アカデミックホームステイ活動の様子
ホームステイの様子を写真、動画、文章レポートでお届けします。

2008年アカデミックホームステイ
Yuba City, PAレポート

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引率の先生からのレポートです。

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期    間

更 新 日

7月31日(木)〜8月05日(火)

8月12日
8月06日(水)〜8月15日(金)

8月20日

 
7月31日(木)
待ちに待った出発の日。たくさんの希望とちょっぴりの不安を持って、いざアメリカへ。飛行機の中では、みんな興奮して、なかなか寝付けない様子でした。9時間後、サンフランシスコ空港へ到着。TCのステファニーに笑顔で迎えられて、みんなの緊張は一気にほぐれたようです。空港からYuba Cityへと向かうバスの中では、見るもの全てが新鮮で、キャーキャー言いながら景色を眺めていました。途中でハンバーガーショップ「In N Out」に立ち寄り、昼食。自分で注文し、代金を払うドキドキの瞬間でした。ハンバーガーはとってもおいしかったけれど、ポテトやジュースの多さにみんなびっくり。とても全部は食べ切れませんでした。2時間後、ようやくYuba Cityに到着。バスを降りると、ホストファミリーたちが「Welcome!」のボードを手に待っていてくれました。明るい笑顔で迎えられ、子どもたちは安心した様子で、それぞれの家庭へと向かって行きました。いよいよアメリカ生活の始まりです。

児童の日記より

ホストファミリーの子どもたちと、英語がしゃべれなくっても、楽しく遊ぶことができました。

 
8月01日(金)
授業初日。みんな元気にYuba City High Schoolに集まってきました。そして、「庭がめっちゃ広かったよ!兄弟みんなでサッカーをした!」「家にトランポリンがあった!」などと口々に話してくれました。授業では、「My name is 〜」「I like 〜」等の自己紹介とアメリカの生活で大切な4つのこと、「Big Smile」「Thank you」「Volunteer」「May I help you?」を教わりました。午後はカウンティーフェアーへ。ミニ遊園地、様々な出店、畜産物の品評会などを見学した後、敷地内の一角に、「日本コーナー」の店を出しました。ここで、子どもたちは折り紙を折って見せたり、お客さんの名前を習字に書いて(片仮名)プレゼントしたりしました。うれしいことに、たくさんの人が興味を持って足を止めてくれ、喜んでくれました。寄付金箱も用意されていて、たくさんの人が寄付をしてくれました。このお金で、後日、ピザパーティーを開く予定です。夜は、ウェルカムパーティーが開かれました。各家庭から持ち寄ったおいしいデザートや楽しいゲームで日本の子どもたちを歓迎してくれました。特に、トイレットペーパーを使った「ミイラ作りゲーム」には、みんなびっくり。アメリカ式歓迎の仕方を体験したひとときでした。
 
8月03日(日)
ほとんどの子どもたちが教会へ来て、日曜学校に参加しました。大人が成人の為のサービスに参加している間、子どもたちは子どものための教室に参加します。ここでは、キリスト教の教えを、子どもたちが退屈しないように、ノリノリの歌、スクリーンに映し出されるアニメ、ニュース形式で楽しく編集されたビデオ、クイズなど、様々に工夫して教えます。まるで、何かのショーに参加しているかのような雰囲気に、みんな「これが本当に教会?」と驚いていました。今日、繰り返し、繰り返し語られたのは、「私達は皆、神様からたくさんの贈り物(物、才能など)をいただいているのだから、それを他の人を助ける為に使いましょう」ということでした。教室が終わると、子どもたちは教会オリジナルの「200NAZ札」をもらいました。これを使って、教会の中でおもちゃを買いました。ここの子どもたちは日曜学校に参加するたびに、このお札をもらい、「貯金」して、欲しいものを買うそうです。子どもが教会に親しむようにとの工夫の1つだそうです。
 
