MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

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8月21日
 旅立ちの日  台風12号の影響が心配されたが、前日までには熱帯低気圧に変わり、Lompoc行きの25名が全員そろって出発することができた。なによりうれしいことである。7時45分鹿児島空港の集合場所にはすでに第二回目のオリエンテーションで出会った顔があったが、その表情はというと、いよいよ出発するという不安からか笑顔が見られず緊張している様子がうかがえた。これから言葉も通じない異国でうまくやっていけるのだろうか…不安がよぎった。心配そうに我が子を送り出す保護者の見送りに、無事に帰ってきますと心の中で誓い、一礼する。一同は鹿児島空港から羽田空港そして成田空港へ。朝早い移動とあってかバスの中では外の景色を眺めながらいたっておとなしい生徒たちであった。

 羽田空港からバスに乗り約1時間かけて成田空港へ到着。チェックイン→セキュリティーチェック→出国審査の一連の流れの説明を受ける。初めて海外に行くという生徒がほとんどであるせいか、説明を聞く表情は真剣だ。さあ、いざセキュリティーチェックへ。テロ以来液体の機内持ち込みは規制が厳しく、事前研修でも説明は受けていたはずだが、チェックにひっかかるというちょっとしたハプニングもあった。しかし、全員無事に出国審査をパス。そしていよいよ、ロサンゼルス行きの飛行機に乗り込む。生徒の中には始めて飛行機に乗るという生徒もいた。成田−ロサンゼルスは約10時間のフライト。機内食を楽しんだり、映画や音楽を楽しんだりしていたようだが、中にはまったく睡眠がとれなかったという生徒もいたようだ。この日の飛行機は満員。機体が大きく揺れることもなく定刻通りにロサンゼルス空港に到着した。

 到着すると入国審査。教科書にも出てきた、入国の際の質問の応答を何度も確認していた。"sightseeing""three weeks"など。実際には何も聞かれなかった生徒もいたようだ。全員が無事に終え、空港へ。「わー、聞こえてくる言葉が全部英語だ!」とか「外国人ばっかり!」など当たり前のことなのだが、想像していたことを目の当たりにして感動しているようだった。

 出口でTCのKate先生とAlice先生が笑顔で出迎えてくれた。ロサンゼルスからLompocまではバスで3時間だそうだ。もう少しで目的地に着くからと励ましながらバスに乗り込む。途中、昼食をとるためにマクドナルドへ立ち寄る。さて注文が英語でできるかな?早速一人の生徒が "I'll have〜." を使って注文する場面を目にした。教室で学習したことが実践につながっていて少し感動を覚えた。しかし、多くの生徒が実際に英語を聞き取ったり発言したりすることに戸惑っている様子だった。

 しばらくして、ホストファミリーの待つ場所へ。そこには手作りの横断幕や花束、バルーンを手にしたホストファミリーが笑顔で出迎えてくれた。いままで表情の固かった生徒だが、ここでようやく笑顔を目にすることができた。

 ここまでたどり着くのに長い道のりだったが、無事に全員がホストファミリーとの面会を果たすことができた。今夜は英語でコミュニェーションを図ることの難しさを痛感することだろう。初日の夜はどんな風にすごしたのか、明日聞くのが楽しみだ。

 Lompocの朝晩は冷え込みTシャツでは肌寒いくらいである。昨夜はどのように過ごしたのか楽しみにしながらスタディーセンターに来るとすでに何人かの生徒が到着していた。表情は暗くないようだ。詳しい話を聞く間もないまま午前中の英語の授業が開始した。まず始めにホームステイをする際の注意事項をTCから受ける。もちろんすべてが英語であるが、理解できたのかできていないのか反応がない。思わず日本語で通訳しそうになったがそこは抑えた。意思表示をするようにと注意され、その後は”Yes.”と答えることができるようになったが、中にはわからないのにすべて”Yes.”と答えている生徒も見られた。本当に理解できているのだろうか??説明後はちゃんと説明を受けたかのサインが全員に求められた。さすがは契約社会だと感じる。今日はTCの先生方の娘さんや、ホストブラザーやホストシスターが補助をしてくれた。3歳のアリーちゃんに皆が興味を持ち話しかける生徒も出てきた。

  オリエンテーション後は、夜に行われる予定のWelcome Partyでホストファミリーを紹介する練習をした。簡単な英語だがみんなの前に出て発表するのは恥ずかしいようだ。そんな中、積極的にボランティアとして最初に発表してくれる生徒も数人現れ始めた。ホームステイ中の基本姿勢である「Try」(自分から行動すること)の精神を思い出したようだった。

 昼食は、ホストファミリーが作ってくれたsack lunch(袋に入ったサンドウィッチ お弁当のこと)を楽しむ。ジャムやピーナッツバターを塗っただけのシンプルなウィッチとりんご。昨夜の夕食はピザだった生徒が多く、さっそく食文化の違いを体験し、「胃が持たれて食欲がありません。」と訴えてくる生徒もいた。昼休みに、個人面談を行い何か困っていることはないか聞くと、9割が今のところ大丈夫です。と答えたが数人が少しホームシックにかかっていますと答えた。1週目を乗り越えればホームシックはほぼ100%改善されるようなので頑張ろうねと励ました。

 午後からはBoys&Girls(7歳から15歳までを預かる児童クラブのような所)を訪問。中に入ると多くの子供たちがいた。体育館でバスケットボールやドッジボールをして地元の子どもたちと交流。スポーツに言葉の壁はないらしくみんな楽しんでいた。スポーツをしなかった子も、日本から作ってきた名刺を渡したり、一緒に写真を撮ったりして積極的にコミュニケーションを図る姿がみられた。

 午後からは、ホストファミリー主催のWelcome Party。各家庭から食事を一品持ち寄り皿にとって食べる。スパゲッティやウインナー、果物そしてタコスなどのメキシコ料理も並ぶ。ここの地域はメキシコからの移民も大変多いそうだ。ホストファミリーを紹介する場面では、お昼の練習の成果が出てみんなすばらしい紹介ができた。どのホストファミリーも日本からの子どもたちを歓迎している様子が伝わってきた。

 今日も盛りだくさんの一日だった。生徒同士の会話も弾んできて、だんだんお互いのことがわかり出して仲間意識も出てきたようだ。明日はSolvang(デンマーク語で「日差しを受ける野原」)というデンマークを再現したかわいらしい町に終日研修に行ってきます。

  今日は1回目の終日研修の日。昨夜の歓迎パーティで9時ぴったりにはバスが出発するので遅れないようにとTCが言っていたが、その言葉とおりに余裕を持って集合できた。ソルバング(Solvang) に向かってバスは出発。1911年にデンマーク人によってコミュニティが作られたのが、町の始まりだそうだ。ホームステイ先から目的地までは約30分。その前にロスオリボス(Los Olivos)スペイン語で「オリーブ」という名のコミュニティに立ち寄る。ここはワインが有名でワインテイスティングができる店がいくつも並ぶ。まだ早い時間帯ということもあり、コンビニのような所しか開いておらず仕方なく立ち寄るが、コンビニといえども日本とは異なる物が置いてあり、みんな大はしゃぎ。日本でも最近発売されたエナジードリンクを買い込んだり、日本のお菓子が英語になって売られているのを見つけて興奮したりしていた。初日に店で注文するのを戸惑っていた生徒たちも、もう抵抗なく買い物ができているのには驚いた。しかし、お札の使い方はわかっても、コインの使い方がわからないようで、「コイン全然使って無い。コインがたまっていく〜」という声も聞かれた。アメリカの貨幣については明日授業で習う予定である。しっかり覚えてほしい。

