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4月6日

4月4日(水)

4月4日

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4月2日

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3月29日(木)

3月29日

3月28日(水)

3月28日

3月27日(火)

3月27日

3月26日(月)

オレゴン レポート4月4日

4月4日(水)〜4月5日(木)
いよいよアメリカで迎える最後の朝となった。私たちの日本への帰国を悲しむかのように、モンマスは雨で、あたりはまだ暗い。5時45分に学校に集合で、バスは6時に出発朝する予定であったが、早朝にも関わらず、全員遅れることなく集まった。モンマスからシアトル空港までのバスドライバーは、なんと私たちがシアトルからモンマスに向かうときの陽気なバスドライバーと同じだった。政治の話が好きでロシアからの学校にはロジャー先生がいらしていて、最後のお別れをした。ホストファミリーとの最後のお別れをする生徒たち。はじめてホストファミリーと対面したときは、恥ずかしそうにハグしていた生徒たちだったが、お別れのハグは別れを惜しむように力強くハグしていた。モンマスで過ごした10日間の思い出とたくさんのお土産を詰め込んでバスに乗り込みシアトル空港に向かった。朝が早かった生徒たち。バスの中では疲れきってみんな寝るのではないかと思っていたが、そこは小学生。元気いっぱい。ホストファミリーが用意してくださった、サンドイッチやスナックを食べながら、生徒たちのテンションは上がるばかり。リョウスケとタクロウのホストマザーはホールの大きなピザを朝ごはんにと持たせてくださっていて、何人かでシェアーして食べた。少しお腹がいっぱいになると、半分ぐらいの生徒は深い眠りに。それでも、半分の生徒は元気いっぱいで、バスの運転手の方も生徒たちの元気のよさにビックリ!!2時間位すると、日本でいうとパーキングエリアのようなところにとまり、トイレ休憩。そこでは約10分いたのだが、小さな案内所のようなところがあり、そこでコーヒー、ホットココア、水、サンドイッチ、スナック、クッキーなどがあった。なんとこれら全てが“FREE”(無料!!)これにはビックリした。生徒たちは、温かいホットココアを飲んだりして身体を温めた。バスに戻り、ここからはノンストップでシアトル空港まで向かった。生徒たちは、最後のアメリカの景色を目に焼き付けながら、そしてカメラに残しながら空港へと向かった。空港に着く前に、バスの中に忘れ物がないか今一度確認してもらった。そして、バスの座席の下にゴミを落としていないか、きちんとゴミはゴミ袋に捨ててあるかを確認してもらった。空港に着くと、急いでバスからスーツケースを降ろし、チェックインカウンターへ向かった。まず、トイレに行ってもらってから、搭乗手続きを行った。スーツケースが来るときよりも軽くなった生徒、スーツケースに入りきらないくらいに荷物が増えた生徒。生徒のスーツケースにはどんな思い出とお土産が詰まっているのだろうか。全員手続きを終えると、セキュリティーを通るときの注意事項、機内での過ごし方、そして、今回のホームステイの感想文を書いてもらうことについて話した。搭乗ゲートへはモノレールで向かった。搭乗ゲートに向かうと、飛行機への搭乗案内まで20分ほど時間があったので、アメリカでの最後の買い物をした。お金がコインしか残っていない生徒、オレゴンコーストに行った日にみんなで買い物したダラーショップ以外ではほとんど買い物をしていなくて、お小遣いがたくさん余っている生徒、いろいろだったが、最後の買い物を短い時間ではあったが楽しめたようだ。急いで買い物を済ますと、最後のグループ写真を撮って、飛行機に乗った。飛行機は定刻に出発。機内食を食べ終わると、感想文を書いてもらうことに。感想文の中に、最初は何を言っているのか分からなくて、適当な返事をしていたけれど、途中からは、ホストファミリーが話していることも分かるようになってきた。2歳の子どもが話している英語が分からなくて悔しかった。中学や独学などで英語の勉強をして、次アメリカに行くまでに話せるようになりたい。本当にホストマザーやホストファザーに感謝したい。それぞれ言葉が違ってもたくさん話すことが良い。などが書かれてあった。10日間という長いようでとても短い期間ではあったが、生徒一人ひとりが、本当に色々なことを体験し、感じ、学んだことが分かる。成田空港には、定刻よりも早く着いた。成田空港から羽田空港へはまたバスで移動。日本はあいにくの雨模様。若干寒かったが、今年は桜の開花も早かったので、もう葉桜になっているようだった。羽田空港では、それぞれの空港へとなり、このモンマスのみんなともお別れ。はじめは、ぎこちなかった生徒たちも、今では本当に仲良くなり、楽しい時間を過ごすごとができたようだ。学年や学校、そして住んでいるところも違う生徒たちが、このホームステイで出会いともに過ごした10日間。ホームシックで毎日泣いていた生徒、英語が分からなくて泣いてしまった生徒、ホストファミリーとお別れをしてバスに乗り込むなり、「先生 ホームシックです!アメリカの家に帰りたいです!」という生徒。早く日本の白いご飯、白いふかふかのパンが食べたい!という生徒。アメリカか帰ったら、お父さんとおすしを食べに行く約束をしている生徒。帰国の次の日が始業式で、中学生になる生徒。春休みの宿題が終わってなくて、焦っている生徒。いろんな生徒がいるが、今回の10日間の滞在で、車酔いや、熱が出た生徒もいたが、病院に行く生徒が1人もいなかった。42人全員元気に日本に帰国できて本当に良かった。今夜からはしばらく時差ボケできついかもしれないが、身体を休めて、それぞれの新学期を迎えてほしいと思う。新学期が始まると
忙しさで、ついつい忘れがちなのが、アメリカでお世話になったホストファミリーや先生たちに、お礼の手紙を出すことである。ホストファミリーには必ず無事に日本についたことや感謝の手紙をだすことを忘れないようにしてください。
42人の生徒たちの笑顔に元気をもらい、私たち引率者も生徒たちと本当に素晴らしい時間を過ごすことができ、本当に感謝の気持ちで一杯です。アメリカでの経験を生かして、これからもがんばってほしいと思います。11日間を皆さんと一緒に過ごせたことは、私たちにとっても忘れえぬ大切な思い出となりました。またいつかどこかで再会できるのを楽しみにしています。Good Job! Team Oregon!!

