MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

 
レポート更新情報
更新日
期 間
8月04日
8月16日
8月24日

  福岡空港に3時集合。佐賀のメンバーと一緒に羽田に向かう。オリエンテーション以来だが、みんな元気そうだった。セキュリティゲート前で最後のお別れをする。親子でハグをする姿も見られた。みんな元気に出発した。が、早速トラブル発生。セキュリティゲートを通過後、搭乗口に行かず、待っているように指示したが、すでに何人かが移動していた。一人一人の行動がいかに大切か、団体行動の意識をもつよう伝える。飛行機の中では、客室乗務員の方から「これから長いフライトですね」と励ましのお言葉とキャンディ、うちわ、ポストカードを頂く。バードストライクで離陸時間が遅れたため、合流に不安があったが、JALの方が国際線連絡場所まで誘導してくださった。さまざまな面でのサポートに感謝。無事に国際線に到着し、MNCCのスタッフから注意事項を受ける。神妙に聞いており、いよいよアメリカに向けての意識が高まっているようだ。自由時間の後、セキュリティゲートを通過し、飛行機を待つ。待っている間、新しく出会ったメンバーで早速UNOをしたり、打ち解けているのが印象に残った。チーム内でのコミュニケーションは大切だ。0時5分の便でサンフランシスコに向けて出発。飛行機の中ではゲームをしたり、映画を見て楽しんでいた。軽食を食べた後、眠る約束になっていたが、なかなか眠れない生徒が多かった。だが、気が付くと到着まで1時間半になっていた。アメリカ大陸を見たとき、感動している生徒が多かった。無事にアメリカに到着。しかし、入国審査と税関に時間がかかった。入国審査場では緊張している生徒が多く、何度も”Sightseeing.” “1 month.”を確認していた。Baggage Claimに行くと、すでにみんなで協力してバッグが降ろしてあった。感謝。ベルトがなくなったり、スーツケースに不備があるというトラブルがあった。そのため、最後に税関を通った。そこには、「カレー」の山が…。ホストファミリーにカレーを作るためにルーを大量に持ってきていたようだが、容赦なく没収されていた。中にはカレー味のお菓子も。

予定時間よりも遅れて到着。すでにTCの先生やMNCCのスタッフがおり、たくさんの写真を撮られていた。TCのOlivia先生 とJoel先生はとてもフレンドリーで生徒たちも安心したようだった。記念撮影後、バスに移動してMantecaへ。空港を出るとサンフランシスコの涼しい風が気持ちよかった。Mantecaへの移動途中では、風力発電があったり、TOYOTAがあったりすべての景色が新しかった。バスの中では、Kazusaの手作りチョコレートをみんなで回して食べた。TCにも好評だった。そのあと、スナックとジュースが配られた。初めてのアメリカの味に挑戦。ジュースは生徒たちにとって不思議な味だったようだ。Study Centerには9時頃に到着。自分の名前が呼ばれ、ホストファミリーが迎えてくれる。自分の名前が呼ばれるまで不安そうな生徒が多かった。途中でステイ先が変更になった生徒もいたが、無事にそれぞれのホストファミリーと帰路についた。

 

マンティカ レポート 7月28日(木)

 Study Centerに到着。ぞくぞくと生徒が集まってくる。Chiakiはすでにホストシスターと仲良くなっていた。彼女を抱いている姿は本当にシスターのようだった。午前中はオリエンテーションを受ける。説明ばかりだったが、しっかりとルールを守って聞くことができていた。少し早めにランチをとる。私はSapporo Ichibanを持たせてもらった。AyakoやAkinoはパッケージの写真を撮っていた。Akinoはカップヌードルの作り方をJoel 先生から教えてもらった。水を注いで、そのままレンジに入れる方法は画期的だった。生徒のランチを見せてもらうと、桃や苺などフルーツがたくさんあった。生の人参に驚いている生徒が多かった。量も彼らにとっては多すぎたようだ。スナックにはグミやポテトチップスがあり、みんなでシェアする姿が多く見られた。アメリカの味をみんなで堪能した。午後からはコラージュを作る。用紙を切っているときに、次々に手伝ってくれてとても助かった。SakiやNatsukiは自分から手伝いを申し出て、進んでいろいろなことをしていた。積極性がとてもうれしい。準備ができたあと、思い思いに雑誌を切り抜いていた。Masatoは映画が好きで、ポスターの出来も素晴らしかった。Olivia先生からの質問にも答えることができていた。外での休憩をはさんで再びコラージュ作り。ほとんどの生徒が素晴らしい作品を仕上げていた。ホストファミリーに見せて説明することが宿題となった。

6時半。ポットラックパーティが始まる。少し遅れて35分に到着したら既に長い列ができていた。会場は座りきれない程大盛況だった。KenshinやAkinoのホストファミリーと話した。とても彼らのことを心配していた。Kenshinのホストマザーからは「何の食べ物が好きか?」「ベッドの位置は今のままでいいか?」「コンサートに連れて行っていいか?」など細かに聞かれた。ホストファ-ーザーの"I'm happy to be with you."という言葉が印象的だった。どのホストファミリーにあっても"He is perfect." "They are nice." などいかに生徒たちを大切に思ってくれているのか分かった。料理もひと段落したところで、チャリティーセールの準備をした。日本から生徒たちが持ってきた商品に値段をつけていった。消しゴム、靴、ポケモンカード、浴衣など様々なものが並んだ。母親がお茶をしているということでお茶のセットもあった。値札に名前を書いていたら"Where is Yuna's?"とホストファミリーがホストしている生徒の商品を買って行った。Yunaが持ってきた5枚の巾着は全て売り切れた。Shoheiが持ってきた浴衣はTracyの娘さんが気に入り、とても似合っていた。Youseiが用意した消しゴムを50セントに値下げすると、すべて売り切れた。Keitoはスーパーディスカウントをし、1セントで置物を売った。1セントなのに、5ドルも出して買ってくれた。ほとんどのホストファミリーがチャリティーだからと言って多めに払って購入してくれた。本当にありがたい。大盛況に終わり、売り上げは186ドルにもなった。9時過ぎにはそれぞれがホストファミリーと一緒に帰って行った。

