アカデミックホームステイ活動の様子  
ホームステイの様子を写真、動画、文章レポートでお届けします。

2010年アカデミックホームステイ
Lodi,  PAレポート

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引率者からのレポートです。

期    間

更 新 日

7月22日(木)〜7月29日(木) 8月02日
7月30日(金)〜8月05日(木) 8月10日
8月06日(金)〜8月12日(木) 8月16日
8月13日(金)〜8月17日(火) 8月19日
 
7月22日(木)

出発の朝鹿児島空港に24人が集合。久しぶりに再会したメンバー。朝早いということもあって少し眠たそうな表情も見せていた。10時55分羽田に向けて出発。飛行機の中では友達同士おしゃべりをしたり,用意してきたお昼のお弁当を食べたりとリラックッスした様子が見られた。中には夏休みに出された学校からの宿題に取り組んでいる生徒もいた。羽田空港には12時40分に着き,MNCCのスタッフが1名迎えてくださった。ここで熊本と広島からの参加者も加わり26名でバスに乗って成田空港へ移動。早めに搭乗手続き,出国を済ませ約2時間近く待ち時間があった。待合室では外国の乗客がほとんどで,積極的に英語で話しかけ一緒に写真を撮るなど早速英会話に挑戦している生徒もいた。18時40分サンフランシスコに向けて出発。いよいよ日本を離れるということもあって緊張した様子も見られた。機内では映画を見たり音楽を聴いたり出てきた機内食を写真に撮るなど長い飛行時間を満喫していた。約8時間の飛行時間を終えてサンフランシスコ空港に到着。時刻は7月22日午前11時45分。一人一人緊張しながら入国審査を済ませ預けていた荷物をとった後は疲れがどっと出てきた。到着ゲートを出るとTCのスティーブ先生,タミー先生,そしてアシスタントのアリーシャ先生が手作りの看板を持って出迎えてくださった。3人の元気な笑顔の出迎えに子供たちの表情も和らいだ。到着第1号の集合写真をタミー先生が撮ってくださった。空港からバスでローダイへ移動。移動中バスの窓から見える初めての景色に全員興奮気味でカメラのシャッターを押していた。少し渋滞とも重なり最初の興奮が眠気に変わりぐっすり眠ってしまった生徒もいた。およそ2時間かけて夕方4時前にローダイのスタディセンターに到着。疲れも出ていたがホストファミリーの出迎えに再び興奮と笑顔が戻った。名前の入った手作りの看板をもって迎えてくださった家族もいた。全員笑顔で,そしてファミリーとの英語でのやりとりにどきどきしながらそれぞれの家族の車に乗り帰っていった。何もかもが新鮮で驚きの連続だと思うが,ホームスティの初日がすばらしいスタートとなることを願った。

生徒の日記より  (Hくん)
今日一日と日本にいた時間、僕はホストファミリーはどんな方だろう?とずっと思っていました。スタディーセンターに着いて、やっとホームステイだと思ってスーツケースをにぎった瞬間に僕たちのホストファミリーが声をかけてくれました。その瞬間、僕はとても感動しました。なぜかというと、母が名前を覚えていてくれたのです。そして、家に着いたらまず家の中の紹介をされました。また、自分たちも部屋も紹介してくれました。よくみろと、ベッドの上に「Welcome! Hirotaka」という紙袋がおかれていました。アメリカのお菓子とお土産です。とてもうれしかったです。その後にはゲームをしたり、バスケをしたりしました。とても楽しかったです。遊んでいる最中に、ホストファザー、マザーがドライブに連れていってくれました。「Food 4 Less」や待望の「マクドナルド」に連れて行ってくれました。とても楽しうれしい一日でした。また、この家族は人を笑わせること、笑うことがとても好きだそうです。そして、音楽は大音量で流す、ちょっと悪いことですけど、そういう個性が見られていいんじゃないかと僕は思います。ホストファミリーは、一ヵ月お世話になるとで、「Give & Take」を忘れず取り組んでいきたいです。

 
7月23日(金)

朝9時。各自ホストファミリーに送られてスタディセンターに到着。授業開始時にCHIのアドバイザーのキャサリン先生が来校され,生徒たちにあいさつを述べられた。アメリカで友達をつくるための簡単な方法,ホストファミリーとうまくやっていくための方法として3つのことを助言してくださった。@smile(笑顔)AThank you.(ありがとう)Bvolunteer (奉仕の心)これらを忘れずに1ヶ月間ここでの生活を楽しんでほしいという言葉に全員大切な心構えを再確認した様子だった。午前中の授業では昨日の出来事で最も気に入ったことについて発表する,ホストファミリーに関する質問に答えながらビンゴを完成させるゲームなどに取り組んだ。生徒の反応が薄いときには常にTCのスティーブ先生とタミー先生がサポートしながら授業を進めてくださった。昼食では各自ホストファミリーが用意してくださった初めてのランチを口にした。サンドイッチ,ジュース,デザートにフルーツやプリンなど日本にはない味に驚く様子も見られた。午後の授業では日本のゲームとアメリカのゲームを紹介しあう文化交流の時間。ホストファミリーの家族も数人加わり,アメリカのゲームで対決したり日本の折り紙を紹介したりと簡単な英単語を用いて教えあいながら楽しむ姿が見られた。夕方は全員のホストファミリーが集まり私たちの歓迎パーティーを行ってくださった。テーブルには焼きたてのホットドッグ,各家族が1品ずつ持ち寄った料理やデザート,飲み物がたくさん並べられていた。生徒はどれを食べようか迷いながら様々な食事を自由に味わっていた。他のホストファミリーと話す初めての機会。自分の家族とのコミュニケーションも含めて,うまく表現できずとまいどいながらも一緒に遊んだり写真を撮ったりと楽しいひと時を過ごしていた。明日は初めての週末。長旅の疲れもあるのでゆっくり休んでほしいという思いとファミリーと過ごす時間を楽しんでほしいという両方の思いで帰りを見送った。

