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本日のスケジュール 学校に集合 空港にて出国 仁川空港着 ホテル泊
仁川空港到着まであと8時間、機内でレポートを書いている。
〇学校に集合
本日もポートオーチャートは快晴。8:00に学校の駐車場に集合。スーツケースの重さや荷物の多さについて話題に上がった。8:30までのバスを待つ間、ホストファミリーとの別れの時間を過ごした。出発前には涙を流しながらハグする姿が見られた。週末にしっかりとお別れできた生徒もいたようで、笑顔でお別れをしている生徒もいた。それぞれが連絡先をもらっていたので、帰ってからメールをする、メールアカウントを作って絶対にメールを送るという決意も生徒から聞くことができた。最後に集合写真を撮ってお別れ。シアトル空港までバスは走り出した。
バスの中では割とやることが多くて忙しかった。まず、韓国に入国するための書類に生徒一人一人に名前を記入してもらった。次に、お別れパーティーで使わなかった7ドルをそれぞれに返却した。(10ドル回収して7ドル返金したので、実質生徒が支払ったのは一人3ドルでした。)そのご、ESTAの証明書を返却。2年以内にアメリカに行くときには持っておくと余分なお金を払わなくて済むそうです。バスは90分程度でシアトル空港についた。本当にあっという間だった。
〇空港にて
空港に着くと、さっそくチェックイン。荷物を預けたのだが、皆重量制限はクリアーしたようだ。MNCCの夏子さんの手助けがあったおかげか、行きと比べて何となく生徒一人一人が頼もしく見えた。「言ってることは何となくわかりました。」などと余裕の生徒も多数いました。韓国でも頼むぞ(祈)。その後、夏子さんから注意事項の説明があり、セキュリティーチェックへ。ここでTCの二人ともお別れ。最後のハグをしながら別れを惜しんでいた。「先生、アメリカにずっといたいです。」という生徒もいて、この旅が彼女にとって有意義であったんだなと感じた。セキュリティーチェックはやはりやや厳しく、一人の生徒が、かばんに入っている食べ物をすべて詳細にチェックされた。おにぎりに包みまで開いて中身を見せるという徹底ぶり。市販のチョコレートバーも隙間に何か薬物などは言っていないか検査をしていた。お土産の品も布のようなものでふき取り、有害なものでないか機械に通していた。生徒本人にとっては災難だったが、私としては非常に勉強になった。アメリカにおいて、空港は最もセキュリティーを厳しくするべき場所なのかもしれない。職員のプロ意識に脱帽だった。
さて、その後、ゲートSに向かって電車に乗り、S11ゲートを確認した時点で自由時間。昼ご飯も食べてよいとした。11:30〜13:35までの長い時間を生徒はそれぞれ楽しそうに過ごしていた。それにしても空港での食事はお金がかかる。ハンバーガーを食べた生徒に聞いてみると15ドルかかったという。麺類で12ドル。ホットドッグでも7ドルかかる。日本でこの価格ならまず手は出さないだろうと思った。さらに中の店でも、スーパーで1ドル程度で買えるものが2.5ドルだったりと高かったので、生徒の中には昼食をおやつで済ます生徒もいた。ここでも割と金銭感覚の違いが出て、「昼ご飯ですから」と大盤振る舞いの生徒や「これは高すぎる」と堅実な生徒と様々だ。待ち時間の間にスターバックスの自動販売機に一ドル札を入れて、キャンセルボタンを押すと1ドルコインが返ってくるという何とも裏技的な情報が入り、生徒は夢中で1ドルコインを集めていた。また、スタバの便がかわいいということで5ドルのコーヒー牛乳(多分ラテとかモカてきなそういうおしゃれな名前)を買っていた。そうこうしているうちに集合時間となり、やや遅れて機内に搭乗した。その後、なんと空港内での飛行機が込み合っているためしばらく待ってほしいと言われ14:15発の便が16:00に離陸した。着いてすぐに映画を見始めてその終盤に離陸というなんともアメリカ的な待ち時間を体験した。機内での生徒の過ごし方はそれぞれで「この10時間と仁川のホテルでは絶対寝ずに宿題をする」と宣言している生徒や、英字新聞をもらっている生徒、明らかにゲームを10時間するつもりの生徒など様々だった。仁川に着く時間は18:30の予定、彼らの体内時間は25:30。この6時間のずれがどう体に影響を与えるのだろうか。
仁川ホテルにてレポートを再開
機内での生徒たちの過ごし方は様々だった。宿題をするもの、ゲームをするもの、寝るもの、それぞれが10時間の長いフライトに何とか耐えていた。ゲームをしながら宿題をしている生徒もいて、器用だなと思った。
飛行機が到着すると男子生徒がなかなか降りてこず、どうしたのか聞いてみると「パスポートをなくした」とのこと。あれだけ注意しておいてなくすわけはないとは思っていたが、かばんをひっくり返しても出てこない。もしやと思い、隣の生徒のカバンを確認したらそこに入っていた。人のカバンに自分の大切なものをしまう神経がよくわからないが、何とか入国できてよかった。入国は非常にシンプルで、ほぼほぼ英語を使わずに入国できた。生徒も余裕の表情を浮かべていた。
〇仁川のホテルにて
今日宿泊するのは、PREMIER BEST WESTERNという空港から15分ほどのホテル。バスで移動したのだが、空港から外に出ると熱気が体にまとわりついた。「アジアに帰ってきたなぁ」という感じがした。生徒も蒸し暑さにうんざりした様子だった。ホテルに着くとすぐにご飯を食べた。体内時間朝5:00の状態で牛肉が出てきたので生徒たちも間食するのは大変だった模様。申し訳なさそうにレストランを出た。ホテル内では、基本的に自由だが、部屋を出ずに過ごすよう指示をした。ホテルの1階にセブンイレブンがあるので買い物したい生徒はフロントで両替をして買い物をしていた。残ったドルをウォンに代えてお土産を買う賢い生徒もいた。女子生徒はコスメ商品をお土産として購入していた。
一つ一つの部屋をチェックしながら感想文を集めた。部屋のメンバーで写真を撮りながら「明日でお別れか」と思うと寂しい気持ちになった。あっという間にもう0:00明日は、5:30にモーニングコールが鳴り、6:30にはロビーに集まることになる。もう少しだけ、生徒の感想を読んで寝ることにしよう。
8月14日(火)
〇 仁川空港にて
朝は5:30のモーニングコールより早く目覚めた。生徒たちに聞いても5:00ぐらいには目が覚めたとのことだ。3時まで仮眠をとり、5時まで宿題をしたり、12時まで仮眠をとり5時まで宿題をしたり、宿題はあきらめて寝たりと様々だったようだ。全員起きているか心配で部屋を回ったが、6:15にはほとんどの生徒が準備を済ませていた。6:25には全員ロビーに集まりバスで仁川空港に向かった。仁川空港は祝日のせいもあってか朝から割と人がいた。しかし、セキュリティーチェックも出国審査も驚くほどすいていて、しかも楽で、びっくりした。「外国に出ていく」のと「母国に帰る」のでは何か違いがあるのだろうか。ほとんど質問されずに出国できた。
あっさりと手続きが済み、7:15にはすべてが終わったので、自由時間を設けた。仁川空港には、免税店はもちろん、IT体験ゾーンやキッズスペースまであり、時間をつぶすには困らなかった。朝ごはんを食べていないので何名かの生徒はフードコートに向かった。その後お土産袋を持った生徒たちが集合場所に集まってくる。余ったドルやウォンを使い切りたいようだった。
〇鹿児島空港にて
鹿児島空港に着いてからはあっという間だった。入国審査も手荷物も税関もあっさり通って行った。みな、家族に会えるのがうれしいようで笑顔であふれていた。25日ぶりの再会はご家族の方々にとっては格別なものだったと思う。生徒も安堵の表情を浮かべていて、やはり家族の存在は大きいなと感じた。解散式が終わると、家族の方々に声をかけていただいた。「レポートや写真を楽しみにしていました」「お疲れさまでした」などねぎらいの言葉に疲れが少し和らいだ。
この25日間(7月22日~8月15日)アメリカという地で生徒と過ごしてきたが、長かったようで、あっという間でもあったように感じる。生徒の成長を肌で感じ、彼らの心の動きも間近で見ることができて、とても興味深い期間だった。その中で、生徒たちは自立の一歩を踏み出し、「成長の伸びしろ」という大きなお土産をもって日本に帰ってきたと思う。自主性や積極性の高かった生徒、最初は積極性にかけなかなかコミュニケーションが図れなかった生徒、英語力に自信がなく、単語を並べて何とか会話をしていた生徒、さまざまだったが、それぞれが今後自分を支える「自信」を得たのではないかと思う。アメリカで1か月近く生活することができた彼らは、今後何にだってチャレンジできると思う。このプログラムに参加した勇敢な生徒たちの今後の活躍を期待して、この旅のレポートをしめることにしよう。ほんとうにお疲れさまでした!みんな、また会おう!
