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8月20日

8月25日

  7月24日、ついに出発の日を迎えました。本島や離島から集まった20名、成田で2人迎え、総勢22名でシアトルに向かいます。那覇空港での子どもたちの様子はまだ慣れていないメンバーとの緊張感、楽しみが入り混じった何とも言えないような表情でした。それを見守る保護者の様子はそれ以上に不安でいっぱいだったと思います。しかし子どもたちの、特に男子生徒は一刻も早く出発して親元を離れたいような様子で保護者のほうが何度も子どもに近づき、お金の確認やパスポートの確認、今後の細かい日程の確認などわが子を送り出す様子が見えました。機内では早速夏休みの宿題を広げ、なるべくあちらで宿題に追われないようにしている姿がありました。機内では普段国内線を利用している子が多いので初めて見る長距離飛行機ならではの座席のモニターに驚いた様子でした。ANAを利用していることもあり、日本語対応の番組が数多くライナップされていました。女子生徒はアニメを見たり男子生徒は洋画を見たりと思い思いの時間を過ごしていました。機内食も充実しており、パエリアと牛肉のディナーどちらかを選び、ほとんどの子がパエリアを注文していました。空の上で食べるデザートのハーゲンダッツのバニラ味は子どもたちにとって特別な思いで堪能したことだと思います。

シアトル空港につくと早速イボンヌ先生とアンナ先生が迎えてくれました。空港で初めての全員がそろった全体写真を撮り、スタディーセンターに向かう途中時間があるからとマクドナルドに行くことになりました。ここで初めてのTRYです。機内で朝ご飯をとっていったので子どもたちの何人かは飲み物やクッキーだけで済ます子もいましたが、男子の何名かはバーガーを頼んでいる子もいました。慣れない英語ながらもきちんと言える子もいて「めっちゃはやすぎる」と言っていました。ポテトを頼んだ子のほとんどが「ジュースの味は一緒だけど、ポテトは塩味が足りない気がする、日本のほうがおいしい!」と言っていました。

今日はスタディーセンターに着いたらすぐにホストファミリーに迎えに来てくれることになっていたので、それぞれ迎えに来てもらい早速初めてのハグの洗礼を受けた子もいました。初日から眠いながらもそれぞれのtryとfindを体験し、これからの生活に胸を躍らせて生徒は家路へと向かっていきました。

 

ポートオーチャード レポート 7月25日(金)
  いよいよ今日から授業が始まりました。私自身はTCと子ども達でわからないことがあれば日本語で説明することがあるということでしたが、せっかくの英語を使う機会なので私もなるべく英語でわかるように説明をすることにしました。すると、やはりこのホームステイに参加するだけのことはありますね。ゆっくり何度も説明すれば子どもたちは8割ほどは理解してくれています。もちろんわからないところは日本語を使うこともありますが、子どもたちもtryの気持ちで英語で話しかけようとしています。この様子が続けば英語に対する意識も変化してくるものだと思います。朝日記を確認しながら子どもたちの様子を見てみると、多少眠そうな子はいるもののそれぞれが昨日の出来事を思い思いに語っていました。家に帰ってからピザをごちそうしてもらった子、庭でキャッチボールやバレーをした子、眠すぎていつ眠ったかわからないほど疲れていた子など楽しそうに語っていました。

お昼にはそれぞれ家から持ってきたランチを楽しみました。数名の子はカップ麺を渡され、日本ならお湯を注ぎますが、水を入れてそれをレンジで温めて食べる方法に驚いていました。またある子はリンゴを丸ごと渡されていたり、とても甘いチョコレートのお菓子や見たこともないような色のヨーグルトなど初めてのアメリカのランチを楽しんでいました。

午後は近くのボーリング場へ行きました。男子は力強い音でストライクを決めたり、女子もストライクを決めると黄色い声をあげ楽しんでいました。近くあったゲームセンターではUFOキャッチャーなどゲームが50セントで出来ることに驚いている様子でした。その後はdollar treeと呼ばれる日本でいうダイソーへも行き、1ドルでこんなものも買えるのかとアナと雪の女王のコップや可愛らしいポストカード、アメリカのお菓子などを購入しました。

6時からは少し離れた公園でホストファミリーがそれぞれ持ち寄った料理で家庭の味を楽しむポットラックと呼ばれるウェルカムパーティーが行われました。チキンや見た目も甘そうなケーキ、野菜スティックにハンバーガー、バーベキューサンドに手作りのクッキーなどホストファミリーの温かいおもてなしを堪能することができました。言葉の壁はまだまだありますがホストファミリーの子どもを抱きかかえて写真を撮っている子など既に打ち解けて、これから迎える週末を楽しみにしている子もいました。月曜日にはどんな話が聞けるのかとても楽しみです。

 

 今日から本格的に教科書を使っての授業が始まりました。子どもたちは分厚い教科書にちょっと驚いているような様子でしたが、実際授業が始まると皆楽しそうに参加していました。というのも授業の前にイボンヌ先生とアンナ先生から8つの事をすればチケットがもらえ、それを最終日に数え、一番多い人にスペシャルなプレゼントがあるということなのです。それを知ってからかビンゴや授業で積極的に挙手をしたり、声を出して喜ぶ様子が見られました。

昼食はスタディーセンターの隣にあるピザ屋さんでたくさんの種類のピザを食べました。初めて食べるシナモンのデザートピザはあまり口に合わない人が多かったような気がします。しかし、初めてオリーブやズッキーニを食べたというTRYも見られました。

午後にはポートオーチャードで一番大きな消防署へ行きました。初めてみた消防車の中には車がつぶれたときに中を切って入れるようにチェイソーや様々な設備を見ることができました。ホースを使った放水の体験ではある女の子が消防士から気に入られ、水をかけられたりわざと真上に水を放水し皆を楽しませるユーモアもありました。スーツを試着したり、普段のトレーニングの様子なども見ることができました。なかなか日本でも体験できないことなので特に男子は笑顔があふれてました。消防署見学の後には近くの港にあるアイスクリーム屋さんや駄菓子屋さんでそれぞれ好きなものを買いました。ラズベリーチョコレートチーズケーキ味のアイスクリームや駄菓子屋に売っていたグミなど日本では買えないような物に目を輝かせていました。

 

