MNCCスタッフによる活動写真・動画と、引率者による文章レポートを掲載します。上記バナーをクリックしてご覧ください。

 
レポート更新情報
更新日
期 間
8月09日
8月12日
8月19日
8月24日

  待ちに待ったホームステイ出発の日がやってきました。ワシントン州のレイシーに向かうメンバー26名とレイクウッドに向かう29名の55名は、朝、8時前に那覇空港に集合し、共に出発、東京羽田空港に到着!そこからは、心強いMNCCの酒井さんが、アメリカ・ワシントン州まで私たち一行を引率してくれました。国際空港での手続き、搭乗員との英会話、入国審査と初めての体験で緊張することばかり。その間、緊張のあまり、腹痛をうったえるものや、頭痛をうったえるものなど、身体に異変が・・・。

長〜い長〜い1日が終わろうとしていると思えば、ワシントン州シアトル国際空港に到着したのは、朝9時前!「まだ朝〜?」とすでに辛そうな声がちらほらと。疲れ切った身体を起こして、いざレイシーへ。スタディーセンターに到着した私たちは、温かいスープとパンで迎えられました。期待をふくらませホストファミリーと対面したメンバーは、その後、2時頃にそれぞれの家庭へと別れていきました。まだまだ、長い長い7月26日は続きそうです。(いつも忙しすぎて1日36時間欲しいと思っている私ですが、やはり1日は24時間がベストであると感じた1日でした) 生徒はといえば、家にたどり着いて朝までぐっすり眠り続けたものばかりだったようです。

 

レイシー レポート 7月27日(水)

 少し肌寒い朝、9時前から続々と、生徒がホストファミリーに連れられてスタディーセンターに集まってきました。「ホストファミリーいい人〜」と、朝から互いにホストファミリー自慢! 今日から早速、分厚い教科書を目の前に授業開始です。午前中は、自己紹介ゲームに始まり、オリエンテーション(ホストファミリーとのルール、学校のルール、簡単なあいさつ等)、インタビューテスト、沖縄の家族へのポストカードの書き方などが行われました。しかし、時差ぼけが原因か、睡魔と戦っている生徒が多く、「Yes」「No」の返事すら聞こえない午前中でした。(徐々に声が大きくなっていくことを期待しつつ・・・)

午後からは、公園で野外コンサートを見ながら昼食を取った後、消防署へ見学に。これこそハリウッド映画の中に出てくる消防車に、消防士。子どもたちは、消防車の大きさに驚き、釘付けでした。この日は最後に、そこから歩いて郵便局へ。日本に送る手紙の切手を買うため、1人1人局員さんと会話。全員が無事、日本で待つ家族に手紙を投函する事ができそうです。


 

レイシー レポート 7月28日(木)

  今日は、朝からDay Campに参加している子ども達への日本文化を教えるボランティア活動です。(Laceyで運営されているDay Campとはいわゆる日本でいう学童保育のようなもの。休みのとれない家庭や貧しい家庭で食事が十分に与えられない家庭の子ども達に、無料で昼食も提供されています) 私たちはスタディーセンターに集合し、Mountain View Elementary Schoolへ向かいました。そこに待っていたのは、かわいい6歳から11歳ぐらいの子ども達が約40人と夏のアルバイトで子ども達の世話をしている高校生や大学生。

私たちは、3グループに分かれて折り紙、書道、ダンスを教えることにしました。最初、上手に教えられるか不安そうな顔をしていたメンバーですが、知っている英語やジェスチャー、すべをつかって必死に子ども達に伝えていくうちに、子ども達も興味を持ち始めたことでメンバーの表情も和らいできました。特に、AKB48は世界共通、その場を盛り上げていました。子ども達は、教えてくれたお姉ちゃんやお兄ちゃんから離れようとしませんでした。帰り際、メンバーの1人、いっしょに遊んでくれた鴻太の手を引っ張り、"He'll stay with me"と、帰そうとしない男の子が・・・。メンバーは、本当にステキな時間を過ごすことができました。余韻に浸る間もなく、午後からみんなの苦手な授業が・・・。楽しいことの後の授業は、辛そうでした。