オレゴン レポート4月3日

4月3日(火)
アメリカでの活動最終日となった。曇り空ではあるが、青空が雲の隙間から見えるお天気のモンマス。午前中は、アメリカの小学校に行った。私たちは、日本語と英語でIt’s a small worldと幸せなら手をたたこうを披露した。その後、日本のラジオ体操をアメリカの小学生と一緒にした。アメリカの小学生にラジオ体操は珍しかったようで、見よう見まねでやっていたが、とても上手だった。アメリカの生徒たちからは、歌と日本のフォークダンスのようなものを披露してくれた。その後、日本の生徒たちもアメリカの生徒たちに混じって、ダンスを一緒に踊った。こういう時に積極的に出ていくことは大切である。ダンスの後は、それぞれの学年に分かれてアメリカの生徒たちとの時間を過ごした。4年生が外で、日本のお菓子を配り始めると生徒の周りには多くのアメリカの生徒が集まった。一気に日本から持ってきた生徒たちのお菓子はなくなった。日本のお菓子はやはり人気のようだ。他の学年の生徒たちは、バスケット、ブランコや滑り台、そして、サッカーなどをしてアメリカの生徒たちと楽しい時間を過ごした。その後は、それぞれの学年ごとに教室に行き、折り紙などを折った。かぶとを作り、アメリカの生徒の頭にかぶせると、とても喜んでくれたようである。アメリカの生徒たちも、日本の生徒たちと一緒に、ツルやかぶと、ポーチ、サンタクロースなど楽しく折り紙をしていた。
アメリカの小学校での交流の時間が終わると、そのままスクールバスに乗って本日のメインイベントのさよならパーティー会場へ。生徒たちにとってもホストファミリーにとっても忘れられない日にすべく、今日すべきたくさんのことが話された。まず、昨日持ってくるようにお願いしていたお世話になった現地の先生であるロジャー先生、ジェシカ先生、キャット先生、アマンダ先生、キャシー先生や、ボラティアで来てくれた生徒たちへのプレゼントと、パーティーでホストファミリーへごちそうするお菓子を回収した。その後、出し物を通しでリハーサルをした。それぞれ、柔道着、合気道着、浴衣などの衣装に着替え、個人練習を行い、さよならパーティー会場の飾り付けを、日本から持ってきた折り紙、お習字などで行った。練習時間をたくさんは取れなかったが、最高のパフォーマンスになること間違いなし!!午後4時過ぎからさよならパーティーが始まった。生徒たちはまずホストファミリーと一緒に学校側が準備してくれたピザを食べた。「もうすでに日本に帰るのが嫌だ!さみしい!もっとアメリカにいたい!」と言う生徒もいた。ピザを食べ終わると、いよいよプログラムのスタート。その前に今日、4月3日の今日が誕生日というユイ。いつも日本では春休みでなかなか友達と一緒にお祝いする機会がなかったらしいが、今年の誕生日はなんとアメリカで多くの友人やアメリカのホストファミリーと一緒にお祝い!!会場のみんなでハッピーバースデイの歌を歌い、ユイのお誕生日をお祝いした!!おめでとう、ユイ!11歳の誕生日は、きっと忘れられないものになることでしょう。パーティーの後には、ホストファミリーがまた誕生ケーキで祝ってくれるそうです。
1番目は、生徒全員による歌。It’s a small world. と幸せなら手をたたこうを歌った。歌詞を見ずに英語もスラスラと歌えるようになっている子もたくさんいたようだ。次に、カノンとヒヨリのピアノ演奏、ノブヒロのペンドラムに合わせての、ノア、スミカ、アヤカ、シュンスケ、マナカ、アヤ、リンによるリコーダー演奏、キョウイチロウとヒロクによる柔道は、全国大会に出るほどの腕前ということだったが、その腕前ももっと見てみたかった。ユメコとキスイによる合気道は、時折、オーという声が会場から聞こえてくる。会場の床が堅かったので、受け身などが大変だということで、急きょロジャー先生が家から絨毯をもってきてくださった。次に、沖縄のマルとホノカによるエイサー。はじめて見るエイサー。アメリカの方々も、日本の生徒たちもみんな興味津々で見ていた。二人の息もぴったりであった。ナナミによるタヒチアンダンス、チアダンスのナナ、ヒップホップダンスのココナ、タップダンスのリュウヤ。普段は大人しそうにしている子たちが踊る姿を見ていると、本当に生き生きとして見える。こんな才能があったんだー、みんな彼らの踊りに見とれていたようだ。ユイ、ウメカ、オウガによる縄跳びも、アキトシ、ユイジロウ、リョウスケ、リア、そしてシホウによるけん玉も、一人ひとりが見事な技を披露してくれた。タクロウは、トランプのマジックで、アメリカのホストブラザーが選んだトランプを当てるというもの!当たった時には、会場から「おー!」という声が!カンは、新聞紙にコップの水を入れてもこぼれないというマジックをしてくれた。マジックは大成功し、大きな拍手につつまれた。ユウゴとトモキによる二人羽織。トモキがユウゴに水を飲まし、ピザを食べさせるというもの。これが、アメリカの方々に大好評で笑いの渦に包まれた。そろばんをユメ、リオ、コウ、カエデがやってくれたが、周りにアメリカの子供たちが集まって、そろばんをはじく姿を熱心に見ていた。茶道をキスイとユウキ、二人のホストファミリーの前で彼らの素晴らしい茶道の御手前を披露し、日本の伝統文化を紹介できたので誇らしい気持ちになった。習字は、アユミ、アスカ、タカノリ、ダイキが担当だった。「あなたの名前を漢字で書きます!」というものをおこなった。これは、この前教会でも好評だったが、今回も多くの方に興味を持ってもらったようだ。現地のスタッフであるマイクサドロー先生、マット先生やピン先生などが書いてもらっていました。大変喜んでいましたので、きっと今晩には家の壁にはってもらえることだろう。そして、ユリナによる感謝の言葉。42人の生徒を代表して、ここアメリカで私たちがお世話になったホストファミリー、そしてクラスの先生、ボランティアのスタッフにお礼を述べた。そして今回の引率の代表として、ヤスコ先生がサンキュースピーチを行った。その後、プログラムの最後に、今回のこのホームステイの卒業証書が生徒一人ひとりに渡された。ホームシックで毎日泣いていた生徒、恥ずかしがりやの生徒、ひょうきんな生徒、どの生徒も、このアメリカ滞在中の10日間、本当にがんばったと思う。Good Job! あまり練習もできなかったさよならパーティーだったが、普段見ることのない生徒たちの一面も見ることができ、本当に感動した。生徒の皆さん、お疲れ様でした。いよいよ明日は帰国の日。シアトルまでバスで向かうため、学校への集合時間は5時45分。6時にはバスが出発する。今日のさよならパーティーでも忘れ物が多かったため、生徒たちが明日忘れ物をしないか本当に心配である。今夜は、アメリカの家族と過ごす最後の夜。感謝の気持ちを伝え、楽しい思い出に残る時間を過ごしてほしいと思う。