 
7月26日(月)

各自スタディーセンターへ到着。授業開始まで週末どのようにして過ごしたかの話題で盛り上がっていた。今日から授業は2グループに分かれて行われた。前半・後半でスティーブ先生,タミー先生が入れ替わり両方の授業をどちらのグループも受ける。時差ぼけや,ステイ先でなかなか寝付けず睡眠不足の生徒も多く,授業中眠たそうにしている様子が見られた。休み時間はリフレッシュを求めて外に出てボールを使って体を動かしていた。先週の金曜日からTCのスティーブ先生の息子が一人毎日一緒に終日参加してくれている。特に休み時間は年の近い彼とスポーツや遊びを通して生徒たちは自然に英語でコミュニケーションができているので見ていてたのもしさを感じた。10時半にスタディーセンターを出て警察署を訪問。厳重なセキュリティーに少々緊張しながら話に耳を傾けていた。担当された警察官はボランティアの方で,自分の仕事を退職後何か役立ちたいという思いでこの仕事をされているとのこと。ボランティア警察官の中には最高年齢が90歳代の方もいらっしゃるということを聞いて子供たちも驚いていた。昼食は近くの公園で持参したお弁当を食べローダイの街の散策へ。6つのグループに別れ各グループにはホストファミリーが1組ずつ入り地図を持って指定された建物や物を探すという活動。毎日の送迎だけでなく日中の活動にもホストファミリーの方がボランティアで参加してくださることは非常に有難く思う。郵便局や映画館,駅と指定された建物を見つけたら写真を撮りどのクループも時間内に目的を達成することができた。今日は歩いた時間も多かったのでだいぶ疲れた様子を見せていた。まだ体が慣れないこの週はとにかく睡眠不足をしないようできるだけ早く寝ることが一番。夜は日本から持ってきた宿題を終わらせたいと気になっている生徒たちもいたが,まずは体が慣れるまで体調を第一に考えることを確認し解散した。

生徒の日記より  (Mさん)
今日は9時から4時まで学校。途中で二つのグループに別れた。10時30分くらいに外に出てスティーブ先生の車に乗って警察署に行った。おじいちゃんくらいの年齢の人が働いていたのでびっくり。そして初めてろうやを見た。ろうやの中の人がじーっと見ていたので少しこわかった。警察署を見終わったら、公園に行ってランチ。今日のごはんはサンドウィッチ、フルーツ、クッキー、ピーナッツ、水だった。いつものメンバーで食べた。食べ終わって子ども達と遊んだ。アメリカの子ども達はものすごくかわいい。いいなぁ、あんなにかわいい子がいて!うらやましいぞっ!明日はプールだ。今日も楽しかった。

 
7月27日(火)
午前中は昨日同様2クラスに分かれての授業。感情を表す単語や表現について「眠たい,疲れている,うれしい」など日常用いる単語を確認しさらにその理由を述べる練習。またアメリカのお金について種類や読み方などを確認しおもちゃのお金(コインと紙幣)を使って支持された金額を用意できるか試す練習などに取り組んだ。全て英語で行われる授業にとまどいを見せていた初日と比べ,少しずつ耳に入ってくる語が多くなってきているようだった。各クラスには必ず高校生が入っているので理解の速い高校生が中学生にヒントを与えながら教える場面も見られるようになった。学校や学年の違う生徒たちの間でよい関係が築けてきていることは嬉しい出来事の一つである。ランチを済ませ午後からは街にあるプールへ。ここローダイに来て感じることは気温は日本より高い日が多いが湿度がほとんどないため,日本のような蒸し暑さが感じられず大変過ごしやすいこと。べたつく汗をかくことがなく,朝晩は寒さを感じるほど気温が下がること。今日もさらっとした天気で水着になると肌寒いくらいだった。水の中は心地よく透明感があり生徒ははしゃぎながらプールで泳いでいた。今日も数組のホストファミリーが参加してくださり一緒にプールに入ったりお菓子やアイスの差し入れをしてくださったりとサポートを頂いた。泳げない生徒はプールサイドで足を浸したり写真をとったり特に女の子はおしゃべりに大いに盛り上がっていた。生徒が記入している日記からはホストファミリーとの生活に少しずつ慣れ,毎日が楽しくて仕方がない様子が伝わってくる。日本料理を作った生徒,日本の家族や学校について紹介した生徒,家族と一緒にビデオを見たりゲームをしたりした生徒。帰宅してからの時間は毎日様々な交流ができているようである。一方で言葉の制限に不安を感じたり,日本食のおいしさを再発見したりと様々な異文化体験や発見もある。生徒たちが出発前に立てた各自の目標を見失うことなく,困難や不憫さを感じることも貴重な体験として毎日の生活を過ごしていってほしい。

生徒の日記より  (Hさん)
今日英語の授業で「I feel〜」について何回も答えることができた。矢野先輩との対話では難しい単語は矢野先輩に教えてもらい、すらすら読めて紙カードを5枚くらいGetすることができた。夕食は私とホストマザーで一緒に作り、メニューは米にチキンのおかずで、米の上にそのおかずをかけたのでびっくりした。そして出来上がったものはどんぶりみたいなものであった。その後翼さんのファミリーが遊びに来てみんなで12時まで女子会をしたり、ゲームや映画を観たりした。そして日曜日に翼さんと彼女のホストシスター、私のホストシスターと野村さんの5人でショッピングに行く計画をたててくれてワクワクしている。明日はキャンディー工場に行き見学するので、日本のアメとの違いをたくさん見つけられたらいいと思う。

