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Oak Harborでの生活は毎日がドラマチックでした。子供たちにとっては全てが「New」で、その向き合い方も、慣れるまでにかかる時間も人それぞれ。逃げ場のない異国の地で、自分らしく生活することは本当に難しかったと思います。英語を話すことよりもまず、英語を聞き取ることができない辛さ。聞き取れない限り、会話はできません。「日本に帰ったら、リスニング力をつけたい」そうだよね。そこが、ファーストステップかもしれません。
 耳が英語に慣れ始めたころ、今度は「寂しさ」との戦いが始まりました。何を問われているのか、なんとなく理解ができるようになってはきたものの・・・自分の気持ちを100%伝えることができないもどかしさと、作り笑顔でその場をしのぐことしかできない悲しさ。日記の内容も日々上がったり下がったり。気持ちに左右されます。
 ホストファミリーもいろいろな方がいました。想像通りだった人、想像していた家族とは違っていた人、食べ物が口に合わない人、生活の仕方があまりにも違いすぎて、気持ちが追い付かない人・・・言葉の壁にプラスして文化も考え方も違う家庭で生活することの難しさを、それぞれが感じていました。
 そんなとき、いつもそばにいたのが「チームOak Harbor」の仲間でした。口には出さなくても、みんな思いは同じ。同じ困難を共有する彼らは、一緒にいると自然と笑顔になりました。誰かが涙を流せば心配そうに見つめたり、誰かが愚痴れば「うん、うん」と聞いたり、お互いがお互いの支えになっていることが、私にはよくわかりました。
 「一人じゃない」と気がついたころ楽しいことが増えました。Tryすることの大切さや面白さに気が付いたのもこのころです。アメリカの生徒と積極的にかかわったり、日記の内容が前向きになったり・・・日記を配るとスッと開いて、私の返事を読んでくれるようになったのもこのころです。みんなと私の距離が確実に縮まっていくのを感じて「私にできること」を本気で考え始めたのもこのころでした。
 私はこのホームステイを通して、「感じて・考えて、行動してほしい」と伝えてきました。嬉しい・悲しい・楽しい・寂しい・悔しいなど、あらゆる感情を味わいながら考え、行動したあとに結果がついてくる。その結果が「自信」や「学び」を与えてくれると私自身が信じているからです。あの24日間、子供たちはたくさんの感情を受け入れながら、自分で考え、動き続けてきました。その結果、いつの間にか言葉の壁を越え、周りの気持ちも動かした。お別れの日のホストファミリーの涙がその証拠です。ここまでの過程を振り返った時、子供たちが変わっていく姿を一番近くで見ることができた私は、本当にいい経験をさせてもらったとしか言いようがありません。
 朗らかで、明るく"No!"が言えるTanishaと、優しく、そしてよく笑うKellyのコンビも絶妙でした。
Kellyの授業を見ていると、いつも授業がしたくなります。(笑) 「なるほど」「私だったら・・・」と次々にアイデアが浮かびます。
学校が好きだということ、英語が好きだということ、そして何より人が好きだということを再確認させてくれた二人にも感謝しています。
 あれだけ毎日一緒にいたのに、また別々の場所での生活が始まりました。
私を含めたひとりひとりが、それぞれの場所で「なりたい自分」になるために、努力を積み重ねていけたらいいなと思っています。
以前、引率者自己紹介の文章に「この夏、人生を変えるかもしれない一歩を踏み出そうとしているみんなのお手伝いがしたい」と書きました。
どこかの場面で、役に立てていたなら嬉しいです^-^

佐賀県・大分県 引率者 大分県別府市立青山中学校  吉賀 美香
20日目。
 午前中はいつも通りにスタート。今日はパーティーの準備があるので、あとから忙しくなるなーと思って、少し早めにみんなの日記を読み、コメントを書き始めたら・・・いつの間にかみんなの日記(英語で書くほうです)の時間が終わっていました。考える時間も、発表する時間も!!今日のタイトルが何だったのか、みんながどんな発表をしたのか、一文たりとも耳に入っていません・・・日記を読むことに没頭しすぎました。最後のジャーナルだったのに・・・自分の集中力を恨みます。(泣)
 が、嬉しいこともありました。
「アメリカに来て一番思ったことは、自分自身が成長できたなーということです。日本では年を取るにつれてTRYする回数が少なくなっていました。でも、アメリカに来てTRYすることの大切さを知り、TRYすることが多くなりました。TRYするとTRYしたことは二度と忘れずに体や頭の中に残ると思います。そして、とっても楽しいです。だから日本に帰ってもなるべくTRYしようと思います。」
これは、ある女の子の日記です。この文章、どこかで見た気がしませんか?そうです。
昨日のレポートに私が書いた内容とほぼ同じです。私の書いた文はもちろん「大人目線」ですが、「子供目線」でも同じことを感じながら生活していたことが本当にうれしくて。(年を取るにつれて・・・って、まだ14歳じゃん!と思ったけれど(笑))
「残り学校が一日で、ホストファミリーとの時間があと三日。まだお別れという実感がわかない。みんな悲しいと授業で言っていたが、自分は特にアメリカ楽しいな・・ぐらいにしか考えていない。何か第二のホームになってしまって、いつでも会えるだろうと思っている。」
この考え方も素敵です。なんだか、スケールが大きいですよね。(こんな内容を読みふけっていたら・・・気が付いた時にはゲームが始まっていました。がーん��)
 午前中はアメリカの生徒との別れを惜しみながら、さまざまなことをしていました。小グループに分かれてカードゲームをする人や、プレゼントを仕上げる人、お礼の手紙を書く人、パーティーの司会のシナリオを作る人、劇の小道具を作る人・・・などなど。その姿を見ていると、だんだん終わりが近づいていることを実感します。
 今日は素早くランチを食べて、また作業開始でした。6班に分かれて「さよならパーティー」の日本料理を作るので、その買い出しにもいかなければなりません。劇や歌の練習をしなくていいのかな?気になりつつも、会場の飾りつけをします。風船を膨らませて、壁に飾る絵を描いて、鶴を折って・・・二時半にはお迎えが来て、ご飯作りをしなければなりません。パーティーは六時に始まります。間に合うのか?本当にできるのか?時間との戦いです。
 六時前、続々と人が集まってきます。大皿を持った子供たちもやってきます。無事に日本食を作ることができたようです。ウェルカムパーティーの時はホストファミリーが作ってくれた料理を日本人からいただきましたが、さよならパーティーはホストファミリーから先にならんでもらいました。ひとりひとりのプレートにみんなの作った料理がこんもり盛られているのを見て、なぜかとっても嬉しくなった私でした。みんなの「感謝のカタチ」がちゃんと受け取ってもらえたような気がしたのかもしれません。
 司会者の言葉から始まり、お礼の言葉、ラジオ体操、空手、習字、茶道、劇、合唱と続き、最後は二人の先生方から「卒業証書」をいただきました。ホストした子供が証書を受け取るときには歓声をあげて喜ぶホストファミリーの姿と、そんな彼らに嬉しそうに「お礼のプレゼント」を渡す子供たちを見て、あっという間に過ぎたようで、実は濃かった21日という時間を感じました。
 明日はいよいよホストファミリーと過ごす最後の週末です!荷物をまとめつつ・・・
お別れの心の準備もしつつ、楽しんでほしいです。
それぞれがどんな週末を過ごしたのかは・・・日本に帰った時にゆっくりと聞いてみてください。毎日、等身大の彼らの姿をお伝えしようと言葉を綴ってきました。遠く離れていても、彼らの葛藤や喜びが伝わっていたら、「成長」を感じてもらえていたら嬉しいです。子供たちはどんな顔をして帰るのでしょう?
 空港で、バス停で、笑顔で待っていてください^-^♡
では、3週間ありがとうございました♬
19日目。

今日は「アメリカでの生活も終わりを迎えています。それについてどう感じていますか。ここを離れる前に何をしたいですか」というタイトルで日記を書きました。
「日本に帰って家族や友達に会えるのは嬉しいけど、ここを離れたくない」
「もう少し、こっちにいたい」「嬉しいけど、悲しい。ホストファミリーともっと楽しい時間を共有したい」このような言葉が多く聞かれました。そしてある女の子は「みんなの印象が最初の印象と変わった」「みんなと別れるのが寂しい」と。私もです。みんなと会えなくなるのが寂しい。たった3週間でこんな気持ちになれるとは!
