MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

レポート更新情報
更新日
期 間
8月23日
8月16日
8月15日
8月9日
8月9日(火)-10日(水)-11日(木)
8月9日
8月5日
8月4日
8月3日
8月3日
7月27日
7月26日
 ついに最終日を迎えました。誰一人遅刻することなく集合しました。生徒はそれぞれホストファミリーと話をしたり写真を撮ったりしながら最後の時間を過ごしていました。そして、別れの時。それまで平然としているように見えた生徒たちですが、ホストファミリーとハグをしながら涙を流していました。私もバスに乗る直前、ある生徒のホストマザーからハグをされ、「こんな素敵な生徒を連れてきてくれてありがとう」と言われました。私も涙を止められませんでした。バスの中からホストファミリーに手を振りながら、6:30にスタディーセンターを出発しました。

 渋滞に巻き込まれ、サンフランシスコ空港までは3時間ほどかかったように思います。(うる覚えなので確実ではありませんが。)空港でWendyとPamに別れを告げ、チェックイン、セキュリティーチェックを受けました。と、セキュリティーチェックで薬物反応の出た生徒がいたらしくとても時間がかかっていました。何に反応したのかは分かりませんが、生徒はとても焦っていたようでした。しかし、 “Where are you from?”と尋ねられ、 “I’m from Japan.”と答えると通してもらえたと言っていました。ホームステイで来ていた生徒だからというのもあるのかもしれませんが、日本人がどれだけ信頼されているのかを生徒も私も改めて知る機会となりました。

 空港で最後の買い物を終え、機内に乗り込みました。長い空の旅の始まりです。機内で生徒はガイドブックにある感想文を書いて、私に提出することになっていました。「こんなことを感じて、こんなことを学んだのだな。」と生徒が提出した感想文を読んでいると、嬉しくて涙が滲んできました。感想文は異文化体験報告文集に掲載しますので、ぜひご覧ください。
 しばらくすると、機内でガイドブックが回され始めました。メンバー全員からの寄せ書きを書いてもらうためです。きっと一生の宝物になることでしょう。


 前日はさよならパーティーもあり、パッキングもあったので毎日書いていた日記は宿題にしなかったのですが、最後の日も書いてくれた生徒がいました。その中に、「別れは寂しいけれど、今回の別れは心の温まる別れになりました。」という文がありました。きっと皆にとってそんな別れになったのではないかと思っています。

 成田空港に到着し、そこからバスで羽田空港に移動しました。そして、東京から参加した生徒とはここでお別れです。すると、高校生の女子が「先生、3週間ありがとうございました。」と言ってローダイメンバーからのメッセージカードをプレゼントしてくれました。本当に幸せ者だな、と思って涙が出てきました。「先生、泣くのはまだ早いよ!」と言われましたが。メッセージを読んで号泣したのは言うまでもありません。

 東京の生徒とはそこでお別れ。それからチェックインして長崎、熊本、鹿児島そして宮崎へ帰って行きました。宮崎空港に到着すると家族の方々が笑顔で迎えてくださりました。無事に生徒を送り届けることができて私もホッとしました。


 引率者としてしっかりと役割が果たせたのかあまり自信がありません。もっと伝えられることがあったのではないか、こうしていればもっと生徒のためになったのではないか、考えれば切りがありませんが、こうして全員笑顔で帰国できたことは事実です。このような素晴らしい機会を与えてくださったMNCCの方々、勤務校の校長先生や先生方には心から感謝しています。そして、日本から生徒を見守っとくださり、つたない私のレポートを読んでくださった保護者の方々、ありがとうございました。 

 ホームステイ22日目。ついにやって来ました。さよならパーティーの日です。まず、生徒にありがとうと言いたいです。準備期間があったとはいえ、限られた時間の中での準備はとても大変だったと思います。
今日は一日リハーサルをし、一旦家に帰って17:30に再度集まりました。浴衣や甚兵衛、Pamの着物を着て華やかなパーティーとなりました。

 2人のMCは不慣れながら、見事に進行を務めてくれました。国歌斉唱、3人のピアノソロ、ラジオ体操、Lean on meのソロ+コーラス、マジック、二人羽織と生徒の個性を生かしたパフォーマンスでした。Lean on meでは女子高校生がマイクを持って見事に歌い切り、コーラスも重なって素晴らしいチームワークを披露してくれました。二人羽織では男子がナイスコンビを見せてくれ、会場を盛り上げました。最後は授業中に練習したYou’re my sunshineを歌ってパフォーマンスを締めくくりました。


 ここからはPamがMCを引き継ぎ、一家族ずつステージに上がってもらい、生徒が以前作成したタイルとThank youカードを渡しました。家族の中には生徒が来てくれたことがどんなに嬉しくて、今どれだけ大好きで、いなくなるのがどれだけ寂しいのかを涙を流しながら話してくださる方もいらっしゃいました。


 最後にTCの先生方からショートムービーのプレゼントがありました。3週間を振り返りながら笑ったり涙したりする生徒の姿が見られました。本当はここで終わりでしたが、SusanからTCの先生方へ感謝の言葉とプレゼントを贈られました。そしてさらに生徒からTCの先生方に(Sacramentoで生徒が選んだティーポットなど)プレゼントとメッセージカードを贈りました。WendyとPamには内緒だったので、とても喜んでくださっていました。よかったね!!

 パーティーのプログラムを全て終え、用意していた日本のお菓子や折り紙、浴衣の試着、書道など日本の文化を体験していただきました。しかし、それより何よりホストファミリーとの写真を撮る時間の方が多かった気がします。ホストファミリーにとっても生徒にとっても名残惜しい時間となったようです。

 いよいよ明日の朝6:30にスタディーセンターを出発します。これまで誰一人体調不良者、怪我人がいません!!大変素晴らしいです。泣き疲れて、明日遅刻せずに全員集合できるか少し不安ですが…。出発の朝、どんな表情で生徒たちが現れるのか楽しみです。

  ホームステイ19日目。今日から3日間、ホストファミリーとキャンプに行った生徒2名を除いて全員元気に登校しました。(ですので、今日は2人の生徒の写真はありません。)

 午前中はスタディーセンターのある建物の1階にある幼稚園を訪問しました。4歳と5歳のクラスに分かれて活動をしました。折り紙は小学生でも折るのが難しかったので、事前に作っていこうというWendyの提案でたくさん折ってプレゼントしていました。そして、園児たちは大喜び。5歳児さんの中には自分でも作ってみたいという子どもがほとんどでした。小学校を訪問したときには新聞紙を持っていくのを忘れて、小さい兜しか作れなかったので、今日は新聞紙で兜を作っていました。子どもたちも気に入った様子でした。


