MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

 
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8月18日

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いよいよ待ちに待った出発の日! 期待と不安を胸に,それぞれの県からまずは羽田空港へ飛び立ちました。そして,羽田空港でペタルマグループ全員集合完了! これから苦楽を共にする仲間たちと初対面を満喫できるかと思いきや,ゆっくり話をする暇もなく急いで成田空港に移動しました。朝が早かったため,体調が心配されましたが移動中のバスでしっかり昼食をとっていました。

成田空港に到着後はすぐに搭乗手続きに入りましたが,ここで1つ問題発生! スーツケースの重量を超過している生徒が数名・・・。その場でスーツケースを開け,本や折り紙など重たいものを機内持ち込みバックへ急いで移しました。そしてセキュリティーチェックを受け,いよいよ出国です! ここは全員スムーズにクリアして,搭乗前に少しだけ自由時間がありました。売店でおかしや食べ物を買って食べたり,外国人向けに販売してある日本のお土産を見たり,思い思いに出国前の時間を過ごしていました。

そして,いよいよ搭乗です。機内に入った瞬間「エコノミーってこんなに狭いんですか?」「約10時間も耐えられるかな?」など不安を口にしている生徒が見られましたが,あっという間に機体はアメリカ,サンフランシスコへ向け飛び立ちました。機内では夏休みの課題を一生懸命取り組む人,移動に疲れたのか熟睡している人,エンジンの騒音でうまく寝付けず友達とおしゃべりをしている人…それぞれが色々な思いを抱きながら過ごしているようでした。

約10時間後,予定通り無事にサンフランシスコ空港に到着しました。全て英語で対応しなければならない入国審査が非常に心配でしたが,全員一発クリア! すばらしかったです! そして,いよいよ到着口へ!! するとそこには,TCのニケール先生が「Welcome!」と書かれた看板を手に持って待っていてくれました。そしてペタルマグループ全員で写真撮影。長時間のフライトで疲れているにもかかわらず,みんなの動きがテキパキとしていて助かりました。

予定より早くサンフランシスコに着いたため,ペタルマに向かう途中にサンフランシスコの名物でもある「ゴールデンゲートブリッジ」の観光スポットに止まり,休憩をとりました。観光地ということもあり,そこには世界各国から大勢の人が・・・英語だけではなく様々な国の言葉が聞こえてくる,そんな場所でした。 ゴールデンゲートブリッジを出発し,バスで約30分走ったところでペタルマに到着! 時差ボケを防ぐためにバスの中ではなるべく寝ないようにしていたのですが,さすがにみんなの疲労はピークに達しておりほぼ全員が爆睡でした。

寝起きの状態でホストファミリーの集合場所である公園に到着し,ジュースやスナックを食べながらホストファミリーの到着を待ちました。ここでは期待よりも不安の方が大きくなり,みんなの表情がものすごく固くなっていました。ホストファミリーは手作りのウェルカムボードやポスターを手に迎えに来てくれ,少しずつみんなの顔が笑顔になっていきました。 いよいよ約4週間にわたるペタルマでのホームステイがスタートしました。Good Luck!

 

ペタルマ レポート 7月24日(木)
今日から本格的に英語の授業のスタートでした。朝9時までにペタルマのコミュニティーセンターに集合しました。ホストファミリーの家で過ごしたはじめての夜は緊張の連続だったようで,みんな少しだけ表情が疲れていました。時差ぼけや新しい環境に慣れるにはある程度時間がかかるようです。表情には少し疲れが見られるものの,体調は全員万全ということで早速英語の授業がはじまりました。

まずは自己紹介です。簡単なようですが,相手に自分の名前がしっかりと伝わるようにアイコンタクトや声の大きさを意識しながら何度も繰り返して練習しました。慣れてきたところで,間違った自己紹介の英文を1つ入れ,どの自己紹介の英文が誤りなのか当てるというゲームをしました。また,これから必ず必要となるアメリカの「お金」の使い方もしっかり練習しました。お財布の中がコインだらけにならないように,まずはアメリカのお札やコインになれることですね。そして最後は,Where is the…?を使い場所をたずねたり,それに応答したりする表現を復習しました。英語だけで書かれている教科書を使うのはとても新鮮でしたね。今日習った表現は早速実生活に生かしていきましょう。

ランチはコミュニティーセンターの外でサンドウィッチやチップスをみんなで食べました。そしていよいよ観光案内所へ向けて出発です。片道1時間の道のりを歩きながらアメリカで歩行者として注意しなければならない点などを確認しました。日本とは少し違う道路標識や歩行者信号機をみんなカメラにおさめていました。観光案内所では,ペタルマの地図や観光案内用パンフレットなど見たりしました。また,日本に手紙を書くためにペタルマの美しい風景がのった絵葉書を購入している生徒たちもいました。次に観光案内所となりにある美術館へ足を運び,偶然にも奈良の大仏をモデルにした展示物があり,日本の文化がここアメリカへも浸透していることにみな驚いていました。美術館にはパズルを数万ピース使用して作成された人型の展示物や様々なものを組み合わせて作成された絵画などがあり素敵な時間を過ごすことができました。帰り道の途中にガソリンスタンドに付属している店にたちより,それぞれ飲み物を購入しました。一番人気のあった飲み物はみんなの顔よりも一回り大きいカップにどれだけジュースを注いでも99セントという激安のドリンク!「アメリカンサイズはやっぱりすごい!」みんなそう言っていました。これからも新しい発見をして,「驚くこと」それが大事ですね。

 

今日は昨日と同じように9時までにペタルマのコミュニティーセンターに集合しました。「Good morning!」と朝のあいさつを終えると,みんなが言った一言が同じだったことにとても驚きました。それは「今日は寒い!」です。実は,今朝のペタルマは季節が夏にもかかわらず,とても冷え込みました。私自身も早朝,ホームステイ先で寒くて目が覚めたほどです。しかし,現地の人たちいわく,朝冷え込む日は日中猛暑になる前兆なのだと・・・。本当にそうなの??と心の中でつぶやきながら今日も一日がスタートしました。

さて,今日はみんなが楽しみにしていたソノマカウンティーフェアを訪れる日でした。カウンティーフェアは日本で言うところの「農業祭」と言ったところでしょうか。車で約15分走ったところにソノマがあります。ハイウェイからカウンティーフェアの建物が見えると「うわぁ〜!」と声が上がりました。年齢に応じた入場券をもらい,セキュリティーチェックを受けてさあ,入場です。入場門を過ぎるとすぐ目に飛び込んでくるのが様々な食べ物が売られている「屋台」です。ホットドッグや綿あめ,レモネード,アイスクリーム等,日本と同じように様々な食べ物が売られていました。また,農業祭ならではといっていい牛や羊,馬,うさぎなど様々な動物たちも展示されていました。一番驚いたのはアシカのショーがあったことです。

予想通り,朝はあれだけ冷え込んだにもかかわらず,日中はとても日差しが強く,どんどん気温が上昇してきました。暑さに負けることもなく,屋台で積極的に英語を使って昼食を注文している姿がとてもすばらしかったです。また,昨日の英語の授業で「お金の使い方」について学習しましたが,それが今日の買い物によく役立っていました。「学習した単語や表現はすぐ使ってみる!」これこそが英語の上達に向けて大切なことだと改めて感じました。

カウンティーフェアをあとにし,コミュニティーセンターに戻った後,来週の予定を確認しました。来週は一日遠足や消防署見学が予定されています。来週はどんな新しい発見や体験ができるのか楽しみです。明日,明後日はホストファミリーと過ごす初めての週末となります。月曜日にみんなからどんな話が聞けるか楽しみです。Have a great weekend!!

