MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

 
レポート更新情報
更新日
期 間

8月05日

8月12日

8月19日

8月24日

 7時45分、那覇空港に無事29名全員のメンバーが集まり、アメリカへの空の旅が始まりました。羽田まで約3時間、成田までのバス移動で約1時間、シアトル空港まで約8時間、合計12時間にも及ぶ大移動です。生徒たちは終始緊張と期待が入り交じった独特の状態で落ち着きませんでした。シアトルまでの機内では、国際線ということもあり、スタッフが全員外国人。注文を聞かれる際も英語で聞かれ、日本を離れる実感がわいてきました。機内食は、ローストビーフかチキン。夕食後は、ほぼ全員が就寝。到着後は、入国審査と税関を一人ずつ行い、緊張していた様子の生徒たちも、目的のsightseeingと滞在期間のone monthを覚え、無事に通過することができました。14歳以上は両手の指紋と顔写真が撮られ、悪いことをしたわけではないのに少し抵抗も感じました。時差が16時間あり、現地は7月26日朝の8時30分。1日を2回過ごすという時差ぼけも貴重な経験でした。

シアトル空港でTC(Teacher Coordinator)のPomai先生とPatorice先生と合流。とても気さくで素敵な先生でした。目的地のLakewoodへのバスの途中、マクドナルドへ立ち寄り、アメリカでの初めての買い物に挑戦。生徒たちは緊張していてなかなか最初の一歩が踏み出せませんでした。生徒たちから、「先生、お手本見せてよ〜」という声があったので、まず私が済まし、生徒たちが続きました。アメリカのサイズの違いに、生徒たちはほぼ完食できていませんでした。1時間後、スタディセンターである教会に到着。到着後すぐに地下1階でアメリカの映画を字幕なしで挑戦しました。時差ぼけの疲れからか、途中でほぼ全員がダウン。今度は万全の状態で内容把握にチャレンジしたいですね。映画鑑賞後、Pomai先生とPatorice先生によるオリエンテーション。生徒たちの元気のなさに、少し困惑している様子でした。午後6時からホストファミリーをお招きしてのセレモニーがあり、緊張の初対面でした。なかなか話ができない子たちも、笑顔で接していたので安心しました。午後8時、それぞれの家庭に帰宅。沖縄からLakewoodまでの大移動でしたが、みんなの協力で無事に到着することができました。

 

レイクウッド レポート 7月27日(水)

  全員出席。昨夜不安そうに帰っていった生徒たちも、表情明るくホストファミリーのことをおしゃべりしている様子に少し安心しました。朝のミーティングで1日の流れと注意事項を確認。体調不良の生徒がいないかチェックしました。食生活の違いからか、お腹をこわしている生徒もいたが、全員参加でスタートできました。午前中は、2グループに分かれ、Pomai先生による1ヶ月の日程確認とPatorice先生の英文法でスタートしました。All Englishによる説明で、理解できないながらも、生徒たちの一生懸命に耳を傾ける姿勢に関心しました。特に英文法の授業では、積極的に答えているDanielとYurikoの姿が印象的でした。英語には、Declarative(平叙文), Imperative(命令文), interrogative(疑問文), Exclamatory(感嘆文)の4種類の文があることを学びましたね。

午後は、消防署訪問と地域探索を行いました。実際に消防車に乗ってみたり、郵便局で切手を買ってみたり、徐々に生徒たちがリラックスしていく様子が見てとれました。生徒たちの会話も弾み、距離が縮まっていることも嬉しかったです。ただ、帰る前にTCから、「先生が話している時はおしゃべりはやめなさい」と注意されてしまったので、明日からは気をつけましょう。

 

レイクウッド レポート 7月28日(木)

 1人体調不良のため欠席。午前中は通常授業で、Pomai先生から基本的な英文法と、Patorice先生からは、自分の事についての表現の仕方を学びました。今日は午後2時から地域の子どもたちとの交流会があるため、1時より準備に入りました。RED, BLUE, YELLOW, GREENの4グループに分かれ、それぞれで日本の歌、日本のStory、日本の折り紙、日本のゲームを担当し準備しました。準備が早く終わると、スタディセンターの近くにある辺りは海で絶景の芝広場で休憩しました。そこで男子は逆立ちして競っていたり、女子は鬼ごっこをして走り回ったり元気いっぱいでした。3日目にしてかなり打ち解けてきたなという印象でした。

