MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

 
レポート更新情報
更新日
期 間
7月30日
8月05日
8月09日
8月15日
8月16日
8月20日
 那覇空港に集合し、出発式の後、出発ロビーへ。出発までの時間を利用してお弁当を買いに行ったり、おしゃべりしたりするなかで大分打ち解けてきた。飛行機が5分遅れで離陸。成田へ着いたら出国検査に時間がかかり、全員が揃ったのは出発の最終案内が出た頃。あわてて飛行機に乗り込み、いざ、アメリカへ!!9時間の飛行を終えてシアトル空港に到着。飛行機の中では、飲み物や食事の頼み方を各自実践。
 シアトル空港では、TCのキムさんとメアリーさんがお迎え。バスに乗ってスタディーセンターに向かう途中の景色に歓声を上げる女子と、静かに味わう男子。センターに着いたらピザとジュースの差し入れを頂きながら、早速講義スタート。ホームスティの心構えやホストファミリーの家のペットとの接し方、基本的な家族のルール(起床・就寝・食事の摂り方等)の質問の仕方、宿題も出された。
 夕方、4時を過ぎると続々とホストファミリーがお迎えに。ここでは、緊張しながら自分で自己紹介。各自、ホストファミリーに連れられて、一カ月間お世話になる家へと向かった。長かった一日。そして、英語漬けの日々のスタート♪
レイシー レポート 7月25日(木)
 今日の学習は What is your favorite? 新しく配られたノートを使って自分の好きな物を書き、作業が終わったらりんごチームとオレンジチームに分かれてインタビューゲームのスタート。ワークシートに書かれた質問をし、あてはまる友達を見つけて名前を記入。ワークシートを見ながら、たくさんのフレーズを話し、答えることができた。その後、スタディーセンターの施設を見学。隣にある教会の中を見せてもらって、洗礼の説明を聞いた。教室に戻って、ホストが持たせてくれた弁当に入っていたフルーツを食べたり、ジュースを飲んだりした。弁当はサンドイッチ、クラッカー、ポテトなど。そして、沖縄にはない?カップラーメンというメニューも。沖縄とは違う食文化に触れることができた。施設見学が終わったら、Life in Okinawa みんなで、沖縄のことを英語で説明。絵に描き、ホストファミリーへ話ができるようまとめた。絵の苦手な生徒にとっては難しい学習だったが、どうにか仕上げることができた。
 午後は、見学へ。歩きながら見つけた看板をメモしたり、写真に撮ったりと思い思いの様子。消防署についたら3人の係りの方が署内を案内してくれた。日本の消防署の施設との違いを見つけようと目を輝かせながら話を聞く生徒たち。中には、消防署員の制服を着せてもらって写真を写す子も。質問タイムのあと、スタディーセンターに戻って自分の気持ちにあうフレーズの練習をした。
 夕方は、ホストファミリー主催のウェルカムパーティー。ホストマザーの作ってくれた料理を楽しむことができた。気さくな人ばかりで生徒たちに声をかけてくれたり、笑顔を見せてくれたりしたのでみんな安心したようだった。一か月の間に、ホストファミリー以外の人ともコミュニケーションがとれるようになることを期待したい。
レイシー レポート 7月26日(金)
 今日は、午後からショッピングの予定。そのせいか、朝からうきうきしている様子。午前中の学習は What was the best thing about yesterday? の練習。昨日行った消防署のことを答えたり、ホストファミリーと見たテレビのことを答えたり…みんな思い思いのことを発表できました。さらに、もうひとつの質問としてWhat are you looking forward to today? の練習も。ほとんどの生徒が午後に行くショッピングセンターと答え、関心の高さがうかがえました。その後、テキストを使ってお金の種類や払い方、お店での受け答えの練習。
 午後は、路線バスに乗ってアメリカンモールへむかった。バス料金の払い方を心配していた子もいたが、メアリー先生がチケットを持っていて一安心。バスから降りたら、4つのグループに分かれて食事の場所を選択。マクドナルドとウェンディーズに分かれ、思い思いの食事を楽しむことができた。ただ、アメリカの味を楽しめた子と、ちょっと苦戦している子もいてみんなそれぞれの反応に大笑い。なごやかな食事となった。食事の後はTARGETなどのお店に行き、様々な物を目にすることができた。早速、家族へのお土産を買って嬉しそうに話してくれる子や、自分へのお土産をGetして大喜びしている子がいてみんな楽しそうだった。午前中に練習したお金の払い方のおかげで、みんな買い物ができて本当に良かった。
 明日は、いよいよ初の週末♪ホストファミリーと楽しく過ごしてほしい。
レイシー レポート 7月29日(月)
 初の週末を終えた生徒たち。登校してきてすぐに「昨日、どこに行ったか」、「何をして過ごしたか」の話題に花が咲く。しかし、少し疲れ気味の生徒も見られ、授業のスタートは心配だった。今日の授業は2つのチームに分かれてスタート。メアリー先生はワークシートを使って自分の名前を英語で書いたり、住所を英語で書いたりする勉強から、キム先生は円になって座り「昨日、何をしたか」一人ひとり発表させ、その発表を聞いてみんなから質問させる勉強からスタートした。授業が終わると、急いでランチをすませバスに乗ってフードバンクに移動。
  フードバンクまではバスを3回乗り継いで向かったが、バスでたまたま隣り合わせた人と話をしたり、写真を撮ったりして楽しく向かうことができた。フードバンクに着いてからは、荷物を畑の横に置きすぐにお手伝い。SquashとTurnipというかぼちゃの親戚のような野菜とカブの親戚のような野菜を収穫。Turnipの葉と根を切る作業を待つ間残りの生徒はピーマン畑の草むしり。日本では、畑作業をしたことのない生徒たちも一生懸命汗を流すことができた。畑作業が終わったら、すぐにスタディ−センターへ戻るためバス停へ。バスに一回乗ったあと、大学の中を歩いてスタディーセンターへ戻った。4時のお迎え時間になっていたため、すぐに帰宅した。
レイシー レポート 7月30日(火)
 今日の授業は、昨日行ったフードバンクについての復習からスタート。フードバンクが何をするところなのか、おさらいした上で各々「昨日、フードバンクで何をしたか」を書かせ発表。その後、毎日の宿題だった「一日100つの言葉を見つける」の確認のために見つけてきた言葉を黒板にホワイトボードに書かせ、意味の確認。その後もよいこと・悪いことの連想ゲームのようなものをした。
 午後は、2つのグループに分かれてキム先生のグループはコーヒーのロースト見学とロッククライミング。メアリー先生のグループはチルドレンミュージアムへ。私は、メアリー先生のグループと行動をともにした。チルドレンミュージアムでも2つのグループに分かれ、子供たちが遊ぶのをサポートする係りと、子供たちが工作で使う紙や棒の用意をする係りに分かれ時間で役割交代をした。一緒に行った生徒は、迷路のような物を作るための材料の準備として木の枝から葉を落とす作業。手にまめを作るほど頑張った。時間になり、みんなロッククライミングのチームと合流。来週は、お互いの見学の場所を交代することになっている。
レイシー レポート 8月01日(木)
 今日は、9時に集合した後すぐにバスに乗ってシアトルに向かって出発。バスの中ではキム先生が用意してくれたDVD鑑賞(ベストキッド)しながら楽しくすごすことができた。DVDに夢中になっていると景色はいつの間にかビルの立ち並ぶ都会へと移動。車窓から見える景色を写真におさめようと頑張った生徒たち。うまく写っているといいけれど。

