今朝、学校に行く途中で、黄色のプロペラ飛行機が地面すれすれを飛んでいるのを見ました。よく見ると、この飛行機は畑に農薬をまいていて、お尻から白い霧のようなものが出ていました。ミシェル先生の説明によると、このように農薬をまくときは、トラックとペアになって仕事をするということで、確かにトラックが近くに停まっていて、このトラックがどこからどこまで農薬をまいたのか、その都度トラックを移動させて、プロペラ飛行機に教えているとのことでした。これまで農薬をまく飛行機は幾度も見たことがあったのですが、トラックとペアで仕事をしているのを見たことがなかったので、良い体験をしました。
今日は、アヤノはホストファミリーと一緒にユタ州まで旅行に行っていて欠席です。そして、ミウは昨日食べすぎてしまって、体調が悪く、今日は家で休ませました。ですから、6人での活動です。まず、宿題のチェックをして、体育。教会の外の芝生の上で、準備体操から始めます。体を伸ばしたり、曲げたり、飛んだり、充分に体がほぐれたところで、シャトルラン。子ども達は、体を動かすのがとっても好きなので、真剣に走っていました。続いて、ミシェル先生が用意した大きな丸いテントのようなものとボールを使って体を動かしました。ミシェル先生から、テントの黄色の部分にボールを集めて、など指令が出て、これにはみんなの協力が必要なのですが、一つのチームとして1週間、共にがんばってきた子たちにとっては、簡単だったようです。
少し体を動かして、目が覚めた後は、リーディングです。ミシェル先生の娘さんのヘイリーとシドニーが手伝ってくれて、「ライオンとネズミ」という有名な話を読みました。子どもたちも、ミシェル先生の後に続いて、声を出して読んでいました。続いて、発音練習。ミシェル先生が鏡を持ってきていて、みんなに一つずつ渡します。その鏡を見ながら、みんな大きな口をあけて、ミシェル先生がするように自分の口が動いているかどうかを確認します。初めは恥ずかしがって、大きな口で練習していない子もいましたが、他の子どもたちが真面目に練習しているのを見ると、その子たちも負けずに大きな口を開けて練習するようになりました。
休み時間を15分ほど取ると、子ども達は、風船でバレーボールをしたり、パズルをしたりして、自由に過ごしていました。休み時間の後は、プリントを使っての勉強です。ミシェル先生は、子ども達が楽しんで取り組めるように、難しすぎないようにと、みんなが知っているアニメのキャラクターののっているプリントを使って授業をしてくれます。内容はとても簡単ですが、言葉の壁のあるみんなには、ちょうど良いようです。
今日のランチは、カップヌードルの子がほとんど。みんな、他の子が食べているのを見ると、無性に食べたくなるようで、「ランチにラーメンがいいとホストファミリーに頼むのは、英語では何と言えばよいの?」と昨日聞かれたので、「トゥモーロー ランチ ラーメンヌードル プリーズ(明日のランチ、ラーメン、お願いします)」と簡単に教えていたので、ホストファミリーにちゃんと言えて、意味が伝わったのだと思います。レオは、インスタントの汁の多いヤキソバのような物を食べていました。
お昼ごはんの後は、「ミシェル ストア」で買い物。授業で自分から進んで手を挙げて答えた子には、ミシェル先生が「星」をあげています。その星をたくさん集めて、お金の代わりに使って、このミシェルストアで買い物をするのです。商品には、星1個で買えるものから10個集まらないと買えないものまであります。みんな、じっくり商品を選んで買い物をしていました。女の子にはリップグロスが、男の子にはゴム製のブレスレットが人気でした。