8月04日(月)
今日も、みんな元気に登校してきました。週末は、それぞれの家族と一緒にキャンプへ行ったり、プールで泳いだり、アメリカの食事を楽しんだり、野球観戦に行ったりと、楽しんだようです。今日の授業では、明日のサンフランシスコ研修にむけて、店での会話を学びました。「Hi! May I help you?」「No, thank you. I’m just looking.」「OK, let me know if I can help.」「OK, thanks!」といった会話を、、ステファニーの手本を聞きながら、上手に話す子どもたちに、感心しました。更に今日は、初日に比べて、子どもたちの表情がとても明るく、声も大きくて、ボランティアも進んで行い、素晴らしく積極的でした。みんな、この調子!午後は、お楽しみのスイミングです。カリフォルニアの青い空の下で泳ぐのは、最高の気分でした。ホストファミリーがKotaroとRinのために、大きなバースデーケーキを用意してくれていて、みんなで歌ってお祝いしました。出会ってまだ5日目の子どもたちですが、学年や男女の区別なく、すぐに仲良くなって、とてもいい雰囲気です。

児童の日記より

今日はエリンとクッキーを焼きました。最初はちょっとドキドキしたけど、後からだんだんなれてきて、楽しくなりました。作っているときに、私はまちがえて、さとうを本当は1ぱいなのに、2はいも入れてしまいました。それを、エリンは、アーユーオーケーと言ってくれたので、私は良かったとうれしいので、いっぱいでした。

 
8月05日(火)
午前8時集合。大きなバスに乗り、2時間半かけてサンフランシスコへ。子どもたちの引率のために、たくさんのホストファミリーも同行してくれました。まず、ゴールデンゲートブリッジの北側に到着。そこで、バスを降り、橋を歩いて渡りました。20分ほどかけて、ひんやり冷たいサンフランシスコの風を感じ、青い海を眺めながら、橋の上の散歩を楽しみました。忘れられない思い出になることでしょう。その後、ピア39へ向かい、3つのグループに別れて、それぞれおみやげを買ったり、食事をしたりと、思い思いにすごしました。帰りのバスの中で、私が今日、一番うれしかったことが起りました。それは、行きがけのバスの中では、しっかり別々に座っていたアメリカと日本の子どもたちが、帰りは自然と一緒に座って(4人一緒にギュウギュウに座っている子たちもいました!)英語と日本語を混ぜながら、それはそれはにぎやかに話していたことです。とても、すてきな光景でした。「やった!ついに英語でしゃべれた!」という男の子の笑顔がとても印象的でした。
 
8月06日(水)
今日は社会科見学の日です。午前中はYuba Cityの消防署を見学しました。3人の消防士さんが気さくに説明をしてくれました。まず通されたリビングルームでは、家庭と同じような台所や快適なソファーと大きなテレビにみんな驚いていました。火災現場では、煙や火も通して撮影でき、人間の残した体温までも感知する特殊なカメラを利用するそうです。その後、一人一人消防車の運転席に座らせてもらいました。午後は、Yuba Cityの本通りへ歩いて行きました。まず訪れた銀行では、ホテルのロビーの様な豪華な内装にびっくり。これは、もちろんお客さんの為でもあるけれども、自分たちが快適にリラックスして仕事をするためでもあるそうです。ここではATMの使い方を見せてもらったり、厳重に管理された金庫室の見学をしたりしました。次に訪れたペットショップでも、オーナーさんがフレンドリーな笑顔でいろいろなペットを紹介してくれました。特に、カメレオンを外の本に乗せて見せてくれた時にはみんな興味津々で見入っていました。最後に郵便局を訪れ、ホストファミリーへお礼の手紙を出しました。今日はとても暑い一日だったので、帰りにサンドウィッチショップに寄り、ジュースを飲みました。$1.89を支払って大きな紙コップをもらい、自分で好きなジュースを注ぐのですが、ここでの子どもたちの最大の関心事は、「お代わりは自由なのか?」ということでした。尋ねてみると、何杯でもお代わりOK!ということで、子どもたちは大喜び。帰りにはまた満タンにジュースを補充して帰りました。「アメリカだなぁ!」と子どもたち。毎日、いろいろなアメリカを発見しているようです。