バスが最初に到着したのはワシントン大学。広いキャンパスのなかの建物を見ながら移動し噴水をバックに写真撮影。その後、大学の中にあるお店に入って買い物をする者、日本の品物と比べて観察する者と自由時間をとった。そこでの昼食では見たことのない冷水機(ペットボトルに水が入る)や、ipotのようなジュースの販売機を見つけ興奮。昼食が終わると、スペースニードルへ移動。お土産を買ったり、景色を写真におさめたり…。スペースニードルの上に上がるのにはお金がかかるということで金額的にみんな断念。曇っていたから、どの辺りまで見えたのか微妙だがもったいなかった気もした。その後、Pike Place Marketへ行き、諸注意の後自由行動。ほとんどの生徒がスターバックスの1号店へ。列ができていたがみんな行儀よく並んで無事目当ての品を買うことができた。店の前で歌を歌ったり、楽器を演奏したりしてチップをもらっている人がたくさんいてその鑑賞も楽しんだ。待ち合わせの時間まで、それぞれがグループで自由時間を楽しみ無事に集合場所まで戻ってきて本当にほっとした。帰りのバスでは、疲れていたのもあって寝ている生徒も多く静かに今日の日程を終えた。今日は、これまで学習した言葉やお金の使い方を各自、実践した日となった。