ポートオーチャード レポート 7月29日(火)
  今日はなぜかみんな眠そうな様子でした。そろそろ時差にも慣れたとは思うのですが、おしゃべりをしてしまっていたり、単に夜起きてしまったりとなかなか寝ることができなかった子が多かったようです。アメリカでは大体が9時から10時までには子どもを寝かせる習慣があるので日本のように11時までテレビを見て寝る習慣がある子にとってはまだ早いと感じたのかもしれません。

午前中は文法の勉強などをしました。日本の学校で習うよりも説明も英語なので2重でプラスにはなりますが、すべてを理解するのにはまだまだ時間がかかりそうな様子でした。後半には与えられたお題でスキットをして英語の表現や役柄を楽しみました。日本と英語では多少笑いのポイントが違う部分もありますが、皆一生懸命に理解してそのストーリーなりのユーモアや動きを加え楽しませることができました。特にあるグループはたった15分しかない練習時間にもかかわらず、英語を覚え、一生懸命に演技をしていていました。英語に興味があり、何事も挑戦する姿勢、そこに改めてこのホームステイの力を感じることができました。

午後は歩いて近くの高校へ見学に行きました。日本とは違い、工業や商業などすべての学科があり、日本の高校の3倍以上の敷地内に驚いていた様子でした。特にゲームプログラミングの教室では今アメリカが夏休みということもあり、中学生3人で簡単なゲームを作っていることに驚き、敷地内に陸上競技場があることや、野球場が2つにフットボール、サッカーなど様々な球技の施設が充実していることに驚き、何度もへぇ〜という声が聞こえました。

この日は早めにスタディーセンターに到着したので1時間をかけて一人一人と面談を行いました。5日間で口に合わない料理や100%ホストファミリーの言っていることを理解できないという問題はありますが、誰一人としてホームシックにかかっている子はおらず、むしろあと20日あまりで日本に帰ってしまうことに心残りがあるという様子が見られました。子どもたちに残された、たかが20日されど20日でどんなtryに挑戦し、どんなgive&takeができるか楽しみです。

 

今日はついにシアトルでの校外学習です。貸し切りバスに乗り、いざシアトルへ!およそ1時間半ほどで着く予定が渋滞にはまり2時間もかかってしまいました。しかし道中空にはブルーレンジャーと呼ばれる空軍の訓練が行われ、4機が隊を作って飛んでいく姿に大きな歓声が上がりました。

シアトルに到着しまずはワシントン大学へ向かいました。時間があまりなかったので中へ入って見学することはできなかったのですがエントランスの噴水の前で皆で写真を撮りました。今日のシアトルは雲一つない快晴で、噴水と咲いているバラなどの花が素敵なコントラストを描いていました。(とはいっても初日以外雨は降っていませんし、ポートーチャードでも毎日のように晴れていはるのですが。)

その後昼食をとるためにシアトルセンターに向かいました。フードコートへ向かう途中、ストリートにはギターを片手に歌っている人、スパイダーマンのコスプレをしている人、スターウォーズのコスプレをしている人などどれも共通してその下には缶が置いてありチップを入れてというサインがありました。これに対し子どもたちの一人が「先生!なんでただ写真を撮るだけなのにお金払わないといけないの〜?」と困惑しているようでした。なるほど、歌っている人にチップやお金を入れるのは北谷でもみたことはありますが、コスプレをしている人に入れる習慣は子どもたちにとって初めての経験だったのかもしれません。

昼食のフードコートでも新しい発見がありました。女子の数人はPAと一緒にsubwayに並んでいたのですが、日本のものはオーダーしたサンドイッチはパンを変更したり、ドレッシングを選んだりすることができません。しかし、アメリカでは6種類の中からパンを選び、チーズを選び、どんな野菜を入れたいのかを選び、ドレッシングまで決めなければなりません。それを子どもたちは知らずに並び、多少PAが手伝いをしなければなりませんでした。しかし、なんとかわかる英語で伝え、自分の思い通りのサンドイッチが作れるとあって。とても美味しそうにほおばっていました。男子も他で買った有名なBBQサンドをうまいうまい!といいながらほおばり、それぞれの昼食を楽しんでいました。

そして、ついにパインプレイスマーケットに向かいました。そこではあの有名なスターバックスが世界で初めてできた1号店や新鮮なフルーツや海産物などが並び、平日にもかかわらず人がごった返していました。何人かはスターバックスに並び、ここでしか手に入らないタンブラーを購入し、何人かは観覧車に乗ったり、アートバルーンを買って楽しんだりと思い思いの時間を過ごしました。

帰りのバスでは疲れていたのか何人も寝ている子がいましたが、家に宿題を持ち帰らないように車内で日記を仕上げる子や購入したサングラスで写真を撮ったり、ホストファミリーが見せてくれた動画で一緒に盛り上がる様子が見られました。現地では今日で7月が終わり、明日からはもう8月です。子どもたちが帰国まであと20日と遠いようで短い期間をどのように過ごすのか楽しみです。

 

ポートオーチャード レポート 7月31日(木)

今日はついにシアトルでの校外学習です。貸し切りバスに乗り、いざシアトルへ!およそ1時間半ほどで着く予定が渋滞にはまり2時間もかかってしまいました。しかし道中空にはブルーレンジャーと呼ばれる空軍の訓練が行われ、4機が隊を作って飛んでいく姿に大きな歓声が上がりました。

シアトルに到着しまずはワシントン大学へ向かいました。時間があまりなかったので中へ入って見学することはできなかったのですがエントランスの噴水の前で皆で写真を撮りました。今日のシアトルは雲一つない快晴で、噴水と咲いているバラなどの花が素敵なコントラストを描いていました。(とはいっても初日以外雨は降っていませんし、ポートーチャードでも毎日のように晴れていはるのですが。)

その後昼食をとるためにシアトルセンターに向かいました。フードコートへ向かう途中、ストリートにはギターを片手に歌っている人、スパイダーマンのコスプレをしている人、スターウォーズのコスプレをしている人などどれも共通してその下には缶が置いてありチップを入れてというサインがありました。これに対し子どもたちの一人が「先生!なんでただ写真を撮るだけなのにお金払わないといけないの〜?」と困惑しているようでした。なるほど、歌っている人にチップやお金を入れるのは北谷でもみたことはありますが、コスプレをしている人に入れる習慣は子どもたちにとって初めての経験だったのかもしれません。