2時に現地の子どもたちが来校。早速GREENチームから、日本のゲームを紹介しました。紹介したのは、「だるまさんが転んだ」。一生懸命ルールを英語で説明しようとするHaruka.MとHinanoが印象的でした。「だるまさんが転んだ」は、現地にも似たゲームがあるようで、子どもたちはかなりスムーズに理解できていました。続いてREDチーム、歌の紹介です。紹介したのは、「 大きな栗の木の下で」。Shokoがピアノを弾けるということもあり、みんなをリードして盛り上がりました。振り付けも一緒にできてよかったですね。GREENは、日本のStoryの紹介として、「桃太郎〜peach boy〜」 を紙芝居で発表しました。SayakaやMitsuki, Naoたちが中心となって丁寧に作った絵や台本は見事でした。最後に、YELLOWによる折り紙。折り紙は、アメリカでも人気があるようで、みんな一生懸命楽しそうに取り組んでいました。今日は初めてグループで共同作業ができ、なおかつ大成功だったので、現地の子どもたちだけではなく、私も嬉しい1日でした。

 

レイクウッド レポート 7月29日(金)

 全員出席で一安心。昨夜はPomei先生の家でAyaka, Naoたちが日本のカレーを大量に作ってあげたみたいでPomai先生も大喜びでした(朝興奮して話していましたよ)。特にAyakaが20分もお米をといでいたことにアメリカ人は驚いていたようです。今日の午前中はまずspelling testを行いました。みんなネイティブの発音による発問に悪戦苦闘でしたが、よく頑張っていました。こちらでのspelling testは、単なるspellだけではなく、definition(定義)も聞いてくるので(まるで英英辞典のよう?)さすがだなと感じました。その後は、Pomai先生からアメリカのお金に関することを学び、Patrice先生からは、American jokeから考えるイディオムを学びました。午後の活動はScavenger huntを行いました。『Scavenger』とは聞き慣れない単語ですが、意味は『清掃員』。つまり、グループに分かれ、一軒一軒家を訪問し、不要なものを集めるという活動です。あらかじめリストアップされた10個の品を一番早く集めたチームが勝利というゲーム要素が入った活動でした。私もあるグループに同行したのですが、見ず知らずの私たちに、どのご家庭も快く提供してくれて改めて日本との文化の違いを感じました。みんなスムーズにいったようで、生徒たちの英語で話しかける抵抗も徐々に無くなってきたように感じました。最後にはみんなでストロベリーショートケーキを作り、おいしくいただきました。明日はアメリカに来て初めての週末。ホストファミリーと良い時間を過ごせるといいですね。

 

レイクウッド レポート 8月1日(月)

 全員出席。ほとんどの生徒が土曜はホストファミリーと過ごし、日曜には教会へ行ったそうです。中には「教会で3時間も座りっぱなしで、しかも意味のわからない英語をずっと聞かされてつまらなかったです」と日記に書いていた生徒もいましたが、これも立派な異文化学習。前向きに考えたいものですね。またHFから週末ホームシックで泣いて苦しんでいた生徒がいたという報告もうけましたが、今日の表情を見るとずいぶん明るくなっていたので安心しました。

今日の午前中の授業は金曜日のMoneyについての学習をふまえて、実際に買い物の仕方のフレーズを練習しました。日本でも教科書で取り扱っている内容ですが、ここでは実際にすぐ自分の言葉として使わないといけないので、どのフレーズもとても身近に感じます。日本での授業では、アメリカの買い物表現もどこか遠い存在としてとらえてしまいがち。ですが、ここではそうはいきません。1つ1つのフレーズが、今日にも、また明日にでも使うかもしれない表現なのです。アメリカで学ぶ意義深さと醍醐味を改めて感じると同時に、私自身、日本での授業改善の必要性も考えさせられる1日でした。Pomai先生からは、「日本人はexpression(表現力)が弱い。言葉に感情を込めて」と言われましたね。そんな中、Hikariが見事Pomai先生から今日の表現力No.1賞をもらい、ご褒美のキャンディーをゲットしました。その後、お昼は、みんなでPizza party。Pomai先生が10枚注文してくれたのですが、さすがに30人がかりでも8枚でgive up。最後までおかわりを頑張っていた男性陣、お疲れさま。YutoやSinはアメリカに来て、心なしか食が太くなったような気がします。午後の活動はみんなでゲーム。地域のボーリング場へ行きました。レンタルシューズ代が3ドルで、1ゲーム2ドルでした。グループごとにワイワイ盛り上がって楽しそうでした。この雰囲気を大切に、また明日も頑張りましょう。P.S私は2週目にしてやっと時差ボケがなおってきました。

