MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

 
レポート更新情報
更新日
期 間

8月15日

8月22日

 16時10分 成田を出た。鹿児島空港では少し緊張した様子であったが,移動するごとに仲がよくなっている。 男子6名はたくやを中心に一緒に過ごしている。成田での待ち時間はトランプをして楽しんでいた。女子はいくつかのグループに分かれて話をしていた。かっこいい人を見つけては「写真を撮りたい。なんて言えばいいですか?」と楽しんでいた。ついにはデルタに乗る前にお願いして撮ってもらっていた!移動するごとに並んで人数確認をしているが,今のところ指示が通らないくらいおしゃべりというのはない。けじめがついている。楽しい1ヶ月になりそうだ(しかし飛行機がかなり揺れている。。。)

 

ポートオーチャード レポート 7月28日(木)

  午前中はオリエンテーション。もらったノートにイヴォンヌとサラが準備してくれたシールで飾りつけ。最初は興味がないという様子のboysはかなり熱中して自分なりのノート作りをしていた。自己紹介とこれからの日程の説明。慣れない英語にとまどいながらも必死に授業を受けていた。午後は消防署の見学。ファイヤーファイターの制服に見とれ,写真撮影。(ファイヤーファイターはフラッシュの嵐に驚き,照れていた)消防車の中も見学させてもらい,みんなうれしそうだった。1人だけじゃんけんに勝って作業着とマスク,ボンベを背負わせてもらった。Lucky you! その後みんなで放水を体験させてもらう。重い。。。その後はマクドナルドでお茶。注文をするのにドキドキしました。

 

ポートオーチャード レポート 7月29日(金)

 午前は託児所でのボランティア見学。折り紙や新聞紙で兜を作ったり,絵を描いたり,歌を歌ったり。楽しく過ごしていた。「お人形みたい!」「ハグしてもらった!」「キスしてもらった!」と大喜び。帰る時間になっても,去りがたい様子でいつまでも子供たちと過ごしていた。本当にクラクラするくらいかわいかったね。午後はスタディーセンターで昨日の学習の続き。イヴォンヌはみんなが疲れないようにと途中ゲームを取り入れてくれて,英語の授業の合間のいい息抜きになった。夜はウェルカムパーティー。湖のほとりでポットラックパーティー(1,2品持ち寄り)。典型的なアメリカの料理をたくさん食べて芝生でボール遊び。充実した1日となりました。

 

ポートオーチャード レポート 8月1日(月)

  今日は初の週末を家族と過ごしたみんなと会う日。週末何をした?どこに行った?の話で盛り上がっていた。多くの生徒は日曜日に教会に家族で行き,想像していた教会と大きく違っていたのを話してくれた。(地下で,ミニコンサートがあったり,勉強会があったり)家族が多くの知人に会わせてくれ,「思っていたことを言えた」「分かってもらってうれしかった」と。今日は午前中は2つに分かれてテキストを使った勉強。昼はPizza Factory(7ドル55セントでピザ,サラダ食べ放題,ジュース飲み放題)たくさん食べてお腹いっぱいになりました。その後はボーリングで,2ゲームを楽しみました。友達になった人にメッセージをもらおうとがんばっている人もいた。

 

ポートオーチャード レポート 8月2日(火)

 午前中は2つに分かれて授業。日記を読むと毎日楽しんでいる様子が分かる。今日感動した日記は「みんなすごく親切。親切すぎて気を使うくらい。私は彼らに何ができるだろうか」と。give and takeの精神がしっかり根付いている。きっと何かできるはずだし,できているはず。一緒にいろんなことを経験して,絆を深めて欲しい。午後はSouth KITSAP高校へ。高校の中を見学させてもらう。アメリカのドラマでよく見るロッカーも!(生徒たちはあまり使わないようだけれど) 昼食場所を食べる場所や校内のスタジオも見せてもらう。日本の学校と違うところを見つけては喜んでいた。帰りは少しだけWalmartに。買い物を楽しんだ。