昼食のフードコートでも新しい発見がありました。女子の数人はPAと一緒にsubwayに並んでいたのですが、日本のものはオーダーしたサンドイッチはパンを変更したり、ドレッシングを選んだりすることができません。しかし、アメリカでは6種類の中からパンを選び、チーズを選び、どんな野菜を入れたいのかを選び、ドレッシングまで決めなければなりません。それを子どもたちは知らずに並び、多少PAが手伝いをしなければなりませんでした。しかし、なんとかわかる英語で伝え、自分の思い通りのサンドイッチが作れるとあって。とても美味しそうにほおばっていました。男子も他で買った有名なBBQサンドをうまいうまい!といいながらほおばり、それぞれの昼食を楽しんでいました。

そして、ついにパインプレイスマーケットに向かいました。そこではあの有名なスターバックスが世界で初めてできた1号店や新鮮なフルーツや海産物などが並び、平日にもかかわらず人がごった返していました。何人かはスターバックスに並び、ここでしか手に入らないタンブラーを購入し、何人かは観覧車に乗ったり、アートバルーンを買って楽しんだりと思い思いの時間を過ごしました。

帰りのバスでは疲れていたのか何人も寝ている子がいましたが、家に宿題を持ち帰らないように車内で日記を仕上げる子や購入したサングラスで写真を撮ったり、ホストファミリーが見せてくれた動画で一緒に盛り上がる様子が見られました。現地では今日で7月が終わり、明日からはもう8月です。子どもたちが帰国まであと20日と遠いようで短い期間をどのように過ごすのか楽しみです。

 今日は午前中の授業を11時で切り上げ、乗馬体験や山でのゲームやアップルクランブルというお菓子を作りました。今日は午前中の授業が皆あまりにも眠そうにしていたのでちょうどよかったかもしれません。乗馬体験では班に分かれ、それぞれの馬に乗ると安定はしてはいるものの、いつ走り出すかわからないので皆楽しそうに少し不安な様子で乗馬していました。実際ちょっとしか走っていないなのに「走った走った!きゃー」という声も聞こえました。ゲームのセクションでは水風船をお互いがキャッチして割れたほうが負けというものをしました。普段水風船で遊ぶ機会がないのか子どもたちはだいぶはしゃいでいました。アップルクランブルは大量のラードを使いホットケーキミックスのような物を混ぜ、食べる前から「甘そう!」という声が聞こえていました。乗馬を終わり、ひと段落したところでいい匂いを醸し出し、いざ食べてみると、そばに合わせたバニラアイスと混ざり合ってちょうどいい甘さになりました。しかし、それでもやはり甘かったですね。何人もの子が「あま〜〜い!と連発していました。ボランティアできていたアメリカの子どもたちは慣れているか美味しいじゃんという顔で何度もおかわりをしていました。でもPAから見ていると子どもたちは最初のころよりも甘さに慣れている気が。。アイスにしても結構甘い気がするのにパクパク食べている気が。。。帰国してからの体重が楽しみですね! 実際ある子の日記で夕食後に「I'm full.(もうおなかいっぱいです) but, I can eat dessert!(でもデザートは食べられる!)」といってホストファミリーと笑いあったそうです。これは女の子にとって万国共通なことなのでしょうね。

さぁ明日からは2回目のホストファミリーとの週末です。どんな週末を過ごしたのか市月曜日が楽しみです。

 今日は月曜日、週末子どもたちはそれぞれとても充実した2日間を送ったようです。ある子は家の庭でマシュマロを焼いてクラッカーではさんで食べたり、またある子はホストファミリーのお父さんと夜一緒に庭で望遠鏡を設置し、天体観測をしたそうです。またある子はコストコへ行って試食を楽しんだり、1ドルちょっとでとても大きなホットドッグを食べることができたそうです。またまたある子はホストファミリーのために、豚のしょうが焼きとカレーライスを作ってあげたそうです。家族のみならずたまたま来ていたホストファミリーの友達からも好評だったそうです。他にもホストファミリーの知人の誕生会に参加したり、日本では未公開の映画を英語で見たり、ハリーポッターを英語で全部見たりと本当に充実した休日だったようです。

 今日は午前中はいつも通りの授業をして、午後は子どもたちがステイしているあるホストファミリーのお家でアメリカの子どもたちの庭での遊びなどを体験しました。この家はとても広く5つも部屋があり、子どもたちは「まさにアメリカの大家族の家って感じ!」とはしゃいでいました。ゲームではまず水鉄砲のような色々な形のおもちゃの銃でスポンジで出来た弾を詰め込み二手に分かれてあてっこをするというものをしました。20人以上でこんなことをしたことはないので子どもたちは大はしゃぎでした。しかも、あまり痛くないので皆でPAの私を集中攻撃したり、男子は走り回ってあてっこをしていました。次にシリースプレーと呼ばれるもので遊びました。よくアメリカの誕生日なので遊ばれるものですね。スプレーの先からはスポンジの糸のような物が噴出されるようになっており、首から下に掛け合って遊び、子どもたちはとても笑顔でした。特に女の子には人気で「これ日本にも持って帰りたい!先生、帰り1ドルのお店で買いたい!お土産にしたい!」という子までいました。

 その後、ホストファミリーがゆで卵のサラダと甘いケーキ、グレープジュースなどをもてなしてくれました。大分皆走り回っていたので疲れたのかもう一つゲームをする予定だったのですが、急遽自由時間にすることになりました。それでも子どもたちはトランポリンで遊んだり男子はキャッチボール、女子はバレーやお花摘みなどそれぞれで思い思いの時間を過ごしました。明日はずっと1日中スタディーセンターでの活動をするので子どもたちにとっては少し物足りない活動になるかもしれません。しかし、アメリカの行事についての内容を学ぶ予定なので、それはそれでまた何か新しい発見があるかもしれませんね。明日からは少しずつ子どもたちの日記の内容も紹介できればと思います。

 今日は朝から1日中スタディーセンターで研修することになっており、子どもたちは眠そうながらもとても充実した1日を過ごしました。午前中はいつも通りの授業をこなし、午後からはアメリカの行事について学びました。アメリカには大きく分けてハロウィン、イースター、クリスマス、独立記念日、感謝祭、バレンタインデーなどがあります。子どもたちはそれぞれ分けられたテーブルをまわり、イベントごとの意味を理解しながら作業をしたり、もてなされたお菓子などをいただきました。