 
7月28日(水)
今日はスタディーセンターを離れての終日研修。午前中は「Jerry Berry Factory」というキャンディー工場の見学。一台のバスを貸しきってグループとホストファミリーも数組加わり工場へ。無料で工場内のツアーができるため,入り口には長い列。しばらく並んだ後,入場許可の紙キャップをもらい全員頭にキャップをかぶってツアーのスタート。残念ながら工場内でのカメラ撮影は許可されていなかったが,キャンディーが製品として箱詰めされるまでの過程を上からじっくり眺めることができた。カラフルなキャンディーが次々と運ばれ,甘い香りがずっと漂っている工場内では時々試食もありちょっとお得な見学。出口ではお土産販売店があり各自工場のマスコットがついたキーホルダーや何百種類の味のあるキャンディーの中からどれにしようか迷いながらお土産を購入していた。午後からは工場から15分ほど離れたショッピングモールへ移動。ホストファミリーとグループを作って自由にお店をまわりながら買い物を楽しんだ。男子は特にスポーツ用品のお店,女子は洋服や小物の店をチェックしていた。値段の表示を見ながら日本と比較して高いか安いかを互いに確認し合いながらできるだけセールになっているものを探していた。セールの店では「1つ買うともう1つ無料でついてくる」「2つ買うともう1つ無料または半額になる」などの特別セールが多く見られた。もとの値段が高くセールでも高すぎたり,サイズが心配だったりと今回は何も買わないようにした生徒。数人でおそろいのものを購入した生徒。英語で店員に質問をして欲しいものを探した生徒など約1時間半自由にショッピング街でのひと時を楽しんで今日の研修を終えた。
 
7月29日(木)
今日の授業ではタミー先生が食事に関する単語や対話の紹介。スティーブ先生が午後に見学する爬虫類についての単語を紹介したり互いに質問を作ったりという内容だった。途中MNCCの濱田社長が来校されグループの活動を見学された。今日はアメリカに来てちょうど1週間目になる。TCの先生の質問に手を挙げて答える生徒が増えてきた。TCお二人の先生方からも授業後に生徒の様子や変化について毎回報告がある。前回理解が遅かった生徒が今日は反応も早く,よく理解していたこと。また,生徒の表情がいつもと違っていると何かあったのではないかと細かな観察もされている。ホストファミリーの方を含む生徒たちと関わる多くの方が,毎日生徒の体調面楽しく過ごせているかなどを気遣ってくださっている。大変有難く思う。昼食は全員で近くのピザ屋へ。大きなピザが目の前に運ばれてきて生徒たちは驚きながらカメラのシャッターを押していた。それぞれ2種類の味のピザをおいしく食べていた。昼食後10分ほど離れた爬虫類の動物を展示している場所への見学ツアー。店内の入ると見たことのない色や大きさのヘビやくも,さそりなどを目にし苦手な生徒は入り口で足がとまっていた。案内人がかごからくもや,さそりを取り出し触らせてくれる体験には数名の生徒が喜んで申し出ていた。最後は巨大な大蛇。3〜4人で首にかけてもまだ長さがたりないほどの大きさ。男子だけでなく女子も数名大蛇を肩にのせカメラの前でポーズ。度胸のある女子が数名いたことに驚いた。店内にはこおろぎや毛虫の入ったキャンディーやぬいぐるみなどが販売されており,家族や友達を驚かせたいとお土産として購入していた。怖さとおもしろさを体験して変な汗をかいたと話しながら今日の活動を終えた。
 
7月30日(金)

今日の午前中の授業では様々な職業について学習をした。毎回授業では宿題が出され,そのほとんどがホストファミリーに質問をして答えを記入するものになっている。生徒たちは宿題を通して辞書を用いながらホストファミリーとコミュニケーションをはかっているようだ。昨日の宿題はホストファミリーの現在の職業や仕事内容,仕事時間など10個の質問をたずね記入してくるというものだった。授業の中で先生が生徒に質問をしながら答えを確認していった。タミー先生の授業では英語での表現を確認した後,必ず日本語の表現を生徒にたずねる場面がある。生徒が時には先生となって日本語を教えることもある。タミー先生が発音する日本語に時々笑いが起こりながら授業が進められている。スティーブ先生はジェスチャー(パントマイム)を用いてある職業を演じ,それが何であるか生徒があてるというクイズを出された。スティーブ先生の巧妙な演技に生徒は答えることを忘れるほど見入っていた。生徒から写真を撮りたいというリクエストがあり,全員カメラをもって先生の演技を写していた。中には動画で撮影する生徒もいた。次は生徒が出題者となりボランティアで数名が職業ジェスチャーを披露した。やりたいと手を挙げる生徒の様子は毎回嬉しく感じる。授業終了後ホストファミリーの送迎で公園へ移動。そこで昼食を済ませ消防署見学へ。消防隊員の案内を受けながら消防署の中を一巡りした。1分で着用するという出動時の服装に実際に着替えて頂き全員で写真撮影。また,消防車に備えてある「はしご」を出して頂き高いところの消火活動の様子も見せて頂いた。そのまま歩いて次は科学博物館見学へ。各自様々な展示物を自由に見たり触ったりして体験していた。いつも人気があるのはお土産コーナー。友達や兄弟のためにと電池で動く小物などを購入していた。明日はここに来て2回目の週末。キャンプや少し遠出をしての観光など,どの家族も生徒たちのためにいろんな計画を立てていらっしゃった。もちろん生徒もその計画を楽しみにしていた。きっと来週の朝は週末の出来事の話題で盛り上がることになるだろう。3週間のプログラムで参加の3人も今日無事ローダイに着き対面できた。各自充実した週末を過ごしてほしい。