 

ポートオーチャード レポート 8月3日(水)

 今日は午前中授業。初めは恥ずかしがっていたが,少しずつ手をあげて発表できる生徒が増えてきている。もっと増えるといい。昼ごはんを食べてからは日本人のスミさんとチユキさんが来てくださってお話を聞く。2人は友達でスミさんは商工会議所のようなところで働いている。ビジネスについては詳しい。日本を離れて51年にもなる。必要な英語も教えてくださった。チユキさんは "Hakata"という日本食レストランを開いている。お店は繁盛していて忙しいらしい。今日も忙しい中時間を割いていただいた。レストランのオーナーとして長いアメリカ生活の中で感じている日本人とアメリカ人の違いについても教えてくださった。興味深い。

 

ポートオーチャード レポート 8月4日(木)

 今日は楽しみにしていたシアトルへの一日研修。いつもよりうきうきした様子が見える。スタディーセンターでバスに乗りマイクロソフトミュージーアムへ。新しいタイプのゲームに驚きみんなで楽しんだ。その後MNCCスタッフの待つシアトルへ。全体写真を撮って,気をつけるべきことを再度復習して,初めての自由行動へ。買い物をしたり,昼食をたべたり充実した時間を過ごすことができた。少しずつだけれど,お金の使い方も分かってきたようだ。それからスペースニードルのあるパシフィックサイエンスセンターに行く。1時間半の自由時間をもらい,散策と買い物へ。帰りはぐったり,,,よく寝ていた。

 

ポートオーチャード レポート 8月5日(金)

 午前中は2つに分かれて授業。1回でも多く手を挙げようと積極的にがんばる様子が見られるようになってきている。もっとがんばれ! 午後はスタディーセンターの芝生でサッカーを。会ったことのない中高生に会えるのではとちょっと期待していたから,ちょっとがっかりはしていたようだけれども,それでもいつも来てくれる10代20代のホストブラザー,シスターと楽しむことができた。いつもありがとう。男子は服が草色になるくらい走り回った(転げまわった?)。その後はチームごとに分かれてテーブルゲームを。やったことのないゲームのやり方を分かるのに少し時間がかかったけれど,楽しむことができた。ぜひ日本でも広めて欲しい。

 

ポートオーチャード レポート 8月8日(月)

 午前中は分かれて授業。休憩(お菓子あり)やゲームを取り入れての授業を楽しんでいる。午後はfoot ferryに乗ってターナージョイの見学。ターナージョイは海軍の船でベトナム戦争時に使われた。大きな船は今はもちろん使われてなく博物館となっている。3つのグループに分かれてガイドをしてもらう。300人も収容できるその船は1つの町のようになっていて,トイレやシャワー室,ベッドルームはもちろんのこと,食堂や売店,銀行,郵便局もあることに驚きました。その後はコールドストーンクリーマリーに。冷たいプレートの上でアイスクリームとトッピングを混ぜてくれる。その甘さに最後はお腹いっぱいに。。。でもおいしそうに食べていた。

生徒の日記より

今日事前学習のプリントを見て反省とか1人でしてみました。参加したいと思った理由は「英語の力」を確かめること!! でも実際できてない! もう確かめるのではなくて試そうと思う!! それで発音はこっちで出来るだけ治す。"ケガ"はしていない。◎ "TRY"もいい感じ。でも辞書に少し頼っちゃっている分もあるから残りの2週は1日3回にしぼろうと思う。今回は自分の感情に悪い面も出てきた。それは不満。やっぱり家も1人部屋じゃないからプライベートもなくて疲れる。でも良い面の方が多すぎてそんな不満なんかちっぽけ。成長は、、、してるっ!! 今回はリーダーだし,みんなをまとめる大変さも知った。これは学校(日本)でも役に立つし,自立にもつながる!! あと,発表もできるようになったし(自主性),みんなと協力(時間とか,小さいことから)できるようになった。残りももっと充実した毎日を送りたい。

