MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

 
レポート更新情報
更新日
期 間
8月01日
8月10日
8月16日
8月19日
8月25日

 大分空港から羽田空港へ無事に到着した9名は羽田空港で他のメンバーと合流しました。飛行機を待つ間、少しずつ仲間の打ち解けていく様子。最初は硬い表情だったYさんも、メンバーと話をしているうちに笑顔が多く見られるようになりました。大分空港から参加したSさんは将来CAになりたい一心で飛行機の中で写真をとったりいろいろと質問している姿がみられました。羽田からサンフランシスコへ向かう機内、疲れからか前日緊張してよく眠れなかったせいか、皆さんよく眠っていました。中には一睡もしなかったという人もあとから聞きました。サンフランシスコ国際空港に到着後、TCのKamelさんとAndyさんが待っていてくれました。二人に出迎えられ、写真を一枚。その後、バスに乗り、ロスバノスへ。

ハプニングがひとつ。ロスバノスへ向かう途中、パスポートを係員に渡したまま返ってきてない!という生徒がいることが判明し、急いで空港へ引き返しました。パスポートは無事発見されたので一安心し、またロスバノスへ引き返しました。周りは真っ暗になり、生徒はバスの中でよく眠っていました。ファミリーが待つロスバノスへ着いたのは現地時間の午後9時半過ぎ。たくさんのファミリーに迎えられ、皆それぞれの帰路に着きました。日曜日は一日ホストファミリーと過ごします。

 

ロスバノスB レポート 7月25日(月)

 8時半にスタディセンターに集合。まだ肌寒く、長袖を羽織っている人もいました。ホストファミリーと共に全員元気な顔がそろいました。午前中はホームステイをする目的やホストファミリーと過ごすときの注意点や生活のこと、お金の管理等についてTCから説明がありました。その後、会った人に頻繁にされる質問について英語でどう答えるかなど、英語の勉強を少ししました。途中休憩をはさみながら、11時半にランチブレイク。HFが用意してくれたお昼ごはんを食べます。日本ではおやつでしか食べないポテトチップスやチョコレートもランチの中にあります。また、ロスバノスは農業、酪農がさかんな都市です。日の光をたくさんあびたフルーツも日本に比べてとても甘く、種類も豊富でおいしいです。おいしいフルーツをランチのときに食べている生徒もいます。一時間のランチブレイクの後、コラージュを作成。雑誌や新聞の写真などを切り抜いて貼り、シールを貼ったり、ペンで書いたりしてデコレーションをします。自分の名前やHFの名前を書いたりしています。生徒たちは活動を通して少しずつお互いを知るようになってきたようです。まだ時差ぼけが抜けず、眠そうにしている生徒もみられます。

 

ロスバノスB レポート 7月26日(火)

 昨日のウェルカムパーティーから一夜明け、全員がそろいました。今日は朝から英語の授業を受け、午後からダウンタウンに行き、警察署とCity Councilを訪問します。朝からおなかが痛いと訴えてきたKさんですが、一日無事にすごしました。時差と食事の変化や緊張からでしょうか、ほんの少し体調を崩す生徒がちらほら見受けられますが、ホストファミリーがとても気を使い、面倒を見てくれています。午前中はショッピングのときの会話、コインの名前や計算の仕方などを実際のお金を持ってきてTCが教えてくれました。やはり実際に使うという自覚からか、全員ものすごい集中力で授業を受けています。ランチになるとインスタントの焼きそばやレンジで温めるハンバーガーを持ってきている子など、皆様々です。

午後は30分くらい歩いてお店が建ち並ぶダウンタウンへ行きました。警察署では警察官の方が署内を丁寧に案内してくださいました。留置所や緊急電話がかかってきて処理をするモニタールームにも案内してくれ、緊張感が漂いました。実際に捕まっている人も中に数人いました。もちろん、顔を合わせることはありませんが、ギリギリのところまで見せてくれました。最後は建物の外でパトカーの中に座ったり、写真をとったりして、City Councilに移動。残念ながら市長さんはいらっしゃいませんでしたが、会議室の中に入り、全員で写真を撮りました。その後、郵便局に行き、手紙を出したり、切手を買ったりしました。帰り道、ハンバーガーショップに寄って、冷たい飲み物を購入。飲み物はお代わり自由ということを聞いて驚きです。「サイズがある意味がないじゃん!」という声もちらほら。また歩いてスタディセンターまで行き、ホストファミリーが向かえにきてくれるのを待ちます。明日はボウリングをしにいくことをみんなに告げると、とてもうれしそうでした。みんなが書いた日記を読むと、ホームシックになっている生徒、積極的に話をしている生徒、文化の違いに驚いている生徒等、様々ですが、確実に、日に日にこの数日で生徒が成長している様子がわかり、とてもうれしく頼もしく、うれしくなりました。

 

ロスバノスB レポート 7月27日(水)