 
8月2日(月)
二日ぶりに対面した生徒たちは朝から週末の話題でもちきりだった。多くの生徒がホストファミリーと楽しい週末を過ごしたようである。遊園地に出かけた生徒,遠くの湖にドライブに出かけボートに乗ったり泳いだりした生徒,数組の家族とキャンプをした生徒など。生徒たちに多くの体験をさせたい,そして喜んでもらいたいというホストファミリーの気遣いに感謝の気持ちでいっぱいである。生徒も日に日に家族の一員として今自分がここで生活していることを実感しているようだ。午前中の授業では「自分のホストファミリーについて述べる」という問いに多くの生徒が「とても親切に接してくださる」と述べていたのを聞いて嬉しさを感じた。午後は出産を控えた女性を祝うゲーム「Baby shower」を体験するという活動だった。前半は出産援助センターの職員の方が来られ,センターの活動内容を説明してくださった。その後,生徒一人一人が事前に準備してきた妊婦さんへのプレゼントを職員の方に渡した。一人ずつ順番に「」と言ってプレゼントを渡すとその場で中身を披露してくださった。日本のキャラクターの入ったベビー服やよだれかけ。靴や哺乳瓶など生徒一人一人が考えて選んだ品物に職員の方も大変喜んでくださった。次はスティーブ先生とタミー先生が実際に「Baby shower」で行うゲームを紹介してくださった。赤ちゃんのおむつの形をした飾りを全員胸につけゲームのスタート。単語探しゲーム,哺乳瓶の中に入ったお菓子の数をあてるゲームなど全部で6種類の恒例のゲームを体験した。中でも赤ちゃん用の離乳食の味をあてるゲームでは,お皿にのせられた7種類の味の離乳食を一口ずつ試食。口に入れた瞬間何ともいえない表情を見せる生徒がほとんどだった。色のついたペースト状の食べ物は「バナナ」「りんご」などのフルーツ味以外に「インゲン豆」や「さつまいも」などの野菜味も。「こんなの赤ちゃん食べてるの〜?」という驚きや「自分たちも赤ちゃんのとき食べていたんだ…」と複雑な表情も。最後は大きなお祝いケーキが出てきて全員喜びの表情に。しかし,一口食べるとその甘さにびっくり。「アメリカのケーキは甘すぎる」とほとんどの生徒が完食できず,笑ったり驚いたりの連続で体験が終了。生徒が選んだプレゼントが,赤ちゃん誕生を待つお母さんの手に届き,新たな幸せが広がることを願い今日の研修が終わった。
 
 
8月3日(火)
朝9時。各自ホストファミリーに送られて到着。元気な生徒もいればまだ眠たそうな生徒もいて朝の表情は様々だ。自分で朝ごはんを作って食べてきたことやお昼用のサンドウィッチを作ってきたことを伝える生徒が最近増えてきた。また,夜はカレーライスや肉じゃがなどを作りホストファミリーに日本食を紹介した生徒も。「It's very good.」と家族みんなが喜んで食べてくれたことがとっても嬉しかったという内容の日記も見られるようになった。生徒自身がホストファミリーのために何ができるかを見つけ,それを実践していることがとても嬉しい。午前中の授業ではアメリカの祝日について学習した。まず,どんな祝日がありどのように祝っているかをスティーブ先生とタミー先生が紹介してくださった。また,日本にも共通の祝日があるのか,その中でアメリカとの違いがあるかなどの質問があった。クリスマスの日は日本ではチキンやケーキを食べることが多いがアメリカにはその習慣がないことを知り,生徒は驚きを見せていた。午後は午前中に学んだアメリカの祝日を実際に体験するという活動だった。スティーブ先生のクラスでは「アメリカ独立記念日」の花火や「バレンタインデー」のギフトボックスの作成を体験した。カラフルなギフトボックスを作ったあと,折り紙で器用に小さい鶴を作り箱の中に入れる男子生徒の姿を見て先生がとても驚いていた。タミー先生のクラスでは「イースター」で用いられる色付けをした卵“イースターエッグ”作りや「クリスマスツリー」用の飾り作りを体験した。イースターエッグではゆで卵の表面にクレヨンで絵を描いたり名前を書いたりした後,色を溶かした容器の中に卵を浸し,各自オリジナルの卵が出来上がっていた。卵の色づけはほとんどの生徒が初めてで,今回作った卵がゆで卵でなかったら日本に持って帰りたかったと話している生徒もいた。日本にはない珍しい祝日や遊び方を体験したことで,実際にその祝日をここアメリカで迎えてみたいという思いを一層強くもっていたようだった。
 