 ハロウィンでは仮装をしたり、ゲームで飛べた距離分のお菓子をもらいました。イースターでは色とりどりの卵に「かわいい〜!」の声とホストファミリーが準備してくれたケーキを味わいました。クリスマスでは綺麗に色塗りをしたカードを渡したい相手にあげるということだったのですが、PAにプレゼントする子もいました。とてもうれしかったですね。感謝祭ではターキーを食べたあとデザートとしてパンプキンパイを食べるそうですが今日はナッツが入ったピーカンパイと呼ばれるものを食べました。初めて食べる子が多く、アメリカ人でも好き嫌いが結構分かれることが多いのですが子どもたちは「ちょー甘いけど、おいしー!」という声のほうが多かったような気がします。独立記念日ではアメリカの領土などアメリカに関わる国でしか祝わないのでカナダなどでは祝わないということを知ると、「へぇ〜!知らなかった」という声がもれました。バレンタインデーも日頃お世話になってる人に感謝を込めるという意味なのですが、ホワイトデーが日本だけにあるということも知らない子が多かったですね。また、行事ではありませんがアメリカの誕生日の祝い方についても学びました。ホストマザーから「誕生日というのは自分が生まれた特別な日、それぞれみんな違う日でもちろん同じ日の人もいるけど、あなたにとっては特別な日です。だから親に感謝の気持ちを持つようにして下さいね。」という言葉を聞いて子どもたちは少し、親のありがたみ、誕生日は好きなものを買ってもらうだけではないんだなと感じることができたと思います。
 
日記の中でとてもいい内容がありました。ある子が「最近、英語での授業にも慣れてきて何を言っているかがわかるようになりました。クラスメートにも教えてもらってイボンヌ先生も面白いので授業が楽しくなってきました。」と書いてありました。あと15日ですが、もっとその英語がわかることの面白さを感じてほしいなと思いました。

 またある子の日記では「球技をして遊んだあと、夜には私がカレーライスを作りました。日本のカレールーで作ったけど、少し味が違っていてズッキーニを入れたのでとても美味しかったです。週末にはアンナ先生から料理を習って、アメリカの料理も作れるようになりたいです。」とありました。帰国してからも是非アメリカ料理を作ってごちそうしてほしいものですね。

 明日は警察署への研修です。どんな発見があるかとても楽しみです。

 今日は午前中はアメリカの行事と日本の行事について学びました。互いにいくつか共通点があり、どんな行事が好きでその理由を英語で書くという作業をしたのですが、日本では感謝祭などあまりなじみがない行事があることや、どの行事にも共通して甘いお菓子やケーキがあるという答えも出ました。

 午前中後半は等身大の大きな紙が用意され、それを鉛筆で友達に型通ってもらいそれにあとから将来何になりたいのかを彩っていくという作業をしました。子どもたちの中には海外で日本語の先生、獣医、フライトアテンダント、野球選手、決まっていない子などは海外で勉強したいという子もいました。日本では教室の大きさや紙の多使用からなかなか等身大の大きな紙を使ってこのような授業をすることはありませんが、日本で中学生に英語を教えている私としてはさすがアメリカは規模が違うなと感じました。確かに子どもたちは決まっている子はとても楽しそうに色づけをしたり、積極的に取り組んでいましたが絵がうまくなくても、夢が決まっていなくても本を書いて近い将来の夢を書いたり、自由に自分を表現することができていました。是非私自身の授業研究にも参考にしたいと思いました。

 午後は近くの警察署に行きました。そこではまず署内を見学しました。ちょうど重罪事件担当の方がおり、防弾チョッキを着せてもらったり銃ではなくスタンガンで相手を制圧する方法などを見学しました。子どもたちは初めて生で見るスタンガンやその音に皆とても驚いた様子でした。上階には金融関係を扱う課があり担当の方が「この世の中で一番大事な言葉はお金(money)だ!だからみんなでこう言おう!say money!」と叫び皆でmoney!と叫び大爆笑しました。他にも弁護士の方や色々な課が集まって行う会議室など普段なかなか見れない警察署の内部を見学することができました。その後、向かいにあるセブンイレブンでシャーベットやお菓子、ドリンクを買いスタディーセンターへ戻りそれぞれ家路へと向かいました。

 ある子の日記を紹介します。昨日のアメリカのイベントで出されたお菓子やケーキに対して、アメリカの子どもたちに関して、そして自分自身について述べています。

 『本当に甘いケーキをアメリカ人はたくさん食べていた。心配になった。アメリカでは自分で意識して野菜や果物を撮らないといけないなと思った。アンナ先生と教育について話せてとても考えさせられた。タスク先生の通訳を聴きながら、アメリカの子どもたちのドラッグ・タバコの問題や、勉強時間の少なさ、食べ物の大切さ、(砂糖による??)集中力の欠陥、キリスト教の考え方などいろいろ話せた。やっぱり他の言語をできることは素晴らしいなと思った。もっと勉強したい。』

 彼女は将来ドイツへ留学したいと考えており、そこで日本語教師になりたいと話していました。他の文化を学ぶことは自国の文化を改めて考えさせれるということを理解したようです。そして英語でコミュニケーションをとることの大切さ、楽しさ、まさに異文化理解の重要性を彼女を通して改めて私自身も感じました。

 

  今日は朝からバスに乗って1日研修の日でした。前回はシアトルでの研修でしたが、今回はバスで3時間のハリケーンリッジと呼ばれる山があるオリンピック国立公園に行きました。道中バスの中ではお互いの共通の話題で盛り上がったり、歌を歌ったり(日本語ではありますが)と、とても楽しい時間を過ごしていました。

その後どんどん山頂へ近づいてくると、なんとバスが故障!4,5回坂の途中で止まってしまうというトラブルがありましたが何とか頂上までたどり着くことができました。日本ではなかなか体験できない標高7000m以上の壮大な景色は子どもたちにとても大きな感動を与えてくれました。頂上付近に雪が残り風が吹く中ではありましたが、今日は雲一つない青空の下でランチをとり、ランチの途中にはなんと野生のシカの親子を見ることができました。

ポートオーチャード レポート 8月08日(金)