今日の午後は、「ホリデーフェスティバル」。アメリカの祝祭日を学ぶ日です。まず初めに、ムツミのホストマザーがクリスマスについて教えてくれます。クリスマスの説明を聞いた後、クリスマスツリーに飾るオーナメントを実際に作らせてもらいました。中にワイヤーの入った赤と白の棒(細くて長いタワシのようなもの)を使うものや、クリスマスツリーの形の薄いスポンジのような物にペンで色を塗ったりシールを貼ったりするオーナメントや、スノーマンや手袋の形の黒い厚紙に棒で絵を書くと、黒い部分が削れて、下のカラフルな色が出てくるものなどを作りました。次は、ミユウのホストマザーにイースター(復活祭)について教えてもらいました。説明を聞いた後、イースターエッグのペインティングです。白いゆで卵にロウでできたクレヨンで字や絵を描きます。そして、卵を色水につけて色をつけます。ロウで描いた部分は、色水をはじくので、きれいに文字がうきあがっていました。卵が乾くまでの間は、外にあらかじめイースターバニーが隠したプラスチックの卵を探しに行きました(エッグハント)。この卵の中にはキャンディーやキャラメルなどのお菓子がつまっています。エッグハントから戻ってきたら、ちょうど卵が乾いていたので、卵をペンやシールで飾りつけ、イースターエッグの出来上がりです。みんながもらったイースターバスケットには、チョコレートやうずらの卵の形をしたフーセンガムなどがたくさん入っていました。なんだか、もらってばかりです。
次は、ミシェル先生の家族がハロウィーンを紹介します。今日、手伝いにきてくれていたムツミとミユウのホストブラザーやシスターも、いろいろな衣装に着替えて見せてくれました。ハロウィーンの説明を聞いた後は、ミシェル先生のところに行き、「Trick or Treat」と言って、プラスチックの小さなかぼちゃを一つずつもらいました。このかぼちゃの中には、蜘蛛の形のおもちゃの指輪や小さなクレヨンと塗り絵など、かわいいものがいくつか入っていました。続いて、7月4日の独立記念日とバレンタインデーについても説明を受け、それぞれのグッズももらって、今日はたくさんの小物をもらって、とても満足な一日になったようです。「これで、おみやげ買わなくてもいいねー」という声も聞こえてきました。本当は、独立記念日については、ミウのホストマザーが準備をして、説明をしてくれる予定だったのですが、今日ミウは具合が悪く、学校に来ることができなかったので、来週ホストマザーの都合が良いときに、クラスに来て、もっと詳しく教えてもらえるそうです。
最後に、日本の季節ごとの行事の説明をしました。今日の午前中の授業の30分を使って、大きな画用紙に、お正月と節分、ひな祭り、子どもの日、七夕、そして、お月見にどんなことをするか絵を描いていたので、それを見せながら説明をしました。子ども達には英語で説明するのは難しかったので、日本語で説明し、それを私が訳しました。しかし、コウタとレオの男子組は、がんばって英語で説明をしたので、私は少しだけ補足しただけでした。よく頑張ったと思います。
4時になると、続々とホストファミリーが迎えにきます。明日から2日間休みです。これまで以上に、みんな積極的にホストファミリーと話をし、ホストファミリーの活動に「参加」するように話をして、今週は解散です。
帰りに、今日休んでいたミウの具合が気になったので、ミシェル先生と一緒に、ミウの家へ。ミウは、少し熱がありましたが、今日一日休んで、ずいぶん良くなったと言っていました。ホストマザー、ミシェル先生、そして私の3人で話し合って、ホストマザーが持っていた子ども用の薬を飲ませました。私とミシェル先生は、ミウの家に2時間くらいいたのですが、私たちが帰る頃には、りんごやクラッカーも食べられるようになり、元気が出てきたようです。ミウがフルーツを食べたいと言ったので、ホストマザーはフルーツをたくさん買いに行ってくれました。ミウはきっと明日は元気になっていることでしょう。今日の授業で使ったプリントや、午後の活動でみんながもらった小物や、作ったりした道具をミウに渡すととても喜んで、楽しそうに手にとっていました。ソファーで横になっているミウの写真も見てください。笑顔も出てきたので、もう大丈夫です。 |