オレゴン レポート4月2日

4月2日(月) 
雨の音で目が覚めた朝のモンマス。週末は、比較的に暖かく過ごしやすかったが、今朝は急に寒くなったので、生徒たちの体調が心配だったが、みんな元気に登校してきてくれた。
週末は、イースターエッグを作って、イースターハンティングをしたり、魚釣りに行ったり、ホストファミリーに料理を作ったり、ホストファミリーが誕生日でバースデーパーティーをしたり、教会に行ったり、買い物にいったりと、それぞれが思い思いの過ごし方をしたようだ。生徒の中には、雨ではなく雪が降ったところもあったようだ。しかし、私たちが学校に着くころには雨も上がり、青空が見え始めた。イースターでは、ゆで卵に色付けをするが、その卵を他の生徒たちにと、リョウスケとタクロウのホストファミリーに持たされてもってきたが、あっという間にイースターエッグはなくなりました。
今日からアメリカの学校もイースターバケーションを終え、授業が始まるようで、私たちの通っている語学学校の前にある西オレゴン大学にもたくさんの車が止まっていた。はじめに、今日の活動内容と明日のさよならパーティー、そして小学校訪問の話、そして帰国準備について話した。まず午前中は、オレゴンの州都であるセーラムの州庁舎にいつものようにスクールバスで向かった。バスで着くと、目の前には満開の桜が私たちを出迎えてくれた。歩きながら、アメリカの桜の木は日本のそれとちょっと異なり、花びらがボンボンのように大きな塊になっている。ここオレゴンでは、桜は満開ですが、私たちが帰国するころには、日本の桜はもう葉桜になっている頃だろう。満開の桜と州庁舎の前のモニュメントをバックに全体写真を撮った。「日本だったら、この桜の下でみんな花見をやっているのに、アメリカではそういうことはしないんですかね?」と質問をされ、確かに花見は日本独特の習慣のような気がしますね。
写真を撮った後は、州庁舎内の見学に向かった。アメリカの先生の中にも、初めて来たという先生もいた。このオレゴン州のセーラムにある州庁舎は、ヨーロッパ風の建物で、ほとんどが大理石で作られているようで、階段を上がっていくと、上院と下院の州議事堂があり、その真ん中に州知事の執務室を再現した部屋があり、ここは訪問する観光客などが、知事の机に座って写真がとれるようになっている。一階には、第二次世界大戦時の歴代の軍服などが展示されていた。生徒たちは見るもの全てにカメラを向けていた。
その後、スクールバスの待つ公園に向かったが、本当はここで時間があれば、メリーゴーランドに乗る予定ではあったのだが、思いのほか時間がかかりこれはスッキップされてしまった。残念!ただ、ここまで約20分歩いてきたが、セーラムの街並みは、とてもきれいで、建物もヨーローッパ的な建造物が多くみられ、魅力的な市だなと感じた。
そして、公園について、ここでは短い時間だったが、生徒たちは久しぶりの遊ぶ時間を楽しんだ。ここはやはり小学生。学校ではなかなか見るこのできない笑顔を見られたような気がする。よく学び、よく遊ぶ!!これはやはり大切なことだと思う。学校に帰るバスに乗り込んだ。学校に着くと、ランチタイム。アメリカの食事にも慣れ、アメリカの食事の方が好きだという生徒。やはり日本のご飯が美味しいという生徒。色々である。2人の生徒がインスタントの味噌汁を持ってきていて、飲んでいると、味噌の匂いに数名の生徒が「味噌汁飲みたい!!」と集まっていた。日本に帰ったら一番に生徒たちは何を食べたくなるのだろうか。。。お昼時間が終わると、今度はグループごとに活動。まずAとBグループが、明日さよならパーティーのための歌の練習を行った。歌はここにきてはじめて合わせるのだが、よく見ていると歌詞を見ないでも歌えている人もたくさんいて、よく頑張って覚えてくれたと思う。日本語ではふつうに歌えるのだが、英語になるとモゴモゴした発音になってしまっていたため、カトリーナ先生が、発音の仕方を丁寧に教えてくれた。
CとDグループは、それぞれの教室に分かれて、活動を行った。中国から来ている留学生が描いた桜の木に、桜の花を作り、また、葉には“Thank you ~” “I had fun at~”という文で、お礼を述べる文と、生徒たちがどこで過ごして楽しかったかを描いて、桜の木を完成させた。日本から桜の花を折り紙で作ってきている生徒がいて、それも描かれていた絵の桜の木に貼ると、“wonderful!(素晴らしい)” “awesome!(すごい)”と言っていた。それぞれ、リハーサルと桜の木を完成させると、今度は全員集まり合同でサヨナラパーティーの歌の練習を行った。話をする時など、集中力にかけるためよく注意をすることが最近特に多くなってきたように感じる。常に忘れ物を指摘され、片づけや整理整頓などが言わずとも自ら進んでやってくれる子もいるのだが、まだ注意散漫で、引率者としては、常に気が抜けない状態である。明日するこのサヨナラパーティーの目的についてもう一度話した。アメリカに滞在中にお世話になった、アメリカのホストファミリーや学校の先生、ボランティアの方々に感謝の気持ちをこめて行うものであること。感謝の気持ちを伝えるために、そして、パーティーを成功させるためにも、生徒一人ひとりが真剣に取り組み、みんなで一致団結して、素晴らしいサヨナラパーティーにしたいと思う。私たちのアメリカ滞在も残すところ一日となった。荷造りし、自分たちが滞在した部屋を片付け、忘れ物がないように、そして「立つ鳥跡を濁さず」の気持ちで、日本への帰国の準備をしながら、残り少ないアメリカの家族との時間を大切に過ごしてほしいと思う。そして、帰国直前に病気やケガなどをせぬように、時間管理をすることも大切なことである。
明日は、特に長い一日になりそうだ。