 ロスオリボスに立ち寄った後は、ミニチュアホースがいる牧場を訪れる。ミニチュアホースに触れたり、写真を撮ったりして楽しむ。ここで、隣のサンタマリアという都市にホームステイしているグループと出くわす。引率の先生に聞くと、大きなトラブルもなく順調に進んでいるとのこと。

 ロスオリボスの後は公園でランチタイム。サッカーボールを持ってきている生徒がいて、男子とサッカーが得意な女子でサッカーの試合が始まった。ホストブラザーのイアンとマシューも一緒にプレーする。この二人が生徒たちの英語力をさらに高めているようだ。

 昼過ぎにソルバングの町に向かう。10分くらいで到着。バスの窓から見える町並みはデンマークを再現したかわいらしいつくりの建物が並ぶ。ここで生徒たちは、3時間ほどの自由時間。必ず3人以上で行動すること決められた時間には戻ってくることを約束に、初めての自由行動をした。すれ違う生徒に何を買ったかたずねると、学級のみんなに絵葉書を買ったり、古本屋で自分の英語の勉強のためにハリーポッターの原書を買ったりしていて有意義なショッピングをしているようだった。

ここでソルバングで「ヒヤッ」とする出来事もあったので紹介したい。
その1:カメラ紛失事件  店にカメラを置き忘れ、店員が気づきたまたま居合わせた私たちのグループの生徒に声をかけて事なきを得た。カメラに大きく名前が書いてあったのがよかった。
その2:体調不良   この日のソルバングはとても暑く、歩いていて汗が出るほどであった。水分をあまり取らず歩き続けていた生徒が、一瞬「くらっ」として倒れたそうだ。すぐに立ち上がって水分補給。大事には至らなくて本当によかった。話を聞くと昨夜は一緒にホームステイしている生徒と夜中まで話をしていて睡眠不足だったそうだ。厳重に注意した。

 最初は緊張感を持って行動していた生徒たちも少しずつアメリカの生活に慣れ始めているようだ。明日は午前中授業。午後から消防署や警察署を訪れます。

 アメリカについて4日目。今日は今週最後の授業である。Lompocの朝晩と日中の気温差は激しいが、これまでのところ体調不良を訴える生徒はおらずみな元気に過ごせている。

 朝は、日記係が日記を回収しPA(引率の先生)に提出することからはじまる。日記を読んでみると、ありのままのことを書いたり、自分の思ったことを正直に書いたりする生徒もいれば、異文化にさらされて自分の思い通りにならないことがあっても愚痴を書かない生徒もいたりと様々である。日記からその子の性格がよくわかる。日記に書いていることは様々であるが、皆に共通して言えることは、何か思い通りに行かないことがあっても、それを解決しようとしているところや、物事を前向きに捉えようとしているところだ。大変すばらしいことだと思う。

<生徒の悩みと、解決策の例>
1 ホストファミリー宅で出される水がおいしくない→ペットボトルの水を自分で買ったり、TCが授業中に出してくれるミネラルウォーターを確保したりする。
2 洗濯をしてほしいのだが言い方がわからない→引率者に英語を聞いて言い方を覚えて帰る。
3 家で飼っている大きな犬が苦手→慣れようと努力する。
4 いつもホストマザーが世話を焼いていてくれて自分は何もお返しができない→今日あったことや感じたことを話す、”May I help you?”と頻繁に言う。
日本語では簡単に言えることも英語では伝えられない。日本の家で言えたわがままも、ホストファミリー宅では言えないのだ。皆、そこをよく理解していて、与えられた環境でどうすれば快適に、楽しく過ごせるのか考え工夫している。夢に描いていたホームステイがそのまま現実になるとは限らないのだ。成長の過程を垣間見ることができてうれしく思う。

 午後からは、歩いて市役所と消防署、警察署を訪問した。市役所では、managerの話を聞くがとても早口で生徒には難しかったであろう。しかし、そこも我慢してしっかり聞いていた。市役所の市民が入れない中の方も案内してくれ、自動的に紙が折られて、封筒に入って、のり付けまでされてくる機械にびっくりしていた。その後、2班に分かれて消防署と警察署を訪問、消防署では訪問中に緊急出動が入り、途中で案内人が変わった。警察署では、今日一番、生徒そして引率者も含めて大興奮した。なんと、パトカーに乗せてもらい少しドライブ。後ろの席の窓は牢屋のよう。そして中からドアが開けられないことや、車内に大きなライフル銃が置いてあることにみんな少し怖がりながら貴重な経験を楽しんでいた。とてもフレンドリーな人たちで、なんと手錠をかけられて逮捕!?された生徒もいた。どこに行ってもそうなのだが、アメリカの人たちは想像以上に私たちを快く歓迎してくれる。”Thank you.” という言葉を何度発したか分からない。今日は一生に一度しか経験できない貴重な体験ができたと思う。

 明日、あさってはホストファミリーと過ごす初めての週末である。みんな楽しんでほしい。

 終日:Refugio State BeachでB.B.Q & Swimming

 初めての週末、何かが起こって緊急の連絡がないかと心配して落ち着かなかったが、何の連絡も無く、無事に月曜日を迎えることができた。生徒に感謝したい。朝、Study Center に集まった生徒たちの表情はみな明るく、体調不良の生徒もいない。お互いに週末どのように過ごしたかということを興奮して話していた。
 
 どのように過ごしたかというと、古いお城を訪れたり、少し離れた遊園地に行ったり、牧場に行ったり、またはホストファミリーとともに教会を訪れゴスペルを聞いたという生徒もいた。日本からやってきた生徒のためにどの家庭でも、退屈させないようにいろいろなところに連れて行ってくださっているようだ。旅行ではなかなか訪れることのない場所での体験はホームステイの醍醐味だと思う。

ところで引率者はどのように過ごしたかというと、遠出はせずに、スーパーマーケットを案内してもらったり、ホストファミリーの友達で近所に住む方の誕生日パーティに招かれたりして、アメリカの普通の生活を体験した。聞こえる言葉、使われる言葉はすべて英語。ときどき困るが誰も助けてくれない。"Would you say that again?"と聞き返すこともたびたび。これまで培った知識だけが頼りである。生徒たちも今頃、私と同じように言葉の壁にぶち当たり、勇気を出して英語で話すことにTryしているのかな?と想像すると、心の底から「頑張れ!」という気持ちがあふれてきた。その場の状況は本人にしか分からない。「英語がまったく理解できない。」と分かったことだけでも意義ある経験だと思う。

