MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

 
レポート更新情報
更新日
期 間
8月06日
8月20日
8月24日

 今日は予定を変更して、近くの公園でアクティビティーが行われた。初めての活動ということで、自己紹介の仕方を練習したり、ゲームを楽しんだりした。お互いの名前と顔が一致していないので、子どもたちはまだまだ緊張していたが、活動が進む中で少しずつ距離が縮み、雰囲気が和んでいった。活動の途中で休憩をはさんだ。アン先生が用意してくださったおかしを食べた。塩味のプリッツェルと真っ赤な棒状のグミ。子どもたちはグミを喜んで手にしていたが、その味が甘すぎて食べきれない子どもが続出。味覚の違いを感じることだった。子どもたちは、まだまだ表情に硬さを残しつつも、とても楽しそうに活動していた。

ランチタイム。シートを引いてそこでランチをとった。子どもたちはそれぞれの家から持ってきたランチを食べた。サンドウィッチ。フルーツ。そしておかしも入れてくださっている家庭が多かった。子どもたちがおなかがすかないようにと、たくさん用意してくださったご家庭が多く、食べきれない子もいた。また、りんごやももが丸ごと入っていて、そのまま丸かじりをしていいか迷う子もいた。お昼の休憩時間には、ベイブ先生の息子さんのターナーとサッカーをしたり、公園の中の遊具施設で現地のキャンプに来ていた子どもたちと一緒に遊んだりする姿が多くみられた。言葉がうまく話せなくても、表情やジェスチャーで伝わる喜びを感じている姿がとても印象的だった。

午後は公園内のスイミングプールで楽しんだ。プールには子どもたちやファミリーなど、いろいろな人たちが来ていて、最初は遠慮気味だった子どもたちも徐々にエンジョイする姿が見られるようになった。連絡が行き届いていなかったために、道具を持ってきていなかった子どもたちもいたが、プール横の芝生で一緒にバレーボールを楽しんだ。ふとそばの木に目をやると、そこには野生のリスの姿があった。間近で見れて、大興奮の子どもたち! 喜んで写真を撮っていた。最後の活動は、エレクグローブで最も古い小学校の見学だった。今は使われていない教室に入り、椅子にすわって先生の説明を聞いた。昔の小学校ではどんな様子で学習が行われたのか、使われていた当時の筆記用具、子どもたちがきていた洋服、当時の遊び道具など、実際に見せてもらうと、子どもたちは一生懸命それに見入ったり、写真を夢中になってとっていた。その後校舎の外に出て、鐘を鳴らしたり、竹馬にそっくりな遊び道具で遊んだり、昔の馬小屋やトイレを見せてもらったりした。子どもたちは水泳の後ということで、とても疲れていたが、一生懸命活動をしていた。

一旦迎えに来てくれていたホストファミリーと一緒に家にもどり、6時にベイブ先生の家に集合。ウェルカムパーティーを楽しんだ。プールで泳いだり、用意されていた食事を楽しんだりする中で、子どもたちはより親睦を深めていった。パーティーには、多くのホストファミリーが来てくれており、子どもたちのことについていろいろな話をすることができた。

 

エルクグローブ レポート 7月31日(火)

今日は教会のカフェで活動がスタートした。このような場所を借り切っての活動もあるのだと驚く。昨日よりも子どもたちがリラックスしている。お互いの名前を呼び合って会話をする様子も見られた。
安全に過ごすための生活の仕方を学ぶ。いつも二人以上で行動すること、夜になったら外に出てはいけない。カメラなど大切なものはいつも肌身離さず持っておくことなども学んだ。また、お金の種類やお金にのっている人物の名前なども教えてもらった。

カフェの中で昼食をとる。冷房が効きすぎていて寒そうにしている子どもが続出。翌日から羽織るものをもってくるように伝えた。子どもたちはそれぞれにランチを持ってきていた。ホストファミリーと一緒にサンドウィッチを作ったよと教えてくれる子もいた。

各グループごとに翌日のフォトフレームづくりに備えて、一人ずつ写真をとった。シャンテ先生に写真を撮ってもらう子どもたちは、緊張している様子が見られた。でも、昨日よりは確実に表情がよくなってきているようで、ひと安心。 トイレに行くときのサインを覚え、子どもたちが使えるようになってきた。

 

エルクグローブ レポート 8月01日(水)

