MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

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8月08日

8月12日

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8月18日

  2014年7月23日の午後4時過ぎ(現地時間)、いよいよワシントン州のアーリントンに、みんな無事に着きました。これから平日に毎日通うスタディセンター前には、雨の中たくさんのホストファミリーのみなさんが、迎えにきて待っていてくれました。それぞれが、歓迎の手作りボード(中には日本語で書いてある物も)を持ち、花を持ち、笑顔一杯の出迎えでした。

23日早朝,家族や友人たちに見送られて鹿児島空港から羽田空港に向かいました。初めて飛行機に乗る人もいて,また仲間とのフライトに,それぞれ表情はとても明るく,隣の席の人と話で盛り上がり,わくわくしているのが分かりました。定刻に到着。スタッフの方に導かれて,空港の外に出ます。夏休みということもあって,人の多い空港では,団体行動が大切。ポイントポイントでの集合もとても早いです。 次は成田空港にバスで移動。車中でスタッフの方と打ち合わせをしていると突然の歓声。「おおー,近い!あの球体が某テレビ局だぁ」思わず写真をパチリ。しばらくするとまた歓声。「おおー,見えたよ。あれがシンデレラ城だ」この旅の一番の目的地に到着する前から,様々なところに喜びを感じていました。さあ,そしていよいよ成田空港到着。ここでは,チェックインの他に出国手続きなどを行います。大変お世話になったのは,空港のグランドスタッフの方々。生徒たち一人ひとりのチェックインを行って下さり,手荷物預けカウンターでは,導いてくださいました。スタッフのみなさん。本当にありがとうございました。みんなでお礼を言って,いよいよ中へ入ります。

次は出国手続き。パスポートセットを準備して一人ひとり審査を受けます。その際,パスポートにスタンプをもらうのですが,「私は8ページ押してもらった」「私は9ページ」このようなことも,皆さんにとってとても新鮮だったのですね。微笑ましい光景でした。ここからは,しばらく空港で待機です。搭乗予定時刻の5時半まで,各自ゆったりとくつろいでいました。5時半。ようやく国際線への搭乗です。座席に着くとさっそく見つけたのは個別のモニター。電源を入れてみると,映画やアニメ・ニュース,そして何とゲームまで!(フライトの間,結構楽しんでいました) しばらくすると食事が出ました。機内食どうだったでしょうか?

さて,このフライトで大切なのは,現地に到着してからのことを考えて,しっかりと睡眠をとること。リクライニングシートでの睡眠は慣れなかったもしれませんが,ちゃんと睡眠をとっていました。約9時間のフライト後,ようやくワシントン州シアトルタコマ空港に着陸です。飛行機を降りると,いよいよ入国審査。パスポートと税関申告書を持って臨みました。(もちろん)英語で質問されます。ここでもひとりずつなので,みんなの緊張感が高まります。終わって出てくると。「『English?』ときかれて『No.』と答えました。」「何て言えば良かったんですか。」「教科書で学習したでしょ。○○日間は『For ○ days.』」「あ〜,そうだった!」

次はメインターミナルで,いよいよCTとの対面です。元気のあるお二人が色々と話しかけて下さり,最初は頭の中が「???」だったのが,少しホッとしたようでした。空港内で記念写真をパチリ(HP掲載)。
ここからは約1時間半のバスでの移動です。疲れていたのでしょう。ほとんどの人が車中では寝ていました。雨も振り,少し寒かったですね。そしてホストファミリーとのご対面。ホストファミリーたちがウェルカムパーティーを開いてくれました。各家庭から様々な種類のピザやサラダ類,フルーツ(スイカのカーヴィングでクジラもありました)。

ビュッフェスタイルで好きな物を手に取り,自分のファミリーだけでなく他のファミリーの方と話したり,また互いにけん玉の技を披露したり。とっても楽しいひとときでした。私も何家庭かの方とお話しました。みなさん本当にとても親切で,家庭で過ごしたここ数時間に,生徒たちを和ませようと色々と働きかけてくださっていました。

これから始まる一ヶ月間の生活が楽しみです!

 

アーリントン レポート 7月24日(木)
  今日はいよいよスクールが始まります。ランチバッグとバックパックを持ってホストファミリーに送られ,前日にホストファミリーと出会ったStudy Centerに集合です。それぞれの英語学習年数からグループに分かれての学習を行っていきます。

まずはオリエンテーション。最初に,封筒と冊子が配られました。封筒には,ホームステイにおける注意点(英語)が書かれてあり,いくつか読み上げられました。次は自己紹介です。自分の家族とホストファミリーの紹介を行います。「ん? 英語で何て言うんだっけ?」TCの二人の英語の速さにちょっと戸惑い緊張したのか,考えながらの自己紹介でした。が!時にチームリーダーが助けたり,TCが何度も説明するのを聞いて,みんな素晴らしい発表をしました。文法的に正しく言うというよりも,とにかく自分に関することを伝えようとすること。これが正にコミュニケーションですね。

ランチタイム。持参したランチバッグから中身を取り出すと。。。保冷用のバッグに入ったサンドウィッチ,ベビーキャロット、そして何とまるごと一個のリンゴやプラム! 更にはスナック類! サンドウィッチは中身に何が良いか尋ねられていたこともあって予想していたようです。しかしまるごと一個の果物には目が・・・ 「先生,これどうやって食べれば良いのですか?」何人かに尋ねられました。もちろん丸かじりです。(個人的にはちょっと前の歯磨き粉のCMなどを思いだしていました笑) さて,スナック類ですが,実はTCの二人から食べていいよと言われた時間があったのです。それは午前中のプログラム中の休憩時間。日本ではお菓子を学校に持ってきて食べるという習慣などがないので,気付かなかったようです。ランチタイムに説明して初めてわかったようでした。このランチタイムに,いろんなことを話してくれました。到着したその日に近くの大型スーパーに連れて行ってもらった人たちは,豊富な品揃えと一つ一つの商品の大きさにとても驚いたようです。「牛乳がでかかった!」「大きなボトルだったでしょ」「うん!」などと目をお大きくしながら話してくれた人。ハンバーガーを食べた人は,半分だったけど食べきれなかったとも。。。また早速自転車で自宅周辺を散策した人もいました。

