アメリカの小学校に、体験入学し、現地の児童と一緒に授業を受ける小学生のためのホームステイプログラムの現地からの活動報告です。

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2008年度 わんぱく留学/ジュニア留学 活動報告 

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Camarillo 活動レポート 04月05日 【写真】

  いよいよお別れの日。カマリログループは、国内線からの乗り換えがあるために、まだ夜も明けきれぬ4時半に集合だった。夕べのサヨナラパーティーが終わり、帰宅したのは8時前後だったが、それでも十分な睡眠時間はとれてはいないと思う。朝が早かったために、全員のファミリーが来ていたわけではなかったが、それでも早朝から来てくださり本当に感謝してもしきれないほどだ。ムクとカズヤは私とスコット先生がピックアップする。彼らはファミリーからスケートボードをプレゼントされていた。いつもホストブラザーたちとスケートボードを楽しんでいたために、それをプレゼントしたいと思っていたらしい。ありがたいことである。教会に到着するとほとんどの生徒が集まっていたが、一組のホストファミリーが寝過ごしてしまい、集合時間に遅れるハプニングがあったが、その後それ以上のハプニングが起こるとは予想だにしていなかった。全員が揃いスコット先生のバンに乗った時に、彼の携帯がなり、それはユナイテッド航空からの電話だった。サンタバーバラを午前7時頃に出発する予定だったのだが、その便がフライトキャンセルになったとのこと。そこで名古屋行きの国際線に間に合う便でこれだけのグループの人数の席を用意できたというバーバンクという所にある空港へ車を走らせる。一組が遅れてきたことがある意味怪我の巧妙であった。というのも、もし予定通り全員が集まり、サンタバーバラへ車を走らせていたら、また逆方向に引き返さなくてはならなかったからだ。そこは距離的にはサンタバーバラまでと同じ位の時間がかかるところだというのと、そのフライトが午前9時で少し余裕があったということが不幸中の幸いであった。そこはサンタバーバラ空港(サンタバーバラはかなり小さな空港だ)よりも大きな空港だったために、フライトの便数も多いだろうと想像できた。スコット先生はバンを返しにいかなければならないということで、車を降りたところで最後のお別れであった。彼はTC(ティーチャーコーディナーター)であると同時に私のホストファミリーでもあったために、彼との別れは一層に寂しかった。彼はいつも穏やかなスマイルふりまいてくれ、私たちのために本当に献身的にお世話してくださった。グループを統率するためとはいえ、常に眉間に皺の私と彼の穏やかさはある意味生徒達にとってはバランスのとれた組み合わせだったのかもしれない。バーバンクに到着後は、搭乗手続きから荷物のチェック、搭乗口までの案内を空港職員のカシューという女性が世話してくれた。生徒がトイレに行きたいといえば、連れていってくれたりと、本当に助かった。片言の日本語を話す彼女は、日本の血が混ざっているらしい。私たちに一生懸命日本語で話しかけようとしてくれた。バーバンクからサンフランシスコまでの時間は予定通りであったが、もう少しでも遅れたら、名古屋までの便に間に合わなかった。実際にサンフランシスコ空港に到着後、私たちはぎりぎり最後に飛行機に滑り込む危機一髪状態であった。本当に帰りつくまでは何が起こるがわからない。サンフランシスコから名古屋便も結局1時間の遅れとなった。理由は副操縦士が直前に変わったらしい...(ありえない!!??こういうところもなんともアメリカらしい!)。名古屋到着も約1時間遅れだったために、鹿児島までの乗り継ぎも滑り込みセーフ!!飛行機の中で具合が悪くなる者や空港移動中にお腹が痛くなる者などいろいろいたが、鹿児島行きの飛行機に乗り込んだ時は、本当にほっとした。こうして私たちの12日間のホームステイが終わった。いろいろなことがあったが、たくさんの人たちに支えられ、充実したホームステイを過ごすことができた。