 しばらく教室で遊んだらおやつの時間。おやつを食べ終わったら後ろのテーブルに置いてあるおもちゃで遊んでよいというルールのようでした。どうやって一緒に遊んだらよいのかわからない男子に対して、母性本能をくすぐられている女子たち。「かわいいー!」と言いながら笑顔で遊ぶ女子の顔が印象的でした。
 外で遊ぶ時間には、外に設置してあるおもちゃの家に入る中学生男子。それを見つけた園児が数人やって来て、興味津々に遊んでいました。園児たちは時々話をしていましたが、大人の英語とはまた違う難しさがあるようでした。日本の子どももよく聞かないと聞き取れないことがありますが、それが英語になると余計わからないようで、困って私のところに来る生徒もいました。

 午後はさよならパーティーをする部屋に移動し、準備を始めました。MCを決めたり、出し物の内容を絞っていったり。準備の途中で、WendyとPamには内緒でメッセージカードを書きました。先日Sacramentoで買ったプレゼントと一緒に渡す予定です。喜んでくださるといいですね。

 月曜日の午後6:30から行われるさよならパーティーに向けて、日中にリハーサルや様々な催しの設置をします。いよいよ、です。

 最後の週末を迎えます。言葉の違い、文化の違い、生活習慣の違い、食の違い…挙げればきりがありませんがその違いに戸惑うことも多かったと思います。なかなか受け入れることができないこともあったかもしれません。しかし、何に対しても自分の気持ち次第で変わります。ぜひ、この週末をホストファミリーと楽しんでください。という趣旨の話を最後に生徒に話しました。どんなさよならパーティーになるのでしょうか。

 ホームステイ18日目。ホームステイも終わりに近づいてきました。今日の午前中はホストファミリーへのThank youカードを書くことになっていました。Thank youカードを書く前に少し話をしたかったので、Wendyに時間をいただきました。内容は「残された期間、TCの先生を初めホストファミリーとの時間を大切に過ごしてほしい」ということ。それから、「このメンバーでこうして過ごすのもあと少し」だということです。実はアメリカに来る前に、昨年度引率された先生から色々と話を聞いてきました。自分がホームステイしたことがあるとはいえ、引率となるとまた違うのは当然で私自身も少し不安があったからです。その先生がさよならパーティーの前日に紹介されたある文があったそうです。それは帰国後に引率者が作成する文集の中の生徒の文でした。読みながら何か込み上げるものがあって、少し言葉が詰まりそうになりましたが何とか最後まで読むことができました。彼女の文を聞くことで、ホストファミリーへの言葉にもさらに思いが込められるといいなという私の勝手な思いからですが。


 生徒は本当に素敵なThank youカードを作っていました。ホストファミリーの喜ぶ顔を早く見たいなと思いました。
 
 そして今日、誕生日を迎えた生徒がいました!皆でBirthday Songを歌ってお祝いしました。皆の声が揃っていて、ローダイグループの仲の良さを実感することができました。

午後はスポーツ!プールやテニスコートなどがあるスポーツセンターに移動して思う存分スポーツを楽しみました。家にプールがある生徒も結構いるようで、毎日のように泳いでいる生徒もいますが初めて泳いだという生徒もいました。写真の中にはうつむいている写真がありますが、それは昨日のジェスチャーゲームの続きで表情の練習をしているものですので心配なさらないでください。MNCCのスタッフの方が巡回で来られた際に「欠席者や体調不良の生徒さんはいませんか?」と毎回尋ねられますが、答えはいつもNoです。誰一人体調を崩すことなく今日まで過ごしています。ありがとう!!

 ホームステイ17日目。いつものようにWendyの授業が始まりました。「明日はさよならパーティーでホストファミリーに渡すThank youカードを書きます。金曜日はさよならパーティーの準備、月曜日はすべてさよならパーティーの準備の時間です。とういことは、このように授業をするのは最後になります。」と話すWendyの目には涙が滲んでいました。2週間と少しという期間の中で、ここまで生徒を好きになってくださったのだなと感じることができました。

 今日の授業は、選んだカードに書かれている単語をジェスチャーで伝え、わかった人が答えるという活動でした。単語はすべて形容詞なので、ほとんどが顔の表情で理解できます。しかし、これが日本人にとっては意外と難しい。2週間アメリカに滞在している生徒とはいえ、アメリカの人々ほど表情豊かに表現するのはまだ容易ではないようでした。

 Wendyは「Participation(参加すること)が大好きです」と最初の授業で伝えられました。それで、発表をした生徒はTicketをもらうことができました。そのTicketには番号が印刷されており、授業の最後に抽選で当たった人は景品をもらうことができました。「また当たった!」という生徒もいれば、「まだ一度も当たったことがない!」と嘆いている生徒もいました。このように毎日生徒を楽しませてくださっていました。

 午後からはERMA B. REESE elementary schoolを訪れました。始まる前は「小学生好きじゃない」とか「折り紙あんまり折れない」と言っていた男子もいましたが、いざ始まってみるとみんな笑顔で折り方を教えていました。私も驚いたのですが、「今から折り紙をします。」と言うと、一斉にYeeaahh!!と喜ぶ小学生。日本の折り紙がここアメリカでもこんなに楽しんでもらえるものだったとは!「家でも折り紙するよ」という子もいました。女子は鶴を初め、ピアノや猫、金魚を教えていました。男子で折り紙が苦手だという生徒は紙飛行機を作って、一緒に飛ばして遊んでいました。これが小学生に大人気!
 また、カタカナやひらがな、漢字(当て字)で名前を書くと大喜び!目を丸くしてWow!とその字を真似して書いていました。漢字は「こんな漢字がいいんじゃないかな。」と試行錯誤しながら選んでいました。
 こちらの学校は2:30pmに終わります。ベルが鳴ると保護者が迎えに来るようすがまた新鮮でした。私たちにとってはまるで幼稚園のような光景でした。これも文化の違いですね。そして、下校する児童の手には折り紙が!友だちや保護者の方に「見て!」と自分で折った折り紙を自慢していました。嬉しいですね。

 明日の午前中はThank youカード作成、午後はSPORTS AFTERNOONです。
実は昨日、ZUMBAを体験してきました。生徒のホストマザーがズンバのインストラクターをされているのです。TCのPam、女子生徒3名、私のホストマザーと私で参加してきました。久々のエクササイズで気分もスッキリ!(1時間踊ったのに、湿度が低いためにほとんど汗をかきませんでした。)明日の午後も皆でスポーツを楽しみたいと思います。
 ホームステイ16日目。いよいよあと一週間となった今日、授業の前に少し時間をもらって生徒に話をしました。「今日を含めて、ここで学習するのはあと5日です。来週の月曜日にはさよならパーティー、そして火曜日の朝にはここを発ちます。今まで様々なことにトライしたと思いますが、まだまだできてないこともあると思います。ぜひもっと多くのことにトライしてください。」Thank you for my nice students. 今日も真剣に聞いてくれました。