ランチの後は午後のプログラムのアーリントンコミュニティー周辺の散策。みんな楽しみにしていたのですが,残念ながら朝から降ったり止んだりを繰り返していたので,出かけられませんでした。ですが,内容を変更して,基本的なものや様々な意味を持つ単語の学習をしました。色などよく知っているものや,意外にも知っているのとは違う意味で使われるものなど,様々でした。次はネームプレートの作成。机上において,TCが見てすぐわかるように,各自レタリングや絵などのアレンジを加え,素敵に仕上げていました。午後は,これまでの緊張感などの疲れが出たのか,半数以上の人が眠たくなったようです。睡眠時間帯の調整も兼ね,今日は早く就寝して欲しいところです。

 

  今日の天気は快晴。アメリカに来て初めてです。朝から青空が広がり,天気予報によると最高気温は78°F。今日の授業は,前日にもらった「ホームステイで学習する英語」の冊子を使います。指定されたページを見ると,まずは家族の呼び方や家などについての単語があり,TCの発音を真似たり意味を確認します。次のページは学習した単語を文章に活かしていくというもの。未習語もあるので,チームリーダーや上の学年の生徒による助け合い学習がなされました。このような学習をしばらく繰り返すと,忘れていたことや初めて知ることなどがあり,発見も多かったようです。休憩時間の後は,さよならパーティーに向けての準備です。TCのアイディアで,各自が日本を紹介する絵を描きます。何を描こうか最初は迷っている人たちも多かったです。(「何があるけぇ」きっと身の回りに当たり前にあるので,なかなか気づかないのですね)作品は様々です。富士山,侍,神社,コマ,浴衣などなど,彩色やデザインを施した素敵なものがたくさんできました。

ランチタイム。今日はさすがにランチメニューに驚く人はいませんでした。嬉しかったのは,前日のランチで自分が食べられないものや量が多かったこと,こっちのほうがいいなどという自分の意見を,ホストファミリーに伝えた人たちがいたこと。意思表示・自己主張を大切にし,それを英語で伝えたことが嬉しい成長です。さて,このランチタイムを利用して,日記を基に(一人20秒程度ですが)話を聞きました。わずか1日半の生活ですが,日記の「トライコーナー」「発見コーナー」「英語コーナー」などにたくさんのことが書かれていました。

午後は消防署へ見学に行きました。徒歩で10分弱のところです。到着すると,チーフの方を含め6人が私たちを迎えてくれました。早速レスキュー車の紹介です。ストレッチャーや酸素ボンベの他,中の設備等を説明して下さいました。次はレスキュー用の服に着替えてくれることになりました。とそこに,緊急連絡が入り,レスキュー部隊は出動しました。では今度は消防車の紹介です。消防車に装備されているものを丁寧に説明してくださいました。消火ホースの他に,建物や車の中の消化に当たる際の道具なども説明してくださいました。それらをききながら(というよりも写真を撮りながら)いた様子でした。せっかくの機会だからと消防車内を見せてくれることになり,準備をしていると・・・再び緊急連絡が入り,消防車も出動しました。わずかでしたが,貴重な体験をすることができました。消防署のみなさんに感謝です。

 

  初めての週末をホストファミリーと過ごしての週明け、互いに週末の活動を楽しそうに語りあっていました。初めて体験することも多かったようで、「聞いてください!」との声が多かったです。午前中の授業では、今日から新しい取り組みが始まりました。ジャーナルです。TCのカレントコリーからノートを受け取り、早速書いていきます。今日のお題は”What did you do on weekend?” 週末のそれぞれの活動について、日記を書きます。もちろん『英語で』。きょとんとした表情のみんなは互いに確認し合います。「何を書けばいいの?」「どう書けばいいの?」チームリーダーの助けをもらいながら、書いていきます。初めから文で書いていく人。単語やフレーズで書く人。辞書を引きながら書く人。それぞれが懸命に日記を書いていきます。みんなどのような週末を過ごしたのでしょうか。書いたものはTCの二人が読んで、コメントを書いてくれます。それが楽しみですね。

 授業を早々に切り上げて近くのHaller Parkに出かけました。Study Centerから徒歩で15分くらいのところにある公園です。出発する際のみんなの表情はとても生き生きとしていました。公園に向かいながら楽しく語り合っていました。そして公園に到着。天気もよかったので、地元の方々もピクニックに来ていました。ベンチに座ってのランチタイム。教室では決まった席で食べていたのですが、今日は自由です。仲良くなった人や、まだあまり話をしていなかった人たちと、仲良く昼食です。とその途中で馬にまたがった人たちが。。。 あるホストファミリーとその馬たちでした。馬はとても人懐っこくて、触ると気持ちよさそうにしていました。滅多にない機会をくれたファミリーに感謝。

 さて、Haller Parkでの午後の時間を利用して、老人ホーム訪問の打ち合わせです。各班の班長及び高校生を集めてまずは打ち合わせです。どんなことをするのか、挨拶は誰がするのか、流れはどうするのかなど。オリエンテーションで話していたラジオ体操も取り入れることにしました。音声は『鹿児島弁』バージョンと『英語』バージョンを用意して聞いてもらうと、いまいちという反応。「ラジオ体操を本当にするの?」と半信半疑のようでした。一通り話し合うべきことを伝えると、後は高校生組の力の発揮どころです。英語でどのように挨拶するのかを考え、各班員に練習時間を伝えてくれました。そしていよいよ練習。「大きな古時計」を一曲は歌うことになり、早速歌ってみました。すると中学生組と高校生組で歌詞が一部違いました。「世代の違い」ではありません!習った歌詞が違うのです。結局中学生組に合わせて再び練習です。今度は成功!次はいよいよラジオ体操の練習です。公園には幾組かの方がいましたが、音声を流すと意外とノリノリで体操していました。明日が楽しみです!その後1時間ほどの自由時間は、遊具を使って遊ぶ人たち、話が盛り上がっている人たち、歌やボイパに夢中になる人たちと、とにかくとても楽しそうでした。

