MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

 
レポート更新情報
更新日
期 間
8月12日
8月14日
8月19
 10時50分に空港に到着すると、2名のTCがウェルカムボードをもって迎えてくれた。バスの到着を45分ほど待ってバスに乗り込んだ。途中でゴールデンゲートブリッジに立ち寄って写真撮影を行ったり休憩をとったりした。バスの中では英語での自己紹介練習をした。時差ぼけ防止のために眠ることのないよう声をかけるが、2〜3名の児童は眠らずにはいられなかった。ハイウェイを降りて公園に到着すると、HFが温かく迎えてくれた。子どもたちはすぐに打ちとけているようであった。日本人の好きな焼きうどん、フルーツ、飲み物などがが準備されていて、長い旅の後のほっとするひとときであったように思われた。
サンタローザ小学生 レポート 8月01日(木)
7時30分から9時にかけて、ホストファミリ−に連れられた児童が集まってきた。一人ひとりに振り返りカードを配布し、昨日の就寝時刻や朝食の内容について記録してもらう。ホームシックで、「日本に帰りたい」と言って腹痛を訴える児童、英語が通じないと言って自分の殻にとじこもってしまう児童もいたが、いずれも帰るころには元気を取り戻していた。TCが分けた2つのグループで活動をする。自己紹介をしたり、TCの質問に答えたりしたら、TCが準備した文房具をもらえるということで、児童はモチベーションをますます上げることができた。「何て言うと?」と友達に聞きながら答えたり、スムーズに答えたりと、様々であった。

 午後はエアプレーンミュージアムでアンティークエアプレーンを見ることができた。館内では静かに過ごすことを約束して、お土産を買ったり、見学したりした。昼食のホットドッグはとてもおいしくいただけていた様子であった。ジュースやアイスクリーム、ポテトチップスをもらってとても満足気な子どもたちであった。ステッカーを全員がいただき、午前中にTCからもらったメモ帳に嬉しそうに貼っていた。

サンタローザ小学生 レポート 8月02日(金)
 9時から11時までサンフランシスコでの買い物に備えて、お金の呼び方や計算の仕方のロールプレイをおこなった。グループを分けずに一斉に行ったこともあり、騒々しくなる場面が見られ、その都度あるべき姿について話をした。児童は、TCが白板に書いたことをノートに写し、分からなくなったらそれをもとに学習を進めていった。分けたうちのもう一方の部屋で枕作りの準備が整い、呼ばれた順に布を選んでいった。宅5種類ほどの絵柄に子どもたちもわくわくし始めた様子であった。TCが下縫いについて説明をすると、TCやHFの手伝いをもらいながら子どもたちは裁縫を始めた。「裁縫は苦手なんだよな。」と言っていた児童も、助け合ってなんとか下縫いを終え、TCにミシンをかけてもらうことができた。「Please」、「Thank you」が話せるようになるよい機会でもあった。

 13時から14時30分までランチ準備、ランチタイムとなった。いただいた後に一品ずつ「like、dislikeチェックシート」のチェックを行った。好き嫌いの多い児童もチャレンジしようとする姿が最終的に見られて素晴らしい。チップに様々なソースをつけていただくのが人気であった。感謝の気持ちをきちんと持たせたい。14時30分から16時までお金を正しく使えるように「simon say」ゲームをおこなった。大いに盛り上がった。

 バスで2時間ほどかけて,州都サクラメントに到着した。バスの中では,早速手作りピローを使ってリラックス。眠る児童も10名弱見られた。ブドウ畑と広大な土地を縫って目的地に向かう車道の反対車線は渋滞であった。運転手のディーさんが手持ちのCDや,日本語の挨拶で大いに盛り上げてくださった。サクラメントに着くと児童は,まずカリフォルニア州議事堂前での過ごし方についての注意事項を聞いたり,写真撮影をしたりした。議事堂の中では知事の部屋を実際に確認することができた。