 午前中はスタディーセンターで学習し、12時前にホストファミリーの車で公園と動物園が併設しているMicke’s Groveへ向かいました。ランチのあと、誕生日パーティーなどで子どもが楽しむというpinata(ピニャータ)を体験しました。バースデーケーキの形をした中にお菓子が入っていて、それを木につるしてスイカ割りのようにして遊びます。(他にも人形の形のものもあるようです。今日Walmartという有名なホームセンターでたまたま見かけました。)目隠しをして順番に叩いていきます。本来ならば箱が破れて中からお菓子が降ってくるそうなのですが、今日は根元からボトっと落ちてしまいました…これも一つの思い出になったことでしょう。
 それからJapanese gardenを散歩したり、動物園に行ったりしてのんびりと過ごしました。「こんなにのんびりと過ごすのは久しぶりだ!」と生徒は言っていました。

 明日は異文化交流です。小学校を訪問して折り紙を折る予定です。

〜生徒の日記より〜
○ 今日はSacramentoに行きました。MNCCの他のグループが来ていたけれど、Lodiでよかったなと思いました。Shoppingでは初めゆっくりしていたけど、お金が余り過ぎているのと、自分のためにお土産をあまり買っていなかったことに気づいてむっちゃ急ぎました。ホームステイもあと1週間なので、ホストファミリーと積極的に会話をしました。今日はとても充実した1日でした!(中学生女子)
○ 議事堂は装飾が本当にすごかったです!!110年前の部屋を再現した所があって、100年以上も前なのに色々な技術が進んでいたんだなぁと思いました。働いている人たちはとってもかっこよかったです!!PamとWendyのプレゼント、喜んでくれたらめっちゃ嬉しいですね!(高校生女子)
○ Sacramentoで全員分のお土産を買わないといけなかったのでたくさん買いました。自分の好きな物も買うことができたので良かったです。友達とおそろいのネックレスも買いました!!最後の終日研修で最高の思い出を作ることができて良かったです。(高校生女子)
○ 一番驚いたのが、ターミネーターに出ていたアーノルド・シュワルツェネッガーが州知事だったということだ。有名人の治めていたところに今いるというのが感激だった。途中、別のグループの生徒たちと会った。優しくて、気軽に話しかけてくれた。けど、やっぱりローダイグループの空気感のほうが好きだった。本当にローダイグループのメンバーになれてよかった!!そして日本に帰りたくない。ずっとアメリカにいたい。アメリカがすごく楽しい。ホストファミリーもいい人で嬉しい!ホームステイ期間も残りわずか。初アメリカ、初海外、残りの短い期間も思いっきり楽しみたい!!(中学生女子)
○ 家族から手紙が来てた!(ホームステイの)3日目くらいに送ったものだから、結構時間がかかったようだ。今とても楽しい!これがあと1週間と思うと悲しい。(高校生女子)
○ ホームステイも残りわずか1週間なので、みんなと最高の思い出を作って後悔のないようにしたいです。一生に一度のグループで一生会えないかもしれない友達。お互いに良い思い出を作ります!!先生とも!!
 ホームステイ15日目。今朝、スタディーセンターに着くとすでに2人の生徒が来ていました。そのうちの1人の男子中学生は長崎県出身ですが、「先生、今日は長崎に原爆が落とされた日です。」と教えてくれました。16時間という差で忘れそうになっていましたが、私たち日本人が忘れてはいけない日です。「さすがだね。」と言うと、「県民として当然です。」という回答でした。他の県はわかりませんが、宮崎県の生徒はそこまで高い意識を持っていないので、帰国して伝えたいなと思いました。

 今日も金曜日に続き、終日研修でした。今日はカリフォルニア州の州都、Sacramentoでした。生徒にとってはここが州都だということに驚いていました。ほとんどの生徒はサンフランシスコが州都だと思っていたようです(笑)これも勉強になりましたね。実のことを言えば、私もこのホームステイに参加するまではどこが州都なのか知りませんでした…。
まずはカリフォルニア州会議事堂を訪れました。「えっ、オバマさんがいるとこ!?」という生徒。ここはホワイトハウスではありません(笑)空港の手荷物検査場のような厳重な警備を抜けて中に入り、階段を上ると壁にいくつか肖像画がありました。その中の一番右。「どこかで見たことない?」と言うと、「シュワちゃん!」と生徒から帰ってきました。「あー!でも何でここにあるの?」「以前、カリフォルニアの州知事だったんだよ。」というと、「えーーーっ!」という想像通りの反応をしてくれました。(昨年度の引率の先生のレポートを読んで、これは使えるなと思っていたのです。)

 その後Old Sacramentoへ行きました。昔の雰囲気が残った町で、観光用の馬車も走っていました。今回が最後の買い物ということで、家族や友だち、そして自分へのお土産を買っていました。

〜生徒の日記より〜
○ 僕はWendyの授業がとても好きだ。理由は持ち前の明るさで僕たちに本気で英語を教えようとしてくれるからだ。アメリカ人が英語を話している姿がともてかっこ良い。僕もいつかあんな風に英語を話せるようになれたらいいと思う。そのために、もっともっと英語を聞いて話すこと。コミュニケーションが大事だと思った。最初は日本に帰りたくなることが何回もあった。それでも支えてくれたのがホストファミリーだった。いつも明るく接してくれてとても助かった。(中学生男子)
○ 今日は金を取る体験をしました。すごく楽しかったです。わからなくなったときはボランティアガイドの方が優しく助けてくださいました。私たちは特別何かをしたわけではないのですが、ボランティアガイドの方々が「今日はありがとう。みんなちゃんと話を聞いてくれて嬉しかった。会えてよかった。」と言ってくださいました。そのように言っていただいてすごく嬉しかったです。(高校生女子)

 ホームステイも残すところ一週間となりました。今のところ、全員元気に登校。大きなトラブルもありません。まだまだ言葉や文化の壁に戸惑うこともあるようですが、苦戦しながらも乗り越えようとしています。周りから見ている私が嬉しいくらいです。まだやり残していることもあるのではないでしょうか。できるだけ悔いの残らないように、たくさんのことにトライして欲しいと思います。
 ホームステイ12日目。今日も全員元気に登校しました。今まで全員無欠席で病気や大きな怪我もなく無事に過ごしています。大変素晴らしいことです。

 今日は昨日紹介したGold Countryに終日研修でした。ホストファミリーが何家族か来てくださり、送迎をしてくださいました。一日、ありがとうございました。
 まずは本日のガイドの方がアメリカの国旗やGold Countryの歴史について少し説明をされました。実はここで働くガイドやスタッフの方々は全員ボランティアだということでした。有り難いです。通常私たちが見ている星条旗には50の州を表す、50個の星が描かれています。今日見せていただいた星条旗には31個しか星がありません。これは、カリフォルニア州が31番目にアメリカ合衆国に加盟したことを表しているのだそうです。
 