私が昨夜のサンキュースピーチで言った「これで終わりではなく、ここからがスタートです。これからもずっと連絡をとりあいましょう(This is not the end, our friendship has just begun, so let’s keep in touch!!)」の言葉の意味を是非胸に刻んでほしい。この出会いが今後皆さん方の人生に大きな影響を与えるようなものであって欲しいと心から願いたい。そして、帰国後に皆さんにお願いしたいことがあります。それは、まずはお世話になったホストファミリー、スコット先生、クラスの担任の先生やバディーに感謝の手紙を送ることです。帰国の翌日から学校が始まり、新しく中学校生活が始まったり、進級と多忙かつ、しばらくは時差ボケに悩まされることでしょう。(注:しばらくは昼間に眠いということがおこるかもしれません。まずは疲れをとることが大切ですが、原則昼間は我慢してでも起きて夜は早めに寝るということを繰り返して時差ぼけを徐々に解消していってください!)それでもお礼の手紙を書くことだけは絶対に忘れないでください。そして、今回のホームステイをするにあたり、行かせてくださった皆さんの保護者の方々にも感謝していただきたいと思います。そして、アメリカで見たもの、学んだこと、経験したこと、ホストファミリーとの思い出を家族の皆さんにもいっぱい話してあげてください。私も皆さんたちとの出会いを心から大切に思っています。叱ることも多かったけれども、私自身も皆さんとの時間は本当に楽しかったし、本当に素直な子たちだったと心から思っています。このホームステイをきっかけに皆さんが英語や異文化にもっと興味を持ち、一生懸命に勉強をして、またアメリカに戻れる日がくることを心から願っています。12日間本当にありがとう。全員が同じ鹿児島なので、是非また同窓会をして思い出を語り合いましょう!!その日までみんなとの再会を楽しみにしています。

スコット先生の住所: 
Mr. Scott Ingram 
1674 Calle La Cumbre 
Camarillo, CA. 93010
U.S.A.

ラスポーザス小学校の住所:
Las Posas Elementary School 
75 Calle La Guerra 
Camarillo, CA. 93010
U.S.A. 

 

 
Camarillo 活動レポート 04月04日 【写真】

  ここカマリロでの生活も今日が最後。いつものようにそれぞれのクラスに並んで入っていく。最後の授業なので、クラス全員との記念写真をとってまわる。どのクラスの先生方も彼らとの時間を楽しんでくれていたようだ。ホームシックだった子も今日は元気に登校してきた。ホストファミリーはその子を気遣いお寿司を食べに連れていってくれたらしい。ホームシックで心配をかけたうえに、そこまでしてくれることには本当に頭が下がる思いだ。

ランチを終え、クラスの友達や先生たちに別れを告げ、午後からはサヨナラパーティーの準備と練習だ。なかなか予定通りにいかずに、時間を押すことが多々あるために、今日は本当に時間との勝負だった。リハーサルをして個人練習をした後に、パーティー会場の準備をしたが、みんなてきぱきを動いてくれたので助かった。3時過ぎになるとファミリーが迎えにきて全員一旦家に帰る。午後6時からサヨナラパーティーが始まったが、事前にスコット先生が学校の先生方やバディーにも招待状をだしてくれていたので、たくさんのバディーや担任の先生、そして校長先生までもきてくださった。料理はスコット先生がお寿司をかってきてくれた。日本からもってきたお菓子は大好評で、あっという間に売切れてしまった。アヤのバディーの子のお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんもきてくれたのだが、日本人の方で、しかもおじいちゃんのお父さんはなんと鹿児島国分出身らしい。つまり、彼女はクウォーターだったのだ。いつも孫から話を聞いていたらしく、鹿児島ときいて、一緒に来られたとのこと。料理も作ってきてくださり、本当に有難い限りである。このカマリログループのファミリーは、日本と関係が深い方が多かった。タカコとコトノのホストファザーも日系2世だそうだ。カズヤとムクのホストマザーのお母さんも沖縄出身らしくハーフだ。シュンスケとヒカルのファミリーのホストファザーは、10年前に日本に一年留学していたことがあり、日本語も話すようだ。ここに滞在中にも何人かの人に米軍にいたために、日本にいたことがあるのだと片言の日本語を話しかけられることがよくあった。

サヨナラパーティーのプログラムは、まず全員でドレミの歌を日本語と英語で歌い、2曲目はカエルの歌を輪唱で歌った。ピアノは、ヒカル、アヤ、ムク、エリが弾いてくれた。タカコとコトノはダンスを踊り会場をわかせてくれた。みんないろんな才能を持っている。最後にスコット先生から全員に修了証書が渡され、そして私のお礼の言葉でパーティーは終了した。片付けにいたっては、パーティーにきてくれた全員がテキパキと行動をしてくれ、あっという間に終わった。自ら進んで誰かのために何かをするという精神はアメリカにいると学ぶ点が多い。パーティーは8時に終わった。明日は早朝4時半に集合なので、一刻も早く帰って寝なければならない。明日はいよいよ日本に帰る。ひとまわりもふたまわりも大きくなった子どもたちに会うのを楽しみにしていてください。