 いつも長袖が必要なほど肌寒かった朝ですが、今日は少し気温が高かったです。午前中は英語の授業、午後からはボウリングに行きました。英語の授業ではKamel先生と Andy先生に分かれて授業を行います。簡単な会話や語彙、文法などを英語で教えてくれます。初日は戸惑いもあったようですが、随分慣れてきたようで、以前よりスムーズに授業が進んでいきます。もちろん英語が苦手な生徒もいますから、何をしたらよいかわからないときは隣の人に尋ねながらみんなよくがんばっています。宿題も毎日出ますが、ホストファミリーが手伝ってくれます。昼休みは早めに済ませ、午後からはAtwaterという隣町にボウリングに行きました。移動手段はホストファミリーの車です。それぞれ分乗してボウリング場まで50分くらい。途中道路工事をしていたので、渋滞し、少し時間がかかりました。移動の車から見る風景は遠くに小麦色の丘が見え、アーモンドの木が連なる広大な畑、それを抜けると牛や馬がたくさん放牧されていて、その中に道路が一本通っています。日本とはまったく違う景色に生徒は窓の外を見入っていました。ボウリング場では2ゲームするところが時間の都合で2ゲーム目の途中で終わってしまいましたが、おなかがすいたのか、途中、ポテトやジュースをほとんどの生徒が買っていました。お金の払い方に不安があっても連れてきてもらったホストファミリーに手伝ってもらいながら、チャレンジしている姿がありました。帰りも乗せてきてもらったファミリーの車でStudy Centerまで帰ります。帰り着いたのはいつもより少し遅く、4時半くらいでした。ボウリングは日本と勝手がほぼ同じなので、みんな楽しめたようです。数人、ホストファミリーが変わった生徒がいますが、様子を聞くと、移動した先でも問題ないようで、一安心です。

夜、私のホストファミリーの家に電話が鳴り、生徒が怪我をしたからホストと連絡を取ってくれとTCから連絡が入りました。痛み止めの薬を飲むかどうかということを聞いてほしいということだったので、骨折か何かしてしまったのかと心配になり、急いでホストに電話し、本人と話してみると、赤ちゃん用のおもちゃ入れを飛び越えようとして箱の中に足が入ってしまい、こけてしまったということでした。足の甲が腫れているようで、痛みは何もしなければないけれど、押すと痛いということでした。一晩氷で冷やし、様子を見ることに。痛すぎで眠れないときは薬をもらうということにしました。明日、怪我をしたところを見せてもらおうと思います。

 

ロスバノスB レポート 7月28日(木)

 今日は一日Study Centerで過ごしました。午前中はいつものように英語の授業、午後からはイースターエッグをつくり、ハンティングをしました。英語の授業では先生の後についてリピートすることがよくありますが、声がだんだん大きくなったように思います。やはり生活のなかで使っているため実感があるのかもしれません。ただ、慣れもでてきて、何度か先生に注意される生徒もいます。言葉はわからなくても、注意されたということはわかるようです。早めにランチを済ませます。昼ごはんはインスタントのラーメンやうどん、レンジで暖めてから食べるハンバーガーや夕飯の残りのピザを持ってきている子など、それぞれです。サンドイッチなどに加えて小さなスナックの袋、にフルーツや生の小さい人参がたくさん入った袋を1袋持たせてくれていたり、ヨーグルトやチョコレートムースなど、日本の「昼ごはん」とは違いますが、子どもたちはおいしそうに食べています。さすがに生の人参はあまり人気がありません。

昼食を終え、机を一列に並べて、いよいよイースターエッグの作成です。朝、ホストファミリーが持たせてくれたゆで卵に色をつけていきます。お湯の入ったカップに染料を入れてからゆで卵を入れます。殻に色がついたらカップから取り出して、シールやペンでデコレーションをしていきます。手が真っ青になったり、ピンクになったりしながら、完成しました。それをTCの子供たちが庭にばら撒きに行き、帰ってきたら、歳の順にイースターエッグを取りに行きます。ゆで卵のほかにプラスチックの卵の中にはキャラメルなどのお菓子が入ったものもあります。ホストが貸してくれたハンティング用のバスケットに卵をいれ、隠した卵がなくなってから、おしまいです。その後、少し時間があったので、さよならパーティーについて話をしました。まだ、「さようなら」という感じではありませんが、今から少しずつ考えていけば、きっと素敵なパーティになると思います。その後、明日の予定についてKamel先生から説明があったあと、帰宅しました。ホストファミリーを待つ間、足を怪我した生徒に様子を聞くと、走ると痛いということ。骨折など、大きな怪我ではなくて一安心しました。明日は一日フレズノにあるプールに行きます。どんなところか楽しみです。

 

今日の集合時間は9時。いつもより30分遅く集合しました。そして解散はいつもよりもだいぶ遅く、7時半くらいでした。ホストファミリーの車に乗り合わせて一日中フレズノにあるwater landに行ってきました。波のあるプールがいくつかあり、浜辺のようになっているプールやウォータースライダーがいくつもあります。11時に会場に入ることができます。入る前に全員で集合写真を一枚。TCからチケットを配られ、並んで待っていると、一人、チケットをなくしました、という生徒が一人いました。すぐにTCに伝え、無事全員入場することができました。たくさんのベンチとテントや影があり、強い日差しを避けながら、休憩できます。全員で一箇所のところに行き、そこを集合場所にしました。食べ物などがおいてあるので、お腹がすいてはその場所に戻ってきて、少し食べてはまた遊びに行き、という繰り返しでした。たくさんのホストファミリーも来ていたので、一緒に楽しめたようです。幸い、平日だったので、休日よりは空いていたようですが、アメリカの学校も夏休み中なので、学生の姿も見られました。 買い物をするとき、私の助けを必要とする生徒もいますが、お金の使い方にも慣れてきた生徒は積極的にほしい物を自分で買いに行っていました。ホストファミリーの都合でみんなより早く帰らなければならない生徒が何人かいて、それを聞いたときはとても残念そうでしたが、仕方ありません。帰り際、はいてきたサンダルが片方ない!と訴えてきた生徒がいましたが、ホストファミリーも一緒に探してくれて、見つかりました。帰るころにはみんな疲れていて、少し早めに服に着替えてお菓子を食べたり、友達やホストと話をしたりしていました。年齢を超え、学校を超え、国籍を超えて少しずつ輪が広がっているようです。一週間、慣れない生活のためか、「まだ一週間かぁ。長いなあ」という声を聞きましたが、帰りの車の中でTCのKamel先生と話したところ、きっとこの後の3週間はあっという間に過ぎるといっていました。Kamel先生は何回もこのプログラムのTCをされているらしく、とても明るく楽しい先生です。14人乗り(!)の車を運転して私たちを連れて行ってくれました。帰りの車の中では私とKamel先生が大声で話をしていても、全員、疲れて眠っていました。これからまた1日中研修する日もあるので、いい練習になったと思います。