(Cup Cup委員会会長 鶯出)
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本日のスケジュール 午前:授業・お別れ会の準備 午後:お別れ会の準備
〇朝の様子
皆元気に登校した。最後の授業ということだが、お別れ会で披露する手紙を英語で書くというミッションで頭がいっぱいの生徒が多いようだ。確かに難しいミッションかもしれないが、時間は十分にあったわけだし、本番に間に合うことを祈る。
〇午前の活動 授業(宿題の確認)・お別れ会の準備
朝は、クラスを二つに分けずに宿題の確認をした。いつも通りの流れで確認して、すぐに終わった。その後私はさよならペーティーの料理に必要な肉と卵を買いに出た。「牛丼・親子丼・カレー」で100人のおなかを満たすというのはものすごい量だと感じた。結局、野菜やカレーのルーが100ドル程度、肉だけで70ドル程度かかった。
クラスに帰ると、準備が始まった。椅子をすべてどかして机を並べ、また椅子を並べた。100人分の椅子の準備には時間がかかったが、きれいに設営ができた。そのあとは昼食を済ませ午後の活動に備えた。
〇午後の活動 お別れ会の準備
午後は、料理グループが指定されたホストファミリーの場所で料理の準備をした。料理をせずに待っている生徒たちは、出し物の練習をしたり、手紙を書いたりして時間を過ごしていた。思ったよりも時間があり、料理班の人たちはやりたいこと(主に手紙の仕上げ)ができずに料理に行き、残った人たちは割とゆっくりとした時間を過ごす形となった。途中で親子丼のグループから「白出汁が足りません」という電話があったときにはびっくりしたが、彼女たちは白出汁は薄めて使うということを知らなかったようだ。正直、待っている間は、ちゃんとした料理が届くのか心配していた。しかし、届いたものを味見してみると、どれも料理の味が再現できていて、驚いた。各グループに料理の得意な生徒がいたようで、事前に確認していたレシピではうまくいかないと判断し、自分たちで工夫して料理したという話も聞いてうれしく思った。ありがとう、牛丼グループYuka, Sae, Riko, Tsutsumi。ありがとう、親子丼グループAina, Madoka, Manami, Yuri。ありがとう、カレーグループYukie, Mio, S.Sayaka, U.Sayaka,。
全員がそろったら、CUPの練習をした。最初はもっと手の込んだ演出を予定していたが、時間もないということでグループで見せることにした。音楽に合わせて速いスピードでやるのは難しく、始まりと終わりをそろえるのも難しかったが、何とか形になった。
その後、夕ご飯としてピザを2枚食べた。これはTCからの好意で準備されたもので、皆大喜びだった。男子生徒にとっては足りなかったようでずっと「おなかがすいた。何か食べたい」と言っていた。「ランチはすべて食べたのか?」と聞いたら「いえ。」どういうことだ!
その後もリハーサルと着替えで大忙し。女子生徒が米を炊くのを手伝ってくれた。正直もう少し早く炊き始めたかったのだが、TCも忙しく、自分たちで判断して炊き始めることにした。(この判断が後に非常に良いものとなった。)
〇お別れパーティー
お別れパーティーは時間通り18:00に始まった。Misakiの司会で始まり、MisakiのアシスタントしてYutaroも紹介された。本来はここで食事を楽しんでもらいながら、Showを進めていきたかったところであったが、コメが炊き上がらなかったので、やむを得ずPartyを始めることにした。
1.Kendo(Yuki)
始まりはYukiの剣道。スタートということで日本的なもので始めたかった。Yukiはその期待を裏切らない迫力のある型と声で観客の目を引いた。始まりとしては申し分ないShowとなった。
2.Dance(Tsutsumi)
次にTsutsumiがDanceを披露した。Danceと言っても本格的な舞踊で、もともとは沖縄のものだという。それをアレンジした本格的な踊りが約5分ほど披露された。この舞踊には多くの大人たちがくぎ付けになり、5分という長さを感じさせない完成度の高いものに会場は目を奪われた。
3.Dance(Kohei Yuki Madoka Hina Manami Misaki )
Koheiを中心とした、「ヲタ芸」 が披露された。Koheiは今週の頭から準備に取り掛かり、アイテムをそろえたり、メンバーに振り付けを教えたりして大忙しだった。何より本人も振り付けを覚えるのに必死で、今朝は頑張りすぎて体調を崩すほどだった。しかし、彼の努力が功を奏し、「ヲタ芸」は大成功!特にアメリカの子供たちは光る棒を振り回す姿に魅了されているようだった。個人的にはKouheiのソロもよかったが、Kohei,Yuki,Hinaの三人の場面が何か友情のようなものを感じてかっこいいなと思った。
4.Magic(Sae Yuka Riko Tsutsumi)
次に披露されたのはMagic。これは2回目のオリエンテーションの時に初対面の女子生徒たちに披露してもらったものでよく覚えている。私自身も驚いたので、ぜひお別れ会でもやろうということになった。期待通りに皆が驚いていて、女子生徒が大男を持ち上げる姿は圧巻だった。他の子供たちも挑戦して、成功していて皆が不思議そうに見ていた。そして持ち上がった時には驚きの声が上がった。何よりも彼女たちが笑顔で披露するので皆がHappyな気持ちになった。
〇 食事タイム
ここでようやく米が炊けたので、食事をふるまうことにした。Yukie, S.Sayaka, Mioが中心となり配膳をした。どの家族も料理を楽しんでいたようで、特に子供たちは満足そうに食べていた。大人にはカレーライスと牛丼が人気だったようだ。まずは知っていておいしそうなものをという考えなのだろう。2杯目以降は親子丼にもチャレンジしていた。ここで、一つトラブルがあった。炊飯器のうちの一つがうまく機能しておらず米が足りないということが起こった。しかも、TCが「生徒も食べていい、会場の皆さんもおかわりがある」とアナウンスしてしまったため多少バタバタした。それでも、何とか提供できたのは米を炊くのを手伝ってくれた女子生徒たちのおかげだと思った。ありがとうMadoka, Yuri, Manami, U.Sayaka!
5.Magic(Genta)
食事の時間をとりすぎて後半戦のスタートは19:00となった。(終わりまであと30分!)次に披露されたのはGentaによるCard Magic。これは彼のホストシスターにとって大切だった人から教えてもらったというもので、はじめはホストシスターもGentaに教えるかどうか迷っていたようだ。しかし、Gentaと彼女の仲が深まり、本当の兄妹のような関係になったことから「誰にも教えないでほしい」という約束のもと教えられたもののようだ。きっとGentaはこの3週間の中で本当に心からホストファミリーのメンバーとつながることができたようだ。そのエピソードを知っていたため、何かこちらも感じながら見ていた。が、さすがGenta。1回目は失敗し「One more, please」で会場が爆笑。2回目でしっかりと成功させていた。
6.Shodo (Madoka Riko U.Sayaka Hina Sumire Shiori Sora)
次に披露されたものが、Shodo。まずは、 “Who wants us to write your name in Kanji?(漢字で名前書いてほしい人?)”という質問で多くの人が手を挙げていた。思ったよりも多くの人が書いてもらいたいと前に出てきたので時間がかかった。時間の問題もあり、本来計画されていた「この漢字は何を示しているでしょう」というものがカットされた。それだけ盛り上がったということだ。
7.Comedy(Genta Junya / Takuto Kandai / Daiki Yutaro)
この会の目玉の一つでもある二人羽織が始まった。まずは熱々のポッポコーンとカップヌードルを食べるというもの。いきなりYutaroのグループがヌードルをこぼし大爆笑。日本語で「あっつ!あっつ!」と言っているとすかさず女子生徒から “No, Japanese! English!”とアドバイス。その後英語を使っていたのはさすがだった。とにかく、アメリカの子供たちは大うけで、チョコレートをつけて食べるスティック状のお菓子を食べる際に、JunyaやTakutoの顔がチョコレートまみれになっている姿に大爆笑していた。また、ジュースを飲む際には上手に飲むので “Wow”という声も上がり、最後のMake upでは口紅やチークでぐちゃぐちゃになった顔に一同大爆笑だった。とにかくずっと笑い顔の絶えない時間だった。披露した男子生徒も大満足のようだった。
8.Cup (everyone)
次にとうとうCupの時間になった。時間の関係上、自分たちだけでやる姿を披露するということになったが、完成度の高さに観客は見入っていた。また、このCupで使った “When I’m gone”という歌は、「私がいなくなったらさみしくなるわよ」というような意味の歌詞もあり、何か別れを感じさせるものであった。会場の人々もきっと歌詞の意味をかみしめていたのかもしれない。そもそも、CupはYuriのホストマザーが提案したもので、Yuriがとても上手にできるので皆の手本となり、示してくれたことが始まりだった。Yuriありがとう。私のホストマザーは「全員があんなに完成度高くCupをできるなんて本当に驚きだ。アメリカではありえない」と言ってくれた。私にとってこんなにうれしい誉め言葉はなかった。
9.Letter
最後はホストファミリー名を呼ばれたら家族全員とそこでお世話になっている生徒が前に出て、「修了証明書」を受け取り、1週目に作ったプレゼントを渡し、手紙も渡すという時間だった。本来は一人一人が手紙をそこで読むことになっていたが、時間がないということで手紙を渡すだけになった。(これには多くの生徒が胸をなでおろしていた)
それでも、この時間が本当に感動的で、中には泣き出す生徒も出てきた。私自身もTCとの会話や彼らとの会話、日記などから彼らのストーリーを少しではあるが知っていたので、こみ上げてくるものがあった。正直、普段は「この生徒はまだここを頑張れる」という目線で生徒を見てしまうが、この瞬間は「この生徒もストーリーがあり、きっとこの3週間でいくつもの壁を乗り越えてきたんだな」と感じ、涙が止まらなかった。さよならパーティーで見せた彼らの底力と結束力は私にとっても感動的であり、それはきっとホストファミリーにとっても同じことだろう。
終わった後は、U.Sayakaが似顔絵を描いてくれた紙にメッセージを描いたものをTCの先生方にプレゼントした。二人とも喜んでいて、その後はTCと抱き合って感謝の言葉を述べていた。本当に「笑いあり涙あり」のお別れ会になった。今日は長い一日だった。週末は体を休めて、ホストファミリーとの時間を大切にしてほしい。みなさん、お疲れさまでした。携わってくださったホストファミリーの方々、本当に本当にありがとうございました!