 アメリカにあるいろいろなタイプの家について学習をした。家の中にはいろいろな部屋があり、それぞれに用途が異なることを学ぶ。家の中にあるものの名前を教わったり、どこに何があるかを話す練習をしたりした。写真を見ながらの活動だったので、それを見て子どもたちは答えていた。ブレイクタイムには、カフェの外に出てみんなで大きな円を作り、ホーキーポーキーを楽しんだ。はじめのうちは恥ずかしがっていた子どもたちもいたが、友達と一緒に楽しむことができた。次第にグループができ始める。それぞれに外で食べたり、中で食べたりした。ホストファミリーの用意してくれたランチには、必ずスナックがついており、子どもたちはその中から自分の気に入ったものを食べていた。なかなか口に合わないものもあって、友達にあげたり、PAに持ってくる子どもも多い。ホームシックにかかり気味の子どもたちも、PAが作ってきたおにぎりを食べたり、卵焼きを食べたりして、元気を取り戻した。

最後の日にホストファミリーにプレゼントをするフォトフレームを作った。午前中は学習が中心だったため、午後からの活動が子どもたちはとても楽しそうだった。カラフルなフレームをもらって自分の名前を書き、周りにいろいろなデコレーションをほどこしていった。木工用ボンドを使ったが、ふたをして使うという使い方に子どもたちはとても驚いていた。それぞれ楽しく工作をし、その仕上がりに満足していた。

先生方や場所に次第に慣れすぎてけじめがつかない子どもたちが出てきた。そのため、TCに何度も注意を受けた。私たちもまた、子どもたちを注意することが多かった。子どもたちが次の活動に移る際に、話をする。保護者がお金を出してくれてこの機会を得ていること、こうしてホームステイをすることが人生の中で本当に貴重なチャンスであるということを話し、自分たちのここへ来た目的を再確認させる。こういう時間もとても大切だと語ることだった。

 

エルクグローブ レポート 8月02日(木)

 歌でウォーミングアップをしてから、活動がスタート。昨日よりも子どもたちの歌声が大きくなってきていることがうれしい。have need to catchなど、子どもたちが普段の生活の中でよく使う「〜する」言葉を中心に教えてもらっていた。子どもたちは、新しいグループで新しい友達と一緒に活動をした。

いつも通りカフェでランチを食べた。だいぶアメリカのランチスタイルに慣れて、残食が減ってきた。ランチの量が多いということを伝えることができるようになってきたようだ。自分の気持ちを伝えるということが苦手な子どもたちだったが、少しずつ成長しつつある。

近くにあるウォーターアミューズメントパークに行って活動をした。大きなプールやスライダーのあるところで、子どもたちも一歩入った瞬間からかなり興奮していた。大きなプールにはジャンプ台が2つあって、高いところからジャンプをして楽しんだ。最初は「無理〜!」と言っていた子どもたちも、少しずつ慣れていってとても楽しんでいる様子が見られた。太陽の下で思いっきり体を動かして、どの子の表情もいきいきとしてとても楽しい時間を過ごすことができたようだった。

 

エルクグローブ レポート 8月03日(金)

 消防署の見学をした。気さくでユーモラスたっぷりな話しっぷりの消防士に、子どもたちはリラックスしながら見学をすることができた。部屋の中を見たり、実際に放水活動もさせてもらった。出動要請によって色が変わるランプを見て、子どもたちはとても驚いていた。また、消防車の中にある交通事故の際に使用するカッターを持たせてもらい、記念撮影もした。とても有意義な時間が過ごせた。

カフェでいつも通りランチをとった。活動グループやホームステイ先が同じ友達以外の仲間とも交流が始まっている。男女問わず仲良く触れ合う姿も見られた。今日はお団子を作って持っていった。子どもたちは我先にという様子で飛びついてきた。今日も天気は最高。アウトサイドでのランチも快適である。

「家族」をテーマに学習を行った。アン先生が家族写真を持ってきてファミリーの英語での言い方を教えてくれた。写真を指さしながら話をしてくれたので、とてもわかりやすく、子どもたちも少しずつ理解をしていった。家族を思うアン先生のあたたかさに触れ、子どもたち自身も自分の家族について思いをはせることができたようである。

 

 

エルクグローブレポート 8月06日(月)

 今朝は、朝から映画を見に行った。夏休み限定で、1ドルで映画が見ることができるという。「ハッピーフィート2」というタイトルで、ペンギンがダンスしたり、歌ったり、かわいくとっても楽しい映画だった。生徒たちはアメリカンサイズの大きなポップコーンを自分たちごのみの味付けにして楽しんでいた。「ほとんど理解できなかった」という声が聞こえたが、当たり前である。まだまだ君たちはしっかり英語を勉強する時間がある。