 

ロスバノスB レポート 8月1日(月)

 今日の朝はとても寒く、TCがつけてくれた天井についているファンをとめてもらうほど、ほとんどの生徒が寒がっていました。今日から新しく2人が合流し、31人が全員そろいました。授業前に2人を紹介し、ホストファミリーと話す中でよく聞くことを全員に伝えました。Yes Noで答える質問に対してどうしても首を振るだけで何も発言しない生徒がいるようで、ファミリーにしたら、どうしてよいかわからないということでした。日本では首を振ったり表情を微妙に変えるだけですべてわかってくれていたかもしれませんが、ここはそういうわけにはいきません。きちんと声に出さないとわからないよ、ということを伝えました。

その後、午前中はいつものように、英語の授業、午後からは老人ホームのような施設に行って、歌を歌い、施設の利用者の方と折り紙を折りました。午前中の授業は宿題のチェックをしたり英語の早口言葉を練習したりしました。配られたテキストを見ながら先生のあとについて発音していきます。大きな声がでてました。出される宿題はホストのことを聞いて教科書に書き込むものがほとんどですから、ホストファミリーとコミュニケーションをとるのに良いきっかけの一つです。 午後からはホストファミリーの車に分乗し、近くの施設に行きました。最初に日本語でドレミの歌を歌い、その後、英語でドレミの歌、row, row, row your boat、take me out to the ball gameを歌いました。みなさんから温かい拍手をもらいました。その後、それぞれのテーブルに入って折り紙を一緒に折ったり、作ってあげたりしていました。サンプルを作って持っていっていたので、利用者の方が気に入ったものがあれば、それを作ってあげていました。皆さん、とても喜んでくれたようでよかったです。ピアノを弾いて披露をした生徒もいました。時間がきたのでみなさんにThank you, good byeと挨拶をし、またStudy centerまで戻りました。明日の持ち物等の連絡をして、ホストファミリーと一緒に帰っていきました。

 

ロスバノスB レポート 8月2日(火)

 8月に入り、2日目です。みんなが書いている日記を読むと、昨日は一日が早く過ぎたということを書いている生徒が何人かいました。環境の変化にも慣れ、自分のペースができたのではないかと思います。
午前中はいつものように英語の授業をしました。午後からは歩いてすぐのところの家のプールを借りて、泳ぎました。最初は誰もプールに入ろうとしませんでしたが、日焼け止めを塗り、準備ができたら、少しずつプールに入り始めました。プールはどんどん深くなるプールでした。深い側にジャンプする板が置いてあり、みんなそこからどんどんジャンプしてプールに飛びこんでいました。浮き輪を使って浮いたり、ビーチボールを使ったりと、約2時間楽しみました。明日は8時半に集合し、サンフランシスコに行きます。帰ってくるのは夜8時半の予定です。楽しい一日になるとよいです。

 

ロスバノスB レポート 8月3日(水)

 今日は朝8時半に集合、出発し、サンフランシスコに向かう予定でした。バスがStudy Centerにきたのは8時半過ぎでした。そして、生徒も2人遅れています。8時50分ごろ、全員そろい、無事出発しました。住宅地を抜け、ハイウェイに乗り、まずゴールデンゲートブリッジを目指します。バスの中はまだ眠そうな生徒もいましたが、隣の人と話をしている人がほとんどでした。サンフランシスコに向かう途中、風力発電所を目の当たりにし、その大きさにびっくりして、写真をとっている人が何人かいました。ゴールデンゲートブリッジに着いたのは12時くらいでした。私たちのグループが到着する少し前に他のグループも到着していました。この日は4グループがサンフランシスコを訪れていました。他のグループが記念写真をとっているのを待っている間、風がとても強く、冷たいため寒かったです。写真を撮った後、橋の半分まで歩きました。世界的にも有名な観光地のゴールデンゲートブリッジは世界各地から観光に来ています。歩きながらいろいろな国の言語が聞こえてきました。橋を自転車で通る人、走って通る人など様々でした。半分まで歩き写真をとり、また折り返しました。バスに戻ると、ランチを食べ、PIER39に向かいました。PIER39は買い物をしたり、水族館があったり、映画を見たりできる、複合施設です。海のすぐそばなので、シーフードレストランも多くあります。PIER39に着いてバスを降り、写真撮影をしてから、注意事項と集合場所を伝え、あらかじめ決めていたグループでそれぞれ解散しました。英語に不安があるグループは一緒に行ったホストと行動しました。途中、いくつかのグループとすれ違いましたが、みんな、楽しそうに買い物をしたり、お菓子を買ったりしていました。集合場所には夕飯を買ってくるか、食べてくるかするように伝えました。集合時間、誰も遅れることなく時間よりも早めに出発できました。帰りのバスはサンフランシスコ市内でとてもひどい渋滞にあい、予定よりも1時間半くらい遅れましたが、帰りのバスの中では数人疲れきって寝てしまっている生徒がいるものの、ほとんど話をしていて、みんな元気でした。とても楽しかったようです。

StudyCenterに着いたのは10時くらいでした。ホストファミリーの車に乗り込み、家へと帰りました。明日は朝からハイキングだよ、という話をすると、みんな、え!?という顔をしていました。今日は早く寝て、明日に備えてほしいと思います。何事もなく、無事に帰りついてよかったです。

