いよいよ最後の授業の日。午前中はいつものように授業が始まった。後半はこのホームステイを振り返っての英語での自己評価をし,残りの時間は「hangman」などのゲームをした。Teacher Karenは常にお菓子などを配りながらアメリカのいろんなことを体験させてくれた。Teacher Lizは親しみやすい授業で生徒のやる気を引き出してくれた。本当にこの二人のTCに感謝したい。生徒たちの英語力は明らかにimproveしている。
午後はサヨナラパーティーの準備。これまでにある程度それぞれ話し合いをしてきているので,私は具体的な指示はせず生徒主体で全部準備させた。日本食を作るために160ドルにも及ぶ食材を買い込み,班ごとに料理とその他の準備の同時進行をした。皆でいろいろな事を協力して進めていた。
いよいよ生徒たちが全てを仕切るサヨナラパーティー。まず日本の文化紹介のから始まった。習字,かるた,利きお茶(?),あやとり,折紙のそれぞれのブースを設け,ホストファミリーたちは日本文化をとても楽しんでいた。みさきの班の英語式かるたは子供たちに大人気だった。その後日本食ディナーのスタート。すきやきは愛果,カレーは陸太,やきそばは真咲,おにぎりは素直,そうめん&うどんは昂諒がそれぞれとてもおいしそうに紹介してくれたおかげで大人気。実際どれもびっくりする程おいしく,あっという間に全てなくなった。生徒たちは出席者の人数を多めに見積もって準備はしたのだが,ホストファミリーたちの食欲は予想をはるかに超えていたのだ。まだ何も食べてないホストファミリーもおり,それに気づいた愛果たちがあわてて残った米でご飯を炊いてくれた。食事と同時進行で後片付けも自分たちでしないとならないのだが,生徒たちは出番があったり,女子は浴衣であまり動けなかったりして,結局Teacher Karenとそのhost sonである昂諒が何も食べずに片づけをしてくれていた。いつも本当に感謝したい。
生徒たちによるプログラムもとてもよかった。みさきと七香の進行で始まり,陸太,昂諒,誓良,琉星の「たたいてかぶってじゃんけんぽん」と晴香,まり,大祐,慎太郎による「二人羽織」は会場からやってみたいとの挙手が多く出て皆とても楽しんでいた。ひなの,佑奈の着付け,駿と尚也による武道の披露には感心したよう。素直,瑞季,三奈によるラジオ体操,美月,凱飛によるおはら節などは会場全体で一緒に体を動かした。修了証書授与に続いて極秘で作ったタイルとカードを各ホストファミリーに一人ずつ渡す場面では,感極まって涙を流す生徒も多かった。最後は全員を代表して素直が素晴らしい発音でお礼の言葉を述べ,二人のTCに手紙,花束,写真,植木を送った。これは私が生徒に二人TCへのアメリカ式感謝の気持ちを呼びかけたところ,予想以上の多くのお金が集まったから実現できたことだ。そして私にまでサプライズでカードを書いてくれた生徒たちの気持ちがとてもうれしかった。その後ホストファミリーも含めて全員で会場の片づけをしたが,台所では最後まで七香,里紗,さくらたちが手伝ってくれた。素晴らしいプログラムだったと多くの方に有難い言葉を頂いた。生徒たちの30日間の集大成がよく表れていた。
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