 今日は午前中から近くの幼稚園へ行きました。3歳児から8歳ぐらいまでの子どもたちから歌の歓迎を受けると一緒になって歌い、とても喜んでいました。その後は折り紙を教えたり、日本語で子どもたちの名前を英語で教えてあげました。折り紙では鶴を折ったり、紙風船を作ってあげました。特に子どもたちには紙飛行機が人気で、男子が作るものは特に遠くまで飛ばすことができました。遠くまで飛ばして喜ぶ姿は日本もアメリカも変わらないなと感じました。その後は一つの円になってアメリカのゲームをして楽しんだり、外に出て遊具で一緒に体を動かしました。最後には子どもたちから英語で書かれたThank you for coming and playing with us.(今日は来てくれて、一緒に遊んでくれてありがとう)というカードをもらい、幼稚園を後にしました。

午後はスタディセンターへ戻りフルーツバスケットならぬ、スポーツバスケットをしました。サッカーや野球、バスケットボールの呼び名を与えられ男女問わずイボンヌ先生も参加し、さらに子どもたちの絆が深まったような気がします。その後はアメリカの雑誌を使い、好きな写真や文字や人物を切り取り、下に文章を作って物語を完成させましょうという学習をしました。なるほど、英語力だけではなく文章校正、写真選択のセンス、内容のユーモアさなど色々な分野が要求されるとても興味深い学習だなと感じました。子どもたちも初めは戸惑い、興味がなさそうにしていた子もいくつかヒントを与えるとすぐにはまっていました。子どもなりの感性で次回どこまで完成させることができるのか楽しみです。

明日からは3回目の週末です。すでに金曜日の夕方からキャンプに出掛ける子や、庭先でキャンプする子、お土産のために大きなモールにショッピングに行く子など週明けの話が楽しみです。

 

  さて3週目に突入した週の初め月曜日です。今日のレポートの前に週末の話題を取り上げたいと思います。週末子どもたちはキャンプにクラシックカー展示会を見に行ったり、お土産を買いにショッピングへととても充実していたようです。私を含め、数人の子どもたちはアンナ先生の家で寿司パーティを楽しんできました。アンナ先生はとても健康志向で体内に取り入れる栄養素をきちんと考え、パンや調味料、肉や飲み物に至るまで添加物があまり入っていないものや自然由来の成分を含んだものをとるようにしているそうです。日本の食文化や言語にも興味があり、今回はせっかく日本人がいるのでなるべくきちんとした寿司を作りたいと私も一緒になって参加しました。まず、お米はよくアメリカで食べられているようなパサパサしたお米ではなくほどよくもちもちしたお米、混ぜるときにはうちわも仰ぎ、日本から子どもたちが持参した酢飯の素を使いました。具材はごぼうにツナ、たくわんにエビ、卵にスパムなどを使いました。それ以外にも苦手な人のためにと照り焼きチキンとアボガドも準備されていました。きちんと巻きずし用の竹もあり、自分で好きな具材を巻いていく様子はアメリカの子どもたちもとても興味を持った様子でした。醤油やワサビも手に入るので日本の子どもたちは「本物の日本の寿司だ〜!めっちゃうまい!」と大好評でした。また、この家にホームステイをしているひなさんがインスタントの味噌汁をもてなし、「あ〜うまい〜!」とこれも大好評でした。

さて、今日は午前中の授業をさっと切り上げ、午後からは洗車と各ホストファミリーが用意してくれたお菓子を売りました。これは今お世話になっているアメリカの家族を代表で日本へ派遣するための寄付を募るというもので、子どもたちも日本から持ってきた使わないタオルなどを販売しました。ホストファミリーが用意してくれた手作りのお菓子はクッキーやカップケーキ、ブラウニーにマフィンなど自分たちが食べたいほど美味しそうでした。今日は月曜日で活動していた時間が午後の仕事時間であることもあり、あまり洗車やお菓子の販売の売り上げは決して多くはありませんでしたが、子どもたちは道路の前でポスターを掲げながら大きな声でお客さんを呼んでいました。ある女の子は走っている車に大きな声で呼びかけ、わざわざバックをして洗車をさせてくれると飛び上がって喜んでいました。お菓子の販売も寄付ということなのでたった3つしか買っていないのに20ドル以上の寄付をしてくれる人や、物ではなく心からの笑顔で買ってくれる人もおり、子どもたちの表情も笑顔があふれていました。

明日は老人ホームでのボランティア活動する予定です。急遽皆で合唱したいということになり、私が一度も弾いたことのない「旅立ちの日に」を歌うことになりました。その様子はまた明日レポートします。

ポートオーチャード レポート 8月12日(火)

 今日は午前中に以前出されていた宿題で自分のホストファミリーの家系図や出身国を書いて調べてくるという作業があり、それを図式化するという学習しました。アメリカは人類のるつぼといわれるほど多種多様な民族が暮らしている国家であり、知れば知るほど色々な出身国があるのだなと感じました。フィリピンやもちろんアメリカ、イギリスなど一つの国もありますが、ギリシャにフランスにドイツにアメリカなど複数の国の祖先がいるファミリーもいました。子どもたちは国旗を書き、ホストファミリーの家族構成などをペンで仕上げていきました。中には家系図ではなく、家を書いたり、家族の一員としてペットの絵をかいたりそれぞれの個性が光るとても素晴らしい絵でした。

午後は近くの老人ホームへとボランティアに行きました。そこでは折り紙を折ったり、習字をしてプレゼントをしました。習字は心、愛、長寿、希望などを英語の意味を添えてプレゼントしました。また、昨日のレポートでもあったようにイボンヌ先生からそれ以外にも何か芸ができる子はいないのかということで皆に聞いてみたのですが、皆恥ずかしがってなかなか出てきませんでした。その割には男子の女子もよく大きな声で歌を歌うのでこれだと思い、ほとんどみんなが知っている卒業式の定番ソング「旅立ちの日に」を歌うことになったのです。私は小学生のころに1年ほどしかレッスンを通っておらず、ほとんど独学と耳コピーでしか弾けないのですが、朝一番で何とかアレンジを加えて伴奏できそうということになりました。

歌う前にこの歌がどのような場面で歌われるのか、軽い歌詞の内容を説明しました。やはりいつも歌っているだけありますね、とても歌声がきれいでセンターに響いていました。また、このデイケアセンターには1930年に鹿児島で生まれ、海軍の夫と一緒に暮らしている女性がいました。彼女は日本語も堪能ですべて私たちの話を理解していました。歌の大サビに入ると彼女は涙を流して聞いていたそうです。それを見ていた女の子たちも演奏後になぜ泣いていたのかを聞いてみると「あのお婆ちゃんの今までの人生を考えたり、耳が遠くて認知症も入っているのに自分達の歌で感動して泣いているのを見てこっちまで感動して泣いてしまった」と話していました。同じように数名の利用者、アンナ先生までもが涙を流していました。