 

レイクウッド レポート 8月2日(火)

 今日は朝から2人が寝坊で1時間遅刻というハプニングがあったが、無事全員出席。午前中の授業は、まずPomai先生とロールプレイで買い物の練習から始まりました。Sinが悪戦苦闘しながらも一生懸命みんなの前で頑張っていました。(good job!)その後アメリカの家の特徴や手紙の書き方を学び、Patorice先生とはペアでお互いを他己紹介するという活動をしました。

午後は地域の学校訪問。スタディセンターからみんなで歩いていきました。近いと聞いていたのですが、片道45分もかかり、沖縄の子にとってはかなりつらそうでした。それでも、前方ではHaruka.YとShokoが、後方ではHinanoとMisakiが大きな声ではしゃいで、みんなでワイワイ楽しくウォーキングができました。私はKanaeと沖縄の学校の話をしながら、長い距離を楽しく歩けました。Lakewoodは湿気が少なく、真昼でもカラッとした天気のため、「今日初めてアメリカで汗をかいた」という生徒も。アメリカの学校は、あまりにも大きくてびっくりしましたね。今は休みのため学生はいませんでしたが、様々な施設を見学できました。校内には、図書室や教室はもちろん、日本にはないカフェテリアやトレーニングジム、なんと劇場(まるで映画館)までありました。体育館では、各競技の今までの実績がみんなに見えるように高々と掲示されており、学校の伝統を大切にする習慣がみてとれました。教科書の写真でしか見たことがなかったアメリカの学校風景を生で見ることができて、感動した1日でした。

 

レイクウッド レポート 8月3日(水)

 全員出席。今日の予定は午後よりShopping。朝からみんなワクワクしている様子でした。普段はLunch Timeがスタートする正午に、車が出発するということもあり、今日はWarm upなしの早めの授業開始。Pomai先生とaboveやbeside, betweenなど、「位置」に関する勉強をしました。だいぶPomai先生が話す英語にも慣れてきたようで、みんなスムーズに答えていました。Patorice先生とは、今日の予定を英語で言うトレーニングをしました。難易度が高い文章をみんな頑張って暗記していました。スラスラ読めたRinaやMomokaはさすがだなと感じました。

正午になり、Lakewood Town Centerに出発。いつも送り迎えをしてくれるホストファミリーにひたすら感謝。まず、Pomai先生の親友がオーナーだというCOLD STONEというアイスクリーム屋に入りました。定番のバニラやチョコが人気でしたが、私には少し甘すぎました。続いて、Dollar treeという日本でいう100円均一店に行きました。店内すべて1ドルにみんな大はしゃぎで買い物をしていました。お土産もたくさん買えてよかったですね。その後グループに分かれ、3時15分に再び集合と約束し、それぞれでセンターモール内を回りました。あまりの広さに、どこへ行っていいのか迷うほどでしたね。3時15分にほぼ全員がきちんと間に合っていました(good!)。が、遅刻が3人いたので、課題も残りました。楽しさの中で集団行動を常に意識できたら、もっとチームLakewoodは良くなりますよ!  さぁ、明日はいよいよシアトルで初めての終日研修です。実りある研修ができるように意識を高めて頑張りましょう!

 

 1人が体調不良のため欠席。1人が寝坊で1時間遅刻と、何か先行き不安な終日研修の朝。ですが教会に着くとそこにはいつもと変わらぬみんなの笑顔が溢れていました。不安も吹き飛び、いざシアトルへ出発。シアトルは今週末にフェスティバルが開催されるようで、道のりはかなり混んでいました。レイクウッドからシアトルまでは、本来バスで片道1時間弱だそうですが、今日は2時間もかかってしまいました。ワシントン州最大の都市シアトルでの終日研修だということもあり、私も緊張の1日。バスの中では私の危機管理に関する注意事項をみんな真剣に聞いてくれました。その後Danielの提案により、みんなでしりとりをしました。たわいもない遊びでしたが、男女隔たり無く遊べるチームLakewoodの仲の良さが嬉しく感じました。Freewayを抜けると、びっくりするような高層ビルが見えてきました。いよいよ到着です。まずは世界的にも有名なMicro officeをみんなで見学。日本よりはるかに進んだ最先端のテクノロジーがいたるところに垣間見え、みんな興奮していました。(もちろん私も)。買い物を済ませ、約束の集合時間にはみんなしっかり間に合うことができました。昨日の反省がバッチリ活かされていましたね(very good!)。その後、シアトルのウォーターフロント街であるPike's Place Marketへ移動しました。散策前に、海の側の広場で記念撮影。そこでMNCC代表の濱田さんとお会いしました。人混みの中、MNCCのスタッフの話にも真剣に耳を傾けるみんなの姿は立派でした。濱田さんが、「先生、このチームはとても良いチームですよ」と言ってくださったのが、私はとても嬉しかったです。集合時間を2時30分に定め、それぞれグループに分かれMarket内を散策しました。Market内には、スターバックス世界第1号店があり、生徒たちにもとても人気がありました。Maikoは、学校の先生に頼まれたといって、タンプラーを2個買っていましたね。Hinanoは大きなフランスパンにかじりついていました。もう私の助けなしでガンガン買い物にTryするみんなの姿を見て、この10日間でかなり成長したなと感動しました。散策後の集合時間にもみんなバッチリ間に合いました。いつもパッと集合状況を確認してくれるMomoka, Hikari, Sayaka, Rinaのお姉さんたちにも感謝。

