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8月20日(火)〜22日(木) Port Orchard

いよいよ帰国!日本に帰ります!!

 20時にスタディーセンターに集まりました。どうもアメリカの人たちはのんびりしている感じで・・・。ここで、またまた私のステイ先のお話なのですが、以前毎週火曜日にディナーパーティーが行われることをお伝えしたかと思います。今日はその火曜日だったんですが、通常通りパーティーは行われ、今日は日本食で、私は日本語のパッケージで書かれたお好み焼きを作ることとなり、19時半までしっかりと楽しみました。その後、2匹のかわいい猫たちに夕食を与え、気づけば19時50分!?やばい・・・教師が遅れたら非常にまずい・・・しかし、他の研修生たちも、5分前でも揃っていませんでした・・・むしろ、20時過ぎでもまだ到着してない笑。
 最後のお別れの時間が近づいてきて、涙する研修生とホストファミリーたち。家族同士で、写真を撮り合っている光景も見られました。ペットを連れてきている家庭も。集合写真を撮り、バスに乗りましたが、女の子たちはほとんど号泣。バイバイしながら、みんな泣いていました。初日は不安で、行きたくないと思っていた子たちも、今ではアメリカを離れたくない気持ちでいっぱいだったのではないかと思います。でも、みんなはまだ若い!これから、まだまだアメリカに再び行って、ホストファミリーに会いに行くチャンスはたくさんあります。この出会いを大切にし、今後もkeep in touchしてくださいね。
 さて、バスが出ると、ちょっとしたトラブルが!Yvonne先生によると、空港に行く橋が通行止めになり、到着が遅くなるかも!?どうなるんだろう?と思っていましたが、どうも橋は通ることができて、21時半には空港に到着。MNCCの下畝さんとも上手く合流してチェックイン。諸注意では、厳しく持ち物の管理などを気をつけるように伝えていただきました。最後の最後まで、研修生のために気配りしていただいてありがとうございました。諸注意後、3週間お世話になったYvonne先生、Rachel先生、グレイシーとお別れの時です。最後の集合写真を撮り、TCの先生から挨拶をしていただきました。Yvonne先生は「話すと泣いちゃうから」と控えめな感じで、Rachel先生は今回が初めてのTCということで、印象深い3週間になったようです。お二人の先生方はホストファミリーとしても研修生を受け入れてくださいました。本当にありがとうございました。TCの先生方もセキュリティーゲートぎりぎりまで見送ってくださり、本当に感謝です。
 さあ、アメリカから福岡へ向けて、下畝さんが言った通り、無事に着くまでがホームステイです。私自身も空港のことなど、初日着て以来ほどんど覚えておらず、ここからは研修生と「協力」です。シアトル空港は飛行機の乗り場までトラムに乗らなければならず、その乗り場が分からない!!TCの先生方と別れて早々、道を間違え引き返し、案内図を探し、みんなが私に教えてくれます。あー、よかった。みんなが1つにいなって、Teamになってるー!私も助かるー!!私が間違った方向に歩いても、文句も言わずに指示に従ってくれてありがとう!!どうにかシアトル空港では1時間自由時間を設けることができました。
 飛行機の中では、私が前の方に座ったため、見回りを4〜5回した様子でしか伝えられませんが、映画を観たり、ゲームをしたり、ぐっすり寝ていたりと、それぞれ約10時間のフライトを無事に過ごせました。
 台北での乗り継ぎもスムーズにできて、2時間ほど自由時間を設けることができました。飛行機まではバスで移動だったのですが、二手に分かれたもう一つの集団のバスがなかなか来ません。後から来た子の情報によると、乗客で遅れてきた人を待っていて、バスが出なかったとのこと。シートベルトをして飛ぶかと思っても飛ばず。機内で30分くらい待たされて、結局約1時間遅れで、台北を出発しました。
 福岡に着くと、MNCCの上吹越さんが到着を待ってくださっていました。諸注意を伝えていただき、バスで長崎空港へ移動しました。途中、MNCCの酒井さんから電話があり、「空港にYくんも迎えにきているので、サプライズでお願いします」とのこと。わーい!みんな喜ぶー!!と1人情報をゲットしている私。長崎空港に保護者さんが手を振ってくださり、Yくんの姿を見つけた研修生たちもバスで盛り上がってました。
 これで、Team Port Orchardのホームステイプログラムも無事に終了です。みんなと過ごした3週間は私にとっても、一生忘れることができない宝物となりました。今後、海外に興味を持ち、もっと英語を勉強してくださいね。ステイ先の方々との出会いも大切に。そして、この研修に参加させてくださった、家族の方々にも感謝してください。
 長崎空港では、私にもたくさんの保護者の方々が御礼の言葉をいただきました。レポートを読んでくださったことも本当にありがとうございました。今後も研修生一人一人のことを忘れず、所属する学校でこの経験を生かし、私自身も成長し続けたいと思います。
8月20日(火) Port Orchard

アメリカでの最後の授業&Game Day

 今日のポートオーチャードは快晴!アメリカラストの日にふさわしい天気となりました。昨日、20時までさよならパーティーがあったので、表情は少々疲れ気味。日記の内容を紹介します。「ご飯も味噌汁も生姜焼きも肉じゃがもすごく美味しかったです。パーティーにはお隣さんの家族も来ました。みんないろんな出し物をしててすごく楽しかったです」「ホストファミリーにプレゼントをもらって、『これで私たちのことを忘れないよ』と言われて、『忘れるわけないじゃん』とまた泣きそうになりました」「さよならパーティーも成功してよかった」「みんながいろいろなものを披露してくれて、ホストファミリーたちも楽しんだみたいで、笑い声が出ていてよかったなと思います」「ホストファミリーにタイルとカードを渡したら、『Thank you』と何回も言ってもらえてうれしかった」充実した1日を過ごせたようで、私も心から嬉しく思いました。
 今日の朝は、Ticket Awardの表彰がありました。男子と女子のそれぞれ1位と2位に景品が手渡されました。男子の1位はKくん、2位はSくん、女子の1位はRさん、2位はAさんでした!その他の子たちもチョコレートが2個ずつ配られて、みんなよく頑張りました!今日は予定では通常の授業でしたが、ほとんどゲームをしました。まずは、以前も行った絵をホワイトボード描いて、単語を当てるゲームです。Yvonne先生のクラスとRachel先生のクラス、2つのグループに分かれて行われました。以前と比べて、積極的にみんな答えを言っています。間違っても次から次へと発言できるようになりました。成長成長。
 長めの休憩の後は、A〜Eグループに分かれて、ボードゲームなどで楽しみました。ジェンガや積み木、サイコロを使ったゲームなど、ワイワイみんなの笑い声が教室に広がりました。
 「最後のランチはどう?」と尋ねると、みんな「美味しい!!」サンドイッチやスパムむすびなど、最後のランチも楽しみました。日本でも、サンドイッチくらいなら自分で作れますね。そして、日本でも日頃、お弁当やご飯を作ってくださる保護者さんにも感謝する気持ちを忘れないでくださいね。
 ランチの後は、ホストファミリーと一緒に様々なゲームで盛り上がりました。人間知恵の輪は、最初は小さなグループから、最後は全員で行いました。全員で1つの輪が出来上がると、みんなで拍手!その後は、歌いながら手をたたき合うゲームをしました。「One, Two, Three, Four!」の「Four!」で手を隣の人からたたかれるか、相手が上手く手をたたけないと負け。コツをつかむと、「One more!」。ハングマンという、アルファベットを適当に言って、フレーズを当てるゲームなどもしました。15時までがあっという間で、アメリカ最後のクラスを楽しみました。
 15時前に、ホストファミリーと帰った研修生も数名いましたが、最後はTCの先生に感謝の言葉を代表してAさんが言いました。研修生たちが書いたたくさんのThank youが書かれたノートブックを受け取ったTCの先生方はとても喜んでおられました。15時に一旦ステイ先に戻り、20時に再び、スタディーセンターの駐車場に集合です。
8月19日(月) Port Orchard