 

ポートオーチャード レポート 8月9日(火)

 午前中は分かれて授業。その前にミーティングとさよならパーティーに向けて,少し打ち合わせ。班長が中心になって進めてくれるので助かる。午前の授業の最後で買い物の練習。おもちゃのお金を受け取ってサラとイヴォンヌが準備してくれたグッズを買う。英語で話さないといけないし,値段を聞き取るのは大変だったけれども,何度も挑戦してがんばっていた。午後は少し準備をしてスタンフォードスーツ(高齢者施設)へ。準備の間はドレミの歌を練習したり,折り紙でプレゼントを作ったり。施設内では積極的に話をしようと,折り紙や新聞紙で作ったカブトをかぶって話をする様子をみるのも楽しい。

生徒の日記より

老人ホームはすごく楽しかったです。思った以上に元気な方が多くて驚きました。日本の老人ホームと違って,すごく豪華だと思いました。図書室があるので,お年寄りの方は楽しく生活できると思います。折り紙を2人の女性に教えたんですが,2人共すごく上手で驚きました。私は千代紙を持ってきたんですが,2人ともすごく気に入ってくれて,うれしかったです。思った以上に会話ができてうれしかったです。最後のお別れはすごく寂しくて泣きました。ほっぺにキスしてくれたし,「I will miss you.」って言ってくれたので,これは泣かないほうがおかしい。最後は笑顔でお別れできました。

 

ポートオーチャード レポート 8月10日(水)

  午前中はいつものように分かれて授業。みんなが授業を受けている間に私は日記を読む。みんなたくさん書いてくるので1日で読み終わるのは無理。。。ごめんねと思いながらも,1冊1冊を心をこめてゆっくり読む。ホストファミリーが毎日してくれること,話してくれること,いろいろな感謝の気持ちが書かれている。ホストファミリーや出会うアメリカの方々との触れ合いを通して,自分のことを見つめたり,将来の目標ができた生徒もいる。「絶対日本に帰ったら,英語の勉強をがんばる」と今から気合をいれている。そろそろ慣れて疲れが出てくる時期。人と比べずに,そしてあまり焦らずにがんばって欲しい。

午前の最後にみんなでフルーツバスケットを。あきないように活動も取り入れて授業を進めてくれる2人に感謝。その後はアイススケート場に。昨日の段階では送ってくれるドライバーが足りない。ということで計画変更が予想され心配していたが,先生方のおかげで無事にアイススケートを楽しむことができた。初めてという生徒が多く,しばらくはふちにしがみついて「こわいぃ〜!!」と叫んでいる生徒もいたけれど,だんだん慣れて上手にすべることができるようになっていた。ホストファミリーと手をつないで,教えてもらっている生徒も。一緒に楽しい時間を過ごしさらに仲を深めることができたようだ。

 

 今日はマウントレイニヤーへの終日研修。一緒に参加するホストファミリーとみんなでバスに乗り込んで,スタディーセンターを出発した。約3時間バスに乗り,今まで遠くに見えていたマウントレイニヤーに着く。バスから見えるマウントレイニーヤーが近づくごとに歓声があがる。下の地点で少し散策。長時間のバスでの移動に疲れていた生徒たちはうれしそうに,走り回る。自然に湧き出る泉を見たり,日本とは少し雰囲気の違う高い木に囲まれて気持ちのいい空気を楽しむ。歩いているとイヴォンヌ先生が何か合図をしている。鹿を見かけたようだ。「シィー!!」とみんなで注意しながらこっそり近づくと2匹も出てきて写真に収めることができた。