 

今日は二日ぶりにみんなに会える日! ホストファミリーと初めての週末をどのように過ごしたのか話を聞くのを楽しみにしていました。コミュニティーセンターに到着すると,早速週末に何をしたのか様々なところから話し声が聞こえてきました。「川や海へ泳ぎに行った!でも,氷水のようにすごく冷たかったです」「ホストファミリーの友達が主催するパーティーに参加しました」「サンフランシスコのジャパンタウンへ行って、そこにダイソー(100円均一のお店)がありました」「ホストファミリーに日本流のカレーライスを作りました」「ショッピングモールへ行って,はじめてターゲット(店の名前)で買い物をしました」などなど,楽しそうに様々なことを話してくれました。アメリカで過ごした初めての週末が思い出に残る,すばらしいものになったようです。あと3回アメリカで過ごす週末があります。ホストファミリーに日本の料理や文化を紹介したり,アメリカでしかできない経験をしてほしいです。

さて,今日の天気は「くもり」。こちらに来てからずっと「晴天」だったので,珍しく感じたと同時に太陽が雲に隠れていたら朝はとても冷え込むと痛感しました。日本でいうと「初冬」くらいでしょうか。薄手の長袖だけでは寒く感じるほどでした。今日ははじめての「一日遠足」! アメリカ生まれ,アメリカ育ちのジェリービーンズを製造している世界一有名な「ジェリーベリー」工場へ見学に行きました。工場の駐車場に到着すると,ジェリービーンズのシールでカラフルにデコレーションされた車やトラックが一番に目に飛び込んできました。入り口の前で記念撮影を済ませいよいよ館内へ入ると,目の前にはジェリービーンズアートやカラフルなジェリービーンズが! この工場は観光地として有名ということで,朝から大勢の人が工場見学のために訪れていました。工場見学に必要なジェリーベリー帽子をもらい,いよいよ見学のスタートです。広い工場内にはカラフルなジェリービーンズがあちらこちらに見えました。また,実際にジェリービーンズを作っている風景も見ることができました。見学の途中に新作の味を2種類試食し、感想は二極化していました!(笑) 工場見学後は,みんなが楽しみにしていたショッピング! 日本にいる家族や友達の顔を思い浮かべながら買い物をしているみなさんの姿がとても印象に残っています。

ジェリーベリー工場をあとにし,次に向かったのは「ソノマタウン」。チーズ工場や歴史的建造物などを見学し,アイスを食べたり,駄菓子屋さんのようなところで珍しい色や形のキャンディーを買って挑戦していましたね。アメリカに着いたばかりの頃は買い物をするのに緊張している様子が見られましたが,この1週間で買い物が随分スムーズにできるようになってきました。様々な場面でみなさんの成長を感じ,とてもうれしく思います。明日は日本へ手紙を出すために「郵便局」と地元の「消防署」を訪ねます。新しい経験にとてもウキウキ,ワクワクしています。

 

 

今日は快晴! 気持ちのよい朝を迎えました。午前中はコミュニティーセンターで英語の授業を受けました。今日は「現在進行形」を学習しました。全て英語で進められる授業スタイルにも随分慣れてきたようで,みんなが積極的に発言したり,大きな声で音読をしたりする姿勢が見られるようになり,TCのニケール先生もとても喜んでいました。英語で自分の気持ちを伝えることの難しさがわかってきたこの1週間。難しさをクリアするためには,毎日の英語の授業でたくさんのことを吸収することが大切です。Step by Stepの精神で焦らず,前進していきましょう。

お昼はみんなでピザパーティー! こちらに来てからピザを食べたという人が多かったですが,みんなで食べるピザの味は格別でしたね! 多い人で6ピースも完食していました。さすが成長期! お昼のあとは,熱中症対策のため水を大量に持って最初の目的地である郵便局に向けて出発。炎天下の移動はとても大変でしたが,みんなで励ましあいながら45分かけて郵便局に到着しました。みんなが楽しみにしていた日本へのお手紙郵送。スムーズに進んでいくと思いきや,問題発生!「JAPAN」と国名だけは英語で書かれていましたが,これ以外の住所は全て日本語で書かれており,郵便局員さんからやり直し!と言われてしまいました。今日の郵送は無理かな?と思いましたが,みんな急いでその場で書き直し,事なきを得ました。全員分の手紙が無事に日本に到着することを願いましょう。

郵便局の向かい側に今日の2番目の目的地である「消防署」がありました。最初は長旅と暑さのせいからみんなぐったりしていましたが,消防車に搭載してある様々な機械や道具を見てびっくり! 日本のものとはちがう!と連呼していました。消防服を身にまとったり,放水体験,そして消防車の助手席に搭乗させてもらったりと,短い間でしたがペタルマを火事から守っている消防署で働く人々のことを知ることができました。最後に全員で記念写真を撮り,日本から持ってきたプレゼントを贈呈。とてもよろこんでいました。一人の消防署員さんは,抹茶味のキットカットをもらうなりすぐに食べ始め,「アメリカにも抹茶味がほしい!」と言いながら日本のお菓子を堪能していました。

片道45分の徒歩はとてもつらかったけれど,日本のものがおいしい!うれしい!!と言ってもらえて,疲れた体が少し軽くなったように感じました。これから,老人ホームや学校などペタルマの様々な場所を訪問します。日本のよさ,すばらしさをたくさん伝えていこう!

 

アメリカに到着して今日で1週間!「Time fries. 光陰矢の如し」と言われるように,あっという間に1週間が過ぎていきました。空港で家族と別れた時は不安で不安でたまらなかった気持ちが少しずつ薄れ,喜びや驚きに変わってきているのがみなさんの表情からよくわかります。しかし!!「慣れ」というものは時に「怖いもの」だということも分かって欲しいのです。例えば,今日の英語の授業中のことです。授業は全て英語で進んでいっているにもかかわらず,日本語がチラホラと聞こえはじめ,終わりごろには日本語の方がたくさん聞こえてきたように感じられました。ランチに入る前,「あなたがこのホームステイに参加した『目的』やこのホームステイで達成したい『目標』は何なのか?」初心に戻って考えてみましょうと話をしました。こちらの生活に慣れはじめ,毎日を楽しく過ごせているということは素晴らしいことですが,自分自身が掲げた目標や目的を見失わず,残り3週間を過ごして欲しいと願っています。

今日の授業は昨日学習した「現在進行形」の復習からスタートしました。ジェスチャーゲームをしながら昨日習った単語を復習します。簡単に相手に伝えられる単語もあれば,難しいものもあり,身の回りにあるものを使うなど工夫しながら取り組む様子が見られました。その後は「Greetings around the world.」ということで世界中のあいさつの仕方や種類について学びました。ニケール先生からアルゼンチンのあいさつの仕方を教えてもらい,驚きのあまりみんな声を上げていました!最後は,「adjective=形容詞」を使った表現に挑戦しました。形容詞は様々な物を描写する時に非常に役立つ単語です。tall – short , new – old などはすぐに出てきましたが,dirty – clean, cheep – expensive, heavy – lightなど新しく学習した単語もいくつかあったようです。しっかり覚えてホストファミリーとの会話で使ってみよう。

お昼ごはんは各家庭から持参したものでした。サンドウィッチやフルーツ,お菓子などを用意してもらったようで,お菓子は色々な種類が食べたい!ということでシェアしながら食べていました。お昼ごはんのあとは農園訪問に向けて出発です。昨日の疲れは何処へやら…。みんなの足取りが軽快で一安心でした。農園までは片道20分の徒歩です。途中,5〜6名の現地の人たちとすれ違いました。最初の頃は言えていなかった「Hi!」や「Hello!」を積極的に口にすることができてきました!みんなGood Job!です。

農園に到着し,今日のお仕事は「イチゴ畑の除草作業」だと説明を受けました。日本のような草を想像していましたが,アメリカの畑に生えている草はなんとトゲがあり,根っこが非常に強いんです。炎天下での除草作業は体力を随分消費しましたが,26人で力を合わせればあっという間に終わりました。農園で働いている女性がみなさんにとっても感謝していましたね。「一人でやったら7時間以上はかかる作業でした。みんな本当にありがとう」と何度もお礼を述べてくださっていました。農作業あとは,お礼に完全無農薬のプラム(すもも)をご馳走になりました。たくさんなっている実の中から熟しているものを自分で選び,その場でパクリ!「あま〜い!」とみんなから一斉に声がしました。それから,日本のスーパーではほとんど見かけない「イエローキューカンバー(形はレモンですが,中身や味はきゅうり)」という野菜にも挑戦しました。普通のきゅうりよりも甘みが強くとても美味しく頂きました。

明日はコミュニティーセンター近くの「シニアセンター(老人ホーム)」を訪問します。自分たちが今持っている英語力でどれだけ日本のことが紹介できるか,ひとつの挑戦です。

☆ 生徒の日記より ☆
★今日は買い物に行こうと言われたので,車に乗って着いたところはドラッグストアーだった。日本と似ていて何でも売っていました。僕が手を広げたのと同じくらいのアメが99セントで売られていたのでびっくりしました。それから,アジアの食べ物を扱っているお店に行き,そこでハイチューやコアラのマーチを見ました。また,日本食だけでなくアジア各国の食料品が売られていました。僕は「お茶づけ」を買ってもらいました。夜ご飯は日本食レストランに行き,僕は寿司を食べました。アメリカの寿司は日本とはちがっていたけど,おいしかったです。
★今日は7時に起きて,朝ごはんはシリアル,たまご焼き,フルーツでした。たまご焼きがとてもおいしかったです。1日遠足では,ジェリービーンズの工場見学へ行きました。今まで食べたことがなくて,はじめて食べました。味は甘くて,一袋全部食べきれなかったです。工場には色々な機械があり,甘いにおいがずっとしました。家に帰りついてから,英語でパイレーツオブカリビアンを観ました。英語でも楽しめました。夜ご飯には私の好きなピザとチーズマカロニを食べました。ピザは今までの中で一番おいしかったです。

 

ペタルマ レポート 7月31日(木)
 「7月も今日で終わりだね…。明日からはもう8月だよ!早いよねぇ〜。」という会話から1日がスタートしました。明日からは8月!8月の大半はアメリカで生活することになります。充実した月にしていきましょう!