 

アーリントン レポート 7月29日(火)

 今日も授業はジャーナルで始まります。今日のお題は”What’s the difference between Japan and Washinton?” 「日本とワシントン州の違いはなんですか。」
〈生徒のジャーナルより〉
 1 (店に行くと)種類が豊富で、一つひとつの商品が大きい
 2 家が広い
 3 靴のまま家の中に入る
 4 トイレとお風呂がいっしょ
 5 暑いのに汗をかかない(予想最高気温が37℃の時でも、汗ばむことはほとんどありません)

普段の生活の中で、どれが日本らしいのか日本独特なのかよく分からなかったことも、アメリカに来て初めて実感したとようでした。

 さて、10時すぎです。Cascade Valley という老人ホームへ向かいます。施設では10人近くの方が私たちを迎えてくれました。まずは歌の披露。大きな声で楽しそうに2曲を歌いました。次は折り紙などを通した触れ合いタイムです。自分たちが折った作品をお年寄りの方々にプレゼントします。最初は何て話しかけたらいいんだろう?これを英語でどう説明したらいいんだろう?と戸惑う様子も見られました。そんな時、あるお婆さんが部屋に戻ってあるものをかぶって再登場しました。それは、昨年この施設を訪問したホームステイに来ていた生徒さんからのプレゼントの兜です。大切に持っていてくれたことに嬉しくなり、みんなの戸惑いも消え、ここからはどんどん話しかけていくようになりました。折り方を教えながら一緒に作品を仕上げたり、持参したコマでいっしょに遊んだり、兜を作ってプレゼントしたり、時間が足りなくなるくらいでした。コマまわしや折り紙制作をみなさんもとても楽しんでくださった様子でした。最後のパートの始めはけん玉ボーイズによる技の披露です。ここ数日間の練習・実は元々けん玉が得意だったという男子たちが、それぞれ好きな技を決めてくれました。そしていよいよフィナーレはラジオ体操。「日本では60年以上も前から続く伝統的な体操で、日本人ならみんなできます。」と説明して早速始めます。日本でのオリエンテーションで提案したときは「え〜っ」という様子だったみんなですが、結構楽しそうに体操しました。嬉しいのは「これを私たちも取り入れて毎朝しようよ。」とスタッフに提案する方々がいらしたこと、やってみて「楽しかった」という感想がみんなから聞かれたことです。代表の高校生がお礼の挨拶をのべ、楽しいひと時が終わりました。わずか2時間足らずのことでしたが、本当におじいさん・おばあさんとの時間がとても充実していたようで、帰る際のみんなの表情はとても晴れやかでした。

 今日の昼食は近くの某ファストフード店に行きます。今日初めてという人や数回目だけど自分で注文をするのは初めてという人ばかりです。早く食べたいという思いの一方、ボードにあるメニューの内容や注文の仕方がよくわからないなどで、店員さんもちょっと大変そうでした。「(飲み物の)サイズは?(英語で)」「Lをお願いします。」「L?何?」のやりとりも見られました。日本で言う『S・M・L』を英語では『Small、 Medium、 Large』ということをここで気づいたようです。 

 今日一日は、実際に英語を使っての活動が多かったです。必要に迫られることもあって、徐々にみんなが英語で話そうとする姿が増えてきています。少しずつ、でも1日に数回(英語で話すことに)トライしていきましょう。

 

アーリントン レポート 7月30日(水)

  今日のジャーナルのお題は”Did you like seeing the older people yesterday?” “Why?” 「昨日の施設訪問は好きですか?」「それはなぜですか?」「好き。おばあちゃんたちがかわいかった。」「好き。話をするのが楽しかった。」「喜んでくれた。」日記にも、前日の楽しかった感想がたくさん書かれていました。

 さて、午前中の授業は、明日の実践に備えての学習です。 明日はシアトルで大学見学や買い物体験をします。そこで、買い物に関する表現やお金の勉強をしました。アメリカのお金には基本的には4種類の硬貨と6種類の紙幣があります。硬貨にはそれぞれ名前があり(例えば10¢硬貨はDime)、ここではその名前を使うことも多いです。合計金額を支払う際に、紙幣と硬貨をどのように組み合わせて払うか、またはおつりがいくらになるかなど、シンプルですがとても大切な学習をしました。(この学習の際発見しました。自分たちがおつりでもらった硬貨をよく見ると、同じ額面なのに都市毎に違う絵が刻まれていました!)
 
 午後からはBoys and Girls Clubへ移動し、地元の幼児から中学生くらいまでのみなさんと交流しました。男子生徒はサッカーやドッジボールをし、女子は幼児に折り紙を教えます。折り紙を折った経験がない又は少ない方に教えるのは本当に難しいものですね。どのように英語で説明したらよいか、最初はやはり戸惑う様子が見られました。ところがしばらくすると、全員が自分の言葉や表現で説明しようとしていました。その思いが伝わったのか、子ども達も「次はこれを作りたいから教えて」と言うようになっていきました。飛行機を折った幼児たちは早速飛ばしていたし、英語での説明もある折り紙の本を見ながらどんどん折っていく子もおり、四角の紙一枚でこんなにも国際交流ができるのはすごいなあと、改めて感じることでした。さて、男子はというと、BGMが流れる中でスポーツで盛り上がっていました。ドッジボールでは段々と熱が入り、みんな汗ビッショリ!小学生の時以来、数年ぶりだったようですが、(へとへとになりながらも)充実した表情でした。帰り際に仲良く写真を撮る姿も見られました。最後には、Boys and Girls Clubのみなさんが「ありがとう」と日本語で挨拶をしてくれました。一緒に活動してくれたことに、こちらのほうこそみなさんに感謝です

 

 

 今日は終日,シアトルでの研修です。午前8時半,Mount Vernon でホームステイ中のグループメンバーが乗るバスが到着し,合流します(このメンバーとは約1週間ぶりの再会です)。バスで南下すること約1時間半,ワシントンで有名なMt.Rainierが見えてきました。真夏だというのに,山頂は雪で覆われていました。標高14411ft(約4392m)

