2007年アカデミックホームステイ活動の様子

←戻る

引率の先生からのレポートです。

↓クリックするとその日付の日記のリンク先に飛びます。

2007年アカデミックホームステイ
Yuba City,  PAレポート

期    間

更 新 日

7月24日(火)〜7月26日(木)

7月30日

7月27日(金)

7月31日

7月30日(月)〜8月01日(水)

8月03日

8月02日(木)〜8月06日(月)

8月07日

8月07日(火)〜8月10日(金) 8月13日
8月13日(月)〜8月14日(火) 8月17日
8月15日(水)〜8月18日(土) 8月22日
 
7月24日(火)

サンフランシスコに到着。初めて感じる眩いばかりの太陽の歓迎にフライトの疲れもふっとんだようだった。これから始まる未知の世界にみんなの顔は笑顔で満ち溢れている。迎えてくれたTCのマイクとエイミーの楽しいトークがユバシティーまでのバス移動を盛り上げてくれた。途中2人ほど車に酔って心配したが、何とか無事に到着。生徒達の名前の書かれたボードやプレゼントなどを持った数え切れないくらいの数のホストファミリー達が、駐車場で待っていてくれた。予想以上の歓迎ぶりに生徒たちの顔はこわばっていたが、それはうれしさをどう表現したらいいのか分からなかったらしく、言葉にならない言葉で、その歓迎を受けていた。初めてのHug,初めての外国人との生活のスタートに戸惑いながらもこれからの未知の世界に胸をふくらませ、それぞれのステイ先に向かっていった。 

(生徒の日記より)
今日一番嬉しかった事は、自分の部屋として、とてもかわいい部屋を「1人で使っていいよ!」 と言われ、中に入ると白くてきれいな机にたくさんのプレゼントが置いてあり、その中に手紙も入っていたことです。本当に本当にうれしかったです!

 
7月25日(水)
いよいよ今日から授業が始まった。はじめに、今回のホームステイの目標をきかれ、ほとんどの生徒がうまく答えられず、また別の聞き方をされても、Yes,Noさえ言えず、沈黙する場面が多少見られ、TCを困らせてしまった。初めて浴びる英語のシャワーは少々生徒たちを萎縮させてしまったようであった。むろん、事前に少しは勉強していても、英語を学んで3ヵ月あまりの中学1年生にとっては、いくら先生がゆっくりと分かりやすく説明されても、ほとんどわかるはずもない。すがるような目で私を見つめ、私も当然のことながら、今日ばかりは通訳者にならざるをえなかった。休み時間には、その緊張も緩み、ホストファミリーとのことをいろいろ話してくれた。食べ物、家、スーパーのカートなど、とにかく全てが大きいことが一番驚きだったようだ。時差ボケが続き、食欲があまりないという生徒も多く、また、腹痛を訴える生徒もいたが、環境の違いからくる精神的なものが大半のようだった。何とか1日も早く慣れて欲しい。ホストマザーが作ってくれたランチを興味深く広げ「これ何?」とうれしそうに聞いてきた生徒が多かった。
 
7月26日(木)
今日は午前中授業で、午後からは工場見学だった。クラスを2つの分け、家の周りにある場所、物などを自由に表現した。昨日の宿題だった「ホストファミリーとしたことについて」では、積極的に発表できる生徒が多かった。かなり緊張していた昨日に比べ、今日はエイミーの親しみやすい問いかけに間違いを恐れず、よく頑張っていた姿がうれしかった。しかし、マイクのクラスでは、個人差が大きく、教えるのもかなり苦労しているようだったので、一人ずつインタビューし、Speaking力という点で、クラス分けをし、来週からはその体制でいくことになった。「話を聞く態度」という点で、数人注意をした。日米に関わらず、相手を見てしっかりと話を聴くことは、最も大切なマナーだし、それが数人できないと全日本人のイメージがだらしないと思われてしまうのだということをマイクも私も一生懸命伝えた。彼らは反応も元気もよく、とてもいい生徒たちだが、私たちの話を真剣に心から聞いてくれて、ハッと気付く部分もあったようだ。ホームステイに参加していることの新たな意義を生徒たちはまたひとつ強く感じてくれたことだと思う。
 