歌詞の意味は分からなくても、美しい旋律と子どもたちの透き通る声は利用者の心に確実に響いたんだろうなと感じました。まさか子どもたちもこの歌をアメリカで合唱するとは思っていなかったと思います。一生の思い出になったのではないでしょうか。本来は今週金曜日に行われるさよならパーティーではBEGINの島人の宝を歌う予定だったのですが、これまた旅立ちの日にを歌うことになりました。きっとみんな号泣して歌えないんじゃないかな、ホストファミリーがどんな反応をするのかな、色々な計画を確認しながら私も家路へ向かいました。

  帰国一週間前にしてやはり中だるみが出てきています。私を含めイボンヌ先生やアンナ先生が説明しているときにおしゃべりをして注意散漫になってしまっていたり、指示に従わない子が出てきています。また、授業時間は今までは辞書の使用を許可していましたが、これからは辞書を使わないとわからない場合も質問をして解決するということになりました。子どもたちは初めは不安そうな顔をしていましたが、原点に戻りアメリカで出発前より英語力を身に着けるためにはとても大切なことなのでルールを守ってほしいということを話しました。まぁ昼食時間や休み時間にはボールで遊ぶ子や隣の部屋から大声で笑うくらいに仲良くなっているので授業時間ぐらいはしっかりやろうという様子の子がほとんどでした。しかし、その話をしている途中にも「そんなこと言っても自分アメリカ人じゃないのに」という子がいました。確かにそうかもしれません。しかし、何のためにこのプログラムに参加しているのか、そこをもうすでに忘れてしまっているのかとても残念な気持ちになりました。このプログラムはアメリカ旅行ではありません。そこをもう一度考えてほしいと話し、私自身も子どもたちの可能性のために何ができるかを考えながら気を引き締めて取り組もうと感じました。

今日はまずアメリカに来て一番うれしかったことなどを発表しました。ある子はアメリカで出会った人すべてが自分のうれしかったことですと発表していました。またある子は昨日の旅立ちの日にを歌ったことが一番の思い出になったと語っていました。帰国まであと一週間と迫り早くも日本に帰りたくない!と叫んでいる子もいます。今度は短期間のホームステイではなく1年間の留学をしたいという子もいました。それぞれ次の目標が見えてきているように見えます。

午後からは車で30分ほどの寿司や日本の商品があるお店へ行きました。本来ならここで日本人の従業員などの話を聞くという予定だったのですが、特に何の説明もなく単に寿司コーナーにいた日本出身の方に話を聞く程度で終わってしまいました。中には将来海外で働きたいと考えている子もいたので少々残念でした。しかし、子どもたちは日本の商品を見て大はしゃぎ!「みてみて〜!納豆がある!お好み焼きも!わかる〜!このどらやき美味しいよね〜!」いやいや、皆さん約一か月前まで普通に見ていたでしょと突っ込みたくなりました。

やはり海外ではほとんどのものが高いですね。コアラのマーチの10パックが¥500! おーいお茶の2リットルが\700! 日本ではこんなに高い値段なんて考えられないですね。子どもたちも「高い!高い!」と言いながらも久しぶりに飲むからとおーいお茶を買ったり、ラムネを買ったりキットカットの抹茶味を買ったりと来週には日本に帰るのに・・・待ちきれなかったんだねと久しぶりの味を楽しんでいました。今日は移動時間が長かったので大きな活動はなかったのですが、子ども達は帰りの車ではみんな眠そうに過ごしていました。

明日は終日研修でワシントン州の国会議事堂に当たる場所や子どもたちが一番行きたい大きなモールで買い物の時間が待っています。明日は私自身も子どもたちの手を離れてすべて自分たちで挑戦させてみようと思います。

ポートオーチャード レポート 8月14日(木)

 今日は終日研修でオリンピアに行きました。バスで45分ほどのところにあるオリンピアはアメリカでは最北端にある州都で、私たちがステイしているポートオーチャードを含め39の地域からなる国会議事堂のような場所です。中は大理石なのかとても高級感漂うような場所で何といってもとても声が響く場所でした。案内人の方が「321で一斉に3回手をたたいてください。その後何秒その音が続くかやってみましょう」と実際やってみると音が消えるまで実に5秒もかかりました。その響きに子どもたちは笑顔と驚きでいっぱいでした。たくさんの部屋のうち応接室にはドイツから送られたアンティークのピアノがあったり、50州になる前の48の星が描かれた貴重なアメリカの国旗などがありました。残念ながら今日は国会は行われていませんでしたが、実際に入ってみると大きなプロジェクターにスライドが映し出され、たくさんの椅子や大きな演説席、何百万もするようなシャンデリアなど細かいところにまで手の込んだ作りになっていました。手の込んだ作りと言えば、この州の名前になっている初代大統領ジョージワシントンの顔が壁や手すり、彫刻にまでいたるところに描かれていました。中には大きな顔の彫刻があり、その鼻の部分だけ色がはがれており、聞くと「花を触ると幸運が訪れるといわれており、皆触るのでその摩擦で光っているのです」とのことで、皆楽しそうにその前に集まって記念撮影をしていました。

午後はタコマモールと呼ばれるとても大きなモールへ行きました。家電からコスメまで何でもそろっており、子ども達は2人以上で自由に3時間以上も与えられたのでとても笑顔で買い物を楽しんでいました。私も子ども達の自立のため付いて回るのではなく自由にさせようと個人で行動していました。しかし、このモールはとても広かったですね。モールの管理人はセグウェイに乗って移動し、いたるところに販売機やソファー、子どたちのためにお菓子の露店など客を疲れさせない作りがなされていました。途中、子ども達にあって様子を聞くと、男子はスポーツ店を中心に一番安いお店で品定めをしたり、女子は学校へもっていくカバンやおそろいのシャツを買っている子もいました。今アメリカでは9月からの新学期に向けて学生向きの文房具やカバンといった学習用具がとても安くなっており、いたるところにBUY1GET1 FREE!(一つ買ったらもう一個タダ)やBUY1GET1 50%OFF(一つ買ったらもう一個目が半額)などの文字がありました。それ以外にも70%オフから80%オフなど日本ではなかなか考えられないようなセールをしていました。