 次に向かったのが,アメリカの古い町並み共立する鉄道ミュージアムであった。古い町並みの中で児童は,昼食やお土産の買い物を楽しんだ。時間を守ったり,友達と協調したりして集団行動ができるか心配されたが,班行動がうまくいき,どの児童も不満を抱かず,満足して過ごすことができた様子であった。美術館で館内ガイドが児童に分かりやすく注意事項を話してくれた。1階は鉄道が作られた頃の様子が蝋人形によって再現されており,児童は見学しながら大いに写真撮影を楽しんでいた。2階を見る時間がもう少したっぷりとれるとよかった.帰りがけ,途中で旧市役所に立ち寄った。素晴らしい建物と庭園に子どもたちも思わず写真撮影が活発になることだった。

サンタローザ小学生 レポート 8月06日(火)
 9時〜9時30分くらいまで朝の会を行った。朝の会では,朝学校に来たら@荷物を自分の席に置くA日記を提出するB健康等記録簿に記録するという順で活動すること,またTCへのプレゼントに名刺を持参しておくことを確認した。昨日、ホストファミリーから連絡があり,児童がなかなか自分たちと関わってくれないとのことであった。朝の会を活用して,ホストファミリーが家族の一員として私たちを迎えてくださろうとしていることなど児童に伝えた。ホストファミリーのやり方でやってみることを話し合った。その後,消防署の方へお礼の手紙を書いた。昨日も書いているので,児童はパタ−ンを理解し,短い時間で書くことができた。分からない単語を辞書で調べる姿が数名見られた。 

 TCが授業を進めている間に,ホストファミリーとの関わりに対して自信がないと感じている児童数名と個別面談を行った。朝の会で伝えたことをもう一度個別に伝えることができた。手紙を書き終わったら休息をとり,その後で学校に着くまでの自分の行動を振り返って英語で話すというスキットを行った。初めて知ったという単語を上手に使ってジェスチャーをつけてあらわそうとする児童が数名見られた。30分ほど経ってからホストファミリーに連れられて,ホールフーズマーケットに向かった。マーケットでは見学,野菜や果物の袋詰めを行った。全ての人が食べ物に困らないようにというコンセプトに、また新しい文化を学んだ子どもたちであった。帰りは,シュルツ空港に寄って飛行場内を散策した。

サンタローザ小学生 レポート 8月08日(木)
 朝の会の後,本日のガレージセールで売る物作りを行った。毛筆,折り紙,呼び込みプレート作りの3グループに分かれての活動になった。毛筆グループでは,「What does this mean is ○○」のフレーズ練習や,自分の書いた言葉の意味を説明できるように辞書をひいて調べる活動を行った。折り紙グループでは立体的な折り紙を作ったり,プレートグループでは,「Japanese Sale」等の言葉を紙に工夫して書いたりした。

 午後のガレージセールは,カーウォッシュへの来客に準備してきたものを、いくらかの寄付と引き替えに受け取ってもらう活動であった。毛筆グループは,練習したフレーズを使って一生懸命説明する姿が見られた。車のオーナーも興味深げに話を聞く様子が見られた。きっと子どもたちも達成感を味わっている様子だった。中高生のカーウォッシュ手伝いや来客の呼び込みなど,日本ではしたくてもできない経験であり,キャリア教育としても子どもたちにとって有意義なものとなった。

 予報通りとても寒い朝になった。公園で乗り合わせてサンフランシスコに向かうバスの中で,簡単に朝の会を行った。最も大切なことは,自分の命を自分で守るということであることをおさえた。そのためにリーダーや他のメンバーや,同行のホストファミリーに迷惑をかけないこと,大声を出さないこと,友達と仲良くすることなど約束した。ゴールデンブリッジは、ことさら寒く写真撮影を済ませるとすぐに車内に戻り,車窓から見える景色に感動の声をあげていた。バスの中から多くの写真を撮る子どもたちであった。サンフランシスコ内の町並みや建物はとても美しく,路面電車や眼下に見える港の風景に歓声をあげていた。  

 フィッシャーマンズワーフでは早速ランチをいただいた。6割の子どもたちはステイ先から持参していたが,そうでない子どもたちは,現地で選んで自分たちで上手に購入した。だいぶ買い物にも慣れて自信をつけてきている様子である。ピア39では,なかよし班ごとに買い物を楽しんだ。私が担当した班は,始めにアザラシを見に行くことにした。子どもたちは喜んで海やその奥に見えるアルカトラズ,アザラシを写真におさめていた。その後、好きな店に入って買い物を楽しんだ。日本の家族に喜んでもらえるようにと考えながら買い物をする子どもたちであった。最後にギラデリで本格派アイスクリームを食べることになった。食べてばかりいるような気がするのだが,子どもたちは確実に胃袋におさめていく。これもまた日本では経験できないことであり,とても幸せそうであった。