 建物の中で100年前のGold Countryの映像を見ました。昨日Wendyから説明していただいていましたが、実際に10人ほどの人々が(地下から地上へ出るための)小さな箱から出てくる様子はあまりにも衝撃的でした。当時はもちろん電気は通っていないので、労働者はヘルメットに蝋燭をつけて地下へ下ります。また、地下にも蝋燭が何本もありました。地下は暑い、空気が悪いという過酷な環境で人々は働いていたのです。映像を見た部屋にはかつてシャワーがあったそうですが、そのシャワーは汚れを落とすためではなく、体のどこかに金を隠し持っていないかをチェックするために設置されていたということでした。金を求めてやって来た人々がこの地で過酷な労働をしていたのだと想像をしながらカリフォルニアの歴史を感じることができました。建物の中には売店があり、本物の金が買えるとあって、お土産にと生徒たちはたくさん買っていました。(もれなく私も買いました。)金を探す体験では、ガイドの方から丁寧に説明していただき、金をゲットしていました。ある程度手に入ったにも関わらず、まだあるはずだ!と熱心に何度も砂をボウルに入れて探している生徒が多くいました。

 その後ランチを食べ、2つの町でショッピングをしました。アンティークのお店が立ち並ぶ、古い町並みでした。ショッピングを終え、Lodi Lakeに移動して日本から持参したアイテムを販売しました。因みに売上金は日本へ行くアメリカの学生にMNCCのスカラシップの資金となります。用意していただいたスパゲティやサラダを盛り付け、ホストファミリーに手渡すなどボランティア活動の一環として行いました。

 明日は2度目の週末を迎えます。もっとコミュニケーションを取れるようになりたい、と思っている生徒も多くいるようです。ぜひ、ホストファミリーと楽しい週末を過ごしてほしいと思います。
 ホームステイ11日目。今日は授業が始まる前に5分ほど時間をいただき、生徒に話をしました。日本でいう、朝の会のような時間です。最近、アメリカでの生活に慣れてきて少し慣れあいのような雰囲気も見られるので、少し話をしたいなと思ったからです。


 「おはようございます。今日は少し話したいことがあります。最近の皆さんを見ていると、とても楽しそうに活動しているので先生もとても嬉しいです。今日の午後はTokay High Schoolの日本語のクラスを訪問します。今朝、Wendyにどんな人たちがそのクラスを受けているのか尋ねました。大学に進学予定で、かつ日本語に興味がある人が受けているそうです。日本語に興味があるということは、日本に憧れている人や、日本の文化に興味がある人たちだと思います。そこで、今日訪問した際にTokay High Schoolの生徒さんたちに良い意味で、日本人ってこうなんだなー。と思ってほしいなと思います。例えば、先生が話を始めたらその人のほうを見て静かに聞くなどです。それは普段の授業でも言えることですね。」


 生徒はとても真剣に聴いてくれました。その後の授業はというと…いつもより発表が多く、真剣に授業を受けていました。打てばすぐ返ってくる生徒たち。素晴らしいな、と思いました。1週間が過ぎたあたりから日本にいる生徒に申し訳ないくらいにローダイグループの生徒たちがとても可愛く思えてきました。ですから慣れ合いの中での学習ではなく、日本人として礼儀やマナーも守りながら学習できるとワンランク上の学び合いができたらいいな、と思っています。

 前置きが長くなりました。今日の午前中の授業はbesidesやin front ofなど場所に関する言葉を学習しました。それから明日訪れるGold Countryの歴史について少し教えていただきました。(1849年のカリフォルニア・ゴールドラッシュ時代に、フォーティナイナーズと呼ばれた移民の波を引き寄せた鉱物資源と金鉱脈があることでこの名前がつけられた。 ウィキペディアより)その後、先日訪れた警察署と消防署の方々にお礼の言葉を書いたポスターを作りました。

 午後は歩いてTokay High Schoolに向かいました。昨日、「徒歩10分くらい」とPamが説明していましたが、何と30分ほどかかりました(笑)高校では日本語教室の先生が出迎えてくださいました。「Hello.こんにちは!」と全く訛りのない日本語に生徒もびっくり!聞けば、お母さんが日本人で以前、日本で住んでおられたこともあるそうです。


 教室には20名の学生がいました。ローダイの生徒たちに「空いているところに座ってもいいよ」と先生が声をかけてくださったのですが、全員が座れないでいると「ここ座ってもいいよ」と次々に高校生が立ち上がり、席を譲ってくれました。How cool!!アメリカでは普通なのか、それとも日本の文化を学んでいるからなのかわかりませんが、日本人っぽいなと思いました。
 
 それから質問コーナーが始まりました。高校生はなるべく日本語で、ローダイグループの生徒はなるべく英語で質問してみよう!ということで、さっそく高校生から「趣味は何ですか?」と少々ぎこちない日本語で質問されました。Soccer. Volleyball.と恥ずかしながら答える生徒。きっと生徒の英語もまたアメリカ人にはぎこちない英語に聞こえたかもしれません。「さあ、ローダイグループも質問してみよう!」と声をかけると、「なぜ日本語を勉強しているんですか?」と質問をした中学生男子がいました。Good question!その問いかけに対して「日本のアニメが好きだから」「ずっと日本に住みたいと思い続けているから」と回答。中には「日本語の授業の先生がcoolだって聞いたから」という生徒さんもいました。それに乗っかって、「僕も!」「私も!」と手を挙げていく生徒さんたち。陽気ですね!


 アニメが好きだと答えた学生さんとアニメの話で盛り上がっているローダイの生徒がいました。共通の趣味があるとすぐに打ち解けられますね!

 アメリカの高校生はもっと積極的に質問をするのかな、と思っていましたが自分の日本語に自信がないようで意外とシャイな人が多かったように思います。日本の学生もアメリカの学生も同じですね!

 その後少しキャンパスを見て回り、もう一度教室に戻ってきました。すると今度はさっきとは別のアメリカの学生がやってきました。私たちは2時間続けて授業に参加させてもらえたようです。ここでも質問コーナーがありました。「何時に寝ますか?」という質問に「12時」「1時」と答えるローダイグループの生徒たち。アメリカの高校生は驚いている様子でした。というのも、アメリカの高校は7:20に始まり、14:30には終わるのだそうです。放課後は何をするのかという、私の生徒からの質問には「ゲーム」「You Tube」と答えていました。そんな遅くまで起きていて、しかも勉強をしていると知ったアメリカの高校生たちは、信じられない!といった様子でした。他に、アメリカの高校生から「何のスポーツが好きですか」という問いに「ダンス」と答えた生徒がいました。Come on!と言われて前に出たローダイグループの高校生男子はダンスを披露してくれました。全員から拍手喝采!