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本日のスケジュール 終日 シアトル観光
〇朝の様子
朝は皆元気で、時間以内に集合することができた。もう少し早めの行動ができればよいのだが、これはホストファミリーとのこともあるので仕方がない。バスの中でも元気な話声が聞こえてきた。バスは学校を9時に出て、軽い渋滞の影響もあってシアトルまで100分ほどかかった。
〇ワシントン大学で記念撮影
最初に訪れたのはワシントン大学。とても広い大学で、大学内にもバスが走っていた。バケーション中とはいえ、生徒は授業を受けにやってきていた。おそらく夏期講習のようなものがあるのだろうということだった。中国人の学生が多く、彼らの勤勉さについてもバスドライバーから聞いた。日本人はワシントン州の中でも真ん中のあたりに多く住んでいるという話も聞いた。着くと噴水とキャンバスの前で記念撮影。その後撮影タイムをがあり、MNCCの先生からシアトルでの過ごし方について、以下の注意点を聞き、次の場所へ向かった。
【シアトルで気を付けること】
・3人以上で行動すること
・レシートをもらうこと(お釣りを確認する・正しい金額を請求されているか確認する)
・集合場所、時刻を確認する
・ホームレスの人や、話しかけてくる人にかかわらないこと
〇スペースニードルでお昼ご飯
次に向かったのはスペースニードルというシアトルのランドマークタワー。生徒はそこにあるフードコートで食事を済ませた。注文するのもだいぶ慣れたもので、最初のこわばった顔はもう見られない。(内心は少しドキドキしているとは思う。私も複雑な注文はいまだに緊張する…)ハンバーガーやピザを食べる生徒もいれば、家から持ってきた生徒もいた(賢い!)。集合時刻は12:45分だったが、ほとんどの生徒は5分前についていた。全員がそろったのは2分前だった。上出来だ。その後集合写真を撮って次の場所へ向かった。
〇Pike Place Marketでお買いもの
最後の場所はPike Place Marketという市場での自由時間。13:00~15:30という長い時間の自由時間となった。Pike Place Marketはショッピングモールではなく、商店街だけというわけでもない場所で、日本でいう市場と商店街が一緒になったというイメージが近いのかもしれない。そこにたくさんの人をぎゅうぎゅう詰めにした状態が続いた。特にスターバックス1号店の前にはものすごい行列ができていた。生徒も並んでいたが、買い物をするまで、40分は待っていたという。しかし、やはりオリジナルデザインのグッズは並んでも買う価値はあったようで、生徒たちは大満足。並ばなかった生徒たちは「並んででも買えばよかった」と後悔していた。やはり「スタバ1号店」はこのマーケットの目玉店の一つなのだと感じた。他にも青果市場のようなものや、魚市場のような場所もあり、本当に様々なものが売られていた。活気のある魚市場が本来一番の売りなのだが、あまりの人の多さに確認できなかった。とにかく人が多く、生徒がどこにいるか把握するのは早い段階であきらめざるを得なかった。今回はワシントン州のMNCCグループはすべてシアトルに集まっているらしく、ほかのグループの日本人生徒もよく見かけた。集合場所に集まると、何を買ったか見せ合いが始まった。スタバ1号店の大きな袋をぶら下げて大量買いしている生徒や、ナイキショップで記念にTシャツなどを買う男子生徒、漫画ショップを見つけて日本の漫画の英語版を買う生徒など、それぞれの嗜好が分かれて面白かった。ちなみにコミックは市場の奥のほうにあり、10ドルのものから分厚い25ドルのものまであるらしい。彼らの探索能力に驚いた。
最後に集合写真を撮って帰宅。シアトルは渋滞で有名であるため、若干早めに出発した。バスの中では割と生徒が起きておしゃべりをしているのに驚いた。帰りは行きよりも時間がかかり、学校に着いたのは18:00だった。明日は「さよならパーティー」。料理も出し物も十分な準備の時間が取れなかったが、気持ちを伝えられるように頑張りたい。
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本日のスケジュール 午前:授業 午後:Central Marketでお買い物
〇朝の様子
今朝もポートオーチャードは晴れていて、湿度も低く、快適な朝を迎えた。私は毎日ジャケットを着て登校するが、暑くは感じない程度の気温である。今朝も、生徒は朝から元気に過ごしている。ほとんどグループが出来上がっていて、それぞれが仲良しグループで過ごしているという感じである。
日記を見ていると、友達の変化に気づくような日記がちらほら見られた。「○○がさよならパーティーで〜をしようと張り切っている。あんなに積極的になれたのは変化だと思う。自分の中の変化は何だろうか」「○○さんはいつも英語を使おうとしている。私たちが日本語を使っていても英語を話そうとしている。そういう態度だからあんなに英語が喋れるんだと思った。私も勇気をもって○○さんを見習いたい。」「今日はたくさんホストマザーと話せた。グーグルアースで日本の家や学校を見せたりもした。2週間前からこんな感じなら、もっと充実したホームステイになったと思う。もっと長くホストファミリーと過ごしたい。でも日本に返ってやりたいこともたくさんある。」このように、発見や自分の心境について書かれた記録は必ず、将来読み返した時に自分を勇気づけてくれるものとなる。あと数日、ぜひ「転機」を経験してほしい。(もしかしたらもう経験しているが、書いていないだけかもしれない。)
〇午前の活動 授業
今朝もテキスト学習。今日でテキストを使う授業は最後となる。金曜日は、宿題の確認と先生たちの評価、さよならパーティーの準備になるからである。発音の学習から始まった。毎回、数種類の単語を発音しながら生徒は「正しい発音」を身に着けていく。日本でもフォニックスとして中学1年生で取り扱い、新出単語のたびに確認があると思うが、ここまで時間を取ってじっくりと取り組めているのは非常にいいことだと思う。また、同時に単語の使い方まで説明があるので、語彙の少ない生徒はそれを理解し、すでに知っている生徒はその単語の説明の仕方に耳を貸すことができる。どのレベルの生徒にもfitする教授法に感心している。
授業の後半は、またGuest Teacherに来てもらい英語を使うゲームをした。まずは「Yes / No」クエスチョンだけでそのものが何か当てるゲームである。質問は20個以内である。質問の質も問われる。答えはforkだったのだが、forkがsharpではないという感覚の違いも学んでいた。Sharpというのはナイフのように「鋭利な」ものに使う言葉のようだ。
次のゲームは「私は何をする人でしょう」というクイズ。これも質問をしていく中で、その人が何をする(している)のか当てていくものだ。いきなり「鳥と一緒に飛ぶために、空中にいる」という空想的な表現に苦戦していたが、その後グループで取り組んでいるのはまずまずの取り組みだったようだ。
次に「Simon says」をした。これは日本でもなじみ深いものだと思う。“Simon says,…”のあとに“touch your (body part)”と来るのでその指示に従うというもの。準備の段階で“touch”以外にも“tickle” “pinch” “wash” “push your thumb on” “pat” “hit” “kiss” “scratch”など動作の表現を学んでいた。その後、body partsということで体のパーツにタグシールを張っていくというゲームをした。“calfふくらはぎ” “thighふともも” “tummy(幼児が言うことばで)ぽんぽん・おなか”など、なじみの薄い言葉もあったが、何とか全グループがパスした。Simon saysは結局行われずに、確認だけで時間となった。
〇午後の活動 Central Marketでお買いもの
Central Marketには日本食のコーナーがあり、日本で売っているようなカルピスやサイダー、スナック菓子やハイチューなどのお菓子があり、生徒は興奮気味。わたしも、さよならパーティー用に白出汁や野菜、カレーのルー、白米などを購入できて満足だった。価格は高めであったが、自分がカナダで経験した「Little Tokyo(日本人街)」での価格と比べたら相当良心的であると感じた。現地の日本人もここをよく利用するという話も聞いた。
ほかにも広いスーパー内にはたくさんの種類の品物があって楽しめた。やはり一番興奮したのはステーキ肉だ。日本ではニシムタでアメリカ産の肉を見ることがあるが、それ以上に分厚いステーキが格安で売られている。「これをバーベキューしたら…」などと言いながら生徒と見て回った。他にも日本と比べて卵が汚れていたり、シリアルの箱が大きかったり、チーズ販売のコーナーが充実していたり、それに伴って大量のワインが売られていたり、冷凍食品コーナーが広かったりと驚きを上げたらきりがないほどだった。私は個人的に、ナッツ類の量り売りのコーナーの種類の多さに驚いた。
しかし、あと数日で日本に帰る彼らにとってはピザのほうが魅力的だったようだ。ほとんどがピザとジュースのコンボを買って食べていた。(中には2枚も食べる猛者がいた)
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本日のスケジュール 午前:授業 午後:ゲームデー
〇朝の様子
皆元気に登校している。日記を読んでいると、昨日のCar Washで学ぶことが多かったような感想が多かった。労働の大変さと同時に、アメリカ人の親切さについても書いている生徒がいた。また、帰国を意識して「できるだけホストファミリーと過ごす時間を大切にしたい」と書いている生徒もいた。それぞれが、さまざまな思いを書き記している。まさに今週は彼らが大きく成長する1週間なのだと肌感覚でわかる。しっかりサポートしたい。