さて、週末のことについて書かれた日記を見たいところだったが、今日はLompocから約40分離れた、Refugio Beachというところを訪れた。送迎可能なホストファミリーの車に分かれて乗り込み出発!Lompocは周りを谷にぐるっと囲まれた地域で、その谷にもほとんど植物は生い茂っていない。ときどき、放牧されている牛を見るくらいである。しばらく走ると海岸線にでた。カリフォルアは常に晴れていて天気がよい。しばらくしてbeachに到着。多くのキャンピングカーであふれていた。到着したら、すぐにもともと設置してあるバーベキューコンロに炭をくべる。いい感じの火力になるまで、自由時間。さっそく水着に着替えて泳ぐ者、バスケットを始める者、様々であったが、ホットドックの準備ができると、全員集合。パンにソーセージをはさみ自分でケッチャップなどをかけて味付け。おいしそうにほおばっていた。そしてお決まりのチップスも。軽食のときは必ずこのチップスが登場する。お昼を食べたら、また海へ。この日は、波が穏やかでせっかく持っていったボディーボードもあまり活躍しなかったがそれでも、2時すぎまでおもいっきりビーチを満喫していた。最後にライフセーバーの滞在する小屋の前で集合写真をパチリ。みな一日で真っ黒に日焼けした。アメリカにきてはじめての海。水温は華氏67度→摂氏19.4度と冷たかったが、みなとても満足そうな顔をしていた。
 
 最後にカリフォルアは4年間続く干ばつで、水不足がとても深刻だそうだ。日本の雨を少し分けたいほどである。シャワールームの水も、干ばつの影響で止められていた。環境問題についても考えることができた一日だったと思う。

午前中:英語の授業  午後:映画鑑賞

 朝Study Centerに着くと、男の子たちはいつも遊具で遊んでいる。みんなとても仲が良い。昨日ビーチで遊んだ疲れが残っているかな?と心配したが、元気そうである。しかし、だんだん緊張感がなくなってきているのか、授業で使うテキストを忘れた生徒が二人もいた。テキストがなければ授業にならない。自分たちでTCのKate先生に忘れたことを言いにいかせた。

 毎日の授業は、journalから始まる。メモ用紙をつづった冊子に、英作文をすることをそう呼ぶらしい。今日のお題は、「自分が一番怖いものとその理由」というものだった。みな精一杯考えて記入していた。その次に、歌の練習。日本でもおなじみの子どもの歌 “Row Row Row Your Boat”を練習した。バスの中などで今後も歌うそうだ。Lompocグループの良いところは先生の話をよく聞くことそれから、よく声をだして文を復唱したり、歌を歌ったりするところだと思う。ときどき、先生たちの話を聞いていない生徒もいるがほとんどの生徒が集中して授業を聞いている。最後の日まで続けてほしい。

 その後、詩をつくることにも挑戦した。日本語でつくるのもやさしくは無いが、英語だともっと難しそうだ。中学校では習わない文法もでてきて、中1の生徒には難しそう。しかし、辞書を片手に、分からないところはTCに質問して挑戦していた。

 ここで今日やっと日記が見られたのでいくつか紹介したい。
・やっとホームステイになれてきた!と思ったらホームシックになって昨日は一人で大泣きしてしまいました。日本の家族に毎日手紙を書いています。手紙を書いているうちに涙がでてきました。(心配されないでください。本人にたずねたら「ホームシックって本当に一週間で治るんですね!」とけろっとしていました。)

・海はすごく潮の香りがしました。カモメかペンギンか分からないですが、海鳥
がいました。日焼け止めをなぜか顔にぬるのを忘れていたため、バスルームで鏡をみてびっくり。顔が赤い!「しょうがない、とあきらめました。」

・ホストシスターと、一緒にステイしている友達と、みんなでお手伝いをした。ベッ
ドメイキングをしたり、食器を片付けたりました。ホストマザーが私たちのする仕事を紙に書いてくれたのでとてもうれしかった。

・ホストシスターと自転車で晩ごはんの材料を自転車で買いにいった。しょうが焼き
の肉が分厚いものしかなくて、切る作業が大変だった。ほかにも、卵焼きやおにぎり野菜が食べたかったので、野菜コンソメスープを作った。口に合っていたかは分からないが、“Good!”と言ってくれたので良かったと思う。

 午後からは映画館を訪れた。Lompocにある映画館でお客さんは私たちくらいしかいない。”Pixels” “Ant-Man” “Paper Towns”という3つの映画から見たい映画を選び、各自が見たいものを見た。アメリカで映画といえば次に思い浮かぶのが、ポップコーン!!食べ物を買ってもよい許可が下り、ほぼ全員がポップコーンを購入。一番大きなサイズは、大きな紙袋一つ分くらい。なんとお代わり自由だそうだ。一人がそれを買って何人かで分け合うというグループもいた。ジュースの一番大きなサイズもこれまで見たことが無いほど大きいカップだ!これもお代わり自由。映画を見終わった後、ジュースを注足して家に持って帰る賢い生徒もいた。さて、映画のほうはというと、もちろん日本語の字幕なしなのだが、みな「すっごくおもしろかった〜」といってでてきた。今日もアメリカの言語や文化に触れるよい研修となった。

午前中:英語の授業  午後:Aquatic Center 室内プール

 今朝もStudy Center へ着くと遊具で遊んでいる生徒たち。9時に授業が開始するのだが、もうすぐ9時というのにいっこうに教室に入ろうとしない。昨日までは、私が声をかけていたが、今日は「どんな動きをするのか見ておこう。」と思い放っておいた。すると、一人の女の子が「時間ですよ〜。」と外にいる人たちに声をかけてくれた。なんと素晴らしいのだろう。それにしても、日本の中学校、高校ではできていることが、なぜかアメリカにいるとこちらの習慣に合わせてしまうのだろうか…よくないことである。今朝は、時間を守ることの注意から始まった。よいことも付け加えておこう。昨日教科書忘れが、二人もいたが、今日は忘れ物ゼロであった。改善できて素晴らしいと思う。

 朝は、TCのKate先生が、一人ひとりの名前を呼んで握手をする。TCの先生も、ネームカードを見ずにそして、日本語の名前を正しく発音できたときは”Yeah!”と叫んで、とてもうれしそう。日本語の名前ってとても発音しにくそうだ。しかし、生徒の名前を覚えようと必死である。とてもうれしくなる。

 さて、今日のjournalはもし自分が透明人間だったら、どこに行って何をしたいか?というお題だった。スーパーに行って、いろいろなものを盗んだり、食べたりしたいという生徒や好きな歌手のバックステージに行って話しをしたいという生徒など、英語の授業は想像力を働かさねばならない場面も多くある。

J ournalの後は、昨日から取り組んでいる「詩」の続きである。これまた、比喩の表現が多く出てきて、創造力と語彙力が必要とされる。昨日の日記でまったく理解できなくて、どんな詩を作っていいかわからないと、嘆いていた生徒も、今日は皆、鉛筆がよく動いていた。あっという間に、下書きを済ませ清書に取り組んでいる生徒もいる。いったん軌道にのるとガンガン進める生徒たちである。TCの先生方も驚いていた。ちなみにベースになっているのはNtozake Shangeさんという黒人作家の 「i live in music」という詩である。この詩をところどころ、空欄にしてその空欄を埋めていく。金曜の午前中に最終の仕上げをしていく予定である。どのような作品ができるか楽しみだ。