 

マンティカ レポート 7月29日(金)

 全員出席。昨日暑かったので窓を開けていたせいか、ハエが多く教室の中に入っていた。Jinがハエたたきで次々と退治してくれた。彼にはFly Killerの異名がついた!Jin、みんなのためにありがとう! 午前中は2つのグループに分かれて授業。アメリカでの日常会話表現を学ぶ。日常会話表現が分かるとホストファミリーの会話も聞き取りやすいからとこの章から始めた。授業では最初に「間違いを笑わないこと」と「間違えることで、英語が上達すること」をJoel先生がクラスで言われた。"Halt." "Chill out."などまだ習っていない表現がたくさん出てきたので、少し難しいようだった。しかし、YoshikiやKenshinは元気よくリピートすることができていた。午後はまずJournalを書いた。くじでトピックを決める。2文以上書くことが条件だが、なかなか難しいようだった。YoheiやRikuはJoel先生から教えてもらった文をレポート用紙いっぱいに練習していた。Manakaのトピックは「もしエキゾチックなペットを飼うなら何か? そしてなぜか?」というもので、苦戦していた。Naoは好きな先生のことで、すらすら書くことができていた。

外で伝言ゲームをした後、Olivia先生の娘さんがアメリカの文化について友達とプレゼンテーションをしてくれた。Mexican-Americanについても話してくれた。そのあとMary先生がスペインやドイツからの学生を連れてきて、交流が始まった。最初質問する人が限られ、会話も一方的になっていたので、質問を考えさせ、スモールグループに分かれて活動を行った。質問も自分が知っている英語でよいと伝えると"Do you like baseball?"など自分で考えることができていた。NatsukiやSakiが教える姿も見られた。ゲーム形式にすると、どのグループも会話が弾んでいた。最後は「もう終わり?」と時間を惜しむ声が多く聞こえてきた。自主性を身につけさせるのも一つの課題であるが、そのためにはスモールステップを多く踏ませる必要があると感じた。この日の午後は、Olivia先生の家にお邪魔した。NatsukiやHiromasaのステイ先でもある。夜はTatsumiとKazusaのホストファミリーも来て、ますますにぎやかになった。男の子たちはプールで遊び、まるで動物園のようだった。たくさんの笑顔が見られてよかった。そのあと、スーパーマーケットに連れて行ってもらい、アイスクリームを買ってもらった。アメリカのスーパーは全てが大きく、アイスクリームもバケツに入っていた。戻ってアイスを食べ、みんなでプレイステーションをした。ステイ先での様子を初めて見たが、楽しく過ごせていて安心した。

 

  今日からMomoko A.とYuina U.が加わった。30人全員がそろわなかったが、班別に座りなおし、授業が始まった。朝一番の授業は少し疲れが見られたが、休憩時間に外に出るとみんな元気に遊んでいた。体を動かしてリフレッシュできたようだ。土日をどのように過ごしたかもお互いに話していた。「日本人同士で話していても、自然と英語が出るようになった」といい、とてもよい兆候だとみんなで喜んだ。生徒の日記を読んでいても、週末をホストファミリーと一緒に過ごすことで、距離が縮まったように思われた。MasatoとYoheiはキャンプに行き、友達がたくさんできたと書いてあった。Masatoの日記には「頑張って話そうとしていたら、周りの人もしっかりと聞いてくれるし、小さい子もみんな手伝ってくれます。日本人は誰かが「めんどうくさい」などと言うと真剣にやっている人をけなす人がいたり、自分は真剣にやろうと思っているけれど進んでできないという場面がよくあります。しかし、今回のキャンプのメンバーはみんな積極的ですし、やろうとしていることを楽しもうとします。なので私も良い経験ができます。日本の文化も良い点があり、アメリカの文化にも良い点があります。両方を理解し、使い分けられるようにしたいです」とあった。彼の努力が認められていることを嬉しく思う。そして、アメリカの文化を知ろうと積極的になっている点もすごく誇らしく思った。実際、彼が用意した名刺はなくなりそうだとのことだった。この貴重な体験を通して、何か感じるものをもって日本に帰ってほしいと思う。

休憩後は、これから毎日書くJournalについての説明があった。一人一人にノートが配られ、毎日日記を書くことが宿題となった。イラストや何か興味があるものを貼ってもOKとのこと。どんな日記を生徒が書いてくるか私も楽しみだ。そして、これを続けることで確実にWritingの力もつくと思う。Sports Dayまで時間があったので、パズルや塗り絵をした。グループAは全員で英語のレターが書かれたパズルをつなげて、単語を作っていた。中には"Greeeeen"や"Arashi"もあって面白かった。年齢に関係なく、一緒にこういった活動ができるのはとても良いことだ。車でMaryの家に移動してSports Dayが始まった。ホストファミリーの子どもたちも一緒に来ていた。泳いで楽しむ者や卓球を楽しむ者などそれぞれだった。水着を着ている者は容赦なくプールに落とされていた(なぜか水着を着ていなかったChiakiまで!) 2メートル弱もあったので少し心配だったが、飛び込みなど楽しんでいた。Mikuが1番子供たちに人気があった。彼女がプールから出ようとするたびにプールの中に引きずり込まれていた。Momoko E.は水泳部なだけあって、泳ぎがとても上手だった。Jinは多くの人とコミュニケーションをとっていた。He is funny. と今では人気者だ。Yumiはカメラマンとして忙しそうだった。Lunchはホットドックで、セルフサービスで作っていった。みんなおいしそうに食べていた。ひと泳ぎした後、片づけをした。HiroakiとJinが進んでテーブルの上をきれいにしていた。Manakaはつぶされたオレオをきれいにしていた。NaoやAyakoが手伝っていた。一人一人が自分から動くことができている。ホストのTracyから切手を買って、この日は解散した。明日切手をクラスに届けてくれるので、生徒たちも心待ちにしているようだった。