 

ロスバノスB レポート 8月4日(木)

 今日の午前中はハイキングに行きました。ハイキングと聞いていた生徒は歩くみちのりの険しさにびっくりしていたようでした。5マイルくらい歩きました。ハイウェイの途中から横道に入ると、広場があり、そこに車を止めました。車を降りるとロスバノスから車で20分くらいのところにもかかわらず、風が冷たくとても強かったため、寒かったです。狐色の丘が連なるなかに車の轍でできた道を歩きます。歩きながら、野生のリスが走っているのを見たり、動物のフンが落ちているのを避けながら歩きました。転げ落ちそうなくらい急な坂道を登ると、やっとコースの半分です。半分を過ぎるとほとんどが下り坂でだいぶ楽に歩けました。スタート地点に戻る途中、車を止めてあった場所にパトロールの車が2台止まっていました。何かあったかと思い、不安になったのですが、公園をパトロールする人の車が何台も止まっているから何事かと思い、ハイウェイのパトロールの人に応援を頼んだようでした。TCがすでに連絡をしていたようですが上手く伝わっていなかったようです。その後、お昼ご飯を食べました。昼食を食べ終わるころ、一緒に行っていたホストの一人が野生のウサギを見つけました。行ってみると、ウサギの巣穴がたくさんありました。ウサギは全体的に薄い茶色と白い毛が混ざっていて、オレンジの毛が首の一部にあるうさぎでした。木の陰から次々と出てきて、みんな必死で写真を撮っていました。

ウサギを追いかけた後、乗せてきてもらった車に乗って、Study Centerに戻りました。帰りの車でみんな疲れきってよく寝ていたようでした。帰ってからは勉強をする予定でしたが、変更し、明日のBake Saleのサインボードを作りました。カップケーキやクッキーなどの焼き菓子を公園に行って売ります。募金活動の一環として行うので、値段は設定しません。ホスト以外のアメリカの方と会話をする良い機会です。TCから会話で使う英語を教えてもらったあと、グループに分かれてサインボードを3枚ずつくらい作りました。色を塗ったり絵を書いたりして、とてもよく仕上がりました。今日の宿題は家でホストと一緒にお菓子を作ることです。明日、どんなお菓子を持ってくるか、楽しみです。

 

ロスバノスB レポート 8月5日(金)

 今日は朝からアクシデントが発生しました。TCのKameal先生が朝、怪我をして、病院に行ってから来るとのこと。午前中の英語の授業が急遽変更になり、さよならパーティーの話し合いをすることになりました。ダンスをするグループ、楽器を演奏するグループや桃太郎の英語劇をするグループ、前で大きな紙に文字を書くグループや縄跳びをするグループなど様々です。ある程度話をして、大体することが決まってから、Andy先生が日本で作るお見舞いの色紙のようなメッセージカードを作ってくれ、それにみんなでサインをしました。サインの後、表紙に絵を書いていたところ、Kameal先生が着ました。病院に行って、合計5針縫ったようです。左手にぐるぐる巻いた包帯からでた指は少し腫れていました。全員外に出て、Kameal先生を迎え、メッセージカードを渡すと、とても喜んでくれ、全員とハグをしました。

それからすこし休憩をし、英語の歌を歌う練習をしました。みんな、おなかが空いているようで、あまり大きな声がでません。Andy先生がランチにする?と聞いたとき、YESの声が歌う声よりも大きかったです。いつもより早めにランチになりました。午後からは昨日家でホストファミリーと一緒に作ったカップケーキやクッキーを売りに行きました。昨日作った看板と、机と椅子も持っていきました。ホストファミリーも手伝ってくれました。場所は近くにある大きな通りに面している公園です。歩道に机を並べ、車が机のすぐ前で止まれるようにしました。交差点に何人か立ち、歩道橋のような高いところに何人か立ち、反対車線に何人か立ち、テーブルのそばに立ち、全員で呼びかけました。少しでも多くの人に気づいてもらうため、紙皿を使って即席で看板を作っている生徒もいて、みんな積極的に取り組んでいました。ホストの方が積極的に参加してくれたのも生徒の励みになったのではないかと思います。3時半が近づくと、次々とホストが公園へ生徒を迎えにきました。あまっているお菓子を欲しい分だけもらって帰っていきました。週末はホストファミリーと過ごします。

 

 第3週目に突入します。生徒の日記を読んでいると、先週はとても早く過ぎた、という感想を何人か書いていました。私自身もそう感じました。また、残り少ない日数を有意義に過ごしたいと、目標を自主的に立てた生徒もいました。その反面、慣れが出てきて、日記の文字が雑になったり、トライコーナーや紹介コーナーなどの部分を記入していなかったりする生徒も見られます。また、英語の授業中も隣の友人と話をしてしまったり、集中していない様子が見られます。やるべきことはきちんとしてから思いっきり楽しんでもらいたいと思います。月曜日の日記は生徒の休日の過ごし方が良くわかります。ホストファミリーの誕生日パーティーに行ったり、ビーチに行ったり、ホストとショッピングに行って映画を見たりと様々です。最後の行には「楽しかったです」という言葉が多く見られます。ホストとのコミュニケーションの様子や気づいたことなど少し具体的に書き残して欲しいと伝えていますが、なかなか難しいようです。