 午後からはスタディーセンターに戻り英語の授業を受けた。その間、わたしは生徒の日記を読んだ。ある長崎県出身の生徒の日記に、「日本の日付ではできなかったけど、アメリカの時間に合わせて黙とうをした」と書いてあった。ここいると原爆の追悼セレモニーのことをすっかり忘れていたが、日本のことを忘れていないことに感心した。また、他には、マザーのお手伝いをしたり、日本食(肉じゃが、ちらし寿司、たまごやき)を作ったりしたと書いていた生徒たちが何人かいた。少しずつホストファミリーへ自分たちができることで恩返しをしていってほしいと思う。

 エルクグローブパーク内の木陰でランチをとった。自分で作ることを伝えたいという子どもたちが数名出てきた。英語での表現を教えると、思いのほか多くの子どもたちが興味を示し、メモをとる姿も見られた。一週間が過ぎ、食事やこちらでの生活になじんできている様子から、PAの差し入れランチは今日までにすることにした。アメリカンスタイルでのランチを大いに楽しんでもらいたい。
公園内のプールに行った。深さにも随分慣れ、わいわい言いながら十分に楽しんでいた。途中、アイスを買いたい子どもたちが言い方を練習し、繰り返し口ずさみながら店に向かって、無事に購入することができた。色鮮やかなアイスをほおばる姿は満足感にあふれていた。

 

 

エルクグローブレポート 8月07日(火)

終日研修でサンフランシスコに行った。往路2時間近くバスに乗り向かったが、車酔いする子どもたちもなく、万全な体調で実施することができた。はじめのポイントはゴールデンゲートブリッジだった。全体写真を撮った後、グループに分かれてブリッジを歩いた。景色の美しさや人の多さに驚きを隠しきれない様子だった。まさに絶景であった。バス内で昼食をとり、2つ目のポイントであるEIR39に向かった。EIR39を散策し、ポストカードやおみやげ品を買ったり、景色を楽しんだりした。その後徒歩にてフィッシャーマンズワークに向かった。アーティストの作品や路上パフフォーマンスを見て楽しんだ。一部の子どもたちに、ほしいものをすべて買いたがる傾向が見られ、散財が気になる。

 

 

エルクグローブレポート 8月08日(水)

ホストファミリーの自宅のバックヤードで、学習を行った。TCの先生の読み聞かせがあり、子どもたちは一生けんめい聞き入っていた。その後、先生方のスキットモデルを見ながら、レストランでのやりとりの仕方について学んだ。オーダーの仕方、お金の払い方など実際の生活場面に生かせる学習をすることができた。

TCの先生方が準備してくださったホットドックやフルーツなどを全員で食べた。出来立てのホットドックにおかわり続出。大満足な昼食になった。

TCの先生方にアメリカの歌遊びを教えたもらったり、日本の歌を紹介したりした。久しぶりに日本の歌を思い切って歌うことができたということもあり、子どもたちは大いに盛り上がり、生き生きとした表情で歌っていた。お互いの文化を紹介しあう貴重な活動になった。

 

 

エルクグローブ 8月09日(木)

数日ぶりにカフェでの学習を行った。学校の仕組みについて学び、日本との大きな違いに驚いている様子が見られた。ノートに書き留めるスピードが少しずつ速くなってきている。

友だちとのかかわりの中で、ちょっとした気持ちのすれ違いが出てきた子どもたちの相談にのったり、ホストファミリーの件についてスタッフの方と情報を共有したりした。TCの先生方に連絡をすると、話をじっくり聞いてくださり、すぐに対応をしてくださった。いつも子どもたちの状況を気にかけ、親切に接してくださることがありがたい。

環境について学び、ホストファミリーへのプレゼントを準備したり、2種類の豆の種を植えたりした。豆が育つ経過を見ながら、自分たちのことを思い出してほしいという気持ちを持つことができた。

 

 

エルクグローブ 8月10日(金)

今日はアイスクリームショップの見学をした。2つのグループに分かれ、アイスクリームができるまでを初めて目にした子どもたちは、作業の素早さに目を見張っていた。また、マイナス20度のフリーザー内にも入らせてもらい、温度の低さを体感することができた。見学後は大きなアイスクリームが全員にふるまわれ、うれしそうにほおばっていた。

近くの小学校へ歩いて移動。アメリカの小学生との交流を図った。英語での質問に動揺を隠しきれない様子ではあったが、次第に少しずつ打ち解けていった。その後、フィールドでフリスビーをした。笑顔で楽しく活動していた。短時間ではあったが、アメリカの子どもたちとのコミュニケーションをとることができた。