レイシー レポート 8月02日(金)
 今日の朝はある生徒が寝坊のため遅刻。キム先生からWhere is he?Please Write a story about where you think he is and what adventures he is on!! 「生徒(遅刻してまだ来ていない生徒)はどこにいるのでしょう? 彼がどこへいるのか、どんな冒険の中にいるのか想像して物語を書いてみましょう!」 という問題が出された。みんな、それぞれに物語を考えノートに書き発表し合った。一つの題材でいろいろな展開を作る生徒たちの発想力に感心させられた。中には、書きたいことを表現する言葉探しに時間のかかる生徒もいたがみんな頑張っていた。その後はWhat are the qualities you look for in friend?「あなたの友人に、何を望みますか?」という問題をみんなで考えた。みんな辞書を片手に発表し、正しい発音の仕方をキム先生から教わることができた。

 午後はRiver Ridge High Schoolへ見学に。校長先生に学校の中を案内していただいた。日本の学校とは違った部屋のつくり、日本では学んでいない教科の部屋など珍しいことがたくさん。進路指導室では、資料をもらっていた生徒もいた。なかでも生徒たちが興味をもったのは自転車をこぐ部屋、体育館、日本語の教室だったようだ。日本語教室では質疑応答の時間をとってくれたので何名かの生徒が質問することができた。今日は、Laceyにきて初めての雨。見学の帰りも雨が降っていたがそれも新鮮で楽しい見学になった。

===============ある生徒の日記

今日はレイシーに来て初めての悪天候でした。ここも雨はやっぱり降るんだという気持ちと、今まで1週間以上も晴れてくれてありがとうという気持ちがありました。今日はRiver Ridge High Schoolという高校にお邪魔して、アメリカの校舎の様子を見学しました。とても近代的な設備が整っていて、とても豪華な建物でした。家に帰ると、ホストマザーが明日はどこに行く?と言ってくれました。2週間で別の家庭に移ることになっている僕は、明日と明後日が今のホストファミリーと過ごす最後の週末となります。なので、明日は材料を買ってカレーライスを作りたいと思います。沖縄で書いたレシピを見ると、作り方が抜けていたり、お肉の量がオンスではなくてグラムで書いてあったりして、一人で慌てふためいています。ホストマザーに堂々と、明日のディナーは俺が作る!!と言ったのに、作り方すら怪しくなってきました。それに日の出米が売っている場所がどこにあるかわかりません。ホストマザーが「ここにあるはず。」と目星をつけている場所があるけど、定かではありません。。。。。

レイシー レポート 8月05日(月)
 「週末までに1,000語の言葉集めをすること!!」これが宿題だった生徒のみなさん。スタディーセンターについたらすぐにキム先生とメアリー先生がみんなのノートをチェックした。全員が約束を守ったので、今日はいつものホワイトボードを使った学習ではなくDVD鑑賞をしながら学ぶことができた。DVDはマダガスカルで、もちろん、英語版。「一生懸命聞いても理解が難しい」との声を聞いて英語の字幕を付けてくれたので楽しく鑑賞することができた。差し入れのポップコーンをほおばりながら、映画館気分で楽しそう。キム先生とメアリー先生に感謝しなきゃ。
 午後は、オリンピアにバスで移動。今日は、オリンピアのレストランで自分の食べたい物を注文する勉強も兼ねていたので、待ち合わせの時間までにいくつかのグループに分かれて食事。二人の先生から紹介された食堂のようなところに入って注文する生徒と隣のスターバックスで食事をする生徒、安くておいしい食事を探し求めて自分たちで食事の場所を決めた生徒に分かれましたが、全員、無事食事を食べることができた。

 食事の後は、みんなで陶器の色付け体験。お店の方の説明を聞いた後はみんな思い思いの作品を作ることができた。今日は、色付けまでの作業をし、お店の方が焼いてから後日届けてくれるそうだ。世界に一つだけのオリジナルのプレートが思ったように仕上がっているといいな。
 
 今日は、授業の最初に時間をもらって、残り2週間となってこちらの生活に慣れ、少し気が緩んでいる生徒たちに話をした。内容は、毎日のように午後行われる見学で興味のない場所の見学でもおしゃべりをせず、言葉で説明の意味がわからなくても、目から情報を入れて理解する努力をすること。毎日、名札をしっかりつけて学習に臨むこと。さっそく、今日の学習から気持ちを切り替えて頑張ってくれる生徒が多いことがうれしい。残りの日々を大事に過ごし、すこしでも多くのことを学べるようにサポートしたい。