〇午前の活動 授業
テキスト学習が続く。今日は特に行事もないので90分×2本という感じだった。単語学習も発音学習も慣れてきて、授業がスムーズに流れているように感じる。生徒のメモを見ても、聞き取りに慣れてきている様子が見て分かる。授業についていくのがやっとだった中学生も、堂々と音読するようになっている。
授業の最後には “picture describing”というゲームをした。これは、生徒の一人が描かれた絵について英語で説明し、残りの生徒はそれを聞いて絵を描くというもの。 “behind” “above” “below” “right side” “left side” など、場所を表す単語を確認するいい機会になっている。絵の説明に関してはTCが手伝うので大丈夫だが、書くほうは大変神経をとがらせていた。
〇昼食前
昼食前にさよならパーティーの確認をした。「オタ芸をしたい」と言う要望があったので、最終確認の意味と、料理班の確認のためである。それぞれが必要な道具も確認した。それにしてもさよならパーティーで「オタ芸」とは、盛り上がりそうである。さよならパーティーでふるまう食事は「カレー」「親子丼」「牛丼」にすることにした。米の準備から大変そうではあるが、豚肉・鶏肉・牛肉を使った3種類のどんぶりをふるまいホストファミリーを喜ばせたい。100人分を用意してくれとのことだったので、一人10ドルずつ集めて、材料を用意することにした。「カレーグループ」「親子丼グループ」「牛丼グループ」にはそれぞれ4~5名いるので任せたいと思う。
〇午後の活動 ゲームデー
1.「何の絵でしょう」
前回盛り上がった描いた絵を当てるといいもの。やはり時間がたつにつれ白熱し、盛り上がった。 今回はあまり驚くような単語は出てこなかったが“grenade手りゅう弾”には驚いた。“centerpiece(テーブルの)中央に置く装飾品”というものも初めてのようだった。最終的にまた同点になり、サラのチームが延長戦を制した。(英語力でTCに信頼されているため、最終戦の絵を描く生徒は二人ともR中学校だった。さすがです。画力は…)
2.1minute to win
一分で終わるゲーム。各チームから1名ずつ出てきて簡単なゲームをした。例えば、ガムボールが入ったペットボトル同士の口をふさいだ道具を振って、片方のペットボトルにすべてのガムボールを移すというゲームや、50個ほどのカップを1つ1つ入れ替えて1週させるゲームなど、シンプルだが楽しいゲームばかりであった。
3.休憩
休憩時間はポップコーンがふるまわれた。ポップコーンを床に落とす子供や生徒がいたので掃除をしなければならなくなった。アメリカの子供はこういったところがあまりできないのは文化なのだろうか。日本人にもいたので一概に文化ともいえないがいずれにしても公共のものをきれいに使うという意識に低さを感じる。
4.グループでのゲーム
グループに分かれてゲームをした。アメリカ版のゲームを小グループでするいい機会で、いろいろな種類があった。中にはUNOやTWISTERのような日本でもなじみのあるゲームもあったが、初めてのゲームはルールを理解するのが難しいようでてこずっていた。しかし、どんどんゲームが変わっていき、いろいろなゲームを体験していた。
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本日のスケジュール 午前:授業 午後:カーウォッシュ
〇朝の様子
朝、着くとTC(現地の先生)が「○○と△△は大丈夫か?朝ごはんも食べてないし、元気がない」とホストマザーから相談があったのこと。そこで、本人たちと話をすると、「ホストマザーが元気なくて気を使って静かにしていた」とのこと。それを伝えると「ホストマザーは二人で日本語ばかり使っているから、つまらないのかなと心配している」とのこと。最初の指摘と変わってきたが、とにかく「コミュニケーションが大切」ということだ。朝の会で、食卓や家族で過ごす時間に日本語を使うのはできるだけやめようという話をした。
〇日記より
日記を読むと週末がどれだけ充実していたかわかる。ホストは1週間仕事をしたり送り迎えで大変な思いをしているにもかかわらず、生徒たちをいろいろなところに連れて行ってくれる。近いところでいえばホームパーティー、外食から、ショッピングモール、動物園、ボートクルーズなど様々だ。また、教会で過ごすという日記もいくつかあった。観光では絶対に体験できない日常生活に入り込むいい機会だと感じる。
日記に多く書かれていたこととして「あと一週間」という言葉である。文章の流れ的に「早く帰りたい」という思いよりも「ここでまだ活動したい」という気持ちがやや強いように感じる。2週間前との気持ちの変化が読んでいて楽しい。微妙な表現になるが、「日本の家族のもとで快適な生活を送りたい」という気持ちと「英語力をまだまだ伸ばしたい」という気持ちが混ざり合っているように感じる。
〇午前の活動 授業
やや疲れ気味で静かな雰囲気の授業。90分ほどのテキスト学習を終えると、今日の「Car Wash」の準備に取り掛かる。看板を作ったり、クッキーを袋に詰めたりした。日本から持ってきたものも回収した。どういうシステムなのかと聞くと、自分の食べたいものやほしいものをを選んで、「寄付」という形でお金を払ってもらうらしい。「寄付のほうが人はもっと払ってくれる」のだと言う。実にアメリカらしいと思った。
〇午後の活動 Car Wash & Bake Sale
学校から5分ほどのモールでCar WashとBake Saleをした。これは、アメリカの生徒を日本に留学させるプログラムの寄付金集めのためにされている。25名もの生徒がいるのでA~E班に分け、それぞれに仕事を分担し、30分ごとに仕事が変わるという仕組みにした。現場に着くとすぐにクッキーなどの焼き菓子を並べたり、日本から生徒が持ってきたものも並べたりした。できるだけ魅力的に見えるように工夫して並べていた。洗車のグループは洗車の準備をし、看板のグループはモールの外で車を呼び込んだ。
聞くと「洗車は初めて」という生徒が多い。他人のために労働するという経験は生徒たちにとってとても良いものだろう。始まって30分は車がどんどん入ってきて大忙し。「Car Wash!」と看板を掲げて大声で客寄せをした成果かもしれない。次の30分は比較的落ち着いていたが、車は常に洗っている状態が続いた。Bake Saleのほうも女子生徒が大きな声で客を呼び込んでいたので、ぽつぽつとやってきた。日本から持ってきたものはなかなか売れず、今治タオルのすばらしさを説明するのだが、あまりピンと来ていないようだ。確かにタオルのクオリティーについて話題に上がったことはなかった。Car Washはその後も忙しく、たくさんのお金を生み出した。炎天下の中生徒たちはよく頑張っていた。
少し気になったことがある。初めての洗車とはいえ、働きぶりの差は歴然で、見ているだけでその生徒が家でよく手伝いをしているかどうかがわかった。本当にただ立って何となく作業する生徒と、一生懸命作業をして車をきれいにしようとする生徒と見ていてわかる。「集団の中で役に立つ」「役立つ人材になる」という視点をもって過ごすことの重要性について考える機会になったと思う。
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本日のスケジュール 午前:授業 午後:Van Zee Parkでスポーツデー
〇昨日の訂正
昨日の記事で「ワシントン州の学校」とありましたが正確には「ポートオーチャード州の学校」です。ワシントン州に高校が1つなはずないですよね…訂正してお詫びします。
〇朝の様子
今日はスポーツデーということだが、あいにくの小雨。ここに来て初めての雨かもしれない。(バスの移動中雨はあったが。)それに伴い気温も下がり、若干肌寒さも感じる。生徒も元気で、それぞれ落ち着いた朝を過ごしている。そろそろ学校の宿題が気になって取り組み始めた生徒もいるようだ。
〇午前の活動 授業
テキストの授業後は、Guest Teacherとしてが来て教えてくださった。彼女は中国の生徒にずっと教えていた経験があるそうで、生徒のホストマザーでもある。最初のゲームは “e”で始まる単語をできるだけたくさん使って文章を作るというゲーム。例えば、eat→Elephants eat→Elephant eat eggs →Elephant eat eggs and exercise.→Elephant eat eggs and exercise every day.このように単語を増やして数えていく。wの単語では26もの単語を遣えた。その後グループでの対決になったのだが、リーダーを中心に知恵を出し合っていた。結果は “b”を使ったグループが35個の単語をつないで優勝した。
次に「ストーリーテリング」というゲームをした。セリフもストーリーも書かれていない一枚の絵をヒントにストーリーを考えて作り出していくというもの。これもまたグループで盛り上がり、さまざまな物語が生まれた。絵はシンプルなもので、解釈の方法はいくらでもあるので生徒は、あーでもない、こーでもないと意見を言い合った。結果は「再会」というタイトルで、第2次大戦で生き別れになった父と息子が15年後にふと再開するというストーリーを書いたグループが優勝した。
最後のゲームは「質問ゲーム」。質問をしてその職業が何であるかを当てるというもの。質問はYes/ Noで答えられるもののみで、答えをヒントに答えを当てていくのだが、その質問を作るのが難しい。グループ別で楽しんだ。
〇午後の活動 Van Zee Parkでスポーツデー