オレゴン レポート3月30日

3月30日(金)
今日も朝から青空の広がる気持ちいいお天気のモンマス。少し肌寒いが日差しは暖かい。午前中はホストファミリーとゆっくり過ごし、学校には12時に集まった。今日は、ポートランドで、バスケットボールNBA(ポートランド・トレイルブレイザーズ対ロサンゼルス・クリッパーパーズ)の試合観戦をする日。まず、グループごとに教室に行き、そこでブレイザーズの応援に必要なサインをみんなで作った。“Go Blazers” “Fight!” “Rip City(ポートランドの愛称)” “Never never give up” “勝利” “がんばれ”日本語で自分の名前を書いた生徒、画用紙でバスケットボールを作った生徒、ブレイザーズの選手を描いている生徒、アメリカの国旗と日本の国旗を描いた生徒、アメリカの先生たちも生徒たちのクリエイティブさに驚き “Wonderful!(すばらしい)” “Awesome(すごい!最高!)” と言っていた。どのグループも本当にすばらしいものができていた。サインが出来上がると、今度はバスに乗り、ガーデンへ向かった。このガーデンでは、Master Gardner(マスターガーデナー)というオレゴン州立大学が行っているプログラムの1つで、ここオレゴンに住んでいる人たちに植物の育て方や世話の仕方を教えている。オレゴン州立大学が主催するコミュニティプログラムで働き、また、特定の時間数のボランティアを行い、無事プログラム修了すると、「認定マスターガーデナー」になれる。そこで、生徒たちは、庭園に落ちている落ち葉を熊手で集めたたり、花壇に生えている雑草を取ったり、肥料を一輪車で運んだり、種を植えるポットに土と肥料をいれ、種を植える準備をしたりするボランティア活動を行った。最近は、土いじりをする子供がどれほどいるのかはわからないが、中にはこういう作業の経験がある子もいて手慣れた様子で作業をこなしていく子も結構いたようだ。はじめは、腐葉土のにおいに戸惑い、なかなか手が動かない生徒たちだったが、少しずつ作業に慣れてくると、生徒たち自ら積極的に作業をし、汗を流した。腐葉土の中には、アリ、ミミズ、小さなヘビ、ダンゴ虫などがいた。「かわいい!!」と言いながらミミズを落ち葉の中から探す生徒。いつも恥ずかしがりやの生徒の意外な一面を発見!ミミズを嬉しそうに手でつかみ他の生徒に見せる生徒。そんな女子から逃げる男子の生徒たち。アメリカの方も、その様子をおもしろいと言いながら見ていた。汗を流した後は、水とスナックをお礼にいただくことに。生徒みんなで作業を終え、スナックのある場所へ向かっていると、1人の生徒がまだ一輪車で作業をしていた。一生懸命作業した生徒の顔には、まぶしい汗が光って見えた。一生懸命作業した後の水とクッキーは本当に美味しかった。
次に向かった先は、モンマスシティパーク。フードトラックという、日本でいう移動販売のような所で、あらかじめ注文をしていたチキンor スパゲッティーのランチをみんなで食べた。
ランチが終わると、NBA観戦のためにポートランドへ。ダウンタウンポートランドから5分ほどのところにある、Moda centerがNBA観戦会場。金曜日ということもあり、少し車も多かったが無事に到着。それぞれグループごとに先生と、一緒に来ていたホストファミリーやいつもお世話をしてくれるボランティア学生たちがAからC班のそれぞれのグループに数名が付き約2万人の入る会場へ。そこへ42人の小学生。会場に入ろうとすると、入り口でセキュリティーチェックが行われることに。そこでは、バックバックの中に食べ物や飲み物を持って入れないということで、持ってきていた飲み物などを捨てて入ろうとすると、規定の大きさ以上のバックパックも会場内に持ち込めないと言われ、バックパックを預けることに。バックパックを預け、トイレを済ませやっと会場内へ。会場の盛り上がりに、最初子どもたちは戸惑っていたが、クラスで作ったサインを持って、一生懸命応援していた。相手チームが優勢になると、会場全体がブーイングの嵐!ロサンゼルスクリッパーズは、完璧アウエイな中での試合運びを余儀なくされていたようだが、これも、まさにアメリカらしいところである。周りでは大人が子どものようにはしゃぐ姿を見て、冷めた目でみる生徒もいたが、ほとんどは、バスケットボールが特別好きではなかったとしても、あの会場全体の盛り上がり方を写真やビデオをとって楽しんでいたようだ。試合は、105対96でブレイザーズが勝利!!私たちが行く前に行われた水曜日の試合では負けていたブレイザーズだが、生徒の応援のおかげか今回はブレイザーズの勝利!!試合が終わるとバスでホストファミリーが迎えに来ている学校へ。学校に着いたのは12時をまわっていた。ほとんど生徒たちが疲れてバスの中では寝ていた。
明日からは、最初で最後の週末である。ホストファミリーとの時間を、手伝いをしたり、日本料理を作ったりして、今までお世話になった分、ファミリーのために今度は自分が何をしてあげられるかを考えて過ごしてほしいと思う。今日は、ホームシックが表面化してきた子が若干名でてきているが、自分なりに克服しようと努力している。説明会やオリエンテーションで話したように、ホームシックは自分との闘いである。
もうアメリカで過ごす時間の方が少なくなってきているのだから、あとは思い切り楽しむことだけを考えてほしいのだが、夜になると悲しくなったりする子もいるようである。
ここをどうにか乗り切ってほしいとただ節に願うだけである。ガンバレ!チームオレゴン!