ランチをいつも自分で作っているのですが、今日はランチ用のパンがなくてランチが作れず、何も持ってきていない生徒が一人いました。黙っていては何も解決せず、今回はランチだったからよかったけれど、せっかく何かにトライする機会があったとしても逃してしまうかもしれないよ、と伝え、言葉ではっきり相手に伝えるようにしようと話をしました。他にも、どこに行くかわからないまま、ホストに言われるがままに車に乗ったり、準備したりしている様子が日記から伺えます。そういう時は自分が納得するまで質問するという気持ちを大切にしてもらいたいものです。また、午前中に行っている英語の習ったことをステイ先で十分活用して欲しいです。今日も午前中は英語の授業をしました。ランチを食べ、午後からは近くの消防署を訪問しました。先日、ロスバノス新聞にグループAが訪問した際のことが記事になっていました。ロスバノスに消防署は2箇所あるそうです。実際に準備するロッカーや消防隊員の方が宿直する部屋、消防車の説明や防護服、マスクの着用など一通り見回り、消火ホースを放水させてもらいました。放水体験が終わり、全員で集合写真を撮ろうとしているとき、電話が鳴り、実際に出動となりました。2分とたたないうちに2台の消防車が消火活動に向かいました。その後、全員で集合写真を撮り、Study Centerへ戻りました。明日のことや今週必要なことなどの連絡をし、ホストファミリーが家へ連れ帰っていきました。明日も午前中、英語の授業を受けた後、午後からはチーズやアイスクリームなど乳製品を加工する会社に行きます。

 

ロスバノスB レポート 8月9日(火)

 今日はいつものように午前中は英語の授業でした。英語での授業に慣れてきたのか、TCの指示に対する反応が早くなってきましたし、わからないところは隣に聞いたりして何とかやっているようです。ただ、全体に問いかけた時に返事をする人が決まってきています。せっかくアメリカにいるのですから、発言をしっかりして欲しいと思います。また今日も宿題が出され、家でホストに手伝ってもらいながらすることになります。

午後からはHilmar Cheese Factoryに行きました。牛乳をはじめ、チーズやアイスクリーム、ヨーグルトなどの乳製品を製造している工場です。HFの車に分乗していきます。ランチを持って車に乗ったのですが、お腹が空きすぎて、車の中ですでに食べている生徒もいました。この工場には車で40分ほどで到着しました。行きながら、TCにいろいろ話を聞くと、行ってから乳製品が作られる行程をDVDで見てからアイスクリームを作るということでした。こちらの小学生も3,4年生で工場見学に行き、アイスクリームを作るということです。工場に到着し、ランチをベンチに座って食べてから係の方がDVDを見せてくれました。英語はよくわからなくても、映像で見ることができるので、比較的わかりやすかったのではないかと思います。8分間のDVD鑑賞を終え、21へ上がると会議室があり、何かの会議が行われていました。会議室を通り過ぎると、丸いテーブルと椅子がいくつかあり、丸いテーブルの上にアイスクリームを作ることができるように、丸い筒のようなプラスチックの容器に塩と氷と水が入れられ、その中に袋に入ったアイスクリームの材料が入っていました。それを係りの方の指示で振ります。約1分間振ったあと、スプーンが配られ、少量ではありましたが、自分でシェイクしたアイスクリームを食べることができました。みんな、おいしそうに食べていました。その後、少しお土産を買って乗ってきた車に乗って帰りました。

 

ロスバノスB レポート 8月10日(水)

  今日は朝8時半に集合し、バスに乗ってカリフォルニア州の政治の中心部であるSacramentoに行きました。ロスバノスからは車で約2時間かかりました。ホストファミリーも何人か一緒に行きました。州議事堂に到着し、全員で集合写真をとってから、建物内に入ります。入る際には持ち物のチェックをしました。金属探知機を通り、手荷物の財布やカメラなどもX線を通します。全員チェックをすませると、Kameal先生が中を案内してくれました。以前使っていた州知事の部屋や出納室などを見学し、実際に議会が開かれる部屋に行き、一般の人が座って会議の様子が見られる2階の席に行き、座って写真を撮ったりしました。その後、州議事堂の裏に行き、複数のコメントがある公園をみてまわりました。カリフォルニアの発展にかかわる出来事についてです。消防士、戦争について、平和について、宗教についてなどです。日差しが強く、暑かったですが、日陰はとても涼しく、ランチを木陰のベンチでとっている人もいました。バスに戻り、Old townを目指します。古い町並みを再現しているようで、木造の建物が並びます。そこで2時間くらいの自由時間でお土産を買ったり、飲み物を買ったりと、グループ行動をしました。英語での買い物にも大分慣れてきたようで、レシートが欲しいとレジに人に言っている姿もありました。

Old Townを後にし、次はショッピングモールに行きました。大きなところです。自由時間は3時間くらいありました。グループになって行動します。モールなどでは何が起こるかわからないため、トイレに行くのもグループで行動します。広いため、迷子にならないか心配でしたが、幸いにもあまり人がいませんでした。集合場所には夕食を食べてくるか、持ってバスに乗ることになっていました。6時集合で、5時半くらいにはフードコートで食べ物を食べたり、買っている生徒がほとんどでした。バスが到着するまで少し時間があったので、トイレをモールの中ですませ、ロスバノスへ向かいます。今回はサンフランシスコのように大きな渋滞もなく、スムーズに帰ることができました。Study Centerに着いたのは8時半より少し前でした。すでにホストファミリーの車がたくさん止まっています。迎えにくるのが遅くなったホストもいましたが、みんな無事に1日研修を終えることができました。

生徒の日記より

ランチの後は2軒ショッピングモールに行った。時間があんまりなくて、(1軒目)バタバタしてたけど、買い物の度に店員さんに話しかけられたり、こっちから質問したりして、コミュニケーションをとれたのが良かった。2軒目でも、店員さんと会話できて、前よりもビビラなくなった。帰ってからはホストマザーがプレゼントのラッピングを手伝ってくれて助かった。ブラザーが昨日書いた日本語の文字の名前をペットボトルに書いてくれてうれしかった。