 

レイシー レポート 7月29日(金)

  今日の午前中は、オリンピアで一番大きいと言われるTimberline High Schoolでミュージカル鑑賞をした後、校舎内見学。この日も驚くことばかり! なんと、公立高校に劇場が。私たちは、そこで一般の小学生から高校生による"Sleeping Beauty"のミュージカルを鑑賞したのですが、本格的で、堂々とした演技に生徒達も驚いたようです。校舎内の見学では、アメリカは、いかに教育にお金をかけ、学校の施設を整えているかということを感じた生徒が多いようです。

午後の授業は、"A fairy tale"(おとぎ話)を聞き、生徒自身も、スキット作りに挑戦し、みんなの前で披露することができました。授業中も少しずつですが、笑い声が聞こえるようになっています。夕方からは、Welcome Party !! TCのSandy先生の家で"POT-LUCK"です。大きな裏庭で、ホストファミリーと共に食事をし、時間を忘れるほど、ホストの子ども達とバレーボールやトランポリンをして大はしゃぎをすることができました。

 

レイシー レポート 8月1日(月)

  初めての週末は、動物園や川、親戚の家、結婚式、野球ゲーム観戦、教会、ショッピングと、いろいろな場所に連れて行ってもらい、楽しんだようです。しかし、母親のご飯が恋しくなる者や、沖縄の家に帰りたがるものと、少しホームシック気味の生徒も出始めています。自分自身で良い解決方法を見つけ出すことができるよう願って、見守ってあげるだけです。ホームシックから解放されたら一段と成長して帰えることができるでしょう。

今日は、午前中の授業でアメリカのお金とショッピングの方法について学習し、午後からみんなでボーリング!! 少しは、ストレス発散になったことでしょう。ボーリングも終わり、ホストファミリーが迎えに来て、「頑張ってきます」と、家路につく者も。"You can do it"

 

レイシー レポート 8月2日(火)

  レイシーでは、珍しく晴れ晴れとした日が続いています。今日も登校すると、朝から泣いている生徒が・・・。日本人に会うと嬉しくて涙が出てくるのでしょう。一方、「家はどう?」と聞くと、「とても楽しくてしょうがない。ホームシックなんてとんでもない」と答える生徒も。生徒によって、感じるものが全然違うようです。

今日の授業は、政府から地球環境について研究を続けているメロニー先生を講師に招いて、「地下水をどう公害から守るべきか」いう事を学習しました。地層にどう汚れた水が浸透していくかを実験するため、食べ物を使ったのは、子ども達の興味を引きました。レイシーの小学校では、3・4年生に同じ授業を行っているようです。(透明のカップに冷たい水の代わりに氷とソーダを入れ、その上に石の代わりにグミ、次に粘土の代わりにアイスクリーム、土の代わりに粉々にされたオレオクッキー、その上から、廃油の代わりに赤色のパウダーシュガー、最後に雨の代わりにソーダを流します。すると廃油がどのように地下水に影響をおよぼすかを見ることができます) こんなに楽しく、わかりやすい理科の授業は私にとっても初めてでした。

 

レイシー レポート 8月3日(水)

  ホストファミリーに慣れた生徒たちは、ホストに日本料理を作ってあげたり、ランチを自分で作り始めている者もいます。「カレーを作ってあげたけど、にんじんが生だった」や「ご飯を作ったけど、ちょっとおかゆみたいだった」など、失敗談なども。また、自分でランチを作ってくる生徒には、おにぎりを持ってきたり、弁当箱に弁当を詰めてくる者もいます。ホストファミリーはよくランチに生野菜を持たしてくれるのですが、とにかく生野菜を食べられない生徒が多い。賢い子は、ランチを自分で作って、生野菜を避けているようです。