Van Zee Parkは国立公園ではなく、近所の公園で、バスケットリングや、遊具、広い芝生があった。天気が心配だったが、晴れて芝も乾き遊ぶのには適していた。男子生徒はすぐにバスケに取り組み、ずっとやっていた。女子はフリスビーをしたり、縄跳びをしたり、ブランコで遊んだりとそれぞれだ。最後は2チームに分かれてのキックベース。最初は乗り気でなかった女子も徐々に白熱。最後はぎりぎりの試合になり、盛り上がりました。13:00~15:45と長い時間だったが子供たちにとってはあっという間だったかもしれない。この後は、希望者で地元の野球チームの応援。生徒はとても楽しみにしている。
〇生徒の様子
2週間がたち、生徒にも変化がみられる。高校生は非常に高いモチベーションで活動に取り組んでいる。英語もわかるレベルだし、自分のことを表現できることが多いので、積極的である。中学生に関しても、自信を持って発言したり、発表をする生徒もいれば、女子生徒に多いのだが、目をそらしてできるだけ目立たないようにしている消極的な生徒もいる。TCもそういった生徒に関して少し不満を持っているようだ。しかし、それは表面的なものであって、それぞれがそれぞれのレベルで積極的に英語に向き合っているのかもしれない。ただ暮らしているだけで英語漬けの日々。また週末がやってくる。あと1週間、彼らがどう変化していくか楽しみだ。
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本日のスケジュール 午前:授業 午後:市役所訪問・警察署訪問
〇朝の様子
朝は涼しく、霧雨のような状態だった。生徒は車で来るので全く問題はない。朝はみんな少し疲れ気味だった。昨日の一日遠足が効いているのだと思う。私も昨晩は久しぶりに深く寝ることができた。週末まであと1日、どうにか体調を崩さず頑張ってほしい。
今朝は「授業に関して言えば、今日は折り返しの1日目になる。実は帰国まであと半分しかないのだ。」という話をした。「来た時の目標と理想の自分の姿、それと今の比較」「今自分は何をするべきなのか」など少し説教臭い話になってしまったが、残りの日々が「友達と仲良くなる」だけで終わらないようにしてほしい。私も生徒たちに慣れてきたので、やはり少しでもいい経験をしてほしいという思いが日に日に強くなってくる。
〇午前の活動 授業
今日もテキストベースで進んでいったが、面白かったのが「ホストファミリーに地元の学校事情について聞いて来よう」という宿題の答え合わせである。生徒はランダムにあてられて答えるので必死だ。「小学校は、学級に25名程度、全校で500~700名程度。ワシントン州には10校」「中学校は、学級に30名、全校で名800名程。ワシントン州には3校」「高校は、学級に20~25名全校で2800名程。ワシントン州には1校」私も聞いていて「なるほど」と思った。
今日のゲームは「絵描き当てクイズ」。イヴォンヌのクラスとサラのクラスで対決した。クラスの代表がお題の絵を描き、それをほかのメンバーがあてるというもの。みんな大興奮でゲームに取り組んだ。興奮しすぎて「さがれ!さがれ!」と言われるほど(笑)お題は一般的なもので、“ballpark(野球場)” “basement(地下室)” “greenhouse(温室)”や“lighthouse(灯台)”となじみ深いものから、中には “foot rest(足置き)” “dog sled(犬ぞり)”のような日本になじみのないものもあり、面白かった。ゲームは1点差の僅差を繰り返し、両チームとも白熱していた。最後のほうは絵を描くほうもまるで水泳選手がスタートする前のように真剣な表情で深い深呼吸をしていた。それにしてもみんな大興奮で、イヴォンヌも終始大満足の様子。結果はサラチームの勝利。イヴォンヌが勝とうと問題数をずるして増やそうとするのを、サラが真剣な顔で「彼女は勝とうとずるしてる」というところが面白かった。結果、延長戦として二人が描いた絵をみんなで当てるゲームとなった。
〇昼食について
生徒がどんな昼食を食べているか聞いてみると以下のような感じだった。主にサンドウィッチ21名 主にカップ麺2名 スナックやタコスのようなもの2名。
カップ麺はさすがに毎日はきついかもしれないが、たまに出た場合は「ラッキー」らしい。「味はまあまあですね」と大人びて言うが、内心喜んでるんだろうなと思うとかわいい。
〇午後の活動 市役所訪問 警察署訪問
午後は市役所訪問。市長自ら市役所を紹介してくれた。議会が行われる場所に着くと、「議会の流れ」についてロールプレイをした。ほとんどの生徒に役が割り振られた。印象としては授業中に積極的な生徒が役を得ていたように思えた。議題は「歩道に倒れた木を切り倒すべきか、再びそこに立っていられるよう保護するか」というもの。議長は市長で、6人の議員に意見を聞く。また、専門家の意見も参考にしたり、議会に召集された2つの家族もそれぞれの意見を主張した。そして最後には「切り倒すか、保護するか」で挙手による議決をとった。そもそも日本でも議会と遠いので、後から「あの役は何だったんだろう」など話題になり、ようやく理解できた。
次に警察署(同じ建物内で驚いた)の建物を見学した。思ったよりも狭い建物で、そこには取調室や刑事のための部屋、証拠を補完する部屋、事務所があった。紹介してくれたのは、おしゃべり好きの女性警官で、たくさんの情報を一気に話された。生徒も最初のうちは聞けたが途中で疲れてあきらめる生徒も出てきた。私自身も「たくさんのトピックを一気に話しすぎだな」と思ったほどだったのできつかったと思う。しかし、外でのパトカーの説明の時は生徒は目をキラキラさせていた。パトカーの後部座席にも乗れて「椅子が固い!」「窓に鉄格子!」など興奮していた。警官の方の装備の話や、サイレンの音の種類の話、警官は銃の訓練・テストを6か月ごとに受けなければならない、という話も興味深かった。
帰る前にセブンイレブンに寄った。生徒は各々食べたいものを買っていた。この年の食欲は限界がない。食べ物があれば永遠に食べ続けるのではないかと思うほどである。元気のあかしなので大変頼もしい。
学校に帰ると第2回カップゲーム大会。お別れ会に向けてそれぞれのスキルが上がっている。
〇お別れ会について
以下のような計画をしている。全員が出られるのは6,7,8である。後は本人たちに聞いて決めていきました。6,7,8だけの人は料理班として日本食を作ってもらうことにもなります。
司会MISAKI アシスタントYUTARO
1.剣道 2.ダンス 3.マジック 4.書道 5.2人羽織 6.歌 7.カップSHOW 8.手紙の朗読タイムwith music
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本日のスケジュール 1日遠足(Hurricane Ridge)
〇朝の様子
今朝は肌寒い朝だった。集合してくる生徒は、昨日のアドバイス通り、いつもよりも厚着をしてきた。朝ごはんと昼ご飯を自分たちで作って食べるという家の話や、ベジタリアンの家の話など生徒と話をしているとこうも家の生活様式は違うのかと思うことだった。体調はまだ完全でない生徒もいるが、みんな元気そうで、今日の活動を楽しみにしているようだった。
〇移動(9:00~12:00)
バスに乗るとおしゃべりで大盛り上がり。それぞれが何かしゃべることがあることはいいことだと思う。途中雨が降り始め、ここに来て初めての雨だなと思ったが、30分程度で晴れ空に戻った。11:00になるとトイレ休憩。実は距離的にはあと30分ほどで着くはずなのだが、道路工事の影響で片側通行になっており、時間が倍かかりそうだということでトイレ休憩を取ることにした。Hurricane Ridgeに到着した時には12時を超えていた。
〇Hurricane Ridge (13:00~15:00)
山頂は晴れており、荘厳な山々の絶景と、まぶしい日差しが迎えてくれた。生徒はその景色を見ながら昼食を楽しんだ。教室で食べるランチとはまた一味違う感じがした。私も今日は世界で一番おいしいバナナを食べた心地だった。
13時ぐらいになるとほとんどの生徒が山登りを始めた。山登りと言っても、そこまで険しい山ではなく、緩やかな坂道とやや傾斜のきつい坂を上るといったようなものだった。汗も気持ちいい1時間30分ほどのウォーキングをたのしんだ。女子の集団で「ヤッホー」とやまびこを試しているグループや、「行けるところまで行く」というスタンスで突き進むグループなど様々だ。景色がとにかくきれいなのでいくらでも歩けるのではないかと思うほどだった。お土産ショップもあったが、14:45には半分が集合していた。残りのメンバーと合流し、集合写真を撮りHurricane Ridgeを後にした。
〇Ft. Worden(17:00)
帰りの道中にFt. Wordenという場所に立ち寄った。ここは1900年のあたりに建てられた要塞で、今は開放されて一般人も入ることができるようになっている。落書きなども助けて不気味な感じが漂っている。生徒はここを見学した。入るなり、ホストブラザーやシスターを中心に生徒をおどかして怖がらせ始めた。生徒は「キャー、キャー」言いながら走り回っていた。何週も走り回って笑顔で「怖―い」。お化け屋敷感覚だったのだろう。こんな感じで興奮するこの子たちは初めてで新鮮だった。学校に着いたときは19:15。移動時間が長かったとはいえ、長い一日だった。
〇気になること
自分たちのグループのおしゃべりに夢中で、TC(現地の先生)の話を聞けない生徒がいる。私の説明もなかなか集中して聞けないので、指導した。昨日の高校見学でもマナーが悪いという話をしたが、周りに気を遣わず日本人同士で楽しむ(場にそぐわない奇声や大声など)のはこの旅の趣旨ではない。誰に対しても敬意を払える日本人であってほしい。
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本日のスケジュール 午前:授業 午後:現地の高校訪問
〇朝の様子
ほとんどの生徒が明るく元気に過ごしていた。クラスが二つに分かれても朝は一つの教室に集まり雑談を楽しんでいる。この時間にささっと日記を書いている生徒もいる。日記の質が担保されていればいいが、急いで書いていい日記はほとんどない。せっかくグループで集めて提出された日記の上にこそこそと積まれていく。