7月27日(金)
今日はサクラメントでの終日研修。Host brotherやsisterたちも一緒にバスで向った。まず州議事堂に着き、カリフォルニア州の知事でもあるシュワルツェネッガーのオフィスを見学した。各々のオフィスや装飾品、会談や床などの細かい細工の美しさに感動する生徒も多かった。しかし、アメリカの歴史や政治について、ほとんど知らない生徒たちは、TCの説明を私が一生懸命訳しても、興味をもってきいてくれる生徒は少なかった。ある程度、事前に学んでおく必要性を感じた。次にK-streetで昼食&ショッピング。あまりの暑さにアイスクリームやジュースを買う生徒が多かった。自由時間はあまりなかったので、十分に楽しめるとまではいかなかったが、オールドサクラメントの街並を感じていたようだった。次に電車博物館。入館手続きが多少てまどったようで、かなり待たされた。館内のあまりの広さにだれもが驚いた。興味を持つ部分がそれぞれ違っていたが、なかなか楽しめていたようだ。服装のことで女子生徒に少し注意をしたが、みんな元気に何事もなく終わって、心からほっとした。
 
 
7月30日(月)
アメリカで過ごす初めての週末。ショッピングに行ったり、キャンプや別荘に行ったり、野球観戦、パーティなどホストファミリーは盛りだくさんのイベントを用意してくれていたようだった。ほとんどの生徒が元気いっぱいに登校したが、1人体調不良で欠席していて少し心配している。1日ゆっくり休んで明日は元気な顔を見せてほしいと思う。午前中授業で、まず週末した事を発表したのだが、どの生徒も先週に比べ何とか単語だけでも口に出して伝えようとする気持ちが出ていて、うれしかった。家の中の物の名前を使ってビンゴゲームをしたのだが、やはり1年生にとっては音とつづりが結びつかず、難しそうだった。まずは事前にせめてフォニックスだけでもみにつけておく必要性を感じた。午後からは消防署と警察署の見学。見るものすべてが興味津々のようであった。SWAT部隊については知っている生徒も多く、実際に使うピストル(もちろん安全なもの)を持たせてくれたり、パトカーの私たちの知らなかった秘密を教えてくれたりと、実に丁寧に説明してくれ充実した研修ができた。
 
7月31日(火)
午前中授業。2つのクラスに分けて授業が行われているが、英語力以前に授業にのぞむ姿勢において差がかなりある。片方が手もよくあがり、活気のあるTCも絶賛する授業。しかし、もう片方は数人積極的にトライする生徒もいるが、やる気があまり感じられない生徒もいる。ホームステイを楽しむだけでなく、英語も学びに来たんだということをもう一度話し意識を高めた。日本人特有の性格な問題もあるように思う。ホストファミリーとは、何とかうまくやっているようだ。「先週はとても長く感じたけど、今週は1日があっという間に終わってしまう」と言っている生徒が多かった。生徒たちのことを心から考え、よくしてくださるホストファミリーばかりで本当に生徒たちは恵まれているなと思う。ただ、それに甘えて少々わがままになりつつある生徒が生徒が出はじめたので、その点はしっかりと指導していきたい。午後のタイダイTシャツ作りは楽しそうに取り組んでいた。昨日、体調悪くしていた生徒も元気に登校し、みんなそろって活動ができてよかった。タイダイTシャツを何枚も染めて、ホストブラザーにプレゼントするという生徒もいた。
 
8月01日(水)
今日は最初に「Movie 8」というところで映画を見た。「Splush away」という子供向けのアニメを見た。英語はよく理解できていなくても笑えるところがたくさんあって生徒たちはとても楽しんでいた。ポップコーンとジュースを買って見ていた生徒は、そのあまりの量の多さに驚いていた。午後からは授業、のはずだったが、TCたちの話し合いがなかなか終わらず少し遅れて始まった。言うことがコロコロ変わったり、時間が少々ルーズだったりするのは、アメリカ人らしいところだが、生徒たちへの指導を考えると、改善してほしかったので、その旨伝えた。明日はサンフランシスコでの終日研修。大都市に行くので、その心構えと注意をした。特に、先週の終日研修で気になった服装のことは、くどいほど言った。みんな話をよく聞いてくれた。生徒たちも私によく質問をしてくるようになってきているが、すべて私に頼りきっていて自分で調べよう、とかいう気持ちが感じられない生徒もいる。ひとりひとりに係わる時間がもっと欲しいのが本音である。