 

ロスバノスB レポート 8月11日(木)

  朝、Sttudy Centerに入ってくる生徒の手にはプレゼントが握られていました。午後から誕生日パーティーをすることになっていました。午前中はいつものように英語の授業でした。昨日の疲れもあるのか、いつもより元気がないようでした。宿題のチェックを済ませてから3〜4人のグループに分かれてグループの前で英語でスキットを行いました。何回か授業中にしたのですが、ただ書いてある英文を読んでいるだけでしたが、今日は大分リラックスした雰囲気で演技をすることができました。見ている方も楽しかったです。まだ、恥ずかしさが抜けず、声が小さく何をしているのかわからないグループもありましたが、短時間でよく頑張ったと思います。ランチタイムにはTCが庭にできたメロンをみんなに分けてくれました。とても甘くておいしかったです。

午後からは誕生日パーティーです。特定の人にというわけではなく、全員でプレゼント交換をしました。プレゼントは5ドル分で事前にファミリーと買い物に行って準備していました。ホストファミリーも何人か参加しました。まず、椅子とりゲームをして、最後まで残った生徒がケーキを一番先に選びました。ケーキは日本のと違って、大きく四角いケーキだったので、その違いに驚き、写真をたくさん撮っていました。左側がチョコレートケーキで右側がストロベリーでした。たくさんあったので、何個も食べている生徒もいました。とてもおいしかったです。その後、プレゼント交換です。くじを引いて、名前を呼ばれた人から順番にプレゼントを取っていきます。プレゼントを持ってくるときに、お店ではプレゼント用のラッピングなどはしてくれないので、自分でラッピングの材料を買っていて、ラッピングします。カラフルな包装紙に包んでリボンをつけたり、小さな紙袋にいれ、中身が見えないようにラメや色のついた薄い紙で口を覆います。些細なことですが、生徒は日本との違いに気づいたことでしょう。プレゼントが全員に渡り、一人ずつ写真をとりました、その間、さよならパーティーについて話をしました。帰る日が近づいてきて、ホストファミリーともう少し長くいたいというような話がでているところもあるようです。感謝の気持ちをパーティーで十分に伝えられるといいと思います。

 

ロスバノスB レポート 8月12日(金)

 今日の集合場所はいつものStudy Centerではなく、近くの野球場でした。午前中はソフトボール、午後からStudy Centerに戻ります。一緒に車に乗って行った生徒からは「本格的だ・・」という声がもれました。4つのマウンドと芝が広がる市民球場で、ボールが遠くまで飛んでいかないように、周りはフェンスで囲まれています。全員そろうまでキャッチボールをしている姿があちこちでみられます。日差しが強いので、帽子を届けてくれたホストいました。ホストと一緒に一足早く休日に入った2名を除いて、全員がそろったところで、チームを2つに分けました。ボールやバット、グローブなどはホストファミリーに借りたものがほとんどです。部活で使っている自分のグローブを持ってきている生徒もいました。TCのAndyがずっと投げ続けてくれました。朝は寒いくらい涼しかったのですが、時間がたつにつれて、暑くなる気候です。球場は日陰がほとんどなく、次第に暑くなってきます。休憩をとって水分補給をしながら、進めました。

11時半になったので、ホストファミリーの車に分乗してStudy Center まで戻ります。車で5分くらいでした。すぐにランチをとりました。お腹がすいていたのか、黙々と食事をする生徒が多かったです。午後から英語の授業の予定でしたが、来週にあるさよならパーティーの準備をする時間があまりなかったので、TCに相談すると、TCもみんなが疲れている様子をみて、さよならパーティーの準備のほうが良いかもしれないと思っていたようです。TCと相談し、午後からはパーティーの準備をすることになりました。パーティーの日には日本食を振舞う予定ですから、日本から持ってきている材料の確認をして、何をつくるかのヒントにします。カレーのルウと味噌やしょうゆ、みりんなどの調味料を持ってきている生徒がいたので、いろいろと作れそうです。その後、それぞれのグループに分かれて、パーティーでファミリーに見せるダンスや剣道など、時間がくるまでそれぞれ練習しました。今週末がホストファミリーと過ごす最後の週末になります。時間を大切に使って、ホストと良い時間を過ごして欲しいということを伝えました。来週はさよならパーティーの準備で忙しくなりそうです。

 

 最後の週末を過ごした生徒の日記にはホストファミリーとキャンプをしたり、野球を観戦したり、パーティをしたりした様子が書かれていました。朝送ってきたホストファミリーからもとても楽しそうだったという声が聞こえました。今日1日さよならパーティーについての準備でした。午前中は料理や司会進行の役割分担や横幕を作成しながら、それぞれのグループで練習を進めました。練習する時間は今日と水曜の午後しかありませんが、なんとかなりそうです。私はAndy先生と料理の材料を買いに行きました。さよならパーティーには約150人来るようです。材料の量の見当がつきませんが、TCのKameal先生が他のグループのTCに連絡して分量を聞いてくれました。メニューはカレーと肉じゃが、卵焼き、白玉も作ります。材料を購入してStudy Centerに戻ると、ちょうどランチタイムです。生徒の腹時計はこちらの時間になっているようで、11時半になる前から、「お腹がすいた・・・」という声をよく聞きます。ランチタイムということを告げると、椅子を持ち出して食べたり、テーブルに座って食べたりしていました。