 

マンティカ レポート 8月2日(火)

  今日はLaura先生がゲストティチャーとして来てくださった。授業の中で”What is inside the bag?”ゲームがとても面白かった。グループ毎に前に出てきて、紙袋の中を当てるゲームだ。Yes-No questionを一人1回しなければならない。"Is it small?""Is it red?" "Is it an animal?" など全員質問することができていた。何よりも面白かったのは、中を見た生徒たちの反応だ。中を確認したあとは、中身を言ってはならない。どの生徒も驚いていた。答えは、「自分自身」だった。なんと、紙袋の底に鏡があり、覗き込むと自分自身が見られる仕組みだった。Laura先生は生徒の興味をひくのがとても上手で、参考になった。

早めの昼食をとったあと、Boys and Girls Club(学童保育のような場所)に行った。たくさんの子どもたちがいて驚いた。日本から来た私たちに興味津々で、”Hello.”と気軽に声をかけていた。最初折り紙を生徒たちが子どもたちに教えた。とにかく大人気で人手が足りないほどだった。YoheiやTatsumiの周りには子供たちの人垣ができていた。Kanae I.、Miku、Hikaru、Momoko Aたちのグループは子どもたちをテーブルに座らせ、リクエストを聞き、折り方を教えていた。Yunaが新聞紙で折った帽子はとても人気だった。Ayakoは「一緒に昼食を食べたい」とリクエストされていた。折り紙をした後、バレーボールをしたり、プール(ビリヤード)を子どもたちと一緒に楽しんだ。みんな帰るのを惜しんでいた。遊びを通して交流ができ、生徒たちにとっても日本文化を教えるとても良い機会となった。
戻ってからはサンフランシスコ研修についての学習をした。Joel先生から「暖かい上着を持ってくること」などの注意事項があった。その後明日の買い物のために、お金についてのレクチャーがあった。25セント硬貨にはそれぞれの州に関するデザインがされてあり、生徒は興味を持っていた。明日の買い物でお釣りをもらったら、25セント硬貨を集めることになった。約51種類集まるかとても楽しみだ。最後に、日本語で注意事項を確認した。集合写真隊形の練習では27秒を記録! みんなが自分の行動に責任をもっている証である。その後、「自分一人の行動が、自分だけではなく、自分に関わる全ての人に影響することと、Mantecaグループの誰もがhappyに過ごしてほしい。そして、そのための努力をみんなにしてほしい。」と伝えて終わった。

 

マンティカ レポート 8月3日(水)

  サンフランシスコ終日研修の日である。生徒たちも待ちに待っていた日だ。約2時間バスで移動し、ベイブリッジからサンフランシスコのビル群が見えると歓声が上がった。Mantecaとは異なる風景に興奮しているようだ。ゴールデンゲートブリッジに着くまで、バス運転手のJeffさんが丁寧にサンフランシスコの町を紹介してくださった。美しい町並みを走るケーブルカーを見ると「サンフランシスコに来た」という実感が湧いてきた。ゴールデンゲートブリッジに着き、バスを降りると「寒い」の一言。Mantecaでは毎日が快晴だったため、サンフランシスコの気候はかなり肌寒く感じたようだ。霧により、橋の上部を見ることができなかった。MNCCのスタッフによる記念撮影をした後、自由時間となった。「瀬戸大橋? 金門橋? 金色じゃないのに?」など石碑に興味をもったり、写真撮影を楽しんだ。次にゴールデンゲートパークで昼食をとった。地価が高いサンフランシスコ市民にとっても憩いの場所であるそうだ。日本人だけではなく、いろいろな国からの観光客が目に付いた。YumiはJeffさんおすすめのホットドックを昼食に買った。自分でケチャップやピクルスなどトッピングし、とてもおいしそうだった。Momoko A.はジュースを買ったが、観光地だけあって$3ととても高かった。人とも自分が欲しいものを自分で買うことができてよかった。噴水の前でまたも記念撮影をし、ピア39に移動した。

ピア39はとても賑やかなショッピングモールで自由時間がまだかと待ちきれない様子だった。記念撮影後、回転木馬の前で解散。シェルパーとして必ずグループに一人の大人がついた。私は、Keito, Yousei, Yohei, Hiromasaのグループと自由時間をともにした。天気にも恵まれ、ピア39にある写真スポットからはアルカトラズ島がはっきりと見えた。Fairy shop ではみんな顔にちょっとしたボディペイティングをしてもらった。アイスクリーム屋ではいろいろなフレーバーをシェアすることができた。Masahiroは夕食にサーモンバーガーを購入、"Do you want some drink?"の質問に"Yes."と思わず答えてしまい、「俺いらんのにー!」と飲み物を注文したことを後悔していた。集団で行動するとそれぞれの行きたい所が異なり、自由が限られてくるが、「ここ見たいならいいよ」など自分たちで互いを尊重する姿が見られて本当に良かった。YouseiとKeitoがしっかりと時間管理をしたこともとても助かった。帰りのバスの中ではMomoko E. のホストマザーのCyntiaと会話が弾む姿が見られ、この自由行動を通して仲が深まったと感じた。ベイブリッジを渡るまで酷い渋滞に巻き込まれた(ジャイアンツの試合が終わったこともあり)が、無事にMantecaに着き解散した。

 

マンティカ レポート 8月4日(木)