オレゴン レポート3月29日

3月29日(木)
今日のモンマスも青空が広がっていて気持ちのいい朝となった。日中は気温が16度前後で暖かいが、朝は3度前後で寒い。寒暖の差があるため、生徒たちが体調を崩さないか心配していたが、生徒たちは朝からみんな元気で、それが何よりの引率者私たちのエネルギー源となる。今日の午前中は、A B C Dのグループに分かれての英語の授業。アマンダ先生のクラスでは、“Jeopardy”(ジェパディ)というゲームをした。まず2つのグループに分ける。次に、Red(赤) Blue(青) Spring(春) Animal (動物) Review(復習)の5つのカテゴリーがあり、それぞれのカテゴリーに10点から50点までの5枚、計25枚のカードの中からグループの中の1人の生徒が、一枚のカードを選ぶ。そのカードの裏に書かれている絵が何かを英語で答えるというもの。点数が高くなるごとに難しくなる。まずは、5つのカテゴリーにある単語と10から50の言い方をみんなで練習した。小さな声で言っていた生徒たちも繰り返し練習することで自信がついてきたようで、どんどん発表する声も大きくなった。Review(復習)では、火曜日に行った警察署、市役所、警察署、また昨日行ったオレゴンコーストに関係するものが出てきた。まずはanimal(動物)のカードを選ぶ生徒が多かった。Dog (犬) Rabbit(ウサギ) Tiger(タイガー) Giraffe(キリン) Butterfly(蝶)という生徒たちが知っている単語が出てきた。グループの中にはホストシスターなどがいて、助け合いながら頑張って発表していた。 はじめは手を挙げることも、何か英語で話すこともためらっていた生徒たちも、3回目授業となると積極的に発表する生徒が増えてきた。正解するとカードに書かれているポイントがそれぞれのグループに加点される。ゲームが終わると、チームごとに合計点数を計算した。ここはやはり日本人の生徒。計算が早い!!どのチームも高得点をゲットしていた。Good Job!!! その後は、Hang man (ハングマン)という単語ゲームをした。新しい単語を一生懸命にメモする生徒なども見られた。やはり日に日に授業に積極的に参加する生徒が増えてきているように思う。
今日は、午後の活動がガレージセールでお金のやり取りを行うために、カトリーナ先生の授業では、お金(ドルとセント)の説明の後、ハンバーガー、アイスクリーム、ナイキのシューズ、コーチのバッグ、映画のチケット等、アメリカの品物の値段を想像して、一番近いグループにポイントがもらえるというゲームもした。そしてジェシカ先生の授業では、実際のお金や品物を使って買い物疑似体験をさせてもらった。アメリカのコインに四苦八苦しながらもみんな一生懸命、楽しみながら学んでいたようである。キャシー先生のクラスでは、酢、ハーブ、シナモンなどのシーズニングについて学んでいて、実際にそのものを見せてもらい、匂いを嗅ぎながら、「あー、これはだめだー!」とか「これは好きな匂い!」などと言いながら、楽しんでいた。
授業のあとは、待ちに待ったランチタイム!!今日は、ナナがホストファミリーと作ったケーキの差し入れがあり、みんなで食べた。アメリカのケーキは日本のケーキとは違い、クリームが本当に甘い。しかし、チョコレートケーキのスポンジはとても美味しく、中には何度もおかわりする生徒もいたほどだった。
ランチの後は、MNCC Japan Homestayという、アメリカの生徒に日本のホームステイを体験してもらう基金のためのボランティア活動を行った。日本から、タオルや雑貨、生徒たちが折ってきてくれた折り紙、手作りの小物、日本のコインなど多くのものが集まった。(いろいろなものをご準備いただきありがとうございました。)学校からスクールバスで5分ほどのところにある教会に行き、そこでまず、“Japanese craft sale”と書き、教会の前にある道路で、そのサインの書かれた紙を持ち、大きな声で“Please come in Japanese Crafts Sale!!”と大きな声で呼び込みを行った。どの生徒も本当に一生懸命に1人でも多くのお客さんに来てもらおうと頑張っていた。午前中の授業で、アメリカのお金の勉強をしたのだが、その授業の内容を活かして、一生懸命に商品を売っていた。また、日本語であなたの名前を書きます!のコーナーでは、多くの方に興味を持っていただき、生徒たちも一生懸命に英語の名前を漢字で考え、日本から持ってきた習字道具を使って、一生懸命に来て下さったたくさんの方々の名前を習字で書いた。どの作品も本当に素晴らしかった!多くの方々に足と止めていただき、たくさんのものを買っていただいた。生徒たちも最後まで1つでも多く売れるように、色々な工夫をしながら頑張っていた。本当にお疲れ様でした!みんなの頑張りのお陰で、集まった基金は、なんと213ドル8セント!Team Oregon! You did a great job!!
明日はいよいよ待ちに待ったNBAを観戦の日!!帰りが遅くなるため、午前の授業はなく、正午に学校へ行くことになっている。そして、観戦するときに使う応援ボードを作り、バスでポートランドまで向かう予定である。帰りが遅いため、暖かい服装で来ること、カメラとお金を持ってくることなどを話し、生徒たちはホストファミリーと一緒にそれぞれの家へと帰っていった。明日の午前中は、残り少ない家族との時間を有意義にしてほしいと願う。