話を本題に戻します(笑)
今日はハロウィーンパーティーということで、みんな朝からさまざまなコスチュームに身を包んでやってきました!いつも通りの洋服で来た子もトイレに直行で着替えます。コスチュームも個性的。バッドガールにプーさん。スターウォーズにスパイダーガール。ミスターワトソンにミイラ。私はキャプテンクックに^-^
軽快な音楽に合わせて踊ったり、ハロウィーン仕様のカップケーキを食べたり、Kelly先生はスイカでジャックオーランタンを作っていました!(今のシーズンはそれに使えるようなカボチャがないそうです)友達同士で沢山写真を撮って、歌って、アメリカの生徒も日本の生徒もみんなとても楽しそうでした。写真を見たら、その楽しさが伝わるかな?
ランチの後は、この前の続きで、ホストファミリーへのプレゼント作りとお礼の手紙書きをしました。感謝を込めて作ります。みんな真剣です!明日のさよならパーティーでプレゼントを渡します。ホストファミリーの喜ぶ顔が目に浮かびます^-^ が・・・それを渡すということはいよいよお別れの時が近づいているということです。3週間ってこんなに短かったかな?みんながどんな思いでプレゼントを渡すのか・・・楽しみです。
今日、ある女の子の日記にこんなことが書かれていました。
「いつも夜になったら、早く日本に帰りたいと思っていたのに・・・こんな風に思えるなんて(まだまだここにいたいと思うなんて)どうしたんでしょうか?」
ある男の子は「アメリカに来て、コーラをぼったくられたことも残金が20ドルになっていることもなんだか楽しく思えてくる」と。ははは^-^笑えます。
そして、子供たち全員が「実際に」見てみる、触れてみる、話してみる、聞いてみる、使ってみる、住んでみることの大切さを学びました。それは彼らの日記から伝わってきます。
「実際に」・・・これがポイントです。日本では時間に追われ、学習するべき内容をすべてコンプリートすることに追われ、ルールや受験に縛られ、「実際に」やってみる時間が限られています。(それは生徒も教師も同じです)なので、話には聞いていても「本当のところはどうなのか」というリアリティが伴いません。だから知識が持続しない。深い理解に繋がらない。ここは「実際に」やってみるところから始まります。だから、忘れない。インパクトが残るからです。ここで身に付けた「チャレンジする気持ち」をずっと持ち続けて欲しい。「実際に」やってみることの大切さを忘れないで欲しい。そして「なりたい自分になるため」の努力を惜しまない人になって欲しい・・・そう願わずにはいられません。
明日はいよいよ最後の授業となります。どんな気持ちで受けるのでしょうか。午後からはさよならパーティーの準備に取りかかりますが、どんな気持ちで取り組むのでしょう。
「感謝」を込めて一日を過ごしたい。最高の笑顔をホストファミリーに見せたい。
そして、ホストファミリーの最高の笑顔が見たい。
今までで一番素敵な一日にします。
ということで、また明日^-^☆
18日目。

 いつも通りの朝です。みんなが「昨日何をしたか」を書いている間に、日記を集めます。昨日のバス遠足の話を書いている人がほとんどでしたが、締めくくりは「あと少しだから〜したい」というような前向きな文章が目立ちました。その中で私の心に残った文章を紹介します。
「体験することや挑戦したりすることは、自分の考えをよい方向に変えてくれるチャンスだなと思いました。」
「僕は帰るまでに「わからないことをわかるまで聞く」ことと、もっとファミリーに話しかけることに挑戦します。」
「?ボックスをするときに「前に出てやってみようかな」と思ったけど、できませんでした。でも、△△ちゃんは手を挙げてすごいと思いました。次は勇気を出して挙手します。」
「?ボックスをするとき、〇〇ちゃんに「やってみたら?」と言われて、前に出ました。勇気を出して良かったです。」(ちなみにこの〇〇ちゃんは、よく手を挙げていろんなことに挑戦してくれる女の子です^-^)
 新しいことに(しかも今の環境で)挑むことは勇気がいります。でも一人一人が自分の課題をもって一歩を踏み出そうとし始めています。実際にやってみたら「あれ?こんなものか」ということも多いはず。難しいのは最初の一歩だけです。学校で授業を受けるのもあと二日。全員が彼らなりの一歩を踏み出せたらいいな。。。
 今日は午後の「消防署見学」に行く前に、体を動かす。ということでいつもより早めのランチでした。ランチの後は、三つの班に分かれてゲームをしました。まずは廊下でストローをくわえて、ふーふーしながら綿を転がすリレー。それから膝にペニーを挟んで少し先にあるコップに手を使わずに入れるリレー。どちらも日本ではしないな〜と思いながら眺めました(笑)そのあとは外で水風船を使ったゲームです。何種類かしたけれど、私が一番「アメリカンだ!」と感じたゲームは「水風船バトル」です。その名の通り、水風船を相手にぶつけるバトルです。人に向かって真剣に投げます。人に当たると風船ははじけて、当てられた人は水浸しです。それを見て先生は大笑い!日本では絶対にしません、というか、むしろしたら怒られる・・・?子供たちはキャーキャー逃げながら、だれかめがけて投げていました。
元気いっぱいに走り回って、楽しそうでしたよ。最年少に水をかけてしまった男の子が、あとで小さい声で「ごめんな」と。日本人はなんてジェントル!!(笑)
そのあとは、道を挟んですぐの消防署へ。
実際の装具を身に付けさせてもらったり、ホースから水を出させてもらったり、消防車に乗せてもらったり・・・またまた新しい体験を味わいました。そこの消防士さんたちがイケメンで・・・見学の後に彼らと写真を撮るための長蛇の列が!どれだけイケメンだったかは、女子たちが日本に帰った後見せてもらってください。(笑)
 もう子供たちもホストファミリーも「お別れの日」を思い描きながら生活し始めています。
あと4日。彼らが望むエンディングが迎えられたらいいなーと思いながら、最後までしっかりと見届けることにします^-^
では、また明日♬
17日目。
 今日は最後のバス遠足でした。。。やっぱり全員集合したのは8:02。わざわざいつもより30分早く集合する必要があるのか、気になりながら言えない、気の弱い私です(笑)
 バスに乗り、各班長の点呼も慣れたもの。(いつも早いのがE班で、いつも遅いのがB班です^-^)シアトルまで二時間半くらいかかりますが、行きのバスの元気なことと言ったら。。。後ろの座席チームの笑い声が止まらないままMicrosoftに着きました。
 Microsoftではまず、お約束のグループ写真を撮ってから自由時間です。ショップに入る人、体験型のゲームに挑戦する人、久しぶりの?ウイニングイレブンに燃える人、スイーツを買ってのんびり食べる人・・・友達や学校の先生方にお土産を選んでいる子が多かったです。こっちに来た当初はあまり後先考えず、欲しいものを買っていた人も多かったのですが、この頃は「先生、この後まだ買い物する場所に行きますか?」とか「あと〜ドルだからちょっと考えて使います」とか、「帰りの空港はどれくらい自由時間がありますか」とか、慎重派が増えました。(笑)お金の使い方を考えるいい機会にもなっています。
 近代的なMicrosoft社を後にして、次は大自然の中にある滝を見に行きました。最近は肌寒い日が続いていましたが、今日は快晴!空も山も、もちろん滝も美しく、とても気持ちの良い時間を過ごすことができました。
 一時間ちょっと(ランチタイムも含めて)の自由時間のあとは、お待ちかねのモールです。もっと街中にあるモールを想像していましたが、自然豊かな、山々に囲まれた場所にありちょっと意外でした。そこでは二時間半?くらいの自由時間がありましたが、何人かずつで好きなお店を回っていたようです。途中すれ違うと「あそこに可愛いのがあったよ」「あのお店安い!」などさまざまな情報を教えてくれます。なので、私もトイレ前で会った男の子たちに「アンダーアーマー、めっちゃお買い得!Tシャツ、二枚で30ドルだったよ!」というと、「ほんと?先生一緒に行こう!」と。ショップではいろんな色のTシャツを試着しては、これよりあっち。あっちよりこっち。みたいに楽しく選びました。「お母さんに洋服選んでもらってるみたいや」と彼。ははは^-^
 今日は行った先でずっと自由行動だったので、、、なんともシンプルな文章になりました。明日はいつも通りの学校プラスさよならパーティーの準備に入ります。
金曜日はもうさよならパーティーだなんて・・・信じられません!