  朝は昨日の終日研修の疲れがみられた。宿題の答え合わせから始まったが、舟を漕いでいる生徒が多かった。早めのブレイクタイムを取る。チョークで道路に絵を描いたり、サッカーをしてそれぞれがリフレッシュした。ブレイクタイム後の授業ではすっかり元気を取り戻していた。郵便局での会話の練習でみんな熱心に取り組めていた。Volunteerで発表するペアを募った。MireiとAkinoが最初に挑戦し、続いてJinとMasatoが挑戦した。JinとMasatoは表情豊かで見ていて面白かった。最後にChiakiとAyakoが挑戦した。Ayakoは郵便局に入るところから演技をした。アイコンタクトをして会話をすることもできていた。さらに、状況を考えてそれを表現している点が本当に素晴らしい。

昼食後、Manteca市長訪問と警察署見学に行く。警察署では指紋を取ったり、パトカーに乗ったり、気さくな警察官の方々と交流することができた。さらにお土産まで頂いて帰途についた。

 

マンティカ レポート 8月5日(金)

  半日研修。最初にStockton Children's Museumに行く。体験型の博物館で消防士体験、レジスター体験、警察官体験の他にも体の仕組みについてのコーナーなど様々なアトラクションがあった。SakiやHikaruは消防士のかっこうをし、救急車に乗り込んでいた。MireiはEmergency callにトライし、Mikuから演技指導を受けていた。ManakaとYuinaはだまし絵を楽しんだ。Kenshin、Shohei、Yoshikiはボートレースを楽しんだ。そして、MuseumのDay Campに来ていた子どもたちと交流することもできた。子どもたちからは日本についての質問が出た。最後に記念撮影をした。

Mickees Grove Parkで昼食をとった。緑あふれる公園でリスがいるなど、自然を満喫することができた。昼食後動物園に移動した。まず、お土産屋を見るのが日本人らしいと感じた。鳥にNectar(果実水)をあげるコーナーが大人気で、私もOlivia, Kanae I. , Yunaと一緒に挑戦した。最初なかなか鳥が寄ってこなかったが「先生、もっと鳥に近づけて」などと2人のアドバイスのおかげで、鳥が寄ってきた。しかし、頭に3羽もとまり、心落ち着けて餌をやることはできなかった。NatsukiとJinはJessicaとパパママごっこをしながら動物園を回っていた。「おんぶをして腰が痛い」とJinは漏らしていたが、とても楽しそうだった。動物園の後は日本庭園を見に行く予定だったが、動物園が早く終わったため、Park内の遊園地に行くことになった。そこは子ども向けの乗り物が多かったがスリル満点だった。特に一つ一つの乗り物が回転しながら、全体が回る乗り物が人気だった。遊園地の人の気持ち次第でスピンがかかるという恐怖(?)の乗り物だった。(操作が係員に任されているため、乗っている時間もいろいろだった) Mireiからチケットをもらい、私も挑戦したが叫び続けて、本当に長く感じた。MireiやMomoko E. は既に3回程乗っていて、心の底から楽しそうだった。日本庭園を見ることはできなかったが、快晴の中思いっきり遊ぶことができて良かった。帰りのバスの中では2回目の週末を迎えるので、ぜひ日本料理をホストファミリーにふるまうように言って終わった。

生徒の日記より

家に帰って今日は時間があったから外でトランポリンで遊びました。その後夜ご飯を食べてお菓子の寿司を作りました。その時に一緒に緑茶も作りました。寿司は人気があったけど緑茶はやっぱり苦手でみんな好きではありませんでした。その後宿題をして、寝ました。今日はいつもより家族とたくさん話をしました。明日は終日研修の話もしてあげたいです。

 

マンティカ レポート 8月6日(土)

  朝からYunaと一緒に朝食作りに励んだ。木曜日からYunaのホストファミリーの家にお邪魔していたので、昨日の夕食の会話で日本食を作ることになったのだ。Yunaは卵焼きを作った。最初お茶に入れる用の砂糖しか見つけることができずに、電子レンジで溶かして卵に混ぜるなど奮闘した。また、卵を割ると一部分が凍っているハプニングもあった。途中心配してMrs. Antemateが何度も見に来てくれた。プレーン卵焼きとチーズ入り卵焼きを完成させることができた。出来立てを味見させてもらったが、本当においしかった。朝食に、焼き飯とトマトサラダと卵焼きが並び、楽しく食卓を囲んで食べることができた。"The smell is nice."など賞賛の声をたくさん聞くことができた。Mr. & Mrs. Antemanteの喜ぶ姿が見られてよかった。

 滞在中感じたのだが、Yunaはいろいろ自分にできることを積極的にすることができていた。自分の言いたいことを表現するのは難しいかもしれないが、家族の一員として自分ができることをすることはとても大切だと思う。「言っていることが分かるようになってきた」と本人が言っていたのも喜ばしい限りだ。Mrs. Antemanteはメキシコの方である。大学の先生が言われたことが今でも心の中に残っているそうだ。「英語を話すとき、日本語で考えるのではなく、その言葉をイメージしなさい」 英語を日本語に直す作業を頭の中でするとどうしても遅くなってしまう。英語を英語で考えることができれば、もっと英語が上達すると思う。Mrs. Antemanteはとても熱心な方でYunaにいろいろな英語の表現を教えられていた。Yunaの英語はきっと伸びるに違いない。

 

マンティカ レポート 8月8日(月)

  午前中の授業では前置詞について学習した。発表ではKazusa・Yoheiペアが初めて自分から発表することができた。いつも同じメンバーばかりではなく、トライする人数が増えてうれしく思う。今日午前中何よりもうれしかったのは、Keitoがカムバックしたことである。緑色のギブスがみんなの注目を惹いていた。赤、青、緑から選べたそうだ。日本との違いをこんなところでも感じる。ともかく、みんなKeitoが帰ってきたことを心から喜んでいた。