授業&さよならパーティー

 いよいよ日本に帰国する週です。今日はさよならパーティー。明日のクラスを終えると、アメリカでのホームステイも無事に終わります。この週末もシアトルへ連れていってもらったり、誕生日パーティーに行ったりと、いろいろな経験をさせていただいたようです。
 今日のポートオーチャードは曇り。夏を感じない、肌寒い1日でした。ちょっとした太陽の日差しを楽しむポートオーチャードの人たちの気持ちが少し分かるような気がします。今日の朝は全員、元気に登校。24名でのスタートでした。今日は、さよならパーティーですが、これまでほとんど準備をする時間がありませんでした。日本のように先生たちが起案して計画を立てることもなく、若干アバウトなところがあるので、研修生たちも少し不安でしたが、もうここまできたら楽しむことが大事!朝の会でも「ホストファミリーと楽しい思い出を作れたらそれでいいので、あまり細かいことは気にしないでさよならパーティーの準備をしましょうと伝えました。さよならパーティーのプログラムは次のような構成です。
・司会(MC): Ririko, Kyoka, Hina
・Dance: Wakana
・Soccer and Basketball: Seiichiro, Jo, Kotaro
・Do Kendo: Ami
・Song (Yokan): Yui, Haruka. I, Hinako, Haruka. M, Satsuki, Karen (piano)
・Quiz: Sota, Jo, Takahito, Naoya
・My Best: Hikari. Y, Hinako
・Competition of Long Smart Straw(長ストロー早飲み競争): Ririko, Kyoka, Hina
・Knock Knock Sumo(とんとん相撲): Akari. M, Seiichiro, Mio, Hikari. S, Wakana
・Musical Chair(いす取りゲーム): Shogo, Momoka, Kyoka, Hina
Special Event Corner: Calligraphy~Write your name in Kanji~: Haruka. I, Haruka. M, Hinako, Satsuki, Ayumi, Yui
日本食のメニュー:肉じゃが、生姜焼き、味噌汁、白ご飯
 午前中は、最初にJournalを書きました。お題は「What will you miss about America? What memories will you take to Japan? Will you come back?」でした。みんな書くのが早くて、あっという間に次はホストファミリーへの感謝溢れるカード作成、そして以前作ったタイルのラッピング作業をしました。思い思いに英語でメッセージカードを書いていました。タイルのラッピングもYvonne先生を中心に行いました。この後、私は司会をする3人を連れて、さよならパーティーで作る日本食の材料を買いにRachel先生と近くのスーパーへ行きました。その間、他の研修生たちはペイントしたTシャツにサインをしたりしてランチタイムになったようです。スーパーに行くと、日本食の材料がこちらにも結構売ってあるんですよね。私も週末にスーパーに連れていってもらってはいたんですが、改めてアメリカでも日本食がたくさん食べられていることを学びました。
 午後からは4つのグループがそれぞれ、肉じゃがや生姜焼き、味噌汁などをホームステイ先のキッチンを借りて、調理に行きました。13時に車で迎えに来てくれて、15時半に再び集合です。残った研修生たちは、リハーサルをしたり、机の上を片付けたりして、料理の完成を待ちました。再び集まると、TCの先生方が腹ごしらえのピザを差し入れしてくれました。
 17時半くらいから、続々とホストファミリーがスタディーセンターに集まり出しました。研修生たちはホストファミリーが来ると、入り口でフレームを持ち、写真をパチリ。研修生たちが指定された席にホストファミリーを連れていきます。もう家族の一員なので息もピッタリだし、英語で会話もして笑ったりして、初日の緊張感はどこにもありません。少し開始は遅れましたが、18時15分からパーティーのスタートです。まずは、研修生たちが作った料理を取りにいきました。たくさん作ったものの、生姜焼きはすぐに無くなり、ジャガイモと玉ねぎが入った味噌汁も無くなりました。肉じゃがも大鍋で作ったり、白ご飯も20合炊いたけど完食。日本からのお菓子も好評(でもこれはほとんど研修生たちが取っていきました)。一通り食事が終わるとプログラムのスタートです。1つ1つの感想を書きたいところですが、もう内容が充実すぎて!写真を見ていただければご理解いただけると思います。拍手あり、笑いあり、ホストファミリーたちもTryあり!練習ほとんどしていないのに、みんなが努力したんだな、というのがよく分かる内容でした。きっと、日本でもリーダー的存在の子たちだと思うので、ここまで立派に披露できたのだと思います。保護者の皆さん、本当に日本に帰国したら、褒めてあげてください!!お願いします!!私は写真を撮るだけで、自分たちでやり遂げました。やっぱり、中学生・高校生が持つパワーって感動します。教員っていう職業で、子どもたちの傍にいれて本当によかったー!と思えたひとときとなりました。最後は時間が押してしまって、本当はTicket Awardとかの表彰もあったかと思うのですが、研修生たちが作ったカードとタイルを渡して、お開きとなりました。この時は抱き合ったり、感謝の気持ちを述べたりして、ホストファミリーも研修生たちの笑顔も素敵でした。この研修終わってほしくないなーと思いながら、このレポートを書いています。
 明日が、アメリカラストです。明日は授業とGame Dayがあります。15時にはクラスが終了し、一旦ステイ先に戻ります。20時に再び集合して、21時前にはポートオーチャードを出発予定です。私も帰国の準備等がありますので、アメリカで書くレポートはこれが最後になると思います。残りは日本に着いてから、レポート書きたいと思いますので、ご了承ください。気を緩めず、無事に日本に帰ります。私の分かりにくいレポートを日本で読んでくださっている保護者の皆様、本当にありがとうございます。日本に到着すると、なかなか話すこともないかと思います。しかし、研修生たちは充実した日々を過ごし、ホームシックになることなく、またさらに、英語の勉強を続けたい、もっと長く海外生活をしたい、などの夢を語ってくれた子もたくさんいます。ぜひ、帰国した際は話をたくさん聞いてあげてください。そして、成長した姿を見ていただけたらと思います。
8月16日(金) Port Orchard

保育園訪問&授業(さよならパーティーの準備)&タコマレイニアーズの野球観戦

 今日のポートオーチャードは曇り空。涼しく、少し肌寒い1日となりました。昨日、みんなタコマモールで買い物をしたのですが、仲良しの4人が購入した洋服やアクセサリーを身につけて登校してくれました。今日は、絶対写真を撮らなければ!と私は覚えていたのです。朝は保育園訪問でバタバタしていたのですが、ランチタイムにばっちり写真撮れました!
 さて、今日はKさんが朝から、SさんとHさんが午後からステイ先の家族と時間を過ごすとのこと。保育園訪問は23名で、午後からは21名での授業となりました。保健係の健康チェックでも、みんな元気です!そして、今日はいよいよ帰国に向けて、この土日にスーツケースをまとめるよう指示しました。スーツケースの重さは50パウンド(23キロ)厳守。持ち物に関することやアメリカ出国時のセキュリティが厳しいことなどを伝えました。「パスポートとEチケットは私が持っているから、帰国準備している時に無い!って騒ぐのは止めてねー」と言うと少し笑いがあったようなないような・・・。私に預けたのをすっかり忘れてたみたいです。
 保育所訪問は、ステイ先の協力のもと、車で移動しました。本当に毎回、車を子どもたちのために出していただいて感謝です。10分くらいで着いたかと思います。赤や青、黄色の椅子や棚、壁にもたくさん絵が飾られた教室で、園児とご対面!お互いに緊張した面持ちです。研修生たちのなかには折り紙を用意している子もいました。また、園児たちには白い紙に自分の名前が書かれた紙が机に置いてありました。Yvonne先生から、「1人の園児に1人研修生が担当するように」と指示され、それぞれの子どもたちの間に研修生たちが座りました。まずは自己紹介。園児は2〜6歳くらいの子たちです。なかなか心を開いてくれない園児や泣きだしてしまう園児などもいましたが、だんだん打ち解けてくると、一緒に折り紙で紙飛行機や風船を作ってあげたり、園児の名前を漢字で書いてあげたりしました。30分くらい部屋で遊んで、その後は外で遊びました。サッカーをしたり、追いかけたり。ずっと園児を抱っこしている研修生もいました。色鮮やかな、大きな丸い布を使って、同じ動きをしたり、中にボールを入れて遊んだりもしました。研修生も園児も笑っていて楽しそう!一通り遊び終わって、お互いの緊張がほぐれたところで、園児たちから歌のプレゼント。研修生たちも日本語で「幸せなら手をたたこう」と歌うと、園児たちは英語バージョンで歌ってくれました。言葉は違っても、音楽が一緒なら心は通じます!
歌い終わると、集合写真を全員で撮りました。最初は、お互いにどう接したらよいか分からなかったと思いますが、最後は全員happy smile。「かわいかったー」「もっとここにいたいー」と研修生たちは満足だったようです。余談ですが、私は写真を撮っていただけなのに、1人園児にバイバイすると、「Come back」と言われて泣きそうになりました・・・。心が癒された日となりました。
 スタディーセンターに戻ると、ランチタイム。ランチが終わると、授業の始まりです。まずはJournalから。今回のお題は、「ホストファミリーとアメリカで過ごした中で1番のお気に入りの思い出はなんですか?」でした。1人3文書かなければならなかったのですが、ほとんどの子が10分くらいで書き終えています。すごい、3週間の成果が出ています!その後は、アメリカで覚えた新しい単語はいくつかを数えました。最高が443語!!!継続は力なり!です。楽しみながら、今後も英単語をコツコツ覚えていってほしいなと思います。また、Ticket Awardのため、各自が持っていたチケットも回収されました。来週のさよならパーティーで誰がたくさんチケットをゲットできたかが発表されます。楽しみですね。授業が終わると、残りの時間はさよならパーティーで使うTシャツのデザイン作成やホストファミリーとの思い出や出身国の国旗作成の時間となりました。個人の出し物などの準備は、それぞれでほぼぶっつけ本番の状態です。みんなが楽しい時間を過ごせればそれでいい!と思っていますので、あとはみんなを信じます!!
 今日は、授業が終わると、自由参加で野球観戦に行きました。ポートオーチャードから少し離れた球場で行われました。試合後は花火もあがるということで、私も行ってきました。試合開始は19時05分からで、チケットを見せると、ホットドックと水、スナックが付いていました。球場もなかなか広くて、人も結構入っていました。日本の野球と違うのは、応援する時に音楽が鳴らないことですね。本当に、純粋に、野球を楽しむという雰囲気でした。マスコットキャラクターが踊ったり、そのキャラクターがTシャツ投げたりしてJくんがナイスキャッチしたり、カメラを向けられた女子たちがスクリーンに映し出されたりして、大興奮!試合は見事、8−1でタコマレイニアーズが勝利!!!ホームランも2回見ることができました。22時に試合が終わって、花火が打ち上げられました。日本の花火と違って、迫力がありました。このプログラムが始まったのが7月30日で、出発準備などでゆっくり花火を見る暇がなかった研修生たちには、アメリカで花火を見ることができて、本当によかったなと思いました。私と一緒に野球観戦していた女の子たちが「日本に帰りたくなーい!!!」って何度言ったことか笑。でも、みんなを待っている人が日本にたくさんいますよ。
 来週はいよいよ日本へ帰国です。あっという間のホームステイ。きっと今頃は、それぞれのホームステイ先で最後の週末を過ごしています。残り少ないアメリカでの生活を大切に過ごしてほしいと願っています。
8月15日(木) Port Orchard