昨日、体調の悪かった生徒もよくなっているようで安心した。今日はいつもよりもは涼しい。明日はもっと涼しくなり、私たちは山登りをするので、かなり涼しさらしい。TCが言うのがどのぐらいのレベルなのか正直怖い。
今朝は、TCからの伝言で「軽い体調不良の時にホストファミリーは簡単な常備薬(日本でいうバファリンやのど飴、イソジンなど)はあるので、使わせてもらいなさい。」という話をした。「ただし、熱さましのようなものもあるので、自分で持っている人や、自分がそれを使って大丈夫か自信のない人は使わないように」と加えた。その時は病院に行って処方してもらったほうが安心である。もう一つ、これは私からの話として「あまりにも “No Japanese(language) in the class.”(授業中は日本語を使わないでください)と言われ過ぎている。はたから見ていても1週間でここまで変わらないのは問題だ。TCに気を取らせるのは失礼だ。もう少し工夫ができるはず」と例えを交えながら伝えた。ここからどう変わるか見ものである。
〇午前の活動 授業
単語の発音練習の際に、一つ一つの音を丁寧に教えていた。S / SHとわかりやすいのに間違えて発音してしまう部分を取り扱っていた。She is….を「シー イズ」と発音してしまうのではなく、口をすぼめて「シュィー イズ」と発音する。これ一つでも今後の発音をとても気にできるのではないだろうか。発音練習のためにたくさんの単語を読み、意味の分からない単語をTCに尋ねる。それをTCが丁寧に説明する。このやり取りも大変有効的だと思う。生徒は日本語と強引にむずびつけるのではなく、英語による説明により「説明するときはこんな言い方があるんだ」ということも学べる。今日も有意義なテキスト学習だった。
後半のテキスト学習が終わると、今回は単語の書かれたタイルを並び替えて文章を作るというゲームをした。グループにタイルが配られ、できるだけたくさんの単語を使い切るというもの。現地の小学生もこれを使って文法構造を学ぶらしく、非常に楽しいものだと思った。さらに、また別々の教室に分かれて、サイコロを振って文章を作るというゲームをしていた。どちらのグループも積極的にチャレンジする姿が見られてよかった。
〇午後の活動 高校訪問
現地の高校見学ということで、バケーション中の学校を訪れた。South Kitsap High Schoolには2800人以上の生徒がいて、125名ほどの先生方でみているという。今日の学校に人は少なく、体育館にいたスポーツをしている生徒と、清掃作業員だけだった。学校を案内してくれたのが、その学校で映像を教えている先生で、とても気さくな方だった。学校は広く、校舎のほかにフットボールのコートが2面、陸上のトラックにプール、体育館がある。離れたところに牧場もあるらしく、多種多様な学科を備えた学校のようだ。実際に校舎の内側も、工業系の内容を学べる場所や、農業関係、アートテクノロジー、映像など見て回ると様々な教室が見られた。もちろん一般教科(日本でいう5教科のようなもの)の部屋もあった。回っていく中で、theater(劇場)と呼ばれる部屋があり、文字通り舞台が存在した。生徒はその大きさに驚いていた。また、図書室も訪れ、日本の漫画本があって興味を示していた。高校生と触れ合うことは残念ながらできなかったが、興味深い体験となった。
見ていく中で、明らかに話を聞かずに写真を撮っていたり、撮った写真を見たり、ペットボトルの音を鳴らす生徒がいたので注意した。自分たちがかなり気を使ってもらっているのに自分たちが最低限のマナーも守れないでどうするのかと思う。これからも繰り返し指導していくのだろうなと感じている。
学校に着くと、迎えまであと30分だったので、一部の女子が知っていたカップゲームをみんなでやることにした。カップをリズミカルにたたいて仲間とカップを回していくというゲームなのだが、説明を聞きながら練習し、最後にはグループでコンテストをした。優勝したチームにはチケットが与えられた。みんな楽しんでいたようだし、全員でやると迫力も出るので音楽をかけてShowとして見せることにした。
〇日記より
今回もとてもいい記録がありましたので、共有させてもらいます。授業で刺激を受けて前向きな日記を書く生徒がいるので、読ませてもらうとうれしくなります。
“b” “v”の似た単語が並んでいるときに、意味を知っていてもどちらがどちらの意味か分からなくなることが多かったので、どれだけ自分がスペルを覚えるのも中途半端だったかを感じた。(略)1つ1つのアルファベットの発音を考えながらしゃべりたい。
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本日のスケジュール 午前:授業 午後:消防署見学
〇朝の様子
「おはよう!」と大きな声で教室に入ると生徒は爆笑。「先生やばー」「大丈夫ですか?」「顔やばいですよ」(顔がやばいとは何事だ!)生徒が口々に言う。マスクで顔を隠していましたが、眼力のなさが見て分かったのかもしれません。体調の悪い中年男性は中高生のとって爆笑の対象なのだろうか。まあ、みんな元気そうで何より。そう思っていたら女子生徒の一人がマスクをして授業を受けたいとのこと。若干熱もあるようだ。薬を持っていないようなので、悪化したら病院に連れて行ってもらうよう伝えた。TC(現地の先生)にも伝えてある。
〇午前の活動 授業 今日から2グループに分かれての学習になった。発言の機会も増えとてもいいことだと思った。通常の授業の後にskitの取り組みがあった。skitというのは日本語でいうところの「寸劇」であり。生徒も学校の授業の中で経験しているかもしれない。彼らは道具とシチュエーションを渡されて、後は自分たちでストーリーを考えていくというものだ。5つのグループが発表をしたが、どのグループも試行錯誤しながらしていた。やはり動きと大きな声が重要になってくる。あるグループは、発音はまだまだ中学生のような感じなのだが、ストーリーがわかりやすく、ダイナミックでTCの爆笑を誘っていた。ホームステイ先で英語を話さざるを得ない彼らにとって、自分たちで話し合いながら作るskitはもっと簡単なはずなのになと思う。今回コツをつかんだようなので次回はきっと、もっとうまくいくだろう。
〇午後の活動 消防署訪問 午後は現地の消防署を訪問した。ここでは「外のグループ」「中のグループ」2グループに分かれた。「中のグループ」は車庫内の救急車を囲み、搭載されているベッドについて説明があった。実際にベッドに乗せてもらったり、車内を見学したりした。また、救護について心肺蘇生の体験を交えながら学んだ。「日本で何回もやってるからいいかな」という声も。確かに。救急車は日本では白にもかかわらず、アメリカでは消防車も・救急車も赤であるということに驚いた。
もう一つのグループと入れ替わったら、そこでは消防車の説明があった。外で直射日光ということもあってつらかったかもしれない。アメリカに来てからずっと天気がいいので、水の確保はどうしているのかと聞いたら、川の水をろ過して貯水タンクにためているとのこと。アメリカには大きな川が多いから大丈夫なのだと。
最後には全員が水を撒く体験をしていた。大興奮でキャーキャー言いながら建物に向かって放水していた。ただ、放水を待つ間も順番を待つ生徒はひなたにいたのできつかったに違いない。
その後、ポートオーチャードの昔からあるアーケードを訪れた。皆が真っ先に向かったのがアイスクリームショップ。暑い中うれしそうに食べていた。ただ、我々の団体だけでも子供が30人以上いるのですごい人気店のような列になっていた。他にはキャンディーショップや、中古のものが売っている店や、お酒が飲めるバーなどがあった。
〇気になること 日記にとても良い記録をしている生徒がいる。“Have a nice day.”に対しては“You, too.”と言えばよい。とかアメリカの牛乳の脂肪率が2%もあって驚いたとか。あの時「〇〇」といえばよかった。など、挙げればきりがないが、記録にすることで後で思い出すきっかけにもなる。
私の体調を気遣ってコメントを書いている生徒もたくさんいた。今日も「大丈夫ですか」「もうしゃべらないほうがいいですよ」など、ことあるごとに聞いてくれる。元気をもらえてありがたい。
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本日のスケジュール 午前:ワークショップ 午後:授業
〇お詫び
今回のレポートの更新が遅くなってしまい申し訳ありません。私自身が7月26日(木)の夜から高熱が出まして、大事をとって休むことにしたのです。結果としては溶連菌にかかったとのことでした。(医者が言うには月曜日には感染の可能性はほとんどなくなるとのことでした)こちらの病院ではウイルス検査以外は問診で済ませることが多いらしく、支払いも日本の住所に請求書が送られてくるそうです。それを保険会社の書類とともに、保険会社に送るとのことでした。「病院にはこんな簡単に行けるのだよ」と月曜日に生徒に伝えたいと思います。もちろんそうならないことが一番ですが。
お子様方の状況が気になるなか本日の更新となったことをお詫びいたします。
〇日記より抜粋
Work Shopはサラ先生が普段勤務しているアトリエのような場所で、生徒は板にペイントしてギフトを作った。
Work Shopに行って、Host familyへのプレゼントを作った。私のホストファミリーの家の色は白色なので、薄い黄色の板にした。そして、文字はsisterがpinkが好きなのでピンクにした。ただ色を塗るだけの単純な作業だったが、だからこそ集中力が必要だった。我ながらいい出来だったのではないかと思う。早くファミリーに見せたい?喜んでくれるといいな。
