日差しが強く、今日もとても暑い1日だった。水を飲んでも飲んでものどが渇く。アン先生の車にストックされている水はすぐになくなってしまう。これまでは全て先生方が準備してくださっていたが、毎日相当の量のお金が水に使われているので、来週からは、飲み終わったボトルに水を足していくことにした。
今日はまず、1時間ほど離れた、隣のアマダー郡のジャクソンという町にある「Chaw-se Grinding Rock State Historical Park」という公園を訪れた。ここは、インディアンが実際に住んでいた場所である。理科を専門とするテリー先生に、公園内の植物がどんなふうに使われていたかを最初に説明してもらった。それぞれの植物のもつ香りや特徴を生かして、食べ物、薬などとして使われていることが分かった。また、男性が狩りに出かけ、女性はみな、大きな岩の上で主食であるどんぐりを摩り、粉にしていたそうだ。どんぐりを粉にするための穴が何十個も残るここの岩は、アメリカで1番大きいということだった。他にも、彼らが住んでいた住居、キツツキが穴をあけた後が残る木々、どんぐりを保管していた場所などを教えてもらった。
昼食後は、ミュージアムへ行って、使われていた道具を見せてもらいながら、何からできているのか、どんなふうに使われていたのかを説明してもらった。動物の毛皮、鹿の角、ひづめ、骨などが、生活に必要なものや楽器として加工されて使われていることを知ることができた。動物のしっぽが、くしとして髪をとくのに使われていたのには驚いた。その後は館内の展示物を見て外に出た。
公園を出て、「PETCO」というペット専門店に立ち寄った。ハムスター、ネズミ、インコ、ヘビなどの動物やペットグッズがたくさんあった。日本にいる自分のペットに、あるいはホストファミリー宅のペットにお土産を買っている生徒もいた。日本と比べると、ペットフードもカラフルなものが多かった。
学校に帰ってからは1時間ほどの授業。今日は、配られた8枚のプラスチックの板の「形」「色」「場所」の単語を確認し、自分で形を作り、「何色のどんな形の板が、何色のどんな形の板のどこにあるか」を英語で表現する練習をした。「色」、「形」、「場所」を考えながら英文で表現するのはなかなか難しかったが、配られた板で家、マッシュルーム、ピカチュウなどの形を作り、悪戦苦闘しながら英語で表現しようと頑張っていた。最後は英語の歌を歌った。1曲目は「数」の入った歌だ。歌いながら「数」の部分は変わっていくが、今日が3日目だけあって、メロディーも覚え、大きな声で歌えるようになってきた。2曲目は、多くの子どもたちが日本でも小学校あるいは中学校時代に歌ったであろう歌で、体を動かしながら歌えていた。
さて、明日からは2度目の週末となる。この週末に日本食を作る予定の子どももいるようである。ホストファミリーとたくさん会話をしたり共に時間を過ごしたりして、思い出を作ってもらいたい。今から月曜日が楽しみだ。 |