さよならパーティー大成功!とうとうこの日が来てしまいました。あっという間の16日間でした。今日も、子どもたちは午前中からさよならパーティーの準備に大忙し。パーティーでホストファミリーに喜んでもらうために頑張ろうという気持ちと、これでお別れなんだという寂しい気持ちを両方抱えながら、作業を進めました。みんなの協力のおかげで、パーティーの準備は見事に整いました。4時、子どもたちは一端帰宅し、夕食を食べてから再び会場であるこの教会に集まります。夕方7時。パーティーの始まりです。ステファニーとCHIのキャシー・ジョンソンの挨拶の後、日本紹介のデモンストレーションが始まりました。子どもたちの腕の見せ所です。紹介テーブルは次の6つを用意しました。
【日本のお菓子コーナー】
子どもたちが日本から持ってきたお菓子は、想像を超える量でした。アメリカのファミリーにプレゼントする為に、みんな様々な楽しいお菓子を持ってきていたのですね。残っている物をパーティー用に集めると、それでも十分楽しいコーナーができました。テーブル上に、紙皿を30個ほど並べ、それぞれにお菓子をのせて好きに食べてもらうようにしました。外箱や袋も日本のお菓子はとても凝っていてかわいいので、(アメリカの物は比較的シンプル)それも一緒に展示しました。食べてみたファミリーの感想は、大人も子どもも一様に「おいしい!」「これ、大好き!」「アメリカにも似たような物はあるけど、こっちの方が味がいい。」というものでした。あるホストマザーは、「う〜ん、ここ、離れられないわ〜」と言ってあらゆる物を試食していました。芋けんぴも大人気でした。あるホストファザーは、「おっとっと」が気に入ったらしく、箱をよく眺めて、「よし。今度これを買うぞ!」と言っていました。日本のお菓子の美味しさを伝えることができたようです。
【書道コーナー】
ホストファミリーの名前を、日本語で書きました。カウンティーフェアーの時と同様、とても好評でした。自分の名前が外国の文字で書かれるというのはとても嬉しいものだと思います。しかも今回は筆ペンではなく、硯と筆を使ってのパフォーマンスですから、みんな熱心に見ていました。重いのに習字道具を日本から持って来てくれてありがとう。
【日本の昔遊びコーナー】
ここでも、みんなが日本から持ってきてくれた様々な遊び道具を紹介することができました。剣玉、お手玉、竹とんぼ、だるま落とし、凧、紙風船、あやとり、メンコ、トントン相撲・・・等。子どもも大人もみんなで楽しむことができました。お手玉がとても上手なホストブラザーもいました。ジャグリングをしていたのでしょうか。剣玉は大人に好評で、子どものような表情で何度もチャレンジしていました。竹とんぼは子どもたちに大人気でした。
【箸つかみチャレンジコーナー】
このコーナーには小粒のマシュマロや金平糖などを用意し、箸を使って40秒間にどれだけカップに移すことができるかを競いました。「箸の使い方、全然分からない。教えて!」という子どもたちや、とても上手な人など様々で面白かったです。勝った人には日本のお土産もプレゼントされました。サービス精神の旺盛な子どもたちです。
【折り紙コーナー】
この日のために、子どもたちはたくさんの見本を作っていました。それらと、みんなが持ってきた折り紙の本を展示し、ホストファミリーに折り方を教えました。折り紙も、みんなの物を合わせるとかなりの量になり、かなり賑やかなコーナーとなりました。なかでも、様々な柄の和紙の美しさは目を引いたようで、"Beautiful!" と言って見ていました。
【日本紹介コーナー】
ここでは、みんなが持ってきた写真や各県の観光パンフレットを紹介しました。日本の事をより伝えることができたのではないかと思います。
この後は、子どもたちの出し物タイムです。一人、または二人で、ピアノの演奏、ダンス、書道、縄跳び、サッカーのリフティング、ギターとドラムの演奏などを披露しました。今日一番ドキドキした時間だったと思いますが、子どもたちはとても堂々と発表して大きな拍手をいただきました。それから全員で歌を歌いました。「AMERICA the BEAUTIFUL」「となりのトトロ」「小さな世界」の三曲です。トトロのさびの部分は、アメリカの子どもたちもすぐに覚えて口ずさんでいました。そして、最後に一人一人、修了証書をいただき、家族へのお礼の手紙を渡しました。こうしてさよならパーティーは盛況のうちに終了しました。ホストファミリーの皆さん、ステファニー、ありがとうございました。そして10人の子どもたち、お疲れ様でした!よく頑張ったね!
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