 明日も穏やかな一日になりますように☆
16日目。
 朝、Kelly先生の授業が始まる前に少し時間をもらって、私からみんなに話をしました。こちらに来る前の事前指導の際に、それぞれが書いた用紙をもとに(それには、このホームステイでの自分自身の「目標」が書かれています。)話します。「どう?あと1週間になったけど、自分の目標は達成できそう?」そのあとこの2週間でどんなところが成長したか(どんな力がついたか)を、同じ紙に書き足してもらいました。ある女の子がこう書いています。
 ・物事を多面的・多角的に見る力
 ・自分がやりたくないことを、なぜやりたくないのか考える力
 ・心に余裕を生み出す力
 ・コミュニケーション能力
 ・自己主張をする力(少し)
 ・自分に勝つ力
この子は最初の週の日記に「もう我慢できません。金曜日に日本に帰ります。」と書いた女の子です。あれからたったの1週間。なのに、上記の力が付いたと言い、今日の日記には「もう少しこっちにいたい気がしてきました。」とありました。何が彼女をここまで変えたのか? それは彼女が「身に付けた」という力のおかげです。では、どうやってその力を身に付けたのか?毎日、泣いて、考えて、書いて、読んで、考えて、行動して、少し笑って、落ち込んで、人を見て、知って、自分を見せて、知ってもらって、共有して、喜んで、喜ばせて、笑って・・・この辺で自分が喜ぶと周りも喜んでくれることに気づいたんだと思います。それが楽しいと思え始めたとき「コミュニケーションを図るとはそういうことなんだ」と学んだんだと思います。無表情でいるより笑顔の方が吸収するものが多い。なぜなら人は笑顔に集まるからです。集まった数だけの刺激をもらえる。先に書きましたが、1週間で人は大きく変わります。残り1週間で全員が自分の「目標」を達成して欲しい・・・と思って挑戦した「朝いちトーク」。結果が見えるのは来週です^-^
 今日の日記のタイトルは「週末何をしたか。何が楽しかったか、そしてそれはなぜか」でした。実際にいろいろな体験をしているので、みんなしっかりと発表できました。その中でも、最年少の男の子が今日は上手に発表できて、それがとても嬉しかった私です。誰が助けてくれたんだろう?ありがとう。今日、もう随分と前に書いた「ホストファミリーの家・家族・ペット」の絵の紹介をしました。(「あの絵、ちゃんと出番があってよかった!」とちょっとホッとした私)もしかしたら、家族にもペットにも家にも慣れるのを待って「紹介タイム」だったのかも??そのあとはいくつか小さな活動をして、今日のメインの「ロックペインティング」(石に絵を描くこと)にうつりました。先生が準備した形も大きさも違う石にそれぞれが好きな模様(絵)を描きます。とても・・・個性が出ます。(笑)ワイワイ絵を描いていたら、あっという間にランチタイムに。
 午後からは「ホストファミリーへのプレゼント作り」をしました。これも・・・個性が出ます。さよならパーティーの時に手渡しすると思うので「どの家族もが「自分のホストした子供が作ったのが一番だ!!」と思ってくれるような、気持ちのこもった作品にしよう」と話してからスタート。作りながら、たっぷりたっぷりホストファミリーのことを考えて欲しいです。彼らが自分たちに何をしてくれたのか・・・振り返って欲しいです。愛には愛を、返せる人になって欲しいです。
 明日は最後のバス遠足です。また、遅いんだろうな。朝の集合が・・・でも、もちろん私たちは時間通りに行きますよ!(笑)
きっと楽しい一日になります。その楽しさに「学び」もプラスして、忘れられない一日になるようにと欲張ることにします。v^-^v
では、また明日☆

追伸:私の目標は「みんなの目標を達成させること」です。
13日目。
 今週は曇り空の寒い日が続いています。私は今日は4枚重ね着をして登校しました。暑くなったら脱げばいいと思っていましたが、結局一枚も脱ぐことなく一日を終えました。「日本の夏」を忘れかけている今日この頃です。
 「シアトルへのバス遠足で何をしたか。どんなところが好きで、どんなところが嫌だなと思ったか」というタイトルで日記を書くところから、今日の授業も始まりました。昨日したことを書けばよかったので、比較的書きやすかったようです。今日から5文に増えましたが、大部分の人はクリアできていたようでした。
 それから、いくつかのゲームをして、今日のメインの「イースター」について考えました。「イースター」とは「イエス・キリストの復活を記念する日」のことです。一般的に、クリスマスと同様に家族で御馳走を食べて祝います。また、子供たちは「エッグハント」(卵狩り)をしたり、エッグロール(卵転がし)といった遊びをするそうです。そこでまず、エッグハントをするための紙袋に、みんな自分の名前と絵を書きました。それから、Kelly先生が準備してきてくれたゆで卵に色を付ける作業をしました。ピンク、青、紫、黄色・・・クレヨンで少し模様を書いて、それを色水につけるとクレヨンの部分は水がはじいて、きれいな模様のある色卵が出来上がります。カラフルでとっても可愛いイースターエッグが出来ました。みんなが卵に色付けの作業をしている間、アメリカの生徒たちは外に出て、エッグハントのエッグを隠します。芝生の上に転がしたり、木の間に隠したり、木の上に置いたり・・・私はどちらの様子も見ていたので、なんだかとてもほのぼのとした気持ちになりました^-^
 アメリカの生徒の作業が終わると、日本の生徒はさっき自分が名前を書いたバッグを持って、ドアのところに集まります。そして、先生のGO!の合図で一斉に外に飛び出します。アメリカの生徒たちは時間をかけて隠したけれど、日本の生徒たちの見つけるはやさといったら!Kelly先生が「あんなに時間をかけて隠しても、あっという間に見つけられたね」とあっちの子供たちに言っていました。(笑)卵の中には(日本のガチャガチャのようなプラスティック容器になっています)キャンディーが。好きなものが入っていた子はあけてすぐに食べていましたが、そうでないものが入っていた子は・・・私にくれました!(笑)(笑) 先週はクリスマス、今週はイースター、来週はハロウィーンをするそう。アメリカの行事を満喫しているみんなです。(ちなみに、私とある女の子のファミリーは今晩サンクスギビングデイ【感謝祭】をします。七面鳥だ〜YES!^-^)
 ランチの後は、さよならパーティーで作る日本食を各班ごとに決めてもらいました。次の金曜日はもうさよならパーティーです。はやい!
午後からは、近くのボーリング場へ歩いていきました。各レーン6人ずつ入りボーリングをします。一番ハイスコアは124.男の子が出した記録です。あとは・・・みんな同じくらい!(笑)はじめはうまくできなかった子も「コツをつかんだ!」と時々ストライクを出したり、スペアを出したり。その時はみんなでハイタッチして喜ぶ姿がかわいらしかったです。
 あっという間に一週間が終わりました。残された時間はもうあと少しです。
最近、私が勝手に気になっているのは「授業の雰囲気」です。Kelly先生やTanisha先生は彼らの英語の力だけを求めているのではありません。コミュニケーションを図ろうとする力もつけて欲しいと願って日々の授業の内容を考えてくれていると思うのですが、最近はちょっと緊張感がなくなったというか、日本語を話すことにSTOPがかからなくなってきているように思います。月曜日は「それぞれのゴール」をもう一度確認して、最後の週を有意義に使えるようにしたいと考えています。観光目的・語学学習目的・異文化交流目的などなど、ここに来る前に目的を持ってきたはずです。観光目的ならOK! でも、あとの二つが目的ならば今日の授業の受け方は×です。
 もう一度初心に帰って、最善を尽くす一週間にしたい私です。
では、よい週末をお過ごしください♬
12日目。
 こちらに来て二度目のバス遠足です。バス遠足の日は7:30集合ですが(いつもは8:00)今日も最後の一人がそろったのは7:58。
もちろん日本人は時間通りに集合しています。部屋を出るときに男の子がボソッと「いつも通りの集合時間でよくないですか?」
ホント!それを大きな声で言って欲しかった私です(笑)
 バスに乗り込んでから、まずはワシントン大学に向かいました。図書館の中を見学しましたが、螺旋階段を上ると数多くの本が並ぶ場所と学習室に分かれていて、学習室はハリーポッターが飛んできそうな雰囲気でした。すると「なんかハリーポッターがでてきそうやな」という声が聞こえてきます!みんな考えることは同じだったようです(笑)曇り空がよく似合う建物の前で集合写真を撮ってから、また別の写真スポットまで少し歩きました。これまで何度か集合写真を撮ってきましたが、だんだん表情が柔らかくなっていくのがわかります。「チーム Oak Harbor」に慣れてきたからか、この地に慣れてきたからか・・・どちらにしてもいいことです^-^