Day Trip −ワシントン州会議事堂とタコマモールでショッピング−

 「まだアメリカにいたいです」「日本に帰りたくありません」今日、たくさんの子たちから聞いた言葉です。
今日がアメリカ最後のDay Tripでした。みんな、残り少ないホームステイの日々を大切に過ごしていました。
 ポートオーチャードを出発する時の天気は曇り。しかし、午後になると天気も回復しました。今日は1人、ホストファミリーの車で現地集合の子がいました。23名での出発でした。毎回、個性的なバスの運転手さんが多いなーと思いながら、今日も楽しみにしていたら、やはり今日の男性運転手さんもテンション高め。日本語が少しできる方で、自己紹介を日本語でしてくださると、みんなから拍手!!名前がジョーさん!(研修生に同じ名前の男の子がいるんです)日本語の名前も持っているらしく、ケイジと言っていました。蝶ネクタイがアメリカの国旗がデザインされてて、見てて癒されました。
 出発してから約1時間で、ワシントン州会議事堂に到着しました。敷地が広く、噴水などもありました。MNCCの下畝さんがいらっしゃって、まずは集合写真を。外側から見ても、ドーム型の建物が印象的でした。日本ではまず見たことがないくらいの迫力です。ここから約1時間、ツアーのような感じで、議事堂の中を見学しました。私が感動したのは、シャンデリアやランプです。全て、宝石で有名なティファニー製。中学生のなかには、ティファニーというブランドがピンとこなかったみたいです(あとで、婚約指輪とかでもらったら、めちゃくちゃ女性は喜ぶのよ、と教えました)。議事堂の中にあるランプは全部で485個。総額を考えると、耳から煙が出そうです。また、床や壁などは全て大理石でできています。使用されている大理石はイタリア製とドイツ製。ホールの真ん中はコンサートや結婚式などにも使えるそうです。こんなところで音楽を聴いてみたい!応接室に案内されると1台ピアノがありました。「1人だけ、このピアノを演奏していいですよ」、と言われたので、ピアノが上手なKさんを指名。すごく恐縮した感じで、ピアノを弾いてくれました。彼女がチョイスした曲は「乙女の祈り」。広い部屋にきれいな曲が響き渡りました。Kさん、貴重な体験ができてよかったですね。案内をしてくださった方の話によると、ワシントン州の議員には、日本人もいるとのこと。裁判官や弁護士で活躍する日本人もワシントン州には多いそうです。ツアーが終わった後は、Gift Shopに立ち寄りました。The Americaと言われるようなお土産がたくさんありました。星条旗やステッカー、マグカップ、ぬいぐるみ、キッチンタオル、地図など、ワシントン州にいるなーと感じられるようなグッズがあって、レジには長い列ができました。レジで買う姿もたくましくなり、小銭もしっかり計算して出せるようになっています。まだお金が残っている子もいるようです。何人かに小銭は日本円に換えることができないので、早めに使うように伝えています。滞在期間も短くなってきているので、使い切ることを勧めていますが、日本のお友だちにもお土産は買っているようで、お金が余る子が多いかもしれませんね。
 議事堂を出る時には、もう12時になっていて、私含め「お腹すいたー」という状態でした。45分くらいバスで移動して、タコマモールに到着。とても大きなショッピングモールです。週末などに連れていってもらった子もいるようでした。15時45分が集合時間で、フリーとなりました。まずは、フードコートにほとんどの子が移動してランチです。ピザやハンバーガーなどありましたが、タイ料理を見ていたら、「試食どうぞ」と爪楊枝に照り焼き風の鶏肉を渡され、一口食べると、これが美味しい!別の店員さんからも、甘辛い鶏肉を試食させてもらうと、これも美味しい。私はこれに決定!列に並ぶと、男の子も数名、同じ店で買うことになり、タイ料理を満喫しました。アメリカって、フードコートでいろんな国の料理が食べられるので感動です!その後は、思い思いに欲しいものを買っていました。Aさんは「シャザム」という映画が好きらしく、DVDをゲット。かなり欲しかったみたいで、何度もDVDを眺めていました。日本でゆっくり観てね。男の子たちはキャップを買っていたり、女の子たちは洋服や宝石などを買っていました。明日、購入した洋服をみんなで着てくるようなので、ファッションショーになると思います。私はぜひ、その姿を写真で撮りたいと思います。Hさんは集合の時に、揚げ物(ドーナツみたいなもの)をもぐもぐ。美味しそうでした・・・。
 あっという間に明日は金曜日。1週間が早くて、私も研修生と一緒にびっくりしています。毎日が本当に充実していて、楽しいからなのだと実感しています。泣いても笑っても、来週には帰国です。悔いが残らないように1日1日を大切に過ごしてほしいですし、お世話になったホストファミリーにどんな恩返しができるか、考える日々にしてほしいです。明日はさよならパーティーの準備の後、希望者は野球観戦に行きます!まだまだTeam Orchardはアメリカを楽しみます!!
8月14日(水) Port Orchard
授業&Project Day(さよならパーティーに向けての準備)

 ポートオーチャードの天気は今日も晴天です!気持ちのいい朝を迎えました。私のホスト先の話なんですが、毎週火曜日は親戚の方々を集めて、豪華なディナーをいただくことができます(昨日はそのパーティーの日)。私のホストマザーは料理が非常に得意で、日本で一人暮らしの私にとっては、こんな豪華な料理は二度と食べられないと思い、毎回ウハウハしながら食べています。が。気になることが・・・体重(悲)。アメリカの生活に慣れてくると、飲み物は味のあるジュースや炭酸飲料、小腹がすくとついついスナック。外食すれば、日本ではあり得ないぐらいの料理に野菜、フルーツなどなど。食べちゃうんですよね。今日、よくよく研修生たちの顔を見てみたんですが、若干、頬っぺたがふっくらしている子がちらほら。日本に帰国した時のご家族の反応を楽しみにしたいと思います。
 今日も遅刻者はゼロ!ということで、朝の会もスムーズに行えました。黙想、日記集め、健康チェックを終えると、私から連絡事項を伝えます。今日は前日にも話したように、さよならパーティーの時に出す料理について話し合いました。「焼きそば」の代わりになるものとして、決定したのが「しょうが焼き」と「味噌汁」でした。これに「肉じゃが」と「白いご飯」が加わるので、日本の定食?のようなメニューとなりました。金曜日に買い出しの予定なのですが、飾り付けや紙皿やコップなど、他に必要なものを買って予算オーバーになる可能性もあるので、1人5ドル集めました。余ったら、帰国前までに返金をします。1人忘れた子がいましたが、ほぼ集金することができました。
 さて、今日の授業は以前、セラミックタイルでお世話になったダナさんをゲストティーチャーとして迎えての授業となりました。事前に、彼女から「今日はcreativity(想像性)が必要な授業になるから、かなり難しいと思うので通訳してね」と言われていました。想像を働かせて、英語を話すことは日本人が最も苦手とする授業です。私自身もカナダに語学研修に行った時に、メキシコ人や他国の人たちがものすごく話すのに、私はほとんど話せなった記憶があるからです。やはり、授業の最初は沈黙。逆に大人しすぎて、ダナさんが「あなた、具合悪いんじゃない?」と研修生の1人に尋ねるほど。ダナさんは、途中からクラス全体で発表をするのではなく、グループ内で意見を言い合うようなスタイルに変更をすると、少しずつグループ内で盛り上がってきました。まず行ったのは、Guessing Gameです。ダナさんが袋の中に何かを持っています。ホワイトボードに「animal, plant, mineral」という語を書きました。ダナさんは「Yes」か「No」しか答えることができません。「Is it in your house?」というような、簡単な質問をしていきます。Hさんが「Do you use it when you eat?」という質問をしました。「Excellent!!」質問の内容がよかったので、チケットゲットです。答えは「folk」だったので、上手く答えを導き出すことができました。Hさんは次の質問の答え「American flag」を正解し、欲しかった小さな星条旗をゲットできてとても嬉しそう。この積極性がアメリカなど、海外では必要なのです。この他、グループに紙に英文が書かれていて、その文を当てるゲーム、1人がモデルとなり、Body Partsの紙を実際に体に貼ったり、動作をして英語の表現を当てたり、とにかく想像して、英語でしゃべるというような活動をしました。1番難しかったのが、絵を見て、その絵に対するストーリー(物語)を自由に作成してみんなの前で発表する活動です。ここでも、Hさんが、みんなが出した英単語やフレーズを用いて、即興で物語を話してくれました。みんなから大きな拍手が!!!これは見てて私も素晴らしいと思いました。Hさんは中学3年生。英検の二次試験だったら、2級や準1級くらいに相当すると思います。その他のグループも、仲間と協力しながら、英文を作成して、全員の前で発表をしました。男子たちは、好きな絵を選んで、なぜか「浮気現場に遭遇して、部屋から出ていった」みたいな物語を作ったりして、みんなで笑いました。最後は、アメリカの子供たちが遊ぶ「Cup Game」というのをしました。私は「写真を撮るから参加できない」と言ったんですが、参加してほしいと言われたので、写真が1枚もありません。すみません。どのような活動かと言うと、みんなで1つの円になって、紙コップを1人1つ用意します。手をたたいたり、カップをたたいたりして、隣の人に渡す、というような遊びです。手の動きが非常に複雑で、覚えるのが大変でした。慣れてくると、早くできるのですが、「今日はみんなで息をそろえてやることが目標だから、テンポを合わせて」とダナさんがみんなに伝え、どうにか失敗せずに、カップを隣の人にきちんと渡すことができました。ぜひ、日本でも友達同士でやってほしいです(私は自分の学校で、生徒とやりたいと考えています!)。
13時からはいつも通り、Journal作成です。本日のお題は、「(アメリカに来て)新しいものにトライしてみたけれど、好きなものや嫌いなものは・・・」というものでした。もちろんNo dictionary。分からない表現があれば、英語でTCの先生方や私に尋ねます。ズッキーニ、アスパラガスなど(多分これは苦手なもの)、Car Washが楽しかった、と書いている子もしました。特に発表をすることはないのですが、幾分書くスピードが今日は早かったように感じました。
今日は、Project Dayということで、さよならパーティーで壁に貼るオリジナルポスターのようなものと、Tシャツにペイントする作業を行いました。壁に貼るポスターは、昨日の宿題でホストファミリーの出身地を聞く課題が出ました。アメリカの人々の中には、移民の方々や祖先の方々が他国出身という可能性が高いです。その出身である国旗を模造紙の上半分に、色画用紙やペンで絵を描いていきます。下半分は、ステイ先での思い出や家、似顔絵など、なんでも好きなことを描いていいということでした。1時間ちょっと作成時間はありましたが、国旗作成だけでも時間がかかり、残りは宿題となりました。絵心がない研修生が多いような気がしますが、丁寧に作成していました。また、Tシャツのペイントは絵の具で文字や絵を描いていきました。これもなぜか分からないのですが、男子はナイキのマークとか、洋服のブランドを真似て描いたりとか、パクリじゃないですか、それ。まあ、自由なので良しとしましょうか笑。日本でも使えると思いますが、洗濯する時は、絵柄の面を裏返しにして洗うようにしてくださいね。
日本へ帰国するのも、いよいよ来週となりました。泣いても笑ってもあと6日。ランチタイムに話をすると、楽しい!帰りたくない!という研修生が断然多いです。しかし、なかには、ホストマザーと性格が合わない、食べ物が合わない、という研修生も少なからずいます。これも外国でホームステイをする上での勉強です。自分の意見がいつも通ることはないですし、物事を否定的にみると、全てを悪いと感じてしまいます。考え方が甘いです。まだ、中学生・高校生なので、難しいことではあります。しかし、この経験を通して、いろんな意見を持つ人が世界にはたくさんいて、さまざまな考え方があるんだと受け入れる心を持つように、今後成長していってほしいなと思います。
8月13日(火) Port Orchard