児童の日記

今日は、学校が終わってからクッパーの家に行きました。Takashi君のホームステイ先は、とても楽しかったです。夜ご飯は、タコスを食べました。タコスはとってもおいしいと初めて知りました。

 
8月07日(木)
アメリカに来て一週間が過ぎました。毎朝、教室で子どもたちに会うと「調子はどう?」「困っていることはない?」と尋ねるのですが、子どもたちはいつも「大丈夫!」「毎日楽しいです!」と笑顔で答えてくれます。もちろん、多かれ少なかれみんなストレスも感じていることと思います。でも、子どもたちは「子どもの時にこんな経験ができて幸せだ。」と話しています。さて、今日の午後の活動は、アメリカの祝日を一度に5つも体験するという豪華なものでした。たくさんのホストファミリーの協力を得て、教室に「祝日体験コーナー」がいくつか作られ、子どもたちは各コーナーを回って、祝日の由来や祝い方を学びました。

・St. Valentines Day (2月14日)
日本とは違うバレンタインデーの意味を教わり、カードを作って贈る体験をしました。子どもたちは、バレンタインカードを作るための飾りがたくさんあることにアメリカらしさを感じていました。お菓子もいただきました。

・Easter (春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日)
卵に絵を描いてイースターエッグを作りました。日本ではあまり見られない用具を使っての作業を楽しみました。

・Halloween (10月31日)
ハロウィーンの飾り、由来、"Trick or Treat"の体験などをしました。思い思いに仮装し、みんな大喜びでした。

・Thanksgiving Day (11月の第4木曜日)
この祝日が始まった由来、七面鳥、カボチャ、トウロモコシなどが欠かせないこと、等を教わり、ホストマザーが作ってくださった、感謝祭の伝統的な食べ物「パンプキンケーキ」をいただきました。

・Christmas (12月25日)
クリスマスの由来を教わり、プレゼントは自分がもらうことではなく、他の人にあげることに喜びを感じるのだということを聞きました。それから、ホストマザーの一人が、クリスマスオーナメントの作り方を教えてくれました。更に、クッキーをアイシングで飾って食べる経験もしました。最後に、子どもたち一人一人に人形がプレゼントされたのですが、それはホストファミリーの子どもたちが、日本の子どもたちにプレゼントするために、自分のおもちゃ箱から選んだものでした。彼らの温かい心をみんなしっかりと感じていました。

今日の活動を通して、子どもたちはアメリカの人々が大切にしている祝日と、その根底にある家族や友だち、周囲の人を思いやる気持ち、そして日々、あらゆることに感謝しながら生きる姿を学ぶことができました。

 
8月08日(金)
終日研修日。3台の車に分乗し、片道1時間かけてカリフォルニア州都サクラメントへ。ここは、アメリカ一の人口を誇るカリフォルニア州の州都とは言え、高層ビルなどは見あたらず、また建物も州政府関連のものが主なので、とても静かで落ち着いた町です。まず私たちが向かったのは、州議事堂です。正面からみたこの建物は、青い空に白い外壁が映えて大変美しかったです。中に入ると、大理石のドームや絢爛豪華な内装に魅了されました。この美しい建物は、1860年から14年の月日を費やして建てられた歴史的な建造物だそうです。歴代の知事の肖像画やアンティークの家具、上院・下院の州議会議場を見た後、州知事の執務室(の前)へ行って記念撮影。残念ながらシュワルツェネッガー知事には会えませんでしたが、子どもたちにとって貴重な体験になったと思います。その後、また3つのグループに別れて3時間ほど自由時間を楽しみました。女の子4人のグループは、「お昼に何が食べたい?」と聞くとみんな「ごはん!」と答えました。そこで中華料理のチェーン店"Panda Express"へ。みんなチャーハンを美味しそうに食べていました。モールで買い物を楽しんだ後、サクラメント発祥の地であり、古き良き時代の面影を今に残す旧市街を散策。そして最後に訪れたのが州立鉄道博物館。世界中の人が訪れる有名な博物館だそうです。ここでは修復された21の車両や様々なジオラマが展示されており、まさに鉄道を造ろうとしている工事の様子や人々がどのように鉄道の旅を楽しんだのかなど、様々なことを知ることができました。特に、裕福な人々が使用したという、リビングルーム・キッチン・ダイニングルーム・ベッドルーム・バスルームなどが全て快適に整っている「超豪華走る豪邸列車」は、溜息なしでは見られませんでした。その後再びYuba Cityへ。と、ここまででも盛りだくさんのHappyな一日だったのですが、子どもたちが最高に喜んだのはこの後でした。帰り着いた子どもたちを待っていたのは、プール付きのピザパーティーでした!子どもたちをご自宅に招待してくださったのは、日曜日に教会で子どもたちを指導してくださった「パスター」と呼ばれる、教会の神父様のような方です。飛び込み台付きのプールにみんな大はしゃぎ!一日の疲れも忘れて泳ぎまくりました。そして、この日のピザは、先週の月曜日にカウンティーフェアーで子どもたちが集めた寄付金で買った物でした!そう聞いた時の子どもたちのうれしそうな顔をお見せしたかったです。これもまた、素晴らしい体験だと思います。夜7時、、パーティーは終わり、みんな家へと帰って行きました。今頃みんな、ぐっすり眠っていることでしょう。
 
