今日はついにホストファミリーを迎えてのさよならパーティーをしました。すでに何人かの子ども達は「日本にかえりたくな〜い!」という声や「日本のご飯早く食べたーい!でもすぐここに戻ってきた〜い!」という声や「あぁ〜宿題全然終わってない!」という声など様々です。
午前中は今まで授業で取り組んだ課題の展示やCar washの際に余ったクッキーやケーキなどの寄付の準備などをしました。午後からはオリエンテーションで事前に役割を決めていたグループでタコライスづくりを行いました。2か所のホストファミリーの台所を拝借し、レタスを切ったり、トマトを洗ったり、私は火を使うのでミートを調理していました。さよならパーティーには総勢80人が参加する予定でそれぞれ40人前のご飯、タコスミート、チーズの量はとても膨大な量で子ども達も必死に料理していました。そして改めてアメリカキッチンの大きさに驚きました。大型冷蔵庫とは別に大きな冷凍庫を常備し、30種類以上はあるかと思うほどの調味料とすべてが桁違いでした。作り終えてセンターに戻ると、隣のピザ屋さんで調達したピザで腹ごしらえをして今日のダンス、歌の練習をしました。ダンスはBEGINの国道508号線で、皆意外と早く覚えてしまいましたね。しかし、ダンスビデオを見ながらやっていたので皆真剣で全然笑顔がありません。私が思わず「え〜!ダンスはそんなに黙ってやるもんじゃないよ〜!もっと笑顔で!」というとやっと緊張がほぐれたのか楽しそうに取り組んでくれました。全体で歌うLet it goは「日本語では1番歌えるのに2番から英語だったら難しい!」ということでしたが、まぁみんな知っている歌なので2,3回練習すればすぐに歌えるようになっていましたね。そして旅立ちの日には以前デイケアセンターで歌っていたのでばっちりでしたが、この時点で何名かは目に涙が、、、ここにきてやっと実感した子もいたようです。
時間の6時になりそれぞれのホストファミリーが来ると、一緒にテーブルに座りました。今日のMCはともかさんとゆりのさん、午前中で私にもらったカンニングペーパーをたよりに会が始まりました。まずは全員でタコライスを楽しみました。アメリカにはタコスのほかにタコサラダと言ってトルティーヤをボウル状に揚げたものに具材を乗せて食べる習慣があるのでタコライスはもちろん大絶賛でした。そして特徴的なのはチーズ以外にも必ずというほどサワークリームを付け合せで食べるということですね。確かに辛い分サワークリームのマイルドさでさらに美味しく感じるのかもしれません。
次に日本のお菓子や習字、折り紙を紹介しました。お菓子はほぼ完売で特にハイチュウはアメリカでも人気があります。また、パイの実や麩菓子、以外にもようかんが好きという人もいました。折り紙ではホストファザーが紙風船を作ったり、折り紙の色彩や和柄にとても興味を持ったようでした。習字ではミキティが習字を習っていることもあり、紙ではなく、真っ白なうちわに文字を書いてプレゼントしたり、自分の名前を英語で書いてもらったホストファミリーは大満足の様子でした。
その後は余興に移り、ダンスではみんな拍手喝采、Let it goではホストシスターやブラザーを中心に一緒に歌ってくれました。そして最後の旅立ちの日にでは途中で泣き出してしまう子も、、、というより女子生徒は全員涙を流していました。デイケアセンターと同じように言葉以上に心に響いたのかホストファミリーも涙を流していました。長いようで短かった1か月、アンナ先生とイボンヌ先生から証明書をもらいながら、それぞれのホストファミリーで写真を撮りました。子ども達の真っ赤な目、くしゃくしゃになった顔がどれほどこの1か月が充実していたのかを物語っていると思います。
明日からは最後のホストファミリーとの週末です。週明けにどんなことをして過ごしたのかを聞くことも最後になってしまいました。あと数日、笑顔で色んな話をして少しでも悔いが残らないような充実した週末にしてほしいなと思いました。 |