授業&Car Wash

 本日のポートオーチャードは晴れ。久しぶりに朝から晴れて、日中も暑い1日となりました。「今日はCar Washの日なのに、こんなに晴れたらみんなバテないかな・・・」ここ数日、曇りの日が多かったのに、今日に限って晴れるものだから、どんだけ晴男&晴女が多いんだ!?など考えながら、スタディーセンターへ行きました。
 今日も遅刻者はゼロ。素晴らしい!!!朝から褒めて、いい1日になりそうだなと感じました。そして、最近は朝の時間を使って、日本から持ってきた宿題に取り組んでいる子も多いです。日本の宿題も忘れずに、と伝えました。あと、さよならパーティーで、「肉じゃが」と「焼きそば」を作る予定だったのですが、どうも「焼きそば」を大量に作るのは難しい、と実際にホームステイ先で作った男の子たちが教えてくれました。メニューを変更してもいいかな?と言うとYES。明日、さよならパーティーについて話し合う時間があるので、みんなで決めたいと思います。やっと、私と子供たちもお互い話せるようになってきて、指示も聞いてくれるし、協力もしてくれるので、信頼関係を築けるようになりました(安心)。
 さて、午前中はいつも通りの授業です。今日は全員一緒の教室での授業でした。Journalのお題は、「アメリカの家のどのようなところが好きですか?」と「ホストファミリーのことをどう思いますか」でした。各お題について、3文書かないといけないらしく、それもNo dictionaryなので、少しため息が聞こえました。文が無理だった子は、単語だけでも書いていました。「(家は)広い」とか「(ホストファミリーは)仲良し、元気」など、感じていることを正直に書いていました。次に、昨日の宿題であった、Body Partsの答え合わせをしました。TCの先生方が体の部分の言い方を英語で書いてくださいました。
9時50分から約1時間かけて、午後から行われるCar Washの看板作りをしました。A〜Eの5つのグループに分かれて、模造紙にペンで描いていきます。女の子たちがセンスよくて、色を塗ったり、文字を書いたりして、男子は苦手な子が多く、女の子たちが書いたのを手伝うというような感じでした。でも、最後にはしっかりと仕上がって、グループ毎に写真を撮りました。
10時45分からは、A〜Eのグループでの活動で、カードに単語が書かれていて、そのカードを並べて、英文を作成するというものでした。TCの先生方の指示が難しくて、聞き取れていないグループが多かったです。聞き取れなかった時は、Pardon?などを使って聞き返すよう、明日の朝の会で伝えようと思います。今日は、MNCCの下畝さんが来てくださったので、少しだけフォローしてくださいました。そんな中、グループで力を合わせて、短時間で30文作ったグループAの5人。チームワークもよくて、お互いに意見もよく出し合っています。Yvonne先生から褒められて、さらに難しい課題を与えられました。もちろん、ボーナスチケット(3枚)がもらえました。他のグループにも、グループAが難しい課題に取り組んだことが伝えられて、チケットを受け取る時は自然と拍手が!いいところは認め合って、喜びを分かち合えば、英語の力も伸びるはず。
 ランチを食べ終わったら、近くの広いスペースまで歩いて、Car Washです。Yvonne先生がスケジュールを考えて、担当グループがそれぞれ、看板係、洗車係、ガレージセール係を決めてくださいました。とにかく暑い!看板係は、道路に看板が見えるように、そして大きな声で「Car Wash!!!」と叫んで、車を呼び込みます。最初は恥ずかしくて声が出ない、もじもじしている子が多かったのです。しかし、車から手を振ってくれたり、クラクションを鳴らしてくれたりして、頑張りを認められていました!その努力が実り、洗車を求める車が次から次へと来ます。みんなびしょ濡れになりながら、スポンジやタオルを使って、気持ちを込めて、車をきれいにします。Kくん、フォルクスワーゲンのマークを念入りに洗ってました笑。日本では高級車ですよー。マークをぐりぐり洗えてにっこり。ピカピカの車になって、利用者さんも嬉しそう。なかには、親子で来てくださった方(親御さんは日本人)は娘さんが日本に興味があり、今後ホームステイに協力したいということで、Yvonne先生と話したりしていました。こうやって、日本人を快く受け入れてくださるステイ先が増えていくのかなと考えると、なんだか私もとてもうれしかったです。Tくんのホストマザーも洗車に来てくださいました。15時15分くらいまで活動したのですが、洗車した車は15台。210ドル寄付していただきました。子どもたちは不平不満をほとんど言うことなく、黙々と洗車し、最後はすがすがしい表情でした。熱中症にかかる子もいませんでした。ぜひ、日本でも保護者さんの車を洗ってほしいなと思いました。
 明日は、ホストマザー(今は誰のホストマザーか分かりません)がスペシャルゲストとして、英語を教えてくださるようです。また、午後からは本格的にさよならパーティーの準備に入ります。昨日今日の日記には、「日本に帰りたくない」と書く子もいます。しかし、来週には日本に帰国です。まずはさよならパーティーに向けて、24人の力を合わせて、頑張ります!
8月12日(金) Port Orchard
授業&地元の高校訪問

 今日のポートオーチャードの天気は曇りのち晴れ。久しぶりに良いお天気になり、暑さを感じる1日となりました。今日から24名のTeam Port Orchardです。今日の日記には週末のことがたくさん書かれていたのはもちろんですが、Yくんが無事に日本に着いたのか、もっとYくんと話したかった、など寂しい気持ちも記されていました。しかし今、アメリカにいる私たちも、このホームステイプログラム後半。今週、私自身、全員に帰国準備をしなさいという指示を出さなければなりません。今日の朝の会でも話したのですが、実は先週、日本語を授業で話す人が増えてきたため、TCの先生方から、英語を話すように注意を受けていました。あまり朝から注意をするのが好きではないのですが、きちんと伝えました。また、日本人同士で遊ぶ約束をして、ステイ先に迷惑をかけていたことも分かり、先週厳しく注意をしました。アメリカでは、家族と過ごすこともとても大切な時間の一部なのです。1人1人、目標を持ってこのプログラムに参加しているはずです。ホームステイを始めた頃の緊張感をもう一度思い出して、アメリカで過ごしてほしいです。
 さて、今日スタディーセンターに着くと、先週行ったセラミックタイルが焼き上がり、ダナさんが持ってきてくださいました。最後は緑色のコーティング剤を塗ったので心配だった子もいましたが、きれいに仕上がっていました!みんな出来上がりを見て大興奮!写真を撮っていました。9時15分から、今日は2つのグループに分かれて授業がありました。今日のJournalのお題は、「アメリカと日本の英語の授業の違いについて」です。「No dictionary」の指示があり、結構みんな苦戦していました。それでも、自分の意見をしっかり持っている子は、「アメリカの先生は全て英語で授業をするが、日本の先生は日本語で英語の授業をする」「アメリカではホワイトボードで授業するが、日本は黒板」「アメリカの授業はゲームが多いが、日本の授業は常に勉強」というような意見を書いていました。なかなかいい視点ですよね。次にNew Wordsチェックです。今日は、自分が知った新しい英単語を使って、物語を作成することをしました。架空の物語でもいいということで、これも結構難しかったですが、みんな黙々と書き上げます。日本だと、このようなライティングは苦手な生徒が多く、なかなか授業ではできないのですが、All Englishの環境だと絶対に書くぞ!という気持ちが強くなるのかな、と感じました。粘り強く取り組む姿勢が見てて素晴らしいです。この後、テキストを使って、アメリカでのcelebration(お祝い事)に関する授業が行われました。
 11時20分からは、全員で椅子取りゲームをしました。Yvonne先生が音楽を流して、Rachel先生が椅子を1つずつ減らしていきます。結構ガチ。腕当たって鼻打ったり、転んだり笑。でも、ちょっとみんな、歩くスピード遅すぎない?Yvonne先生は「Fast! Fast!!」って言ってますよ・・・。このようなゲームの時はTCの先生方と生徒に任せているので、私は特に何も言わず後ろから見てます。みんな、笑って楽しそうに活動していました。
 さあ、午後からは地元の高校訪問です。正式な高校の名前は「South Kitsap High School」。キャンパスは3つあるそうです。スタディーセンターからは歩いて行けます。私はホストマザーから、「高校は外側は刑務所みたいだけど、中のほうにいけば窓もあるし、広いよ」というのは聞いていましたが、まー広い!!!広すぎる―っていうくらい広いんです。案内してくれた男性(マシューさん)も汗だくで、私も歩き過ぎて脇腹が痛くなりました。印象に残ったのは、Wall Art(壁画)が至るところにありました。学生たちが許可を得て、高学年になると描けるそうなんですが、日本では普通できません。さすがアメリカだなと感じました。みんなたくさん写真を撮っていました。多分、高校生の参加者は自分の高校との違いにびっくりしたのではないかと思います。体育館も2つ、食堂も広くて4グループに分かれて食べにくるそうです。生徒が運営するニュースのブース(TくんとNくんが席に座ってくれました)やビデオルーム、劇場なんかもありました。凄さをこのレポートでは表現できないくらいです。少し残念だったのが今、学校が9月2週目あたりまで休みらしく、学校に通っている学生さんとの交流がありませんでした。何人かの子から、「高校生と話したかったー」という声もあったのですが、それはまたの機会にということで。ただ、運がいいことに、この高校はグレイシーが通っています。グレイシーはかなりスタディーセンターに来てくれるので、空いている時間に質問したらいいのかな、と思いました。
 高校訪問が終わると、少し休憩時間がありました。Sさんがノートを持っていたので話を聞いてみると、知り合ったアメリカの人たちに「自分のモットー(座右の銘、大切にしている言葉)は何ですか」と聞いて、書いてもらっていました。「50人を目標にしているのですが・・・紙を破ったりして50人いかないかも」、とちょっと悲しそう。私から少しだけアドバイスをしました。まずは、さよならパーティーには100名近く来るだろうから、その時に声をかけまくる。そして、紙は表面だけに書いてもらうのではなく、裏面にも書いてもらえば、50人はいくはず。せっかく日本から準備しているのだから、諦めてほしくない!陰から見守って、Sさんが目標達成することを期待します!
 休憩後、紙が1人1枚ずつ配られました。ホストファミリーにボディーパーツを英語で何というか聞くために、絵を描かなければなりませんでした。またこれが笑。適当な感じに描く子もいれば、ばっちり分かりやすく描く子も。見てて楽しい。性格が分かる。ちゃんとホストファミリーに聞いてきてくださいね。これもコミュニケーションの取り方の練習です。この後、英語でYvonne先生やRachel先生、グレイシーに質問したいこと(アメリカ人に対しての質問)を自由に行いました。最初はなかなか手が挙がらなかったのですが、MNCCの下畝さんもいらっしゃったので、私たちで少しサポートしながら、たくさん質問をしました。これが結局16時少し過ぎまで続いて、ホストファミリーも数名後ろから見ていました。一例としては、「なぜ、アメリカ人は家で靴を脱がないのか」「好きな日本の言葉は?」「なぜ、そうめんを食べる時に短く切るのか」「アメリカ人が甘いものが好きなのはなぜか」「なんでアメリカ人はよくしゃべるの?」「なぜアメリカ人はハグが好き?」、などなど。
答えは、帰国してから聞いてみてください。聞き取れなかったこともあるかもしれませんが、今、約2週間ホームステイしてきた中で、疑問に思ったことです。日本に帰国してから、自分自身で調べてみるのもよいかもしれませんね。
 明日は、Car Washの日です!ガレージセールもするらしいので、みんな、日本から持ってきているものを持参します。あと、濡れるらしいので、タオルを持ってくるようにも指示しています。私のホストマザーは楽しいと話していましたが、果たしてどんなものなのか?私も楽しみです。
8月9日(金) Port Orchard