授業と言えば、毎日書かされるジャーナルも次第に書きたい内容も増え、スラスラと書き始める生徒も増えています。先生のアメリカンジョークにも笑いが出るようになっているのは、微笑ましいところです。何を言っているのか意味がわからないと言いながらも、積極的に前に出ていく生徒も多く、参加型授業になりつつあります。午後からは、みんなでプール。諸活動でいいのは、ホストブラザーやシスターもたくさん参加してくれることです。子どもというものはすごい。言葉が通じなくても、以前から仲が良かったかのように互いにじゃれ合うことができるのです。プールは、ローカルな小さなプールだったのですが、沖縄ではめずらしいジャンピング台もあり、3メートル以上もあるプールに飛び込み続け、午後の時間を楽しんでいました。

 

レイシー レポート 8月4日(水)

  今日は、待ちに待ったシアトル見学。普段よりもテンションがあがり気味の生徒達は、早くからスタディーセンターに集まっていました。9時過ぎにLaceyを出発したのですが、シアトルにしてもさすがに込みすぎ、大渋滞。(今週末にNavyによるブルーエンジェルの航空ショーが行われるため、今週はその練習が行われており、ダウンタウンに渡るための橋の1つが閉じられ、普段よりも込んでいるらしい) まずは、バスに揺られ約2時間半ほどかけて、シアトル郊外にあるマイクロソフト社に到着。そこでの見学は、男子は、ゲームに楽しんでいる生徒もいましたが、特に中学生の女子は、興味を持っている者が少なく、「Microsoft」や「windows」「Bill Gates」と言ってもピンとこない者が多かったようです。

さすがは女子、早くダウンタウンに行きたくてしょうがないようです。それからまた、バスに揺られ約30分、あのテレビで見る世界!シアトルに到着!! ホストブラダーやシスターと共に、行きたい場所へとLet's go!! 授業の"shopping" lessonは役立つだろうか? 多くの生徒達は、Pike Place Market(市場)を歩き、惣菜を見つけては、自分で注文し、食べ歩きを楽しんでいました。「先生の大好きなスタバの1号店はあっちだよ! ちゃんと行った?」と会う生徒、会う生徒みんなが声をかけてくるし、先輩は後輩の面倒も見ながら行動でき、全員決められた時間にちゃんと戻ってくることもでき、積極的に英語も使い、They did really good job today!!

 

  今日及び来週の月曜日は、Host mother やHost fatherも講師になってもらい、アメリカの主な行事について学習します。今日の授業では、"Thanksgiving Day"、"Independence Day"、"Valentine's Day" の3つの行事について教えてもらいました。授業の初めは、シアトル研修の疲れがでているかのように感じたのですが、体験的な授業がとても楽しく、彼らの疲れも吹っ飛ばしたようです。

午後は、Olympiaにあるカトリック系の大学(St. Martins University)の見学にいきました。とても小さな大学と説明をうけたのですが、沖国大の2倍以上はあるように感じられました。生徒達の感想は、「あまり日本の大学のことも知らないので、何が日本と違うかわからないから、質問もしにくいです。」と、大学に興味を示す者が少なかったように思えます。大学生の盛弥は、違いに驚いて見学を楽しんでいたのですが・・・。

生徒の日記より(8月6日分)

 9時に起き、シャワーを浴びて宿題をしました。11時ごろにみんな起きたので、暇だったから「わらびもち」を作りました。3人で作って食べると、シスター2人はまずいって言ってはき出してしまいました(泣笑)。自分はふつうにおいしかったので、くろみつをかけて食べました。Dadは気に入ってくれたみたいでよかったです。Momはくろみつが気に入ったみたいです。はき出すくらいまずいってどのくらいのまずさよ!とか思ってテンション下がったけど、食文化のちがいかなと思いました。

 

レイシー レポート 8月8日(月)

