7月27日(金),今日もPuyallupは雲一つないくらいの晴天でした。毎日天気に恵まれています。毎朝,生徒たちの日記をチェックしています。たくさんの気づきがあり,とても興味深いです。今日はこんな日記が見られました。「家で日本語を使うと印象がよくないので,2人で話すときも英語で話すことにしました。」(ステイ先が2人の生徒です。)と。1人でホームステイしている生徒は必ず英語を話さなければならない状況なので,それが良いと思う生徒もいれば,精神的にもきついと感じる生徒もいるかも知れません。2人でホームステイした生徒の場合は,日本語を話せる安心感がある反面,英語にどっぷり浸かるという点では,少し物足りなさがあるかもしれません。いずれにせよ,与えられた環境の中で自分がどのように前向きに考えられるか,そして成長させるためにどれだけ自分に負荷をかけることができるかは,日本に帰っても役立つ「生きる力」になると思います。最後の日がどんな自分になっていたいかをイメージして行動してほしいと思います。
さて,午前中はテキストを使っての授業でした。内容は基本的なことで,自分の体調のことや天気,簡単な単語の聞き取り,その単語に対するQ&A,最後は英語を使ってのゲームでした。途中,発音練習もありました。「r」と「l」の発音がきちんとできていないということで,「ruler」を使っての個別練習がありました。また,基本的な内容でも,指示や説明,質問などがすべて英語になるとすぐに答えが出てこないことも多いようです。今週は,中学生と高校生の混合クラスで授業を受けていましたが,来週はTCの先生に相談して,中学生と高校生で分けて授業してもらってもいいなと考えています。
私は授業を見ながら,Puyallup地域のTCのとりまとめをしている地域責任者の先生と話をしていました。生徒が私のところに個別に話に来ている様子を見て,「生徒たちの調子はどうですか?」や「ステイ先はどうですか?」など,とても気にかけて下さってくれます。(TC:Teacher Coordinator 現地教師)とても話しやすく,ありがたいです。
ステイ先のことについては,生徒から相談を受け,改善が必要な場合は話をして,ホストファミリーに連絡をしてもらうようにしています。その他の問題,例えば,英語が分からなくて苦しい生徒については,頑張るように励ましています。やればできる!乗り越えられない困難を神様は与えない!アメリカでのホームステイを決めた時点で覚悟は決めてきたはず!その時の意気込みを思い出してほしいと思います。でも,もちろん落ち着くまでたくさん話は聞いています。
午後は,Study Centerから移動して,ミニゴルフをしました。ホストファミリーが
移動の協力をしてくださり,何人かずつで乗り合わせていきました。私がお世話になっているホストファミリーの方も車を出してくださり,お孫さんが2人(9歳と5歳)ゴルフにも参加するということで,後部座席に乗っていました。なので,生徒をあと一人乗せての移動になりました。移動中が面白かったです。最初は静かだっだのですが,せっかくなので,「ゴルフは好きですか?」や「上手にゴルフはできますか?」などをできる英語で質問してみたらとアドバイスしました。彼女が質問すると,お孫さんたちは急に心を許し,「何歳なのか?」「好きな教科は何か?」の質問をしたり,自分が得意なことを彼女に一生懸命教えていました。いいリスニングの練習になったし,英語そのものを楽しめましたね。他の車では,どんな会話をしながら移動したのかなと思ったところでした。
ミニゴルフ場は,10mに満たないコースが18コースありました。途中にいろい
ろな仕掛けがしてあり,例えばカップの周りの芝が回転するだとか,スタートから大きな壁を越えなければならないなど,遊びの要素が多かったです。生徒たちは5グループに分かれ,楽しそうにゴルフをしていました。終わったら近くにバッティングセンターがあったので,多くの生徒が挑戦していました。
2時間ぐらい活動して,Study Centerに戻ってきました。
明日は,ホストファミリーとの初めての週末を迎えます。何をして過ごすのでしょ
う。ホストファミリーと楽しい時間を過ごしてほしいと思います。全員の予定を聞く
時間はなかったので,週明けの話を楽しみにしておきたいと思います。"