今日は「さよならパーティー」の準備と本番を迎えます。昨日の州都サクラメントへの長旅で,疲れが残っているようですが,今日はホストファミリーに感謝の気持ちを表す日です。「ペタルマグループ26名全員で協力してパーティーを成功させよう!」と気合を入れた後,1日がスタートしました。まず,さよならパーティーの準備をはじめる前に来週火曜日にせまっている帰国に関することを再確認しました。スーツケースの重さやもって帰れない品物など出発前のオリエンテーションで説明されたことをもう一度確認しました。「1週間後の今頃はもう日本なんだね…」とささやく声がポツリ…。アメリカで過ごした日々があっという間だったということを改めて実感しました。
さて,いよいよパーティーの準備にとりかかりました。午前中は3グループに別れて準備を進めました。1グループ目は,「さよならパーティー」という巨大看板の作成,2グループ目はホストファミリーにプレゼントする首飾りの作成,3グループ目はパーティーに参加してくださったホストファミリーに手土産として渡すプレゼント(折り紙で作成したもの)の作成をしました。これらの作業をしながら,会場に掲示する習字とホストファミリーにプレゼントする習字の2枚を書き上げていきました。時間に追われながらの作業となりましたが,どのグループも一生懸命取り組んでいました。日本人の得意技である「お・も・て・な・しの心」がホストファミリーに伝わるようにと願いながら1つ1つ丁寧に仕上げていました。
お昼ご飯の後もパーティーの準備の続きです。いつもなら1時間のお昼休憩ですが,今日は15分前には全員教室へ戻ってきました。「パーティーの準備がまだ終わってないから!」,「パーティーを絶対に成功させたい!」とのこと…。4週間お世話になったホストファミリーへの感謝の気持ちがあふれ出しそうなくらいみんなの胸の中にあることを知りました。
午後は「メッセージカードの作成」からはじめました。全員が事前に用意してきた英文をTCの先生方から添削してもらい,メッセージを書き,シールや絵できれいにデコレーションしました。カードの裏にはホストファミリーと一緒に撮影した写真を貼り付けました。1時間という短い作成時間でしたが,時間ギリギリまできれいにカードをデコレーションしていました。カードの作成が終わり,次はパフォーマンスごとに別れて,英語で説明文を作ったり,パフォーマンスの流れの確認をしました。その後,リハーサルを行い最終確認。人前で発表する緊張からか,英語を読む声,スピードが速い,速い!! リハーサルを一通り終えると英文を落ち着いてはっきり読む練習をしました。リハーサルが終了し,次は個人でパフォーマンスをする人たちの練習です。出し物は「カップス」,「ピアノ演奏」,「けん玉」,「ダンス」の4つです。パーティーの開始時間が迫っていたので練習時間が短いのが心配になりましたが,なんとか間に合いました。パーティー会場のデコレーションや設営もギリギリ終了し,さぁさよならパーティーのスタートです。
<さよならパーティー会順>
1 開会のあいさつ 一磨
2 食事
3 書道パフォーマンス ◎まどか 夏音 真依 文音
4 おはじを使ったゲーム ◎真希 ◎大樹 隆斗 励 うらら
5 ○×ゲーム ◎友梨子 彪真 瑠伽 一磨
6 カップス披露
7 ホストファミリーへメッセージ(前半)
8 日本のお菓子紹介 ◎江里菜 卓也 雄太 滉太
9 Let's try折り紙 ◎真夕 里佳 凪 風香
10 ピアノとけん玉のコラボレーション披露
11 日本の遊び ◎寛智 はる あゆみ
12 ホストファミリーへメッセージ(後半)
13 ダンス披露
14 「ご縁」と「五円」について ◎茉子 竜也
15 プログラム修了証書授与
16 閉会のあいさつ ニケール先生
このパーティーは食事を持ちよる「ポットラック形式」で行われました。ホストファミリーが様々な料理を持参してくださり,会場の中はいいにおいが充満していました。開会のあいさつのあとはまず食事から済ませました。どれもおいしそうだけれど,全部とったら食べきれないという位食事が用意されていました。アメリカに来てからみんなが大好きになった「レモネード」も準備されていました。お腹が一杯になったら,私たちの出番です。舞台に立ったら全て英語で伝えなければならないプレッシャーから,みんな顔がこわばっていました。大丈夫かな??と少し心配していましたが,さすがペタルマグループ! はっきり英語を発音し,堂々と舞台上で活躍していました。どのグループもホストファミリーが参加して楽しめるようなものになっています。「参加したい人はいませんか?」との呼びかけに,ホストファミリーもノリノリでどの出し物も大成功を収めることができました。個人の出し物も今日しか練習時間がなかったにもかかわらず,パーフェクトなパフォーマンス!会場が拍手に包まれました。
さよならパーティーの中で最も静寂に包まれたのが,やはり「ホストファミリーへのメッセージ」発表でした。つたない英語ながらも,自分のホストファミリーが座っている方を見ながら,感謝の気持ちが伝わるように一生懸命な姿勢がありました。みんなの発表を目の前で聞きながら,胸の奥がジーンと温かくなり,ホストファミリーとこの4週間で築いてきた信頼関係の素晴らしさを感じることができました。さよならパーティーの最後には,1人ずつ名前を呼ばれ「プログラムの修了証書」が手渡されました。修了証書を手にし,この4週間の思い出が走馬灯のようによみがえってきたようでした。さよならパーティーで「ホストファミリーに感謝の気持ちを伝えたい!」という目標を100%達成することができた1日となりました。また,このペタルマグループの絆の強さを改めて実感することができました。ホームステイプログラムが終了するまであと6日。悔いの残らぬように,1日1日を大切にしてほしいです。We did great job!! |