最後は、シアトルのシンボルであるスペースニードルへ向かいました。スペースニードルは、何か宇宙船を彷彿させるような独特の造りで、さすがアメリカという感じでしたね。高さは約184m。できれば最上階まで登ってみたかったのですが、残念ながら時間がないということで外観の記念写真のみでした。帰りのバスの中では疲れた様子でみんなグッタリ。ずっと気を張っていたのかな? 教会まで迎えに来てくれたHFとそれぞれ帰路につきました。初めての終日研修、しかも大都会のシアトルでみんな意識を高くもって無事に終えることができました。機会があれば、また行きたいものですね。Good job!!

 

レイクウッド レポート 8月5日(金)

  昨日の疲れがまだ残っているのか、今日は朝からみんなお疲れ気味。授業に関してかなり消極的でした。Pomai先生から、みんなのあまりの反応のなさに「何のためにアメリカに来たのかもう一度考えて欲しい」と注意されてしまいました。アメリカ人は反応を示さないと相手に意思が伝わらないのでハッキリ反応したいものです。私も同感で、今一度このかけがえのない時間をもっと大切にして欲しいと思いました。午前中はまずSpelling testから始めました。structureなど難しい単語もありましたが、全て今まで授業で扱ったものですので、みんな粘り強く頑張っていました。Patrice先生とは、自分の両親の仕事を相手に伝えるという内容でした。「市役所」や「公務員」が英語で言えずみんな悪戦苦闘でしたが、私の力を借りず頑張って伝えようとする姿勢はgoodでした。今日もMNCCの濱田さんたちが教会を訪れ、授業風景を見学してくださいました。そこで濱田さんは、「沖縄県の子どもたちは、「…にーにー」「…ねーねー」とつけて年上のことを呼ぶ。この習慣がすばらしい」と感銘をうけてらっしゃいました。他県にはない、今の日本に不足している大事な要素だとおっしゃっていました。良いことはいつまでも守り続けていきたいものですね。私も近すぎて見えなかった分、沖縄の素晴らしさをまた1つ発見することができました。

午後は近くの公園まで歩いていき、みんなで野球をしました。近いといっても片道30分以上。何だか、このアメリカの広さにもだんだん慣れてきました。Pomai先生の息子たちも一緒に加わり、男女一緒に盛り上がりました。特にMisakiとHinanoはネット裏から大声で応援してくれて盛り上げてくれました。とても広い公園で野球ができて、何だか贅沢な気分になれました。今度は地元の子どもたちと交流しながらスポーツしたいですね。 P.S 帰る前にAkariから大東島の話をたくさん聞けて楽しかったです。

 

レイクウッド レポート 8月8日(月)

 全員出席。早いもので、ホームステイも折り返しです。みんなにとってより充実したホームステイになるように、気を引き締めていこう、そういう気持ちでスタディーセンターへ向かいました。みんなの日記に目を通すと、週末にホストファミリーとキャンプや行ったり、シアトルへ行ったり、動物園へ行ったり、モールへ行ったり、それぞれが充実した週末を遅れたようで何よりでした。中でもMimiやYurikoは、金曜日にPomai先生に注意されたことを心にとめ、もう一度初心にかえって頑張るという内容が書かれており、とても嬉しくなりました。もうホームシックの悩みを書く生徒も1人もおらず、ここの生活にも慣れてきたんだなと実感しました。今日のPatorice先生との授業は、週末の出来事や食べたものを英語で伝えるという内容でした。みんな上手に発表できていました。最後に発表したMorihito、よく頑張ったね! 今日はNaoの積極的な発表が目立ちました。Patorice先生も喜んでいましたね。Pomai先生とはEveryday Englishという内容で、日本では学習しない日常でよく使う表現、Slang(例えば、wanna=want to, gonna=going to, d'ya=Do you, are'ya=Are you, ta=to, da=to theなど)を習いました。丁寧な言い方と使い分けができれば、表現力の幅が広がりますね。午後は、来週月曜日に予定しているCar Washの前売り券作成。将来アメリカの子どもたちが日本にホームステイや交換留学をする際の奨学金基金としてCar Washを行うわけです(すばらしい!)。前売り券を今週でそれぞれがファミリーや知人、あるいは近所の人に売って、周知を図る作戦です。みんなたくさんの前売りチケットを作成し持って帰りました。どれだけ売れるかが楽しみです。(1枚5ドル)。