今回まずはじめに訪れたのはUniversity of Washington (ワシントン大学)です。キャンパスについて最初に見えたのが,ジョージ・ワシントンの像です。それを過ぎて見えてきたのは,大学の図書館。建物自体に装飾が施されており,大学カラーの紫の旗と相まって,まるで「ハリー・ポッター」の世界のようでした。大学図書館の建物に入ります。歴史を感じさせる建物の2階に上がる階段で記念撮影。2階に上がると,「世界の本コレクション」の一つが展示されていました。世界で最も大きな本の一つはータンの建物の写真が載っているもの。畳一畳分異常の大きさに目が大きく開いて驚くみんな(建物内は静かにしなければならないので,表情やジェスチャーのみで表現しています)。その奥の書棚にたくさんの本が並び,中央には閲覧及び学習スペースがある部屋に入りました。高校生組を中心に椅子に座って机上の本を開いたり,書棚の前で本を読んでいる姿を写真撮影。まるでワシントン大学の学生のようでした。 図書館の建物を出ると,Mount Rainierを真正面に臨むDrumheller Fountain (噴水のある泉)で記念撮影。とてもきれいな庭園でした。ちょうどこの日は近くで軍のイベントが行われていたようで,空にはBlue Impalseが編隊を組んで飛行していました。

次に訪れたのはSpace Needle (スペースニードル),シアトルのランドマークタワーです。高さ605ft(約185m)のタワーは1962年の万国博覧会のために建てられたようです。そのワターをの足元で代わる代わる記念撮影。昼食をタワー一階のフードコートで食べることになりました。英語で(もちろん)書かれたメニュー表を見ながら,食べたいものを食べたい量だけ注文も出来ていたようです。前日の学習が活かされましたね。

さて,シアトル終日研修のラストは,ウォーターフロントにあるPIKE PLACE MARKETでの買い物です。前日の買い物の学習を活かし,思い思いに買い物をしていきました。降車後に向かったのは,世界的某コーヒーチェーン店の一号店。店先で写真撮影に留まる人もいれば,長い行列に並んで飲み物を購入する人もいました。また,「Seattle」と書かれた商品を求め,財布と相談しながら上手に楽しく買い物をしていました。帰りのバスの車内はMount Vernonのグループメンバーと交流を深めたり,ぐっすりと休んだりしながら,今日一日のシアトル終日研修が終わりました。

 

アーリントン レポート 8月1日(金)

 今日は研修生の一人の16歳の誕生日です。すでに登校していた人たちがホワイトボードに誕生日おめでとうのメッセージを書いてくれていました。その研修生の好きなディズニーキャラクターもたくさん! そしてTCからはバルーンのプレゼント! もちろん授業の開始前には,みんなで"Happy Birthday"の歌をうたいました。研修生もちょっとびっくりしたようでした。

さて今日のジャーナルのお題:What did you like yesterday?(昨日は何が良かったですか?) 昨日のシアトル終日研修を受けての感想を記入します。ワシントン大学のキャンパスが広かったことや,某コーヒーチェーン店1号店に行って写真を撮ったこと,買い物したこと,スペースニードルに行ったことなどをたくさん書いていました。今日の授業は,少し疲れがでたのか,いつもより少し元気がなかったです。そこで急きょ眠気覚ましエクササイズ! 体を伸ばしストレッチです。簡単な動きでしたが終わってみるとみんな気持ちが良かったようです。これで授業再開。a/an/theの使い方について学習しました。分かっているようで意外とひっかかるものですが,しっかりと学習できました。

午後の活動は… 様々な事情で予定変更が続き,時間が空いてしまったので,これはチャンスと思い,さよならパーティーの打ち合わせをすることにしました。ここで頼りになるのが高校生組,ある程度の指示をすると,自分たちで意見を出し合ってどのように打ち合わせをするか考えてくれました。飾りつけ班は中学生のみですが,会場の飾り付け方とみんなへの作品提供のお願いの仕方まで考えていました。調理班は,料理ごとにグループを作り,細かな打ち合わせに入ろうとしています。嬉しいことは,とにかく自分たちで考えて動き,協力して一つの行事を作り上げようとしていること。パーティーまでの2週間あまり,みんなの頑張りが楽しみです。

今日の授業の最後は,再度誕生日のお祝いです。グループメンバー一人ひとりからのメッセージカードを一枚に貼り,そこにデコレーションを加え,メンバー手作りの誕生日カードができました。代表メンバー6人がかわいいお祝いスピーチを述べ,手作りカードのプレゼントです。誕生日を迎えた研修生は再び驚いた様子でした。研修生「アメリカに来て,家族も親しい友達もいないから,今年の誕生日はあきらめていました。みんながこのようなこと(カード作成)をしていることを知らなかったから,うれしいです」 TCカレン「お誕生日おめでとう。今夜・そして今週末はホストファミリーとアメリカでの生活を特に楽しんでください。」

2回目の週末です。どのような週末を過ごすのでしょうか。週明けに話を聞くのが楽しみです。

 

 第3週目に入りました。今日も雲ひとつない晴天です。週明けということもあって、登校してすぐ、互いに週末の出来事を話したり撮った画像を見せ合ったりしていました。今日のジャーナルお題は予想通り、”What did you do this weekend?”「今週末に何をしましたか。」「買い物に行った」「キャンプに行った」「他の研修生の家に遊びに行った」「ホストファミリーのために和食を作った」「山にハイキングに行った」ジャーナルを書く事にも慣れてきたようで、文量が増えて書くスピードも段々と速くなってきています。

 本日の授業は『コラージュ』。B3くらいの大きな紙に、アメリカの雑誌を切り抜いて貼っていきます。コラージュ自体があまり経験がないようで、どうしたらいいのか最初はみんなの頭上に?マークがたくさん見えました。与えられた雑誌は「車・スポーツグッズ・花・料理・バイクなどなど」。はじめこそただ雑誌を眺めて「この写真がきれい、かわいい」と言っていましたが、テーマをもって取り組み始めると、どんどん進んでいき、写真だけでなく文字もひろってコラージュし始めました。もちろんアメリカの雑誌ですから、ひろう文字は英語です。どの単語をひろってどのように組み合わせるのかも、コラージュの面白い点です。さて、時間をかけて出来た作品は、初めてとは思えないほど素敵なものばかりです。「花」、「アメリカの食べ物」「デザート」「スポーツ」「新しいEXILEメンバー」「靴」「車」これらをテーマにしての作品はどれも見ごたえがあります。この作品を今度は英語で表現(説明)していきます。みなさん準備はいいでしょうか?