8月4日(水)
今日は全員が楽しみにしていたサンフランシスコへの終日研修。いつもより1時間早い朝8時の集合に眠気を見せていた生徒は一人もいなかった。サンフランシスコはローダイよりかなり温度が低いと聞いていたため,各自日本から持参したジャケットやホストファミリーから借りてきた防寒用の上着をもって出発。バスで2時間ほど移動し,まずはゴールデンゲートブリッジへ。バスから降りた瞬間「さむ〜い」とあちこちから声が。外は震えるような寒さだった。橋の入り口ではMNCCの職員がすでに待機されており,まずは全員で記念撮影。橋を見ると橋の上部は霧にかかっておりとても幻想的だった。生徒は橋から見える景色をカメラに収めながら寒さに体を寄せ合いながら橋の半分までを歩いて渡った。テレビや映画で見ていたこの橋を今自分が本当に歩いているんだという感動の声も生徒から聞こえてきた。橋から見えるアルカトラズ島も写真に収め,往復する形で戻りお土産店へ。そこではMNCCのプログラムに参加している他のグループの生徒ともたくさん会うことができた。持参したお昼を移動のバスの中で済ませ,次は日本庭園へ。サンフランシスコに来て日本庭園があることに生徒は驚きを見せながら,庭園内を自由に散策。五重塔や灯篭,大仏,池にはコイも泳いでいて美しい日本庭園が再現されていた。たくさんの観光客が来ており日本に興味をもっている人が多いことに嬉しい気持ちをもった生徒もいたようだった。中央に日本茶屋があり日本のおにぎりや和菓子などが注文できるようになっていた。数人の生徒が久しぶりに目にする日本食に嬉しさのあまり,おにぎりセットやわらびもちなどを注文し食べていた。日本食を食べると日本を思い出してホームシックになるかもしれないと,茶屋に入らないよう努めていた生徒もいた。時間ほど日本文化に触れた後,そこからさらに移動しサンフランシスコのPier 39という港の近くにあるお土産店街へ。多くの観光客で賑わっており中央にあるカニのモニュメントの前でMNCCの職員の方による記念撮影。それから3時間ほどの自由時間。生徒は5つのグループに別れ,各グループには大人が一人ずつ入り買い物と夕食を楽しんだ。どのお土産店もサンフランシスコの文字やイラストが入った商品をたくさん扱っており,生徒は家族や友達へのお土産をどれにしようか迷いながら購入していた。帰りのバスの中でも疲れた様子を見せることなく,満足した表情の生徒がほとんどだった。思い出に残る2回目の終日研修となった。
 
8月5日(木)
今日でアメリカに来て2週間が経過した。毎日の生活にも慣れ生徒同士の仲も深まっているようである。今日の授業では昨日の終日研修で見たことや体験したことについて英語で述べた後,さよならパーティーについて確認をした。来週は2回ほど授業の中で生徒が主体となって計画・練習の時間が予定されている。お世話になった方々へどのように感謝の気持ちを伝えたらよいか生徒自身のアイディアを生かした企画・運営ができればと思う。午後は体を動かす体験活動として近くのスポーツセンターへ出かけた。中に入るとマット運動やトランポリン,平均台などの器械運動が体験できるようになっていた。グループを3つに分け,各グループに1人ずつインストラクターの先生が入り,まずは見本を見せてくださった。生徒は早くやってみたいとわくわくした表情を見せていた。いよいよ生徒たちの番。次々と前転をしたりトランポリンを跳んだりスポンジのたくさん入った中へ飛び込んだりと次のグループと交替するまで何度もチャレンジしていた。全身を使うということもあって生徒は本当に生き生きと楽しそうに取り組んでいた。生徒の中には「これをしたのは幼稚園以来だ」とはしゃぐ姿も見られた。あっという間に時間が過ぎ,終わった後は全員汗をかいていて,センターの方から頂いたアイスキャンディーもぺろりと食べていた。アメリカに来て日本の自分の家では感じることのない緊張感の中で毎日ホストファミリーと過ごしていると思う。今日の午後の活動は生徒にとってリフレッシュとなる体験だったと言える。悔いの残らないよう残りの日々を大切に毎日を過ごしていってほしい。
 
8月6日(金)

 今日は朝から眠たそうにしている生徒が多かった。先日の終日研修,そして昨日の器械運動の疲れが今日出てきているようだ。ホストファミリーの話によると昨日は帰ってから横になりそのまま朝までぐっすり寝ていたという生徒もいたようだ。午前中の授業では学校生活について学習した。先生方からアメリカの学校制度や学校生活に関する単語について紹介があった。その後日本の学校制度との違いについて生徒に質問をしながら確認していった。朝から私たちと一緒に毎日活動に参加しているスティーブ先生の息子さんは日本では中学3年生にあたる。しかし,ここでは来週から高校生に進学になるという話をされ驚いている生徒もいた。

昼食時間は毎日約1時間設定されている。男子生徒のほとんどは体を動かしたいらしく,昼食をさっと済ませバスケットやスケートボードなどの遊びに夢中になっている。女子生徒はベンチや木陰に座りおしゃべりを楽しむ姿がほとんどだ。日本の昼休み時間と同じ光景がここでも見られるのはおもしろい。午後の活動は歩いて近くの公立小学校への訪問だった。事前の打ち合わせで,小学校側からぜひ多くのクラスで交流してほしいという要望があり,生徒は2人一組になって計15クラスにそれぞれ配置された。地元の新聞記者も取材に来ていて日本の生徒の訪問に関心をもってくださっていることがよく分かった。それぞれのクラスで担任の先生から生徒の紹介があり,緊張の中生徒は英語で自己紹介。早速授業の中の活動に一緒に参加。絵本の読み聞かせをしたり,一緒に絵を描いたり,チェスの対戦をしたりと様々な活動を体験していた。低学年では15分ほどの休憩があり全員外で遊びの時間。日本の生徒たちはお兄ちゃんお姉ちゃん役になって小さな子供たちと手をつないで走り回ったり縄跳びをしたりと大人気。授業の中で簡単な日本語を教えてほしいという要望のあったクラスもあり,生徒が教えた「ありがとう」や「さようなら」を上手に話す小学生の姿も見られた。約1時間半の訪問もあっという間に終わり,最後は校長先生と一緒に全員で記念撮影。笑顔で迎えてくれた小学生の歓迎に生徒もとても嬉しさを感じていたようだった。明日はここに来て3回目の週末となる。ホストファミリーとの限られた時間を十分楽しんで来週また元気な姿を見せてほしい。