  この土日は、3人の生徒のホストファミリーが変わり、泣いて別れるシーンがありました。新しいホストに慣れるのに少し時間はかかると思いますが、1人で2つの家庭を経験できることは、ラッキーと思って過ごして欲しいものです。今日の授業は、先週に引き続き、アメリカの休日行事についてです。今日は、Halloweenと、Christmas, Easterについて学びました。その中でも、HalloweenとEasterの授業は、扮装し、模擬"Trick or Treat"をやったり、Easter egg作りをしたりと、楽しんでいる様子でした。

午後の活動は、べーカリー見学と、オリンピアの中で一番大きなショッピングモールへ出かけ、お買い物。ショッピングよりも、フードコートに座り、ホストシスターやホストブラザーと会話を楽しんでいる生徒もおり、喜ばしい光景でした。

 

レイシー レポート 8月9日(火)

  今日は、朝からMovie Day !! 夏休み期間だけ、火曜日と水曜日の朝に、1ドルで映画が見ることができる日を設けているようである。Summer Campに参加している子ども達もこの機会を使って、映画を見に来てる子ども達が多かった。私たちは、"How to train the dragon" を見ました。Cartoon movieで理解しやすい映画だったのではないだろうか。

午後からは、Study Centerに戻って授業。しかし、男子は、宿題をしてこない者が多く、TCのSandy先生が厳しく叱る場面がありました。沖縄の生徒は、宿題をしなくても平気なものが多く、アメリカの学校の私語に対する厳しさや、宿題に対する厳しさを感じるためには、とてもありがたいことです(宿題をやってきていない人は、今日は、2日分の宿題です)。また、毎日とても眠たそうな顔をしている生徒にもう1つの宿題が出されました。それは、"No pops ! No sugar !! " "Go to bed till 9:00p.m." です。アメリカに来て、炭酸飲料や甘いものばかりを食べているため、身体が疲れていると感じたようです。アメリカに来てこんな忠告がいただけるなんて本当にありがたいです。気を取り戻し、今日の授業で楽しんだのは、アメリカの中高生約10名と質問大会!! 日本人の生徒1人が、アメリカ人の1人の生徒を選んでボールを投げ質問し、そのアメリカ人の生徒は、質問に答えた後、別の日本人の生徒を選びボールを投げ、質問する方法で、互いに質問をくり返しました。中高生の笑いの壺は、どこも同じで、共に大笑いする場面は最高でした。外国語を使って理解し合えるってステキな事ですよね。

生徒の日記より

今日はMovieday! "How to Train Your Dragon"を見た。英語で、しかも字幕ないからほとんど意味(言ってること)わからんかったけど楽しかった。自分は映画はエンドロール終わるまで見とく派だけど、みんな席立つの早い! そして、終わったとの座席の汚さにおどろおいた。床にポップコーン落ちすぎ。アメリカ人は映画でおもしろいことがあったら普通に声あげて笑うし、終わったら拍手しててびっくりした。日本人は絶対こんなことしないだろうなと思った。こういうところにも違いがあるんだと思っておもしろかった。

 

レイシー レポート 8月10日(水)

  今日は、朝からローカルで小さなテレビ局 TCTVの見学です。そこでは、スタジオで説明を受けた後、全員スタジオのビデオをまわす体験です。どの体験も消極的だった生徒さえも、積極的にビデオをまわしたり、テレビの制作方法を学び、テレビ画面に撮ったビデオを写したりと楽しんでいました。TCのJennifer先生の大学の専攻が、Broadcastingで、機械の操作方法を生徒に教えていることに、テレビ局のガイドも驚き、とても助かると喜んでいたのが、印象的です。午後からまた、睡魔が襲う授業と思いきや、"No sugar"の効果有り!!今日は、宿題もしており、授業にも積極的に参加しているではありませんか。やはり何と言っても食育は大事!アメリカでも、子ども達の砂糖の取りすぎが問題になり食べ物や飲み物の与え方に気を遣う家庭が増えているようです。