 昼食をはさんで午後からは、徒歩で15分くらいのところにある市営プールを訪れた。みんな泳ぐ気満々だ!市営プールといっても、立派なスライダーもあれば、小さな子どもたちがよろこびそうなプール(小さな滑り台のような遊具のてっぺんに大きなバケツがあって、そのバケツの水がいっぱいになれば水がこぼれるしくみになっているプール)、そして25mのプールと、三種類のプールがあった。みな好きなところで泳いでいたのだが、一番驚いたのは、25mプールだ。そこで泳ぐためには、まずプールの監視員の前で泳いで見せて、合格!といわれないとプールに入ることができない。泳ぎに自信のある子たちはさっそく、テストを受けてパスしていた。それにしても、ここのプールは監視員の数がやたら多い。ざっと数えただけでも10名以上いた。高校生のアルバイトだそうだ。これなら、小さい子も安心して遊ばせることができそうである。

 この日は13:00から15:00までプールでおもいっきり楽しんだ。プールに入れなかった生徒も近くのショッピングモールに連れて行ってもらえたそうでご機嫌だった。帰り際にTCから急な変更のお知らせがひとつ。明日は待ちに待ったサンタバーバラへ終日研修なのだが、そのバスの出発時間が1時間早まったということ。8時にはStudy Center を出発。

 ホストファミリーにはメールすると言っていた、ちゃんと自分の言葉でも伝えることを念押しして解散!さて、明日は遅刻しないで来れるだろうか?少し心配だ。

終日:サンタバーバラ 終日研修 
 昨日、帰り際に急遽今朝の集合時間が1時間早まったが、朝8時前には全員集合することができ、7時58分にStudy Centerを大型バスで出発した。本当に子どもたちは時間をよく守ってくれる。さっそくバスに乗り込み出発。終日研修でバスを利用するときは、いつも男子が後ろを占領し、女子が前の方に座っている。バスに乗ると、さっそくおやつタイム。朝からチップスを食べているので、「朝ごはん食べたの?」と聞くと、「食べたけど、このチップスの袋が大きすぎてみんなに食べてもらわないと食べきれないんです。」との返事。確かに日本では見たことのないサイズだ。このところ生徒は何かあれば、口に物を入れているが、健康状態と体重のほうがだんだん心配になってきた。自分で制限することも学んでほしい。
  
 ロンポックからサンタバーバラまではバスで約1時間。途中、月曜日に訪れたrefugiobeachを右手に見ながら、ルート101を東に向かう。海を見ながらのドライブは気持ちがいい。サンタバーバラを少し調べてみると、1822年まではスペイン領で、その後メキシコ領になったらしい。そのため建物は、白い壁と赤いレンガの屋根からなり「全米一美しい街」といわれているそうだ。さらに、今日からFiesta(フィエスタ)と呼ばれるスペインのお祭りが始まり、フラメンコなども見られるそうだ。アメリカにいながら、スペインの雰囲気まで味わえるなんてラッキーな子どもたちだろう。

 サンタバーバラに近づくに連れて、ルート101は車が込みだしてきた。みなサンタバーバラへ向かうのか?しかし、たいした渋滞にも巻き込まれず無事にサンタバーバラに到着。街に入るなり「先生あれセブンイレブンですよ。」といわれて振り返ると、セブンイレブンでさえも、美しいスペイン風の建物のなかに入っている。まるで教会かなにかのようだった。さて、始めに私たちが立ち寄ったのはSanta Barbara Mission (キリスト教を宣教するために建てられた建物)中に入ることはできず、記念撮影をして終了。生徒はあまり興味がなさそうだ。次に訪れたのは、Santa Barbara Courthouse (サンタバーバラ裁判所)あのマイケルジャクソンが裁かれた場所で有名。中に入ると、至る所にスペイン風のタイルが敷きつめられ、壁には壁画がありとても美しい。大変歴史のある建物だそうだ。一行はエレベーターや階段を使って、展望台へ。展望台から見下ろす町並みは、「全米一美しい街」というのが納得できるほど息をのむほどの美しさだった。
 
 しばらくして、Fiestaの会場に、街全体がお祭りムードで観光客も多い。まずは腹ごしらえ。フラメンコを見ながら、屋台で好きな昼食を選んで買う。BBQビーフにタコス、ホットドッグにチュロスを思い思いのものを食べていた。アメリカの人はとても気さくで生徒に話しかけてくることもしばしば。“Where are you from?” “How long will you stay?” などと聞かれても堂々と答えることができるようになっている。だいぶ英語も上達したようだ。
 
 腹ごしらえの後は、自由行動。自由行動といっても、今日はものすごい人なので、3つの班に分けそれぞれに先生たちがつくことに。さてどこを見てまわる?しかし、あんなに楽しみにしていたのに、サンタバーバラは大人向けの店がほとんどで子どもたちが買うようなものは少ない。唯一、生徒の心をつかんだものはCascarones: 卵の殻の中に紙くずが入っていて、頭に叩きつけてお祝いするものだった。4個で1ドルぐらいのものを20個ほど買った生徒もいた。3時間ほど楽しみバスが待つ集合場所へ。買い物は期待はずれだったかもしれないが、スペインの文化も体験できた一日だった。明日の午後は、日本へ交換留学生を招待するための資金集めFundraiser を行います。みんなどんなものを日本から持ってきたかな?
午前:英語の授業 午後:募金活動 
今日は、Lompocグループの一人の女の子の誕生日である。朝、彼女のホストマザーが誕生日だからといって、ロリポップケーキ(写真参照)を持ってきてくれた。棒の先に丸めたスポンジケーキをつけてチョコレートなどでコーティングしたものをデコレーションしたもの。昨夜、本人たちとともに作ったそうだ。そのことを知ったTCの先生たちがなにやらこそこそ話をしている。たずねてみると、昼休みに彼女に内緒で、サプライズパーティーを開くということ。どんなサプライズパーティになるか楽しみにしていた。

 午前中の授業はいつものjournalから。今日は「あなたが美しいと思うことを書きなさい」というものだった。その後は、先日から取り組んでいる、詩の作成。ほとんどの生徒が清書まで終わった。清書がすんだ後は、教室の外でゲームが始まった。どうやら、その間にTCの先生たちがサプライズパーティーの準備をするようだ。あっという間に、教室はバルーンやテープで飾りつけられ、準備が整った。さすがはパーティ好きのアメリカ人、手際がよい。

 何も知らされていない生徒たちは教室の中へ。皆から「わ〜!」っと歓声が上がる。誕生日の子が前の方へ呼ばれ、みんなでHappy Birthday の歌を歌う。思いがけない演出に、女の子は泣き出してしまった。よっぽどうれしかったのだろう。「アメリカで誕生日を迎えるなんて、うらやまし〜。」と皆から言われていたが、おかげで、私たちもめずらしくてかわいいロリポップケーキをいただくことができた。ありがとう!今日はその生徒にとって一生思い出される誕生日になることだろう。

 午後からは、募金活動の準備。アメリカ人の留学生を日本にホームステイさせるための資金となる活動だ。ファーマーズマーケットの一つのブースを借りて行う。Raffleというくじとバスケットを使って行うのだが、募金の方法を聞いても、いまいちピンとこない。