午後からはホームステイに関するアンケートやホストファミリーへの感謝状を作りました。アンケートが終わり、感謝状を配ろうとすると、ロスバノスに9.11の慰霊碑を作ろうとしているサンドラさん夫妻がStudy Centerに訪れました。サンドラさんは、履かなくなった靴を集め、モニュメントを作ろうとしています。ホストファミリーにあらかじめお知らせをしていたので、何人かの生徒は靴を持ってきていました。私たちが帰国するころにはまだ完成していませんが、完成したら、写真を送ってくれるそうです。サンドラさんと私たちで写真をとりました。完成するのを見るのがとても楽しみです。その後、感謝状を作成しながら、さよならパーティーの練習をしました。3時になり、片付けと明日の連絡を済ませ、ホストファミリーが迎えに来た生徒から帰ります。ホストファミリーと一緒に帰るのも後数日になりました。

 

ロスバノスB レポート 8月16日(火)

 今日が最後の終日研修です。バスに揺られること約2時間、Santa Cruzに着きました。砂浜に沿って遊園地があり、お土産屋さんやゲームセンターが連なっている施設です。8時半すぎにStudy Centerを出発し、到着したのは11時前でしたが、空が雲に覆われていて、海風も強く、とても寒かったです。バスから降りて、芝生があるところまで行き、集合写真を撮りました。MNCCの方から日本へ帰国時の荷物のまとめ方や注意事項、持って帰られないものなど、説明を受けました。その後、集合場所へ全員で移動しました。砂浜にテントを張り、2時間ごとに集合します。集合場所に荷物を置いて、必要なものだけ手に持っていきます。乗り物はジェットコースターやメリーゴーランドなど、日本の遊園地にあるものと似ていたので、抵抗なく乗れたようです。一日フリーパスのブレスレットを購入している生徒が半分くらいいました。何度も乗ってたのしんでいたようです。途中、海に入って遊んだりしました。

最終の集合時間は6時です。夕食をバスの中で食べられるように食べものを買っていました。残念ながら、今まで集合時間は全員守れていましたが、3名が遅れてしまいました。バスに向かう途中、看板の前で一人ずつ写真をとりました。写真をフォトフレームに入れて、ホストファミリーにプレゼントすることになっています。全員無事にバスに乗り込みました。帰りのバスの中ではシュレックを見ました。もちろん字幕もない英語のみの映画です。耳が英語になれてきて、なんとなくわかる生徒はよく見ていました。疲れて通路側に座って寝ていた生徒はバスに肘掛がないので、通路に落ちてしまいました。一日中強い日差しの中で過ごしたため、とても疲れたようです。Study Center に到着したのは8時半より少し前でした。ホストには8時半に着くと伝わっていたようで、次々とホストファミリーが迎えに来てくれていました。明日はさよならパーティの準備とプレスクールに行って子どもと折り紙をしたりして遊びます。ホストと過ごす時間もわずかとなっています。バスの中で、ホストファミリーと一緒に料理をしたりしてできるだけ一緒に過ごすように伝えました。

 

ロスバノスB レポート 8月17日(水)

  今日は朝からプレスクールに折り紙を持っていきました。到着すると、園長先生が迎えてくれました。子どもが小さな机とテーブルに着き、そこに生徒が入って折り紙をしました。年齢が4歳から5歳なので、一緒にすることは難しかったですが、好きな色の折り紙を選んでもらったり、出来上がったもので一緒に遊んだりしていました。少し遊んだあと、おやつの時間になり、クッキーと牛乳を小さなカップにいれて子どもたちは食べたり、飲んだりしていました。生徒にもクッキーが配られました。おやつの後、また遊びました。男の子には紙で作った長い棒が人気で、一緒に遊んでいました。女の子はハートや鳥などを気に入っていた子がいました。また、生徒が持っていったカメラに興味を持っている子どもがいて、一緒に写真をとったり遊んだりしていました。とても楽しく過ごせたようです。最後は園児に手を振ってプレスクールを後にしました。

帰ってからはランチまで少し時間があったので、さよならパーティーについて打ち合わせをしました。朝、持ち寄った材料や自分の出身地を紹介するパンフレットやお菓子をキッチンに置きました。さよならパーティーの準備が着々と進んでいます。ランチの後、一度、リハーサルをしてどのくらい時間かかるか計りました。ただ、実際にやってみると、なかなかスムーズにすすまないところがほとんどでした。その後、少し時間をとって各グループごとに練習をしました。明日、料理を済ませた後、もう一度リハーサルをする予定です。感謝の気持ちを思い切り行動であらわして欲しいと思います。

 

  今日はいよいよさよならパーティ当日です。朝はStudy Centerについた人から準備を始めました。TCが印刷してくれた写真をフォトフレームに入れて、ペンでデコレーションしていきます。また、パーティのときに飾るポスターやテーブルのネームプレートなどを作成し、会場の設営や料理の準備もあり、することがたくさんあります。朝8時半になる前からStudy Center の机や椅子を会場まで運びました。また、同時にさよならパーティの練習も料理の合間の時間をつかってしていました。桃太郎の劇をする班の準備が間に合うかどうか心配でしたが、着々と準備を進めていました。料理は卵焼きと、味噌汁、カレーと肉じゃがと白玉を作りました。3時半にファミリーが迎えにくるころまでに味噌汁とカレーが間に合わなかったので、ホストの迎えが来るまで残っている生徒が手伝ってくれました。