 質問コーナーのあとはグラウンドに移動してアイスをいただきました。先生が用意してくださっていたようです。ありがとうございました。日本の生徒にとってもアメリカの学生さんたちにとっても貴重な経験だったと思います。


 明日はGold Countryへ終日研修。17:00からはLodi Lakeで日本から持ってきた物を販売します。

 すでにホームステイプラグラムの半分が過ぎようとしています。そんな中、ちらほらと学校に遅刻する人が増えてきました。今日遅刻した生徒に理由を尋ねてみると、ホストマザーが一緒にステイしている留学生を高校まで送ったあと、家事をしていたようです。「あれ、まだ行かないのかな…?」と思いながらも言い出せずに近くに座って待っていたら8時を過ぎてしまって…ということでした。ホームステイに慣れてきた今の最近の生徒たちの課題は、「コミュニケーション能力」です。言いたいのに言い出せない、授業中もWendyが尋ねたことに対して、「先生、何て答えればいいんですか?」「これって何て言うんですか?」と人に頼ることが多くなりつつあります。もちろん全員ではありません。もちろん私に尋ねてきたときは(緊急時を除いて)「WendyかPamに尋ねてごらん」と返しています。自分の力で何とか解決しよう、という気持ちを忘れずに残りの期間はTryの精神で頑張ってほしいと思います。

 さて、昨日のボランティア活動を終えて今日の生徒の日記にこんなことが書いてありました。「今日の活動を通して、どれだけ自分が恵まれているのかわかりました。」「ローダイは経済的に恵まれていると学習したけど、中には貧しい人もいる。その人々をサポートする体制が整っているという意味も含めて、経済的に恵まれているのだろうと思った。」1日の活動を通して、深いところまで考えた生徒がいてとても嬉しく思いましたし、そのように感じることができた生徒は、きっとこれからの人生がより豊かなものになるだろうと思いました。


 さらに「今日は皆で協力して活動できました。絆が深まったような気がします。」「皆が協力して活動しているのを見て、とても嬉しかったし楽しかったです。」と、『協力』というキーワードを書いていた生徒がたくさんいました。今後は、授業中や校外でも協力する姿を見せてくれることだろうと期待しています。

 ようやく今日の活動についての報告に入ります。今日は授業で日本の地元の周辺とホストファミリーの家の周辺の絵を描き、それについて発表しました。まだまだ思うように英語を使えない人も多いですが、必死に伝えようと知っている英語を使って伝えていました。こう言いたいのに、なかなか言えない。どうしたらいいのだろう…そういう葛藤を繰り返しながら壁を乗り越えて、英語が上達していきます。皆、頑張れ!!

 スタディーセンターで昼食を取り、ダウンタウンのMud Mill Potteryへ移動。そこで、タイルに絵を描いてペインティングをしました。このタイルはさよならパーティーでホストファミリーにプレゼントするものです。昨日、何を描くか考えてくるように伝えたら、千代紙や下絵を持ってきていました。これまでに撮った写真を見ながら描いている生徒もいました。焼き上がりが楽しみです。ホストファミリーもきっと喜んでくださるでしょう。


 早く終わった生徒は自由行動で、その間に日本への手紙を送る生徒も多くいました。1週間以内には届くと思います。

 明日は地元の高校、Tokay High Schoolの日本語のクラスの見学に行きます。すでにホストファミリーに連れられて地元の学校を見学した生徒もいるようですが、きっと日本とは異なることをたくさん発見できるのではないでしょうか。

 ホームステイ9日目。今日も皆元気に登校しました。授業の最初は、学校初日にいただいたスケッチブックに前日の出来事を絵と英語で表現することから始まります。昨日は終日研修で描いていなかったので、土・日・月のことを描きました。

 今日は9時からSalvation Armyへ行きました。ボランティアの1日の始まりです。日程表に簡単な説明が載っていますが、よく理解できませんでした。というのも、服や食べ物を必要としている人々のために、食べ物を袋に詰めて配るとしか書かれていなかったからです。誰が何のためにしているのか全く分からずに行くことになりました。そこには缶詰やお菓子、パンなどの山!一体これらはどこから来るのだろう?そんな疑問を抱きながら作業は始まりました。お菓子やフレークなどを流れ作業で紙バッグにつめる係、缶詰を箱から出して棚に整理していく係、アスパラガスを袋に詰めていく係、箱を潰す係に分かれて作業をしました。あまりにもてきぱきと動くので、予定していた仕事が早く終わり、Slow down.と言われていました(笑)しかし、生徒曰く、「急いでいるわけではなく普通に作業をしているだけだ」と言っていました。これが日本人気質なのでしょうか。2時間ほど作業をして、ランチを食べました。

 ランチのあとに集会場のような場所へ移動し、そこでSalvation Armyについての簡単な説明をしていただきました。通常は説明の後に作業に入るようです。このまま何もわからないまま作業を続けることにならずに内心、ホッとしました。この事業はイギリスで始まったのだそうです。後で調べてわかったことですが、日本語では救世軍と呼ばれているようです。ここでの主な事業は2つ。食べ物を分け与えることと、家がない人々のためのシェルターを運営していること。食べ物はほとんどが寄付されたもので、買うこともあるということでした。そこで、「そのお金はどこからきているんですか?」という質問が生徒からありました。Nice question!と言われました。(社会科見学に行くとき、生徒からほとんど質問が出ないでの、とても嬉しく思いました。)「そのお金は教会を訪れた人々からの寄付金で、またクリスマス時期に世界中に寄付を募るハガキを送るのだ」ということでした。今回説明してくださった方はご夫婦でこの事業に参加しておられて、Lodiに来て30日しか経っていないそうです。そして、異動命令があれば世界中どこへでも行くのだと。まずはその国の言葉を覚えなければならないとおっしゃっていました。ちなみに以前はアラスカにおられたとか。聞いたことのない事業に、生徒たちは聞き入っていました。

 写真を撮って午後からの作業がスタートです。「実際に来られた方に食べ物を渡す」と伝えると、「え!?怖い!!」という声がちらほら聞かれました。仕事の内容は、ショッピングカートに入っているものを駐車場まで運び、車に乗せるというもの。最初は少し戸惑いも見られましたが、すぐに仕事に慣れ、空になったカートに食べ物を積み込み、運ぶ。その繰り返しで、気づけば14時半でした。2時間働き続け、疲労感もMAXのようでした。今日はぐっすりと眠れることでしょう。明日は、さよならパーティーでホストファミリーにプレゼントする「タイル作り」をします。  
 ホームステイ8日目。初めての週末をどのように過ごしたのだろうかと楽しみに、生徒の日記を読みました。「泳ぎに行きたい」と自分から伝え、川に泳ぎに行った生徒、ショッピングに行って服を買ったのはいいが家に帰って着てみたらサイズが大きく後悔をした生徒、日本食を作った生徒、遊園地に連れて行ってもらった生徒、それからヨセミテ国立公園に連れて行ってもらった生徒もいました!1週間ほど経ち、ホストファミリーの英語にも少しずつ慣れ、彼らが伝えたいことが理解できたり、辞書を駆使しながら自分の気持ちや思いを伝えたりできるようになってきたようです。