 
8月9日(月)

朝はいろいろ週末の出来事について話す姿が見られた。ホストファミリーとビデオを見たこと,パーティーに参加したこと,教会で他の生徒と会ったことなど。カメラを片手に思い出の画像を紹介し合う姿を見て多くの体験ができていることが伝わってきた。午前中はアメリカの50の州について学習した。名前,省略記号,州都,州の鳥,州の由来などアメリカ全土の白地図に分かった情報を記入していった。名前に聞き覚えのある州や州都があったり,州にまつわる歴史上の出来事やニュースを知ることができたりと個々に発見があったようだった。今日は昨年度このプログラムに参加した生徒で,その後アメリカへの留学を希望し,こちらの学校に進学することになった長崎出身の女子生徒が来てくれた。昼休みには女の子たちが経緯や現在の生活について質問しながら交流する姿が見られた。まだ14歳という年齢を聞いて生徒は大変驚いていた。今回参加した生徒の中からも,この経験がきっかけとなり今後アメリカで生活をする生徒がいるかもしれないと考えると将来がとても楽しみである。

午後からは「さよならパーティー」の準備・確認を行った。最後の日が来ることをあまり考えたくないと感じている生徒もいた。まずはホストファミリーへのお礼のメッセージカードを作成した。辞書を用いながら1ヶ月間の感謝の気持ちを英語で表現しようと努めていた。その後グループごとに行うデモンストレーション,個人演技についての確認を行った。最後は,当日生徒が持ちよる日本食について話し合った。滞在中実際にホストファミリーに作って好評だったものや,材料が手に入りやすいものなどを参考に自分ができる料理について決めていった。出席してくださった人々に生徒たちの感謝の気持ちが伝わるよう限られた時間での準備と練習を大切にしていきたい。

 
8月10日(火)
 今回で3回目となる終日研修。朝いつも通りに集合し,バスでサクラメントへ。約1時間で大きくて立派な外観のカリフォルニア州議事堂前に到着。入口広場でMNCCの職員が出迎えてくださり全員で記念撮影。早速入口に向かうと厳重なセキュリティーチェック。数人の生徒の着用していたベルトにブザーが反応し,少しドキッとしながら通過。まずは1階にある歴史博物館の見学。昔の法務長官室などが再現されており,内装や展示物の美しい造りを生徒はカメラにたくさん収めていた。最後は現在実際に使用している議会室へ。昔の内装が残されており天井にはシャンデリアも。3階に設置された傍聴席から下の議会室の様子を眺めた後出口へ。議事堂前の広場に座り全員で持参した昼食を食べた。

昼食後そこから歩いてサクラメントのモールへ。いつものように引率者が1人ずつ入ったグループに分かれ自由時間のスタート。入口から出口までアーケードのように左右に様々なお店が並んでおり,看板名を確認しながらショッピング。おやつがあるお店は生徒たちにとっては大事なスポット。アイスクリーム店に立ち寄り休憩。2時間ほど楽しんだあとバスで移動しオールドサクラメントへ。町並の中心となる場所で再び記念撮影。撮影後ちょうど観光用の馬車が目の前を通り,見つけた生徒たちは興奮してカメラを持って追いかける姿も。ここでも約1時間半の自由時間。昔の建物がそのまま残された商店街を散策。生徒はお土産店を見つけると,サクラメントの名前の入った記念の品物を家族や友達のためにと購入していた。時々店内にはジーンズに革製品,サングラス姿という格好の人もいて,生徒は自分からお願いし,一緒に写真を撮ったりしたようだ。楽しい時間はあっという間に過ぎ,集合場所へ。帰りのバスの中ではお小遣いの残額を確認したり,互いに購入したものを見せ合ったりしていた。毎回終日研修では,ホストファミリーへお土産を購入する生徒の姿が見られる。帰ってからホストファミリーに写真を見せたりお土産を渡したりしながら一緒に過ごす時間がもてることは嬉しい。家族の存在の有難さを十分に感じてほしい。

 
8月11日(水)
 朝の集合時。終日研修で買い物があった次の日は早速購入したものを使用したり身に着けたりする姿が見られる。数人の生徒が色違いで購入したTシャツを着ている姿は,見ているほうもほほえましく感じる。タミー先生の授業ではさよならパーティーの準備として歌の練習やメッセージカードの作成を行った。スティーブ先生の授業では午後に予定されているクラフトセールの準備として品物に値段付けを行った。クラフトセールは日本の品物を店頭で販売し,その基金をアメリカから九州に交流で来るグループへの助成金に役立てようというボランティア活動だ。生徒が日本から持参した品物は和製のものはもちろん,生徒が数日かけて手作りで作ったものなど多くの品物が集められた。

午後からは10人の生徒がクラフトセールへ。残りの生徒はさよならパーティーの細かい準備を行った。さよならパーティーの準備ではやや受身的になってしまっている部分も見られたが,班のリーダーが中心となり声をかけ,徐々に生徒の取組が意欲的になってきた。クラフトセールのメンバーが帰ってきて今日の研修は終了。セールでは販売の場所に制限があり,全部品物を店頭に出すことができなかったので,さよならパーティーの会場で残りの品物を販売することになった。どの活動においてもTCの先生方がいろいろアドバイスをくださり,生徒のために段取りをしてくださることが有難い。お二人への感謝の気持ちもさよならパーティーではぜひ伝えたいと思う。