今朝はこちらに来てから一番冷え込んだ朝となりましたが、子供たちは元気そのもの!ニケール先生も「You are so energetic!」=みんなエネルギッシュだね!と言うほど元気そのもの。こちらに来てから、多少の時差ぼけはあったものの、誰一人体調を崩すことなく元気で毎日が過ごせています。すばらしいことです!健康第一!体調管理にはしっかりと気を配りましょうね。

さて、今日も英語の授業からスタートです。「What did you do yesterday?」と昨日したことについて表現する活動からはじまりました。「過去形」という形をまだ学習していない人たちにとっては少し難しい活動になったかもしれませんが、身振り手振りを使いながら上手に伝えていました。次は「天気」について細かく学びました。基本的な単語に加え、日本の教科書にはあまり出てこない単語も学習しました。そして、今日は一人一文ずつ英文を読む活動をしたり、「family trees」=家系図を書くために必要な単語を学び、実際に自分の家系図を書いてグループの中で発表しあう活動なども行いました。日本では家系図を書く機会はほとんどないので、みんな悪戦苦闘していましたが、何とか完成しグループの仲間に伝わるように一生懸命説明していました。最後に「お金」についてもう一度学習しました。ここアメリカでは、食料品に9%の消費税が課税されます。品物についている値札は課税前の価格なので注意しなければなりません。こちらに来てから何度か買い物を経験しましたが、税抜き価格なのか、税込み価格なのかを間違えてしまう子供たちが多かったようです。また、「tip=チップ」についても学習しました。アメリカではレストランなどで食事をしたら、総額の15〜20%のチップを置く習慣があるそうです。日本にはない習慣なので驚きを隠せないようでした。また、レストラン以外のマクドナルドやカフェで食事をした場合はどうなるの?といった質問もされていました。「気になることはどんどん質問する。」とてもすばらしい姿勢ですね。

 昼食をみんなでとったあと、「さよならパーティー」について話し合いを持ちました。準備をするのは少し早い気がしましたが、お世話になったホストファミリーにしっかりと「感謝」の気持ちを伝えるためには綿密な準備と計画が必要です。司会者や出し物、会場設営の仕方を考えたりしました。みんながどんどんアイディアを出してくれたおかげで、「さよならパーティー」はすばらしいものになりそうです!パーティーまであと13日あります。少しずつ準備を進めていきましょう。

 パーティーの話し合い後はいよいよ「シニアセンター」に向けて出発です!今日は徒歩3分のところに目的地があり、みんなの足取りは軽快そのものでした。センターの中に入り、2名の方々が「折り紙を習いたい!」と言って私たちのところに来てくださいました。鶴や飛行機、かぶとなどの折り方を教えていると、他にも3名の方々が参加してくださり、漢字を書いて見せたり、折り紙で箱や多面体を作成してプレゼントしたりしました。こちらの方々からすると、小さな紙切れでどうしてこんなにきれいな物が作れるのかとても不思議なようで、こどもたちの作った作品をみてとても感動していました。「折り紙」は私たち日本人が誇れる文化の1つであると痛感した一日となりました。明日はアジア系マーケットに日本食を買いに出かけます。どんな日本食がどれくらいの値段で売られているか楽しみですね!

☆ 生徒の日記より ☆
★今日は消防署と郵便局に行きました。手紙を書くとき、日本のことを考えたのでとても寂しくなって、なんか泣きそうになりました。
★消防署では放水体験をして、水圧が強かったので後ろに倒れそうになりました。でも署員の方が助けてくださり、なんとかがんばれました。学校から帰ると、サンシャインちゃんとルビーちゃん、リリーちゃんと一緒に遊びました。アメリカ版おにごっこをしたり、木登りをしたりしました。アメリカのブランコはビニール製でおしりにフィットするタイプでなんか変な感じがしました。
★郵便局では、日本にいる友達や家族に向け4通の手紙を出しました。切手代が6〜7ドルはかかるのかなと思っていたら、4ドルしかかからなくて海外に送るのは意外に安いもんだなと思いました。
★消防車には物をがっちりつかめるような道具やチェンソーなどがたくさんあり、他にも不思議な道具がたくさんありました。放水体験では、実際行われる放水の3分の1の強さしかなかったけど、僕の後ろの消防士がホースを引っ張っていると思うぐらい水圧が強かったです。消防士の人たちの力はすごいと改めて思いました。
★学校が終わって、ホストマザーがスーパーに連れて行ってくれました。僕のお目当ての「ドリトス」があってうれしかったです。また、レジに並んでいたら、「ティックタック」というお菓子もありました。僕が前アメリカに来たときにお父さんからもらって、とても美味しかったお菓子だったので、とても興奮していたらドリトスとティックタックの両方とも買ってもらいました。ありがとう!ホストマザー!

 今日から8月,August!に突入です。あと18日しかアメリカにいられない・・・。1日1日があっという間に終わっていく・・・。日本に帰りたくない・・・。などがチラホラ聞こえてくるようになりました。あと18日! 悔いのないようにアメリカでの生活を充実させましょう!

今日はいつもより5名すくない21名の子供たちで授業がスタートしました。なぜ5名が欠席かというと,週末にホストファミリーがキャンプや遊園地,バーベキューパーティーなどを計画しており今日は授業を休まなければならないとのことでした。楽しそうだね!と話をしながら今日の授業がスタートです。今日は,リーディングからスタートしました。短い英文を一人ずつ読み,絵をヒントにストーリーの展開を理解していくというものでした。小さかった声もだんだん大きく,元気よくなりニケール先生もうれしそうでした。次は「道案内」についての学習です。道案内に必要な単語,例えば「across」「around the corner」「between」などを理解したあと,まずは簡単な地図を見ながらペアで道案内をしました。それから自分の家の周辺地図を書き,グループで道案内をしたりやどこに何の建物があるかなどを発表しあいました。休憩をとったあとは「アクセント」について学びました。中学生にとってはあまりなじみがなかったようでしたが,ニケール先生の説明をよく理解して,どこに「アクセント」を置いて発音すればいいか繰り返し練習をしました。そして最後に,買い物をするときによく使う表現を復習しました。どんな表現を使えばいいか頭ではわかっていても,とっさにその表現がでてこない!というのがすごく困るという子供たちの声を聞き,ニケール先生がカードやお金を使ってできるだけ実際の場面に近い状況を作ってくださり何度も繰り返して練習しました。これから買い物をする機会がたくさんあります。今日の授業を役立てていきましょう!