 午後は、ダウンタウンのボーリング場へ行ってボーリングをします。靴を借りることになるのですが、サイズはもちろん「cm」ではなく「inch(インチ)」で伝えなければなりません。出発前に確認をしましたが、サイズが合わない人たちは受付の方に自分で靴のサイズ交換をお願いしていました。サイズを知ること、サイズ交換をすること、これもひとつの学習ですね。
 このボーリング場には、スコアなどが機械で自動的に表示されません。ですが、それぞれがスペアやストライクをねらって頑張り、楽しみました。時にはボールを転がすというよりも『ボトッ』と落とす人もおりましたが、それはそれで見ていても楽しかったです。

 この研修期間中に嬉しいことがもう一つ。毎日青いガイドブックに日記を書いているのですが、そこに書ききれない人たちに急きょ折り紙を渡すと、その裏にもびっしりとその日の出来事や感想を書いてくれることです。アメリカ滞在期間中の体験は、一つ一つがとても貴重なものです。それらを忘れないように、これからも書き記していって欲しいものです。

 

アーリントン レポート 8月05日(火)

  今日6時頃目が覚めて窓の外を見ると、めずらしくとてもfoggyでした。

 さて今日のお題は”Dod you have fun bowing yesterday? And why?”「昨日のボーリングは楽しかったですか。それはなぜですか。」
 ボーリングの経験は意外と少ないもので、はじめてストライクを出した人やスペアを出した人もいました。一方でストライクを六回も出した人もいました。みんなとても楽しめたようです。

 次は、昨日作成したコラージュの説明です。”I like ~.” “I love ~s.” “This is ~.” などを使って自分で説明しました。時にはTCのカレンが質問するので、それに答える形で説明をしました。”Do you want to live like this?”(こんな風に生活したいの。)”Do you have cats or dogs in Japan”(日本で猫か犬を飼っているの。)”Have you ever eaten this ?” (これを食べたことあるの。)ふと気が付くと、カレンの話す英語が聞き取れなかった第1週目が嘘のように、自然に英語で答えていました。時には相づちの”U-ha.”を使うこともあるくらい。たった2週間ですが、驚きの成長です。今回の授業内容のコラージュですが、自分が興味のあるものをこんな風に紹介するのも、また面白いですね。

 休憩後は、テキストを使っての学習です。単元のテーマは”School Days” 学校生活を表現するのに必要な単語を学習しました。これは既習のものが多いのですんなりと理解したようでした。次は前置詞です。知っているようで意外と使い方を迷ってしまうものです。「何がどこにあるのか」の英文を完成させるのはちょっと大変だったようです。

 午後からはこのグループの研修生全員の誕生祝いをTCのカレンとコリーが企画してくれました。みんなのためにと、アイスクリームやジュースなどを準備してくれ、ホワイトボードにはメッセージを書いてくださりました。カレンとコリーの暖かさに感謝です。
 
 さて、明日は終日研修です。アメリカの大自然を体験します。どんな一日になるか、楽しみです。

 

 今日も早朝はfoggy(霧)。天気が心配されましたが、過ごしやすい天気で一日が始まりました。今日の予定は、終日研修です。今回の研修では、グループメンバーの内2人が参加できません。ホストファミリーの計画でアーリントンを離れているからです。終日研修で26人全員が揃っていないのは寂しいです。でもきっと、2人は家族と楽しい時を過ごしていることでしょう。

 Arlingtonを出発して30〜40分ほどフリーウェイを走り、Mount Vernonのメンバーと合流、一週間ぶりの再会です。今日訪れたのはAdmiralty Head Lighthouse、 Fort Caseyです。Mount Vernonのメンバーと合流した後、トイレ休憩も兼ねて立ち寄ったのが、スーパーのチェーン店。そこではおやつのお菓子やお土産になりそうなものを買い物しました。種類や量が多くて、選ぶのに迷うほどです。中には数人でシェアするために、6ドルで十数個入ったドーナツやクロワッサンを買う人もいました。(1個あたり約50セントなので、かなりのお買い得です。)

 おやつの準備もできて向かったのは目的地のAdmiralty Head Lighthouse、 Fort Caseyです。広〜い芝生が続き、海岸沿いには建物のようなものが見えます。それがFort Caseyです。海から見ると丘のように見えますが、陸側から見ると建物が築かれており、いわゆる敵を欺くための要塞です。第二次世界大戦の頃にできたそうです。中は真っ暗なので電灯が必要でした。兵士たちはそこで寝泊まりしながら襲撃に備えたそうです。

 その要塞から200Mほど離れたところにあるのがAdmiralty Head Lighthouse、海軍の灯台でした。Houseと名が付くだけあって、日本で見る灯台とは違って住居が併設されていました。家自体は可愛らしい外観です。それをバックに集合写真を撮りました。今日の一枚目です。昼食を挟んでたっぷりと自由時間を満喫しました。

 次はDeception Passが見える海岸に向かいました。遠くに眺める橋とその周辺の自然の景色はとても美しいでした。時に潮の流れが速いのか、海岸にあるたくさんの石は小さいですが角のない丸いものばかり(砂浜がありませんでした)。ここで、今日2回目の集合写真です。Mount Vernon、 Arlingtonそれぞれで写真を撮った後、Arlingtonメンバーは何人かで再度橋をバックに写真を撮りました。ただのではありません。合図と同時にみんなでジャンプするのです。タイミングを揃えるのがとても難しく、10回以上はジャンプしたでしょうか。海岸では突然穴を掘り出したり、周辺散策をしたり、Mount Vernonのメンバーと一緒に楽しいひと時を過ごしました。