===============ある生徒の日記

今日は、1,000単語を土日の宿題でやってきたので、映画を観ました。マダガスカルを見ました。英語だったので、あまり意味は理解できなかったけど、あとから字幕をつけていたので、なんとなく分かって面白かったです。午後からはダウンタウンに行きました。そこにはたくさんのお店が並んでいて、楽しかったです。私はスターバックスに行って、ご飯を食べました。その後、雑貨屋さんに行くと、おもちゃや面白いものがたくさんありました。今日は、プレートに絵を描きました。最初何を書こうか迷ったけど、可愛く出来たので良かったです。色を重ね塗りするのが結構大変でした。出来上がりが楽しみです。帰りに手紙を出しに郵便局に行きました。何を言っているのか分からなかったので、ホストマザーが出してくれました。その後、ホストシスターの体操を見ました。とても頑張っていました。

レイシー レポート 8月06日(火)
 今日の授業は、先週とクラスを入れ替え担当する先生が交代になった。スタディーセンターに集まってすぐに2つのクラスに分かれて授業。キム先生のクラスはYour 5 favorite things in America so far…(アメリカですごく気に入ったもの5つ)という質問について答えをノートに書き発表した。メアリー先生のクラスは What has been your feeling of your visit to Lacey/Olympia(レイシー・オリンピアを訪ねた感想は)という質問からスタート。どちらのクラスもみんな一生懸命考え答えを出していた。

 午後は、先週の火曜日と同じようにチルドレンミュージアムとコーヒーのロースト工場の見学・ロッククライミングのチームに分かれた。コーヒーのロースト工場では、どこから豆を輸入しているかの説明の後、ロースト前の豆を見せてもらったり、ローストの様子を見せてもらったりして、最後には3種類のコーヒーの試飲をさせてもらった。生徒たちは3種類のコーヒーを味わい、それぞれに感想を話し、楽しく見学を終えた。 

 その後のロッククライミングはハーネスを着用し、係りの方に教わりながら急な斜面にチャレンジ。ここでも、苦手な子に優しくアドバイスをするなど、素敵な一面を見せてくれた。それぞれが、自分の登りたい壁を見つけチャレンジしている間にあっという間にお迎えの時間となった。一方、チルドレンミュージアムでは、男子は木から枝を外す作業、女子はそれぞれのコーナーに分かれてボランティア活動に励んだ。遊ぶ場所にいて遊びたい気持ちを抑え、ボランティアを頑張ってくれた生徒のみなさん、お疲れ様!!

レイシー レポート 8月07日(火)
 今日も午前中は2つの教室に分かれ、それぞれの先生の進め方で学習をした。キム先生のクラスは、輪を頭につけてカードを差し込みそこに描かれた物を英語で質問し、答えを予想して英語で答えるゲーム、昨日発表した100の言葉の意味の確認、APPLES TO APPLESというカードゲーム、沖縄の歴史と金曜日の見学の事前学習として、ネイティブアメリカンの歴史について学習。メアリー先生のクラスは日本についてホワイトボードに絵を描いて英語で説明させ、その後ネイティブアメリカンについて書かれた本を紹介。異文化の学習ということでスタディセンターの近くにあるメキシカンストアの見学を行った。

 今日のランチは公園で地元の方の演奏する音楽を聴きながら…ということで、いつもより早めに授業を切り上げて公園へ向かった。公園では舞台で演奏している人を囲み、たくさんの人がランチを食べていたり、くつろいでいたりしていた。生徒たちとランチを食べる場所を探していると「青いテントで無料のアイスクリームがあります」と声をかけてくれる人や、温めると色の変わる鉛筆等を配ってくれる人と遭遇。みんな、予期せぬプレゼントに大喜び。楽しいランチの時間を過ごして近くにある警察署へ向かった。警察署では、係りの方から警察の防具や装着している道具の説明があり、生徒たちに実際触らせてくれた。生徒たちは手錠をかけたり、かけられたりして写真撮影を楽しんでいた。その後、アルコール検査に使う機械の説明、留置場の説明、パトカーの説明と続き、最後に警察署の名前が入ったバッチを全員にプレゼントしてくれた。今日は、プレゼントがたくさんあったのでいつも以上に大喜びで楽しく過ごした生徒たちだった。