最後は、日本人とアメリカ人のハーフであるアイリーンさん(TokoとAyakaのホストファミリー、Pomai先生の友人)から将来の夢に関してのお話を聞きました。アメリカの子どもたちは、中学生ぐらいの年齢になるとほとんどが将来の夢をもっているとのこと。常に将来のビジョンを持つことの重要性を説いてくださいました。私はアイリーンさんのお話を聞き、改めて今回のホームステイが少しでもみんなの将来につながればいいなと思いました。

 

レイクウッド レポート 8月9日(火)

 全員出席。今日のwarm upは、動物の絵を用いて自由にストーリーを作り、グループごとに発表するというものでした。特定の絵でストーリーを作ることは意外と難しく、しかも英語で発表するという作業を、全グループ協力してこなすことができました。宿題(ホストファミリーへの質問)の発表は、Hinanoが率先して頑張りました(good!)。その後はPomai先生から昨日の続きでIdiomやSlangを学びました。たくさん教えていただきましたが、誤解を招かないよう軽い気持ちでSlangを使わないように注意したいものですね。Patorice先生とは、スタディーセンターの周囲を散歩しながらアメリカのSign(標識)を見て回りました。日本と全然違うSignに、みんな写真をたくさん撮って興味津々でしたね。

午後はPomai先生のご長男であるナコア君と1対1でインタビューに答えるという活動をしました。生まれた場所、好きな色や映画、なぜアメリカへ来たのかを、それぞれ英語で答えました。中でも、MitsukiやYutoのインタビューはユニークでみんなを盛り上げてくれました。みんなの個性が光ったインタビューでしたよ。Good job!!  帰りのミーティングで、Sayonara Partyの準備をそろそろ始めようと告げました。ホームステイも後半に突入したという実感がわいてきました。平等に与えられた時間、1日1日大切に過ごしていきたいものです。

 

レイクウッド レポート 8月10日(水)

 全員出席。今日のWarm upは、昨日見たアメリカのTVについて発表することでした。番組名や登場人物などを発表する活動です。Karenは、「Beauty & Beast」(美女と野獣)について発表しました。
積極的にみんなの前に出て素晴らしかったですよ! Pomai先生とは、今日までSlangについて学びました。やはりPomai先生も、Slangは容易には使ってはいけないということを注意していましたね。丁寧な表現の理解を十分に深めたうえで使い分けたいものです。Patorice先生とは、英語のhomonym(同音異義語)、antonym(反意語)、synonym(類義語)の3つに関して学習しました。内容は非常に興味深かったです。Homonymはたくさん知っているとリスニング力UPにつながるし、antonymやsynonymは、かなりの語彙力UPになります。我々日本人に極めて必要な知識だと感じました。実際にアメリカの入試でも、この3つをどれだけ知っているかが重要だと言っていましたね。

午後は、現地の高校を訪問予定でしたが、急遽予定変更。近くの公園で野球をしました。今回で2回目にもかかわらず、みんなで楽しむことができました。前回参加しなかった女子のみなさんがほとんど参加してくれたことが嬉しかったです。Pomai先生とPatorice先生も本気で参加して盛り上がりましたね。天気もとてもよく、明日のMt. Rainerの終日研修が楽しみです。

 

  全員出席。今日は2回目の終日研修の日です。目的地はMt. Rainier。高さ4392mで富士山よりも高く、日系人の間では「タコマ富士」と呼ばれたワシントン州最高峰の山。日本でもコーヒーのパッケージに使われていることでも有名な山です(コーヒーとは直接関係はないらしいですが…)。レイクウッドからは50マイル(約80q)も離れており、今日はバスに乗る時間がとても長かったです。行き、帰りともに2時間以上もかかりました。午前中は曇り。ワシントン州の朝はいつも曇って肌寒いですが、午後からは晴れてくれることを期待して出発しました。9時に出発した行きのバスでは、ディズニー映画をながしながら移動しました。みんなかじりついて見ていましたね。