集合予定時刻になり、バスで皆にどんなものを買ったのか聞いてみました。$10で買ったアナと雪の女王のサウンドトラック、新しいシューズ、高校生は可愛いピアス、wiiのソフトや$6で買ったハリーポッターの中古DVD、男子の数名はシアトルマリナーズのおそろいのパーカーなど、それぞれとても満足した買い物をしたんだなと感じました。でもみんなお金大丈夫なんでしょうか(笑) まぁ期間中に他でたくさんお金を使う機会はそんなにないのでいいのですが、アメリカで自分の英語で買い物をすることはお金よりも価値があることなのかもしれません。明日はいよいよさよならパーティが行われます。きっと涙涙で忘れられない1日になるんだろうなと思いながらバスでイボンヌ先生とアンナ先生と明日の確認をしながら家路へ向かいました。

 

  今日はついにホストファミリーを迎えてのさよならパーティーをしました。すでに何人かの子ども達は「日本にかえりたくな〜い!」という声や「日本のご飯早く食べたーい!でもすぐここに戻ってきた〜い!」という声や「あぁ〜宿題全然終わってない!」という声など様々です。

午前中は今まで授業で取り組んだ課題の展示やCar washの際に余ったクッキーやケーキなどの寄付の準備などをしました。午後からはオリエンテーションで事前に役割を決めていたグループでタコライスづくりを行いました。2か所のホストファミリーの台所を拝借し、レタスを切ったり、トマトを洗ったり、私は火を使うのでミートを調理していました。さよならパーティーには総勢80人が参加する予定でそれぞれ40人前のご飯、タコスミート、チーズの量はとても膨大な量で子ども達も必死に料理していました。そして改めてアメリカキッチンの大きさに驚きました。大型冷蔵庫とは別に大きな冷凍庫を常備し、30種類以上はあるかと思うほどの調味料とすべてが桁違いでした。作り終えてセンターに戻ると、隣のピザ屋さんで調達したピザで腹ごしらえをして今日のダンス、歌の練習をしました。ダンスはBEGINの国道508号線で、皆意外と早く覚えてしまいましたね。しかし、ダンスビデオを見ながらやっていたので皆真剣で全然笑顔がありません。私が思わず「え〜!ダンスはそんなに黙ってやるもんじゃないよ〜!もっと笑顔で!」というとやっと緊張がほぐれたのか楽しそうに取り組んでくれました。全体で歌うLet it goは「日本語では1番歌えるのに2番から英語だったら難しい!」ということでしたが、まぁみんな知っている歌なので2,3回練習すればすぐに歌えるようになっていましたね。そして旅立ちの日には以前デイケアセンターで歌っていたのでばっちりでしたが、この時点で何名かは目に涙が、、、ここにきてやっと実感した子もいたようです。

時間の6時になりそれぞれのホストファミリーが来ると、一緒にテーブルに座りました。今日のMCはともかさんとゆりのさん、午前中で私にもらったカンニングペーパーをたよりに会が始まりました。まずは全員でタコライスを楽しみました。アメリカにはタコスのほかにタコサラダと言ってトルティーヤをボウル状に揚げたものに具材を乗せて食べる習慣があるのでタコライスはもちろん大絶賛でした。そして特徴的なのはチーズ以外にも必ずというほどサワークリームを付け合せで食べるということですね。確かに辛い分サワークリームのマイルドさでさらに美味しく感じるのかもしれません。

次に日本のお菓子や習字、折り紙を紹介しました。お菓子はほぼ完売で特にハイチュウはアメリカでも人気があります。また、パイの実や麩菓子、以外にもようかんが好きという人もいました。折り紙ではホストファザーが紙風船を作ったり、折り紙の色彩や和柄にとても興味を持ったようでした。習字ではミキティが習字を習っていることもあり、紙ではなく、真っ白なうちわに文字を書いてプレゼントしたり、自分の名前を英語で書いてもらったホストファミリーは大満足の様子でした。

その後は余興に移り、ダンスではみんな拍手喝采、Let it goではホストシスターやブラザーを中心に一緒に歌ってくれました。そして最後の旅立ちの日にでは途中で泣き出してしまう子も、、、というより女子生徒は全員涙を流していました。デイケアセンターと同じように言葉以上に心に響いたのかホストファミリーも涙を流していました。長いようで短かった1か月、アンナ先生とイボンヌ先生から証明書をもらいながら、それぞれのホストファミリーで写真を撮りました。子ども達の真っ赤な目、くしゃくしゃになった顔がどれほどこの1か月が充実していたのかを物語っていると思います。

明日からは最後のホストファミリーとの週末です。週明けにどんなことをして過ごしたのかを聞くことも最後になってしまいました。あと数日、笑顔で色んな話をして少しでも悔いが残らないような充実した週末にしてほしいなと思いました。

ポートオーチャード レポート 8月18日(月)

 今日午前中はこの30日間を通して、「アメリカと日本の違い」にアンナ先生とイボンヌ先生が答えるという活動をしました。さすがにすべて英語では厳しいので私も一緒に参加して子ども達のサポートをしました。子ども達から出た質問や、逆に2人の先生から出た質問です。

Q1.なぜ夜風呂を入らないの?
Q2.なぜ食事のときお皿をもって食べないの?
Q3.なぜキリスト教の人が多いの?
Q4.なぜ靴を脱がないの?
Q5.なぜ食べ物とかご飯が全部安いの?
Q6.なぜ日本人はハグをしないの?
Q7.なぜ見た目が悪くてもラブラブしてずっと一緒にいられるの?