今日の授業内容は、TCのSandy先生の旦那さんのDarenさんを招いて、"My Dream"について語り合いです。Darenさんは、自分の夢を例に、「人は、小さな時から夢を持ち、その夢はだんだんと現実的なものへと変わってきたり、状況によって変わってきたりする」ことを教えてくださり、生徒達全員の夢を聞いていました。生徒も互いの夢を興味深そうに英語で聞き、うなずいている姿が見られる授業でした。また、英文構成(SV)の授業に関しては、最初、難しくて意味がわからないと、ポカンとしている生徒が多かったが、色画用紙を使い、SVの構成の練習を始めると、理解を助けたようで、英文作りに楽しんでいました。

 

   今日は、Mt. Rainerにハイキング! ワシントンに着いた日から、Mt. Rainer のハイキングコースが封鎖されていると、TCの先生方が何ができるか心配していた日ですが、最高に楽しんだ1日のようです。Mt. Rainerに向かうバスの中では、お互いのホストシスターやホストブラザーと、会話をしたり、歌ったりと盛り上がり、退屈することなく到着。

沖縄の子ども達は、雪を見るだけでも興奮状態!! はじめて雪を見る生徒が多く、雪を見ることができただけでも、価値あり! ミニ雪合戦をし、ビジターセンターで買い物をしたあと、ランチタイム! 昼食には、みんなのために沖縄のちんびんを作ってきてくれている子や、くず餅を作って来てくれている子もおり、みんなでシェアーしました。山に登れない代わりに、TCの先生が連れて行ってくれたところが滝!! それはそれは大きな滝で、マイナスイオンたっぷりの水しぶきが!!そこから、川で水遊びをするために、1.2マイル下りました。川の流れる音を聞きながら、森林の中を下り続けてやっとで見えてきた川〜! 写真を撮ったり、水のかけあいっこをして大はしゃぎです。しかし、「行きはよいよい 帰りは怖い」 次は、1.2マイル上り続けなければなりません。帰りは怖いと思っているのは、私だけのようで、さすが中高生、そこを最後まで走って上って行ってしまいました。「いや〜、今日は、久しぶりに汗をかき、体を動かせた〜」と、とても喜んでいました。バスの帰り道は、ぐったりしているものもいましたが、充実した1日だったようです。

 

レイシー レポート 8月12日(金)

   今日の午後の活動は、公園で昼食をとり、昨日からハイキングが続いている気分になりながら、高い森林の間を通り抜け"Burfoot beach"へ下りていきました。久米島や与那国島、多良間島から来た生徒達の一声は、「きたない。こんなところで泳ぐの〜?」と、水の中へ足を入れたがらず。沖縄の海の美しさをしみじみと感じたようです。沖縄のように、ジリジリと肌を差すほどの暑さは無いのですが、なぜか1時間ほどでしっかり日焼けはしているのに驚きです。

そこでのとても心温まる光景を目にしました。我々メンバーのホストブラザーの1人のVicが、シャイなユウヤに寄り添い、話し相手になってくれていました。Vicは、ユウヤの話をせかすことなく聞いてくれます。普段はあまり英語を使おうとチャレンジが見られないユウヤも、英語を使って必死にいろいろな質問をしているのです。日頃からユウヤにとても優しく接してくれるVicですが、ユウヤは、そんなVicに漢字で名前をつけてあげでいます。それは、「大」と書いて、ビック! 「心の大きな人」という意味で、名前をつけてあげたそうです。

 

レイシー レポート 8月15日(月)

  今日は、「アメリカの子ども達を日本に招こう!」と、その資金造りで "Car Wash"です。日本人の私たちにとって、珍しい方法での資金造成です。Car Washに来てくれた方が、気持ちの分を払ってくれます。$5ならと精一杯のお金を払ってくれる人、$10を払ってくれる人、$20を払ってくれる人と、それぞれです。自分たちで難儀をして資金造成をするという意味では、離島のさとうきび収穫と似ているのではないでしょうか。朝は、スタディーセンターでポスター作りをし、11:30から、センターから車で10分ほど行った大通りで"Car Wash, Car Wash"と、呼びかけをスタート、道に面した自動車修理工場の一角を借りて洗車開始! 