昼食のあとは,ホストファミリーに日本食を作るために買出しに出かけました。歩いて10分くらいのところにある大きなスーパーマーケットへ行くと,入り口近くにはフルーツのセクションがありました。日本でも馴染みのあるものもあれば,そうでないものもありみんな必死に写真に収めていました。また,アメリカではフルーツやジャガイモ,たまねぎ等を買うときは全て量り売りになっています。日本はほとんどのものがパックや袋に入れられて売られているので,子供たちは量り売り式にすこし戸惑っているようでした。どんな日本料理を作るんだろう?と思いながら子供たちの買い物かごをのぞいてみると,たまご焼き,カレーライス,しょうが焼き,からあげ,チャーハン,肉じゃがなどを作るためにたくさん買い物をしていました。ただ,しょうが焼きや肉じゃがをつくるためには比較的薄い豚肉が必要です。しかし,アメリカのスーパーにおいてある肉はほとんどがかたまり(ブロック)かひき肉で売られていました。日ごろ作る料理が異なると,肉の切り方までもちがうということや日本のスーパーの細やかな配慮に今日の買い物を通して気づくことができたようです。レジを無事に済ませ,次の目的地は「Gold Stone」という有名なアイスクリーム店です。日本ではまだ数店舗しか見られないため,子供たちは大興奮でした。Gold Stoneに到着すると,子供たちは店員さんの手元を見てびっくり! 実はこのお店はオーダーをうけてから,コールドストーン,つまり-9℃に冷やした石板の上でアイスクリームとチョコレートやナッツ,フルーツのミックスインを混ぜ合わせて作ります。初体験のアイスクリーム店にみんなどれを注文しようか,どれを組み合わせれば美味しいかなど時間をかけて考えていました。人気があったのはオレオが入ったバニラアイスクリームにキットカットやチョコチップなどを混ぜ込んだアイスクリームでした。みんなニコニコしながらおいしそうにアイスクリームをほおばる姿にニケール先生も笑みを浮かべていました。週末はホストファミリーが様々なイベントを計画しているようです。Have a great weekend with your host family(^ ^)!!

 

 ペタルマで向える2回目の週末が終わりました。土日に色々な体験をしたようで、少し疲れているように見えましたが、どんなことを週末にしたのか楽しそうに話している姿が見られました。キャンプに行った、サンフランシスコの近くの町に行った、泊りがけで観光に行った、Six flags(遊園地)へ行った、買い物三昧だった、結婚式に招待されて行った、教会へ行った、川や海へ泳ぎに行った、アイススケートに行ったなどなど様々な経験をしたようでした。このプログラムの半分を終え、最近はみんなの顔から「余裕」が感じられます。片言ながらホストファミリーともしっかりとコミュニケーションがとれるようになってきているようです。この調子でがんばってほしいものです。
 今日の授業は、「How was your weekend?」「What did you do?」を使って週末にしたことを相手に伝えることからスタートしました。先週も同じ活動からのスタートだったので、今回はよりスムーズに相手に伝えたいことを伝えられていたようです。その後は、シンプルな「現在形」を使用して、自分や相手のことを紹介する活動を行いました。どんなときに、どのような形を使えばいいのか、教科書の絵がヒントになっていたようです。文法を使いこなせるようになるには、使用場面の絵などを覚えておくことも一つの工夫です!今日は最後に、今週木曜日に予定されている「Carwash」と「Garage Sale」のために看板の制作を行いました。3つのグループに分けて行いましたが、どのグループも協力し合って素晴らしい看板を作り上げていました。みんなの持っている力のすごさを強く感じることができました。木曜日はみんなでたくさん車を洗ったり、日本から持ってきた品物を売って基金を集めましょう!楽しみです!

 昼食後はペタルマのダウンタウンへ向けて出発!長い道のりでしたが、みんなで励ましながら目的地まで向いました。ペタルマのダウンタウンは歴史的建造物として認められているエリアで、そのすばらしさから映画の撮影などが多数行われてきました。ダウンタウンに到着してまず訪れたのが、「老舗の駄菓子屋さん」。色とりどりのキャンディーやチョコレートにアイスクリーム、ついつい衝動買いをしてしまう人が続出していました。次は「フローズンヨーグルト」に挑戦しました。アイスクリームよりも脂肪分の少ないヘルシーなフローズンヨーグルト。20種類ものトッピングが用意されていて、みんなのカップの中がとてもカラフル!になっていました。フローズンヨーグルトを食べていると地元の中学生らしき2人が私たちのところに近づいてきて、「手品」を見せてくれました。みんなと同じ年くらいだったこともあり、すぐに仲良しになって手品の代わりに日本語を教えていましたね。積極的に話をしようとするその姿勢が輝いていました!最後は「種や農機具を扱っているお店」へ行きました。世界中から集められている野菜や果物の種が約数千種類扱われていました。この辺りではこのお店が一番多種類の種を扱っているため、遠くからのお客さんも多いようです。
 明日はいよいよサンフランシスコへ一日遠足です!みんなウキウキ、ワクワク!明日の遠足をすごく楽しみにしているようです。明日は長旅になるので今夜は早めに寝ようねと再確認してから今日の活動を終わりました。明日はどんな一日になるのか楽しみです。

☆ 生徒の日記より ☆
★ホストマザーのルイーズが朝ごはんにワッフルを作ってくれて、とてもgood!だった。お昼を食べた後、○○○家族と公園へ行ってエクササイズにウォーキングをした。そして、その後はshopping!アメリカで行ってみたいお店に全部行けて夢がまた一つ叶った!でも、レジの時にルイーズが助けてくれたり、試着してて待っててくれて、疲れてるのに大丈夫だよって言ってくれたことに対して「Thank you.」としか答えられない自分がすごく嫌だ!もっと感謝の気持ちを表したいのにできない自分の英語力に残念。
★今日は日本食を作るためにスーパーマーケットに行きました。私たちは「ラーメン」と「しょうが焼き」を作りたいと思っていたのでお肉とキャベツを買いました。家に帰り、早速料理開始!ラーメンが思ったより早く完成してしまい、スープが全部なくなるくらいのびてしまいました。しょうが焼きは「これはおいしい!本当に豚肉なの?」と聞いてきたので「Yes!」と答えました。お箸の使い方やラーメンの食べ方も教えられたのでよかったです。
★今日は午後からパーティーに行きました。ホストファミリーの親族の結婚式(ブライダルシャワー)です。私たちもドレスを着て行きました。みんなプレゼントを持ってきていて、パーティーの終わりにプレゼントのお披露目会のようなものがありました。食事もとても豪華で、私はカップケーキを5個も食べました!
★お昼ごはんを食べに行ってから「ターゲット」というお店に行きました。みんな行っていると聞いていたので行ってみたいと思っていたお店でした。そこでずっと欲しかったメガネを買いました。ターゲットには洋服はもちろん、お菓子や文房具などの日用品も売っていてとても気に入りました。ターゲットは日本にはまだないので、早く出店してほしいです。
★今日は初めて日本食を作ってあげました。白米にふりかけをかけたり、味噌汁を作ったりしました。ホストファミリーは日本食が好きになってくれるか不安でしたが、意外と人気があって、おかわりもしていたのでとてもよかったです。
★今日は朝食からパンケーキ、スクランブルエッグ、フレンチトーストととても豪華でした。食べ終わった後宿題や日記を書いたあと、ホストマザーとホストファザーに連れられてレストランに行きました。メニューを見ても全て英語で書かれていたのでホストマザーが分かりやすいように読んでくれました。僕は「チキンキャサリア」というのを注文しました。自分ではそれがチキンを使った料理としかわからなかったけど、しばらくして注文したものが到着して食べてみると結構おいしかったです。
★夜ご飯はサーモンを切って丼にしてしょうゆをかけて食べたり、さしみにして食べました。アメリカの人は全然ごはんを作らないって聞いてたけど、そうでもないことがわかった。ホストマザーもサーモンの丼がすごく気に入ったみたいだった。ホストマザー本当にいい人!このお家に住みたい!!