=========ある生徒の日記

とても楽しかった。いろんな事をして遊んだ。明日がとても楽しみだ。サンタローザ探索はとても楽しみだが足が疲れて痛くなりそうなので今日はたっぷり休んで明日に備えたい。今、僕は早く帰りたい気持ちと帰りたくない気持ちがあり、とても複雑で変な気持ちだ。ここで出来た友達とは終ったら会えないが手紙を送りたいと思う。だがまだ住所が分からないので帰る前に聞いておきたい。これからも、もっと楽しむため出来るだけケンカをしないようにしたい。これまでは自由研究のコインを集めていたが今度はパンフレットを集める予定だ。

サンタローザ小学生 レポート 8月13日(火)
 朝、子供たちと朝の会をした後、アメリカの先生方とミーティングをした。午前中は、ホストファミリーへのお礼の手紙が一コマ、その後さよならパーティの練習を予定した。英語だけの授業なのでよく分からない子供たちにはサポートしている。そのため日記をしっかりとみることができず、午後のアクティビティーに持っていき時間を見つけて書いている。ほとんど見ることができないときは、出来るだけ午前中の内にチェックして日記帳を返したいことを伝えていた。ちょうど、学校の音楽の先生の娘さんが、日本にALTとして勤めていたということが分かり、手伝いに来てくれた。おかげさまで初めの一コマは、日記を見ることができた。しかし、子供たちの喧嘩があり、せっかく日記を見る時間を確保してくださったのに、その話し合いで日記を見ることがあまり出来なかった。休み時間と昼休みにチェックした。最近日記の書き方が変わってきた子がいる。行動はあまり変わらないところもあるが、自分がどうしなければならないか分かってきたようである。他の友達の日記なども紹介したため、自分もそのくらい書いてみたいと思ったようだった。

 昼ご飯を食べて、予定していたさよならパーティの練習をしようかとしたとき、12時30分に移動という連絡が来て、急いで集まり車に乗り込んだ。公園に集合し、町を散策しながらショッピングモールへ。途中トイレがないので我慢してもらった。学校を出る前にしっかり言っているのだが、子供の言い分では、アメリカに来てから何回もトイレに行くようになった。と言っていた。おそらく、水はいつでも飲んでいいことにしているため日本にいる時よりもたくさん飲んでいるせいだろう。歩いて喉が渇いたので、ショッピングモールで飲み物を買った子もいた。色がついていて、舌や唇が青くなっていた。時間は30分ととても短かったため飲み物を買っている間に15分経ってしまった。自動販売機のほうが安いし今では使われていない1ドルコインが出てくるようなので、男の子たちは自動販売機で飲み物を買った。結局家族に何かお土産をと思っても、とても短くて買うことができなかった。

 そこからまた歩いて、ツーリトビジタセンターに到着。歩いてくるまでに、スヌーピーにでてくるキャラクターの像がたくさんあった。ところで散策をスタートしたところに偶然日本語を話せるおじいさんが現れた。実は、お父さんが軍人で、子供のころ2年半東京に住んだことがあるという。また日本語を勉強中で、試験も受けたいと思っているので、一緒についてくるということになった。途中いろいろなことをしゃべったり、日本語を教えたりしながら子供たちと楽しく関わってくださった。しかし、連絡先を聞かずじまいで非常に残念なことをした。ビジターセンターに迎えに来るホストファミリーもあれば、学校に来るところもあるので、また車に乗り分けて学校まで戻った。残りあと少しになったが、これから気を緩めないで最後まで学べるところは学び、自分の良くないところをしっかりと乗り越えていってほしい。残りの時間で、自分の課題をどれくらいクリアできたかも発表させたい。 

サンタローザ小学生 レポート 8月14日(水)
 終日公園で過ごした。ハワースパークに到着すると子どもたちは、美しい公園の中を走り回り楽しんでいた。集合の後、ランチが届くまでの間オーストラリア・ベースボールに挑戦した。子どもたちは、現地のホストブラザーの動きを真似て、ゲームのルールをつかんでいった。戸外で思い切り活動したり、男女仲良くみんなで活動したりする経験は、よい思い出になるに違いない。ランチはピザであった。プレーンとセラミを一切れずついただいた。それでも残ったピザは、食べたい者同士、じゃんけんをして分け合った。