呼びかけをするやいなや、車がどんどん列を並べて洗車に入ってきます。1台の車を5,6人で、タイヤホイルからボディー、ウインドガラス、ミラーと丁寧に磨いていきます。大きなワゴンになると、体の小さな人が車体の上に上り、ブラシで磨いていきます。磨き終わると、乾拭き担当が、どんどん車体を拭いていきます。その間、磨き担当は、次の車の洗車を始めます。終了時間の16:00まで、とにかく途切れることなく洗車が続きました。怜は、真新しいピカピカのスポーツカーに乗った男性を、"Stop! Stop! Here! Here! Car Wash! Car Wash! "と満面の笑みで呼び込み、その男性は、呼びかけに応じて洗車に入ってきてくれました。みんなは、「怜、すご〜い。でも、お金をもらって車を汚してる感じがする〜」と叫びながら、一段と丁寧に磨いていたのが印象的です。生徒達は、「日本人だったらぜったい無視されてるよね〜!」と、アメリカ人の寛大さや、奉仕精神の高さに驚きをかくせませんでした。「俺たち頑張った?」「いくら貯まったかな?」「これで、1人は日本に来れるかな?」と、頑張ったことに全員とても満足げな顔をしていました。工場の一角を提供してくださったオーナーに感謝! Car Washに来てくれた方々に感謝! Car Washを手伝ってくれたホストファミリーに感謝!!

 

レイシー レポート 8月16日(火)

  今日は、アメリカの中高生と一緒にアクティビティーの第2弾 ! まずは心を開くため、グループエンカウンター的活動。1.英語を使って、若い順に一列に。2.英語を使って、誕生日の若い順に一列に。TCに"No Japanese, No Japanese"と言われながら、必死にアメリカの子ども達に質問し、質問に答えたりしながら一列に並んでいく間に、お互い心を開き笑い声であふれていました。参加してくれる子ども達は、各家庭の教育の良さを感じる素直な子ども達ばかりで、同じ中高生とは思えないほど、優しく丁寧に日本人の質問に答えたり、困っている日本人を助けてくれます。ここから本番、"Guess who/what quiz" と " Apple to Apple" を3つのグループに分かれてゲームを楽しみました。どちらも単語量が必要になってくるため、必死に辞書を引きながら、アメリカ人の子ども達に意味を聞きながらゲームに参加しながらも、ゲームに楽しむことができたようです。

午後は、楽しみにしていたBBQ!子ども達は、みんな沖縄のビーチで行われるコリアンBBQのような焼き肉BBQをイメージしており、ハンバーガーを見たときには、ショックが大きかったようです。BBQにもいろいろな国により、地域により全然違うとうことを学べただけでも勉強です。誕生日を迎えたリナ、モリヤ、ユキ、コウタはみんなに誕生日も祝ってもらい、いい思い出ができたようです。

ここに1つエピソードが。コウタの誕生日は、11月16日なのか、それとも8月16日なのかで、TCとホストと話題になっていました。本人は、8月というのですが、パスポートは、11月とあるのです。コウタは、英語で11月のことをAugustと覚えているのではないかと、詳しいことを聞いてみると、聞いてビックリ! 本人が東京から読谷に引っ越して来たときに、役場が11月と間違えて記録しているようなのです。そんな話もあるのですね。結局、8月16日に落ち着き、みんなに祝ってもらう事ができました。

 

レイシー レポート 8月17日(月)

  今日は、「アメリカの子ども達を日本に招こう!」と、その資金造りで "Car Wash"です。日本人の私たちにとって、珍しい方法での資金造成です。Car Washに来てくれた方が、気持ちの分を払ってくれます。$5ならと精一杯のお金を払ってくれる人、$10を払ってくれる人、$20を払ってくれる人と、それぞれです。自分たちで難儀をして資金造成をするという意味では、離島のさとうきび収穫と似ているのではないでしょうか。朝は、スタディーセンターでポスター作りをし、11:30から、センターから車で10分ほど行った大通りで"Car Wash, Car Wash"と、呼びかけをスタート、道に面した自動車修理工場の一角を借りて洗車開始! 