 

 今日はみんなが楽しみにしていたサンフランシスコ1日遠足!!しかし!あいにくの雨(小雨)となってしまいました。明け方からシトシトと雨の音が聞こえていました。この時期にペタルマで雨が降ることは珍しいそうで,ホストファミリーの方々も驚いているようでした。肌寒い中でしたが,みんなのテンションは朝からMAX状態(笑)そして,バスの中でもその状態は続いていましたね!
約1時間経った頃にまず「ゴールデンゲートブリッジ」に到着!アメリカに着いたその足で訪れた場所とは反対側に位置する所から大きくそびえたつ赤い橋を見ました。雲が多く,橋にうすく霧がかかっていましたが,ゴールデンゲートブリッジが一番美しく見えるスポットで記念撮影をしました。サンフランシスコでも一番の名所ということもあり,たいへん賑わっていました。あちらこちらから様々な言語が飛び交う場所でした。                                                              
 ゴールデンゲートブリッジをあとにし,次に向かったのが「ピア39」。ここは,サンフランシスコのメジャーな観光ポイントで,観光客も地元の人も楽しめる場所です。昔,ピア(埠頭)だった場所が、今はたくさんの店などが入り,常に人を引き寄せる場所に変わりました。この「ピア39」は,「フィッシャーマンズワーフ」とも隣接しており,周辺にはお土産ショップや楽しい店が集中しています。海を眺めたり,新鮮な魚介類を食べたり,お土産を買ったりと1日いても飽きないところです。まず,「ピア39」の目の前にある有名なカニのモニュメントを背にグループ記念写真を撮影しました。その後は自由行動!みんなあっという間に四方八方にいなくなってしまいました。みんなを探しながら一軒,一軒お店を見ていくと,サンフランシスコのお土産を扱っている店,近くの海でとれた貝殻を使用し美しい飾りを扱っている店,採れたてのエビやカニを使ったレストラン,チョコレート専門店,メリーゴーランドなど見るだけでも楽しいお店ばかり。レストランで「Fish & Chips」を食べたり,ピア39がウリにしているクラムチャウダー(丸型のフランスパンの中身をくりぬき,そこにクラムチャウダーを注いだもの)を食べたり,お土産をじっくり選んだり,とても楽しそうな姿が見られました。                          
 集合時間の5分前にはしっかり全員集合していたところも大変素晴らしかったです。しかし,一番安心したのはやはり,全員が安全だったということです。観光地は様々な国から訪れている人で賑わっていました。一見楽しそうにしか見えない場所ですが,観光地には危険はつきものです。しかし,自分の持ち物や貴重品などを全員がしっかりと管理できていました。来週は州都サクラメントへの1日遠足が予定されています。今日のようにテキパキと行動し,安全でたのしい遠足にしてほしいです。
帰りは交通渋滞のため,ペタルマまで2時間近くかかっての到着となりましたが,みんな充実した表情!明日もまたがんばりましょう!

  

 今日は久しぶりに朝から太陽がまぶしく、気持ちのいい朝を迎えることができました。子どもたちは昨日の疲れが残っているのか、朝は少し元気がありませんでしたが、徐々にテンションが上がってきました。今日はいつも授業で使っているペタルマコミュニティーセンターを飛び出して、「アドビ州立公園」で一日の活動が行われます。車で約10分走ったところでアドビ州立公園が見えてきました。大きな木々に囲まれた静かで落ち着く公園です。野生のうさぎも見ることができ、みんな大興奮!男子数名はウサギと競走をしていました!(笑) 

 青空教室での授業がスタートしました。まず、公園にある様々なものを英語で何と言うのか挑戦しました。まだ学習していない単語が多く、覚えるのに苦戦していましたが、みんななんとかクリアすることができました。身の回りの物を英語で言えるようになったので、次は4つのグループに分かれて「I spy」というゲームをしました。このゲームは、出題者が公園にあるものを1つ選び、その物の特徴を1つずつ言います。解答者は何について言われているか分かった時点で走り出し、その物に一番に触った人が正解となります。ゲームに勝利するためには、出題者の英語をよく聞き、周りを見渡しながらよく考える必要があります。どのグループも出題者の英語をよく聞いて、助け合い、教えあいながら楽しそうに活動していました。陸上部に所属している子どもが数名おり、足の速さにビックリしました。アメリカに来てはじめての全力疾走を見て、いつもの英語の授業では見られない一面を見ることができました。

 お昼ご飯を食べる前に少し時間を頂き、来週行われる「さよならパーティー」に向けた話し合いを行いました。舞台発表は書道パフォーマンスやお箸を使ったゲームなど全部で8種類行うことが決まり、役割分担をするために希望調査を行いました。これから会順や設営の仕方など細かいことを決めていきます。1週間後に迫っている「さよならパーティー」に向け準備を着々と進めています。最後に、TCのニケール先生とナサニエル先生へ授業の最終日に渡すメッセージカードを配布しました。今週末を使ってお世話になった2人へメッセージを書いてくることを宿題としました。ホームステイも残すところあと11日となりましたが、帰国が近づくにつれて徐々に忙しくなってきています。時間を有効に使って、メッセージ書きやさよならパーティーの準備を進めて欲しいです。 

 午後は、アドビ州立公園内にあるカリフォルニアの歴史について学ぶことができる施設を訪問しました。ネイティブ・アメリカン(アメリカの先住民族)がこの土地でどのような生活を送ってきたのか、そして歴史的な背景からカリフォルニア州ができるまでを学びました。外国語を使って歴史を学ぶことは簡単なことではありませんが、現物を見たり、触ったりして理解を深めることができたようでした。ペタルマでなぜスペイン語をよく耳にするのか、どうしてメキシコ料理を扱っているレストランが多いのかも同時に理解できたようです。私自身も初めて知ることばかりで、今日の施設見学はとても興味深いものとなりました。そして、改めて外国語(英語)を学ぶ、習得することは、その国の歴史的背景も知る必要があると痛感しました。明日は、午前中の授業のあと基金を募るために「カーウォッシュ」と「ガレージセール」を行います。みんなの活躍が楽しみです。

 

 今日もカリフォルニア,ペタルマは快晴に恵まれました。今日の子どもたちの格好は普段と違い,短パンにTシャツとサンダルというカーウォッシュスタイルです! みんな朝からやる気100%! 基金を募るために作成した看板を持って,車で10分ほど走ったところにある「コタリ」に向かって出発しました。ペタルマグループが到着すると,そこにはサンタローザグループがすでに準備を済ませ,待機していました。今日は2グループが協力しあい,たくさんの基金を集めるために活動しました。

まず,宣伝係の数名は看板を持って車通りの多い道へ出かけました。アメリカ式の宣伝方法は,看板を上に高く掲げ,看板を横に揺らして運転手の注意を引くようにします。早速子どもたちも挑戦です!最初は看板を横に揺らしているだけでしたが,慣れてくると「カーウォッシュ!カーウォッシュ!カーウォッシュ!」と大きな声で一生懸命宣伝をする姿が見られました。その効果があり,数台一気に洗車場へと入ってきました。カーウォッシュ係はすぐさま出動し,まずは車全体の汚れを噴射機できれいに取り除き,その後は洗車用の洗剤で隅々まで洗いました。洗剤を流し終えると,車体に残っている水分を全てふき取り,磨き上げる作業を行いました。1台あたり20分くらいかけて,丁寧に洗っていました。途中,大きなトラックが来て,洗うのに悪戦苦闘していましたが,背の高い男子たちがテキパキと動いてくれ,スムーズに作業を進めることができていました。ペタルマグループのニケール先生の車を洗車することになり,みんな大喜び! どの車よりもピカピカに磨き上げられ,ニケール先生もとてもうれしそうでした。

カーウォッシュと同時開催されたのが「ガレージセール」! テーブルには子どもたちが日本から持参した風呂敷や石鹸,和風柄のバックに日本のお菓子などなどテーブルからはみ出るくらいのたくさんのものが売られていました。人気だったのが和風柄の小物やバックでした。風呂敷の使い方が分からないというお客さんがいて,数名の子どもたちが商品を包んでみせたりして丁寧に使い方をレクチャーしていたようでした。日本ではカーウォッシュやガレージセールをすることはめったにないので,子どもたちは一日中やっていても飽きないようでした。

明日はホストファミリーが経営している農場にお手伝いに行くことになりました。どんなお手伝をすることになるのか,そしてアメリカの農場についても詳しく知る機会になりそうです。暑い中でも作業ですが,私たちを受け入れてくださったホストファミリーのためにもがんばります!