 


 
8月02日(木)
今日はサンフランシスコでの終日研修。Host parents や brother sisterたちも参加した。まずはゴールデンゲートブリッジを歩いて渡った。事前にわかっていたことだが、予想以上にサンフランシスコは寒く、耳が痛くなるほどだった。しかし、橋から見える美しい海や景色に生徒たちは満足しているようだった。次にユニオンスクエアで昼食タイム。意外とピザを食べたがる生徒が多く、注文の仕方やお金の払い方もだいぶ慣れてきたようであった。その後は皆でケーブルカーに乗った。観光客が多く、予想以上に待たされたが、美しい街並みを見ながらのケーブルカーでのひと時に、大喜びだった。最後はフィッシャーマンズワーフやピア39で自由行動。様々な店があり、ショッピングや食事を楽しんでいた。7時すぎにサンフランシスコを出たのだが、みんな異常なほどにテンションが高くバスの中は大いに盛り上がった。トラブルにまきこまれたり体調をこわす生徒もいなくて、みんな笑顔で無事終わったのでよかったなと思う。大変疲れた一日だった。
 
8月03日(金)
今日は午前中「Friends & Family」を学習。そして日本では週末家族とどう過ごすかについて表現したりした。その後、午後から参加する"Yuba Sutter County Fair"で行うステージの練習を行った。折り紙や習字、日本の歌、ダンスを披露することになり、それぞれのグループで準備をした。そのFairは子供向けの小さなアミューズメントパークのようなもので、出し物出店、乗り物などがたっくさんあった。生徒たちはゆかたやじんべいをそれぞれ着ていたので、周りの人たちも興味深そうに見ていた。カントリーミュージックを聞きながら出番を待っていたのだが、手違いがあったらしく、せっかく準備していたものが披露できなかった。TCが必死に生徒たちに謝っていたが、日本のような計画性がこちらにはあまりなく、それがアメリカらしさなのだが、私たちは正直、戸惑ってしまう。おまけに今日の暑さはすごかったので、生徒たちの疲れは倍増したようだった。興味深いアトラクションや出店や展示物には、関心を持っていた生徒が多かったようである。
 
8月06日(月)
今日は午前と午後の内容が入れ替わった。めずらしくとても寒い朝で集合した生徒たちも寒そうだった。大型ホームセンターのようなところを見学したが、もうすでにホストファミリーたちと訪れた生徒がほとんどで、また、日本とさほど変わらない量販店だったせいか、関心があまりないようであった。次に訪れたSunsweetプラム工場。9.11のテロ以降、一般公開をしなくなったらしいが、今日ばかりは特別に案内してくれた。入ってすぐには私たちの歓迎の意をこめて日の丸国旗が高々と掲げてあった。工場内のあまりの広さに圧倒される生徒も多かったがそこに入る前にスライドでSunsweetの説明、歴史、商品についてなど見ていたので、わかりやすかった。最後には生徒ひとりひとりにおみやげまで用意してくれ、そのご好意に何と言ってお礼を言っていいのかわからないくらいだった。一番の取引き先がイギリスとドイツ、そして日本だということで、ここまで手厚く歓迎していただき、本当に今日はみんな感謝の気持でいっぱいだった。午後からは学校にもどり、「Eating」を学習。さよならパーティでなにをするかも少し考えて本日は終了した。

 


 

 

8月07日(火)
午前中アメリカの祝日について学習した。低学年の多いクラスの方もだいぶ先生の指示を聞いて動けるようになってきたように思う。ただ、先生の言われる指示がかなり早い時には生徒達も戸惑っているので、進めるスピードについてTCとも話し合った。午後からはホストファミリー達がやってきてハローウィン、イースター祭、クリスマスパーティーを組み合わせたようなパーティー準備を始めた。持ち寄りのすごいご馳走やお菓子などがたくさん並んだ。お菓子の中に詰めたイースターエッグの色ぬりをしたり、黒板を飾りつけしたり、顔にかぶるマスクに色々な羽や飾りを付けたりと生徒達は皆楽しそうだった。ホームステイも後半に入り、だいぶ家族にもうちとけてきたようである。ただ、同じ仲間同士もめたり、不満の声がきこえてきたりと友人関係がうまくいっていないのがとても心配だ。明日全体にも話をしてみようと思う。
 