呼びかけをするやいなや、車がどんどん列を並べて洗車に入ってきます。1台の車を5,6人で、タイヤホイルからボディー、ウインドガラス、ミラーと丁寧に磨いていきます。大きなワゴンになると、体の小さな人が車体の上に上り、ブラシで磨いていきます。磨き終わると、乾拭き担当が、どんどん車体を拭いていきます。その間、磨き担当は、次の車の洗車を始めます。終了時間の16:00まで、とにかく途切れることなく洗車が続きました。怜は、真新しいピカピカのスポーツカーに乗った男性を、"Stop! Stop! Here! Here! Car Wash! Car Wash! "と満面の笑みで呼び込み、その男性は、呼びかけに応じて洗車に入ってきてくれました。みんなは、「怜、すご〜い。でも、お金をもらって車を汚してる感じがする〜」と叫びながら、一段と丁寧に磨いていたのが印象的です。生徒達は、「日本人だったらぜったい無視されてるよね〜!」と、アメリカ人の寛大さや、奉仕精神の高さに驚きをかくせませんでした。「俺たち頑張った?」「いくら貯まったかな?」「これで、1人は日本に来れるかな?」と、頑張ったことに全員とても満足げな顔をしていました。工場の一角を提供してくださったオーナーに感謝! Car Washに来てくれた方々に感謝! Car Washを手伝ってくれたホストファミリーに感謝!!

 

   最後の"FULL DAY TRIP"は、州都Olympia。アメリカの子ども達の参加者も今までで一番多く、14人も参加してくれました。バスの中は、外国人同士とは思えないほどの盛り上がりようです。LaceyやOlympia郊外にステイしているメンバーにとって何度も足を運んでいる場所であり、議事堂までも15分もかからず、到着。今日は、移動時間に時間を取られない分、1日たっぷりと見学や買い物の時間に当てることができました。築82年のドーム型の議事堂見学では、全員、スケールの大きさに驚き、目を丸くしていました。レセプションルームには、ドイツからプレゼントされたというピアノが置いてあり、なんと! リナとモリヤは、そのピアノを弾かせてもらったのです。TCのSandy先生は、「一般ツアーで、『ピアノを弾いてみますか?』と声をかけられたのは初めてよ」と、興奮気味でした。2人は、本当に貴重な体験をすることができました。まるでお城のような下院議員と上院議員の両会議場には、電照掲示板があり、そこに各議員の投票結果が示され、自動的に集計まで行われるようです。この方法には、各議員の投票への責任を感じさせられました。

議事堂を見学後は、町中を散歩しながらファーマーズマーケットへ。そこでは、昼食を食べたり、買い物したりと久しぶりにゆったりと時間が流れたような気がします。ここでの子ども達の大きな目的は、明日のさよならパーティーに向けての新鮮な野菜の買い出し。今日は、雲ひとつない青空。まだまだ時間もあるため、TCが連れて行ってくれたところは、ファーマーズマーケットから少し離れた噴水のある公園。そこでびしょびしょになるまで濡れ、みんなではしゃぎ、もう一つの思い出作りができました。それから、バスに乗り、明日の食材の買い出しのため、Win Co とAsian Marketへ。各班協力し合いながら、食材の調達をすることができました。料理の出来は、明日のお楽しみ。

 

レイシー レポート 8月19日(金)

  今日は、最後の授業。全員が宿題も頑張って持ってくることができました。PAが「今日は、最後の授業なので・・・」や「今日でここに来るのは最後なので・・・」などと、言葉を発すると、子ども達は「まって〜! 最後とか言わないで〜」と、別れを思わせる言葉を遣いたがりません。午後からは、TCやホストファミリーへの感謝を表すため、さよならパーティーの準備と舞台の練習に取りかかります。2時間ほど舞台の部の練習と展示の部の準備をし、3時間で料理とおやつの準備です。全員が2役3役とバタバタと動き、パーティーが始まるまでの6時間はアッという間でした。