 

ペタルマ レポート 8月8日(金)

 「先生,今日はTGIFですね!!」という会話でスタートした1日。「TGIF」って何?と首をかしげている子どもたちが多かったのですが,数名はそうだね!とうなずいていました。今朝,ホストファミリーから「TGIF」という意味を教えてもらったようで,早速実生活で使ってみたようです。「TGIF」とは「Thanks God It's Friday.」の略語で,「花金だ!」や「やっと金曜日だ!」という意味で,週末がやってくる解放感を表す感動詞として使われています。意味を理解した子どもたちは「あぁ〜!なるほど!」と納得した様子!新しく知った単語や表現を仲間と共有しあうことができるようにまでなったペタルマグループ! 絆の深まりを感じることができた一場面でした。

今日の英語の授業は昨日行ったカーウォッシュとガレージセールの感想をたずねるところからスタートしました。「過去形」にまだ馴染みがない子どもたちにとっては,返答をするときが少し難しかったようでしたが,なんとかクリアーしていたようでした。時制に合わせた表現を使いこなせるようになるには,まだ時間がかかりそうですがみんな頑張っています。次に学習したのは,主語が「3人称」になったときの英文です。日本語には存在しない文法の1つということもあり,これには全員が悪戦苦闘!!「なんでこの形になるの??」と最初は全く理解できていない様子でしたが,そこはTCのニケール先生の腕の見せ所! ALT(外国語指導助手)として滋賀県で3年間勤めていた経験を持つニケール先生は,私たち日本人が苦手としている部分をよくわかっていました。スモールステップで分かりやすく,丁寧に教えてくださったおかげで,少しずつ使い方が分かってきたようでした。「do」と「does」のどちらを使えばいいかという問題が教科書にありましたが,全問クリアすることができました。みんなGREAT JOB!です。

いつもはお昼ご飯をペタルマのコミュニティーセンターの外で食べているのですが,今日はいつもとちがう所でお昼を食べるために,まずは車で午後の活動が行われる農場に移動しました。到着した農場には,広大な土地と大きな2階立ての家がそびえたっていました。敷地内には三ヶ所もの小さな噴水があり,家庭菜園や色とりどりのお花も植えられていました。いつもとは違う景色を見ながら食べたお昼ご飯は格別でした。お昼ご飯のあとは早速作業開始です。日差しが強い中での作業となりましたが,花壇や農園の草むしりや花の植え替え,落ち葉集めなどをがんばりました。休憩時には冷たい水とチョコレートクッキーの差し入れも頂き,みんなの疲れを一気に拭きとばしていたようです。私たちを受け入れてくださったホストファミリーのために自分たちができることを精一杯取り組んだ金曜日の午後の活動となりました。明日からはアメリカで過ごす3回目の週末です! 全員の日記に『Have a great weekend!』と書き添えました。

 

 月曜日がスタートしました! アメリカで向えた3回目の月曜日です。朝から週末の話題で盛り上がっていました。週末があまりにも充実していたのか,眠そうな顔もちらほら見られましたが,午前中の英語の授業のはじまりです。まずは,How was your weekend?と週末についてたずねる活動からです。毎週月曜日はこの活動からスタートしているということもあり,はじめの頃からすると週末にどんなことをして,どんな風に感じたかなど相手に伝えるために必要な英語がスムーズに出てくるようになってきています。みなさんの成長が感じられた活動となりました。次は,「感情」を表す単語について学びました。sadやhappyには慣れ親しんできたようでしたが,「nervous」や「embarrassed」などはじめて習う単語も多くあったようです。ニケール先生から,「感情を表す単語は必ず1日に1回は使う機会があるので,新しく習った単語を積極的に使いましょう」とアドバイスを頂きました。次の学習は環境問題,Global Warming(地球温暖化)についての英文を読み,環境問題について考えて自分の意見を述べるものでした。授業で使用している教科書の後半部分に入り,難しい活動も出てきましたが,環境問題について原因や解決方法などを友達と話し合い発表することができていました。授業の最後は買い物でよく使う英語〜応用編〜について学びました。店員と客に別れ,客が値段をたずねたが買う予定がないということを伝え,買わない理由を伝える活動です。値段をたずねるところまでは全員がクリアしましたが,「なぜ」買わないかという「理由」を答えるのに一苦労していました。「値段が高すぎるから」「色が好みじゃないから」など想定される答え方を全員で考えていきました。

青空の下でお昼ご飯をとったあとは,コミュニティーセンターの一室で活動している「キッズクラブ」へ参加しました。「キッズクラブ」とは日本で言う「学童保育」といったところです。2歳から6・7歳の子どもたち約50名が所属しており,ペタルマグループが紹介されるとニコニコしながら日本から来たお兄ちゃん,お姉ちゃんたちを見ていました。1人ずつ短い自己紹介を終え,4つのグループに別れて午後の活動スタートです。

1つ目のグループは大ホールでどっちボージボール。しかし,普通のドッジボールではありません。なんと,ボールを8個も使います。色々なところから飛んでくるボールにあたふた…。小さい子どもたちを相手にしているので,ちゃんと力加減をしながらボールを投げる子どもたちの姿がとても大きく見えました。

2つ目のグループは室内で「だるまさんがころんだ(英語版)」をしていました。日本語ならみんな得意ですが,ここはアメリカ! 英語で全て行われているので,いつもとは勝手がちがい少し戸惑っていました。キッズクラブのこどもたちに助けられながら!?「英語版だるまさんがころんだ」を楽しむことができたようです。

3つ目のグループは,アクセサリー作りをしていました。毛糸やビーズ,紙で作ったお花を使って首飾りを作っていました。作成しながら,「どこから来たの?」「日本ってどこにあるの?」「何歳?」「どこに住んでいるの?」など質問攻めにあっていたようです。お兄ちゃん,お姉ちゃんが首飾りを作ってプレゼントすると,子どもたちは大喜び!わたしにも!ぼくにも!同じ物を作って!と何度もお願いされていました。

4つ目のグループは外に作られた特別アトラクションでトランポリンを楽しんでいました。同時に8名が家型の巨大トランポリンに入り,そこで跳ねたり,回転したりしていました。キッズクラブの子どもたちよりも,ペタルマグループの子どもたちの方がどうやら楽しんでいたようでした。幼少時代を思い出したのかな?

それぞれの活動が終わり,最後にキッズクラブの子どもたちの一緒に映画鑑賞をしました。子ども向けの映画といっても,英語でしかも字幕なしで鑑賞するのは至難の業。ついウトウトしてしまい眠気と戦いながら頑張っていました。 このホームステイプログラムもあと1週間。明日は最後の1日遠足で州都サクラメントを訪問します!

 

ペタルマ レポート 8月12日(火)

 今日は州都,サクラメントへの1日遠足でした。このプログラム最後の終日研修ということで子どもたちは朝からテンションが上がりっぱなしでした。「今日でお土産を全部買うために○○ドル持ってきました!」「自由時間はどれ位ありますか?」など朝から質問攻めにあいました。

州都サクラメントはペタルマからバスで約2時間かかりました。牛や馬が放牧されている広大な風景を長い時間眺めていましたが,その光景がいきなり高いビルと歴史が感じられる建物へと変わったと思ったら,もうそこはサクラメントでした。サンフランシスコとは一味違う大都市の雰囲気があり,街中にはスーツを着た人たちが多く見られました。バスを降りて,まずはカリフォルニア州議事堂の前で写真撮影を済ませて,敷地内の見学へ向かいました。敷地内は芝生や木々などがきちんと管理されており,ゴミ1つ落ちていませんでした。また,敷地内にはカリフォルニア州の英雄となった人々への感謝の気持ちを表し数多くのモニュメントも建立されていました。次はセキュリティーチェックを受けた後,議事堂の中の見学です。カリフォルニアの豊かな歴史を保存し,地震から守るために完全補修されたこの議事堂の中は高い天井にカラフルなステンドグラスが使用されており,見ているだけで心が落ち着くような場所でした。世界中から観光客が訪れるそうで,パンフレットが様々な言語によって作られていました。

議事堂をあとにし,次に向かったのは「オールド サクラメント」という場所です。鉄道記念博物館などがある,カリフォルニアの古い歴史が感じられる町並みでした。そこで本日2回目の記念撮影を終え,昼食及び自由時間の開始です。昼食にホットドックやハンバーガーにかぶりつく姿を多く見ました。はじめの頃はアメリカンサイズにただただ驚くばかりでしたが,今となってはもう見慣れたサイズです。アメリカンサイズのハンバーガーでもペロッとお腹の中に収まってしまうほどになったようです。昼食の後はみんなショッピングの時間です。「先生,キーホルダーが○○円ですごく安いですよ!」とお得な情報を教えてくれる子どもたち。早速そのおのお店に行ってみると,お土産が本当に安くて驚きました。サクラメントに来た記念にとキーホルダーやマグネットをたくさん購入してしまいました。色々なお店を回っていると,子どもたちが群がっているお店を発見! 何のお店だろうと思いのぞいてみると,そこには色とりどりのキャンディーが!! 見ているだけでも楽しくなる,そんなお店でした!