 実際行ってみてやっと意味が分かった。生徒は日本から提供できる品物を2品ずつ持ってきている。それを4つのバスケットに入れる。そして、raffleという慈善のためのくじを一枚1ドルで販売し、その集まったお金が日本への留学生の資金となる。くじはどうなるかというと、くじの半分に名前と電話番号を書き、半分は本人の控え、半分はBoxの中へ、募金終了後にくじを4枚ひき、当たった人にバスケットがプレゼントされるという仕組みだ。当選者には直接電話を通して知らされる。生徒はこの日のために、和柄の布や、扇子、スリッパなどを持ってきていた。また、募金をしてくれた人にあげるための折り紙を作った。募金活動を行う際は、浴衣や甚平がよいだろいうということで着替えて募金活動開始。始めはどうしてよいか戸惑っていた生徒だが、徐々に楽しくなってきて、英語で ”Donate, please.”や「こんにちは〜」と大きな声で呼びかける子もでてきた。また、寄付してくださる人に話しかけられても立派に英語で受け答えがきでている。ホームステイの成果をここでも見ることができた。チームワークもばっちりで、ブースで店番をする者、マーケットを見て回る者とお互いが交代できるように、声かけをしていた。中には「こういうのが大好きです。」とずっとブースの当番をしてくれた生徒もいた。

 さて、いくら募金が集まったか気になるところだが、今夜TCの先生とCHIの職員が確認して抽選を行うそうだ。いくら集まったか、当選者はだれか生徒も気になるところだろう。月曜日に皆に知らせたい。

 今週の授業も本日で終わり、土日はホストファミリーと過ごす。この週末、ユニバーサルスタジオに連れて行ってもらえるラッキーな生徒もいるようだ。みんな楽しい週末を過ごしてほしい。

 週明けの月曜日、まずは生徒の健康観察から。体調を崩す生徒もおらず、みんな元気である。ホームステイが始まって以来、毎回元気にそろって授業を受けられることが何よりうれしいことである。しかし、今日は土・日の疲れがたまっているのか、心なしかいつもより元気がないように見えた。

 今日は一日中Study Centerで英語の授業だった。その様子を記す前に、生徒の日記と学習したことを書いたものを紹介したい。

・ 今日は朝、教会に行きました。ホストファザーが白い服を着て、前の方で進行のようなことをしていました。それで、ここで働いているんだなあと思いました。
・ ホストマザーの仕事場に行きました。サンターバーバラ空港の管制塔やコントロールセンターの仕事をしていました。しかも少しえらい人だったので、普通の人は入れないコントロールセンターの内部や管制塔の中を見せてもらいました。飛行機好きの僕たちにとってはめちゃくちゃうれしかったです。
・ 今日は私の誕生日でした。まさかのLompocグループのみんなにお祝いされたパターンでした。考えてもいなかったのでとてもびっくりしました・・・こんなにいいサプライズをもらったことはほぼ初めてです。涙が出ました。最高の一日でした。

トライコーナー:ゴーカートに乗った。もう一回乗りたい。
発見コーナー:アメリカの高速道路は料金が必要ないようだ。
紹介コーナー:コアラのマーチとカントリーマームをあげた。Momが “Very Nice.” と言ってくれた。 英語コーナー:“Speed Limit”を高速道路で見た。制限速度という意味だった。

 週末は遠くのユニバーサルスタジオや、ハリウッドまで連れていってくださったホストファミリーもあったようだが、教会や親戚の家でのBBQなどアメリカの普通の生活を体験できた生徒もいたようだ。

 さて、今日はアメリカの祝日や休日について学習した。TCに日本のお祭りについて教えてと聞かれて、静まりかえる生徒たち。やっと「六月灯」とだれかが発言したが、「それはどんなことをするの?」を質問されても英語で説明できず、またまた静まりかえる教室。日本のことを英語で説明するのは難しい。と改めて思ったのではないだろうか。他国について学習にするには自国のことも知らなければならない。そのことに気づいたかな?

 雰囲気を変えようと、TCのAlice先生がアメリカの祝日について説明してくださった。イースターやハロウィン、クリスマスは知っていてもほかに知らない祝日(行事)もあった。説明の後は、実際にハロウィーンの “Trick or Treat”「お菓子をくれないといたずらをするぞ。」といって扉をたたきお菓子をもらうこと。また、イースターエッグハンティングをやってみた。みんな知ってはいても実際にやったのは初めてという生徒も多くいて楽しんでいた。

 午後からは、バレンタインデーカード、イースターエッグのペインティング、クリスマスクッキーのデコレーション、ハロウィンのお菓子を入れる袋作りと、製作を通してアメリカの行事について学んだ。一日中英語の授業だったが、製作が中心だったのであっという間に時は過ぎていった。どの生徒も楽しく活動しているのが印象的だった。
午前:英語の授業  午後:ミドルスクール、高齢者福祉施設訪問

 昨日のレポートに書き忘れていたが、先週の金曜日に行った募金活動の結果は・・・67ドルだった。予想以上の金額が集まりうれしく思う。当選した4人のうちの一人が昨日バスケットを取りに来てくれて喜んで帰っていった。

 さて、今日は昨日まで私たちに英語を教えてくださったTCのアリス先生の学校がもうすぐ始まるということで、今日から代わりにジェニファー先生が来てくださった。普段はサッカーを子どもたちに教えているらしく、とても元気で明るい先生である。

 今日は高齢者施設で歌う予定の歌「Row Row Row Your Boat」と「ドレミの歌」を練習した。おそらく意味は細かいところまでわかっていないと思うのだが、精一杯歌の練習をしていた。お昼ご飯は隣の公園の芝生の上で。いかにもアメリカらしい。最近自分で作ったおにぎりを持って食べている子が多い。食べながら、ジェニファー先生が絵本を読んでくれた。食後は、高齢者施設訪問の際に手渡す折り紙作り。どの子も日本から折り紙の本や折り紙を持ってきていて、かごや鶴、飛行機にカメラなど、もらって喜びそうなものを作っていた。訪問先でどのくらいコミュニケーションが図れるのか楽しみだ。

 昼休みの後は、ミドルスクールへ徒歩で向かう。ミドルスクールはいろいろな分け方があるそうだが、私たちが訪問したLompoc Valley Middle Schoolは日本でいう小6から中2までを教えている学校だ。公園から徒歩5分くらいで校舎が見えてきた。日本の中学校とは違い、まず建物が一階建てで、フラットな感じである。日本との違いを感じながら、門をくぐるとさっそく、ホストシスターのヘイリーとその友達が私たちを案内するために待っていてくれた。3つの班に分かれて学校を案内してもらう。学校は正式には来週から始まるということで、校舎内にはクラブ活動をしに来ている生徒が少しいるくらいである。ご存知の通り、アメリカの学校は先生が移動するのではなく、生徒が教室を移動して回る。当然教室も、英語の教室数学の教室などと分かれている。生徒も写真を撮りながら興味深そうに見て回っていた。私たちの案内された教室は生物の教室で興味を惹きつける設営がなされていた。一通り案内された後は、ヘイリーたちとミニゲーム。日米の学校の違いを知ることができた。