散策が終わったら,1時間ほど昼食と自由行動。少し上に登るともう雪が。寒くないのに雪?と驚きながらも,雪だるまを作ったり,雪合戦をしたり。楽しく過ごすことができた。ゆっくり過ごしていると「先生! お土産屋さんで,お釣りがもらえませんでした!」と女の子。金額は多くはないけれど,黙っていてはいけない。2人でお釣りをもらいに行く。解決して「ありがとうございます」と微笑む。次はきっと自分で解決できるようになっているはず。バスでの移動は6時間。少し疲れたけれど,あこがれていたマウントレイニヤーは,やっぱり行くべき場所。壮大で,美しく素敵だった。

 

ポートオーチャード レポート 8月12日(金)
  午前中は分かれて授業。早口言葉が聞こえてくる。その後新聞やちらしを使って,課題をこなす。みんなで役割を分担して新聞から課題を探しだした。普段は英語で新聞を読むことはないから,よい勉強になった。その後リストにあるものを探しに,外に出かける。昨日からTCの弟さん,ティムがきてくれている。ティムはその人柄から特に女子生徒に人気がある。いつも以上に?がんばる姿が見られているのはいいことだ。TCが書いてくれたリストにある「葉っぱや草,木の枝,松ぼっくり」などを探しに外に出かける。私を見かけると「先生,何ですかこれは?」「先生,今から何をすればいいんですか?」とやっぱり聞いてくる。でももうホームステイも終盤。「Speak in English.」「Ask Yvonne or Sarah.」で返す。日本語で話をしていても英語は上手にならないものね。集まった材料を使って,みんなで作品を作る。あるグループはかわいい飴を。あるグループはけんかをしている二人とそれを見ている人を。すごい想像力。。。作品はさよならパーティーで飾る予定。

午後はロングレイクで,ゆっくり過ごす。水着に着替えて,ホストファミリーの持ってきたボートに乗って沖まで行く生徒も。沖まで行った後は,落とされて必死に泳いでいた。どうやら海草がからみついて泳ぎにくかったようで。。。泳いだり,サッカーをしたり,芝生に座って話をしたりしてみんな楽しんだ。英語で話すように促したおかげで必死で英語を話すように努力する生徒が「Are you hungry?(お腹がすいたようです)」「I want a pants!(水着を忘れたようです)」同じ質問にちょっと疲れましたが,あきらめずに欲しいものを得ようとするのはいいのかもしれません。来週は「No, Japanese!」で過ごす予定。がんばって欲しい。

 

ポートオーチャード レポート 8月15日(月)

  朝からさよならパーティーの打ち合わせ。グループに分かれてSukiyaki Songを少しずつ暗記している。初めにみんなで発声練習「あぁ〜」。とにかく声を出さなければ伝わらないと話をすると「そのとおりだ」とばかりに素直に練習してくれるのがうれしい。ホストファミリーの愛情をよく分かっているからだろうな。班長や高校生を中心に,ホストファミリーへの想いを込めた合唱ができるようにとがんばった。

歌の練習のあとはCar wash, Bake Saleの準備。みんなで目立つポスターを作った。寄付を呼びかけたことある生徒はほとんどいないため,どんな風にことが運んでいくのか,準備の段階ではいまいちつかめていなかったが,「とにかく遠くからでも見える派手なものを」作る。その後はA&Wの駐車場で,呼びかけ係,車洗い係,品物係と1時間交代で役割を決めて取り組んだ。品物はホストファミリーと土日に作ったおいしそうなケーキやクッキーなどのお菓子と日本から選んで持ってきたもの。お菓子は見ているだけでよだれがたれてくるようなものばかりで,「買いたい」との声が。「今日は自分の欲求は後回しです」と諭す(本当は私も食べたい)。品物の値段はお客様に決めていただく。普段はおとなしめで大きな声はとてもださなそうな生徒も人が変わったように(?)大きな声で「Car wash! Bake sale!」と笑顔で手を振りながら,お客を呼び込んでいた。後で聞いてみるとやっぱり「自分がこんな風にできるとは思ってなかった」とうれしい言葉が。新しい自分をどんどん作っている。