 次はシアトルセンターへ。フードコートでランチタイムです。私はランチを持参していましたが、多くの子は好きなものを購入していたようです。が、そこでちょっとした出来事がありました。次の場所への移動でバスに乗り込もうとしていた時、ある男の子が私のところに来て言いました。「ハンバーガーと一緒にドリンクも買ったんですけど、ドリンクが出てこなくて・・・」レシートを見るとドリンク代として4ドルを支払っています。「今じゃなくて、その場でドリンクがないって言わないと!」というと、「頼んだのがうまく伝わってなかったのかと思って・・。でもレシートを見たらお金は払っていたんです。」「そっか。でも自信がなくても、はっきり言うべきやったな。今日のはもう仕方ない。次はこんな風にならんようにしような。」「はい」と彼。ここでは(日本でもですが)「はっきり」と伝えることが求められます。頼んだものがきちんと伝わっているか不安だったなら、それをきちんと確認するべきだったのです。彼はしっかりしているので、次からはきちんと確認をしようと試みると思います。が、彼にとってはちょっと高い授業料でした。
 次はパイク・プレイス・マーケットというところに行きました。海辺の市場のようなところです。世界各国からの観光客の姿が見られます。これまでは美しいアメリカ・壮大なアメリカ・フレンドリーなアメリカの部分を見てきましたが、ここではアメリカの暗い部分を見ることができました。至るところに座り込んでいるホームレス、鳴り響くクラクション。女の子が私に聞きます。「先生、あの人たちはなんでホームレスになることを選んだのかな。」素朴な疑問ですが、シンプルな言葉では答えられません。「なんでかなあ」と二人でアメリカという国について意見を交わしました。行動を共にし始めて12日。私たちの距離が縮まれば縮まるほど「なぜ?」とか「〜についてどう思う?」などと聞かれるようになりました。そして私が答え終わると「わたしはね・・・」と自分の意見を話し始めます。上にも書きましたが、自分の意見を「はっきり」と伝えることが求められるこの国で、子供たちはあらゆる場面を通して、その力を身に付け始めている。彼女たちの言葉を聞きながらにんまり^-^してしまいます。
 パイク・プレイス・マーケットでは結構長い自由時間がありました。ただし3つのルールを守る約束をしてからの自由時間です。
・財布は見せない。・買い物をしたらレシートは必ずもらって、お釣りを数える。・一人で行動をせず、友達と一緒に行動する。
解散後は、集合場所に全員時間通りに戻ってきました!えらい^-^v「何買った?」とお互いに聞きながら、「これ買った」と見せあう姿は本当にかわいい。友達へのお土産を買った人が多かったようです。
 帰りのバスは渋滞にかかり、到着予定時刻より少し遅れて学校に着いたので、もうほとんどのホストファミリーが待っていてくれました。
私は途中「お昼寝タイム」をとりましたが、ガールズのお口は止まりません!笑☆楽しそうにみんなを巻き込んで話します。今日、また新たに広がった友達の輪が、明日からの授業で生かされるといいな。明日はもう金曜日です。今週は先週よりあっという間!
 明日はどんな風に一週間を締めくくるのか・・・乞うご期待♬です。
11日目。
 いつもよりずっと肌寒い朝です。厚い雲が空を覆っていて少し暗い。そのせいか?!今朝はいつもより静かなスタートでした。「ホストファミリーにどんなお手伝いをしてあげたいか」というタイトルの日記を、みんな静かに書き、静かに発表し、そのあとの活動も昨日までの勢いがなかったように思います。「ま〜そんな日もあるさ」と思いながら、みんなの日記を読むと、昨日も放課後から寝る寸前まで、活発に動いているではありませんか!疲れるはずだ・・・日本では平日は学校だけで一日が終わりますが、こっちはそうではありません。学校は生活の一部にしかすぎず、それとは全く別物の家族との時間があるのです。私たちはそのサイクルに慣れていないので、毎日が盛りだくさんでちょっとお腹いっぱいな感じもあるのかも??などと思っていたら、少しずついつもの明るさが戻ってきました。「メキシカンフード」を作り始めたころからです。
 別室に移動し、各自役割が与えられました。玉ねぎを刻む人、パクチーを刻む人、オリーブを刻む人、ライムを絞る人・・などです。部屋の中は何とも言えないにおいに包まれます(笑)チップスのディップを作ったりナチョを作ったり。作った後はみんなで食べたけど、それぞれクセが強くて?中にはお口に合わない人もいたようです。が、私はとっても美味しくいただきました♡
 午後からはベイクセールです。昨日遅くまで焼いたクッキーやバナナブレッドなどを持ち寄って、みんなで売りました。手作りの看板をもって歩道に立ち、道行く車に声を掛けます。「ベイクセールでーす!」前回の車洗いの時よりも大きな声で呼び込みます。慣れも出てきて?動きも大きくいい感じ♬おかげで車を止めて買いに来てくれる人も!今回も「値段」がありません。すべては「気持ち」です。子供たちが作った焼き菓子はいくらで売れるのか?
 今日心に残ったベスト3は・・・まず、子供たちの看板を見て、グルっとUターンしてきてくれたお兄さんです。車をとめて買おうとしたとき
「カードは使える?」というので「キャッシュだけです」というと「OH!」と去っていきました。が、しばらくすると戻ってきてくれました。小銭を作ってきてくれたのです。今度こそ!という雰囲気で品物を眺めるお兄さんは本当にクール☆でした。
 次はクッキー3枚に40ドルも払ってくれたお姉さん。「いくら?」と言うので、「気持ちをいただいています」というとスッとお金を差し出してくれました。かっこいい!
 最後は・・・ベイクセールの意図をしっかりと理解してくれているホストマザーの一人が100ドルでお買い上げ。前回の車洗いのときといい、今回といい、本当に驚かされます。日本でこんなことってありますかね?日本に戻ったら私も「気持ち」をあげられる人になろうと強く思いました!!さあ、どれくらい売り上げたのか・・・明日聞くのが楽しみです!ちなみに、前回の洗車では352ドルの売り上げでした。YES!^-^!
 今日はランチの後の休み時間に沢山日本語を話しました。「なぜだかわからないけど、暗くなってしまう」と、ある女の子と男の子。私は暗くなること(落ち込んだり、考え込んだりすること)は悪いことだとは思いません。黒と白。朝と夜。陰と陽。そのどちらもあるから、どちらかが引き立つ。落ち込むときがあるから、楽しさを味わえる。というニュアンスを含んだアドバイスをしてみたけど・・・理解できたかな?!(笑)
 明日は二回目のバス遠足です。笑顔でスタートがきれるといいな♬
今日で10日がたちました。
毎日スケジュールが詰まっているので、私にはあっという間に感じられるのですが、子供たちはどう感じているのでしょうか。(明日聞いてみることにします^-^)さて、今日の日記のタイトルは「自由時間にしたいこと」と「ホストファミリーがしたいと思っていること」でした。「自分がしたいことはわかるけど・・・もう10日もホストファミリーと一緒にいるんだから、ホストファミリーのしたいことも聞いてるよね?!」とKelly先生。
ーーーまだまだ、家族と話をする、思いを共有する必要がある彼らです♬
 今日、楽しそう!!と思ったのはスパゲティの麺(モチロン茹でる前のですよ!)とマシュマロを使って、どのチームが一番高い塔を作れるか?競うゲームです。"Ready go !" の合図で一斉にスタートしました。班ごとに個性がでます。細くて高いものを作ろうとする班。土台に沢山のマシュマロを使う班。逆に沢山のスパゲティの麺を使う班。きれいに麺の両端をマシュマロで繋いでいく班。" Stop! "の声で作業をやめ、手を離した時の塔の崩れ方の面白いこと!!(笑)結局、土台に沢山のマシュマロを使った班が勝ちました。やっぱり何でも「基礎」が大事ということですよね。下がずっしりと重いほど、上をしっかりと支えられる。みんなにも「基礎」となるマシュマロ・・・の代わりに基礎となる「語彙」をたくさん集めて欲しい。「語彙」を沢山集めたら、あとはそれを繋ぐだけです。今日のスパゲティの麺のように、どこにどう繋ぐか、何度も何度も繋ぎなおしては結果を見る。どの「語彙」と「語彙」をどう繋ぐのか、それがどう働くのか、使ってみては結果を見る。どんな作業も本質的なものは同じです。極めるには時間と労力と、時には協力が必要になる。「ゲーム」と呼ばれるその活動の中に、彼らが豊かな人生を送るためのヒントが沢山隠れていることに、いつか気付いてほしい私です。それともう一つ。勝負には常に「勝ち」「負け」が付きまとう。勝って喜ぶのは比較的簡単ですが、上手に負けきれる人(負けをきちんと受け止める人)は意外と少ない。前置きや言い訳はいらない。最初から逃げ道を確保して(ただのゲームだし。とか、勝っても何もないし。など)、「勝負しました。」なんて・・・そんなのは勝負とは言いません!(笑)小さなことにも力を出しきる人になってもらいたい。そして「嬉しい」とか「悔しい」とかを本気で味わえる人になってもらいたい。たかが「塔を建てるゲーム」でしたが「あ〜悔しい!」と言った何人かの目は本当に悔しそうでした。そういう人たちは次も本気で勝ちにいく。明日はどんな彼らの姿が見られるか・・・♡
 今日は昼食後に、さよならパーティーで何をするかを話し合いました。