午後からはボーリング場に行った。ボーリングシューズと引き換えに、自分がはいている靴を片方預けなければならない。自分のサイズをあらかじめホストファミリーに尋ねるように言っていたのでスムーズに交換することができていた。グループ分けでは時間がかかった。指示待ちで自分たちから動く姿勢があまり見られなかったのが残念だ。全員がスタートするのに少し時間がかかりすぎた。最初にこちらから全体に指示をしなかったのも原因である。ボーリングが始まるとそれぞれのレーンでハイタッチをする姿が見られた。ボーリングを久しぶりにする者が多く、勘を取り戻すのに時間がかかっていた。Youseiはホストマザーに勧められて前日Wiiでボーリングの練習をしたらしいのだが、思ったようにスコアが伸びなかったようだ。Manakaはガーターが続いていたのでMikuやHikaruから「両手で優しく投げるように」とアドバイスを受けていた。両手で投げるとピンを多く倒していたので、的確なアドバイスだったようだ。真似をして、両手で投げたががに股でとても不評だった。YunaのチームではYunaが1番のスコアだった。負けた人の腕には落書きが…。それぞれのチームで楽しんでいた。ボーリングが早く終わったので、会話を楽しむ者やバッティングセンターに行く者、ゲームセンターに行く者などそれぞれの時間を過ごした。

 

マンティカ レポート 8月9日(火)

  午前中は教会掃除の予定だったが、変更になってさよならパーティーで渡すThank you letterの下書きを書くことになった。中学生は5-8行、高校生は2段落という指示が出された。自分の言いたいことを英語に直すのは生徒たちにとってなかなか大変だったようだ。単語の意味を調べることはできるが、それを文として組み立てることは難しい。それでも、自分で単語を調べ、KenshinやYoshikiは野球に連れて行ってもらったことについて書いていた。Jinは間接詞を使い自分の言いたいことを書いていた。MasahiroはMasatoに教えてもらっていた。Akinoは「かっこいい」と言い、筆記体で書いていた。MNCCのスタッフも来てくださり、ChiakiはMNCCスタッフに手紙を確認してもらっていた。

昼食時間にリーダーミーティングをしてさよならパーティーについて話し合った。最初は「自分からする」という積極的な姿勢が余り見られなかったが、話し合いが進むにつれて意見や自分の意思を表示できるようになった。これからさよならパーティーに向けて、Hiroaki, Manaka, Jin, Natsuki, Yuna, Sakiの6人にはリーダーシップを発揮することを期待。午後からはJoel先生に時間をもらい、さよならパーティーの話し合いをした。リーダーのおかげで、大まかな流れをつくることができた。各班が作る日本料理や飾りつけ、デモンストレーションが今から楽しみだ。

生徒の日記より

 今日は教会の掃除が中止になって、ホストファミリーへの手紙を書いた。まだ半分しか経ってないから、今までオンことしか書けないので、残りの2週間のことも付け足していって、きちんとホストファミリーに感謝の気持ちを伝えたい。今日は初めて皿洗いの手伝いをした。少なかったけどやっとできたから良かった。これからはもっと手伝いをしていきたい。

 

マンティカ レポート 8月10日(水)

  今日はサクラメント終日研修だ。サクラメントは寒い日があると聞いていたのだが、とても暑かった。まずはカリフォルニア州議事堂からグループに別れて見学。セキュリティーゲートを通る際にはみんな少し緊張している様子だった。Kenshinがチェックを受けていたが無事通過できて良かった。外観も素晴らしかったが、中も素晴らしかった。Ayakoの日記にもあったがとにかく手すりやじゅうたんにまで歴史を感じさせる建物だった。JinやHikaruはラッキーなことに特別室(?)まで見学させてもらい、ルーズベルト大統領の手紙や3社合同新聞など歴史的に価値があるものを見ることができた。Jinは日ごろの行い…と言っていた。地下にあるギフトショップには政治にまつわるものなどが売ってあった。お昼を議事堂前の広場で取った。リスがいてMasahiroやChiakiはカメラにばっちりおさめていた。その後、議事堂公園に移動し、記念碑などを見学した。何人かがバスに貴重品を置いてきていたので、取りに帰らせる場面もあった。危機管理をしっかりと持つことは大切だ。

その後オールドサクラメントに移動し、自由時間となった。ゴールドラッシュの時代の建物も魅力的だったが、買い物ができることを喜んでいた。夕飯もここで済ませる必要があった。Masatoはクラムチャウダーを食べて、とてもおいしかったそうだ。Yoshikiたちはピザ屋に行き、友達とピザをシェアした。Keitoはずっと松葉杖での研修だったが、最後までよく歩いた。彼のタフなところを本当に素晴らしく思う。

 

マンティカ レポート 8月11日(木)

   午前中は教科書を使い授業をする。ペアワークをする際、いつも男女で分かれてしまうので、Joel先生が男女ミックスペアや高校生と中学生のペアを作った。会話練習の際、最初は熱心に練習していたが、次第に私語が目立ってきた。Joel先生に相談し、時間をもらった。何のためにここに来ているのかもう一度目的を確認した。ホームステイは観光ではない。観光では得られないアメリカの生活を体験しに来ているはずだ。そのための、語学力を身に着ける場が授業である。努力なしに、結果は得られないと話をした。それからは、感情をこめて練習するペア(Kazusa & Natsuki)や暗記して会話を練習するペア(Kanae I.やYuna)の姿が見られた。昼休みに美化係を集めて、スタディセンターの清掃について話し合った。使い方で教会からクレームが来たからだ。自分たちでどうすればよいか考えて班毎に掃除場所を分担して掃除することになった。自分たちから意見がでたことが嬉しかった。