市営バスに乗る体験をした。車窓から街並みを見ながらさまざまなものに気が付くことができた。信号が5つあることや下車アナウンスが流れないことなど、日本との違いに気づくことができた。下車後はファーマシーでショッピングをした。日本にはない商品のデザインや色遣いを見つけては、互いに知らせる姿が見られた。

 

 エレクグローブパークでガレージセールの準備をした。グループに分かれ、プラカードを作成したり、値段をつけたりした。その後、近くのショッピングストアに移動し、ガレージセールを行った。プラカードを持って呼び込みをしたり、笑顔で接客をしたりする姿が見られた。アメリカの人たちのあたたかさや親切さに触れることができた。2時間ほどで190ドルを集めることができ、誰かのために頑張ることの喜びを味わうことができた。多くのアメリカの子どもたちにも来日し、異国文化を学んでもらいたい。

公園に戻り、ランチをとった。遅めのランチだったので、いっきに空腹を満たす子どもたちだった。お別れパーティーでホストファミリーに渡す手紙を書いた。感謝の気持ちをより多く伝えたいと、辞書や書籍を用いながら、必死に考えていた。単語の羅列ではあったが、子どもたちなりに精いっぱいの思いを表現できていた。

 

エルクグローブ レポート 8月14日(火)

 終日研修で、サクラメントに行った。州議事堂や大学内の見学を行った。州議事堂では、地元の人たちでもめったに見られない会議室等を見学することができた。子どもたちは終始カメラを手に記録を残していた。館内の厳粛さと高貴漂う雰囲気に思わず息をのむ姿も見られた。バスの中で昼食をとり、オールドタウンへ行った。短い時間ではあったが、最後のショッピングを楽しんだり、古い街並みを散策したりすることができた。充実した終日研修となった。

 

エルクグローブ レポート 8月15日(水)

 TCの自宅でサヨナラパーティーに向けて準備を行った。スキットの練習では、役柄になりきってジェスチャーを交えながら、せりふを言うことができた。また、小道具づくりでは、段ボールや折り紙などを使って、工夫して作ることができた。そのほかプログラムの作成、ブースのカード、TCへのプレゼントづくりも行った。昼食は早々に切り上げ、ホストファミリーへのお礼の手紙を書いたり、個々の出し物の練習を行ったりした。昼食を忘れた子どもたちもいたが、互いにシェアしながら食べる姿が見られた。助け合いの気持ちが育まれてきている。

簡単なリハーサルを行った後、各自一時帰宅し、ホストファミリーとともに、さよならパーティー会場に向かった。折り紙で作った飾りをつけたり、テーブルのセッティングを行ったりした。PM5時半パーティースタート。桃太郎のスキットは、緊張で時々セリフが飛びつつも、互いに声を掛け合いながら一生懸命演じていた。個々の出し物では、得意なことを披露できた。服装や道具を工夫しながら発表することができた。空手や折り紙、ピアノの演奏は特に見る人の心をひきつけていた。最後にお礼の手紙を渡した。かつてホームシックであった子どもたちも涙しながら、ホストファミリーとの別れを惜しむ姿があちらこちらで見られた。全員合唱のカントリーロードは、ホストファミリーも一緒に手拍子をしながら歌い、大いに盛り上がった。

 

エルクグローブ レポート 8月16日(木)

 各家庭でホストファミリーとの時間を過ごす。おみやげを買いにつれていってもらったり、荷造りの手伝いをしたりとそれぞれに過ごし、いつも学習を行っていたロックカフェ前の駐車場に集合。ホストファミリーと別れ、バスに乗り込む。ホストファミリーにハグされると、大粒の涙を流し、別れを惜しむ姿があちらこちらで見られた。バスに乗り込んでからも、ホストファミリーのみなさんが子どもたちの名前を呼び、声をかけ、手をふり、バスが見えなくなるまで手をふって見送ってくださった。

飛行機に乗り込み、日本へ向かう。カリフォルニアへ向かう飛行機やバスの中はまだ互いを知らなかったために静かだったが、帰りは一緒に歌を歌ったり、冗談を言い合ったりと、最後のみんなと過ごす時間を思う存分楽しむ様子が見られた。日本におりたってすぐに子どもたちが言った言葉は「暑い」アメリカで長く涼しい時間を過ごしてきた子どもたちは、まずはその空気に日本を感じたようだった。

Copyright © 2011 MinamiNihon Culture Center. All Rights Reserved. / ホーム 会社案内 お問い合わせ / MNCC 南日本カルチャーセンター Flash templated by Flash Okanasen