 さて、今日は初の終日研修でサンフランシスコに行きました。カリフォルニア州のグループが初めて集まった日でもあります。いつものように、スタディーセンターに8時に集合。「サンフランシスコは寒いから、長袖、長ズボンで来たほうがいいよ。」とWendyが事前にアドバイスしてくださっていたのですが、中には半袖でやって来た生徒もいました。大丈夫かなー?と思いつつバスへ乗り込み、まずはゴールデンゲートブリッジを目指しました。約2時間で到着。バスを降りると…寒い!!!「ほらー、だから言ったでしょ!?」と思いながら皆凍えていました。後で調べたら、今日のサンフランシスコの最高気温は22度、最低気温は13度だったようです。寒いはずです。しかも海風が強く、体感温度はさらに低かったように思います。すでに他のグループが到着しており、初対面(ユバシティーグループは成田空港以来)。そして私は久しぶりにMNCCのスタッフの方と再会。大人と日本語で話すのは久しぶりでした。「ローダイグループはとっても雰囲気がいいですね。」と言っていただけました。とても嬉しいことです。集合写真を撮った後、MNCCのスタッフの方から、財布やカメラなどの貴重品をちゃんと管理することや必ず3人以上で行動すること、また執拗に物を売りつけられることもあるかもしれないので十分に気を付けることなどの注意事項を伝えられました。ローダイではあまり気を付けていないこともあるので、特に注意が必要なことです。

 それから再度バスに乗り込んでPIER 39へ向かいました。と、バスの中でWendyからゴールデンゲートブリッジの缶バッジをプレゼントしていただきました。(私も含め、全員分)「いつも生徒に買うのよ。」と言っていました。とても心優しいWendyです。12頃に到着し、「今から各自昼食を取り、13時にここへ戻ること。MNCCのスタッフが集合写真を撮ります。」と伝えて解散しました。クラムチャウダーが有名だということで、さっそくいただきましたが今日のような寒い日にぴったりのホッとするような味でした。アメリカの食事は想像していたより美味しいです。そして1時間後…。男子5人が来ない!!他のグループが続々と写真を撮っていく中、ローダイグループだけ取り残されていました。もうこのままこないのではないかと思った時、10分ほど遅れて現れました。「ピザを注文したけど長いこと待たされ、ようやく12:50に食べることができた。」とのこと。二度とこのようなことがないように注意しました。オーダーしてから出てくることも考えて注文できるとよかったですね。でも、彼らが表れて一安心。その後は18:45まで自由行動でした。家族や友達、そして自分へのお土産とたくさん買い物をしていました。あと2回終日研修があるけど、皆お金の管理はできているのかな?

 18時過ぎ。まだ随分と早いけれど、続々と帰って着た生徒は疲れ切っていました。そして、やっぱり寒い!夕食も各自済ませてあとは家路に着くだけ。また2時間かけてローダイに戻り、すでに迎えて来ていたホストファミリーと共に帰っていきました。残り2週間。次にMNCCのスタッフの方にお会いしたときは「ルールも守れて素晴らしい!」と言っていただけるようなグループに成長していきたいです。       
 ホームステイ5日目。そろそろ日本食が恋しくなってきたようで、朝から「ラーメンが食べたい」「うどんが食べたい」という声が聞こえてきました。中にはアメリカの食事が美味しすぎるという生徒もいます。日本食が恋しくなってきたら、「日本食作ろうか?」と自分からホストファミリーに言えるといいなと思いながら聞いていました。

 今日はお金の学習をしました。最近毎日のように宿題が出されますが、その宿題は必ずホストファミリーに尋ねなければならない内容になっています。そうすることで、必然的にホストファミリーと会話ができるようにというWendyの思いが込められています。Wendyが2ドル札や1ドルコインを見たことがあるかと尋ねました。それらはとても珍しいらしく、もしあったらWendyはお金を払ってでも欲しいと言っていました。実はホストファミリーに宿題について尋ねた時に2ドル札を見せてもらった生徒やさらには記念に、ともらった生徒がいるそうです!一生の宝物になりそうですね。前半は少しわからないこともあったようで静かでしたが、玩具のお金を使った活動は大変盛り上がりました。Wendyがホワイトボードに書いた値段をどの班が一番早く用意できるか、という活動だったのですが1〜4班のうちの4班がとても早く、他の班も負けずと「こうしたら早くなるんじゃないか」などと作戦を練っている姿が見られました。そのうちヒートアップして、いつの間にか教室は皆の笑顔で溢れていました。

 今日もホストファミリーが何人か来てくださり、公園へ送ってもらいました。本当に有り難いです。今日のランチはEmerson Parkで取りました。リンゴを丸ごとかじることに皆すっかり慣れたようです。実はこのランチですが、日本で言うようなお弁当箱はありません。ジップロックのような袋に小分けして入れてあります。ですので、サンドウィッチの袋、リンゴの袋、チップスの袋といったようにいくつかの袋をランチ用の冷蔵バッグに入れて持ってくるのが一般的です。
 ランチの後は鬼ごっこをしたり、ブランコやジャングルジムで遊んだり、また木陰でくつろぐなど思い思いに過ごしました。

 その後歩いて警察署に行きました。今回は普段の見学では入れないところまで入れてもらえるということで、生徒も興奮していました。会議室、牢屋、管理室など皆興味津々に写真を撮っていました。部屋に閉じ込められている写真があると思いますが、あの部屋は未成年者を一時保護する部屋です。「ここで2度と君たちには会いたくないよ」と冗談を言う警察官がいるのはアメリカならではではないかな、と思いました。外にはたくさんのパトカーが停まっていて、なんと「乗っていいよ」と言われて次から次にパトカーに乗り込んでいました。帰りにローダイ警察のバッヂのデザインが印刷されたシールをいただきました。

 次に向かい側にある消防署に向かいました。体を鍛えている甘いマスクの消防士にメロメロになっている女子もいました。ローダイの消防署では3交代のシフト制で、7人の消防士が常駐しているそうです。2日仕事して3日休むという(多分)日本とは違うシステムだそうで、2日間はそこに寝泊まりしています。食事も自分たちで作るので、「料理ができる消防士を雇いたいんだよね」とここでも冗談を言っていました。アメリカではジョークが溢れています。それから消防車の説明をしていただきました。写真から伝わるか分かりませんが、大型トラックのような大きさの消防車です。ですので、前と後ろに運転席があり、それぞれに運転手が乗ります。車庫から出すときは片方の運転手がハンドルを左にきって車を出し、その後はもう片方の運転手が運転するという仕組みです。消防車に乗ってもよいと言われ、ここでも次々と消防車に乗り込んで写真を撮っていました。