午後からはアメリカの祝日について学習した。6つのテーブルに、Thanksgiving day, July 4th, Christmasなどの祝日に関するコーナーが設置され、グループ別にコーナーを回り、学習する仕組みだ。しかも体験型の学習でどのテーブルも賑わっていた。バレンタインデーのコーナーでは、MasahiroはKenshinに素晴らしすぎるバレンタインデーギフトを贈っていた。ボンドがまだ乾いておらず、下に敷いていた紙がくっついていたが…。独立記念日のコーナーでは赤・白・青のビーズでブレスレットを作った。なかなかブレスレットの紐を結ぶことができず、Momoko E.はMs. Lourdesの息子Danielに結んでもらい、他の女子からうらやましがられていた。Ms. Lourdesは仕事が終わってからスタディーセンターでの学習に参加していただき、本当に感謝する。Momoko E.はマッサージをしてあげていた。午後の授業が長引き、掃除をする時間がなくなってしまった。しかし、残っているメンバーで掃除を始めた。自主的に動く生徒が多く、とてもうれしかった。「使わせていただいている」という意識は大切である。Sakiが「ほうきを代わります」と申し出たのも、自主性の現れだと思う。待つだけではなくて、自分から行動をし、どんどん色々なことを吸収してほしいと思う。

 

マンティカ レポート 8月12日(金)

  朝からさよならパーティーに使うお菓子とお金を集めた。集金中にMeriが来て深刻な問題が起きたと言い、年齢別にグループを2つに突然分けだした。TCに聞いても何をするか分からないとのこと。12,13歳の生徒と14歳以上に別れた。14歳以上のグループはCar Washの準備をしたようだ。もう一つのグループにはMeriからホストファミリーともっと時間を過ごし、Tryするようにとの話がされた。部屋で過ごすことは、HFに対してdisrespectだとも教えていただいた。緊張した雰囲気の中、生徒たちも真剣に聞いていた。そしてその後、生徒たちは今までの感謝の気持ちと残り日をどのようにHFと共に過ごしたいかを手紙に書いた。「アメリカ=自由」という印象があるが、自由の裏にある自己責任を感じた。自分の行動の1つ1つに自分の意思を持たなければならない。昼休みはリーダー会議で出し物の話し合いを行った。前回に比べ自分たちで話し合いを進めることができていた。私は片づけをはじめ、話し合いをリーダーたちに任せた。月曜日から練習に取りかかるとのことで、とても楽しみだ。

午後からCar Wash開始。ホストファミリーやJoel先生の友達が来てくださり、洗車にとりかかる。アメリカの車は大きく、よじ登って一生懸命に車を洗っていた。呼び込み部隊は道端に立って大声で"Car Wash!!"と叫んでいた。喉が枯れるほどである。呼び込みのおかげで、次々の車が来てサービスで用意していた水が次々になくなっていった。暑い中生徒もよくがんばった。そして、今日の売り上げはなんと167ドルとなった。内訳を見るとほとんどの人が5ドル支払ってくれていた(洗車代は4ドル)。チップとは言え、アメリカ人のボランティア精神に感謝。今日帰りの車の中でMasatoとYoheiにCar Washについて話した。「暑かったですよ。」「車を2台洗車しました。」などの感想の他に、「Hiroakiがとても頑張っていた」とMasatoから聞いてとても嬉しかった。人の頑張りを認められるとは素晴らしいことだ。頑張っている人を、見ている人は必ずいる。頑張っている人にはいろいろな道が開ける。チームMantecaでこうしたお互いを認め合う雰囲気を作っていきたい。

 

 午前中のクラスでは、「感情表現」について勉強した。Joel先生の「何か質問は?」に対して何の反応もなかった。月曜日だからか本当に全員が理解しているのか、受け身な授業態度に疑問をもった。

午後からアーモンド工場見学に行くので早めの昼食をとった。サブリーダーたちと昼食を取りながらさよならパーティーで渡すサプライズボードについて話し合った。Masatoは積極的に意見を出していた。2つのグループに分けてボードを作ることになった。どんどん自分たちで考えを出し、どんなデザインにするかなど話し合うことができていた。作品が出来上がるのが楽しみだ。アーモンド工場ではビデオを見た後、商品を見た。工場の中を見ることができると思っていたが違っていた。生徒たちは色々な味のアーモンドを食べることができ、満足していたようだが…。そのあとはModesto MallにてScavenger Huntをした。1位の商品はピザだ。説明がなされた後、またたく間に生徒はいなくなった。リストには「キティーちゃんグッズと写真を撮る」、「マネキンと一緒に写真を撮る」などがあった。男子限定のミッションもあり、楽しそうである。制限時間は30分であったが、グループEとDは私が集合場所に戻る前にもうリストを提出していた。素晴らしいチームワークだ。Kazusaは男子限定のミッション(下着屋さんで店員さんと一緒に写真を撮る)に精神的ダメージを受けたと言っていたが…。後はお楽しみのショッピングである。前日に目星をつけていたシャツを買う生徒もいた。再集合し、グループに別れて車に乗りスタディーセンターに戻った。が、英語が聞き取れず、ホストファミリーに置いて行かれるグループがあった。別の車に乗ることができたが、PAが確認することも大切であると同時に生徒も理解したかどうかの意思表示をすることが大切であると思った。

 

マンティカ レポート 8月16日(火)

   今日は最後の終日研修だ。バスの中では遊園地のフリーパスを買う人を募ったり、さよならパーティーの笛の練習をしたりと大騒ぎだった。高速を降りて、サンタクルーズの市内に入る。ジェットコースターが見えてくると生徒たちのテンションもますます高まった。バスを降りるとすぐビーチが見えた。海からの風は冷たかった。盆地であるMantecaと気候の違いを肌で感じた。全体の集合写真後、MNCCのスタッフからサンタクルーズでの注意事項と帰国の際の注意事項があった。真剣に耳を傾けていた。