 学校訪問の後は、高齢者施設訪問。午前中に練習した歌がどのくらい歌えるか心配していたが、歌詞を見ながらではあったがうまく歌えた。歌の後は、お年寄りとの交流。TCから “I am 名前.” “ I’m from Japan.” “What’s your name?” などと聞いてコミュニケーションを図るように言われた生徒たち。最初は、恐る恐る高齢者に近づいて、作った折り紙を渡しながら会話を試みていた。どの生徒も目線を落として、顔を近づけて、会話をしようとしていた。高齢者の一人は、昔アメリカの海軍にいて、日本を何度も訪れたことがあるのだと、私たちにうれしそうに話してくれた。生徒一人ひとりが何を話しているのかを把握するのは不可能だが、会話を楽しんでいるという雰囲気がとても伝わってきた。帰り際も、手渡した折り紙を大事そうにもってくださっている高齢者の姿が印象的だった。短い時間ではあったが、高齢者にとっても楽しいひと時であったことを願いたい。
午前:Cabrillo High School & Aquarium tour
午後:カントリーラインダンス

 今日の午前中は、Cabrillo High School という高校を訪問した。14歳から18歳までの生徒が学んでいるそうだ。LompocにはLompoc High SchoolとCabrillo High School があり、それぞれに特徴がある。Lompocのほうは、科学や薬学、エンジニア、数学を重点的に学べ、Cabrilloのほうは、美術や音楽、そして海の生物について重点的に学べるそうだ。Cabrillo高校は大きな水槽を持っているということで、訪問することになっている。

 学校に着くと、水族館めぐりの前に、TCのジェニファー先生が学校を案内してくれた。ジェニファー先生自身もここの学校の卒業生だそうだ。さっそく、敷地内に入ると、大きな電光掲示板に、「新学年は8月18日から」と書いてある。新しい学年がこの日に始まるそうだ。しかし、まだ学校は始まっていないはずなのに、なぜか高校生が列を作って何かを待っている様子だ。たずねてみると新学年が始まるにあたり、書類を各自取りに行ったり、IDカードを作ったりする必要があるので、開始の時間まで待っているということ。生徒が自ら手続きを行わなければならないところが日本と異なる。手続きをしに来た高校生の列とすれ違うときに、ハイタッチをしながら一行は、マーチングの練習場所へ。ドラム、金管楽器、鉄琴やエレクトーン、カラーガールと部門に分かれて練習していた。フットボールの試合で披露するために練習しているのだとか。少し演奏を聞かせてもらったが、大変素晴らしいものだった。生徒も感動したようで、拍手とそして“Thank you.”という言葉を送っていた。自分がもし、高校生に戻れるのならアメリカの高校に是非留学したいなと強く思った。それほど、部活動生や生徒が生き生きと活動している様子が伝わってきた。

 次に案内された場所は、学校内にある水族館。代表の生徒が案内してくれた。水族館といっても、大きな水槽があるわけではなく、小さな水槽がいくつかあり様々な魚を研究していた。積極的な生徒は、自らえさになるイカをさばくのを手伝ったり、水槽を掃除するのを手伝ったりした。ただ、見学をするだけだと思っていたが、えさの準備やえさやり、掃除を通して楽しく学習することができた。

 午後からは、カントリーラインダンスの体験学習。年配のご夫婦が講師として来られた。カントリーラインダンスとは一体なんだろう?ホストファミリーたちはカウボーイダンスなどという。私たちになじみのないダンスだ。講師の先生が踊ってくださったが、あまり今までにみたことのないダンス。みんな最初は「私たちも踊るんですか〜。」といやいやながら、練習が始まった。ラインダンスは、みんなが一列に並んで同じステップを踏むダンスのこと。音楽にはカントリーミュージックが使われる。ステップの踏み方がなかなか難しく感じられたが、さすがは若い中高生たち。何度か練習すると、すぐにおぼえてしまった。Lompocグループは物事をやり始めれば集中して楽しく取り組める生徒たちばかり。講師の先生方が、帰るとなると、「もう〜帰るの〜?」とまだ踊り足りなかった生徒たちだった。今晩是非、ホストファミリーの家、そして、帰国してから自分の家族にも披露してほしい。

 明日は3回目の一日終日研修、とはいっても11時までは英語の学習をして、その後、Morro BayとSan Luis Obispoに行ってきます。どんなところなのか想像ができませんが、最後の終日研修とあって生徒も楽しみにしています。
午後:Morro Bay とSan Luis Obispo研修

 今朝も全員元気にそろって、授業が始まった。まずは、昨日の宿題のチェックから、宿題はいつもホストファミリーと一緒に取り組まないといけないものが与えられる。昨夜の宿題は、新聞を見ながらの大変やりがいのあるものだった。ホストファミリーとちゃんと会話することができたのだなと宿題を通して昨夜の様子が分かる。TCが丁寧にチェックしてくださった。

 午後からは、バスをつかっての研修だが、ここでジェニファー先生から提案が。「今日一日日本語を使わなかったら、10ドルあげる」というのだ。みんな空中でジェニファーと握手をして交渉成立!全員、本当なの?と疑っていたが、どうやら本当らしい。ここから、English only! に教室が変わった。日本語を使うまいと必死に単語を探す生徒たち。お金をもらえるとなると急に目の色が変わる子どもたち。さていつまで続くのだろうか?

 11時になり、アメリカの旗が描かれた大型バスが到着。バスに乗り込む。いつもはバスの中ではにぎやかな生徒たちもEnglish only!に挑戦しているのでバスの中は信じられないくらい静かだ。1時間くらい経ったころ、Morro Bayに到着。Morro Bayは漁業が盛んな小さな町で、海岸にはたくさんの船がとまっていた。海の先に見える大きな岩が有名でそこの前で集合写真を撮る。船の前にはなんと動物園でしか見たことのないアザラシが日向ぼっこをしていた。ラッコの目撃情報もあった。空を見上げるとカモメが青空に羽ばたいている。とても素敵なところだ。潮の香りを感じながら、生徒はショッピング。興味のあるものはやはり食べ物ということで、大きなアイスクリームをおいしそうに食べていた。

 とても風情のあるMorro Bayを後にして、バスは次の目的地、San Luis Obispoへ。さっきの自由時間にすっかり日本語禁止!のことはどこかにいったらしく誰も英語を話している生徒はいなくなった。English timeも約一時間で終了。残念であった。さて、最近の生徒の話題は、残り少ないお小遣いをどのように使うか?ということだ。あと1週間あるのに30ドルしか残金がない生徒、気に入ったものがなかったのでまだ100ドル近く残っている生徒とさまざま。せめて、最後の日の夕食代は確保しておくようにと念をおした。残金少ない生徒は夕食にありつけるのだろうか?

 San Luis Obispoでは午後からFarmers Marketが開かれる。三時間ほど自由に買いものを楽しんだあと、マーケットへ。農産物を販売するほか、いろいろおいしそうなものを販売する出店が並ぶ。生徒は、おいしいものを察知する能力に非常に長けていて、今日もおいしそうな食べ物を見つけてはうれしそうにほおばっていた。このマーケットは想像以上に大きなもので、人もあふれかえっていた。この人ごみの中で迷子になったときのために首から連絡先を書いたIDカードをかけるように昨日、今日と指導した。無事に迷子になった生徒もおらず、集合時間にみな集合。すばらしい!