今日はギフトデイということでホストファミリーにプレゼントを作りました。作る場所は結構遠かったです。現場に着くとまずエプロンをつけて好きな色を選びました。私はオレンジ色が好きなので、オレンジを選びました。友達にも「オレンジを選ぶと思ったわー」と言われました。板の全体に色を塗るのに時間がかかりました。そのあと、文字が書いてあるシールのようなものに白いテープをちぎって貼り付けました。文字は水色にしました。
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本日のスケジュール 午前:ワシントン州議事堂 午後:ショッピングモール
〇朝の様子
駐車場での集合でそれぞれの顔を見れたのはバスの中であったが、皆元気なようだった。ホストファミリーから「うちの○○が気になる。ごはんと宿題の時以外は部屋にいる」という情報をもらった。外交的なファミリーだからこそ、内気な生徒が気になるようだ。今日のうちに話を聞きたいと思う。
〇午前の活動
バスで1時間ほど走ると、ワシントン州議事堂に到着した。バスの中が寒かったせいかトイレに行きたがる生徒が多かった。ここにきて本当に空調の強さが気になる。私自身も風邪をひいてしまったらしく、発熱により体が重たい。
議事堂では英語で説明があった。「必要があったら訳してくれ」と言われたが、専門用語が多く、半分ぐらいしか伝わらなかったと思う。帰ったら日本語のパンフレットを読んでほしい。ワシントン州議事堂は高さ約87メートルの巨大な建物で、大理石の豪華なつくりに圧倒された。州の法律を決める場所になるのだが、上院と下院に分かれ、それぞれの場所で審議される。上院は下院の半分の人数であり、賛成反対を投票するためのテクノロジーについても話をされた。最後にお土産用の売店に寄ったが、さすが、賢い生徒が集まっているだけのことはあり、必要以上のものは買わずに、ポストカードやキーホルダーなどかさばらないものを購入していた。「ここでは何を買ったらいいですかね」「これは別の場所で買えますよね」などと質問してくる生徒もいて、しっかりしているなと思った。
〇午後の活動
午後はショッピングモールに移動し昼食とお買い物タイム。生徒にとって買い物は初めてで、緊張した面持ちで注文していた。店の人はアメリカ人ではあるが、アジア系であったり、アフリカ系であったりすると英語の癖が強く、聞き取るのに苦労していた。値段も8〜9ドルと日本円にすると1000円近く払うことになり(量は驚くほど多いのだが…)、生徒にとってもいい勉強になったかもしれない。ボランティアで昼食は提供されるので、ありがたみも分かったであろう。
食後はそれぞれで買い物を楽しんだ。鹿児島でいうアミュプラザを大きくしたようなイメージで、衣類を中心に扱っている店が入っていた。ここでも「日本でも買える」「日本よりも安くてびっくりした」などの感想を耳にした。夏休みということもあり、アメリカのティーンエイジャーも多く、刺激的な時間となったことだろう。しかし、そこでの4時間は長く、集合の1時間も前になると生徒はぽつぽつ集まりだした。帰りのバスはみな爆睡であったことは言うまでもない。次のお土産チャンスは来週シアトルで。
〇気になること
私自身も感じているのだが、日曜日から続けて緊張状態が続いているので、生徒が疲れていないか気になる。表面上は元気にしていても、本当のところはどうかわからない。日記を通して彼らの本音を聞ける関係を作りたいと思う。
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本日のスケジュール 午前:退役軍人用老人ホーム 午後:授業
〇朝の様子
毎日、日が照り付ける朝だが、湿度が低い分、暑いとは感じない。問題は摂氏と華氏の関係で、ニュースを見ても最高気温・最低気温がぴんと来ないのである。気温を気にせずに暮らせるのは、この湿度の低さのおかげなのかもしれない。生徒はクラスで楽しそうに話している。英語漬けの生活から解放される瞬間である。
〇日記より
素敵なエピソードでしたので共有させていただきます。
今日の帰りの車で、夜遅くまで起きて宿題していいか聞いたら、「夜遅くまで起きているのは次の日の授業に眠くなるし、疲れるから、夜遅くまでは起きてほしくない。」と言われた。私はホームステイに来たからにはホストファミリーやアメリカの文化、英語に触れる時間を一番に使いたいと思っているので、ホストファミリーが起きているときに日本の宿題をやるのではなく、寝ているときにやろうと思っていたので、意見が食い違った。後でmotherが私たちの体調を気遣ってくれたことや、ホストファミリーのことや、日本では遅くまで起きていることが当たり前だから、アメリカと日本の文化の違いを考えていなかったなと痛感した。その後に誤って自分の気持ちを伝えたら“You don’t have to say sorry.”と言ってくれて、夜遅くまで起きてみたり寝たりしてみてと言われた。違った意見や文化を知れて、合わせたり、自分の意見を通したり、いろいろ挑戦していい方法を見つけたい。(生徒の記録より抜粋)
〇午前の活動 退役軍人用老人ホーム
学校から10分程度で老人ホームに着いた。さっそく中に入ると、たくさんのお年寄りの方が迎えてくれた。1人に1人つくところもあれば、1人に対して2〜3人つくところもあった。お年寄りの方が相手なので、大きく口を開けてはっきりと発音しなければ伝わらないし、相手のしゃべる内容はもごもご聞こえるので、聞こえずらかったと思う。だからこそ、折り紙をもってきてよかった。自分で話の流れを作るからだ。先日のデイケアでの悔しさを活かしたのか、多くの生徒が今度は上手に折り紙を折って配っていた。英語も前回よりしっかり喋れただろうか。40分ほど話をした後に、歌のプレゼント。「グー・チョキ・パーでなに作ろう」と「イッツ・ア・スモール・ワールド」である。これは先日のデイケアでも披露したが、クイズ形式になるので思いのほか盛り上がった。こういうときに女子高生が引っ張ってくれるので助かる。ノリのいい数名の中学生の女子もいいサポートができている。なかなか殻を破りきらない男子生徒・女子生徒もいる。年頃ということもあるのだろうが、ここにも成長の伸びしろを感じる。
〇午後の活動 授業
前半は単語の学習がメイン。単語の意味を予測する活動が盛り上がっていた。日本語で答えるのではなく、英語で説明するので難しい。男子中学生で得意な生徒がいるのでみんな「おー」と言いながら納得していた。例えば“healthy”を“good condition”と言ったり、“plants”を “flowers, vegetables, tree”などと表現していた。とてもいい練習で、日本で一人でもやってもらいたい。答え合わせは英英辞典でできるだろう。(私もやろう。)
後半はphonics(アルファベットの音)について学んだ。日本人にとって難しい発音の知識も少し入り、練習もはかどっていたので、今後が楽しみである。最後には、椅子取りゲームをした。R中学校の2人は最後の3人まで残り、そのうちの一人がまた優勝した。(実は昨日のゲームでも優勝している)。30人中1位を2回も…何か戦術があるのかもしれない。2回目はホストブラザーのエイシー(男の子)が勝った。
〇気になること
今朝は出発までに時間があったので「お別れパーティーの出し物」について話し合った。結果として、料理を作るグループ・出し物グループに分けること。料理グループは出し物グループに加わっても構わない。出し物は(剣道・書道・ダンス・お笑い(2人羽織・ネタ)・マジック・歌(ピアノ付き))となった。話し合って誰が何をするかが大体決まったので、打ち合わせを十分にしてもらいたいと思う。
話し合いの態度の部分で話をした。私が話をしている際に、平気でほかの生徒と話をする生徒が多いのでそこを注意した。「どうせ誰かが何とかしてくれる」「よくわからない」では困るのです。
明日は長距離の1日遠足。「話を聞いていなかった」で事故にあわないよう、少し厳しく言っておこう。
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本日のスケジュール 午前:授業 午後:マンチェスター州公園
〇朝の様子
リラックスしていて、体調不良もいない。男の子でじんましんのようなものが出た生徒がいた。
〇日記より
日記は24冊集まった。(あとひとり…)家族と離れたことの寂しさがかかれていたり、飛行機の中で寝ることが難しかったことがかかれていたり、日本で学んだ英語がまだ使えていない様子がうかがえた。また、日本とアメリカの違いで驚いていたことなどが書かれていた。自分の感想や感情を書いている生徒が多く、とても良い記録が多い。帰国後は家族の方にぜひ読んでいただきたい。他にも、ホストファミリーとの生活についても書かれていた。彼らのホストファミリーは平日なのにもかかわらず、ショッピングに一緒に行ってくれたり、キャンプファイヤーやバーベキューのようなものをしてくれているようだ。ホストファミリーへの感謝の気持ちが書かれており安心した。この年代は不満を書きたくなる生徒が多いここに参加している生徒は全員がポジティブであるように感じる。日記からは全員がそれそれなりに全力で前向きに暮らしていることが読み取れる。この集団のことがますます好きになれた。
〇午前の活動 授業
宿題で出ていた「ホストファミリーのルール」というものと「10個の新しい単語」というものを確認していた。それぞれが10個の新しい単語について調べ、共有するというのは良い活動だなと思う。それらのほとんどが、彼らのホームステイ生活にむずびついているのできっと今後使うことが増えるだろう。
テキストを使った授業が始まった。日常生活での会話表現やマナーについて確認した。辞書を使いながら、必死にテキストを見て意味を確認する生徒や、先生に対して英語で返している生徒もいた。ほとんどが黙って座っているだけで、なかなか自信が持てない様子がうかがえる。まだまだ3日目ということか。
後半はビンゴゲームをして過ごした。簡単な単語ではあったが、すぐに探し出して繰りつぶすのに時間がかかるようだった。