 
Camarillo 活動レポート 04月03日 【写真】

  カマリロに来て初めての雨の朝を迎える。アメリカでは傘をさして歩く人の姿をあまり見ることはない。登校姿を見ていても傘をさす人はほとんどおらず、みんな雨にぬれながらきており、ちょっと不思議な光景である。小雨混じりの雨も昼前にはすっかりと晴れ上がった。午前中はサヨナラパーティーでホストファミリーに差し上げる生徒の写真のフレームを作り上げた。感謝の気持ちを込めてデコレーションをする。リセスタイムを終え10時半からはそれぞれのクラスで授業を受ける。ヒカルとムク、そしてコトミのクラスで折り紙タイムが設けられて、子どもたちは大喜びでとてもエキサイトしている。こんなに喜んでもらえることは我々としても大変嬉しいことである。シュンスケとヒロキのクラスでは、なんと俳句の授業をしていた。5・7・5で俳句を作るように言われ、二人ともなかうまい俳句を作っていた。

 ランチタイムの後は1時から2時までAssemblyという全校集会のようなものがあり、誰かの講演がある予定だったが、肝心のStory Teller(話し手)の人が時間になってもあらわれずに、結局キャンセルになり、通常の授業に変更された。こういうところもアメリカらしい。ランチタイムにドレミの歌を日本語と英語で練習した。午後に老人ホームにいくからだ。ホテルのような施設のダイニングルームで約30人ほどのご老人が私たちの訪問を楽しみに待っていてくれたようだ。そこでは平均年齢80歳代のひとたちが約110人いるらしい。今まで引率してきたどのグループも、歌を歌うときは、本当に声が小さくてやる気がないととらわれてもしょうがないような感じが多かったのだが、このカマリログループは違った。みんなとても元気な声で歌ってくれた。スコット先生もとてもほめてくれたように、私も大変彼らのことを誇りに思った。また、質問も積極的に出ることも大変喜ばしいことである。このような質問形式(Q&A)に行うことで、お互いの国について、興味を持ち、理解しようとするという姿勢が大切である。いつもは、忘れ物をする生徒を叱ってばかりいるので、眉間に皺がさらに増えたような気がするのだが、今日は本当に嬉しい気持ちになった。

 その後は昨日時間の都合で行けなかった郵便局へ。2日前に日本の家族にポストカードを書くことが宿題に出されていたのだが、そのポストカードを今日投函した。日本の家族のもとにつくのは彼らが日本に到着した後になりそうではありますが、アメリカからのエアメールを楽しみにしていてください。中には家族以外にも祖父母にも送っている子もいて感心した。ここでの生活も残すところあと2日となった。明日はいよいよサヨナラパーティー。長い一日になりそうだ。スコット先生が、クラスのバディー、先生、そしてその家族にも招待状を出してくれたので、ホストファミリー以外にもたくさんの人たちがきてくれそうで盛大なものになりそうだ。最後の締めくくりなので、みんなで気を引き締めてパーティーを成功させたい。

 

Camarillo 活動レポート 04月02日 【写真】

  アメリカに着いて以来ずっと快晴だったのが、今朝は曇り空で肌寒かった。お昼近くになると気温もあがり、若干の曇はあるが日差しが照りだしてきた。ちなみに、ここの学校はエアコンもヒーターも完備されている(寒い時にはヒーターが入っている)。午前中はそれぞれのクラスで授業を受けるが、学校生活も慣れてきたようで、休み時間も現地の子どもたちと楽しんでいる様子が伺える。小学生の異文化への適応能力を垣間見る。性格的に恥ずかしがりやでなかなかはじききれないでいる子もいるが、コトノのクラスで、スコット先生と私で日本のことについて話した。日本の旗について説明をしたり、漢字、ひらがな、かたかな、ローマ字の違いを説明したりしていくうちに、生徒達が矢継ぎ早に質問してくる。シュンスケとヒロキのクラスでは、折り紙を教えるが、生徒達はみんなとても喜んでくれていたようで、鶴と手裏剣をおることになったが、最後まで教えるのに時間が足りずに残念だった。また休み時間にでも教えるように伝える。