6時になり、チラホラとホストファミリーが顔を出し始めます。料理も1つずつテーブルに出始めます。しかし、料理を終えてない班も! 6時15分、すべての料理がテーブルに並びました。上出来です!!(ポットラック形式)
★メニュー:@カレーライス Aタコライス Bすき焼き Cあげパン D味噌汁 E厚焼き卵 Fにんじんシリシリー Gくず餅 Hちんびん Iだんご Jさーたーあんだぎー K久米島みそクッキー

ホストファミリーだけでも70人以上は来てくれていたのではないでしょうか。みんな「おいしい。おいしい」と、食べ、お代わりをしてくれる人たちが大勢いました。こどもたちは、自分たちの作った料理が空っぽになり、皿が下げられていくのを見て、「先生、見て! 大好評!」「空っぽ〜! 見て〜!」と、満足そうでした。食事が終わったかと思えば、舞台の部。全員衣装に着替えスタンバイ!。
★プログラム【司会:コウタ・ショウマ】
  @ オープニング 「かぎやで風」ノドカ・アリナ(三線)
  A マルモダンス  コウタ・チナン・怜(マルモ役)
  B バイオリン演奏 サアヤ
  C フルート演奏  サク
  D 三線&歌    レイア(かちゃーしーあり)
  E 琉舞(与那国) アヤコ・ミホ
  F エイサー    モリヤ
  G TCへの感謝状贈呈 色紙:アリナ・マユコ
            花束: 怜・怜以
  H 歌「てぃんさぐぅぬ花」 全員
  I ダンス AKB48「ヘビーローテーション」 全員(アンコールでは、アメリカ人の子どもたちもみんなでダンス)
  J ホストへの感謝の言葉 モリヤ
  K 感謝状授与  TCからアメリカ人の子ども達へ
  L 修了証書授与 TCから生徒へ
  M 感謝状とプレゼント授与 生徒からホストへ
         
文化祭に匹敵ほどの内容の濃いプログラムで、会場を盛り上げることができました。メンバーは、他にも芸をもっている子ども達がたくさんおり、時間があればもっと披露したかったぐらいです。全員で踊ったAKB48の「ヘビーローテーション」は、アメリカ人の子ども達にも大受けで、練習を重ねる間に、メンバーだけの絆だけでなく、学校によく足を運んでくれたアメリカ人の子ども達との絆も強める身方になったようです。アンコールで、日本の子ども達と、アメリカの子ども達が一体となって、互いに涙を流しながら「ヘビーローテーション」を踊る姿を見たときには、感無量でした。こんな体験だれでもできることではありません。ステキな時間を作ってくださったTCやホスト、アメリカの子ども達、1人1人に感謝!

 

レイシー レポート 8月22日(月)

   別れの朝、集合時間の9時前には、ほとんどのファミリーが集合しており、互いに目を真っ赤にして涙を流し、別れをおしみました。多くのホストブラザーやシスターは、授業や日々のアクティビティーにも参加してくれたため、自分のホストだけでなく、互いのホストとの別れも辛かったようです。バスが動き始めてからも、ずっとずっと互いに手を振り続け、レイシーを出発しました。また、ホームステイに参加したメンバーは、TCの先生方の愛情の深さに、先生というよりは、何でも相談できるお母さんのように慕っていたのが印象的です。TCは、空港に着くまでも何度も涙を流し、別れを惜しんでくれました。TCは、「いろいろあったけど、みんな成長できたよね。子どもは、体験し、学んで育つもの。ちゃんと、育ってくれたらそれでいい」と、会話しました。空港に到着し、TCのSandy先生とJennifer先生との別れが近づき、また涙いっぱいでさよならしました。

でも、これが別れではありません。ここから、ステキな関係のはじまりです。沖縄から行ったメンバーも、またレイシーでお世話になった方々もいつまでもKeep in touch !

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