Craft Day(セラミックタイルへのペイント)&授業

 本日のポートオーチャードは曇り。なかなか気温も上がらず、夏ではないようです。冷房もあまり必要ないですし、長袖を着ている子も多いです。日本では昨日、長崎に原爆が投下された日で、登校日の学校が多かったと思います。こちらは、マイナス16時間の時差がありますので、8月8日の19時02分となります。授業があっている時間ではなく、各家庭で過ごしている時間なので、各自で黙祷をしてくださいと伝えていました。今日の日記で、数名が黙祷をして、この日を絶対に忘れてはいけないということが書いていました。私も、アメリカでは8月8日や9日はどんな感じで過ごすのかな、と思って過ごしましたが、ニュースで取り上げられることもありませんでしたし、特に何もない普通の日でした。国によって、こんなにも感じ方が違うのだな、と改めて考えさせました。
 さて、今日はCraft Dayということで、WさんとHさんのホストマザーであるダナさんを講師に迎えて、セラミックタイルにペイントをしました。ダナさんは学校で美術を教えたりしたこともあり、特に今回のようなタイルのペイントを専門とされているそうです。事前にダナさんから、通訳をお願いされていましたので、日本語で説明しながら、作業をすすめました。今日作った作品は、さよならパーティーでホストファミリーにプレゼントします。まず、いくつかの完成品を見せていただきました。同じように研修に来た子たちの作品です。表には鮮やかな絵が描かれていて、裏には名前(英語とひらがな)、滞在した月、一言メッセージが書かれていました。まず、特殊な鉛筆で、裏側のメッセージを記入しました。セラミックタイルは、窯で焼きあげて完成になるのですが、この特殊な鉛筆で書くと、焼いても消えないのだそうです。1人1人、ホストファミリーへの感謝の気持ちを英語で書いていました。その後、表に絵を描いたり、文字を書いたりしました。表面に使う下書き用の鉛筆は焼くと消えます。下書きをきれいに描く子、ピカソのように直観で色を塗っていく子とさまざま。ペイントに使う塗料は2種類ありました。1つ目はWASHと呼ばれるもので、タイル全体に塗るものです。絵の具自体、水分が多い感じがしました。大きめの筆を使って、むらなく塗っていきます。2つ目はPLANと呼ばれるもので、絵の具はWASHに比べるとドロッとした感じ。たくさん色があるので、どれを使うか迷います。PLANを使って、細かいところを塗っていきます。ホストファミリーが好きなもの、似顔絵、ペットなど、思い思いの絵を描いていました。全て出来上がると、最後にコーティング作業です。全体をまんべんなく緑色のコーティング剤を塗っていくのですが、窯で焼くと緑色は自然となくなり、光沢のあるタイルが出来上がるそうです。ダナさんは、ペイントを始める前に、「静かに作業をしてください」とおっしゃったのですが、みんな最後まで、集中して作成していました。さよならパーティーで、どんなふうに仕上がるか、今から楽しみです!
 今日は、実はYくんが帰国する日でもありました(この日が来てほしくなかった・・・)。そこで、今日はサプライズのケーキが用意されていました!!Yくんは野球が得意ということで、野球をイメージしたものでした。下はカップケーキで、上の緑色はあまーーーいクリーム。野球のボールは指輪みたいなもので食べられません。
緑色のクリームの上には青い字で「We Will Miss You」と書かれていました。みんなアメリカ風のケーキを見て、写真!写真!!でも、実際に食べると、ものすごく甘いクリームに苦戦しました。クリームを食べると、舌が緑色になると聞いたので、「ちょっと、舌出してみてよ」と言ったら、Yさんが舌をペロッと出してくれました(写真はNGだそうで、私のカメラに収めるにとどめました)。うっすら、緑色でした笑
 13時半から14時20分まで、授業が行われました。今日は2グループ合同で行われました。いつも通りのJournalで自分の意見を書きます。今日のお題は、「昨日のシアトルは楽しかった。なぜなら・・・」でした。昨日は主に、3か所訪れたので、1か所につき2文、計6文考えなければいけませんでした。その後、テキストを使って、「学校」について意見を出し合いました。今日は、Rachel先生の娘さんのジャスミンさんがいたので、全校生徒数や校則(アメリカはボーイフレンドやガールフレンドに関しては自由!)、車の運転に関してなど、アメリカと日本の違いを多く知ることができました。手を挙げて、積極的に答える子が多くなりました。
 15分の休憩後、以前チェキで写真を撮っていたものが配られ、自己紹介のようなものを作成しました。年齢や身長、起床時間や好きな色や映画などを英語で記入しました。記入後、月曜日に行く地元の高校訪問に関しての説明が行われました。月曜日は、宿題、カメラ、ジャケットなどが必要なようです。どんな出会いがあるか、ワクワクしますね。
 授業が終わると、MNCCのM田社長、酒井さん、M田社長の息子さんがいらっしゃって、Yくんを迎えに来てくださいました。全員でYくんを真ん中に写真を撮りました。Yくんのホストファミリーも駆けつけてくださいました。たくさんの人たちに愛された日々を忘れないでほしいなと思います。そして、どんな形でもいいので、お世話になったアメリカのホストファミリーやTCの先生方、日本の家族に恩返しをしてほしいです。無事に日本に到着することをみんなで願っています。
8月8日(木) Port Orchard

Day Trip −1日シアトル観光−

 ポートオーチャードの空はどんよりとした曇り。私がスタディーセンターに向かう時はmist(霧は出ていないけれど少々雨)が降っていました。気温もそこまで上がらず、1枚羽織るものが必要な朝となりました。
 今日は1日シアトルへの観光です。大きく3か所へ行きました。ワシントン大学、スペースニードルがあるシアトルセンター、そしてパイクプレイスマーケットです。
朝9時に出発し、10時半くらいにワシントン大学に到着しました。バスの中では、Mr.インクレディブルのDVDを観ながら移動しました。子どもたちのなかには、スナックを持ってきていて、それを食べたりしてバスの中を過ごしました。だいぶ、スナック生活にも慣れてきたようです。ワシントン大学に着くと、あらっ。知っている方々が・・・。MNCCのM田社長をはじめ、酒井さん、下畝さん、そしてM田社長の息子さんが私たちの到着を一足早く待っていてくださいました。子どもたちも気づいて、挨拶していました。今日はもう1つの、同じホームステイプログラムに参加しているグループもシアトル観光ということでした。お忙しい中、ありがとうございます。大学は広い敷地に、真ん中には噴水がありました。建物も歴史的な雰囲気で、優秀な大学(東京大学よりも上のレベル)なんだそうです。私は昨日、以前このホームステイプログラムに参加したSくんが、当時この大学を訪れた時の写真を見せてくれていました。大学の建物の中に入ることはできませんでしたが、大学の図書館はまるでハリーポッターの映画に出てくる感じみたいです。ここで、集合写真を撮り(変顔も撮り笑)、酒井さんからシアトル観光の注意事項を再度確認しました。酒井さんのお話を聞く姿勢も、みんな真面目です。自分の身は自分で守るということを、今後も気がけてほしいです。
ワシントン大学は約40分見学し、バスでシアトルセンターへ移動しました。シアトルセンターでは、各自で昼食をとり、自由時間がありました。14時にスペースニードル前に集合することを確認して、自由行動の時間となりました。シアトルセンターには、フードコートがあり、いろいろな食べ物を食べることができました。ピザやスタバ、中華料理や揚げ物専門店のようなところもありました。もう英語で注文も堂々とできるし、食べたいものを食べていました。日頃の努力の成果が出ています。お土産屋さんもあり、マグネットや置物、シャツやお菓子なども売っていました。が、少々高めかと。日本で言うと、ユニバーサルスタジオやディズニーランドのような場所なので、品物は高いのかなと思いました。14時になると、ここでも遅れる子はいなくて、集合写真を撮りました。値段高めのパーカーを、自分用ではなくお友だちのために買っている子がいました。お友だち思いで優しいですね。
その後、パイクプレイスマーケットへと移動しました。ここは、バスを駐車するスペースがないので急いで降りますが、みんなちゃんと協力して、素早く降りました。「先に集合写真を撮って、自由時間にしたほうがいい」という酒井さんからのアドバイスのもと、まずは集合写真。そこから、約1時間の自由時間を設けました。海の近くということもあり、においがちょっと・・・。慣れてきたら、気になりませんでしたが。そんな中、お目当ては、やっぱりスタバ1号店!とりあえず行ってみようと思い、近づくにつれ、長蛇の列!!!人気なんですね。私はここでタンブラー4つ買いたかったんですが、列を見た瞬間、諦めました。お店の前の写真だけでも、と思い、数名の写真を撮ることはできました。スタバには行けなかったけど、男子はアップルサイダーのお店へ。見てみると、みんなカップ片手に、5〜6種類あるジュースを少しずつ飲み比べています。私が「え、なんで、少しずつ飲んでるの?」と尋ねると、「お店の人が飲んでみて、気に入ったものを注文していいって言われたんです」すごすぎるー!!日本ではこんなことできませんよね!?マーケットの中は、シーフードや野菜、アクセサリーなど、たくさんの品物が売ってありました。周りにはレストランなどもたくさんあって、屋外で食事されている人も多かったです。にぎわっていました。集合時間は15時半でしたが、みんなお土産も買って、バッチリ集合できました。よくよく見てみると、スタバの袋を持っている子が!ドリンクを持っている子もいます。「何分並んだ?」と聞いたら「30分くらい」だったそうです。バッグを買ったHさんによると、品物を買う時は、事前に品物リストみたいなものを見て、購入するのだそうです。あと、スタバで飲み物を買うと、名前を聞かれて、店員さんからドリンクを受け取る時は名前を呼ばれます。カップに自分の名前が書かれていたWさん。「このカップは捨てたくないなー」と話していました。思い出の品になるといいですね。
帰りは、渋滞に巻き込まれましたが、アベンジャーズのDVDを観ながら、18時少し過ぎにスタディーセンターに到着し、ステイ先へと帰りました。
お天気は相変わらずでしたが、それぞれ楽しんだ1日となりました。明日はCraft Dayということで、セラミックタイルに絵を描いたり、色を塗ったりする予定です。絵が得意な子が多いので、どんな作品ができるのか、報告できたらと思います。
8月7日(水) Port Orchard