オレゴン レポート3月28日

3月28日(水)
アメリカで迎える3日目の朝。ここモンマスは4度という寒い朝を迎えた。この時期、雨や曇り空が多いオレゴンで、いつも雲が低い位置にあるが、天気は変わりやすい。今朝は青空が見えていて、気持ちの良い朝となった。今日は、オレゴンコーストへの終日研修。何人かの生徒はホストファミリーの車で直接オレゴンコーストへ向かった。オレゴンコーストへの終日研修に出かける前に、いくつかの注意事項が話された。水には入らないこと。また、警告を知らせるような何らかの大きな音が聞こえたら、津波警報の可能性があるのでその時は大人と共に逃げること。そして、グループでの行動を義務付けられました。
また、A B C Dのグループごとに分かれている英語の授業のクラスでは、キャラクターに生徒1人1人の名前が付けられていて、それぞれクラスの中での積極的に発表をしたり、授業を受ける態度がよかったり、間違っていてもトライをした場合には、ポイントをゲットでき、ポイントが高かった生徒には、さよならパーティーのときにご褒美が与えられるようだ。間違えを恐れず、どんどん進んで発表してポイントをゲットして欲しい。
オレゴンコーストへは昨日と同じ、スクールバスでの移動となった。学校からオレゴンコーストへは一時間半のバスの移動。今日は、バスに酔う生徒が多かった。オリエンテーションで飛行機の座席の前にあるエチケット袋を気分が悪くなったときのために持ってくるように話していたが、これが本当に役に立った。水分をとるように、また深呼吸をするように伝えた。オレゴンコーストに着くと、気分の悪い生徒を先に降ろし、まず新鮮な空気を吸ってもらった。やはり外の新鮮な空気を吸うと、少しずつ顔色も良くなり気分も良くなって笑顔も見られるようになった。ホストファミリーの車で来た生徒たちも3組いたが、ここで合流した。海岸なので当然風は強いが、ここに到着した時には、天気もよくなっていて、裸足になって思い切り走り回る姿があちらこちらで見られた。今、日本の子供たちがこんな風に砂遊びをすることがあるのだろうか?大自然の中で楽しそうに遊ぶ子供たちも新鮮な体験だったに違いない。砂の城を作ったり、たこあげをしたりした。ホストブラザーやシスター、そしてホストペアレンツも一緒にきてくれたので、みんなで協力しながら非常にクリエイティブな砂の城がいくつもできていた。また、凧揚げも空高く、アメリカの広い青空にあがっていた。たくさん遊んだ後は、浜辺でマクドナルドのランチを買ってきてもらい、ピクニック。あらかじめチキンバーガーかハンバーガーを選んでいて、それを学校のスタッフが買ってきてくれたのだ。広大なアメリカの浜辺で食べるランチは格別であった。
ランチの後は、生徒たちが楽しみにしていた1ドルショップ(Dallor Tree)へ。多くの生徒が、「これ本当に全部$1ですよね?消費税はかからないですよね?」とたずねてきた。とても1ドルとは思えないようなものも売っていて(例えば、日本で買えば7〜800円はしそうなシャンプーやリンスなど)、日本のように100円ショップの中には時々200円、500円のものがどさくさに紛れて(?)売られているので、思わず疑いたくなってしまう。実際にキャッシャーで聞いてみた。「ここのものは全て1ドルなの?」と聞くと、「もちろん!時には99セントなど、1ドル以下のものもありますよ。」とのこと。1ドルショップには魅力的な商品がたくさんあり、50分ほどの時間では商品を選ぶのは大変だったようだ。「お父さんやお母さんには何を買ったらいいですか?」と聞いてくる生徒たち。「お母さんは化粧をしないから少しでも化粧をするように化粧ポーチを買うことにしました」と話してくれる生徒や、「お母さんにはシャンプーとリンス、お父さんにはお父さんがよく食べるお菓子を買いました」という生徒。お父さんには何を買えばいいかな?との問いに「お父さんは日曜大工をよくする」という子にも、日曜大工グッズ売り場があり、早速買っていた。兄弟におもちゃを買っている生徒、The アメリカ!というもの買った生徒。また、アメリカのトイレットペーパーが柔らくて気に入り、お土産に買った生徒。それぞれの生徒が買い物を楽しんだようだ。やはり1ドルショップで税金もかからないので、生徒たちは買い物しやすかったようだ。「20ドルもってたら20個まで買えるの?と。その通り!というと、嬉しそうに買い物を楽しんでいた。帰りのバスの中では、「もしお父さんたちがこのお土産気に入らなかったらどうしよう…」と心配している生徒もいた。「きっとどんなお土産でも、気持ちは伝わるよ!」と話すと少しホッとした様子だった。どんなお土産を持って帰ってくるか楽しみにしていてください!
買い物を済ませると、スクールバスに乗り学校へ。行きに気分が悪くなった生徒が多かったので、車酔いする生徒、気分が悪くなった生徒は前の座席に座ってもらうように話した。帰りのバスでは、1ドルショップで買ったものを見せ合ったり、買ったものをさっそく使ってみたり、UNOでカードゲームを楽しんでいた。
明日は午後の活動が少し予定変更になり、日本から持ってきた不用品を集めてガレージセールをすることになった。そこで、不用品と一緒に折り紙を折って持ってくることと、お習字で名前を書いてあげるために、もってきている人は、習字道具をもってくるように伝えた。明日の午前中はまた通常通りの英語の授業がある。ポイントゲットのために、自分の英語力を少しでも向上させるために、そして、自分にもっと自信をつけてもらうために、間違いを恐れず、チャレンジ精神でどんどん発表してほしいと思う。今日も西オレゴン大学の生徒たちやたくさんのボランティアの方々のお陰で、無事に一日の活動を終えることができた。明日もいい日でありますように!!