「日本から祖母の使っていた扇子を持ってきました」という生徒の扇子が売れた。「選びに選んできたからうれしいです」と。きっと大切に使ってもらえる。折り紙でとってもきれいな箱を作ってきた生徒の箱も売れた。「It's so pretty.」と幸せそう微笑む様子を見て,生徒もすごくうれしそうだった。みんなで集めた寄付金はなんと424ドルを超えた。Yvonneは「去年もすごくがんばっていた。だけど今年は去年の金額を越えた」と! 今日は日差しが強く,3時間も日当にいて体は疲れたけれど,「今までの活動の中で1番楽しかった」との感想が。充実した1日になりました。そして大好きなアメリカの人々が日本に来ることができますように。

 

ポートオーチャード レポート 8月16日(火)

 今日もさよならパーティーの打ち合わせ。大きな声を出して一生懸命に歌の練習に取り組む様子を見るのは楽しい。その後分かれて授業。今日は発音の練習。sとth,bとvなどの違いを何度も声に出して練習。そして早口言葉で,楽しみながら正しい発音を勉強することができた。

お昼はSarahの叔母さんの家でBBQ。Sarahの叔母さんの家は大きくて,素敵なテラスと大きな庭があり「the America」という感じ。ホストファミリーに用意してもらったバンズや肉,ピクルス,オニオンなどアメリカのBBQを楽しむ。肉の焼けるいい匂いとその煙をかぎながらバンズに好きなものをはさんでハンバーガーを作る。おいしい。。。アメリカの食事にもなれ,お腹いっぱいになるまで,食べた。最近のみんなの食欲はすごい。いつも「I'm hungry」と言っているような感じ。日本で食べていた量の2倍,もしくは3倍には増えているはず。体重を気にする会話も聞かれるようになってきた。「日本に帰ってからダイエットをすれば大丈夫」という楽観的な会話も。広い庭でビーチボールやフリスビー,シャボン玉を楽しんだ。最近はホストブラザーやホストシスターと活動して楽しむこととともに会話を楽しむために,ゆっくり座って会話をする様子も見られる。間違いなんか気にしないでお互いに知り合おうとしている姿勢が良いと思う。自分で伝えなければ,何も伝わらない。今日は日本人同士でコミュニケーション不足が原因でのトラブルが。コミュニケーション不足を補うために間に入る。「自分のことを分かってもらうには,自分から伝えたり,質問したりすることでは?」と話す。アメリカ人は本当にコミュニケーションをとるのが好きだ。せっかくアメリカにいるのだから英語だけでなく,その姿勢も学ぶべき。良い機会かもしれない。明日みんなに話そう。今日も日差しが強く,みんな真っ赤になっていた。ワシントン州は雨が多いということだったが,ここに来てから傘を使ったことがない。(めずらしい天候のようだ)

 

ポートオーチャード レポート 8月17日(水)

  今日も大きな声でsukiyaki songの練習。さよならパーティーまであとわずかしかないが,想いが伝わる歌声を届けようとがんばっている。月曜日から本格的に始めて,今日で3日目。すごく上手になってきた。音楽にのって楽しそうに歌う女の子たちも。金曜日が楽しみだ。昨日のことをみんなに話す。コミュニケーションについては全員が真剣に考えても良いことだから。今日からまた新たな気持ちでがんばっていく。昨日話をしなければいけなかった生徒からの日記に「先生,気づかせてくれてありがとう」と(ちょっと涙がでそうになる。)。そんなに素直に自分を見つめることができたり,人の話を聞くことができたりするのならこれからは全く心配ない。ただコミュニケーションについて深く考えたことがなかっただけ。相手の気持ちを考えた発言ができるようになる。この3週間で,それぞれが課題を見つけ,克服しようと努めているように感じている。