 そろそろ時計は2時半をまわり、いよいよ帰路に着きます。バスの中ではArlingtonとMount Vernonのメンバーが仲良く話をしていました。出会って3回目ですが、とてもそのようには思えないような光景でした。
 
 次にTCが準備してくださった企画は、帰路にあるアイスクリーム屋さんです。アイスクリーム屋さんと聞いて、少々?と思っていましたが、行ってみると納得です。わずか8ドルで丼一杯以上(例えがまずいですねぇ)のアイスクリームが食べられるのです。さすがの量の多さに、ほとんどが数人でシェアして購入し食べました。

 今日の終日研修では、歴史的建造物を見ることができ、また他のグループメンバーとも仲良くなることができました。来週はカナダとの国境近くの街に行きます。博物館を訪れる予定もあるので、今から楽しみです。

 
  前日の終日研修でみんなほんのり日焼けしたようです。さて,今朝の授業のスタートはいつもと少しことなりました。この研修の折り返し地点を過ぎたこともあって,研修生の声を聞いてみることにしました。

テーマ1 「これまでに困ったことは何ですか」
○ ホストファミリーやブラザーとあまり話せなかった(解決済)
○ ファミリーの友達に話しかけられているのに英語が分からずに困る(少し解決済)
○ ファミリーとの会話がすぐに終わってしまう。話題が思いつかない。
○ 英語を間違わないか心配だった。コミュニケーション不足。
○ 写真を撮っていい場所なのかわからなかったが,ホストファミリーにきけるようになったので解決。
言葉に関するものがとても多かったです。ですが,嬉しいのは既に自分で解決する手段を見つけて,コミュニケーションをとるようになっていること。ある研修生からのアドバイスにこうありました。「最初伝わらなくても,ジェスチャーや物,もしくは絵を描いて説明するもよし!とにかく勇気を出してめげないことが大切。」いつのまにかコミュニケーションをとる手段を身に付けて,家族と過ごす時間を楽しむようになってきているのですね。

テーマ2 「これからの(滞在中の)目標は何ですか」
○ 多くの国の人と英語を通じて友達になる。外国の友達を4人は作る! 長く関係の続く友達を作る。
○ ホストファミリー以外に友達を作る。名刺を渡す。
○ アメリカの暮らしにもっと馴染む。
○ たくさんお手伝いをし,話をして,ホストファミリーとの絆を結ぶ。
○ ホストファミリーにありがとうのお礼をちゃんと言う。
○ 英語でずっとホストファミリーと話せるようにする。
○ 単語を30個覚える。
○ 25¢硬貨を全て集める。(25¢硬貨の図柄が州又は都市毎に異なるものがあるため)
○ アメリカ人になりきる。
○ (日本にいる)親の大切さに気付きたい。
○ 何でもTry!! Never give up!
わずか30分の活動で,研修生のみんなの成長と意欲がとても感じられる声をきくことができました。

午後からは,State Trooper(州警察官)のBrianが来てくれました。Brianは背が高く6フィート以上あるとのこと。教室では質問タイムで始まりました。各グループからの(英語での)積極的な質問に丁寧に答えてくださり,時には冗談を交えての楽しい時間でした。外に出ると,乗ってきたパトロールカーを見せて説明をしてくださいました。Trooperは他の警察官と違い一人で活動するため,様々な工夫がなされていました。研修生の何人かは後部座席にも乗せてもらい,その工夫を体感していました。一通り見せてもらった後は記念撮影。日本とアメリカの警察の違いなどに触れる貴重な体験ができました。TrooperのBrianに感謝です。

 

アーリントン レポート 8月08日(金)
  今日のお題"Tell me what you liked about our visit from Trooper Brian?"(警察官のブライアンさんとすごしてよかったですか)  「背が高かった」「(逮捕の際に必要な)様々なものを携帯していた」「サイレンの音が日本と違って数種類あった」「パトカーに乗せてもらった」 日本でも,近くで警察官の説明を受けたりパトカーに乗せてもらう機会がないので,より興味関心が高かったようです。

さて,いつものように英語の本を使った学習の後は,今日の授業はいつもとはちょっと違います。お世話になっているTCのカレンさんが体調をくずしているので,みんなでお見舞いカードを書きました。これまでに触れる機会のなかった表現ですが,辞書を片手に「体調は大丈夫ですか」「心配です」「早くよくなってください」「大好きです」「いつもありがとう」などといった言葉をカードに書きました。また絵を描いたりリボンを折り紙で折って台紙に貼ったりと,みんなの思いが十分に伝わるものができました。次は千羽鶴です。千代紙を使って(千羽は無理ですが)たくさん鶴を折りました。「鶴折れない」という人も,教えてもらいながら丁寧に折っていました。カレンさんの体調が早く戻ることをみんなで願いましょう。

午後からは,予定してた活動ができず,学校の近くにあるヤギを飼っている農場に行きました。日本では見る機会の少ないヤギ。その愛らしい動きに感動するみんなでした。特に興味を持ったのは,えさやりです。小屋の2階部分に(ヤギ用の)小さなデッキがありそこから1階に滑車とロープが,そのロープには缶がくくりつけられています。25¢でエサを購入し,その缶に入れると,何とヤギは口でロープを引っ張り上げ,自分で食べるのです。とっても器用でかわいらしい動作に,何度もエサをあげていました。研修期間も残り10日。「トライ」「発見」「学んだ英語表現」をどんどん増やしていきましょう。

  研修4週目に入りました。一週間丸々過ごすのは最後の週です。週末はとても楽しかったようで,それぞれどんな活動をしたのか,たくさん話を聞かせてくれました。家族で"River Festival"に行き,ネイティブアメリカンの文化に触れた人。日本食を研修数人で協力して作った人たち(卵焼きはどの家庭でも結構評判がいいようです)。乗馬を体験した人。ホストファミリーにプレゼントするカードを制作した人。家の掃除や庭の手入れを手伝った人。すっかり家族の一員となって過ごしたようです。