オレゴン レポート3月27日

3月27日(火)
アメリカで迎える最初の朝となった。曇り空で少し肌寒いモンマス。今日から授業が始まった。それぞれの家からカープール(一台の車に複数の人数が乗り合わせること)を利用したり、ホストファミリーが学校に連れてきてくれた。生徒たちは疲れているかと思いきや、みんな元気に集まった。みんなそれぞれホストファミリーに用意してもらったランチを見せ合ったり、自分たちのステイ先について話していた。みんなが集まると、まず今日のスケジュールについて話した。今日からはA、B、C、Dのグループに分かれての授業が行われる。4人の先生(ジェシカ先生、カトリーナ先生、アマンダ先生、キャッシー先生)がいて、1人の先生につき30分の授業が行われ、途中10分間の休憩を行い、午前中を4人の全ての先生のクラスを交代ずつ授業を受ける形式であった。ここの学校の通りを挟んだ向かい側にウエスタンオレゴン大学があり、そこに留学中の大学生のノゾミさんとショウエイさんもボランティアとして、私たち引率者二人に加えて生徒たちの英語の授業でアドバイスをしてくれた。ホットポテート(熱いジャガイモ)と言われる音楽が流れる人形をパスしながら、音楽が止まった時に、そのホットポテートをもっていた人が発表するという形式のものもあり、生徒は楽しみながら英語での自己紹介の仕方を練習した。My name is … I am …years old. I am from … My favorite color is …で自己紹介を一人ひとり行った。何人かの生徒たちは“Favorite”の発音が難しく、Favorite(フェイバリット/好きな)がFebruary(フェブラリー/2月)の発音になったりと、戸惑いながらも一生懸命発表していた。自己紹介が終わると、次に“Heads down thumbs up”というゲームをした。このゲームは、クラスの中から4人程の生徒を選び前に出てもらい、“Heads down thumbs up”と言い、残りの生徒は目を閉じて頭を机につくよう伏せて、親指を立てる。前に出た生徒は、伏せている生徒たちからそれぞれ1人ずつ選び、立てている親指にタッチし、4人がタッチし終えて、前に戻ると、“Heads down thumbs up”と言い、親指をタッチされた生徒は起立し、起立した生徒たちは、それぞれ誰が自分の親指にタッチしたかを推測し、もし推測が当たれば、前にいる自分をタッチした生徒と入れ替わるというもの。先生に誰か前に出てやってみたい生徒はいますか?と言われても、手を挙げようとしない生徒たち。そこで、まずはホストシスターのHeidi Trey EmmaやホストブラザーのMartinが前に出てゲームを行った。回数を重ねると生徒たちもやり方がわかってきて、前に出てやってみたい!という生徒も出てきた。Tryの精神!!何事にもこのようにTryしてほしいと思う。ゲームの後は、お昼からの活動で行くCity Hall(市役所)に関連する単語(Mayor:市長、City council:市議会、 Poll:投票 Utilities:公共施設)や、Fire Station(消防署)に関連する単語(Firefighter: 消防士、Helmet:ヘルメット, Axe:斧、Fire extinguisher:消火器、ladder:はしご、Gloves:手袋、Dalmesian:ダルメシアン(救助犬)、fire engine:消防車等の単語の勉強をし、見学のときに聞く質問をいくつか辞書で調べている生徒もいた。あとは、もし無人島に行くとしたら何を持って生きたいかいう質問に答えるものだった。Food(食べ物)、swimming ring(浮き輪)、boat(ボート)、fishing pole(釣竿)、Tent(テント)、ship(船)など、生徒たちが知っている単語を一生懸命思い出しながら答えていた。はじめは恥ずかしそうにもじもじしている生徒もいたが、英語に慣れてくると積極的に自分からいろんなものを発表する生徒もいた。また、今日学んだ単語をこっそりとチームの子供に教えて、その絵を描かせて、なんの単語かをあてさせたり、その単語を連想させる別な英単語を使い答えさせるようなゲームも行われた。10日間という短い期間だが、今からもっといろんなことにTryしていろんな英語を使ってみたり、新しい英語を学んでほしいと思う。
授業のあとは待ちに待ったLunch Time!! アメリカの生徒たちが食べる最も多いランチメニューのピーナッツバター&ジェリーサンドイッチを持ってきている生徒が多かった。何人かの生徒は「美味しい!」と言って食べていたが、ほとんどの生徒の口には合わなかったようで残していた。オリエンテーションで話をしたように、食べられなかったら、今晩ホストファミリーに正直に「I’m sorry, but I don’t like peanut butter. (ごめんなさい、でもピーナツバターは好きではありません。)と伝えてもいいのだよとアドバイス。今晩勇気を振り絞って言えたらいいなと思う。appleを丸かじりしていると、とても不思議そうに「皮を剥かないで食べるんですか?丸かじりしたことがない!」と数名の生徒が言っていた。「アメリカンスタイルの食べ方だよ!」と言うと、一度洗ってから丸かじりして食べる生徒たち。「あっ 美味しい!!」ここでまた新しいアメリカンスタイルを体験したようだ。数名の生徒がカップラーメンをもってきていた。水を入れてレンジでチン!男子は意外にも好評だったようである。
ランチタイムが終わると、バスに乗って警察署、市役所そして最後に消防署の見学に出かけた。警察署では、女性の警察官の方が説明してくださった。最近では日本でも女性警察官が増えてきたが、アメリカの女性はその更に先をいっている感じがした。その方が着ているベストには、銃、スタンガン、手帳などが入っていて、とても重そうだった。どのくらいの重さなのか持たせてもらうと、重くて小さな身体の子どもたちは身体がよろけてしまうほどだった。酸素ボンベまで装着すると自分の体重に数十キロプラスされるのに、そのうえ過酷な仕事をしなくてはならない、消防士の仕事は本当に大変だと思ったようだ。生徒たちはしきりにシャッターをきっていた。
次の市役所では、市議会が開かれる場所に集まり、市議会議員の方のお話を聞いたが、その方はロジャー先生(私たちが行っている学校の経営者)のブラザーであるとのこと。市役所ではどのような仕事をするのか、小学生の中にはまだよくわかっていない子もいましたが、ここでの説明で、市役所ではどういう仕事をするのかを理解してもらえたのではないかと思う。日本の市会議員の方々は給料がでるが、ここモンマス市議会議員の方々には給料は支払われていないらしい。全てのアメリカの市議がお給料をもらっていないわけではなく、人口が1万人ほどの小さな市なので、市の予算も限られるため、みなそれぞれ仕事を持っていて、自らの仕事をしながらボランティア市議としても仕事をされているとのことだった。本当に自分の住んでいる街のことを心からよくしたいと思う純粋な気持ちを持っていないとできないことだと思った。
最後は消防署。ここでも警察署に続き、女性の職員の方が説明してくださった。今日は警察署、消防署共に、全て女性であったことに、子供たちの中には「かっこいい!!」と口々に言っていました。そういえば、昨日鹿児島からのフライトのパイロット(おそらく副操縦士)が女性でした。近年は日本でも女性の警察官や消防士の方が増えてきたが、やはりアメリカはたくましい女性が多いようだ。消防署では、多くの生徒が消防車の写真を何枚も撮っていた。
消防署を後にして、ホストファミリーが待つ学校に戻るバスの中で、明日の活動で行くオレゴンコーストについての説明を行う。この時期のオレゴンコーストは風も強く寒いので、暖かい服装で来ること、またダラーショップ(100円ショップ)にも行くので、お金を持参することを話した。学校に着くと、ホストファミリーが迎えに来ており、それぞれのホストファミリーの家へと帰って行った。何人かのホストファミリーと昨夜はどうだったのか聞くと、おりがみを一緒に折って楽しかった!こまを生徒が持ってきてくれて、初めてこまというものをやってみて面白かった!!と楽しそうに話してくださり、生徒といい時間を過ごしているのだなとこちらも嬉しくなった。短い滞在ではあるが、ホストファミリーとの時間を大切に、いろいろな思い出を作ってほしいと思う。
通常は、アメリカ到着二日目は、何かとあるのだが、問題はほぼゼロであった。まだ時差ボケに悩まされているような感じはあるものの、特にぐったりしたり、落ち込んでいたりするような様子は見られない。生徒の元気な声と笑顔さえ見られれば、もう引率者としては、なんの心配もない。ホストファミリーからも特に電話などもないので、なんとかコミュニケーションもうまくいっているのだろうと思う。今日はそこまで寒くはなく、比較的過ごしやすかった。明日のオレゴンコーストも天気予報では晴れとのこと。楽しい一日が過ごせますように!