レイシー レポート 8月08日(木)

 今日は、終日研修でマウント・レーニアへ出かけた。朝、9時20分にスタディーセンターから出発。今日もキム先生が準備してくれたDVDを鑑賞しながら楽しく目的地を目指した。しかし、いつもの目的地より遠いこともあってバス移動に飽きたらしく「あとどのくらいですか?」「まだ?」など到着を待ちわびる声が聞こえてきたころ、車窓から雪の残るマウント・レーニアが見えてきた。そのとたん、カメラを片手に「きれい」「反対側もきれい」など、写真撮影会がスタート。バスは3時間かけて目的地に到着。 

 目的地に着くと、MNCCの方と合流。山をバックに集合写真の撮影。諸注意を終えて各自グループ行動となった。マウント・レーニアにはハイキングコースがいくつもあって、生徒に人気だったのは雪に触れられる場所まで行けるコース。コースの途中はきれいな花を写したり、友達同士で写真を撮り合ったりして約束の3時半まで思う存分、楽しむことができた。帰りのバスは山道を歩いたこともあって、疲れたようで寝ている生徒が多かった。今日の美しい景色は、ホームステイでの忘れられない思い出になるだろう。

===============ある生徒の日記 


 今日は一日レイニヤー山へ行った。バスで3時間くらい掛けて行った。周りの景色がとても綺麗で、霧がかかっていた。山は4000m超えの山で、とても高かった。最初はあまり登る木がしなかったが、少しずつ登っていって、高山植物や雪に触ることができたし、山をバックに写真も撮れて、最高のお土産になった。雪の上はとても滑って、登るときは結構危険だった。山の中間まで登って、そこからは素人は行けなかったので、下りることにした。下りるときは、登るときよりもきつく感じたし、ひざが痛かった。帰りのバスの中はみんなテンションが高くて、意外と眠っている人が少なかった。でも、疲れたけどとても楽しい思い出になった。

レイシー レポート 8月09日(金)
 今日は、午前中からネイティブアメリカンの学習にだった。出発までの一時間、キム先生のクラスはDescribe your dream vacation!! という課題が出され、どこに行きたいか、なぜそこに行きたいのか、そこへ行ったら何をするのか…を各自ノートにまとめて発表した。今日は、ある生徒のホストファミリーも加わっての授業。もちろん彼らの発表も聞かせてもらい、流暢な英語に感嘆の声が上がった。メアリー先生のクラスは、アルファベットの数をヒントに何を言いたいか当てるクイズのようなものを楽しんだ。10時にはスタディーセンターでの学習を切り上げ、迎えに来てくれたバスに乗ってTRIBAL CENTERへ。

 そこでは、会議室に通されて係りの方からこれからの見学の内容とともにネイティブアメリカンの方たちの生活について説明があった。その後、バスに乗ってネイティブアメリカンの方々が世話をしている畑の見学。畑では、薬としてつかわれる植物の説明や、植えられている野菜の説明を受け、人参を一本ずつ抜かせてもらってその場で試食させてもらった。畑の見学を終えると、今度はバスに乗ってCommunity centerへ移動。体育館でネイティブアメリカンの方から話を聞くことができた。その方は高齢のため、マイクを通しても声が聞き取りづらく、生徒たちにとっては理解が難しかったがみんな真剣に話に耳を傾けていた。その後、ネイティブアメリカンの方たちの食事をごちそうになった。出発前にメアリー先生から「サーモンを振る舞ってくれるから、お弁当はいらない」と説明を受けていたが、サーモンだけでなく、サラダやパン、蟹やコーンなど…たくさんの品数に感激。食事中に、太鼓をたたきながら伝統音楽を歌ってくれる方も現れて、おいしい食事がさらにおいしく感じられた。満足そうな生徒たちであったが、その後たくさんの方が参加してネイティブアメリカンの伝統のダンスを見せてくれ、特徴的な踊りに見入っていると「みんなで一緒に踊りましょう」と誘ってくれて、男子は楽器と歌での参加、女子は二列になってダンスを踊った。