まずは会場の飾りつけに始まり、習字、折り紙、バルーンアート、空手、浴衣、日本のお菓子ブース、日本食ブース、などなど沢山意見が出ます。意見を出し合った後は、誰がどの担当をするかも決めました。あまり時間をかけずに役割が決まっていきます。いい感じ♬あとは全員で劇をすることになりました。「ホストファミリーに、そして二人の先生方に心からの感謝を伝える会」にしたいと思います。
 話し合った後は、ローラースケートをしに行きました。眩しい日差しの中、みんなで歩きます。ワイワイ賑やかに歩いているとあっという間に会場に着きました。会場には小さな子供たち(6歳・7歳くらい)もたくさんいました。最初は一人ずつ自己紹介をして、次に子供たちからの質問に答える時間がありました。「好きな色は?」「好きなキャンディーは?」「好きな恐竜は?」←外国の子供らしい質問です(笑)子供は恥ずかしがることなくどんどん手を挙げます。が、日本の子供たちはというと・・・恥ずかしいのか?なかなか答えません。(恐竜の質問以外はどれも答えやすい質問なのにも関わらず!です)Come on !! こういう時に挑戦する子が決まってきつつあります。それは先ほど話した、負けて「悔しかった」という子たちと重なります。このように、なんでも繋がっているんです。小さな子供の気持ちに「真剣に」向き合う人はきっと、今日の夕食の時のホストファミリーとの会話にも「真剣に」向き合うでしょう。自分がすることが全部自分に返ってくると私は思っています。だからこそ、ではないけれど、どうせなら・・・ですよね。
 スケート靴をはいたら、みんなグルグルスケート場をまわり始めました。(それぞれのペースでですが(笑))子供たちといつの間にか仲良くなって手を繋いで回ります。スポーツは言葉がいらない分?楽しみやすいようです。が・・・一人の女の子はまったくと言っていいほど進みません。ローラースケートです。靴を履いたら自然に滑りそうですが、進みません。むしろ地面を踏みしめて歩いているように見えます!でも彼女は滑れるようになりたいようで諦めません。リンクサイドから私が「〜してみたら?」と声をかけると、やってみるものの進みません。そうこうしているうちに、スケートが得意な子が彼女に教え始めました。スケート靴を脱いで、靴に履き替えて、隣に並んで教えます。でも進みません。けれど彼女はあきらめません。ひたすら前に前に!!「真剣」です。最後の最後まで彼女は滑り続け、そして、何人かはその横で教え続けました。そして「もう終わるよ〜」のほんの少し前に、少しずつ滑れるようになったのです。「少し滑れるようになりました!」と彼女。「うん、ずっと見てたよ」と私。ここでも、です。彼女の「滑れるようになりたい気持ち」(真剣さ)に、周りの子たちが「滑れるようにしてあげたい!」という気持ちをかえした。本当にいい眺め♡そして、そのあとに食べたアイスクリームも最高でした♡
 気持ちには気持ちを。明日も私自身が「真剣に」頑張ります(^^♪
9日目。

 二日ぶりの学校です。この週末はみんなホストファミリーと英語漬けの生活を送ったはず・・・日記のタイトルは「この週末に家族と何をしたか」でした。プールに行った。山に登った。買い物に行った。シアトルの航空ショーに行った。日本食を作ってあげた。沢山の人に会って、日本を紹介した。などなど、みんな忙しく過ごしたようです。ここは広くて、場所から場所への移動に時間がかかります。二時間かけて行ったとか五時間かけて行った!とか、少し疲れていた子もいたかな。夜も遅くまで何かをしていたようで、少し眠たそうな子もいました。私はというと・・・今朝はみんなの顔を見て、一人一人のスピーチを聞き、家族の一員として楽しもうとしていることを嬉しく思いながら、一人一人の日記を読んで思いを共有する・・・贅沢な時間を持たせてもらっています。
 午前中はいくつかのゲームをしながら、英語を、そして仲間を知っていきます。今日は日本の生徒も、アメリカの生徒もごちゃ混ぜに円になって名前を言うゲームをしていました。知っているようでいまだに知らない全員の名前。(私が全員の名前を1番に覚えた人だと思います!YES^-^!)誰かの日記に書いていました。「名前を覚えてもらって、自分のことを知ってもらって嬉しかった。」その通りですよね。自分を知ってもらう、そして相手を知る。それが仲良くなる一番の近道です。そのためには会話をすること。英語を話すこと。それが必要不可欠です。今日は各班ごとにキャンディーが満タンに入った瓶がおかれていて、日本語が聞こえるたびに、その班の瓶のキャンディーがとられていました。(笑)最後に残ったキャンディーがみんなの取り分というわけです。二人の先生方の工夫があちこちに見られます。今日は先週より「クラスルームイングリッシュ」(教室での英語)が増えました。少しずつ意識して英語を話そうとする子が増えています。日本語を話す友達に「English!」と声をかける子もいました。なかなかよい2週目のスタートです!
 お弁当を食べて、老人ホームへ出発。
ピアノを弾く人、バイオリンを弾く人、歌う人、いくつかのグループに分かれて出し物を披露しました。そこで驚いたことが!!最年少の男の子のピアノの素晴らしさといったら!!!遠くに座っていたお年寄りが、立ち上がって聴きます。日本の仲間も彼の近くによって驚きの表情を見せます。私は・・・思わず涙が出そうになりました。力強いタッチから生まれる音色は本当に素晴らしかった。その音楽が見知らぬ人々との距離を一瞬で近づけてくれました。感謝。あとに続いたバイオリンもGreat! 久しぶりに弾いたと言っていたけれど、一生懸命さが周囲に伝わります。彼の誠実さが周りの空気を温かいものにする・・・続く「カエルの歌」でさらに場が和み(笑)最後の「故郷」はなにかグッとくるものがありました。
 そのあとはテーブルに分かれて、折り紙をしたり、習字をしたり。お年寄りはみんな嬉しそうでした。色紙に「富士・桜」と書いてもらった女性は嬉しそうに壁に飾ると言っていました。そして、一緒に参加したアメリカの生徒も!「蹴利伊」←ケリーと書いてもらった紙を大事そうに持って帰っていたのが印象的でした。「毎年日本からの生徒が来てくれるけれど、今年の生徒が一番だ!」とホームの職員さんが言ってくれました。Good Job!
さて・・・これを読むおうちの方が心配するかもしれない話を少し。
今週から私は教室の中で英語を話すようにしました。が、ランチタイムは別です。心にモヤモヤを抱えた子が話しやすいように、引き続き英語交じりの日本語を話しています。
何人かがかわりばんこにやってきては、こちらでの生活についておもいおもいに話します。
「頑張れ」という励ましを込めた言葉を伝えますが、今の彼女たちにはそれが気休めにもならないようです。「日本に帰りたい」それが本音です。「でも、日本の家族にはそんなことは言えない。手紙を書いたけど、寂しいとか、帰りたいとか、こっちの生活のきつい部分は話していない」と続けます。私も3児の母です。子供たちのそんな思いに触れ、切なくもなりますが、その思いをはるかに超えて嬉しくなります。言葉も文化も違う人たちと意思の疎通を図ることは、おうちの方が思う以上に大変です。大変を通り越して「苦しい」ことかもしれません。でも逃げ場のないこの地で一生懸命に「新しいこと」と向き合っています。起きたくない時間に起きる。食べたくないものを食べる。ゆっくりしたいのに家族に付き合う。わからないことをわかるまで聞こうと試みる。笑いたくない時に笑う。泣きたいときに我慢する。日本ではこんな思いはしないかもしれません。気の合う友達と過ごす日々が楽かもしれない。でも、今彼女たちが経験している「苦しい体験」はこの先の彼女たちを必ず助けてくれます。彼女たちの姿を見ていると、16歳の頃の自分を思い出します。ホームシックで自分以外は何も見えなくなっていた私です。でも、彼女たちは私とは違う。ホームシックになりながらも、毎日自分以外の誰かを気遣って笑います。友達と仲良く話そうとします。学校で何かを学ぼうとチャレンジします。お迎えの車を見ては「帰りたくないな」と言いながら家族に「Hello!」と笑顔を見せます。私は彼らの親ではないけれど、もしあれがわが子の姿だったら・・・こんな誇らしいことはありません。
日本に帰ってからも、きつかった話はしないかもしれません。「ここまで来させてくれたのに、そんな話はできない!」と言っていました。(笑)もし彼らが話さなかったら、いつか大人になった時、この経験のすべてが素晴らしかったと思えるようになったとき(今の私のように)「あの時どうだったの?」と聞いてみてください。きっと、正直な思いを全て話して聞かせてくれると思います。
 あと2週間、もっともっともがいてもらいます。もっともっと感じて、考えて、動いて吸収してもらいます。たった二日間会わなかっただけなのに成長が感じられるから、24日間も会わないおうちの方には彼らがどんな姿にうつるんですかね?!それを考えると、とても楽しみになります。
今頃みんなそれぞれの家で夕食を食べている頃です。何を話しているのかな。今日「老人ホーム」に行ったことを話しているのかな。おばあちゃんたち、本当にうれしそうでした。あの笑顔が、みんなの心にも残っているといいです。ということで・・・また明日☆
6日目がスタート!