 San Luis Obispoを出発したのは夜の7時半。バスの中では、おそらく爆睡することが予想されたが、予想とは逆に、テンションの高い生徒たち。2週間過ごして仲の良くなった友達と、日本の学校のことや先生のこと、これまで買った物、あるいは彼氏や彼女のことなどLompocに着くまでの1時間半とぎれることなく話続けていた。

 最近、自分自身も残りの日数を数えることが多くなった。このメンバーと過ごすのも残り少ないと考えるととても悲しい気がする。子どもたちはそれ以上かもしれない。明日は、日曜日に行われるさよならパーティーの準備。帰国までのカウントダウンが始まった。残りの日をこれまで以上に充実した日々にしてほしい。

午前:英語の授業 午後:お別れパーティーの準備

 まず、今日は活動の様子が分かる写真が少ないことを先にお断りしたいと思う。これには理由があり、午前中は二人の生徒を病院に連れて行っていたためである。病院といってもたいしたことではなかったのでご安心ください。

 一人は女子生徒で、昨日の研修中に急に左目が痛くなり、何度も流水で洗ったり、目薬をさしたりと処置はしたが、今朝になっても少し痛み、目がはれているということで病院へ行くことに。二人めは男子で、二日前にバスケットボールが右手の薬指に当たって痛むということで念のために病院へ行った。日本であれば、すぐにお医者さんへ行くのが当たり前だが、アメリカで病院へ行くとなると日本のようには簡単にいかないようだ。通常ホームドクターと呼ばれるかかりつけのお医者さんに見てもらうのだが、それには予約が必要で、今日は重症でなくかつあまり並ばないで診察してもらえるUrgent Care Centerに行ってきた。もちろんTCのジェニファー先生にもついていってもらったのだが、引率者も生徒も初めてのアメリカでの病院ということでとても緊張した。外国人ということもあり、保険のことや記入すべきたくさんの書類で少々てこずったが何とか無事に見てもらえることに。ジェニファー先生はここで一度Study Centerに戻るということで、残された引率者と生徒だけで、診察。私も前もって症状を英訳し準備をしてきたが、いざ本番となると大変緊張した。しかし、お医者さんも看護師さんも大変優しい人で、無事に診察は終了。目のほうは何も入っておらず、傷もないということで点眼薬と内服薬をもらい、指のほうも捻挫ということでテーピングだけの処置。ひとまず大きなことにならなくてよかったね。ということでStudy Center に戻った。二人には貴重な体験をさせてくれてありがとうと言いたい。

 さて、戻ってみると残りの生徒はお別れパーティーの準備に取りかかっていた。お別れパーティーは日曜日の3時から5時の間で行われる。もうお別れ?とまったく実感のわかない生徒たちだが、帰国までの日数が迫っているのは事実だ。第2回目のオリエンテーションで何をするか大体は決めていたのだが、もう一度話し合うことに。そこで決まったことは、個人の出し物として、ボイスパーカッション、フルート演奏、クラリネット演奏、相撲、グループとしては授業の中で練習した「ドレミの歌」と卒業式の定番曲「旅立ちの日に」を歌う。さっそく合唱の練習に。男子は最年長の生徒を中心に音程はともかくとしてとても大きい声で練習していた。女子は少し声が小さいようだ。そのほかに日本茶でおもてなしをしたり、習字を披露したりすることになった。成功するかどうか不安は残るが、盛りだくさんで楽しいパーティーになりそうである。その後ホストファミリーに渡すカードも作成し今日の授業も終わり、明日はホストファミリーと過ごす最後の週末だ。おもいっきり楽しんでほしい。

午後:お別れパーティー(3時から5時まで)

 今日は午後からお別れパーティー、24日間のホームステイももうすぐ終わりを迎えようとしている。3時からのお別れパーティーに向けて生徒は2時に集合した。配布するプログラムの準備や室内の飾りつけ、個人演技やピアノ、MCを務める生徒はその練習をした。プログラムの流れは、修了証書授与→個人の出し物→全体の出し物→アイスクリームとお茶の提供・習字・折り紙のデモンストレーションという流れだ。生徒はこの日のために、日本でも一度話し合いをしている。おそらく日本でも練習してきたのではないだろうか。

 はじめにTCのKate先生から、終了証書の授与が行われた。それと同時に、お世話になったホストファミリーに写真とメッセージが渡される。生徒が過ごしたStudy Center というのは、実は教会の中にある隣の部屋で、今日の出し物は教会を使って行われる。祭壇の上には、生徒が手作りしたメッセージと写真が額に入れられて置かれた。Kateが名前を呼ぶとホストファミリーとその生徒が前に出てくる。”Thank you” といって手渡すと同時に生徒を抱きしめるホストファミリー。会場からは盛大な拍手が。終了証書はホストファミリーにも手渡された。両者ともホームステイが無事に終わったという充実感に満ちた表情をしていた。
 
 授賞のあとは、個人演技へ。ボイスパーカッション、フルート、クラリネット演奏に続き、相撲部に所属している生徒がデモンストレーションをしてくれた。日本から、まわしをもってきて、まわしをつけての本格的な相撲である。会場は始めてみる生の相撲に大盛り上がり、ホストファミリーと対戦したりして先ほどまでのしんみりした会場の雰囲気ががらりと変わった。個人演技のあとは全体合唱へ。授業中に歌った「ドレミの歌」と「卒業式の定番曲「旅立ちの日に」を歌った。ピアノも教会の中にあり、同時に伴奏経験者がいたので、素晴らしい歌声とピアノを披露することができた。

 一通りステージでの発表の後は、アイスクリームパーティーへ移る。その際に日本茶の提供とおりがみ作成、ホストファミリーの名前を漢字にして色紙に書いてあげることも試みた。すべて生徒が企画したものだ。一番人気があったのはやはり習字、「マシューって漢字でどう書けばいいけ?」などど話し合い、色紙に書いていた。これには書いてもらった人たちはみんな喜んでいた。

アイスクリームを食べながら、ホストファミリーと長く話をする生徒、習字や折り紙の担当になっていて、アイスも食べずにひたすらおもてなしをする生徒、かと思えば遊具で遊びだす生徒といろいろだが、ホストファミリーが親切にしてくれたことに感謝しまた、貴重な体験ができてよかったと思っているに違いないと思う。ホストファミリーも受け入れをしてよかったと思ってくれれば幸いである。まだまだ、日本に帰るという実感がわかないようで、今日は別れの涙はみられなかった。

明日は、午前は英語の授業、午後はスーパーマーケットツアーが行われる。あさっては午前中の授業を最後に一度家に戻り、帰国の準備をして、午後5時にStudy Center へ集合。夜中の1時にロサンゼルス空港を出発する羽田行きの飛行機に乗る予定だ。今日を含めて残りの3日間を大切に過ごしてほしい。
午前:英語の授業 午後:スパーマーケットでscavenger hunt

 昨日お別れパーティーを開いたのだが、授業は明日の午前まで行われる。TCのKate先生が昨日で最後ということで今日は代わりのTCDorothyとGinaが来てくださった。今朝もみんな元気に登校した。今日の報告の前に、昨日の日記を紹介したい。

・ 今日はさよならパーティーをした。前に出て写真を撮ったと置きにとても悲しい気持ちになってきました。歌をみんなで歌ったときはじゃっかん泣いてしまいました。本当に最後なんだなと思うととても悲しい気持ちになります。
・ 習字を担当したときはいろいろな人の名前を書きました。もちろんホストファザーやマザーもLorrieは楼里、Johnは常音ほかにもバーバラは馬亜馬良、漢字っていろいろな字があるんだなとおもいました。
・ (さよならパーティ後)家へ向かう車の中でずっと窓の外を見ながら一人静かに泣いていました。家に着いて着替えた後、わんちゃんによりそってぐったりしていた時に、Momが優しく「大丈夫」なんて言ってくれたので、また少し泣いてしまいました。「私に優しくしないで!」と思ってしまいました。泣いてしまいます、帰るときはどうなってしまうのか心配です。