オレゴン レポート3月26日

3月26日(月)
桜もきれいに咲きほこり、春を感じる鹿児島。早朝6時30分に鹿児島空港に集合してきた。朝が早かったこともあり、少し眠そうでありながらも元気。お天気も良く、無事に羽田空港に到着。飛行機から、雪の積もった富士山を見たよ!と何人かの子たちが話してくれた。今回は、鹿児島、沖縄、宮崎、熊本、長崎、大分、佐賀、山口、兵庫という全国各地の42人の子供たちが参加。4年生から6年生。学年も出身地も違う42人の子供たち。羽田空港で、全員が揃い、バスにて成田空港に向かった。東京のお天気も晴れで汗ばむほどの陽気であった。羽田空港から、成田空港までのバスでの移動中、ところどころ窓からはきれいな桜が見えた。日本は春を感じる暖かい日が増えてきているが、私たちが向かうオレゴン州のモンマスは予報では、最高気温が15度前後。最低気温が5度前後。日本よりも寒いモンマス。お天気に恵まれることを祈るばかり。バスでは、それぞれが美味しそうなお弁当を食べて疲れも取れたようで、話に花が咲いてバスの中は一気ににぎやかになった。数名はオリエンテーションで顔を合わせていたが、ほとんどが羽田空港での初顔合わせ。お互いにぎこちない感じでもありながらも、少しずつお互いの距離とかも時間と共に縮まりつつあるように見えた。お弁当を食べ終わると、これからの注意事項についての説明を行った。時より窓からは桜も見え、途中ディズニーランドが見えると子どもたちのテンションが一気に上がり写真をいっせいに撮り始めた。羽田空港から30分位は渋滞していて心配したが、その後は渋滞の心配もなく約1時間40分ほどで成田空港に到着した。着くとすぐに搭乗手続きを済ませ、セキュリティーゲートを通り、出国手続きを終わらせ搭乗口へ。搭乗口がターミナルの端っこにあり、たどり着くまでが本当に遠く、歩き疲れる子もいた。搭乗口に着くと、諸注意事項を伝え、本プログラムの最初の集合写真を撮ることに。その後、解散の時間を設け、お菓子や飲み物、また、ホストファミリーへのお土産を買ったりしていた。数名の生徒は、Tax Freeということでいつよりも安く漫画本が買えると言って、購入している者もいて、漫画を読みふける光景があちらこちらに。。。16時に集合し、これからの注意事項と、サヨナラパーティーでする出し物の確認をした。出発前にサヨナラパーティーの話をするのも妙な感じだが、現地では十分に話し合う時間もないため、おおまかな役割分担をここで決めることができた。時間的には余裕があったので、今日初めて全員が顔合わせのため、また自己紹介をしてもらう。宮崎組の女子が英語で自己紹介をするなど、気持はすでにアメリカへ飛んでいるかのようだ。もうこの時点では、出身地や年齢の違いを超えてお互い打ち解けている姿があちらこちらで見られた。また、近くにいた外国人に英語で一生懸命話をする女子の姿も見られた。この積極性、アメリカでも発揮してもらいたい。
 出発時間は18時15分。約30分前の17時45分過ぎになると搭乗が始まった。私たちの搭乗はエコノミークラスの一番最後。 飛行機の中での注意事項を今一度促し、いざ飛行機の中へ。飛行機の中での過ごし方はとても重要で、他のお客様もいるので、騒いだり、食べ物や飲み物の扱いに気を付けることなど、そして時差ぼけにならないようにするためのプロセスを再度話をした。ビジネスクラスを後目に、私達の座席はエコノミークラスでも後方座席なので、どんどん後ろへ。それぞれの座席には映画が見れたり、ゲームができる魅力的な機械が備わっていて、自分たちの座席に着いたとたん、離陸前からゲームや映画、また読書を楽しむ生徒たちの姿が見えた。最初はほとんどの子供たちがその時間を楽しんでいたが、機内が暗くなるとほとんどの生徒たちが眠っていた。事前に注意したことを忠実に守ってくれる素直な子供たち。到着地のシアトルは小雨で6度。飛行機から降りたら、税関申告書を手にし、自動申告機へ。次は、入国審査。入国審査で聞かれることは、「目的と期間」です。子供たちに英語「Ten Days, Sightseeing」と言えるように指導し、ブースに並んだ。何度も何度も自分や友達同士で練習していた。無事に入国審査が終わると、預けていたスーツケースを受け取った。その後、ターミナルを移動するためにモノレールに乗った。メインターミナルに着くと、全体写真を撮影してバス乗り場まで向かった。外はあいにく、小雨が降る寒いお天気。バスに乗って一路ホームステイ地のモンマウスへ。全員バスに乗るとすぐにまた夢の中へ。せっかくアメリカについてワシントン州からオレゴン州の街並みを楽しみながら、移動できたのに、さすがに、疲れ果てていたため、無理もない。でもこの4時間のバスの中である程度の寝不足と疲れはとれたように思う。引率者の私たちもバスの中では睡魔に襲われていたが、バスの運転手のマイケルさんがとても話好きな方で、しばらくは彼との会話を楽しんでいた。 そういえば、バスにスーツケースを積むときに、キョウイチロウが、積極的に手伝いをしてくれ、バスの運転手のマイケルさんに「自分は柔道をしている」と話しをしたらしく、それから「ジュウドウマン」と言われていた。このように積極的にお手伝いをしてくれることは、大歓迎である。
先週は雪が降ったモンマウス。平地に雪はないが、近くに見える山々には雪が積もっていた。スタディーセンターに着くと先生方とホストファミリーが、素敵な笑顔で出迎えて下さった。どんなホストファミリーだろうかと楽しみにしていた子供たち。ここに着くまでに、飛行機やバス酔いを訴える子もいたが、ホストファミリーと出会う頃には、みんな元気な姿に戻っていたようだ。緊張しながらも笑顔で、そして英語で自己紹介をして、それぞれの滞在先へ。ホストファミリーの方々もとても優しく接してくれ、子供たちも安堵の表情を浮かべていた。ここにたどりつくまでには、忘れ物などが多く、引率者としても一時も目が離せない。小学生といえども、自分の荷物の自己管理をすることもお勉強なのでと伝え、今後も根気強く指導をしていく必要性を感じた長旅であった。今日はゆっくりと休んで、明日は元気に登校してきてくれることを楽しみにしている。
無事に到着しましたので、保護者の皆様も、どうぞご安心してください。そして10日後、一回りも二回りもたくましくなって帰ってくるであろう我が子との再会を楽しみにしておいてください。

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