映画が終わった瞬間、雲の切れ間から太陽の光が! なんというグッドタイミング。空は快晴へと表情を変え、まるで我々をMt Rainierへ導いてくれているかのようでした。いよいよ見えてきたMt. Rainier。その姿はあまりにも雄大で、凛として貫禄さえ感じました。実は私は1度も富士山を見たことがなく、富士山よりも先にMt. Rainierを見るのは日本人として複雑な気分でしたが、非常に感動しました。頂上付近は雪で覆われており、生徒たちはその白さに大興奮でした。我々が行けるギリギリの高さでバスを降り、みんなで写真撮影。スタッフによると今日はかなり雪が多かったらしく、生徒たちに滑ってケガをしないよう十分に注意を促しました。そして自由時間。Mt. Rainierをバックに食べるLunchは格別でしたね。それぞれに大自然を満喫し、再び1時30分に集合。誰一人遅れることなく時間を守れました(good!)。ケガ人も出ず一安心。そのままMt. Rainierを後にしました。帰りは大渋滞で行きよりも時間がかかり、疲れて寝てしまったメンバーも。今日バスの中から見た景色はほとんどが森や木ばかりでしたが、その高さや雄大さに改めてアメリカのスケールの大きさを感じました。Mt. Rainierに滞在した時間は2時間弱と短かったですが、とても良い思い出ができました。個人的には、自由研究の題材にMt. Rainierを取り上げて理科的視点から詳しく調べてみるのも面白いと思いました。

 

レイクウッド レポート 8月12日(金)

  全員出席。今日は金曜日ということもあり、5名はホストファミリーと旅行のため途中早退。今日の午前中は、アメリカのNational Parkのビデオを見ました。内容は、アメリカのNational Parkがいかにして創られたかというドキュメントでした。昨日のMt Rainierといい、アメリカの大自然のすごさには、改めて驚かされます。日本の25倍、アメリカは本当に大きい国だという実感がわきました。ビデオを見ながら私が思ったのは、大自然の前では人間の力は微力だということ。いくら文明が進もうが、一瞬のうちに無となり、覆される。だがそれでも前に進んできた人間の底力は本当にすごい。何か今回の東日本大震災のことを考えながら、ビデオを見ていました。ビデオを見た後は、通常授業を行いました。昨日のMt. Rainierについての感想や自分がしたことを英語で伝えるactivityでした。Patorice先生の発問にすぐさま反応し、答えるみなさんの姿は立派でした。もうだいぶネイティブの話すスピードに慣れてきましたね(great!)。

午後は近くのビーチへ行きました。沖縄の子はアメリカの海を見ての感動が少ないようで、「先生、沖縄の海のほうがいいよ〜!」と口々にぼやいていました。アメリカの海を見て、故郷の素晴らしさがわかるのも良い経験です。そんな中、DanielとYutoは、真っ先に海に飛び込んでいきました。とても寒そうでしたが、好奇心旺盛な彼らの行動に感心。アメリカの海に入ったということでもう立派な経験です。女の子たちは砂遊びや写真撮影をして楽しんでいました。生徒たちの写真をたくさん撮っていただいたMNCCの古江さん、ありがとうございます。後半男子はバレーをして現地の人と交流をしていました(Nice!)。教会に帰ったらすぐに、Car washの宣伝用プラカードを作り月曜日の準備をしました。Kichiro、最後まで一生懸命描いていましたね。月曜日が楽しみです。いよいよ来週は最後の1週間です。お世話になったホストファミリーやTCに精一杯「Give」したいものです。

 

レイクウッド レポート 8月15日(月)