8月08日(水)
今日は午前中授業。Mikeのクラスでは昨日の復習から始まった。低学年の生徒には辞書の引き方から丁寧に教えてくれた。次にアメリカの童謡をみんなで歌ったが、なかなか難しいようであったが、知っているメロディーも多かったようだ。次にみんなで外へ出て学校のまわりにあるものを英語で表現した。午後からはRacquet & Health Clubでスポーツタイム。水泳、テニス、ビーチバレーなどそれぞれ大いに楽しんでいた。サンドウィッチやフルーツ、チップスなどをつまみながら、みんな笑顔でいっぱいだった。たまたま来られた日本人のご婦人と話をしている生徒がいたのだが、20年以上も前にこちらの方と結婚され、それ以来、カリフォルニアの方に住んでいらっしゃるという話を聞いたらしく、興味深げに話してくれた。一部の男女の仲がいまひとつしっくりいっていないが、相手の気持ちを考えるということをこのアメリカのホームステイを通して日本にいる時以上に感じているはずなので、その気持ちを考えるということをこのアメリカのホームステイを通して日本にいる時以上に感じているはずなので、その気持ちを同じ日本人同士ならなおさら伝え合ってほしいと願う。
 
8月09日(木)
今日は、Six Flag Marine Worldでの終日研修。ホストファミリーやブラザー、シスターたちもたくさん参加してバスは満杯。着いてみると、他のツアー客や家族づれなどでかなりごったがえしていた。生徒達の大好きなジェットコースターなどの乗り物がたくさんあり、また日本ではなかな見られないシャチやトラなどのショーや、キリンやゾウなどのエサやり体験など、とても貴重なものが見られ、自由時間は7時間ほどあったのだが、生徒達にとっては、あっという間だったようだ。今日は大変いいお天気に恵まれ、集合時間に集まった生徒達の顔は真っ黒に日焼けし、笑顔でいっぱいだった。トラブルがないことを祈っていたのだが、残念なことにお金を取られてしまった生徒がいた。テーブルの上に財布をおきっぱなしにしていたということで、本人も十分反省はしている。慣れてきた頃にスキができるから気を付けるようにと注意はしていたのだが...。もう一度明日全体にも話をし、気を引き締めて毎日を過ごしたい。
 
8月10日(金)
今日は午前中スポーツタイム。アメリカの文化を紹介しようということで、フットボールをみんな教わった。ルールがかなり難しく、楽しそうにやっているとまではいかなかった。ユバシティーの暑さは容赦ないので、体力の続かない生徒もいる。しかし、アメリカ文化の一貫を一生懸命教えようとしている先生方の思いに対して失礼な態度をとる生徒もいたのは悲しかった。午後は来週に向けての話をした。教室を使うのは今日が最後ということで、全員で掃除をしたのだが、一生懸命な生徒、そうでない生徒と一目瞭然で、日本での日頃の生活の様子が見て取れるようだった。TCもそれに気づき、がんばっている生徒をほめてくれた。昨日は遅くまで終日研修があったにもかかわらず、みんな遅刻もせず元気に登校してくれうれしかった。最後はTCのはからいでグランドで水遊び?らしき活動。風船に水を入れたボールを投げたりしながらずぶぬれになりながら日頃のストレスを思いっきり解消している生徒も多かった。来週はいよいよさよならパーティー。個々の準備がスムーズに行きますように...。
 

 


 