帰りの集合時間が近づき,集合場所へ早めに行ってみると半分くらいの子どもたちがもう集まっていました。エライ!!さすが!と思っていたら,集合時間が過ぎてもまだいない子どもたちがいました…。何かあったんだろうか?と心配していたら,集合時間から遅れること5分。駆け足で集合場所まできました。こちらでの生活も1週間をきりました。集合時間が守れないなどの「油断」が「大ケガや大事故を招く可能性があるんだよ」という話をすると,「すみませんでした」と反省の一言がありました。一週間後の今日はもう帰国の途につきます。残り7日間,全員の安全と無事が1番大事だと改めて思いました。

明日は,いよいよ「さよならパーティー」本番です。先日,発表内容と仕事分担が決まりました。ホストファミリーへのメッセージを伝える時間もあります。4週間で培った英語力で感謝の気持ちを伝えて欲しいです。

 

 今日は「さよならパーティー」の準備と本番を迎えます。昨日の州都サクラメントへの長旅で,疲れが残っているようですが,今日はホストファミリーに感謝の気持ちを表す日です。「ペタルマグループ26名全員で協力してパーティーを成功させよう!」と気合を入れた後,1日がスタートしました。まず,さよならパーティーの準備をはじめる前に来週火曜日にせまっている帰国に関することを再確認しました。スーツケースの重さやもって帰れない品物など出発前のオリエンテーションで説明されたことをもう一度確認しました。「1週間後の今頃はもう日本なんだね…」とささやく声がポツリ…。アメリカで過ごした日々があっという間だったということを改めて実感しました。

さて,いよいよパーティーの準備にとりかかりました。午前中は3グループに別れて準備を進めました。1グループ目は,「さよならパーティー」という巨大看板の作成,2グループ目はホストファミリーにプレゼントする首飾りの作成,3グループ目はパーティーに参加してくださったホストファミリーに手土産として渡すプレゼント(折り紙で作成したもの)の作成をしました。これらの作業をしながら,会場に掲示する習字とホストファミリーにプレゼントする習字の2枚を書き上げていきました。時間に追われながらの作業となりましたが,どのグループも一生懸命取り組んでいました。日本人の得意技である「お・も・て・な・しの心」がホストファミリーに伝わるようにと願いながら1つ1つ丁寧に仕上げていました。

お昼ご飯の後もパーティーの準備の続きです。いつもなら1時間のお昼休憩ですが,今日は15分前には全員教室へ戻ってきました。「パーティーの準備がまだ終わってないから!」,「パーティーを絶対に成功させたい!」とのこと…。4週間お世話になったホストファミリーへの感謝の気持ちがあふれ出しそうなくらいみんなの胸の中にあることを知りました。

午後は「メッセージカードの作成」からはじめました。全員が事前に用意してきた英文をTCの先生方から添削してもらい,メッセージを書き,シールや絵できれいにデコレーションしました。カードの裏にはホストファミリーと一緒に撮影した写真を貼り付けました。1時間という短い作成時間でしたが,時間ギリギリまできれいにカードをデコレーションしていました。カードの作成が終わり,次はパフォーマンスごとに別れて,英語で説明文を作ったり,パフォーマンスの流れの確認をしました。その後,リハーサルを行い最終確認。人前で発表する緊張からか,英語を読む声,スピードが速い,速い!! リハーサルを一通り終えると英文を落ち着いてはっきり読む練習をしました。リハーサルが終了し,次は個人でパフォーマンスをする人たちの練習です。出し物は「カップス」,「ピアノ演奏」,「けん玉」,「ダンス」の4つです。パーティーの開始時間が迫っていたので練習時間が短いのが心配になりましたが,なんとか間に合いました。パーティー会場のデコレーションや設営もギリギリ終了し,さぁさよならパーティーのスタートです。

<さよならパーティー会順>
1 開会のあいさつ 一磨
2 食事
3 書道パフォーマンス ◎まどか 夏音 真依 文音
4 おはじを使ったゲーム ◎真希 ◎大樹 隆斗 励 うらら
5 ○×ゲーム ◎友梨子 彪真 瑠伽 一磨
6 カップス披露
7 ホストファミリーへメッセージ(前半)
8 日本のお菓子紹介 ◎江里菜 卓也 雄太 滉太
9 Let's try折り紙 ◎真夕 里佳 凪 風香
10 ピアノとけん玉のコラボレーション披露
11 日本の遊び ◎寛智 はる あゆみ
12 ホストファミリーへメッセージ(後半)
13 ダンス披露
14 「ご縁」と「五円」について ◎茉子 竜也
15 プログラム修了証書授与
16 閉会のあいさつ ニケール先生

このパーティーは食事を持ちよる「ポットラック形式」で行われました。ホストファミリーが様々な料理を持参してくださり,会場の中はいいにおいが充満していました。開会のあいさつのあとはまず食事から済ませました。どれもおいしそうだけれど,全部とったら食べきれないという位食事が用意されていました。アメリカに来てからみんなが大好きになった「レモネード」も準備されていました。お腹が一杯になったら,私たちの出番です。舞台に立ったら全て英語で伝えなければならないプレッシャーから,みんな顔がこわばっていました。大丈夫かな??と少し心配していましたが,さすがペタルマグループ! はっきり英語を発音し,堂々と舞台上で活躍していました。どのグループもホストファミリーが参加して楽しめるようなものになっています。「参加したい人はいませんか?」との呼びかけに,ホストファミリーもノリノリでどの出し物も大成功を収めることができました。個人の出し物も今日しか練習時間がなかったにもかかわらず,パーフェクトなパフォーマンス!会場が拍手に包まれました。

さよならパーティーの中で最も静寂に包まれたのが,やはり「ホストファミリーへのメッセージ」発表でした。つたない英語ながらも,自分のホストファミリーが座っている方を見ながら,感謝の気持ちが伝わるように一生懸命な姿勢がありました。みんなの発表を目の前で聞きながら,胸の奥がジーンと温かくなり,ホストファミリーとこの4週間で築いてきた信頼関係の素晴らしさを感じることができました。さよならパーティーの最後には,1人ずつ名前を呼ばれ「プログラムの修了証書」が手渡されました。修了証書を手にし,この4週間の思い出が走馬灯のようによみがえってきたようでした。さよならパーティーで「ホストファミリーに感謝の気持ちを伝えたい!」という目標を100%達成することができた1日となりました。また,このペタルマグループの絆の強さを改めて実感することができました。ホームステイプログラムが終了するまであと6日。悔いの残らぬように,1日1日を大切にしてほしいです。We did great job!!

 

ペタルマ レポート 8月14日(火)

 昨夜はさよならパーティーが終わって,帰宅したのが9時過ぎだったということもあり,みんな朝からテンションが低めでした。授業がはじまる前は昨日のパーティーを撮影した動画を見て,話が弾んでいるようでした。さぁ,授業のスタートです。今日はまず,昨夜のパーティーの感想を述べる活動からスタートしました。「great」,「nervous」,「fun」,「enjoy」,「tired」などの単語がよく聞こえてきました。感想を述べる活動が終わると,みんなが苦手!?としている「リーディング」へ移りました。教科書の後半になるにつれて,読む英文の量が増え,また単語のレベルも難しくなってきました。今日は,「運転免許証」についての物語でした。難しい単語の意味を確認してから,読む練習。それが終わると,7つの問いに答えます。じっくり英文を読んで,7つの問いの答えを一生懸命探しています。「英文を読むこと」はときに「忍耐」を必要とします。集中してじっくり読み込む,これが最初のころに比べるとできるようになってきました。リーディングの後は,グループごとに別れて,パスポートなどをはじめとする公的な証明書を取得するには,どんなものが必要か話し合って発表しました。

授業の最後には,新しい文型を学習しました。これまで,「現在形」,「過去形」,と学習してきましたので今日は『未来形』を習いました。未来形を作るにはどんな単語が必要なのか理解したあとは,フォーチュンテラー(占い師)になったつもりで,相手の未来を述べる活動をしました。今週はサクラメントへの終日研修にさよならパーティーの開催とイベント盛りだくさんで,普段より疲れている中でしたが,「英語を話せるようになりたい! がんばりたい!!」という雰囲気で授業に取り組むことができていたようでした。