授業&市役所と警察署訪問&さよならパーティーの話し合い

 ポートオーチャードの天気は朝は曇り。しかし、徐々に天気もよくなり、日差しも強い1日となりました。体調不良になる子も少なく、毎日の日記にはホストファミリーと楽しく過ごしている様子を書いてきています。また、なかには、「先生、アメリカの牛乳を飲んでみてください」「アップルジュース飲みましたか?」など、私にも様々な「Try」を要求してくる子もいます。ちなみに、牛乳は今日の朝、私のホストファミリーがシリアルを用意してくれたので、早速「Try」して、書いてくれた子の日記に感想を書きました。アメリカの牛乳は大きなプラスチックの容器に入っているのですが、味は薄めで、とても飲みやすいんです。牛乳嫌いの子も、意外とアメリカでは飲めるみたいですよ。
 さて、今日も午前中は2つのグループに分かれて、昨日の授業の続きを行いました。ほとんど2つのグループ、学習の内容は似ていて、最初はJournalでした。お題は、「What 4 things are most important in your life?(あなたの人生の中で最も大切なもの4つは何ですか?)」。1番多かった答えは「family(家族)」。その他に多かったのは、friends(友だち)やpet(ペット)、好きな歌手やスポーツをすることなど、いろいろな答えを書いていました。自分の意見を短い時間で書けるようになってきています。その後、新しい単語を10個発表する時間でしたが、今回は少し発表の形式が変わっていました。今までのように、知った単語と意味を発表するのではなく、単語を使って、英文を作成するというものでした。これは少し難しいかな、と感じましたが、なんとか英文を作成できたようです。TCの先生方もサポートしてくださるので、助かります。11時15分になると、全員1つの部屋に集まり、BINGOゲームの始まりです!なんと、1位だったら、ticket5枚!!!2位で4枚、3位で3枚という大盤振る舞いです。みんな、配布された用紙に記された単語が読まれないか、集中して単語を聞き取ります。「Wow!BINGO!!」男の子が2人、勢いよく前に出てきました。女の子たちも控えめながら、用紙をYvonne先生に見せて、Rachel先生からチケットを受け取りました。BINGOは日本の英語の授業でも盛り上がりますが、アメリカでも盛り上がるゲームの1つなんですね。BINGOの後は、Yvonne先生から、明日行われるシアトルへの1日フィールドワークに関する注意事項の説明がありました。「宿題などは持ってこない」「路上の人にお金を渡さない」「単独行動厳禁」「バッグは前にかかえるようにして持つ」などの説明があり、その他には、「スターバックス1号店は長い列ができる」「Gum Wallというガムを噛んで、壁に付ける場所があるが、グロいよ」など、面白そうな情報も教えてくれました。ほとんどの生徒たちが、ここで日本にいる家族やお友だちにお土産を買うことになります。大きなトラブルなく、無事にポートオーチャードに戻れるように、1人1人が危機管理を徹底してほしいと願っています。
 午後からは、スタディーセンターの近くにある、市役所と警察署を訪れました。市役所では、本物のMayor(市長さん)が説明をしてくださり、実際の議会の雰囲気を体験しました。Mayor役のSくんを筆頭に、7人の議員がそれぞれに座ります。今回の模擬会議は「1515 Oak Avenueにある大きな木を切り倒すべきか、切り倒さないべきか」を決める会議です。賛成、反対のそれぞれの理由を言い合い、最終的な決断をします。結果としては、「木は切り倒さずに、木を守る」という意見でまとまりました。心の優しい子が多いですね。即興で渡された英語の原稿を読むのは大変だったと思いますが、ほとんどの子がサポートしなくても、自分たちの力で読んでいたのにはびっくり!すごい!と思いました。
 警察署は、市役所内にあり、ほぼ隣の部屋というような感じでした。案内をしてくれた警察官はアマンダさんです。とても笑顔が素敵で、日本にこんなフレンドリーな警察官いるかな?など考えてしまいました。部屋の雰囲気は外国の映画で見たことがあれば、イメージできるかと思います。案内された部屋は、有罪か無罪かを決めるところで、clerkは書類作成をし、判決を言い渡す人が中央に座る。左側に6つ椅子が用意されているところに被告人が座り、有罪か無罪が言い渡されます。有罪だと、上の階にあるjail(牢屋)に入れられるとのことでした。ここで、男の子のJくんが「Can I see a jail?(牢屋見ることできますか?)」と尋ねました。アマンダさんは「悪いことしたら、行けるわよー」とスマイル。Jくん、結構同じ質問してました・・・。本物を相当見たかったんでしょうね(笑)。説明が終わると、写真タイム。Sくんが「先生、手錠をはめてみたいんですが・・・」と聞いてきたので、お願いすると、喜んではめさせてくれました!それを見て、全員1列に並んで、手錠体験です。
私もはめさせてもらったんですが(すみません、教員なのに、列に並んでしまいました・・・)、重い。手錠をはめる時は、アマンダさんの指が相手の手首を1度押さえてはめます。手錠を外すカギはペンのように細長かったので、「なぜ、そんなに細いんですか?」と尋ねたら、ポケットに入れやすいからだそうです。子どもたちも、たくさん英語で質問をしていました。ベルトに付けている拳銃や無線などの位置を教えてもらったり、警察官になるためには走って体を鍛えたり、警察手帳も見せてくださいました。記念に鉛筆までいただきました。日本では、ここまでなかなか話す機会もないですし、ゆっくり見学をさせていただいて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 14時半くらいまで警察署に滞在した後、近くにあるセブンイレブンに立ち寄って、飲み物や食べ物を買いました。日本のコンビニとスケールが違うことに驚きました!数々のボトルやチップス、レジの横ではソーセージがぐるぐる回りながら焼かれていました。これもいい経験ですね。
 15時から、さよならパーティーの話し合いをしました。私が出発前に「4つのT」を意識して生活をするように伝えていました。「約1週間が過ぎ、「Try」「Thank」「Time」は非常に素晴らしいけれど、「Team」というところでは、全く1つにまとまっていない。さよならパーティーを成功させるためには、この「Team」の力が必要」ということを話し、それぞれの担当で話し合いを進めました。少しずつですが、パーティーの準備もできています。
 明日は、2回目のフィールドワークです。シアトル観光を1日、楽しみたいと思います!
8月6日(火) Port Orchard
ボランティアデー&授業(2グループに分かれての初授業)

 今日のポートオーチャードは曇りでした。からっとした暑さにだいぶ慣れてきたところです。朝の会が終わった後、「ボランティアデー」ということで、退役軍人の老人ホームを訪れました。毎回、移動をする際は、生徒のホストファミリーが車を出してくださるので本当に助かります。いろいろなところで支えられて、感謝です。
車で10分もかからないところにRetsil Veterans Homeがありました。日本の老人ホームと比べると、明るくて、開放感がありました。玄関には、きれいなタペストリーが飾られており、きれいでした。この老人ホームにいらっしゃる方々は車いすに乗られている方や耳が遠い方もいらっしゃるので、生徒たちも大きな声で話さなければなりません。最初はたどたどしく、無言で折り紙を折り始めましたが、少しずつお互いに、自然と会話できるようになりました。なかには、日本から持ってきていた写真を見せたり、カードゲームをしたり、簡単な英語でコミュニケーションを上手くとっていて、見ていたこちらが感心しました。鶴は「crane」、船は「boat」、奴さんは「samurai」、手裏剣は「a throwing knife」など、私も学ぶ単語が多かったです。Yvonne先生から、「ピアノがあるので、弾ける生徒がいたら弾いて、歌も歌いましょう」となり、集合写真隊形になって、「旅立ちの日に」と「ふるさと」の1番を歌いました。「旅立ちの日に」は急な伴奏をMさんに依頼してしまいましたが、緊張する中、本当に頑張って弾いてくれました。「ふるさと」はアカペラで歌いましたが、初めてとは思えないくらい、大きな声で歌ってくれて、拍手でした。数名の生徒が、「さよならパーティーで歌う予定の曲を披露してもいいですか?」といってきたので、歌ってくれました。5人の女の子が歌ってくれた「予感」という曲なのですが、一生懸命歌っていました。その後、少しだけ時間があったので、それぞれの時間を過ごし、11時15分にスタディーセンターへ移動しました。老人ホームの前で集合写真を撮りましたが、みんないい表情!実は今のところ、ホームシックにかかっている生徒がいません。なので、笑顔がまぶしいです!
 スタディーセンターに着いて、ランチタイムです。今日のランチから、数名の生徒と個人面接を始めました。「アメリカは楽しいか?」とか「日本に帰国して、自分の学校でこの経験をどうやって他の人に伝えていくつもりか?」など、単なる24日間の研修で終わらせるのではなく、この経験はこれからも続くことを意識しながらの面接にしたいと考えています。自分の意見をしっかりと持っていて、頼もしい生徒たちです!
ランチを終えて、12時50分から午後からの授業が始まりました。今日から、2つのグループに分かれての授業です。
 Yvonne先生の授業は、Journalの後に先週の金曜日から昨日までに自分が知らなった単語をみんなで丁寧に確認し合っていました。午前中の笑っていた表情とは違って、ものすごく真剣な表情なので、写真を撮る私も静かに教室を移動しました。テンションのコントロールはばっちりです。その後、テキストを使っての授業でした。Yvonne先生のクラスは「neighborhood(近所の人たち)」のことについてでした。
 Rachel先生の授業も同様、Journalを書いた後に、新しく学んだ単語の確認、テキストは「job(仕事)」についてでした。自分の日本の家族の仕事や、勤務時間、自分が将来なりたい職業などを発表しました。Yvonne先生とRachel先生の授業は、今日は内容が違っていましたが、次の授業では、Yvonne先生のクラスが仕事について、Racheal先生のクラスがneighborhoodについての学習をする予定です。
 15時からは、1つの部屋に2つのグループが集まり、2つのアクティビティを行いました。最初は、カードに書いてある単語を見て、それをホワイトボードに絵を描いて当てるゲームです。各グループ1人ずつホールに出て、Yvonne先生が持っているカードを見ます。分かったらダッシュで部屋に戻り、絵を描きます。もちろん、答えの単語を言ってはダメ。ジェスチャーなどを交えながら、一生懸命ヒントを与えます。単語の一例としては、「soldier(兵士)」、「greenhouse(温室)」、「speed limit(速度規制)」など。日本の中学校や高校でも、なかなか習わないような単語ですが、アメリカではよく使われる言葉です。また、帰国してから、英検やTOEICなどを受検する時には、非常に役立つ単語ばかりです。楽しみながら覚えると、忘れなくて済むのでいい方法だなと思いました。その後は、5グループに分かれて、A〜Zから始まる単語をグループで考えて書くことをしました。1人でやると、思いつかない単語も5人いれば怖いものなし!どんどんいろんな単語が出てきて、グループの班長が紙に書いていきます。1回目は自由に知っている単語を書きましたが、2回目は「food(食べ物)」に関する単語をA〜Zまで書いていきます。これが結構難しい作業で、しれーっと、電子辞書を使うグループが!!私が手で×のサインを送ると、みんなで必死になって単語を考えます。最後はみんなで答え合わせです。力を合わせると、A〜Z全ての単語が埋まりました(Xから始まる食べ物の単語はないそうです)。Yvonne先生も「辞書がなくても、みんなちゃんと単語は書けるのよ」と言って褒めていました。
 明日は、午前中が授業で、ランチの後はCareer Dayです。ポートオーチャードの市役所と警察署を訪問する予定です。普通の旅行では見ることができない所なので、とても楽しみです!
8月5日(月) Port Orchard
Day Trip −Hurricane Ridge(ハリケーンリッジ)とFort Warden(軍隊の要塞)