昨夜はこちらに来て初めて雨が降りました。私のホストマザーは雨音がうるさくて眠れなかったと言っていましたが、私は気づかず爆睡zzz。朝、何人かに「夜中に雨が降ったの知ってた?」と聞いてみたけれど、誰も知りませんでした。みんなしっかりと眠れているようです(笑)
 今日はホストファミリーの関係で一人お休みでした。
今週最後の授業です。いつもは3文以上の日記が、今日は4文以上に増えました。タイトルは「好きな休日・祝日」です。お正月、ゴールデンウイーク、みんな自分の好きなお休みについて書いて発表をします。「年越しそばが好き」と言った子が「年越しそばって何?」と聞かれて、その説明に苦労していました。(笑) 今日はアメリカの休日・祝日について学んだのですが、日記はそのためのウォームアップだったようです。Tanisha先生と私は少し教室を離れたので、彼らがどのような休日・祝日をどのように学習したのかはわかりませんが・・・クリスマスについて学習したのでしょう。今日はクリスマスパーティーをしました!8月のクリスマスです^-^
 まずはちょっとしたゲームをして、そのあとはお待ちかねのプレゼント交換です。プレゼントは今日までにそれぞれが5ドル以内で用意しました。一つの円になり、その真ん中にクリスマスっぽくラッピングされたプレゼントが並びます。プレゼント交換と言えば、それを音楽とともに回しながら、音楽が止まった時に持っていたものが自分のもの・・・という「日本式」を思い浮かべますが、今日は少し変わったやり方で交換しました。どんなやり方だったのか?それはみんなが日本に帰った時に聞いてみてください^-<☆
 ランチタイムです。こっちのスタイルに少しずつ慣れてきたのか、もう誰もお弁当の内容について話す人はいません。レンジの前に並び、チン♪して食べる人、お湯を沸かしてヌードルを作る人、サッと外に出てランチバッグを広げる人・・・様々です。最初は大量の食べ物に苦戦していたみんなも、きちんと自分の分量で持ってこれるようになりました。お弁当を作ってくれるホストファミリーとちゃんとコミュニケーションを図っている証拠です。Good!!
 今日の午後はスポーツデイだったので、食べた後はグラウンドに出ました。バスケット、バドミントン、四つ葉のクローバー探しに、ガールズトーク。広いグラウンドで各々が楽しみます。朝は昨日の雨からの水たまりが残っていましたが、昼にはカラッと晴れて水たまりも消え、スポーツ&お昼寝日和でした。何人かの女の子が私に沢山の質問をします。夫との出会いに始まり(笑)学校の規則について、私の英語の授業について、道徳の授業について、人との関わり方についてなどなどです。女の子の中にアメリカの生徒もいたので、英語と日本語の両方を使って話をしていましたが、みんな真剣に聞きます。英語だけではなく、今の自分に必要だと思うことはどんどん吸収しようとする姿が頼もしく、私も欲が出て、深く深く話そうとしてしまいます。あとでKelly先生が私に「何について話していたの?彼女たちが真剣に聞いているから邪魔ができなかった」「今まで何人も引率の先生を見てきたけど、子供たちとこんなに距離が近い先生は初めてよ」と言ってくれました。出会って6日。私との距離も確実に縮まっているようで嬉しくなりました。
 さあ、そんな私からの宿題はというと。。。「来週からはもっと気持ちの良い挨拶を!そして挨拶にプラス1文すること。」「英語を話すときも地声で話すこと。」←英語となると自信がないせいか、声が小さくなって聞き返される。聞き返されると、間違っているのかと思って、さらに言葉がでなくなる!それはもう卒業です^-^ 家族との初めての週末です。「何をしたのか、どう感じたか、どう動いたかを日記に書くこと」
二日間会えないけれど、月曜日にはみんな少し成長した姿を見せてくれるはず!
友達同士でも少しずつ英語で話そうとする姿勢が見えてきました。「来週からは教室で話すのは英語のみ!」これに近づけるため、私は英語しか話さないつもりです。どんな反応が返ってくるか・・・楽しみ♬
5日目。
今日は一日「バス遠足」でした。朝、いつもより30分早く集合することになっていたのに・・・私が7:28に「よかった!間に合った!!」と思って部屋に入ったら、まだ一人しか来ていないという・・・結局全員が集まったのはいつも通り8:00に近い時間で・・・なんとものんびりです(笑)
 点呼をしてから出発。バスで約一時間半かけて、カナダとの国境に行きました。海に向かって左側にアメリカの国旗、右側にカナダの国旗がそれぞれきれいな花で作られています。まずはそこで記念写真を撮りました。国と国の境を見ることなど日本にいる限りないので、ちょっとテンションが上がった瞬間でした。アメリカではよく玄関先に国旗を飾っていますが、道を挟んだ向こう側の家の玄関先にはカナダの国旗が飾られていて「あの道から向こうには行ったらだめよ」とTanisha先生。道を挟んで国が違うなんて、なんとも不思議な感じがしました。みんなが写真撮影に飽きたころ、再びバスへ。そこから15分くらい先にあるビーチでお昼ご飯を食べました。
 ゆっくりとご飯を食べた後は、ビーチでちょっとしたゲームをしました。班に分かれ、リストに書かれたものを探しに行くゲームです。色とりどりのバケツをもってスタート!
リストをチラッと覗くと「流木」「死んだカニ」←(笑)!!「つるつるの石」「海草」「ゴミ」「割れたガラス」などがあったような?!汚くてバケツに入れられないようなものは、写真に撮ってもいいと言われていました。1番に合格をもらったチームにはご褒美があるということで、みんな真剣です。(笑)とにかくいろんな死骸を見つけては「先生!こんなのがあったよ」と見せてくれます。「割れたガラス」が難しくて、みんな苦戦していました。が、日々のアクティビティーを通して、確実に距離が縮まっている24人です。
 外の空気をたっぷりと吸った後はショッピングです!バスに揺られること十数分?大きなモールへ行きました。何人かは「こっちに来て、まだ水しか買ってないから」とにっこり。「1つ買ったら2つ目は1ドルで買える」や「3つ買ったらもう3つもらえる」などといった「アメリカンルール」?を上手に使って買い物を楽しんでいました。こっちは朝夕が寒いので上着を買う人の姿もありました。日差しが強いのでサングラスを買う人も。「「これを買う!」とか「これを買った!」とかひとつひとつ見せてくれるところがキュート^-^☆
 帰りのバスはお昼寝〜zzz☆の時間。目が覚めると、いつもの学校の駐車場でもう多くのホストファミリーが迎えにきてくれていました。
今日もあっという間の一日でした。
明日は金曜日。全員揃っての朝が迎えられますように。
4日目。
今日も全員揃ってスタートしました。
朝、みんなの授業が始まると同時に私はTanisha先生に別室に呼ばれ・・・各ホームステイ先からの「不安」を聞きました。英語がわからない子供たちには子供たちなりの、日本語がわからないホストファミリー達にはホストファミリー達なりの「不安」があるのです。私は「不安」が「不満」になる前に子供たちに話をしたいと思い、日本語で話す時間を作ってもらいました。
 「みんなの第一印象を決める70%は表情なんだって。あとは話そうとする姿勢が20%。話す言葉は10%くらいなんだって知ってた?だとすると、今、新しい人間関係を築いていくうえで、英語が思うように話せないことはあんまり関係ないってことだよね。言葉より表情、態度だよ。自分の部屋のドアを閉めて、部屋の中で過ごしている人はいない?同じことをするにしても、リビングでする。Happy. Sad. Tired. Glad. Yes. No. たった一言でもいい。この言葉に表情をつけるだけで何かが変わるよ。私たちは挑戦しに来たんでしょう?」
 みんな手を止めて真剣に聞きます。年齢差がある集団なのに、一体感がある。それは今、彼らが同じ困難を共有しているからかもしれません。
昨日、日記についての話をしたと書きました。今日の日記はというと・・・Great!! ひとりひとりの日記の中に、彼らの素直な思いが溢れていました。誰一人として同じ内容はいません。独自の視点から物事を見て、感じたことをそのままに書いているので、言葉が私の中にスッと落ちていきます。書くことで気持ちの整理がつくこともあります。書き出しは「不安」を綴っている文章も、書きながら自分のとるべき行動について考え、最後には、「明日はこんな風に頑張ってみます」と締めくくっている。彼らはそんな自分たちの強さに気付いているのでしょうか。
「たった20行しかないのに、それが埋まらないような生活してるの?」私のこの言葉に反論しているかのように、文字でぎっしりと埋められたノートを見ることが私の楽しみになりました。
 そんな彼らです。今日の私の言葉を彼らなりに理解して行動に移してくれる・・・と信じて。午後からの内容にうつります(笑)
 今日は「車を洗う日」でした。昨日書いた Car Washの看板をもって道端に立つ人、車を洗う人、拭きあげる人、みんなそれぞれの役割を果たします。が、最初は車が来てくれません!お手伝いに来てくれているアメリカの生徒たちもむきになって呼び込みをします。それを聞いて、初めは黙って看板を持っていた子たちも声を張り上げるようになりました。「車を洗いませんか?」(もちろん、英語で!)洗うラインに入ってくれた時はみんなで喜びます。1台の大きな車が入ってきました。みんながそれを洗っている間、私は運転手のお兄さんと話をしていました。
「なんのために車を洗ってお金を稼いでいるのか」と聞かれ「アメリカの子供たちが、日本で勉強するための奨学金の一部になるように、日本から来た子供たちが車を洗ってお金を稼いでいます。」と答えると「Oh!」とにっこり笑って$100を箱の中に入れてくれました。わあお!!