今日の授業は,いつものジャーナルのお題は『アメリカの何が・どんなところが好きか』でした。その後はお題に関係して,日米の文化比較のポスターを描きました。これはさよならパーティーで掲示して,紹介するものです。アメリカに来てはじめの頃は日本を紹介するものをなかなか思いつかなったですが,3週間も過ごすと,日米の違いや特徴・それぞれの良さも見えてきたようで,思い悩むことなくすんなりと描き始めていました。日本文化の一つとして今では世界的に有名になったアニメ文化,日本の歌の紹介,旗の違い,両国政治トップの似顔絵,シンボルタワーなど。『外国に行って初めて知る日本』をきっとそれぞれ見つけたのでしょう。明日続きをすることになっているので,各グループの仕上がりが楽しみです。

午後はスポーツデイ。屋外でのスポーツ活動です。今日はとても天気がよく,日差しが眩しいくらいでした。バスケットボールをする組とバレーボールをする組に分かれてプレーを楽しみました。バスケットボールはコートに最大15人程いて,パス・ドリブル・シュートみんなで楽しみました。バレーボール組は円になってラリーを続けていました。さすがに暑すぎるので,バスケットボールはコートに7人しかいないこともありました。休憩の後はみんなでドッジボールです。一時間ちょっとの間でしたが,アーリントン組(今日はホストファミリーと終日過ごすことになっている3人がいませんでしたが)みんなで楽しい時間を過ごすことができました。

明日はBoys and Girls Clubでの活動です。現地の子ども達と楽しみましょう。

 

アーリントン レポート 8月12日(火)
  今日はこちらに来て20日ぶりのくもり時々小雨という天気です。こちらでは小雨のことをsprinkleと言うようです。昨晩は遠くで雷鳴が轟くのも聞こえました。さて,今日のお題は"What is one valuable(the most important) thought you can take back to Japan? And why?" 「日本に持ち帰るのに(持ち帰って周囲の人たちに伝えるのに)最も価値のある考えは何ですか。それはなぜですか」 "valuable"と単語がよくわからなかったようですが,辞書で調べて納得。早速書き始めました。みんな真剣な表情で,お話することなく自分の考えや意見をまとめ,書き留めています。「アメリカの人々の心の暖かさ」「見て回る場所の多さ」「アメリカの人々と接することで,シャイだった自分が積極的に友達を作り話をするようになった」「生活様式の違い」「食文化の違い」。お題では何か一つと問われましたが,一つに絞れなかったようです。それだけ多くの体験・経験をしたのでしょう。

午前中は,前日の続きでポスターを作成しました。グループ毎の作成でしたが,時には他のグループのメンバーにヘルプを求めていました。(出来たポスターは写真を見てください)

午後は予定変更です。ただし嬉しい変更でした。来週のさよならパーティーに向けて,時間をたっぷりもらえたのです。7月12日のオリエンテーションの際,グループごとの出し物を考えたのですが,初対面同士だったためか詳細を決めるにまで至っていなませんでした。ところがここに来て3週間の間に互いの良さや特技などがどんどんわかるようになり,そしてアメリカでの生活が自分たちの中の何かに変化を与え,パーティーで披露したい人や演目がどんどん増えてきました。けん玉・書道・弓道・英語の歌・応援団・ダンス・あやとり・アメリカ国歌などなど時間配分を考えてプログラムを組むと,演目の数は何と15個にもなりました。時間にして(ギリギリの時間で組んで)60分を超えています!!! 正直時間内で披露できるか心配なほどです。グループ毎・個人ごとの打ち合わせを行いました。英語でどのように説明すればよいか,誰が説明するか,流れをどのようにするか。そして練習をたっぷり行いました。月曜日はいよいよ本番に臨みます。練習の成果が今からとても楽しみです。

今日もTCの家族の女の子2人(研修生とほぼ同じ年齢)がスクールに来ました。昼休みには2人にカードゲーム『大富豪』を教えながら楽しんでいました。子ども同士は仲良くなるのが早く,言葉の壁を超えたコミュニケーションがとれていました。

 

 今日は朝からあいにくの小雨(久々の雨が大地を潤してくれることは嬉しいです)。ですが,今回の終日研修も大変良かったです。 8時10分,Arlingtonを出発したバスは,一緒に研修するMount Vernonに滞在している研修生達を乗せ,北上していきます。予定よりも早く目的地に到着しそうなので,途中でBellis Fair Mallによって約1時間のお買い物タイム。すっかりと慣れたようで,各自がショップでお買い物をしていました。支払いの際不思議なのは,店員さんがお札を透かして見ること。日本でドル紙幣に両替した新券はかなりの確率で店員さんが確認をします。

次はいよいよカナダとの国境近くにあるPeace Archに向かいます。公園の中央には,1921年に建てられたアメリカとカナダの平和の友情を祈念する塔(高さ約20m)があり,その両サイドには花で形作られたアメリカとカナダ両方の旗があります。公園の周囲にはアメリカとカナダを結ぶ道路があり,それぞれ出入国に関するゲートがありました。公園の北側すぐ周辺はカナダ領土のため,国境という言葉に少々敏感に反応していました。それぞれの旗の前,そして塔の前でグループ記念撮影。塔には様々な言葉が刻まれており,内側には鉄の柵がついていました。そして「この柵が閉じられることは決してない」という言葉が。国境を目にすることのない島国に住む私たち日本人にとって,Peace Archもですが,ボーダーラインを見たということも,非常に意味深く感じられます。

小雨が降り続くため,移動中のバスの中で昼食をとります。次に向かったのはWhatcom Falls。1890年代には滝を含む公園はピクニックの場所としてよく知られるようになったそうです。滝を臨む場所にかかる橋は1930年代に建てられたもの。欄干の建設年の刻印を見て「お〜,歴史を感じる」との感想も聞かれました。滝からのぼる水しぶき,周囲の森林,歴史を感じる橋は心を落ち着かせてくれました。 