  2人家族とキャンプのため欠席。いよいよ最後の1週間が始まりました。「今週はただ過ごすのではなく、ファミリーに何ができるのかを考えて過ごしましょう」と朝のミーティングで強調して生徒たちに伝えました。今日は、かねてより計画していたCar Wash day. 将来のアメリカの子どもたちへの奨学金のために、みんな気合い十分でした。まずは先週金曜日に作ったプラカードを使って教会の周辺で宣伝アピール。AyakaやYui、ShinやHinano.Aたちが張り切って呼び込みをしていましたね。「Car wash!!」 とずっと車に向かって叫んでいたTomomi, Mimi, Haruka.Y、ナイスファイト!! ずっと一人でプラカードを持っていたKanae, Yurio、お疲れさま。プラカードが見えやすいように工夫して書き直しをしたMisaki, Hinano.Y、ありがとう。みんなの努力は確実に効果がありましたよ。宣伝効果で徐々に洗車の車も増え始め、洗車担当の生徒たちは、大忙しでした。それでもひたむきに一生懸命車を磨く生徒たちの姿に、Pomai先生も嬉しそうでした。一生懸命に働いた後の昼食はおいしかったですね。何名かは、気持ちよさそうに外で食べている子もいました。午後になると交通量もさらに増え、気が付けば洗車を待つ長蛇の列。午後は宣伝組も総動員で磨きました。Takumiたち男子陣も女子の届かない高いところをフォローして磨くなど連携もすばらしかったです。それぞれのホストファミリーも来ていたようで、みんな自分のホストファミリーの車を丁寧に磨いていました。ちゃんと感謝の気持ちを感じましたよ。みんなの頑張りに拍手!!今日1日で集まった基金は、全部で463ドルでした(Wow!)。ガレージセールを含めると、最終日までにはもっと伸びるかもしれません。今日のみんなの努力、気持ちが将来の留学制度に役立てばいいですね。Good job!!

 

レイクウッド レポート 8月16日(火)

 全員出席。今日の午前中は、いよいよ金曜日にせまったSayonara Partyについての確認をしました。舞台の部は各グループで出し物をします。Aグループは劇(ダンス)、Bグループはラジオ体操、Cグループは紙芝居、Dグループは二人羽織、Eグループはダンスを行います。料理の部は、ちらし寿司、卵焼き、ゆでたまご、タコライス、カレーライス、フルーツポンチなどを準備する予定です。みんなで協力してホストファミリーやTCを喜ばせたいものですね。

午後はPomai先生宅に招待され、BBQ。みんなでホットドックを食べました。それにしてもPomai先生の家は本当に大きい(うらやましい!(。29名の生徒全員が十分に遊べる大きさでしたね。みんなトランポリン、バドミントン、バスケやサッカーなど、それぞれでエンジョイしていました。終始スケボーに乗っていたMorihito。アメリカに来て乗れるようになったそうです(Amazing!!)。ずっとPomai先生の娘、プナちゃんのお世話をしていたHinako。面倒見がよくて感心しました。最後は大きな庭の真ん中で男女一緒に円になっておしゃべりしている様子が、微笑ましくて嬉しくなりました。「やっぱりTeam Lakewoodはいいな」と素直に思いました。家を提供してくれたPomai先生に感謝。明日はホストファミリーへのプレゼントを作る日です。感謝の気持ちを込めて作りたいですね。

 

レイクウッド レポート 8月17日(水)

  全員出席。Tomomiが髪をバッサリ切っていました。聞けばホストファミリーの知人(美容師さん)に切ってもらったそうで、とても嬉しそうでした。アメリカで髪が切れて良かったですね(So cute!!)。今日は、ホストファミリーへのプレゼントを作るCraft dayです。Pomai先生と話し合った結果、プレゼントは、Needle felting craftになりました。Needle felting craftとは針でフェルト(布状の原料)を形作り、感謝の気持ちを表すものです。今日は男子と女子で分かれ、女子が針を使うフェルト班、男子がフェルトの周囲を彩る花の折り紙班を担当しました。私は男子グループに混じって参加。折り紙がそんなに得意ではない私は、まずMorihito先生に教えてもらい風車を作りました。だんだん慣れてきたら、今度はShoko先生に花の折り方を教えてもらい、後はひたすら折り続けました。集中しすぎて気づけば10個以上は折っていました(2人とも、レクチャーしてくれてありがとう!)。Yutoは、花の土台となる「草」の折り方を極めていました。Sinの花の折り方は丁寧で、性格が現れていましたね。Takumiは覚えが早く、意外に折り紙の才能があることに驚きました。DanielとKichiroは、茎の部分の色塗りを頑張ってくれました。女子の方を見渡すと、さすが女子と言わんばかりの見事な出来栄え。前日から初めていたメンバーもいて、かなり完成度が高かったです。中でもKanaeのプーさんは圧巻でした。その他も、色や形にこだわったものまで様々な作品がありました。折り紙とMixさせての仕上りが楽しみです。ホストファミリーの喜ぶ顔が見たいですね!!