お昼ご飯のあとは,ペタルマ野生動物博物館に向けて出発! 何が見られるんだろうね?とワクワクしながら片道1時間の道のりを歩きました。博物館に到着して,早速入場するとそこには圧倒される光景がありました。壁一面に様々な動物の剥製が展示されており,よく見ると飼育かごには生きている動物もいました。みんな興味しんしん! 長い道のりを歩いてきた疲れが一変に吹き飛んだようで,一気にテンションがMAXになりました。その一方で,動物,特に爬虫類が苦手な子どもたちは顔が引きつっていました。博物館の方から野生動物の「カモフラージュの仕方」について説明を受けた後,いきなり大きなニシキヘビが2匹登場!! 博物館内が悲鳴と歓声に包まれました。「触ってみたい!!」とのみんなのオファーに答えてくださり,2匹のヘビを触らせてもらいました。その後,イグアナ,ヤモリ,ヘビ,ゴキブリ,クモ,かめなどに触れさせてもらい,アフリカやアメリカ国内で見られる動物たちの剥製をみながら野生動物について学びました。日本の動物園ではガラス越しに見るだけの爬虫類たちも,この博物館では可能な限り触れ合う体験をさせてくれるそうです。この博物館まで長い道のりでしたが,「頑張って歩いてきたかいがあったね」と思えるような経験をすることができました。

明日はペタルマの学校見学です。日本の学校との違いにたくさん気づいて欲しいと思います。

ペタルマ レポート 8月15日(金)

 今日は,いつも授業で使用しているコミュニティーセンターを飛び出して活動を行いました。午前中はペタルマにある「ジュニアカレッジ」を見学しました。ジュニアカレッジは日本で言うと短期大学や専門学校にあたる学校です。敷地がとても広く,校舎は比較的新しくてとてもきれいでした。早速,ニケール先生から課題が出されました。グループになり,この学校の地図を作成しなさいとのこと。集合時間と場所の伝達をして,みんな元気に出発していきました。私が一人で校舎内を歩き回っていると,「あそこに本屋さんがあったよ!」「学生が無料で使えるスポーツジムがあった!」など教えてくれました。日本の学校との違いをすぐ認識できる力がついてきたようです! 約1時間後,完成した地図を持って全グループが集合しました! そしてグループごとにどこにどんな建物があったのか発表しました。ニケール先生からお褒めの言葉を頂いたグループの地図は校舎の名前が英語で書いてあり,敷地内の隅々まで正確に地図に記入されていました。ジュニアカレッジをあとにし,いつものコミュニティーセンターに徒歩移動しました。到着して,いつもの場所でお昼ご飯を食べていると,「ここでこのメンバーでお昼ご飯を食べるのもあと1回だけなんだよね…。4週間って本当にあっという間!まだここに居たい!」という声がとても多く聞かれました。今日は,プログラム期間中に起こった出来事を話しながら,全員で楽しくお昼を食べました。

昼食後は,ペタルマで一番新しいショッピングモールへ出かけました。そのショッピングモールの一番人気店は「ターゲット」というお店です。数名はもうホストファミリーと行ったことがあるとのことでしたが,ほとんどがまだ行ったことがなく,みんなワクワクしていました。ショッピングモールに到着し,ただショッピングをするだけではもったいない!というニケール先生の考えで,アメリカと日本の品物の値段を比較しながら買い物をしようという課題が出されました。値段を記入するワークシートをもらって,ショッピングのスタートです。大きな大きなショッピングカーやお店のマークをかたどったモニュメントの前で記念撮影をしたり,みんなとても楽しそう! 店内に入ると,お店の広さにびっくり! どこに何があるのか,探すだけで一苦労!というくらい広い店内です。アメリカに来た記念に洋服や靴を買ったり,家族や友達のお土産にお気に入りのスナックやチョコレートを買ったり,みんなの目が輝いていました。また,店内には日本でもよく知られている「スターバックス」がありました。日本の値段と比較してみるとかなり安く,コーヒーやフラペチーノなど色々な飲み物をエンジョイしていました。

サクラメントへの終日研修やさよならパーティーなど今週は忙しい1週間でしたが,とても充実していました。明日からはアメリカで過ごす最後の週末です。ホストファミリーとの時間を大切にして,最後の週末を思いっきり楽しんでほしいです。来週火曜日の早朝にこちらを出発して帰国となります。本当にあっという間だったこの4週間。ペタルマグループのメンバーと共に過ごすのもあと少しだと思うと悲しくなりました。

 

 ホストファミリーと過ごす最後の週末を終え,今日から新しい週がはじまりました。残念ながら外は小雨でしたが,天気とは真逆でみんなのテンションは朝からMAXでした。最後の週末をどのように過ごしたか,明日はいよいよ帰国だ…など色々な話が聞こえてきました。全員が言っていたのは,今日でこのペタルマコミュニティーセンターで授業を受けるのが最後になるということでした。みんなでお昼ご飯を食べるのは今日が最後なんだよね…。信じられない…。と言ったような声が多く聞かれました。

今日は外での授業を計画していましたがあいにくの天気で,急遽いつも通りセンターの一室をお借りして授業をしました。今日が最後の授業ということで,今日は「スペイン語」の学習をしました。ある家庭のホストシスターは,このプログラムに私たちと同じように毎日参加して,つたない英語力の私たちをいつも助けてくれました。このホストシスターの家族は,お父さんがメキシコ出身,お母さんがグアテマラ出身です。ホストシスター自身はアメリカで生まれたため,学校や友達とは英語で話しますが,家ではスペイン語を使うバイリンガルです。そして,私たちの先生であるニケール先生はスペイン語を学ぶために約2年間留学していたそうで,流暢にスペイン語を話します。今日はこの2人が先生となって,簡単なスペイン語教室が行われました。まずはあいさつの「Hola!(オラ)」からはじめ,自己紹介や相手の体調のたずね方,数の数え方なども学びました。いつもは英語が飛び交っている教室が,今日はスペイン語だらけ!短い時間でしたが,英語以外の外国語に触れる機会に恵まれ,素敵な思い出ができました。

ペタルマグループのこれまでの行いが報われたのか,昼前から天気が回復!! 早速全員でBBQの準備をはじめました。すると,数名のホストファミリーがBBQのお手伝いに来てくださいました。日本でもお鍋をかこむときに「鍋奉行」がいるように,ここアメリカにも「バーベキューマスター」という存在がいるということにみんなびっくり! バーベキューマスターである家庭のホストファザーはさっと火をおこし,ソーセージなどの準備をしてくださいました。ソーセージが焼きあがったよ!という一声でみんな大集合! ピクルスやマスタード,ケチャップをのせたりしてみんなおいしそうに食べていました。サルサソースとチップスもみんなのお気に入りで,あっという間になくなっていました。食後にはもちろんアメリカンスタイルのデザートが待っていました。バーベキューをすると必ずどの家庭でも振舞われるデザートで「Some More(サムモア=もっと)」が縮んで『スモア』と呼ばれます。スモアはBBQの残り火でマシュマロをあぶり,クラッカーとチョコレートで熱々のマシュマロをはさんだものです! 名前のとおり,1つ食べると手が止まらない美味しさです。マシュマロの熱で溶けたチョコレートとクラッカーの相性がバッチリです! 多い人では3つも完食していました! すごい食欲にホストファミリーもびっくりしていました!

食後は,最後にみんなでレクリエーションをしようということになり,日本式「陣取り」をしました。アメリカにも似たようなゲームがあるようで,みんなエキサイティング! 広い公園を走り回っていました! たくさん食べたあとだったので思うように走れない人もいましたね。敵の陣地に入ったところまではよかったのですが,すぐに捕まえられてしまっていました(笑)

休憩をとり,ペタルマグループだけでささやかな「お別れ会」を行いました。まずは,4週間みんなに英語を教えてくださったニケール先生から「みんなと過ごした4週間はとても楽しかったです。みんながいなくなると思うとさびしいです。でも,また日本に戻ってこようと思うのでその時はみんなの町を紹介してください。これからも連絡を取り合いましょう!」とメッセージを頂き,メールアドレスの交換をしました。そして,次は私たちから2人の先生方へ感謝の気持ちを込めたメッセージとプレゼントの贈呈。2人に幸運が訪れるようにと「Happy Cat」と「桜や竹が描かれたスタンドライト」を送りました。2人もとても喜んでくれていました。最後に,ニケール先生のお母さんやお兄さんも加わり全員で写真撮影をしました。

ホストファミリーが迎えに来る時間が近づいてくると,「帰りたくない・・・。みんなと一緒にもっといたい…。」という声が聞こえました。明日はいよいよ帰国の日です。ホストファミリーとの別れもですが,4週間を共に過ごしたペタルマグループのメンバーともお別れ。悲しみが何倍にもなりそうです。

 

 

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