こちらでは、毎日昼食に弁当を持っていくが、学校のカフェテリアでランチを買うこともできる。今日のメニューはアメリカの生徒にも大人気のピザ(日本でいうカレーライスみたいなものだろう)で、スコット先生が今日だけは学校のランチを買って食べることをすすめられていたので、みんな2ドル50セント(約250円)を払って注文をする。ユウトはピザが嫌いらしく彼だけは弁当持参であった。案の定カフェテリアには長い行列ができており、ピザも美味しかったと子どもたちは喜んでいたようだ。

午後の活動は消防署と図書館へ。昨日の警察署に引き続き、消防署も子どもたちが楽しみにしている訪問先である。施設内を見学させてもらい、彼らのしている仕事の内容を聞くが、ここでも男子が積極的に質問をしていたのには私も大変うれしかった。大変いいことだ。消防車やはしご車の止めてあるところの天井部分に大きなチューブがあり、それは何のためにあるのかとタカコが質問した時に消防署員のロバートさんが、「Good Question!(いい質問だ!)と言ってくれた。目のつけどころがよかったらしい。消防車は大きいのでエンジンをかけるとものすごい排気ガスがでるため、その車庫から排気ガスを外に排出するもので、消防署員の健康を守るためのものらしい。質問が多かったために、ここでの時間が費やされてしまい、その後の図書館見学の時間が短縮された。1年前に27億円もかけて作り変えられた図書館らしいが、それだけのお金を費やしてできた図書館だけあり、大変立派な施設であった。最高3週間、マンガも含むあらゆる書籍とCD,DVD,ビデオ、そしてなぜかぬいぐるみまでがただで借りれるそうだ。本だけならまだしも、CDやDVDまでが無料で借りれることに驚いた。但し、3週間を過ぎると一つのものにつき20セントぽっち(約20円)の延滞金がつくだけらしい。ここでは、日本人のタエコさんが一緒に案内してくださった。ここでの生活もあと3日だ。昨日からホームシック気味の子もいるが、なんとか乗り切ってくれそうである。頑張って欲しい。

 

Camarillo 活動レポート 04月01日 【写真】

  日中の気温は20度位まで上り半袖でも十分だが、朝晩は結構冷え込むので、体調を崩しやすいようである。気温に合わせて衣服を調整するように伝える。食べ物のせいか、お腹の調子が悪い子がいたり、体温調整がうまくできずに風邪気味の子もいたりするが、今のところは大事には至ってはいないようである。ヒカルとシュンスケのホストマザーは医者で、ホストファザーは教員を休職し、子育てと家の中の役割(つまり主婦)をしているらしく、毎日の学校の送り迎えもホストファザーがしてくれている。本当に細やかな世話をしてくれ、感謝の念に絶えない。それぞれのファミリーからがきて、自分の子供のように彼らの体調を細やかに気にしてくださることはありがたいことである。それぞれのクラスに入り授業を受けているが、まだ辞書の使い方が足りないようである。授業の様子を見回るスコット先生は常に辞書を開くように促している。そして、アメリカに英語を学ぶために来ているのだから、日本人同士で日本語を話すことを極力避けるよう生徒再度伝えるように言われた。私とのコミュニケーションも大切なことを除き、出来るだけ英語で話すように促し、私も極力生徒に英語で話すようにしている。

ここラスポーザス小学校では、8時15分から授業が始まり、10時10分から20分間のリセスタイムという休み時間があり、お菓子を食べたり、外でバスケットボールやサッカーをして遊ぶ。チャイムがなったら、それぞれがバラバラに教室に戻るのではなく、クラスごとに並び教室の入るのだが、その通り道までも厳しく決められており、規定どおりの通路を通らないといけないようになっている。こちらの小学校はかなりの規律を重んじているのがわかる。休み時間には、運動場に数人の先生方が危険な遊びをしないように常に監視しており、何か危ないことをしている生徒を見ると、笛をふいて注意をし、危機管理はかなり徹底していると感じた。今日は算数の授業をしているクラスがあり、計算は生徒達も理解できるためにすらすらと解いていたようである。