 明日はアメリカに来て初めての週末を迎えます。週末の予定を尋ねたら、ヨセミテ国立公園に行く生徒や教会に行く生徒、映画を見に行くという生徒もいました。ホストファミリーが生徒たちと話し合って決めているようです。これもまたとても有り難いことです。楽しい週末を過ごすことだと思います。来週の月曜日は初めての終日研修でサンフランシスコへ行きます。ローダイとはまた違う文化に触れられるのではないでしょうか。   
  ホームステイ4日目。昨日の宿題は「ホストマザーとファザーの好きなホリデイを聞いてくること。」でした。まずはWendyが生徒に好きな日本の祝日について尋ねました。「正月」「クリスマス」「海の日」などと答えていました。正月についてはWe eat rice. や We get money.などと説明をしていたが、海の日が何のための日なのか上手く答えられずにいました。日本の祝日についてもっと勉強しなければ、と思った瞬間だったかもしれません。海外での生活を通して、日本を勉強することはよくあることです。これを機会に、日本の文化や歴史をもっと興味を持ってくれるといいな、と思いました。それからホストマザーとファザーが好きなホリデイについて尋ねられました。ChristmasやThanksgiving、そしてhis birthdayという答えまでありました。生徒にとっては(私にとってもですが)誕生日をホリデイだと答えることに驚いたし、誕生日に休みをとることはよくあることだということも学びました。ちなみに私のホストマザーも今週はバースデーホリデイで不在です。

 アメリカのホリデイについて少し勉強したあとはスタディーセンターの裏庭に出て、フラフープや水風船をして遊びました。先日のLodi Lakeでは水風船を投げ合いましたが、今日はペアを作ってお互いに水風船を投げてキャッチし、キャッチできたら一歩後ろに下がってもう一度投げるというゲームでした。どのペアが一番離れて投げられたかを競うゲームで、前回とは違った面白さがありました。水風船キャッチを2度したあとは、やっぱりお決まりの水風船の投げ合いをしました。生徒は大好きです。日中の気温は40度近くありますが、湿度は20%未満なので、万が一濡れてもすぐに乾きます。しばらく遊んだあとはPamが用意してくれたBBQランチでした。ホットドッグとスイカとチップスを食べました。皆ホットドッグが好きなようです。

 その後教室に戻り、さらにアメリカンホリデイについて学習しました。ホストファミリーがこの日のために事前に準備してくださっていました。まずはChristmas。日本では恋人と過ごすクリスマスという印象が強いですが、アメリカは家族や親戚と過ごすのが普通です。そして、アメリカ中のお店がクリスマスカラーの赤や緑、ゴールドでデコレーションされることや12月は1カ月間クリスマスカラーでドレスアップすることなどを教えていただきました。次はHalloweenでした。ドレスアップしたホストファミリーに出迎えられました。生徒たちはTrick or Treatと言って、お菓子をもらっていました。3つ目はVeterans Day(復員軍人の日)についてでした。日本人には馴染の薄い祝日なのではないかと思います。実は私も初めて知りました。第一次世界大戦の終戦記念日として始まりましたが、後に復員軍人の日として11月11日に祝われているようです。紹介してくださったホストファミリーの父親、叔父、祖父が軍人だったらしく、実際に来ていた軍服を見せてくださいました。最後は最近日本でも少しずつ浸透して気がするEasterでした。イースターの起源について説明していただいた後、事前に隠されていた卵を探しました。(イースターエッグハンティング)このイースターエッグハンティングは子どもたちのための遊びですが、卵の中には1〜12の番号が振ってあります。番号の振られた卵の中にはキリストのエピソードが書かれており、それにまつわる物も一緒に入っていました。これは子どもたちにそのエピソードを教えるための手段でもあるのだそうです!番号が振られた物以外にはキャンディーや1ドル札が入っていて、それぞれ卵を開けて楽しんでいました。エッグハンティングの後はアメリカでよくされているという、大きなパラシュートを使ったゲームを楽しみました。


 明日の授業ではアメリカのお金について学びます。また、午後は警察署と消防署に社会科見学に出かけます。また新たなアメリカの文化について学べることでしょう。

  ホームステイ3日目。昨日Wendyから出された宿題を参考に、ホストファミリーの絵を描くように言われ、ホストファミリーのことを思い浮かべながら絵を描いていきました。それから全員絵を見せながらホストファミリーについて説明しました。昨日は発言する人が少なく、発言しても声が小さくてWendyからParticipation!と何度も言われていましたが、今日は発表の声が大きく、Wendyに何度も褒められました。発表の中には犬が10匹いる家があり、さすがのWendyも驚いていました。ローダイグループの生徒は日本でペットを飼っている人が少ないようで、「日本に帰ったら犬を飼ってとお家の人にお願いする?」と聞かれたら「はい!」と数名答えていました。帰国してすぐにおねだりすることがあったら、そのせいです。

 昨日「(スタディーセンターのある)この建物は教会です。他のフロアでは働いている人がいるので、あまりうるさくならないように。」という注意がありました。昨日はまだお互いをあまり知らなかったので静かでしたが、今日は昼食のときにうるさくなることもあり注意を受けることもありました。きっと写真の表情からもお分かりいただけると思いますが、友達が増えて不安もほとんどなくなったようで、皆楽しく過ごしています。ただ、ルールを守るようには気を付けさせたいと思います。
 
 午後はMayor’s officeへ行き、案内係のDoug(議長代行)がどのように市政が運営されているのかを説明してくださいました。実際の議会室で椅子に座ってもよいと言われて、積極的に手を挙げた生徒から順に座ることができました。議会の様子は備え付けのカメラで移され、市民は誰でも観られるようになっているようです。

 その後は全員が楽しみにしていた買い物の時間でした。皆でお土産店に行ったあとは1時間ほど自由時間があり、行ってもよいと言われた通りを散策していました。お土産店ではタバスコ味のJellyを買った生徒がいて、周りの友達とシェアしていました。「全然辛くないよ…ん!辛い!」などと言いながら楽しんでいました。「これお母さんに買った」とアクセサリーを見せてくれた男子もいました。きっと喜ばれることだと思います。

 昨日の日記は疲れていたのか、あまり多くのことが書かれていませんでしたが、今日の日記には何をしたのか、や感じた事など多くのことが書かれていました。さっそくMay I help you?とホストファミリーの手伝いをした人もいたようです。Susanが言っていたことを実行してくれてとても嬉しく思います。また昨日の日記に「ちょっと不安だ。」と書いていた人も何人かいましたが、今日の日記からは不安そうなことは何も書いておらず、自分からホストファミリーに話しかけたことやウェルカムパーティがどれだけ楽しかったかということが書かれており、私も安心しました。朝、車から降りてくる生徒の表情が次第に明るくなっているのがわかります。英語で気持ちを伝えることに苦労しながらも、コミュニケーションを取ろうとするその姿勢がホストファミリーに伝わっているからではないかと思います。