いったんホストファミリーと一緒に家に帰り、6時半にまた集合します。3時半の解散時には一日中歩き回っていたので、みんな疲れている様子でした。6時半に再集合した顔には笑顔を見られました。剣道着を着たり、甚平を着たり、プレゼントした浴衣を着ているホストもいました。6時半少し過ぎに料理をテーブルにのせ、バイキング形式でふるまいました。ホストがお皿をもってくるので、それぞれの料理の前に生徒が立ち、注ぎ分けていきます。初めて食べるホストもいるようで、不思議そうに食べ物を見ていました。それでもTryといって少しの量をお皿にのせていました。食事の後、いよいよ生徒によるパフォーマンスです。大きな紙にカラフルなインクで書道のように文字を書きます。ホストが食い入るようにその様子を見ていました。4人で一つの大きな紙に書いていきました。出来上がった時は拍手が起きました。その後、剣道や柔道、腕立てふせや縄跳び、桃太郎の劇や音楽を演奏したり、歌ったり、ピアノを演奏したりしました。ラジオ体操最後に全員で行いました。その後、生徒代表のスピーチを行い、終了証の授与が行われました。生徒はホストにありがとうの気持ちを込めた感謝状を、TCからは終了証が渡されました。また、写真を画用紙に切って貼り付け、デコレーションし、ラミネートしたものをホストに渡しました。ホストから言葉をかけられ、ハグをして、涙を流しながら、最後の夜を終えました。短時間でみんなよく準備をしていて、最初のリハーサルの時よりも随分といいものになっていました。ホストファミリーにも楽しんでもらえたようです。明日はいよいよ出発の日です。

 

ロスバノスB レポート 8月19日(金)-20日(土)

  あっという間にすぎた4週間のプログラムを終え、今日はいよいよ帰国の日です。昨夜のさよならパーティではホストファミリーからあたたかい言葉をもらった31人はファミリーと最後の言葉を交わします。今日の集合時間は11時45分です。重たくなったスーツケースとぱんぱんにふくらんだスポーツバックをホストに手伝ってもらいながら、Study Centerに入ってきました。TCのKameal先生がピザと飲み物、アイスクリームを用意してくれ、アメリカでの最後のランチタイムです。ホストファミリーからプレゼントをたくさんもらっている生徒もいました。スーツケースに入りきらなかったので、手に持って飛行機に乗ることにしました。ランチの時に、さよならパーティで出し忘れたお菓子が大量に余っていたので、ホストファミリーに配ったり、おしゃべりをしたり、遊んだりして、思い思いに最後の時間を過ごしました。2時にバスがStudy Center に到着する予定でした。時間が迫ってきたので、TCのお父さんが市場においてあるような大きさの量りを持ってきてくれ、スーツケースの重さを量りました。生徒の中には50パウンドという制限をオーバーしている生徒もいたので、その場でホストファミリーに見守られながらスーツケースから別のバックに移したりしていました。バスが少し遅れて到着しました。

いよいよ、お別れの時です。スーツケースをバスに積み込み、座席へ座ります。バスの扉が閉まるまで、ホストファミリーがバスへ乗り込んできては、最後の言葉を投げかけます。ほとんどの生徒が泣きながら手を振るなかで、バスの扉が閉じ、出発しました。しばらく、泣いている声が聞こえ、静かになったと思い、ふり返ってみると、泣きつかれたのか、ほとんどの生徒が寝ていました。サンフランシスコ国際空港が近づくにつれ、次第にバスの中が騒がしくなってきました。気持ちは日本へ向いているようでした。空港に到着し、集合写真をとってからチェックインして荷物を預けます。バスに乗る前に量ってきたので、全員スムーズに済ませることができました。セキュリティチェックの列まで行き、TCのAndy先生とKameal先生とお別れです。一人ずつハグをしてゲートへ向かいました。ここでまた涙です。セキュリティを抜け、搭乗口まで向かうと、出発まで20分ありました。トイレに行ったり、飲み物を買ったり、お土産を買ったりしました。集合時間になり、列になって飛行機へ乗り込みます。早くも搭乗券を落としている生徒が一人。

飛行機の中ではこの1か月で仲良くなった友人と最後の時間です。騒がしくなりすぎる時もありましたが、疲れて寝ている生徒もいました。日本へ到着したのは午後10時をまわっていました。入国審査はすんなりいったのですが、荷物が一つ、出てこないという生徒が一人。アメリカのお土産や自分のものも入っていたようで、とても残念です。後日、出てくることを祈るしかありません。その後、重いスーツケースと大きなバックを抱えて空港内のホテルへ移動しました。時間は11時半を過ぎていたと思います。翌朝は7時15分集合です。何人か体調がよくない生徒がいたので、ベットで一晩休んで、明日の朝には体調が良くなるとよいです。

 

ロスバノスB レポート 8月21日(日)

  一夜明け、朝食は和食と洋食のバイキングです。久しぶりの日本食の朝ごはんを楽しんでいるようでした。何度もおかわりをしている生徒がいました。7時15分、チェックアウトを済ませ、国内線出発ロビーへ向かいます。福岡、佐賀、熊本、大分などそれぞれの空港へ向かいます。出発時間が異なるため、自分の飛行機が出るまで少し待ちました。お互いに連絡先を交換しあったり、写真を撮りあったりして、最後の時間を過ごします。大分から先にセキュリティゲートを通った後、1時間ほど待ち時間がありました。大分の生徒は近くのお土産屋さんで東京のお土産をたくさん買っていました。1か月間、両親の元を離れ、一人で言葉がよくわからない家にホームステイし終わった子どもたちの顏には自信と家に帰ることができる安堵感があふれていました。1か月間、大きな事故や事件がなく無事に過ごせて本当に良かったと思います。また、9月に異文化体験交流会で会うことを約束し、空港へ迎えに来て下さっていた保護者の方と一緒に家へ帰っていきました。一人ひとり、肌で感じたことが良い体験であり、それを経験として今後、成長していってほしいと思います。

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