いつものように昼食をとり、午後は警察署とスーパーマーケットの見学。警察署では、様々な施設を見せてもらい、質問がないかと問われると、男子が矢継ぎ早に質問するのにはスコット先生も私も大変感心した。「日本のように指名手配に報奨金などはあるのか?」「パトカーは特別な場所で作ってもらうのか?」などなど。質問の中で笑えたのは、「犯罪人の取調室では、日本のように牛丼とかでるのか?」というもの。一応聞いてみると、さすがに、牛丼は出ないらしいが、食べ物は適宜に与えるとのこと。そして、犯罪人の写真や指紋をとる部屋では、実際にカズヤに犯罪人になってもらい、写真をとったが、微妙に笑顔だったのがいまいち! もっと犯罪人らしい顔をしろと周りからはやしたてられていた。それで、私が見本として犯罪人とはこういう顔をするのだという例を見せたら、一斉にフラッシュを浴びた。最後にパトカーや覆面パトカーを見せてもらい、記念撮影をして警察署をあとにした。

次はVonsというスーパーマーケットへ。まずはスターバックスでサンプルのシェイクをもらい生徒達は大喜び。その後はクッキーをもらい、次は何をもらえるのだろうとワクワク!大きな冷凍庫の部屋の中や肉をミンチにするダイナミックな器械などをみせてもらい、スーパーの裏側まで見せてもらい生徒達はアメリカの物の豊かさに驚いていたようである。こちらのスーパーは1日いても飽きないほどだ。今日もアメリカのダイナミックな一面を垣間見た一日であった。

 
Camarillo 活動レポート 03月31日 【写真】

  週末は、それぞれの家族と楽しい時間を過ごしたようだ。ロサンゼルスで大リーグのボストンレッドソックスの試合を見に行ったというシュンスケとヒカルは、サイトウとマツザカを見たらしい。

今日から金曜日までLas Posas Elementary (ラスポーザス小学校)での授業だ。クラスに分かれて授業を受ける前に1時間半ほどスコット先生の英語の授業を受ける。正しいアルファベットの発音の練習や辞書の引き方などを習った。全て英語の授業なので、生徒達が理解するのは大変なようであるが、必要な時は私が通訳に入る。今日も忘れ物をした人がおり、あまりにも多いので「忘れ物(者)大王」を決めて、最後に罰ゲームをすることに決めた。忘れ物をしなかった人はスコット先生からご褒美のポストカードをもらった。生徒達は物がもらえるとなると俄然頑張るのだ。

リセスタイムという授業の合間の20分ほどの休み時間にバディーといわれるそれぞれのクラスの世話役の子どもたちが迎えにくる。お互いの自己紹介をして、ランチはそれぞれのバディーと一緒にとる。午後から本格的にそれぞれのクラスで授業を受けることに。シンヤとカズヤの担任であるロバート先生は、バックトゥーザフューチャーの映画に出てくるエメット博士のような格好をしていている。生徒たちに化学にもっと興味を持ってもらうためにやっているのだそうだ。まだ1年目の新米先生らしいが、アメリカ人らしいユーモアのセンスだと感じた。頭にはかつらをかぶっているらしいが、生徒たちにかつらをひっぱられている姿が笑えた。授業の内容を理解するのは大変ではあるが、それでもスコット先生の英語を学ぶ極意「英語はまずよく聞くことが第一、次にそれを口に出して言うことでより多くのことが学べる。さらにそれを書くことで、一番たくさんのことが学べる」Nike(ナイキ)のスローガンは、「Just do it!」だそうだが、生徒達が間違いを恐れることなく、トライすることを願いたい。
今日は終日学校にいたが、生徒達もここでの学校生活を大変楽しんでいたようである。

 
 
Camarillo 活動レポート 03月28日 【写真】
朝から雲ひとつない澄み切った青空は、まさにカリフォルニアそのものだ。今日は楽しみにしていたサンタバーバラへの終日研修。ここカマリロからは1時間以内に行ける海辺のリゾート地である。最初はサンタバーバラ動物園へ。最初に園内を一周する電車で一回りし、その後は歩いて様々な動物を見てまわる。珍しくて見たこともないようなものから、ライオン、キリン、象などごくありふれた動物すらもアメリカで見ると違うように見えたのか、様々な動物を見るたびに、童心(私だけ?)にかえったように、歓声をあげていた。