8月11日(月)
今日の午後は、地域の老人センターを訪問し、お年寄りの皆さんと交流しました。そこは、美しい、住み心地が良さそうな建物で、現在50人超の方が住んでいらっしゃるそうです。着いてすぐに、全員"My name is〜."と、自己紹介をしました。皆さん、にこやかに迎えてくださいました。それから、昨日から練習していた「上を向いて歩こう」「となりのトトロ」の歌を披露しました。みんな、手拍子と共に体を動かしながら、大きい声で、とても上手に歌いました。後でリクエストがかかり、もう一度歌うことになったほどです!その後、みんなでBingoゲームをして遊びました。一人一人バラバラにお年寄りの席に座り、コールされた数字を教えてもらったりしながら一緒に楽しみました。子どもたちにとって、また1つ貴重な体験となりました。引率してくださったホストマザーの一人が、「日本の子どもたちがお年寄りと交流するのを少しも怖がらなかったから驚いたわ」とおっしゃっていました。なぜか尋ねると、アメリカではおじいさん、おばあさんの世代と孫の世代が関わることはあまりなく、子どもたちはお年寄りを怖がる傾向があるから、とのことでした。

児童の日記

今日、老人ホームに行きました。温かく出むかえてくれました。歌を歌った後、ビンゴをしました。ぼくは2回、ビンゴになりました。うれしかったです。

今日は、明日のボランティア(寄付金集め活動)に備えて、クッキーを作りました。また、この前作ったのと同じ、チョコが入っているクッキーです。この前より時間がかかりませんでした。今日は、ちゃんと量をまちがえないで作れました。私は、みんなにおいしく食べてもらいたいなと思いながら作りました。