明日はオリンピアへの最後の終日研修です。思いっきり楽しんでたくさん思い出を作りましょうね。

 

  全員出席。今日は最後の終日研修であるオリンピアへ。オリンピアはワシントン州の州都であり、議事堂があることでも有名な場所です。オリンピアの議事堂は、高さが87メートルもあり世界で最も高い石像建築ドームだそうです。その立派な造りにはものすごく感動しました。議事堂の前で記念撮影。残念ながら議事堂の中には入れませんでしたが、そこでMNCCの濱田さんと酒井さんから嬉しいお知らせが。なんと!我がTeam Lakewood、今回のCar Washで稼いだ483ドルが全チームの中でトップとのこと!! Congratulation!! よく頑張りました!やったね!!みんなで拍手して盛り上がりました。

議事堂を後にして、オリンピア内のFarmer's Marketへ。大きな市場を散策しました。様々なお店がありましたが、中でも生徒たちの興味を引いたのがFace paintingのお店。色々な動物や模様を顔にPaintしてもらうお店です。まずTokoがヒョウに、Yutoがヘビに変身!強烈なインパクトでした。それに続けと、Yuiがネズミに変身!Ayaka、Haruka.Y、Karen、Hinano.Y、Misakiも顔の一部にPaintして変身していました。みんなとても素敵でしたよ。その後は自由時間で、私はYuriko, Hinako, Haruka.Y, Maikoと一緒にオリンピアの町を歩いて回りました。シアトルやタコマとは違い、生徒のニーズに合うようなお店は少なかったようですが、みんなでおしゃべりしながら歩いて楽しかったです。約束の集合時間には1人も遅れずに集合。みんなの協力で最後の終日研修を無事に終えることができました。明日はいよいよSayonara Party。ホストファミリー、そしてアメリカとのお別れの日が近づいてきました。

 

レイクウッド レポート 8月19日(金)

  ついにSayonara Partyの日がきてしまいました。午前中はギフトの最終仕上げ。男女ともに綺麗に仕上がりました。その後は各グループで舞台の出し物の練習を行い、午後から料理にとりかかりました。予定していたフルーツポンチの材料が調達できなかったので、Sayakaの提案で餃子に変更。餃子の皮作りは楽しかったですね。Sayakaのレクチャーのおかげで、みんな餃子作りの達人になれました。みんなの愛情がこもった料理は、どれも味、見た目共に完璧でした。そしてRinaが準備してくれた風船が会場を華やかに彩ってくれました(Thanks!)。それぞれ浴衣やじんべえに着替えて、いざ本番。

6時になりいよいよホストファミリーがやってきました。みんな喜んでくれるだろうか。緊張の瞬間でした。まず会場の雰囲気をみてホストブラザーたちが大喜び。風船効果絶大でした。料理もおいしい、おいしいと言ってくれてほぼ完食してくれました。ほっと一安心。次は教会内に場所を変え、セレモニーの部。オープニングはHaruka.MとShokoが「かぎやで風」を踊りました。独特のサウンド、身振りにアメリカの方々は釘付けでした。次にMitsukiとNaoがチアリーディングを行い、会場を盛り上げてくれました。Bグループが中心となって行ったラジオ体操では生徒ほとんどが前にでて、客席を巻き込んで一緒にエクササイズしました。続いて行われた紙芝居やTokoとMimiのピアノ二重奏にもホストファミリーから喝采の拍手がありましたね。そして何と言ってもこの日1番の盛り上がりは、Eグループのダンスでした。Yutoがセンターに立ち、今をときめくジャスティン・ビーバーに扮して踊りまくりました。会場の盛り上がりはピークに達しました。会場からもジャステインコールが起こりましたね。みんなの出し物が終わり、会は終盤へ。最後にYurikoが生徒を代表してホストファミリーへの感謝の気持ちをスピーチしました。その日に急にお願いした大役を、見事にやってのけてくれました。Yuriko,ありがとう。Pomai先生はスピーチの途中に泣いていましたね。本当にみんなのことが大好きなのだと感じました。愛情をたくさん注いでくれたPomai先生とPatorice先生に心から感謝。会が終わると感極まって泣き出す生徒もたくさんいました。みんな最後の日が近くなってきていることを実感し、寂しさを押さえきれずにいました。明日、明後日はアメリカで過ごす最後の週末。2度と戻らないこの時間。ホストファミリーと大切に共有して胸に刻みたいものです。

Copyright © 2011 MinamiNihon Culture Center. All Rights Reserved. / ホーム 会社案内 お問い合わせ / MNCC 南日本カルチャーセンター Flash templated by Flash Okanasen