車を洗う代金は決まっていません。その方の「気持ち」をいただいているのですが・・・お兄さんかっこよすぎです!そのことをみんなに話し、ありがとうを伝え、拍手で見送りました!!(笑)
 そうこうしているうちに、ふと見ると、洗車を待つ列ができているではありませんか。最後は役割も無視して、みんな一生懸命働いていました。Good job!です。そういえば、暇な時間に「アルプスいちまんじゃく〜♪」をアメリカの生徒に教えて、一緒に楽しんでいるグループもありました。自分たちで楽しみ方を見つける・・・いい傾向です。
今日はホストファミリーの関係で、一人車を洗い始める前に早退しました。写真に姿が見えないのはそういう理由です。心配しないでくださいね。
 最後に、今日私の心に残ったことを一つ。
教室の中にいるとよく質問をされます。「これはどうしたらいいですか」のような質問です。私はそう聞かれるたびに " I have no idea."と答えます。すると今日、一人の女の子がやってきて「先生はいつも " I have no idea." と答えるけれど、なぜ " I don't know." って言わないんですか。」と聞きます。すごい!!そんなところを不思議に思っていてくれたなんて!「" I don't know."は「私は知らない」って意味だけど、私は知ってるから・・・" I have no idea."は「私にはアイデアがない」ってことだけど、そういうと「だからアイデアのある人に聞いて」(Tanisha先生を指さして)ってつなげられるでしょう?」と返すと「すごい!なるほど!」と。いやいや、すごいのはあなたです。
 今日も忙しく、楽しい一日を過ごさせてもらいました。明日はフィールドトリップです。どんな旅になるのか。。乞うご期待です♪

3日目です。
朝、私がスタディーセンターに着くともうほとんどの生徒が来ていましたが・・・表情が暗く、とても疲れて見えます。"Good morning!" 挨拶の声もイマイチです。「おはよう!元気?」と日本語で問いかけてみても、反応がイマイチ・・・朝だから?!
授業が始まる前に私が少し時間をもらい、そんなみんなに追い打ちをかけるかのような話をします。
 「毎日出してもらうことになっている日記が雑すぎる。新しい場所で、新しい出会いの中で、初日の日記の内容があんなはずがない。もしあれが、あなたたちのベストだというのなら、アンテナが低すぎる。そんなアンテナは立て直してください。私は丁寧に毎日を積み重ねたい。積み重ねた「何か」を忘れたくない。そのためには記録することです。今日の日記は集めません。明日の朝、集めます。感じて、考えて動こうと私は言ったはず。沢山感じているでしょう?考えて動いてね。」
 みんな顔を上げて静かに聞きます。私の言葉がどう伝わったかはわかりません。が、思いをもってここまで来た彼らです。何らかの変化が見えるはず???
 "OK, you guys." 私の言葉が途切れると、自然にKelly先生が話し始めます。疲れた顔をしている暇はありません。今日の日記のタイトルは「あなたのホストファミリーについて書いてみよう。家、人々、ペットなんについてでもOK」最低3文以上。それは昨日と変わりません。書き終えたら今日は全員発表をしました。Kelly先生に助けられながら、中1コンビも上手に発表できました。それから、昨日の宿題チェックです。宿題はしたけれど、家に教科書を忘れてきた。という人もいました。明日は忘れ物ゼロになるといいのですが・・・簡単なようで実はとても難しい「忘れ物ゼロ」。それは日本でもアメリカでも同じようです。
 日記の発表の後はビンゴをしました。「弟がいる人」「12月生まれの人」など沢山の質問が書かれていて、それに当てはまる人を探していきます。一番に一列そろった人にはキャンディをあげる!とKelly先生。日本人はあまり大きくは喜びません。昨日に続き、今日もアメリカの生徒たちが来てくれていたのですが、彼らのほうが喜んでいました。(笑)教室の中をグルグル歩き回りながら、何人もの人に質問をします。一列揃えるのはあっという間で、いつの間にか全部揃える!に変わっていましたが、ほぼ全員クリアしていたように思います。
 Kelly先生からの手紙をランダムに切った紙を、意味が通る英文に並べ替えるクイズをした後は、明日の「Car Wash」のための看板書きをしました。画用紙をもらうと、ペンでさっと本書きに入る人、丁寧に下書きをする人、色紙をちぎって飾る人などいろいろで、見ていてとても楽しかったです。
 今日はお絵かきDAYなのか、そのあとも絵をかきました。小さな画用紙にホストファミリーの家と家族の絵を、思い思いにマジックやクレヨンなどを使って描きました。あっという間に描き上げて「先生、見て!」という人、デジカメを見ながら丁寧に描き進めていく人、「かけな〜い!」と言いながらも真剣に描く人・・・描き終えた絵を何に使うのか、実は楽しみな私です。(明日、それをみんなに見せながら、紹介とかするのかな?)
 ランチタイムです。今日は風が強かったので、外で食べる人と中で食べる人がちょうど半々くらいでした。私の周りで食べる人の中にはホームシックにかかった人が「帰りたい」「もう嫌だ」「面白くない」と話し始めます。嫌なことを嫌だときちんと口にできていることに安心する私。「大丈夫」「今の気持ちと折り合いをつけて楽しめるようになるから」というと「なんでわかるん?」とみんな。「だって、私もそうだったもん!」そこからは昔話をしながら一緒にランチを食べました。食べ終わるころには涙もとまり・・・警察署に出発です!
 警察署では、生きている間は絶対に体験しないことをさせてもらいました。本物の牢屋に入れてもらったのです!かたいベッドとトイレ、面会者と話すことができる電話のみが付いた狭くて暗い牢屋でした。が、みんなは大盛り上がり!パトカーに乗せてもらったり、囚人を運ぶ車に乗せてもらったり、最後はイケメンの警察官と写真を撮って警察署をあとにしました。その足でダウンタウンへ。
 ダウンタウンでは三人グループに分かれ、Tanisha先生からのミッションをクリアした人たちから自由!と聞いてみんなバラバラに散っていきました。道行く人に、与えられた質問をするといった内容です。そのあとの自由時間に少し買い物をした人も。。。
 今日一日もびゅ〜んと過ぎていきました。途中、体調不良で早退した子が一人いましがた、明日はみんな笑顔でスタートできるかな?そして、楽しかったこと、悲しかったこと、伝わったこと、伝わらなかったこと、沢山の想いが凝縮された日記を読むことができるかな?