 
8月12日(木)
 今日は当初の予定が変更となり,午前中がさよならパーティーの最終準備。午後が近くの自然公園での体験活動となった。さよならパーティーの準備では個人の出し物のリハーサルと歌の練習を行った。個人の出し物を生徒同士が見るのも初めてで,いつも一緒に活動している仲間の特技に驚きを見せていた。

午後からはホストファミリーの車で移動し自然観察公園へ。最初は小さな展示館の中へ。この地域に生息している小動物の展示や剥製などに生徒は興味をもって触ったり水槽の中をのぞいたりしていた。そのまま歩いて大きな公園へ移動。川べりにはたくさんのガチョウが歩いており,最初は走って近寄ってしまいガチョウが驚いて逃げてしまった。しばらく歩くとまたガチョウの群れが。今度はゆっくり近づき写真を撮ったりえさをあげたりと野生のガチョウとの触れ合いを楽しんでいた。ガチョウも人間に少し慣れており,手からえさをとって食べるのもいた。逆に生徒のほうが怖がりながらえさをあげていた。公園のベンチに座っておしゃべりしたり互いに写真を撮ったりとのんびり過ごして午後の研修は終了した。ここでの生活もあと5日となった。「あと何回ホストファミリーとハグできるのだろうか。」と日記に書いている生徒もいた。お別れの日を少しずつ実感して寂しさを感じている生徒も多い。残りの日々を大切に送ってほしい。

8月13日(金)
 今回で4回目の終日研修。そして最後となる終日研修はいつもより1時間早い8時の集合。ホストファミリーの協力を頂き8台の車に乗り合わせてまずはコロンビア歴史公園へ出発。山道が多く,約2時間の道のりに車酔いをしてしまった生徒が数名いた。公園ではMNCCのスタッフの方が迎えてくださり早速全員で記念撮影。山に囲まれた歴史公園の落ち着いた雰囲気の中にいるといつのまにか気分もよくなったようだった。ここでは約1時間半の自由時間。ゴールドラッシュの時代がそのまま残された古い町並みに生徒は映画のようだとわくわくした表情を見せていた。両側にアンティークな建物が並びそのほとんどがお土産店だった。店員も西部劇に出てきそうな格好で迎えてくれるので,生徒はいろんなお店を興味深そうにのぞいて回っていた。男子数名は様々な大きさの「馬のてい鉄」が販売されている店へ。そこでは購入した「てい鉄」に自分の好きな名前や文字を彫ってくれるというサービスが。記念に自分の名前をローマ字で入れてもらい出来上がった「てい鉄」を嬉しそうに見せてくれた生徒もいた。また,砂金探しの体験ができるお店では数名の生徒が挑戦。にごった泥の中から懸命に砂金を探し,見つけた小さな金色の粒を大事に容器に入れていた。お昼は公園の広場でホストファミリーも一緒にランチタイム。ホストブラザーやシスターとおしゃべりしながら楽しそうに食べていた。

次は車で30分ほど移動し,「Calaveras Big Tree」へ。森の中に入ると入口には見たこともない大きな木の切り株が目の前に。切り株の上が平になっていて,全員でその上に乗って記念撮影。そこから森の中をコースに沿って歩いて散策。途中途中に太くて高い木が次々と出てきて生徒は下から見上げながらカメラに収めていた。中には折れた木の幹が空洞になっていてその中を歩くことのできる巨木もあった。約1時間の散策後今日の終日研修は終了。それぞれ歩き疲れもあり,帰りの車の中では眠っていた生徒がほとんどだったようだ。毎回ホストファミリーの協力があってこの終日研修は成り立っている。この感謝の気持ちを明日のさよならパーティーでぜひ伝えたいと思う。

8月14日(土)
 さよならパーティー当日。夕方5時前次々と生徒たちが会場にやってきた。「じんべい」や「ゆかた」姿で手には手作りの日本食を持参した生徒の表情は,いつもと違って少し緊張が見られた。まずは会場脇に設置したデモンストレーションコーナーの見学。生徒が準備した日本のお菓子,習字,写真や自分の町のパンフレットなどを集まったホストファミリーが興味深そうにのぞいていた。様々な種類の日本のお菓子は特に子供たちに人気で,あっという間に試食が減っていた。次に夕食の時間。生徒の手料理とホストファミリーが持参したデザートなどを少しずつ皿に取り分けて試食。たくさん並べられた日本食をおいしそうに食べているホストファミリーの姿を見て生徒たちも安心した表情を見せていた。

夕食後,パフォーマンスの時間がやってきた。約100人近いホストファミリーの前でグループや個人で用意した出し物が次々と行われた。演技の後は会場から大きな拍手をもらい,生徒も嬉しそうにしていた。ステージ下では緊張しながら出番を待っている仲間を互いに励ます様子も見られ,生徒の団結力も高まっているようだった。最後は全員で「We are the world」を歌った。練習時から歌詞が難しくて本番はコーラスの部分をとにかくしっかり歌おうと決めていた。いつの間にか自分たちで肩を組んでリズムに揺れながら歌っていた。パフォーマンスもなんとか終わり,最後はプレゼンテーションの時間。お世話になったホストファミリーへ写真にメッセージを添えて一人一人手渡した。TCの先生方からはプログラムの終了証書を同時に頂いた。ホストファミリーに囲まれて立っている生徒たちの表情はとても輝いていた。中には手渡した瞬間ぽろぽろと涙を見せる生徒もいた。お世話になったお二人のTCの先生方へ最後にお礼の言葉を伝えてさよならパーティーも無事に終了。短時間での打ち合わせや練習に不安を抱えながら迎えたさよならパーティー。予定時間をオーバーしてしまったが,ホストファミリーへ感謝の気持ちを少しでも伝えることができたパーティーになったと思う。生徒たち自身もこのパーティーを通して仲間との絆がさらに深まったようだ。生徒たちの頑張りに感謝。きっと忘れられない思い出の一つになったことだろう。