十代なので多少日本人の感覚で考えるととても失礼な内容もあるのですが、とても子ども達は興味深く聞いていました。それぞれの答えは是非子ども達に帰ってきたら聞いてみてください。特にQ7の答えはアンナ先生がとても的確な答え方をしてくれました。「外見は結婚する前にどんなにカッコよくても、後になって崩れてくる可能性があるし、それよりも内面は素敵な人なら子どもの面倒を見てくれたり、ずっとお互いのことを尊敬しあえる存在になるから外見はそんなに問題にはならなくなるんだよ」と言っていました。特に女生徒には「わかるかも〜!」「おぉ〜」という声が聞こえました。なるほど、確かに子ども達の中には「うちのホストファミリーはソファーがめった大きいのに二人でめっちゃ近くに座ってべたべたしてるよ」や「ショッピングに行ったとき手をつないで歩くんだよ」など夫婦間の価値観の違いにとても驚いていましたね。子どもとお母さんのハグや友達との挨拶としてのハグ、2人の先生方は是非あなたたちからは子どもにもハグや夫婦同士のハグなどをしてほしいなと言っていました。

午後からは近くの体育館で汗を流す予定が、手違いで閉まっていました。そこで急遽ウェルカムパーティーをした公園で遊ぶことになりました。暑いのが苦手な女子は陰でおしゃべりをしたり、男子はキャッチボールで汗を流し、女子数人はホストシスターとバドミントンをしたりとそれぞれ過ごしていました。また、休憩ではイボンヌ先生がアイスをごちそうし口いっぱいに広がる着色料の色で「さすがアメリカのアイス!」といった様子で子ども達はもう最後になるかもしれないアイスを楽しんでいました。

明日はイボンヌ先生の自宅でバーベキューを楽しみます。本当に最後の日、今日からすでに身支度に取り掛かっている子もいるようです。日記を見ると帰りたくない子がほとんどで残された時間を大切に過ごしてほしいなと思いました。

 今日は朝からイボンヌ先生の自宅でアメリカのバーベキューをして楽しみました。帰国前日で若干テンションが落ちている子もいましたが、男子はキャッチボールやサッカーをして汗を流しました。女子は今までのホストファミリーとの思い出や今の学校の話、帰ったらやりたくない宿題の話、週末に見たかっこいい人の話、今までの付き合った人の話、将来の旦那さんの話など女子ならではの会話で盛り上がっていました。

 お昼にはハンバーガーやホットドッグ、フィリピン出身のホストファミリーが作ったフォーなどを色々な種類のチップスと一緒に紙皿に盛り付けていただきました。日本では食事にチップスなどを一緒にお皿に乗せて食べるなんてあまり考えられませんが、ここでは当たり前のように一緒に食べます。こんな食べ方をするのも今日で終わりかと思うとまた寂しくなりますね。

 それからイボンヌ先生の敷地内にあるちょっとした森を探検し、野生のブラックベリーを取って食べたり、ホストファミリーとの会話を楽しみました。3時のおやつにはケーキやクッキーにアイスを合わせて食べました。先ほどのランチと同じようにこんな食べ方も明日からはあまりできなくなってしまいましたね。いかに食文化が日本と違っているのかを改めて感じました。4時に近づいてそれぞれのホストファミリーが送迎し、何名かの子ども達は最後のお土産を買いにそれぞれスーパーに向かい最後の一日が終わりました。荷造りに最後のホストファミリーとの時間、何人かはすでにお土産としてシャツを買ってもらったり、メッセージカードをもらい、涙を流していました。

明日は本当に日本に帰ってしまうんだなと私自身も寂しい気持ちで2人の先生方にSee you tomorrowといつも通りに挨拶をして帰宅しました。

ポートオーチャード レポート 8月20日(水)

ついに帰国の日になりました。朝8時にスタディーセンターに集まりホストファミリーとはここでお別れでした。それぞれハグや連絡先の交換、メッセージカードの交換、荷物の忘れがないかなど本当に帰国してしまうんだなと感じていました。バス出発予定の9時になりイボンヌ先生の[OK, students! Let’s go!]という声が聞こえても、子ども達はあまり動こうとせずなかなかバスに乗せることができません。イボンヌ先生は「この声掛けが毎年胸が痛くなる」と言っていました。全員がここに戻ってくることは現実的に難しいことかもしれませんが、それでもまた会うことを信じてホストファミリーも[This is not say good bye.I would say to see you soon]と声をかけバスへ向けました。ホストファミリーと別れてもしばらくはバスの中でも女子の数名は泣き続けていました。今はfacebookやLINEなどSNSの機能は発達していますが、人の暖かさに触れることができるのはやはりそれらの方法では満たせません。是非またここに戻ってきてほしいなと思いました。

1時間ほどで空港に着き、アンナ先生とイボンヌ先生とともに荷物を預けセキュリティーチェックをするところで2人ともついにお別れをしました。ずっと最後までこらえていたイボンヌ先生も涙し、近づいてくる生徒に対し、「you are good student」と声をかけてくれました。ホストファミリー以上に一緒にいる時間が多かったのでこの別れが私にとっても一番辛い時間でした。セキュリティーチェックを終えて顔が見えなくなるまで手を振り続け、必ずまたいつか戻ってこれますようにと搭乗口に向かいました。

シアトルから成田までの9時間のフライトは行きと同じように映画を見たりでリラックスし眠っている子もいましたが、今までの写真を見返したりアメリカでの思い出にしばらく余韻に浸っていました。成田到着後はここでSeishiroとSuzukaとお別れでした。Seishiroは保護者が迎えに来ており、最後に男子で写真を撮って東京へ戻っていきました。Suzukaは成田から広島へ乗り継ぎ、空港で保護者と会うことになっていました。23日の報告会で再会することは2人とも難しいかもしれませんが、また必ず会おうねと約束して連絡先を交換しました。

成田から沖縄へ向かうフライトでは皆疲れていたのかほとんど寝ていました。眠い目を擦りながら空港に到着し荷物を受け取ると、保護者や琉球新報各関係者に歓迎されロビーで解散式を行いました。代表のHinaさんが今まで人前で喋ることが苦手だった部分が少しできるようになったり、日本ではなかなか体験できないとても貴重な経験をすることができたと発表しました。

大なり小なりトラブルや問題はありましたが、子ども達は自立、トライ、目標を持つ以外に家族の温かさ、英語で会話をすることの重要性、将来につながるきっかけなどを学ぶことができました。一期一会という言葉がありますが、まさにこの言葉を身をもって体験することができました。子ども達のキラキラした学ぼうとする眼差し、発見、驚き、1か月で目には見えないけれど、確実に変化がありました。

最後にこのホームステイに参加させてくれた保護者の皆さん、南日本カルチャーセンターの皆さん、TCの2人、琉球新報をはじめ各関係者の皆さん、私にこのような素晴らしい体験をさせていただき本当にありがとうございました。私自身もその成長過程を一緒に見ることができてとても幸せでした。イチャリバチョーデー、きっとホストファミリーやイボンヌ先生、アンナ先生にも伝わったと思います。

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