 今日は初めての1day trip!ということで、ポートオーチャードは快晴。昨日の天気予報で、気温は89Fと言っていました。はて?89Fとは一体、どのくらいの気温になるのかな?などと考え、計算をしてみようと思ったのですが、結構複雑な計算。しかし!タブレットで、「華氏 摂氏」で検索してみると、簡単に日本でおなじみの摂氏の気温を知ることができます。89F=32℃くらいみたいです。ちなみに、私が滞在するホスト宅の冷房温度は74F(23℃)設定。毎日、長袖を着て対応しています・・・。
今日、訪れたHurricane Ridgeはその名の通り、ハリケーンのような風が吹くらしいので、羽織るものを持っていってねっと私のホストマザーから言われてました。事前に生徒も、Yvonne先生から伝えられていました。
 Yvonne先生から、Hurricane Ridgeまで「2時間40分くらいかかるとかかります」と言われていました。途中、少しだけ渋滞に巻き込まれましたが、12時前には到着することができました。山道がくねくねしていましたが、生徒はおしゃべりしたり、眠ったり、写真を撮ったりしていました。
 到着すると、14時半までフリータイムということで、すぐにランチタイム。ランチ前、みんなの写真を撮りながら、「週末はどこか行った?」と聞くと、楽しそうに、「映画を観ました」「ホストマザーのお孫さんの1歳の誕生日パーティーに参加しました」「Car Washをしました」など話してくれました。みんなのランチを見ながら、私も中学1年生2人と一緒にランチを食べました。ランチはサンドイッチが多かったのですが、なかには日本のお弁当!おにぎり片手に写真に写ってくれました。日本のお弁当を見るだけで、なんだかホッとしますね。ランチを終えると、お土産を買ったり、散策をしたり自由に過ごしました。お土産は少し高めの値段でしたが、男子はサングラスを買っていました。普段なら、おいおい・・・とツッコミたくなりますが、アメリカの日差しは強いので、買ったほうが絶対いいと思いました。Sさん、Yさん、Hさんが「先生、こんなのやってみましたー」と言うので見てみると、1セントのコインに圧をかけて風景や動物を刻んだものを見せてくれました。お友だちのお土産にするそうです。丘の上のほうまで歩いてみたり、場所によっては、カナダが見えるという絶景に興奮していました。山々にはうっすら雪も残っていました。男子から、「先生、鹿がいますよ!」と言われて、間近で野生の鹿を見たり、小さなリスもいました。
 14時半にHurricane Ridgeを出発し、Fort Wardenという軍隊の要塞へ行きました。Fort Warden State Parkの中にありましたが、周りは海に囲まれています。バスを降りると、とても風が冷たくて、寒い!!ここで、懐中電灯を使ったのですが、なぜ使うのかが分かりました。怪しい雰囲気の要塞は真っ暗で、まるでお化け屋敷のようでした。ギャーギャー女の子たちは叫ぶし、男子は鬼ごっごを始めるし(笑)「先生、誰かがお化けが出るって言ってました」いません!!他の観光客も、ギャーギャー叫んで、私たちを驚かせます。Yvonne先生がお気に入りの場所で、生徒をよく連れてくるそうです。1901年に建てられた建物らしく、カナダ軍が海から攻撃をしてきたら、ここで銃を向けて戦っていたとのことでした。
 18時にスタディーセンターに到着する予定でしたが、少し遅れての到着となりました。ホストファミリーも迎えに来ていたので、生徒たちの感想は聞けませんでした。初めてのDay Tripでしたが、いい思い出になったのではないかと思います。
8月2日(金) Port Orchard
授業&ボウリング&Dollar Tree(1ドルショップ)でお買い物&Welcome Party!

 今日のポートオーチャードは曇り。前日の夜に雨が降ったようです。午後からは天気がよくなり、夕方のWelcome Partyは涼しく感じられました。
 朝の会では、少しだけさよならパーティーについての話し合いをしました。日本食を作るか作らないかという質問をしたのですが、「肉じゃが」と「焼きそば」を作ることになりました。個人的な出し物もする予定なのですが、結構いろいろな案が出されていて、工夫されたパーティーになりそうです。
 生徒たちは毎日、MNCCから配られた青色の冊子に、日本語で日記を書いてきます。クラスが終わった後に、宿題もしないといけないし、ホストファミリーとディナーに行ったり、買い物もしたり、遊んだりして、日記は手抜きになるのかなーっなんて考えていたのですが、真面目にぎっちり書いてくる生徒が多いです。アメリカ生活を楽しんでいる人、アメリカの甘いご飯に耐え切れなくて日本食が恋しい人、日本の家族を思い出す人・・・。普段の授業では笑っているけれど、きっと心の中で寂しいと思っているんだろうなーと思うと、よく頑張っているので泣けてきます。私自身も英語が好きで、今は教員をしていますが、自分が中学生や高校生だった時、1人で、たどたどしい英語で、海外生活ができるかと考えると、正直自信がありません。保護者さんが心配する気持ち、生徒が一生懸命、アメリカで過ごしている気持ちを、大切にしないといけないなという責任を感じています。
 午前の前半は、テキストを使っての授業を中心に、日本人が不得意とする「l(エル)」と「r(アール)」の発音練習、発音が違うと意味が変わる単語の紹介、英語の早口ことばなどの練習をしました。みんな真剣に、初めて知る単語の意味をメモ帳に書き取っていました。
 15分の休憩では、ポテトチップスの差し入れが!良い息抜きになりますね。午前の後半の授業では、グレイシーのバレエ見学をしました。ここで1つ訂正がm(__)m昨日、Rachel先生の娘さんの名前を間違っていました。ダニエルではなくて、グレイシーでした。すみません。グレイシーは、3歳からバレエを習っているそうで、今日はトゥシューズを見せてくれました。男子はなかなか見る機会がないので、実際に触ってみて、「かたい」。
つま先立ちしてみたり、くるくる回ってみたり。Hさんもバレエを習っているそうで、くるくる回ってくれました。2人共、姿勢がいいし、なかなかできることではないので、続けてほしいなと思いました。その後、毎回の宿題で、初めて知った単語の確認(手を挙げる人多数!)、Body Partsなどの確認などを行って午前の授業は終了です。
 午後からは、学校近くのボウリング場へ歩いて行きました。ホストファミリーの方々も数名参加されていて、盛り上がりました。1時間くらいプレイしましたが、3回くらいは投げたかなと思います。ボウリングの後は、
隣の建物のDollar Tree(日本でいう百均みたいなところ)へ移動しました。文房具や台所用品、食品もたくさんありました。みんなお小遣いを持ってきていたので、それぞれ買いたいものを買っていました。何を買ったか見せ合うと、マーベル好きのSくん。マーベルグッズをしっかり買っていました。ぜひ、日本で自慢してほしいです。買い物が終わると、一旦ステイ先に戻り、Welcome Partyがある公園へ18時に集合です。
 写真でも分かると思うんですが、Partyは20時近くまであったのですが、外が明るい!アメリカンタイムということで、18時ちょうどには始まりませんでしたが、それぞれの家庭が1品持ち寄りのポットラックパーティーでした。ピザやサラダ、チキンにおにぎり(これが大人気!)。たくさんありすぎて食べきれない!!生徒、ホストファミリー合わせて、50人くらいはいたかと思いますが、最後の最後まで食べ物が尽きることはありません。生徒たちも大満足でした。食べ終わった後に、みんなで大きな円になって、英語で生徒とホストファミリーの自己紹介をしました。また、レクレーションでスイカ割りをしました(日本だと海辺でするんですが・・・)。最初に、Americanが目隠しをして、3回まわり、生徒たちが指示を出します。「Right!」「Left!」など、英語が飛び交っていました。一通り終わると、逆になって、生徒たちがスイカを割ります。そこでは、「Forward!」や「Back!」など、日本人には聞き慣れない英語が出てくるので、目隠しをされている生徒たちはどっちへ動いたらいいのか分かりませんが、そこは優しく周りが支えてくれます。なんだかいい感じのコミュニケーション。Yvonne先生は、「これはListeningが鍛えられる良い方法ね」と言っていました。私もNice ideaだなと思いましたが、学校ではスイカ割れないので、残念。何か違う方法考えますね。男子はみんなで汗だくになりながら、バスケットボールに没頭していました。体も動かせて、きっと大満足のパーティーになったのではないかと思います。
 たくさんのホストファミリーに愛されていることに気づいた1日でした。明日と明後日は初めての週末をホストファミリーと過ごします。宿題も出ていないので、のびのびと過ごしてほしいなと思います。月曜日は、初めてのフィールドトリップで、Hurricane Ridgeというところに行きます。懐中電灯が必要らしいのですが、一体どんなところなのでしょうか?私も楽しみです。
授業初日&消防署訪問&野外でアクティビティ