 私たちのOak harborでの生活はまだまだ続きます。

2日目です。
朝、8時にスタディーセンターに集合しました。遅刻をする人は一人もいませんでしたが、昨日の夜ごはんの後からお腹の調子が悪いという子が一人と、寒くて咳と鼻水が出始めたという子が一人。様子を見ながら一日がスタートしました。
 授業の前にTanisha先生から、ホストファミリーと生活する上での注意事項などが話されました。内容的には日本で学習してきたことと似ていましたが、それが英語で説明される新鮮さ?と、ランダムにあてられて"Please read from here."(プリントを指さして「ここから読んで」)と言われる緊張感からか?みんな引き締まった顔で話を聞いていました。Tanisha先生は一人ずつ当てていきながら、彼らの語学力を確認していたのだと思います。始まって1時間が過ぎたころ、一人の男の子が私のところにやってきて「トイレに行ってもいいですか」と。先生に聞いてきてというと、すっと前に出て聞いてくれたおかげで15分の休み時間がもらえました!座りっぱなしの1時間はきつかったのでGood job♪です(笑)
 休憩のあとはいよいよ初授業の始まりです。今日はKelly先生の生徒たちが来て、子供たちの集団の中に散らばってくれたおかげで、必然的に英語を話す機会が増えました。アメリカの生徒にもシャイな子、積極的な子などさまざまでしたが、みんな自分の話しやすい子を見つけては何とかコミュニケーションを図っていました。まずは外に出て全員で手をつなぎ、円になってフラフープを渡す、言葉のいらないゲームに始まり、部屋の中で英語版フルーツバスケットのような少し言葉を使うものに、そして最後は文章を使って相手を笑わせるゲームを・・・みんなが新しい友達(日本人もアメリカ人も)に慣れていくにつれて、ゲームも徐々に難しくなっていくように考えられていて、そこにKelly先生の工夫が感じられました。
 授業中に一冊のノートをもらいました。日記用のノートです。今日のトピックは「アメリカにいる間に、どんな経験をしてみたいか。」でした。最低でも3文は書くようにと言われ・・・さすが高校生はあっという間に書き終えましたが、手こずる中1二人組。先に終わった女子に彼らを手伝うようにいうと、さっと動いてくれました。「友達を沢山作りたい」「ホストファミリーと英語で沢山話したい」「魚釣りに行きたい」「買い物をしたい」など・・・やりたいことは山盛りです^-^
 少し頭を使った後は外に出てランチタイムです。ホストファミリーが作ってくれたお弁当(サンドイッチにチップス、フルーツなど)をみんなで食べました。こちらのお弁当は日本のものに比べると・・・シンプルです。(笑)チップスはお菓子感覚だし、フルーツはデザート感覚でなんとなくご飯を食べた気がしない。とぼやいていました。(笑)
 午後からは少し歩いてPBY Naval Air Museumへ。そこで女性宇宙飛行士の方の体験談を聞きました。当時の(宇宙での)映像を使っての説明はとても分かりやすかったです。もう一つのブースでは昔のOak Harborの映像とともにNavyの歴史を説明してくれていましたが、そこは暗闇のせいか・・・(話される英語も難しかったし)うとうとする生徒も!少し時差ボケもあるようです。スタディーセンターに戻ると、ホストファミリーがお迎えに来てくれていました。
 18:00からは昨日できなかったウェルカムパーティーでした。それぞれの家庭が手料理を持参します。みんな、好きなものをプレートにとって食べました。誕生日の子もいたので、お祝いを兼ねたパーティーとなりました。夕方は風も出てとっても寒くなります。でも子供たちは元気です!バスケットコートでバスケを楽しむグループ、ゲートボールのようなスポーツを楽しむグループ、輪投げをしたり、外のテーブルで話をするグループなど様々にエンジョイしているように見えました。そして不思議だなーと思うことが一つ。みんな年齢は似たり寄ったりなので、誰と話してもいい感じなのに、彼らの小さな妹、弟たちは自分の家に来てくれている子供にべったり!!小さくなればなるほど、他には目もくれません!(笑) 3,4歳の子供でさえ「新しい家族」に特別な思いをもってホストしてくれているのです。
 今日は午後少しお昼寝をした私。エネルギーチャージがしっかりとできているので?長文になりましたが・・・最後にもう一つ、今日私自身が一番うれしかったお話を。
 朝、ホストファミリーが生徒を学校に連れてきてくれた時のことです。男の子のマザーがやってきて私に昨夜の話をします。何を話しても、どれだけわかってくれているのかがわからない、沢山の食べ物を全部食べる必要はないといったけれど、それもちゃんと伝わっているのか?宿題を一緒にしたけれど、わかっているのかわかっていないのか、何より楽しめているのかがわからなくて不安だ。と。その家族は初めての受け入れで何もわからないから、どのように接したら彼が心地よく生活できるのかを私に聞きに来てくれたのです。が、私もよい答えが見つかりません。
「いつも通りのあなたで、いつも通りに話しかけてくれたらいい」というのが精一杯でした。お昼に彼のお姉ちゃんと話しながら歩いていた時に「さっき弟に「昨日の夜どうやった?」って聞いたら、すごい楽しかったって言ってた」と聞き、夜のパーティーで彼のマザーにそのことを伝えると、ものっすごい笑顔で「それが聞けてとっても嬉しい!ありがとう!ありがとう!」と。その顔を見て「あー彼にとっても、彼のホストファミリーにとっても、忘れられない最高の24日間になるな・・・」と勝手に確信した私でした。言葉の壁はあるけれど、それを越える何かをそれぞれが持っている・・・みんなの中の「その何か」を見つけることが楽しみになった私です。
 では、また明日^-<☆
 追伸:朝、風邪をひいたといいに来た子は、夜のパーティーでも元気そうに話をしていました。お腹が痛かった子は午後少し早めに切り上げて家で休んでいたのですが、夜は食べるものを自制しながらちゃんと最後まで参加できました。明日は今日よりよくなっていますように。
 

Sunday July 28th 2019 Oak Harborチーム結成日
いよいよアメリカに出発の日です。朝、別府北浜のバス停に集合したメンバー6人はみんな口数も少なくて、少し緊張しているようにも見えました。(ただ眠たかっただけ?!)

福岡空港でMNCCの下畝さん、そして残りの18人と合流。下畝さんからの注意事項を受けていざ!!手荷物を預かってくれる場所に並んだものの、以前とシステムが変わったとのことで、そこを全員が通過するのに随分と長い時間がかかってしまいました。(その間お見送りの方はずーっと静かに待っていてくれました。ありがとうございました!)

 おうちの方と別れた後、緊張がほぐれてきたのか、だんだんみんな元気になり、台北につく頃には口数も増えました。乗り継ぎの時間がかなりあったので、まず、各班ごとに英語で自己紹介をしてもらいましたが、一人が言い終わると自然に拍手が・・・いい雰囲気です。そのあとはアイスブレイキング的な文字探しゲームをして、自由時間。空港内を散策するグループあり、台北ならではの食べ物を食べるグループあり、写真を撮ったり、トランプをしたりするグループあり・・・私はラーメンを食べる!というグループに交ざって台北スイーツを食べましたが・・・日本のスイーツのクオリティの高さを再確認。みんなも思い思いに感想を口にしながら完食!

 19:30を過ぎ、やっとシアトル行きの飛行機に搭乗しました。そこからは、映画を観たり友達と話したり、でも機内食を食べた後はみんなちゃんと眠りにつきました。それから11時間弱の飛行時間を経てシアトルに到着!!到着してから飛行機酔いで大変な思いをした子もいたけれど、どんな時も誰かが付き添い、見守っている姿に「チームOak Harbor」を感じました。気分が悪かったのにギリギリまで我慢していたんだね。次からは何かあったらすぐに声をかけてね。「先生、私、ずっと隣にいたのに我慢していたことに気づいてあげられなくて」ある女の子の優しい言葉に私自身も反省しました。明日からはもっとアンテナを立てて見守ります!!

 到着ロビーでMNCCの酒井さんとTCのTanishaとKellyが待っていてくれました。ここから、耳に入ってくる英語がグッと増えました。計画では18:00〜20:00にウェルカムパーティーとありましたが、シアトルの空港を出発したのが18:30で・・・そこからバスに乗り、Oak Harborに到着したのは20:30。ウェルカムパーティーは後日となりました。バスから降りるとホストファミリーが待っていてくれてみんな自分のファミリーのもとへ。そこから、ひとりひとりのドラマが始まりました。どんな風に自己紹介をしたのか(台北の空港で練習したとおりにできたかな?)どんな会話をしながら食事をしたのか・・・いろんなことが気になるけれど、それは明日のお楽しみにして今日のレポートを終わります。私たちの7月28日は本当に長い長い一日でした。やった〜ベッドだ!足が伸ばせる!!おやすみなさい☆