今日は、老人ホームでおばあちゃんやおじいちゃんとたくさん話しました。歌うときに少しきんちょうしたけど、アンコールも歌えて良かったです。

 
8月12日(火)
今日の午後の活動は、今までで最も大変で、そして最も貴重な体験になりました。それは、" Fundraising " と呼ばれる、寄付金を集める活動で、Yuba City にあるスーパーマーケット Wallmart の入り口近くの一角をお借りして、子どもたちが日本から持ち寄った品物や、ホストマザー手作りのお菓子を売りました。こういう活動はアメリカではよく行われ、地域のスーパーの中には、地域の活動を支援するために、敷地内をこういう活動に使わせてくれる所も多いのだそうです。まず、子どもたちは午前中に学校で、商品の値段付けをしました。誰もが喜んで買ってくれる値段はいくらなのか、みんなで考えながら商品に値段を書いたシールを貼っていくのはとても楽しかったです。それから、ホストマザーが持ってきてくれたお菓子(ブラウニーやライス・クリスピー、かわいく飾られたカップカーキ、クッキーなど。何人かの女の子は、前日にホストマザーを手伝って一緒に作ったそうです。)を、一つ一つきれいにラッピングして、値段を付けました。一つ25¢〜50¢と、とても良心的な値段です。午後、活動開始です。テントを張り、テーブルに商品をきれいに並べました。今日は特別に暑い日で、ジリジリと照りつける太陽の下で、みんなとても一生懸命に働きました。" Would you like to buy something? " という表現をステファニーから習って、スーパーに来た人々に勇敢に話しかけました。しかし、話しかけても " No, thank you. " と通り過ぎて行く人やにっこり笑って " No. " と歩いて行く人ばかり。たくさんの人々が、子どもたちの前を素通りしていきます。初めの20分程はこんな調子で、みんなの中に「売れないんじゃないかな・・・。」という雰囲気が広がり始めていました。「物を売るのって大変だね。」「商売をしている人の気持ちが分かったよ・・・。」などと口にしながら、それでも子どもたちは粘り強く頑張りました。そしてしばらくすると、とても嬉しいことに、ちらほらと足を止めてくれる人が出てきました。「いかがですか?」と勇気を出して掛けた声に応えてテントの方へ行って、品物をじっくりと見て選んでくれる人たちを見た時、どれだけ嬉しかったか!子どもたちは一斉に品物の説明を始めました。この時ほど子どもたちが英語の力を使って、伝えたいという気持ちを持って人々に話しかけいる姿を見たことはありませんでした。ある若い女性は、手作りの布わらじを " Oh! This is cool! " (かっこいい!)と言って喜んで買って下さいました。私は張り切って、「これは浩太郎君のおじいさんが手作りされた物なんですよ!」と説明しました。ある女性は、二人のお子さんを連れていて、「何が欲しい?」と尋ねながら、ゆっくりと時間をかけて選んでくれました。そして、崇君が持ってきていたカードから、恐竜シリーズを全部買ってくれました。また、ある男性は、「日本から来ている小学生で、三週間ここで英語やアメリカの生活を学んでいます。」と伝えると、「それは素晴らしい!頑張って下さい。」と言って、ただ寄付をしてくれました。「私も子どもの時にこういう 活動は1時から4時までの3時間。炎天下、みんな本当に頑張りました。今日子どもたちが得た寄付金は、$122でした!このお金は、近い将来、ホストファミリーが日本でホームステイをする時の助成金として使われます。実際、ホストファミリーの中には、「来年、娘と息子を日本でホームステイさせるつもりです。」と言っている方もいらっしゃいます。この活動を通して子どもたちが話していたことは、「自分たちがしていることに誰かが興味を持ってくれたらとっても嬉しいね。だから、誰かが何かをしていたら、まずは自分たちも興味を示そう。そして、可能だったら進んで協力しよう。」という事でした。素晴らしい宝物を得たなあと思いながら、聞きました。日本ではまだあまり馴染みがないこの「寄付金集め活動」は、子どもたちにとって様々な意味で、貴重な、そして忘れられない体験になったとようです。

児童の日記

今日、学校が終わった後にボランティア活動をしました。ぼくが持ってきた物はよく売れました。知らない人に声をかけてみました。カリフォルニアにはいい人がたくさんいました。

今日は、家から持ってきた物を売りました。売る人の気持ちが分かりました。いっぱい売れて良かったです。アメリカにも、日本に興味を持っている人がいました。

今日は、授業の後に自分たちが日本から持ってきた物を売りました。私が持って来たのは、タオルとうちわです。うちわが売れたとき、先生は「は〜、うちわが売れた〜!」と言いました。きっと、暑かったから使いたかったんだと思います。終わってから、ステファニーがジェスチャーと英語で何か言いました。なんとなく私には、「残ったけど、学校で使うからね!」と言っているように聞こえました。そう思うとうれしかったです。ブラウニーもすごく売れて良かったです。