その後は、Stearns Wharfというところへ。たくさんのボートがあり、海辺ではもう水着でビーチバレーをしたり、泳いだり、サーフィンをしている人たちがたくさんいる。スコット先生が泳ぐにはまだちょっと肌寒いらしいが、それでもとても暖かい一日だったので、生徒達の中には泳ぎたいと言い出す子もいた。魚釣りをする家族連れや、寄り添うカップル、ジョギングする人たち、ビーチに椅子をおいて本を読む老夫婦などを見ていると、これが理想の休日の過ごし方だなと感じた。最後にアシカが見れるポイントがあり、そこまで歩いていく。途中で線路を越えていくところがあった。子どもたちが落ちている枝を手にもって歩く姿がまるで映画スタンドバイミーに出てくるような風景に思わずシャッターに手が伸びる。楽しい時間はあっという間だ。

5時半頃に学校に戻り、そこでそれぞれのホストファミリーが出迎える。今晩、エリとアヤは、タカコとコトノのファミリーの家に一泊することになった。タカコとコトノのファミリーが金曜日にスランバーパーティー(女の子が週末に友達の家にお泊りをするパーティーでアメリカのティーンエイジャーがよくやるパーティーである。)をしてくれることになったのだ。また、今日からユウトとヒロキは二番目のアンダーソンファミリーに移った。気になることがただ一つ。どれだけ注意をしても忘れ物はなくなりそうにはない。初日にスコット先生が毎日忘れてはならないものを話してくれた。それらは、辞書、ネームカード、お弁当、そして笑顔だ。待ち合わせの学校に誰よりも早く連れてきてもらったにも関わらず、ホストファミリーの作ってくれた弁当を忘れて、またファミリーに取りに行ってもらったり、財布や帽子、お土産に買ったものを車に忘れていたために、スコット先生に持っていってもらったりと、あまりにも注意が散漫なので、今日もまた厳しく注意した。自分のちょっとした不注意で周りの人にどれだけの迷惑をかけているのかとしっかりと認識してもらわなければならない。スコット先生は以前ホームステイの生徒が、ディズニーランドに行った際に数百ドルの現金の入った財布を忘れた(もちろんお金は戻ってくることはなかった)ケースを話し、車の中でよかったと言って、家まで財布を届けてくれたが、これ以上スコット先生やホストファミリーに迷惑をかけたくはないと心から思った。それでも、カマリログループの生徒は、みんな素直で、明るく、元気があって私も彼らと過ごす時間を十分に楽しんでいる。明日明後日と週末でみんなには会えないが、ホストファミリーとの時間を有意義に過ごしてもらいたい。

 
 
 
Camarillo 活動レポート 03月27日 【写真】
  今日は当初予定であったサンタバーバラ終日研修の予定が金曜日と入れ替わり、隣町であるベンチュラ市のエルムハースト小学校へ。4人一組で3つのクラスに入れられ授業を受ける。アメリカ史の授業、コンピューターの授業などを受けたあとに、日本のことについての質問タイムである。アメリカの子供たちの好奇心旺盛に手を挙げて質問する姿を見ていると、そこに日本人の生徒との違いを垣間見る。逆に日本人の生徒にアメリカのことについて何か質問はないか? と問うてもその質問すらなかなか出てこない。あらかじめ、アメリカについての質問を考えさせておくことも準備として必要だと強く感じた。アメリカの学校での評価は、「授業への参加度=どれだけ授業中に発言するかということ」がとても重要なのである。発表をしたいがために、ずっと手を挙げ続ける生徒達の姿には、異国のことを学びたい、知りたいという知的好奇心が溢れている。私たち日本人は学ぶべき点であると思う質問の中で、韓国系アメリカ人の子が、「日本は韓国をどのくらいの間、支配していたのか?」という質問には私も戸惑ったが、小学5年生がこのような認識を持っているとはなかなか日本では考えられないことだ。アメリカの小学校には、Nutrition Recessといって、お腹がすいている子に昼食とは別の間食タイムがあり、私たちもそれを食べさせていただいた。牛乳、シリアル、リンゴ、フレンチドッグだ。これがあったために、ランチがお腹に入らない者もいたようだ。「日本語でLet’s play! はなんていうのか?」と聞いてくる生徒が何人かおり、昼食後にはそれぞれボール遊びやサッカーなどをして時間を共有していた。