生徒の日記より(Yさん)

いよいよ今日はサヨナラパーティーだった。パーティー会場に着くと、みんなのゆかたを着付けてあげたり、スティーブ先生へのカードを書いたり忙しかった。みんなが作った日本料理はあまり食べれなかったけど、おいしかった。みんなの舞台発表もやっぱりリハーサルより迫力があってすごかった。空手は緊張しすぎて何回もまちがえた。でもみんなずっとあったかい目で見ていてくれてめちゃうれしかった。最後の修了証書をみたいなのをもらってから、涙が止まらなくなった。だから1人外れた所に座っていたら、マイケルとかがずっとそばにいてくれてまじ優しくてから、もっと泣けてきた。たくさんの人と泣きながらHugして本当にさびしくなった。帰ったら、絶対に逆ホームシックになるー!¥

8月16日(月)
 朝9時の集合。いつものように生徒は週末の出来事を話題にしていた。最後の週末もあっという間に過ぎたようだった。週末,各自スーツケースに荷造りをしたようだが「まだ帰りたくない」と口にしている生徒がほとんどだった。午前中のクラスは合同で,これまでの復習をおこなった。スティーブ先生が得意のパフォーマンスによる問題を出すと,生徒に笑いが起こり同時に先生方との授業も最後になるという寂しさを実感しているようだった。

昼食を済ませ,午後からの活動は近くのボランティアセンターを訪問。ここでは軍隊としてイラクなどへ派遣されている人々へ,生活に必要な品物を送るという活動を行っていた。初めにボランティアのリーダーの方から活動について紹介があった。案内された場所は品物がたくさん詰まった倉庫の一部。一体どんな活動をしているのだろうと最初生徒は疑問の表情を見せていた。リーダーの女性は実際に息子さんが軍隊として派遣され,現地にいる息子さんに必要なものを送ったのがきっかけで,過酷な中で生活している隊員のために品物を送り続けているとのこと。品物はいろんなところから提供されたものや,基金を集めて無料で隊員たちのために送っているという話を聞いて生徒は驚いていた。しかも息子さんは現地で爆弾を受け数年前に亡くなったが,この活動をずっと続けていらっしゃるとのこと。遠いところでの出来事のように感じていたことが,現実として起こっていることを身近に感じ,生徒はとても複雑な表情をしていた。早速品物の箱詰めをお手伝いすることになった。隊員の性別や要望の書かれたカードを見ながら,必要な生活品を棚から取り出し容器に詰めていった。お菓子や缶詰等の食料品から歯磨きセットや雑誌などの日用品などを次々と入れていくと容器がすぐいっぱいになった。これが箱詰めされた後,月に何百個と現地に送られ家族と離れて生活している隊員たちの手元に届くという。日本では体験できない,また知ることがほとんどない現実に触れ,平和について改めて考えさせられる貴重な研修となった。

生徒の日記より(Aさん)

今日は、軍隊さんへの荷物づめの手伝いをしました。女の人は、自分の息子を亡くしているのに、戦場の見知らぬ兵隊さんへの荷物を送り続けているのはすごいと思いました。早く世界が平和になればいいのにと強く感じることができました。

8月17日(火)
 今日がこのプログラムの最後の研修日。午前中の授業では「ホームステイを通して…」という書き出しで5文以上の英文作成に挑戦。これまでの学習を生かし,できるだけまとまりのある文章での表現をアドバイスを頂きながら作成していた。完成後数人の生徒が発表。行った場所やしたことをただ英文で並べるだけでなく,楽しかった理由やそこで感じたことなどの感想が含まれた表現に,TCの先生からお褒めの言葉を頂いていた。間違いを恐れ発表の声がやや小さい生徒もいたが,単語で述べていた最初の頃と比較すると文章で伝えようとする姿勢が全員に見られた。後半はタミー先生がこれまで撮ってきた写真をスライドショーでまとめてくださり,それを全員で鑑賞した。初めて空港に到着した日の写真や,様々な研修先での写真が映し出され生徒は歓声をあげながら眺めていた。「映像を見ていると涙がでそう」と口にしている生徒もいた。今日は最後のランチ。サンドイッチや丸ごと入った果物にもすっかり慣れ,毎日準備してくださったホストファミリーに感謝の気持ちで最後のランチを味わったようだった。

午後からはストックトンにある大学「Pacific University」を訪問。キャンパス入り口には大きな目印となる白い塔が。広くてきれいな建物のキャンパス内をゆっくり歩きながら見学をした。特にこの大学はアジアからの留学生も多く,TCの先生方から将来大学で留学したい生徒にとって少しでも参考になったら嬉しいというお話があった。今回このホームステイがきっかけで留学に興味を持った生徒も多く,将来行けたらいいなと希望を口にしていた。今日で全ての研修が終了。4時には各自ホストファミリーの迎えで帰っていった。夜は一番おいしかったハンバーガーをもう一度食べに行く家族や映画館に行くなどホストファミリーと計画した最後の夜が待っているようだった。明日の朝はどんな気持ちで迎えるのだろうか。全員が最後の夜を家族と笑顔で過ごして,穏やかな気持ちで明日の朝を迎えてくれたらと思う。

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