 
8月13日(水)
今日は、遊園地での終日研修日。みんなが一番楽しみにしていた日かもしれません。朝8時に学校に集合。それからバスに乗って、1時間半ほどかけて、Six Flagsへ。車窓から遠くにローラーコースターが見えてくると、みんなのワクワク度は急激に高まります。10時から夜7時半まで、たっぷり遊べるとあって、みんなエンジン全開!入口をくぐると、グループ毎に保護者に付き添われ、お目当ての乗り物へと一直線に向かっていきました。水曜日ということもあり、園内はそう混雑しておらず、乗り物の待ち時間もあまり長くなかったので子どもたちは同じ乗り物に繰り返し乗ったりして十分に楽しんでいました。ここでは、アシカ、イルカ、シャチなどのショーも行われており、動物たちのかわいい姿やアメリカらしい演出を楽しむことができました。さて、一日があっという間に終わり、一路Yuba City へ。ところが、学校まであと40分、という所でバスが故障してしまったのです。みんな、ホストファミリーが迎えに来てくれるまで、バスの中で待つことになってしまいました。でも、いつも子どもたちと話しているように、「これも思い出の一つということで!」ということで、みんな大してがっかりすることもありませんでした。でも、これがみんなにとってすてきな時間になったのです。学校で毎日顔を合わせているとは言え、午前中は勉強、午後は様々な活動と、子どもたちは結構忙しい毎日を過ごしていて、ゆっくりと話す時間は今までそうなかったのです。でも、この時間で楽しい会話が弾み、なんだか突然プレゼントをもらったような感じでした。チームYuba は、ますます絆を深めて、ゴールへ向かっています。

児童の日記

今日は、シックスフラッグスで、すごくいい天気でした。最初に乗ったジェットコースターは、すごくはく力がありました。ひろ子ちゃんが初めてのジェットコースターだと聞いて、私はびっくりしました。一番気に入った乗り物は、最初に乗ったジェットコースターです。私はそれに3回も乗りました。すごく楽しかったです。

 
8月14日(木)
週末から家族と旅行にいっていたRin が今日は元気に学校に戻ってきました。9人で過ごしてここ数日はやはり教室にぽっかりと穴が開いたように寂しかったので、再び10人揃って今日はみんな嬉しそうでした。さて、今朝も一つハプニングがありました。学校へ行くと、今日からここが使えないというのです。来週月曜日から新年度が始まるのですが、その準備のためにこの教室の持ち主の先生が戻ってくるそうなのです。そこで、急きょ、ホストファミリーたちが通っている教会へ引っ越すことになりました。みんなで荷物をまとめて移動です。ここでも、やはり「これも思い出の一つと言うことで!」の精神です。教会の教室は、いままでよりぐんと小さくてアットホームな感じです。みんなで肩寄せ合って学ぶ、という感じです。今日の午後は、いよいよ明日に迫ったさよならパーティーに備えて、ホストファミリーへの手紙を書いたり、出し物の準備をしたりしました。心のこもった手紙ができました。準備の時間も練習の時間も十分にはありませんでしたが、明日は誰にとっても思い出に残る素敵なパーティーにしたいとみんな願っています。

児童の日記

明日がドキドキする。折り紙コーナーがうまくいってほしいです。  

今日、教室が使えなくなったと言われたとき、すごくびっくりしました。そして教会に行き、授業をしました。午後は、ホストファミリーに手紙を書いた後、さよならパーティーの準備をしました。折り紙に名前を書いたりしました。明日のさよならパーティーが成功したらいいです。

今日は昼ご飯を食べてから、さよならパーティーの準備をしました。なんだかちょっぴり悲しくなりました。

 
8月15日(金)
さよならパーティー大成功!とうとうこの日が来てしまいました。あっという間の16日間でした。今日も、子どもたちは午前中からさよならパーティーの準備に大忙し。パーティーでホストファミリーに喜んでもらうために頑張ろうという気持ちと、これでお別れなんだという寂しい気持ちを両方抱えながら、作業を進めました。みんなの協力のおかげで、パーティーの準備は見事に整いました。4時、子どもたちは一端帰宅し、夕食を食べてから再び会場であるこの教会に集まります。夕方7時。パーティーの始まりです。ステファニーとCHIのキャシー・ジョンソンの挨拶の後、日本紹介のデモンストレーションが始まりました。子どもたちの腕の見せ所です。紹介テーブルは次の6つを用意しました。