 生徒の日記には、昨日のさよならパーティーは泣いてしまいそうだったと書いているものがおおく見られた。多くの人が、泣が出るのをこらえていたようだ。

 今日の午前中は、ジャーナルの後に、今回のホームステイでホストファミリーの手配や授業や一日研修をお世話してくださったCHIからアンケートが配られ記入をした。例えば、ホストファミリーはどうでしたか?やTCの教え方には満足していますか?や困ったときはTCに相談しましたか?などである。ホームステイを振り返るよいアンケートとなった。

 午後はショッピングセンターでscavenger huntというゲームを行った。ショッピングセンターにはいくつかの店が入っていて、生徒はグループ対抗で、リストを元にそれぞれの店にあるものを見つけて写真におさめるというものである。例えば、スーパーでは→パン屋さん おすし屋さんでは→店員 電化製品やでは→パソコンというものである。もちろん事前に店のほうには連絡してある。10個ぐらいのアイテムを見つけて一番早く写真におさめたチームの勝ちということである。1時半にはじめたのだが、30分ほどで終了!その後はスーパーマーケットでお土産の残りを買うのに必死な生徒であった。

 明日はいよいよ帰国の日。ですが、午前中は授業があります。夜中の1時過ぎに出発する飛行機に乗って日本へ。生徒はホストファミリーの家に帰ってから荷物を詰めなければなりません。MNCCのスタッフから、スーツケースは50パウンド/23キロ以内。液体物は機内に持ち込めないということ。どうしても必要な際は100ミリ以下容器に入れ決められたサイズのジップロックにいれることなど、アメリカに来る際に受けた注意をもう一度受けた。どの生徒も、来るときより持って帰る荷物が多くなっているということで引率者も含めて今晩はパッキングに必死な夜を過ごしそうだ。

 保護者のみなさま、帰国まであと少しとなりました。出発から今日まで待ち長かったと思いますが、今しばらくお待ちください。もう少しで、満面の笑顔のお子様たちに会えることと思います。大きなトラブルもなく全員元気で過ごしていますのでご安心いただきたいと思います。
8月18日(火) 午前:英語の授業 午後:帰国の準備
8月19日(水) 帰国

 今日の午前中でいよいよ授業も最後。今日はまず,これまでお世話になった方に出すカードやTCのジェニファーのTシャツに一人ずつサインをしていった。この作業をしていると本当にいよいよお別れなのだなという気がしてきた。生徒の中には,今日が最後の日というのを理解していない生徒もいた。生徒からは「日本に帰りたくない〜。」「もう今日かえるの?」などと聞かれるようになった。午前中の授業もあっというまに終わり,午後は帰国の準備のために生徒は一度家へ。

 集合時間の4時半。Study Center の駐車場には,ホストファミリーの車とスーツケースが並ぶ。いよいよ本当に帰るんだなぁ。みんなきたときよりも,一つ荷物が増え,スーツケースのほかにもう一つお土産を入れたバッグをさげている。まだ,空港へ向かうバスは到着していないものの,駐車場では,多くの生徒がホストファミリーと抱き合って涙を流している。さよならパーティでは,涙をこらえていた生徒も,もう我慢できずに,みな号泣である。そうこうしているうちに,バスが到着。本当にお別れの時間だ。24日間もの間,見ず知らずの私たちに親切にしてくれ我が子以上に可愛がってもらった生徒たち。別れはほんとに辛いだろうが,こうして良い形で終われて本当に良かったと思う。TCから,「バスに乗り込んで〜。」という挨拶。最後にお世話になったTCのAliceとKateと抱き合ってバスに乗り込む。Jenniferは一緒にバスに乗り込みロサンゼルス空港へ。

 つらかったホストファミリーとの別れのあとでバスの中はさぞかししんみりしているのだろうなと思いきやその逆で,Lompocメンバーで最後の大騒ぎ。Jenniferもこのメンバーたちが大好きといって,生徒に交じって話をしていた。生徒からは,「Lompocのメンバーでよかった。また集まりましょう。」という言葉も聞かれるようになった。約一カ月という期間だったが,一緒にいる時間が長かったのと同じ境遇を過ごしたということで,グループ内での結束はとてつもなく強いものになっている。私も,このメンバーと別れるのがつらい。そう思いながら涙がでるのを必死でこらえていた。

 途中,マクドナルドで食事をとり,約4時間で空港に到着。Jenniferともお別れだ。彼女もつらいのか泣くのをこらえてさっとバスにのってしまった。明るくて面倒見のよい彼女のことを生徒は全員大好きだった。さて,空港はもう真夜中前だというのに,周辺はものすごい車の数。空港内も混んでいて,スリも頻発しているらしい。引率者としてはここが最後の関門だ。ということで緊張が走る。予想通り,空港内はものすごい混雑。ここではぐれたりパスポートを紛失したりしたら日本には戻れない。生徒も理解しており,注意事項をよく聞いていた。荷物を預け(重量オーバーで引っかかる生徒は無し。)セキュリティーチェックへ。靴や,ベルトなど身につけているものをとりチェックの機械の中へ。が,ここで荷物検査で引っかかった生徒が2名。あれほど液体物の持ち込みは禁止と分かってたはずなのに,デイバッグの中に水を入れているのを忘れていた模様。しばらく待って全員合格。

 ロサンゼルス空港を定刻の夜中1時20分に出発。生徒は機内で,ホームステイを振り返っての感想を書くことになっている。しかし,真夜中ということもあり,ほとんどのせいとが眠っていた…約11時間のフライトを無事終え羽田空港に到着。ここで,一名用事のある生徒がみんなと別れる。こうしてみんな帰って行くのだな…なんだか寂しくなる。羽田空港へ着いた生徒からは,「なんか日本に帰ってきた気がしない。」という生徒「あ〜アメリカに戻りたい。」という生徒みなまだ現実に戻った気がしていないようだ。
 羽田から鹿児島まではアメリカまでの飛行に比べるとあっという間で,ついに鹿児島に到着。迎えは来ているかな?と考えながら,荷物受け取りのカウンターへ。ゲートの先には手を振る保護者の姿。飛行機も定刻通りに到着。やっとここまできたという感じだ。

 スーツケースを無事に受け取り,保護者と24日ぶりの対面。生徒の顔からは笑顔がこぼれた。解散式を済ませ,全行程が終了した。

 保護者の皆様,ホームステイ期間中レポートそして画像をご覧いただきありがとうございました。無事に全員が帰国できましたことを心からうれしく思います。言葉では言い尽くせないほどの体験をたくさんしてきました。是非ご家庭で,生徒がもう話しつくしたというまで,聞いて下さい。ホームステイは終わりましたが,期間中築いた人たちとの関係をこれからも是非続けてほしいと思います。ほんとうに素晴らしい生徒たちで私自身,楽しくそして実りある研修ができました。とても幸せです。今回をもちまして最後のレポートとさせていただきます。ありがとうございました。

 

 

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