。子どもたちも興味津々。外は肌寒かったが,興奮していて寒さを忘れるほどだった。カメラを強く握り,たくさん写真を撮っていた。

いよいよホストファミリーと対面。バスの中で練習をした自己紹介をきちんと伝えることができていた子もいれば,恥ずかしがり,なかなか口に出せない子もいた。間違えてもいい,積極的に英語を話そうと何度も言い聞かせた。そしてそれぞれが友達と別れ,ホストファミリーと帰っていく。その姿は期待と不安であふれていた。

子どもたちは明日,どんな話をしてくれるのだろう。英語を使って,気持ちや思いを伝えられたのだろうか。明日が楽しみである。
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