自由時間になりビーチ組と遊園地組に別れた。1日フリーパスのバンドを係りの方からつけてもらった。その間にランチを食べる始末。1分でも長く遊びたいようだ。まずは1番近くにあった海賊船からトライするグループが多かった。後ろの座席を占拠し、思う存分楽しんでいた。スプレーアートで、手や足に絵を描いてもらったり絶叫マシーンに挑戦したり、それぞれが楽しんでいた。Kenshinのナンバー1は回転する乗り物で、ナンバー2が高い所から一気に落下する乗り物で、ナンバー3が海賊船だそうだ。ナンバー2は特に信じられない。見ているだけで恐ろしかった。ビーチ組は砂で城を作ったり、埋めたりしていた。海水は冷たかったが、天気が良かったので気持ちがよかった。Masatoが「パンツをはこうとするとこいつらがタオルをおろそうとするんです」とOlivia先生をはじめ、レディーたち(?)の前でパンツをはいたのには一同大爆笑だった。Masatoは面倒見が良いので年下の生徒からなつかれている。頼りにされているようだ。Keitoはビーチ組だったが、他のメンバーとお店を見回っていた。ギブスであるために乗り物には乗れなかったが、コインゲームを楽しむことができた。10セントを回転しているグラスの中に入れるゲームだが、なかなか難しく結局景品を得ることができなかった。海水浴も遊園地も両方楽しみ、帰途に就いた。が、道を誤り10時センター着。長旅だったにも関わらず、生徒は元気に帰って行った。

 

マンティカ レポート 8月17日(水)

   午前中は授業。だが、昨日の疲れから授業に活気がない。1日中外で遊んだので仕方がないかもしれないが…。ブレイク後はリフレッシュし、授業に取り組めていた。KenshinがOlivia先生と会話練習に挑戦し、とても頑張っていた。JinはYoshikiとペアを組み、単に答えを与えるのではなく、Yoshikiが答えられるように分かりやすくヒントを出しながら教えていた。教え方にとても好感が持てた。答えを教えるのは簡単だが、それに気付かせるのは簡単ではない。しかし、よりYoshikiの中に自分で答えを出したことが残るに違いない。

午後からは半日研修。Manteca MuseumとBass Pro Shopに行った。Manteca Museumでは、2グループに別れ説明を受けた。午前中に予備学習をしていたので分かりやすかったようだ。外の展示ではMantecaの昔の農家の暮らしを学ぶことができた。室内の展示では古い紙幣に興味を持つ者もいたが、一番の人気は昔の帽子をかぶるコーナーだった。次々と帽子をかぶり写真を撮っていた。Bass Pro Shopでは45分間の店内ツアーをして頂く予定だったが、時間が押してしまい、1階の一部しか説明を受けることができなかった。Bass Pro Shopはアウトドア専門店である。自然をイメージした造りになっている。州ごとにコンセプトを変えて店づくりをしている点も面白い。自由時間が10分程度しかなかったため、去るのを惜しむ声が多く聞かれた。今日1番嬉しかったのは、私がBass Pro Shopで松葉杖を持っていた時自然とHikaruが持つのを代わったことだ。相手の状況を察して行動できるとは素晴らしい。気遣いに本当に感謝だ。

 

マンティカ レポート 8月18日(木)

   朝から緊張した雰囲気だった。残念なことにさよならパーティーで手料理を振る舞うことができなくなった。ホストファミリーの子どもに猩紅熱が出たため、感染防止を含めての判断だ。注意事項が現地地域責任者のMeriから述べられた。日本食を計画していたので、正直残念な気持ちがあるが、日本食以外にもHFに感謝の気持ちを伝える方法はたくさんある。パフォーマンスなど頑張ろうと話した。その後、Meriによる手洗いの仕方のデモンストレーションがあった。テーブル毎に手洗いの練習(!)をした。(※MNCC注:現地8月22日サヨナラパーティー終了時現在、猩紅熱の疑いによる体調不良を訴える生徒はいません)

授業では体のパーツについてJoel先生が日本語を交えながら教えられていた。しかし、授業が進むにつれて私語が目立ち出す。ついには教室を出ていかれた。生徒たちとOlivia先生と話し合いをする。「話されている内容が難しい」「どこが分からないかも分からないから質問できない」「質問しても、言われている内容が分からない」「真剣に聞こうと思えば分かる」などJinやMasatoから意見が出た。「分からないということを伝える努力をせずに、授業が分からないというのは私たちの問題ではないか」と生徒に投げかけた。日本でも手を挙げて質問する姿が多く見られるとは言い難い。しかし、意思表示をせずに、不満を述べたり、授業に協力的ではない態度をとるのはfairではないと私は思う。Joel先生は必ず分かるまで生徒のために努力される先生である。まずは意思表示をしようと生徒に伝えた。次のOlivia先生の授業ではYes / Noの意思表示をする姿多く見られた。自分の考えを持つことはやはりとても大切であり、それを相手に伝えることも大切であると感じた。

午後からは「誕生日」に関する文化交流の授業があった。誕生日ケーキに、Happy Birthdayのバナー、教室がカラフルに飾りつけられた。さらにMikuとKanae Iのホストファザーがピエロに扮して来てくださり、生徒からフラッシュの嵐。楽しい雰囲気でまずは椅子取りゲームから始まった。次に、誕生日プレゼント交換。日本と違って面白いと思ったのは、プレゼントを中央のテーブルに置き、くじで引いた順番の若い番号からプレゼントを選べるということ。さらに、人が開けたプレゼントをsteal(盗む)ことができること。最初は誰も盗もうとしなかったが、スターバックスカードやミスターポテトの人形が出てくるとstealの嵐。最初遠慮しているのかと思ったら、どんどん積極的に生徒たちはstealしていた。最後にMikuとKanae Iのホストファザーが私に大きなプレゼントを下さった。が、ラッピングをはがず度に小さな箱が出てくる…5個目の箱にしてやっと出てきたのはチョコレート1枚。生徒からドンマイの声が漏れた。カラフルなケーキを食べ、この日の授業は終了した。