 シアトルは今日も晴れ。日中は本当によく晴れていて、暑いくらいでしたが、地元の方々にはwarm(暖かい)だそうです。
 昨日、伝え忘れていたことがありました。TCのRachel先生の娘さんたち(ダニエルとジャスミン)が、時間がある時に手伝いに来てくださるそうです。昨日のオリエンテーションで、Car Washをした際に得た資金で、アメリカから日本へ留学する制度をダニエルが希望していることを話していました。とても素敵なことだし、生徒たちもきっと後日行われるCar Washにやりがいを感じることでしょう。
さて、本日が初クラスということで、前日には忘れ物と遅刻をしないように伝えていました。結果は、みんな宿題もしっかり終わらせていて、遅刻もなし(家庭の事情で少し遅れた生徒はいましたが問題ありません)。初日としては、素晴らしいスタートだと、朝の会でもほめました。「昨日は何をしたの?」と授業前に数人の生徒に英語で尋ねると、「コストコに行った」「日本の紹介をした」「ハンバーガーを作って食べた」など。なかには、疲れ果てて、「午後5時に寝て、夜ご飯は食べずに、朝5時に起きた」という生徒も(笑)。気がついたこととしては、私が英語で話しかけると、自然に英語でスラスラと話せていて、まだアメリカに来て間もないのに、頭が英語モードになっていることです。分からないことも多くて、大変だとは思いますが、積極的な態度は花丸です。
 今日は、名札作りからスタートしました。三角に画用紙を曲げて、自分の名前を書き、好きなステッカーを貼っていきます。みんな工夫しながら作っていました。その後、Journalのノートに自分の意見を書く作業をしました。表情は真剣です。その後、テキストを使って、アメリカと日本に違いを学びました。日付の書き方、電話の種類、税金などの計算もしました。次に、前日に出された宿題チェックです。ホストファミリーに質問した答えを、手を挙げて発表するとTicketがもらえます。最初は恥ずかしそうにしていた生徒たちも、どんどん手を挙げてTicketをゲットしていました。15分の休憩中、積極的にダニエルと話すAさん。隙間時間も有効に使っていますね。休憩後は明日の宿題の確認(アメリカのコインに関すること)をして、ゲーム(日本でいうフルーツバスケット)をしました。みんなでワイワイ、体を動かしながら楽しく活動していました。
 午前中の授業が終わると、ランチタイムです。自分で作ったサンドイッチやカップラーメンなどを食べていました。ピーナッツバターのサンドイッチを食べている生徒に「甘い?」と聞くと「甘い」の一言。それにポテトチップスまで付いているので、私は日本の学校の感覚を思い出してしまい、「これ、中学校で持ってきたら即、取り上げられるよね」と言ってしまいました・・・。
 午後からは、生徒のホストファミリーが協力して、車を出していただき、近くの消防署見学をしました。アメリカのFire fighterが実際に英語で説明してくださいました。まず、消防の方々が24時間勤務であること、救急の役割もあることを話してくださいました。救急車に救助者を乗せる体験で、「Any volunteers?」と言われると、Aさんがサッと手を挙げました。ボタン1つで、簡単に人を車に乗せることができるんですね。その後、携帯用の心拍数を知ることができる機械をTくんが体験しました。緊張してたようで心拍数が速かったみたいです。生活をしているリビングルームやダイニングルーム、キッチンやジムもありました。外では、放水を全員体験しました。また、代表でSくんが消防服を着せてもらったりと、みんな楽しそうでした。
 見学後は、ホストブラザーやホストシスターを交えて、アクティビティをしました。2グループに分かれて、走ったり、跳んだり、水風船を投げてキャッチしたり、手をつないで1つの円ができるかどうか協力したりと、
英語でコミュニケーションを取りながら、とても盛り上がりました。
 確実に、みんなの英語力が上がっていることを感じます。授業態度は真面目で、遊ぶときは思いっきり楽しむ。メリハリがしっかりできている生徒だと頼もしく感じました。目標を立てて、実行する生徒もいます。一方で、英語が難しく、悔しくて泣いてしまった生徒もいますが、本人は日本に帰りたいとは思っていません。TCの先生方もホストファミリーにこのことを伝えて、一緒に乗り越えていこうという姿勢です。少しずつ、成長している生徒に感動する毎日です。
オリエンテーションとホストファミリーとの対面!

 シアトルの天気は晴れ。朝は少し肌寒かったですが、お昼過ぎると暑くなりました。夜更かしをした生徒もいたようですが、昨日の夜は特に大きな問題はありませんでした。9時にスーツケースを持って、フロント前に集合という約束をしていました。全員時間通りに集合したので、素晴らしかったです!朝食では、アメリカらしいメニューで、ヨーグルトやパン、マフィン、ソーセージ(これが大人気!)、シリアルなど豊富でした。ワッフルメーカーもあり、プレーン味かブルーべリー味の生地が選べて、ホテルのスタッフさんに作ってもらった子もいました。大きさがアメリカンサイズで結構なボリューム。また、バナナや小さめのリンゴもあり、「これは飾りですか?食べてもいいんですか?」と聞いてくる男子もいました。美味しい朝食に満足していた時に、TCのYvonne先生とRachel先生がお迎えにきてくださいました。予定より1時間早く到着し、Yvonne先生からの「Good morning!」の大きな一言で、リラックスムードから一気に緊張!!いよいよPort Orchardへ出発です。
 前日、なかなか反応がない生徒たちでしたが、ホテルのフロントの方には「Thank you」、バスに荷物を積めていただいたドライバーさんが話すことに「OK」と返事をして、少しずつ意識が変わった場面も見られました。バスに乗り込むと、初めて見るアメリカ・シアトルの建物、フリーウェイなど、写真を撮っている子もいました。
Yvonne先生が「Students!」と叫ぶと、方向を指して、遊園地やコンサートホール、大きな橋などを英語で説明してくださいます。混雑が予想されましたが、1時間もしないうちに、Port Orchardのスタディーセンターへ到着しました。スタディーセンターはショッピングセンターの中にある教会で行われます。今日は、オリエンテーションということもあり、25名全員が1つの部屋に集められましたが、明日からは2つのグループに分かれて、クラスが始まります。
 最初に、IDカードの作成をしました。このIDカードは常に持っておかなければならないもので、全て英語で記入しました。自分の名前や、ステイ先の住所、電話番号など、書くことがたくさんありました。このカードを常に持っていれば、もしフィールドトリップで迷子になった時、周囲の方々に助けを求めることができます。その後早速、宿題の説明がありました。1人でするものではなく、ホストファミリーに質問をして、その答えを書いてくるような宿題です。それも、例えば、「What time do you get up in the morning?」と聞いて、相手が「7 a.m.」と答えても、「I get up at 7 a.m.」ときちんとした文で答えを書いてこなければならないと言われていました。日本で勉強している内容ではあるので、頑張ってホストファミリーにインタビューしてほしいです。
 12時20分に午前中のクラスが終わり、ランチタイムです。今日のランチはTCの先生方が用意してくださり、Subwayで特別に注文したサンドイッチとポテトチップス、お水でした。朝食が遅めで、大きなワッフルを食べていた子たちはお腹いっぱいだったようですが、美味しいと言って食べていました。ポテトチップスは日本でも見るメーカーのものではありましたが、味がアメリカだけしかないものもありました。
 午後は、Ticket Awardの説明から始まりました。これは、今、全員3枚チケットを持っていますが、宿題をちゃんとやってきたり、フィールドトリップで時間通りに戻ってきたりすると、チケットが増えていきます。その一方で、授業中に日本語を使ったりすると、どんどんそのチケットが減っていくそうです。帰国前までのクラスで3位以内に入ると、豪華賞品をもらえるそうなので、クラスにも集中して取り組めますね。その後、ホームステイをする際の注意事項を聞き、建物内を簡単に見て回りました。夏休み期間で、閉まっているお店もありましたが、アートギャラリー的なお店では、女性の方が実際にペイントを披露してくれたりして、みんなで見ました。部屋に戻ると、明日からTCの先生方に提出するジャーナルの冊子に、ステッカーで自分の名前を貼る作業を行いました。自分たちで工夫しながら、楽しく貼っていました。
 そんなこんなで、あっという間に15時。いよいよホストファミリーが続々と迎えにきました。アメリカ式の挨拶に戸惑う生徒たち。話をしたくても、なかなか英語が出なかったり、自己紹介された名前を忘れないように口をパクパクさせる生徒など、反応はそれぞれでした。生徒みんな緊張していたと思いますが、ホストファミリーも緊張していたと思います。ホストファミリーと生徒の写真を撮りましたが、本当にいいホストファミリーと出会えたのではないかと、見ていて感じました。この一度の出会いが、一生の宝になるはず。今頃、ドキドキのアメリカ生活を送っているのではないでしょうか?明日、どんな話をしてくれるのか、私もワクワクしています。
 今日から、All Englishでのクラスで、ウトウトする生徒が何人かいました。時差ぼけや英語が分からなくて、眠くなったのではないかと思いますが、授業してくださる先生の前では失礼なので、何度か私から肩をポンポンさせてもらいました。日本でも、先生方が一生懸命授業の準備をされています。それなのに、居眠りをしてしまっては、もったいないですよね。先生方にも常に感謝の気持ちで、全力でクラスを受けてくれることを期待しています。
Team Port Orchard出発!

 7時45分に長崎空港貸切バス乗り場には、たくさんの保護者の皆様に集まっていただき、無事出発することができました。南日本カルチャーセンターの下畝さんから一言、注意事項を話していただいた後、'行ってきますのハグ'をしました。多少、照れくささもありましたが、今まで大切に育ててくださった分、この24日間でさらに成長して帰国しようという気持ちが強まったのではないかと感じました。
9時50分頃に福岡国際空港に到着し、出国手続きをしました。機械でのチェックインは大人で対応をしました。係員の方々も手伝ってくださり、感謝です。15分程遅れて、台北へ出発。初めての海外の生徒もいますが、堂々と落ち着いていました。今回利用しているエバー航空は、サンリオキャラクターで統一されており、ばつ丸くんが至る所に使われていました。運がいい子は、客室乗務員からトランプをもらっていたようです。
台北に着いてから、団体行動の練習として1つお題を出しました。「グループで空港の映える(ばえる)スポットを探して、写真に写る時のポーズを決めよう」ということで、40分で5グループ分、5か所探してもらい、みんなで写真を撮りに行きました。その結果、A班とD班は書が飾られている所(合掌ポーズとC3ポーズ←C3はシアトル行きの飛行機に乗る場所)C班がキティちゃんの電話ボックスの前で電話をかけているポーズ、B班は鮮やかな壁アートがある場所で指ピース、E班はラムネ瓶が飾られている場所でたけのこ?ラムネ瓶ポーズ?をしました。
 その後、2時間の自由時間を設けました。日本でも現在人気のタピオカドリンクを飲んだ子もいました。タピオカの量が日本と比べてハンパなく多かったようで、「一生分のタピオカを食べた」という感想。日本人に合った量で、日本では提供されているのでしょうね。タピオカドリンク片手に、動く歩道で気取った姿の男子。実に面白い。明るいキャラをホストファミリーの前でも出せるとよいですね。
 自由時間の後は、さよならパーティーでの出し物を考えたり、ケーススタディの時間にしました。ケーススタディのテーマは「引っ込み思案で、英語が話せない時の対処法」でした。このような場合に起こりうるトラブルをグループ毎に話してもらい、発表しました。「自分だけでなく、ホストファミリーにも迷惑をかけてしまう」
「自分自身も自信がなくなって、もっと話さなくなってしまう」など。そこで、ある程度ホストファミリーと話せるような英文を考えておいて、困った時はその英文フレーズを言えるようにすることとしました。1人5文ずつ考えて、グループ毎に発表。人数を増やしていき、ホストファミリーや外国人の方々とコミュニケーションを取れる疑問文を具体的に挙げていきました。「まねる」ことは「まなぶ」ことなので、仲間から出た使ってみたいフレーズなどは、一生懸命書き留めていました。その後、実践!実際に声に出して、2往復の会話を英語でやりとりし、24人分+私のサインをゲットすると休憩時間に入ることにしました。24人全員のサインをもらうということは、なかなか話せていなかった仲間とも話す、良いきっかけになったようです。40分〜1時間くらいかかりましたが、アメリカではもっと積極的に、自分から進んで話していってほしいなと思います。休憩時間では、トランプをしたり(男子8人は元気!)、日記を書いたり、夏休みの宿題をやったりとさまざまでした。
 シアトルに着いて、今ゆっくりホテルでそれぞれに過ごしています。ルールを守り、時間を守る。まだまだ消極的で、”Thank you.”の一言も言えない感じでしたので、「もっと、英語を使うように。もうここはアメリカなんだから、一歩外に出たら日本語は話さないという強い気持ちでいてください」と伝えました。明日からはいよいよホームステイの始まりです。どんな1日になるのか楽しみです。