 スタディーセンターへ戻る時間が近づくと、今度は全員に袋が手渡され、その中に入っているすべての物をプレゼントしてくれた。思いがけないプレゼントにこれまた、感激の声。さっそく、袋の中を確認する生徒もいてその内容にさらにびっくり。生徒たちにプレゼントされたものはパーカーやTシャツ、水筒等これから使えそうなものがたっぷり。こちらからは、日本のコインとオリンピアの見学で作成した陶器のプレートをプレゼント。プレゼント係は二人ともしっかり挨拶や説明をしてかっこよかった。最後には、ネイティブアメリカンの長老と一人ひとり握手して温かい交流会となった。今日の学習は、英語での説明は聞き取れず難しかったが一人ひとりに説明の文章を配布してくれたので、これからゆっくり時間をかけて理解できると思う。今日は、たくさんの方の協力でみんな楽しく学習ができた。感謝したい。

レイシー レポート 8月12日(月)
 今日は、登校後すぐにカーウォッシュで使う看板の作成をして、10時にアービーズに移動。看板を持って呼び込みをする人、車に水をかける人、石鹸を付ける人、タオルで仕上げをする人に分かれ、早速スタート。初めは呼び込みに応じてくれるかかなり不安だったが、次第に客が増え始め、たくさんの車を洗車することができた。今日の作業では、教室ではなかなか関わりを持つことのできないでいる男女も仲良く声を掛け合う姿が見られ、終日笑顔で過ごすことができた生徒が多かったことがうれしかった。

 しかし、今日のカーウォッシュでは、炎天下だったこともあり体調を崩す生徒がいて消防隊の方を呼んで対応してもらい、その後、CHIのマネージャーもかけつけクリニックへと連れて行ってもらうというハプニングも起きてしまった。病院へついて血圧等のチェックをしてもらい、体調も元に戻ったので安心したがここにきて食事の面で日本とは違うということや、疲れもあったのではないかと思う。ホームステイも残りわずかとなった今、疲れが出たり、ホームシックになったりしている生徒が何人かいる。毎日の健康観察もしっかり行い、全員が元気に沖縄に帰ることができるよう見守りたい。

レイシー レポート 8月13日(火)
 今日は、終日研修の日。しかし、スタディーセンターに登校したものの具合が悪くなってしまった生徒がいてメアリー先生の旦那さんに迎えに来てもらい、家で一日休ませてもらうことになった。ここにきて初めての欠席者が出た。昨日の晩にキム先生からホストファミリーのところへメールが回ってきて、「今日はバスの乗り継ぎが何度もあり、距離も長いので弁当を買うこともできない」とのことであったが、実際に何度もバスを乗り換え移動に時間がかかった一日だった。バスの中は立って乗ってもすし詰め状態で、いつもと違い疲れた様子で心配だった。

 バスに乗って一番に向かった先はオリンピアのState Capitol.MNCCの方と合流して国会議事堂をバックに写真を撮ってから中の見学に。外観も素晴らしい建物だったが、中もとても豪華で大理石でつくられた壁や床を目にした生徒たちはあちらこちらを写真におさめていた。主賓を迎える部屋も見せてもらい、その中にあった古いピアノを生徒が弾くことになった。ピアノの音に合わせてみんなは合唱。短い時間ではあったが貴重な体験をさせてくださった係りの方に感謝したい。その後、議会を開く部屋の見学。部屋にある調度品についての説明もあった。シャンデリアはティファニーだとか…。天井や壁の模様も一つ一つが美しく、ため息がでた。

 昼食を終えLakewood City Hallへ移動。沖縄市と姉妹都市ということで、私たちの来るのを沖縄出身の方も一緒に待っていてくださった。久しぶりに沖縄の方と会えたことで生徒たちも自然と笑顔になった。その方も、色々とお話をしてくださったり、写真撮影に快く応じてくださったりして和やかな雰囲気になった。「沖縄市から来ることを事前に知っていたら、もっとおもてなしできたのに…」と残念そうにおっしゃってくださってありがたかった。「来週の土曜日に沖縄県人会のピクニックがあるので招待したかった」とまでおっしゃってくださった。短い時間しかお話できなかったことが本当に残念だ。こちらの見学では、施設見学に加えて裁判をする光景を目にすることができた。実際の犯罪者の裁判中だったのでみんな静かにするよう指導があった。もちろん、私語もなく裁判の様子を見せてもらった。施設見学が終わると、急いでバス停に向かいバスに乗り、バスを乗り継ぎホストの迎える駐車場で解散。見学はとても貴重な体験ばかりで素晴らしかったが、バスに乗る時間と距離を考えるとやはりアメリカは大きい国だと痛感させられた。今日は、きっと生徒たちも疲れていたのでぐっすり眠ることができるのでは?