〇午後の活動 マンチェスター州公園
学校から15分ほど離れたマンチェスター州公園での昼食を済ませると、最初の活動が始まった。与えられたお題のものを公園の中から拾ってくるということ。生徒は与えられたものを拾ってこなければならないのだが、もしその書かれた単語がわからない場合は、チーム内にいるネイティブスピーカーに英語で質問できるというような内容だった。質問には“yes/
no”でしか答えられないので質問の内容をよく考えるきっかけになったと思う。グループの雰囲気も良く、特に高校生の女子生徒は全員極力英語を使おうと努力していた。
次にグループで「NINJA」という遊びをして、全員で「quack
dilly oso」というリズム遊びをした。その後、30分ほど休憩時間をとったが、多くの生徒が外遊びを楽しんでいた。その後学校へ帰り、ホストファミリーの迎えを待った。
〇気になること
生徒はホームステイ先で十分な宿題の時間が確保できないということが気になる様子。確かに、私も「今からレポートを書いてきます」「写真の整理をしてきます」などというタイミングをうかがうのは難しい。こういったことを生徒同士で話し合うケーススタディーをする時間を設けたいと思い、さっそく時間をとってもらった。生徒同士で話し合ったことを帰りの会で共有し、最後に私のほうでアドバイスを与えた。話し合いの結果
“Where can I do my homework at night? (early in the morning)”や
“Can I get up early to do my homework?”などいいアイディアが出てきた。今夜、勇気をもっていえたらいいなと思う。
(正直なところ、生徒にはホームステイの生活に集中してもらいたい。それがボランティアで面倒を見てくれているホストファミリーにとっても誠実であるように感じる。しかし現実問題それはできない。生徒にとっても、私にとっても、ホストファミリーにとっても難しい問題であるように感じる。)
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本日のスケジュール 午前:コミュニティーセンター 午後:授業
〇朝の様子 朝は涼しく、過ごしやすい気候だった。こちらでは空調が強めなのでほとんどの生徒が「寒かった」と言っていた。ホストファミリーと楽しい時間を過ごした生徒もいるが、ほとんどが「何を話しているかわからなかった」「沈黙がつらい」「自分が苦笑いになっているのがわかる」と言っていた。私も経験者なので痛いほど気持ちがわかるが、これは3週間過ぎても完ぺきに解消されることはないので、これをきっかけに学ぶ意欲を高めてほしい。前日によく寝られずに体調を崩し、吐き気をもよおす生徒がいたが、本人の意思で活動に参加することにした。
〇午前の活動 コミュニティーセンター 午前はコミュニティーセンターでの活動。日本でいう保育園や幼稚園のようなイメージの場所であり、2〜4歳児グループ、5〜9歳児グループがあった。2〜4歳児グループとの活動では、生徒が日本語で歌を歌ったり、日本語で子供の名前を書いてあげたり、折り紙を折ってあげたりしていた。折り紙にはとても興味があるようで、手裏剣や飛行機が喜ばれ子供たちの目が輝いていた。その後外遊びをして写真を撮った。5〜9歳児グループとは、外でグループ遊びをした。日本でいう「かごめ・かごめ」や「ハンカチ落とし」のようなゲームをした。
〇午後の活動 授業
午後のランチと寝不足のせいか、初めての授業にもかかわらず、数名の生徒が眠そうにしていた。すべてが英語の授業なので集中することが難しいのかもしれない。内容は自己紹介・緊急時の連絡先について・ホームステイの心得・チケット制度(ご褒美ポイントのようなもの)の説明などであった。また、テキストをデコレートしたり、最初の宿題についての説明を聞いたりした。授業の後半では「フルーツバスケット」のようなものをした。最後に、建物内の施設のマナーについて、実際に歩きながら説明を聞いた。帰りの会では「お金は持ってこない・保険証は常に持っておく・IDカードも常に持っておく・とにかく水分補給をする」ということが確認された。
〇気になること 日記を提出した生徒が25名中9名であった。初日なのでしょうがないと思ったが、日記を書いている生徒のほとんどが意識の高い内容を書いていた。この辺で「成長の差」が出るのだろうと思う。この差は帰国後も同じことがいえる。明日からの日記に期待したい。私のためでなく自分のための記録として書いてほしい。
英語の時間に “OK” “I don’t understand.”など、返事ができない。これも慣れ。日本でも大事な気がするのだが… 昼ごはんもあれば、おやつの時間もあるのでものすごい量のものを食べている気がする。さすが成長期…
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〇鹿児島空港にて
集合 手荷物を預ける チケットGET
集合 セキュリティーチェック 出国審査
搭乗口で待つ 搭乗
生徒全員とゆっくり話す時間もなく、リーダーにだけ今後の予定を伝えた。リーダーたちはしっかりした生徒ばかりで、私も彼らを信頼して仕事を任せようと思った。
〇仁川空港にてバスで移動 ターミナル着
広い空港で、生徒もテンションが高く、写真を撮るのに夢中だった。しかし、移動スピードが遅い気がする。もう少し余裕のある乗り換えなら仁川空港も楽しめたのになと思う。帰りに期待!
〇セキュリティーチェックの前に口頭による質問・セキュリティーチェック
時間もぎりぎりということと、生徒たちが英語のビギナーであるということで空港の係員の人たちも若干いらいらしながら、せかすように質問をしてきた。内容としては「誰かから荷物を預かっていないか」「空港で何か買っていないか」「何か電子機器を持っているか」「持っているならこの6か月以内に購入、または修理をしたか」「荷物を置いているすきに荷物の中に何かを入れられていないか」といったこと。当然難しいので中学生はサポートを受けて何とか切り抜けていた。(中には日本語で質問してくれる人もいた)。私も通訳業務で大忙し。相手は「自分だけが分かればいい英語」を話していた。私が聞いてもアクセントがきつく、聞き取りにくい箇所も多々あり、生徒にとっては苦い思い出となったと思う。その後、何人かの生徒は、みんなとは別ゲートに案内され、セキュリティーチェックを受けることになった。(結果2人が置いて行かれそうになり、肝を冷やした…)セキュリティーチェックでは数学で使うコンパスなどが引っ掛かり荷物を出す羽目になった生徒もいた。とにかく時間がなく、バタバタした乗り換えだった。生徒たちも気が引き締まったと思う。(私も心拍数上がりっぱなしでした。)
〇搭乗ゲート近くで写真撮影、トイレタイム
時間がないのに記念撮影!?と思ったが、「大丈夫です!撮りましょう」とのこと…むむむ
〇搭乗(横3列×3シートずつの飛行機)
思ったよりも快適な飛行機で10時間程度のフライト。機内食が出たが1回目は「ビビンバ」「シーフード」「ビーフパスタ」(ビーフパスタ!?)の中から選ぶようになっていた。2回目は朝食(朝食といっても日本時間でいる夜中の2時…)「おかゆ」「オムレツ」「シリアル」から選ぶようになっていた。機内では疲れて寝ている生徒もいた。着くと、現地時間では13時、体内時間は朝の4時という計算になるのでじっくりと寝られたらいいが…
〇到着後トラブル5連発!
まず到着して男子生徒が眼鏡をなくす。みんなで探してようやく見つかる。デジタルカメラを置きっぱなしにしている男子生徒もいた。
次に入国審査、機械で簡単な質問に答えて、チケットが発行される。その後なぜか2つに分けられて、今度は入国審査官と1対1の質問タイム。私と違うグループには手荷物預かり上で待ち合わせをしようと伝えて別れた。「皆何とか突破!」と思ったら2人の男子生徒が呼び止められて別室で20分ほど待機させられた。後で聞くと「特に何も聞かれなかった」とのこと…
彼らを待つ途中、1Fから「先生!手荷物が届いてませーん」との声が。別室に待機している2Fの生徒のことが気になりながらも、そちらの問題を解決。そうこうしているうちに2人の男子生徒も無事帰ってくる。
「さあ!空港を出るぞ」と最後の関門で、一人の男子生徒が「さっき発行されたチケットがありません」とのこと。スタッフに何とかならないか訪ねても「探しなさい」の1点張り…15分ほどしてもう一度訪ねると「もう一度入国審査をしてきなさい」とのこと…私もついてもう一度しようと引き戻すとそこに警官が…嫌な予感がしたが、何をするつもりか尋ねられたので答えると「そのチケットはもういらない。下に行って説明しなさい」「いや、何度も説明してダメと言われたのですが…」「そんなことはない、行け」「じゃああなたが言ってください」「俺は仕事で忙しい」そんなやり取りをしながらなんとかスタッフに話をつけてもらい、14:30無事入国が済んだ。
ようやく現地のTCと合流。3時間も待ってくれていたという。TCに会うことで私自身もようやく肩の荷が下りた心地になった。とても気さくな二人で生徒たちも笑顔で挨拶をしていた。バス乗り場に向かうと最後のトラブル。「なぜかバスが来ていない」とのこと。40分程度待ってバスに乗り込むと、1時間遅れで歓迎会に到着。到着後はそれぞれのホストファミリーとの顔合わせ。ホストファミリーの方々がわざわざ用意してくださった食べ物を囲み、やや緊張しながらの顔合わせができた。その後、それぞれのファミリーと帰宅した生徒たち。本当に長い長い一日がようやく終わった。きっと時差ボケで明日はきついと思うが、今日以上のことはもうないだろう。(そう信じたい)しかしここまでくると、なんだか笑えてくる。印象的な初日となった。
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