 

マンティカ レポート 8月19日(金)

   今日は朝からさよならパーティーに向けての準備を行った。料理ができない分、各班デモンストレーションコーナーに力を入れているようだ。グループAはジャンケン大会。飾り作りに励んでいた。グループBは射的。鉄砲を作るのに箸が足りず、Joel先生の弟に箸を買いに行っていただく一面もあった。出来上がった鉄砲はとても本格的で驚いた。Mireiが言う通り子供のおもちゃをなめてはいけない。グループCは習字コーナー。黙々としおりの制作に励んでいる。特に目を引いたのは看板である。扇状の紙をくっ付けて素晴らしい作品となっていた(Made by Jin)。グループDは輪投げとクワガタキャッチャー。輪投げの輪を新聞紙で作り、ペットボトルをポールとして活用していた。クワガタキャッチャーは折り紙でクワガタを折り、ストローですくうゲームだ。感心する程素晴らしい出来だった。グループEは折り紙コーナー。色々な種類の折り紙をサンプルで作っていた。色とりどりで美しい。グループFはプラ板コーナー。これがとても苦戦していた。ペンの種類の確認から、オーブンの使い方、時間などとにかく試行錯誤を重ねていた。1回目の作品は平たんにならず、平らにしようとすると割れてしまった。SakiとNaoが飾り付けを作っている間、Kenshin, Tatsumi, MasahiroはJoel先生と台所にこもって焼き具合を確認していた。

今日感心したことが2つある。1つ目は全体の出し物の練習である。リーダーに任せていたのだが、私が様子を見に行くと前に出て指示を出し、練習を重ねることができていた。青空の下、一生懸命に声を出して練習する姿はとてもすがすがしかった。2つ目は掃除である。「今日でスタディーセンターを使用するのが最後だから徹底的にきれいにしよう」と朝声をかけていた。マットからテーブルのガラス板まで、とにかく自分たちで掃除場所を見つけてきれいにしていった。言われるのではなく、自分たちで動くことができたことに成長を感じた。明後日のさよならパーティーで、さらなる生徒たちの成長を期待する。

 

マンティカ レポート 8月22日(月)

   朝からホールに行き、さよならパーティーの準備に取り掛かった。次々と各班のコーナーが出来上がってくる。どの班も工夫を凝らした飾り付けである。飾り付けが1番最初に終わったBグループに、テーブルのセンターピースの作製を依頼する。白のテーブルクロスに赤いセンターピース。日本の国旗である。次々と赤い丸のセンターピースが仕上がってくる。ナイスチームワークだ。パーティーで配る5円のラッピングまでしてもらった。E班には入口の飾り付けもお願いした。みな黙々と輪を作っていく。入口がとても華やかになった。飾り付け終了後、ホストファミリーへカードを書く。アメリカに高校留学する生徒Rubyが来ていたので、KenshinはRubyに手紙を手伝ってもらっていた。自分から聞きに来たことに成長を感じる。また、受付の係りを募ったら、全グループから手が挙がった。積極的にパーティーに関わろうとする姿が嬉しい。プログラム修了証書授与の練習や出し物の練習をし、あっと言う間にパーティーが始まる時間となった。

Olivia先生によるWelcomeスピーチの後、スライドショーを見る。Olivia先生の娘が私たちのために作ってくれたものだ。とても心に残るスライドショーだった。食事を楽しんだ後、デモンストレーションタイム。どのコーナーも大盛況である。30分という時間だったが、とても短く感じた。YoheiとYoseiのホストマザーは「写練」と自分の名前を書いてもらっていた。Students' talent showでは、Miku, Yuina, Yumiが司会を頑張った。リハーサルの際に「声が小さい」「土日で練習したのか」「もっとレベルを上げなさい」など私から言われていた。短時間で文を工夫し、大きな声で司会を務めた。どのショーも大喝采を浴びていた。Momoko Aの浜辺の歌はとても美しい歌声だった。ホストマザーも彼女の才能にとても驚いていたようだ。Riku, Kazusa, Keito, Yoheiの空手・テコンドーでは、Rikuが板を割り、さらにはKazusaがホストファミリーからの声援に応え、頭で板を割っていた。Jinのギター演奏には、黄色い声援が飛んでいた。Masatoたちのチアリーディングは、とてもかっこよかった。笛に合わせてポーズを決めていく。最後に会場の中央に一列に並び、大きな声で「ありがとうございました」。1回目声が小さかったので、Masatoが"Once more."とても盛り上がった。その後、会場を暗くし、サプライズでカエルの輪唱。全員で歌う姿に本当に感動した。

修了証書授与では、全員が英語でスピーチをした。"I love America" "Thank you for everything" "I don't want to go home"など短い言葉でも、生徒たちの気持ちが伝わってきた。暖かく生徒を迎えてくださったホストファミリーのみなさんに心から感謝する。Closingではスライドショーを流して、Olivia先生とJoel先生にプレゼントの授与。しかし、プロジェクターとパソコンが接続できず、スライドショーが見られなくなった。時間も押していたのでプレゼントの授与だけになるところだったが、ファミリーの助けによりスライドショーを見ることができた(各グループで作成したMs. OliviaとMr. Joelへの動画メッセージが見れずに本当に申し訳なかった)。Jinのピアノ演奏とともにこの1か月を振り返ることができ、とても心に響くものとなった。ホストファミリーとの写真の部分を担当してくれたMasahiroにも感謝。この夏が誰にとっても思い出深いものになればと思う。

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