今日の授業ではTシャツ作成。それぞれの独創性をいかしたTシャツを作った。仲がよくなった生徒とおそろいの絵柄を描いたり,大好きになったアメリカを書いたり(I love USA),大好きなホストブラザーの名前を書いたり。アメリカのブラザー達は女子に大人気。その後はHomeStayのエキスパートとでも言うべきSallyにクラフトを教えてもらう。Sallyは今年は1ヶ月の生徒を受け入れなかったが,これまでほぼ毎年受け入れている。今年も生徒はいないのに,本当にお世話になった。クラフトは金曜日にホストファミリーにあげるためのもの。きれいな紙と写真を張り合わせて素敵なプレゼントができた。それからアメリカのバースデイパーティーの体験。今日は全員の誕生日ではないけれど,体験と言うことでみんなでそれぞれにバースデイソングを歌い,ホストファミリーにもらったプレゼントをオープン。「わぁ!」と言う声があがる。美容グッズをもらったり,CDをもらったり。でも物よりも「私が好きなもの知ってるんだ!」ということに感動していた。また「先生,これが一番うれしい!」ともらったお手紙を見せてくれる生徒も。自分のことを思ってくれることが,何よりのプレゼントだったようだ。今日が本当に誕生日だという子のために,先生方が焼いてくださったカップケーキをいただく。私たちを喜ばせようと本当にいろいろなことをしてくださる。金曜日のパーティーでは少しでもお返しがしたい。解散後はリーダーとともに,食材の調達。リストを見ながら買い物をする。カートにたくさんの食材がいれられる。大量のじゃがいも,たまねぎ,肉類,卵!とにかく大量。75人に振舞うのは大変だ。でもやる気満々のリーダ達の顔は頼もしい。

生徒の日記より

アメリカに来て「気持ち」の部分が自分で変わったと思いました。もともと他人に比べられるのはHATEだから,こっちに来て,そのことももっと分かったし,今回リーダーだからまとめる大変さとかそういうのも分かることができた。残り1週間 "Team Port Orchard" 頑張ろう!!!

 

ポートオーチャード レポート 8月18日(木)

  今日は最後の終日研修,州都オリンピアへ。「最後」と言う言葉に,みんなが反応する。あっという間にこの日を迎えることになった。「帰りたくない」「アメリカ大好き,一生ここに住みたい」「どうすればアメリカにいれますか」「先生あともう少しだけ,ここにいさせて」とお願いしにくる生徒もいる。きっと日本に戻ったらアメリカに再び来れるように一生懸命勉強するはず。「みんなの人生はこれからなんだから」と励ます。ステートキャピタルは,大きくてヨーロッパ風の建物に「Wow!」の声があがる。上を見上げると大きなシャンデリアが。大地震の後,4年間も振り子運動を続けたことをYvonneが説明してくれる。天井はどこまでも高く金を使った装飾や大理石が美しい。ガイドの方の話を伺う。例えを使った分かりやすい英語で話をしてくださり,ワシントン州議会や会議の仕組みについて知ることができた。今日は日本人の団体が来ると言うことでアメリカの国旗の横に日本の国旗が。少しだけ日の丸が大きいかな?とも思ったけれども,その気持ちがありがたい。

その後はファーマーズマーケットに。お腹がすいていたので,とにかく食べ物を見つける。Yakisobaとriceを食べている男子を見つける。「これおいしいよ」とすすめている。最近は男の子,女の子にこだわらず,みんなで食べ物の味見をしている様子を見かけるようになった。仲が深まったようでうれしい。顔にペイントをしている女の子たちも。とにかく何でも体験とばかりに,新しいことに挑戦している。そしてみんなかわいくしてもらってうれしそう。渋滞を考えて,早めにオリンピアを出発して,ポートオーチャードに向かう。明日はいよいよさよならパーティー。料理もたくさん振舞うことになった。「明日は無駄にできる時間はないよ。がんばるよ」と声をかけて解散した。

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