【日本のお菓子コーナー】
子どもたちが日本から持ってきたお菓子は、想像を超える量でした。アメリカのファミリーにプレゼントする為に、みんな様々な楽しいお菓子を持ってきていたのですね。残っている物をパーティー用に集めると、それでも十分楽しいコーナーができました。テーブル上に、紙皿を30個ほど並べ、それぞれにお菓子をのせて好きに食べてもらうようにしました。外箱や袋も日本のお菓子はとても凝っていてかわいいので、(アメリカの物は比較的シンプル)それも一緒に展示しました。食べてみたファミリーの感想は、大人も子どもも一様に「おいしい!」「これ、大好き!」「アメリカにも似たような物はあるけど、こっちの方が味がいい。」というものでした。あるホストマザーは、「う〜ん、ここ、離れられないわ〜」と言ってあらゆる物を試食していました。芋けんぴも大人気でした。あるホストファザーは、「おっとっと」が気に入ったらしく、箱をよく眺めて、「よし。今度これを買うぞ!」と言っていました。日本のお菓子の美味しさを伝えることができたようです。

【書道コーナー】
ホストファミリーの名前を、日本語で書きました。カウンティーフェアーの時と同様、とても好評でした。自分の名前が外国の文字で書かれるというのはとても嬉しいものだと思います。しかも今回は筆ペンではなく、硯と筆を使ってのパフォーマンスですから、みんな熱心に見ていました。重いのに習字道具を日本から持って来てくれてありがとう。

【日本の昔遊びコーナー】 
ここでも、みんなが日本から持ってきてくれた様々な遊び道具を紹介することができました。剣玉、お手玉、竹とんぼ、だるま落とし、凧、紙風船、あやとり、メンコ、トントン相撲・・・等。子どもも大人もみんなで楽しむことができました。お手玉がとても上手なホストブラザーもいました。ジャグリングをしていたのでしょうか。剣玉は大人に好評で、子どものような表情で何度もチャレンジしていました。竹とんぼは子どもたちに大人気でした。

【箸つかみチャレンジコーナー】
このコーナーには小粒のマシュマロや金平糖などを用意し、箸を使って40秒間にどれだけカップに移すことができるかを競いました。「箸の使い方、全然分からない。教えて!」という子どもたちや、とても上手な人など様々で面白かったです。勝った人には日本のお土産もプレゼントされました。サービス精神の旺盛な子どもたちです。

【折り紙コーナー】
この日のために、子どもたちはたくさんの見本を作っていました。それらと、みんなが持ってきた折り紙の本を展示し、ホストファミリーに折り方を教えました。折り紙も、みんなの物を合わせるとかなりの量になり、かなり賑やかなコーナーとなりました。なかでも、様々な柄の和紙の美しさは目を引いたようで、"Beautiful!" と言って見ていました。

【日本紹介コーナー】
ここでは、みんなが持ってきた写真や各県の観光パンフレットを紹介しました。日本の事をより伝えることができたのではないかと思います。

この後は、子どもたちの出し物タイムです。一人、または二人で、ピアノの演奏、ダンス、書道、縄跳び、サッカーのリフティング、ギターとドラムの演奏などを披露しました。今日一番ドキドキした時間だったと思いますが、子どもたちはとても堂々と発表して大きな拍手をいただきました。それから全員で歌を歌いました。「AMERICA the BEAUTIFUL」「となりのトトロ」「小さな世界」の三曲です。トトロのさびの部分は、アメリカの子どもたちもすぐに覚えて口ずさんでいました。そして、最後に一人一人、修了証書をいただき、家族へのお礼の手紙を渡しました。こうしてさよならパーティーは盛況のうちに終了しました。ホストファミリーの皆さん、ステファニー、ありがとうございました。そして10人の子どもたち、お疲れ様でした!よく頑張ったね!

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