 明日はアメリカの祝日について勉強します。お昼はBBQ!昨日も書き忘れていましたが、日本で言うバーベキューとは違ってハンバーグやソーセージ(日本で言うウインナー)を焼いたものをパンにはさんで食べるのがアメリカのBBQです。その違いにも少し戸惑っているようですが、これも食文化の違いですね。明日はどんな顔を見せてくれるのか楽しみです。        
 7時30分、スタディーセンター。生徒は8時に来ることになっているが、私が到着した時にはすでに3人の生徒が来ていた。表情が明るくて一安心。ホームステイ初日はどうだったか尋ねると、「夕食も朝食も量が半端なく多かったです!」と、想像していた通りのアメリカの食事に少し戸惑っていたようだ。文化の中でも食文化の違いは、やはり大きい。それから続々とホストファミリーの車で送ってきてもらう生徒の様子を見ていた。TCのPamがホストファミリーと「何か困っていることはないか。」「生徒の様子はどうか。」などと必ずコミュニケーションを取る。全員が「何も問題ないよ!」と答えていた。

 生徒日記にはお土産を渡して考えてきた英語で紹介したりまた、さっそく折り紙を折ったりと積極的にトライしたことが書かれていた。初めての地で自分から行動している生徒がとても頼もしく思えた。

 そしてのTCのWendyによる英語オンリーの授業が始まった。Wendyが授業中に一番欲しいものはParticipation(参加)だ!という話をされた。授業の途中でAA(Area Administrator)のSusan先生が訪れた。Susanはアメリカ人が好きな言葉や、ホームステイ中に大切にしてほしいことについて話をしてくださった。アメリカ人が好きな言葉はThank you.で、その言葉を聞くのも言うのも好きだということ。それからMay I help you?(手伝いましょうか。)と自分から言ってみること。今日からやってみようと思った生徒が多くいたのではないかと思う。

 授業後はTCやホストファミリーの車でLodi Lakeに移動し、昼食を取った。アメリカでの代表的な昼食と言えばサンドウィッチで、日本のサンドウィッチとは異なる。食パンにレタスやハムなどを挟むといったようなものである。ほとんどの生徒がサンドウィッチを持参していた。中には自分で作ったという生徒もいた。他にはリンゴやバナナ、キュウイなどカットされていないそのままのフルーツを持ってきている生徒も多数おり、皮を剥かずにリンゴをかじることに少し戸惑っている様子もあった。食べきれない生徒は友達とシェアしていて、お互いに楽しめているようだった。

 昼食後はPamが「Nature walkingに行きたい人はおいで。」と呼びかけると、全員が集まってきた。Lodi Lakeの一角に野生生物が生息するエリアがあり、鹿やリスを見られるということだったが、今日はリスに何匹か会うことができ、生徒は興奮しながら写真を撮っていた。ウォーキングの後はボートを楽しむ生徒もいた。パドルを上げるとパドルから水がしたたり落ち、ズボンが濡れたらしいが、満喫できたようである。他にもTCが用意してくれたシャボン玉や水風船で遊び、思い思いに楽しんでいた。午後3時にホストファミリーの迎えで家路へと向かう。

 午後6時。再びホストファミリーと共にLodi Lakeに戻り、ウェルカムパーティーが行われた。BBQの他にホストファミリーが手作りのパスタ、チップスなどを持ち寄った。ホストファミリーの中には甚平姿の子どもたちがいて、彼らもまた日本文化を楽しんでいるようであった。しばらくすると、「先生、名刺って今渡してもいいんですか?」と日本で作ってきた名刺を友達のホストファミリーに渡す様子も見られた。1時間半ほど盛り上がり、またそれぞれの家路についた。

 昨日より多くの笑顔が見られ、まだ不安なことはあるようだがこのチャンスを多いに楽しんでいるように思える。明日はどんな姿が見られるのか楽しみだ。
       宮崎空港、朝8時。宮崎からの参加者5人が集合した。少し緊張の面持ちで出発式を終え、手荷物検査場へ向かう。保護者から「いってらっしゃい」と見送っていただき、羽田空港へと向かう。  

 羽田空港でスーツケースを取り、ロビーへ出るとMNCCのスタッフの方が出迎えてくださった。いよいよ参加者全員が集まる瞬間。期待と不安を胸に歩いていくと…長崎、鹿児島、東京、シンガポールからの参加者が待っていた。お互いに緊張。  成田空港へ向かうバスでは、まず昼食を済ませ…自己紹介。私からのお題「名前」「誰でも好きな人を家に呼ぶとしたら、誰を呼ぶ?」「次の誕生日に欲しいプレゼントは?」について真剣に考えてくれた。自己紹介から個性の豊かさが感じられ、これからのホームステイがより楽しみになってきた。  

 成田空港に到着。チェックインのときに、「先生、ここはまだ日本語で大丈夫ですよね?」と尋ねてくる生徒がいた。皆まだ緊張している様子。 全員がチェックインを終え、集合していたそのとき。「あれ?」MNCCのスタッフの方が指さす方を見ると…そこには横綱の白鵬が!!!!「握手してきました!」「一緒に写真撮りました!」と、白鵬効果でようやく緊張が解れ、お互いに打ち解けることができた。

 サンフランシスコ行きの機内ではWould you like some drinks?という英語に難なく答えている生徒に驚き、感心した。実際に英語が理解できて通じた!という自信にも繋がったのではないだろうか。参加者の中には初めて機内食を食べる生徒もおり、「聞いていたより美味しかった」という感想をもらす姿もあった。「消灯したら寝ること」と、MNCCのスタッフの方からお話があったように、すぐに寝る人、なかなか寝付けない人、それぞれだったが明け方には全員ぐっすり眠っていた。  

 いよいよサンフランシスコ空港に到着!乗ってきた飛行機は満席だったため、税関は大混雑。一歩ずつ前に進みながら、「あの税関の人怖そう。」「何を聞かれますか?」「聞かれたら何て答えるんですか?」と不安で一杯の生徒たち。税関を通ったあとに、「私、質問攻めになりました。」「私は何も聞かれませんでした。」と生徒によって違っていたようで、今度はその話で盛り上がっていた。  

 ロビーに出るとTCのWendyとPamが出迎えてくれた。とても明るく、気さくな2人に皆一安心の様子。ローダイに向かう途中でIN-N-OUTというカリフォルニアで安くて美味しいと有名なハンバーガー店に立ち寄った。ハンバーガーとフライドポテトを食べ、ホストファミリーの待つスタディーセンターへと向かう。  ホストファミリーとの対面ではさっきまでの元気良さが嘘のように、戸惑う姿が見られた。しかし、ホストファミリーが笑顔でハグをすると、笑顔でハグを返していた。今日はどんな夜を過ごすのだろうか。

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