レイシー レポート 8月14日(水)
 今日は、昨日のバスのなかでの生徒たちの態度のよさについてキム先生からほめてもらった。生徒たちが頑張っていたので、ご褒美としてホットチョコレートを作ってくれるというので、みんな大喜び。メアリー先生も手伝ってくれて、一人一人にホットチョコレートが振る舞われた。その中には、マシュマロが入っていてとっても甘いホットチョコレートだった。アメリカに来て、日本では味わったことのない味をたくさん味わうことができているのもよい体験の一つになっている。今今日は、Describe your host family and what lesson’s have you learned your time with them というジャーナルで、みんないつものようにノートに書くことからスタート。家族から学んだことはたくさんあって、何を書こうか、どのように書こうか悩んでいた生徒が多くいたので、キム先生がホワイトボードを使ってホストファミリーというキーワードから連想することをたくさん発表させてヒントとしてくれた。その後、全員で円になって発表会となり、全員が発表し、聞き手からは質問をした。

 メアリー先生のクラスは、ホストファミリーとの思い出をその時写した写真を見ながら絵に描くことからスタート。メアリー先生のクラスは、アメリカに来てすぐに沖縄をテーマに描いた絵と一緒に一枚の画用紙に貼り合わせて持ち帰り、ホストファミリーへ見せ説明するということになった。午後は、さよならパーティーの準備の時間だった。沖縄での話し合いで決めてきたものの、ここにきてできないものがあることがわかったので、プログラムの変更や、内容の変更をすることを確認。その後、分担して男子は輪っか作り、女子はさよならパーティーの幕書きとプログラム書きと飾り付け用の花作りを行った。また、個人の出し物をしてくれる生徒たちはその練習もした。午後の時間のすべてを使っていいということで余裕があるかと思ったが、作業がなかなか進まずぎりぎりでの終了。明後日は、いよいよさよならパーティー。飾り付けや、買い物、料理と短い時間でたくさんのことを行う予定だ。これまでの感謝の気持ちを伝えるためにも、みんなで協力して成功させなければと思う。

レイシー レポート 8月16日(木)
 今日は、いよいよさよならパーティーの日。朝からキム先生とメアリー先生が生徒たちに準備の時間をくれた。まず、初めに作る料理の材料を生徒たちに英語で発表させ、メアリー先生が黒板に書いてくれた。全部、出つくしたところで買う量を確認。10時過ぎから近くにあるセーフウェイに買い出しに出発。スーパーに着いてからは、各コーナーで買うものを探して買物かごへと入れた。アメリカでは手に入らないであろう、白玉粉やすき焼きのたれ、出し巻き卵の出汁などは沖縄から持ってきたが、白玉粉が足りずに探し回ることになった。しかし、餅子を見つけて無事解決。一時間ほどの買い物を終え、スタディーセンターに戻ってランチタイムとなった。 

 ランチタイムの後は、みんなで出し物の確認をしたり、飾り付けをしたりと分担して頑張った。3時から食事を作ることを予定していたが、なかなか思うように練習が進まず、慣れないキッチンということで戸惑いもありホストファミリーが来る時間が近づいてきた。全員でキッチンに入ることもできず、何をしていいのか分からなくて戸惑っている生徒がいると思ったら、その一方で自分の分担された仕事以外の仕事を見つけ出し、黙々と働く生徒もいた。ここにきて、また、生徒たちの良い面がわかって幸せな気持ちになった。日本から、今日の日のために浴衣やはっぴ、甚平を持参してきた生徒の着替えを済ませ、いよいよさよならパーティーのスタート。司会の生徒は英語で台本を書き、堂々と会を進行してくれた。個人の出し物としてピアノ、フラダンス、中国武術、三線、バレエを披露。多くの人が見守る中で出し物をしっかりと披露してくれ、大きな拍手をもらった。その後、会場を巻き込んでのじゃんけん列車、ダンス、締めくくりは練習を頑張った合奏。みんながひとつになったような温かい雰囲気のなか会は終了。これまで、お世話になったたくさんの方への感謝の気持ちを込めて開いた今日のパーティー。反省点はあるものの、みんな、本当によく頑張ったと思う。お疲れ様。

      

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