最後はFair Heaven Districtでショッピング。小さなエリアに様々なお店が並び,めずらしいものを発見することができます。ショップが並ぶ通りはおしゃれで落ち着いた雰囲気。そこの歩道ではMount Vernon とArlingtonの男子が二人でモデルポーズ。素敵な思い出の一枚の写真が撮れました。名物のジェラートを食べたり,ファーマーズマーケットで見慣れない形の野菜を見つけたり,面白い商品を見つけたりと,1時間程度ですが午前とは違った楽しみができたようです。Mount Vernonに滞在している研修生と会うのも4回目です。バスの中だけでなく見学場所でもすっかりと仲良くなっています。様々な人と仲良くなること,これもまたこの研修の目的の一つですね。研修生みんなにとって今日の終日旅行は,歴史・自然・平和について考える良いきっかけとなったことでしょう。

 

アーリントン レポート 8月14日(木)
  今日のお題は"How did you ike yesterday's trip? And Why?"「昨日の終日研修はどうでしたか。その理由は?」昨日の(日本語の)日記からも次のような感想が見られました。買い物ができたことがよかった。国境を見ることができた。滝がきれいだった。モールで(州ごとに異なるデザインの)25¢硬貨をたくさん手に入れることができた。買い物ができたこともですが,自然や歴史に触れたことがやはり印象に残っている人が多かったです。ワシントン州に滞在したおかげで知ることができたことですね。

いつものように英語の授業。本日は職業名などについての学習です。知らなかった表現などもあり,勉強になりました。次は。。。TCコリーが突然"Everyone, stand up.  We gonna play a game."ゲームをする???教室に置いてある1m定規を取り出して一体何をするのかと思ったら,発音の学習でした。定規のことは英語で"ruler"。この"r"と"l"の発音の区別はとても重要なのですが,日本人にとってとても難しいのです。 "I pray in a church."(私は教会で祈ります。) "I play in a church."(私は教会で遊びます。)アルファベットたった一文字ですが,意味がこうも変わります。日本語の『ら行』はちょうどこれの中間くらいの音です。早速練習です。"I have a ruler." "A what?" "I have a ruler."これを順番に一人ずつ練習していきます。段々と"ruler" "lurer" "ルーラー"が混ざり,分からなくこともありましたが,多くは区別して発音できていました。素晴らしい!!! ところで,以前の授業で出された課題の早口言葉(英語版),みんな覚えたかなあ。。。

午前から午後にかけて,Gift作りをしました。ホストファミリーへの手紙を書いたり,お礼の絵を描いたりしました。コリーが私たちのためにはがきサイズのキャンバスを用意してくれ,それに日本の紹介やアメリカでの想いでなどを描いていきます。ここ数週間で様々な体験をしたみなさんは,デジタルカメラの画像を見て,一番の想いでのシーンを描いていました。(中には自分のことを忘れないように,自分を象徴する絵を描く人もいました)きっとホストファミリーのみなさんの一生の宝となることでしょう。

今日の最後は,明日のボランティアに向けての準備です。研修生とその保護者の皆様のご協力でバザーに出すものを日本から持参してもらいました。たくさんの提供をありがとうございます。本日,その一つ一つに値札付けをしました。明日はこれらが完売するように,全員で頑張ります!!!

 

アーリントン レポート 8月15日(金)
  ガレージセール当日だ。今朝の天気はくもり。雨は心配されない様子だ。10時開店予定だが,8時半からはTCコリーとその家族やお友達も手伝って準備開始。テントを張り,テーブルを5脚並べ,今日販売するものを机に並べてみる。ホストファミリー達が持参した古着やいらなくなった飾り物・本・おもちゃ,日本からもってきた手ぬぐいやキャラクターもの・扇子,その他テレビやミキサーなどの電化製品まで! 5脚の机にはのりきれないほど! それらを見栄えよく並べ,ガレージセール開催中のポスターを作成して掲示し,準備完了!とまでいかないうちに最初のお客さんを迎えました。笑顔で”Hello”お客さんの質問にももちろん英語で答え,入金までを全て自分たちで行いました。

ガレージセールは,ここアメリカではしょっちゅう行われており,この滞在期間中にダウンタウン周辺だけでも毎週末(私が見つけただけで)必ず2〜3家庭が行っていました。慣れない活動なのでちょっと心配をしていましたが,その必要はありませんでした。支払い担当,接客担当,PR担当と自然に役割分担がなされ,スムーズな流れができていました。PR担当は主に男子。ポスターを掲げて車道を走る車にアピール。時にそれはおかしく,注目の的。誘われるようにして何台もの車が入ってきました。

午前中順調に進んで(平日ですが)買い物袋一杯商品,またその2つ分を購入してくれました。昼食時間になったので,テント裏の芝生でランチ。その後は交代で担当することにしました。 前半組が担当して間もなく,怪しい雲の動きが… ポツッ ポツッ と顔に冷たいものが。まさか… 5分後,そのまさかの雨。通り雨ではなさそうです。近くに雨をしのげる場所もないので,急いで小さなテントに机を無理やりおさめ,商品が濡れないようにそして自分たちが濡れないように何とか移動をしました。20〜30分ほどした頃でしょうか,ようやく雨が上がり後半組が担当をします。ちなみに今朝の天気予報では降水確率6%だったようです。後半組が担当です。どんよりとした雲は相変わらず空を覆い,訪れる人もほとんどいなくなってしまいました。1時半を過ぎると自分たちがどうしてもほしいものを手に入れ,ホストファミリー手作りのクッキーを頬張り,支払いで得ためずらしい25¢硬貨と手持ちのものを交換していました。残念ながら完売とはいきませんでしたが,楽しかったようです。 今日の収益金が,exchange studentsの助けとなり,国際交流に生かされることでしょう。大勢の方のご協力に感謝です。

さて,今日のもう一つの大きな出来事は,研修生2人の誕生日祝いです。今日8月15日と17日に,14歳になります。今回もTCからはお祝いのバルーン,みんなからは誕生メッセージカードがプレゼントされました。みんなで誕生日の歌を歌い,「おめでとう!」と祝福。とても喜んでいました。

いよいよ,研修期間最後の週末に入ります。ホストファミリーとの大切な時間がより充実したものとなるよう,またこの研修期間のお礼の気持ちが伝わるよう過ごしてくれることでしょう。

帰国まであと3日。

 

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