今日も朝から日差しが強く,雲一つない良い天気。今日は,「ガレージセール」を体験する日だ。子どもたちは,何を売るのか,昨日から話が盛り上がっていた。会場に着くと,そこには大きなテントとテーブルが準備されていた。子どもたちは一斉に,ガレージセールのために日本から持ってきた物を広げる。ポケモングッズ,扇子,じんべえ,パズル,お菓子,カレンダー,キーホルダー,習字で書いた文字,スタンプ,キティちゃんグッズ,富士山の財布,お寿司の消しゴム,など様々な物が並べられた。
9時になり,開店の時間。子どもたちは自分が持ってきた物に値段をつける。が,ちょっと待った。リサ先生から「値段は決められない。買う人の善意で,その方が支払う分を決めても良い。」と忠告される。「へえ〜。」勉強になった。周りのお店は,野菜や果物を売っていたり,楽器を演奏していたりする所もあった。「日本で言う,バザーに似ているね。」子どもたちの中からそういう声も聞こえた。
約30分後ぐらいだろうか,最初のお客さんが来た。子どもたちは,ジェスチャーで自分の持ってきた物をアピールする。まず売れたのは,ポケモングッズ。やはり,「ポケモンGO」の影響だろうか,ポケモンを見つけたとき,即座に手に取っていた。そして買ってくれた。子どもたちもとても嬉しそう。1人,2人とお客さんも増えていき,子どもたちも慣れてきたのか,次々に物を売っていく。「We are from Japan!」「Thank you.」小学校で習った表現を存分に発揮している子どもたちも見ることができた。
そしてあっという間にランチタイム!「今日はピザよ!」リサ先生のかけ声が子どもたちを元気にさせた。「One more, please.」子どもたちは2枚,3枚とリサ先生からピザをもらって食べた。今まで一生懸命働いた後のピザは,とても美味しく感じられたことだろう。
気づくと,最初はテーブルいっぱいに広げてあったが,今は半分以上が売れている。子どもたちはどのくらい売ることができたのだろう。広いスペースに移動し,リサ先生と一緒にお金をカウントをする。「one , two , three, ….」「Wow!」リサ先生の大きな反応で,子どもたちがいかに頑張ったか分かった。なんと,日本円にして約2万円ものお金を集めることができた。これには子どもたちも喜びの声。「すごい!」「やったね!」もちろん寄付金になるが,とても嬉しそうだった。リサ先生も子どもたちに盛大な拍手を送っていた。
その後,歩いて移動し,公園へ向かった。今日はとても暑く,子どもたちも水をガブガブ飲んでいた。だが,水を飲んだ後は,すぐに遊び始める。暑さも忘れるほど元気である。ホストファミリーが迎えに来るまで,ボールや鬼ごっこをして楽しんだ。
明日は,いよいよさよならパーティである。子どもたちと計画を立ててきたが,本格的に練習するのは明日が初めてであり,明日が本番である。正直ドキドキしている。ホストファミリーに私たちの感謝の気持ちが伝わり,最高のパーティになりますように。
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