 ランチを食べ終わると、30分ほどさよならパーティーの練習をした。公園での遊びの時間を確保するために、グループ発表の練習のみを30分行うことにした。劇のグループは、配役や台詞など話し合った。ダンスのグループは、二人のリーダーが覚えたダンスを一生懸命練習した。30分で一通り踊れるようになり、達成感を味わっている様子であった。練習が終わるとサークルを作り、水風船を一つのサークルで回し合ったり、ペアで投げ合ったりするスカベンチャーハントというゲームを行った。割れないようにするところにおもしろさがあり、楽しそうな声がたくさん聞かれた。水が割れて服にかかっても、気にしない様子が見られカリフォルニアの気候のよさを改めて感じることであった。
 その後、野球をみんなで行った。ボールは柔らかいボールである。ホストブラザーなども加わり盛り上がった。帰りの会をした後は、自由行動をしながらホストファミリーの迎えを待った。マシュマロを焼いてクラッカーではさんでいただいたり、公園を駆け回ったりして楽しく過ごした。

サンタローザ小学生 レポート 8月15日(木)
 シュルツ美術館に集合して終日その界隈で過ごした。シュルツ美術館では、解説員の説明を聞いたり、実際にぱらぱら漫画のようなものを作ったり、スヌーピーの映画を鑑賞したりした。子どもたちは男女問わず、スヌーピーの話題で盛り上がった。とくに映画は、スヌーピーや彼を取り巻く登場人物のキャラクター性がよく表現されていておもしろかった。子どもたちも「英語はよく聞き取れないけれど、おもしろさがわかった。」と話す場面が見られた。 

 アイススケート場ではサイズを測った。靴をもらうために、英語で自分の足のサイズを店員に話す子どもたちの様子は、とても頼もしく思えた。ランチの後グループに分かれてさよならパーティーのグループ出し物の練習を行った。20分ほど取り組んだ後、自分の足のサイズをスケート店員に伝えることができ、早速アイススケートを始めた。自信のない子どもは、いすを使いながら滑った。子どもたちの上達は早く、15分ほどで何にもつかまらずに滑ることができるようになっていた。1時間ほど滑ってから、お土産を買うための店に向かった。お店では、先に鑑賞した映画の登場人物のぬいぐるみをすぐに見つけて、また映画の話題で盛り上がっていた。両親や親戚よりも買い残していた友達へのお土産を買う姿がとても多くみられた。買い物は残金と相談しながらよく考えていた。

サンタローザ小学生 レポート 8月16日(金)
 午前中はスタディーセンターで、さよならパーティーの準備やグループの出し物の準備、練習を行った。子どもたちは、発表練習の合間にTCへのお礼のメッセージを書いたり、発表のための小道具を作ったりした。この間、けんかもほとんど無く3週間で築いた友達関係を温めることができた。相互にホストファミリーとの思い出など語り合っていた。16時になると、三々五々ホストファミリーが子どもたちを迎えに来た。TCが準備してくれたホストファミリーへのプレゼントのペン立てに思い思いにデコレーションしていった。子ども一人ひとりの写真も準備されていて、出来上がりに子どもたちもとても満足していた。

 20時から子どもたちの食事が始まり、その後ホストファミリーが食事をとり始めた。ホストファミリーが食事をとり始めてしばらくしてからグループ発表を始めた。グループ発表を見ながら食事をとるホストファミリーはとても満足気に見えた。グループ発表は、ダンス・英語劇に分かれて行った。少ない練習時間ではあったが、チームワークでなんとか乗り切ることができた。個人発表は、それぞれの特技を自信たっぷりに発表することができた。フラダンス、日舞、空手の型、習字、こま回しなどバリエーションに富み素晴らしかった。最後に歌を歌ったが、「大きな歌」はホストファミリーにも日本語で歌ってもらうことができ、会場が一体感に包まれたように感じた。打ち合わせがうまくいかず苦労もしたが、子どもたちは、「感謝の気持ちを伝える」という目的を達成することができ素晴らしかった。よい締めくくりができたことを心から喜んでいる。

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