午後は、チャネルアイランド国立公園のビジターセンターを訪問し、そこでビデオを見せてもらったり、そこで動物・自然保護をするレンジャーから話しを聞かされた。その後、ベンチュラ市役所を訪問し、施設内見学をさせてもらう。残念ながらここの市長には会えなかったが、45歳の若き女性市長だった。建物の中はとても厳かで豪華な雰囲気であった。私が通訳をしながら説明するのだが、担当の方が英語で話しをしていることが、わからずとも聞く姿勢があまりにも欠けている生徒が何人かおり、大変残念な気持になる。厳しく注意すると、それからは質問もよくしてくれた。ヒロキが「何歳から市議会議員になれるのか?」と聞くと18歳からだとのこと。いい質問だと言われたが、このようにもっといろんなことに積極的に関心を持つようになってほしい。今日もみんな元気に過ごすことができたことを何よりも感謝したい。明日は、サンタバーバラへの終日研修なので、みんなで楽しみたいと思う。

 

Camarillo 活動レポート 03月26日 【写真】
  無事にサンフランシスコ空港に到着。名古屋空港からはユナイテッド航空でしたが、日本の航空会社とは違い、客室乗務員は、男性女性が半々であり、平均年齢はかなり上だ。ジャックという客室乗務員が私に話しかけてきた。「日本人の生徒はみんな礼儀正しくていい子が多いね。アメリカの学生の団体がいると大変なんだよ」と苦笑いしていた。このような形で生徒を誉められるというのは大変嬉しいかぎりである。アメリカ人の乗務員ばかりで英語だったが、生徒達はきちんと英語で話せていた。ただ、「ウォータープリーズと言ったんだけど、コーラがでてきたー」という苦笑いする子も!! 機内ではオリエンテーションでの言いつけどおり、ほとんどの生徒が寝ていてくれたようなので安心ではあったが、それでも十分な睡眠時間ではない。サンフランシスコでは、ジュニア留学ともうひとつのわんぱく留学のグループを別れ、我々はサンタバーバラまでの乗り継ぎのフライトを待つことに。そこで幼稚園くらいの男の子と意気投合して、男子が折り紙でつばめを折ってあげていたようで、既にアメリカの子どもと積極的に交流する姿は大変頼もしかった。

サンタバーバラまでは約1時間の飛行時間。飛行機の中では睡魔が容赦なくおそってくる。うとうととするのを無理に起こす元気すら私にさえもなかった。サンタバーバラ空港にはスコット先生が出迎えてくれた。とても大きくて優しくて穏やかな先生である。ステイ地のカマリロに行く前に、ウエルカムパーティーまで時間があるということで、サンタバーバラ市内を少しだけ案内してくれた。ここは先週まではまだ肌寒かったが、今週はかなり暑いそう。サンタバーバラは雲ひとつない快晴で、カリフォルニアを南北に走る有名なルート101の海沿いを気持よくドライブ! ただ、ここでもかなりの睡魔に襲われ眠ってしまう生徒がいた。私自身もここが一番眠い時間帯で、隣で運転するスコット先生が私に話しかけることに対しても、まるで上の空の返事しかできないほどだった。海辺ではサーフィンをする姿も見られ、あぁーこれぞ、カリフォルニア! という風景を横目に瞼は今にも閉じてしまいそう。途中に面白いレストランがあることをスコット先生が話してくれた。それは、客の体重で料金が決まっているという食べ放題の店らしい。なんともアメリカらしい。日本ではなんだか問題になりそうな感じだが!?

そしていよいよカマリロに到着。教会でパーティーの準備をしていると、ホストファミリーが集まってきた。それぞれが対面し、さぁ、いよいよ今日からホームステイが始まる。ホストファミリーはみんなとても素晴らしい方々ばかなので、安心して任せられると感じた。そして、生徒たちも元気で積極的なので、それが私にとっては何よりである。それでも見ているとカメラや、財布などの持ち物をよくあちらこちらに置き忘れるのだけが、玉に瑕だが...。彼らの動きまわるところは常に目を光らせておかないと、何が置き忘れられるのかが、唯一の心配だ。パスポートと航空券は私のほうで預かっているので、どうぞご安心を! 本当に疲れた1日(いや、もう既に2日?)だったけど、ここまで特に具合が悪くなる子もおらず、無事にアメリカの初日が終わったことが何よりである。今晩はゆっくりと眠ろう!明日時差ボケになっていないことを願って...!


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