8月13日(月)
いよいよ最後の1週間のスタート。今日の午前中はRound Table Pizzaで自分たちでピザを作って食べる活動。楽しみにしていた生徒も多く、はじめに自分のトッピングしたい具などを絵に描いてみた。しかし、しばらくすると、できあがったふつうのピザが・・・。またまた予定変更になってしまい、何と10:30に昼食タイム。中途半端な時間で、スナック感覚くらいの量しか食べられず、心残りの生徒たち。次に「Bel Air」という大型食料品店の見学。裏側も丁寧に案内してくださっていたが、またもや話の聞き方のことで注意を受けた生徒が何人もいた。午後からは授業。今日から教室は、Crossroads Churchを使うことになった。授業の前にTCのマイク、そして私とで、みんなに話をした。無作法な今日の姿が大変悲しかったこと、自分たちの問題だけでなく、今後の生徒たちに影響してくるということ、仕事を途中でやめて一生懸命説明してくださった方の気持ち、人として最低限、社会で生きていくために知っておくべきことを真剣に話した。生徒たちは心で聞いてくれたように見えた。私自身、今日は自分の不甲斐なさをしみじみ感じた1日だった。
 
8月14日(火)
今日はボランティア活動のひとつ「Car Wash」。午前中は呼び込みをするためのポスター書きをした。こういう作業は好きな生徒が多い。そして午後から、早速「呼び込み隊」と「洗車隊」に分かれて「Car Wash」がスタートした。そして40分後にやっと一台。初のお客さんに生徒たちも大喜び!丁寧に一生懸命みんなで洗った。洗車代はお客さんまかせ。心から笑顔で「Thank you」と言ってくださったお客さんに、ささやかなプレゼントとして折り紙を手渡した。働くことで得たお金のありがたさをしみじみ感じながら、その後も一生懸命活動する生徒が多かった。アメリカの車はいわゆる「Van」タイプが多く、大きさもかなりあり、一台洗車するのにけっこう苦労する。予定終了時刻の30分ほど前から、次から次へと車がきて、てんてこまいになってしまった。暑い日ざしの中での活動は大変だったが、終わった後の生徒たちの顔は充実感に満ちていた。しかし、今日も注意を受ける生徒がいて、残念だった。

 


 

8月15日(水)
今日は午前中ホストファミリーに「Thank you letter」を書いた。高校生たちはわりかしスムーズに書けていたようだが、その他の生徒達はかなり苦労していた。まず日本語で一度文章を考えさせたが、一部の男子はそれすらもなかなか書けない。何とか書かせたものの、辞書を使って何とか英文になおそうとしている生徒と、ムダ話ばかりしている生徒...。今までこれだけお世話になっているのに感謝の気持ちが態度に表れてなかったのが悲しかった。身の回りの世話をはじめ、食事の用意、週末旅行に連れて行ってもらったり、いろんなものを見せ、買ってくれているホストファミリーに対してせめてものお返しとして、心を込めて一生懸命書こうとして欲しいと話をした。単語は調べたらわかるものの、文型、語順などわからないことだらけで、一人一人に教えるのが実に大変だった。さよならパーティーの準備も午後から行ったが、個人の出し物の方が多少心配である。準備の順調な生徒は、実際に教会のステージで練習した。その荘厳なステージの雰囲気に改めて気の引き締まる思いがしていたようだ。
 
 
8月16日(木)
今日は「Sun Splush Water Park」での終日研修。プールが大好きな生徒達は心から楽しみにしていたようだ。ホストファミリーの協力を得て、乗り合わせて向かった。11時から開場ということで、かなり長く待つことになった。いよいよ開場。入る前にいくつかのルールを伝えたが、今日はみんなしっかりと聞いてくれた。かなり迫力のあるWater Sliderがいくつもあって、みんな大喜びだった。夏休みということもあって、場内はかなり混雑していて、Water Sliderは順番待ちの列も午後からはかなり長くなっていた。ロッカーを使うのに4ドルもかかるので、私とマイクで荷物の番をした。途中、ランチを食べに戻ってきた生徒の顔は笑顔でいっぱい。事細かにいろんな話をしてくれ、Water activityを満喫していたようだった。他にもゴーカートやパットゴルフなど楽しめるところがあり、男子生徒は、そこでも楽しんでいた。今日もいつも以上に天気が良く、真っ黒に日焼けした生徒達の笑顔がとても輝いて見え、私自身嬉しくなった。
8月17日(金)
昨日2件のホストファミリーからTELが入り、問題が起ったことがわかった。今朝はほとんどがその対応に追われた。生徒達はホストファミリーに渡す手紙の封筒を書いたり、飾ったりしていた。午後かrはあ「さよならパーティー」の練習。個人の出し物の準備がまだまだ時間がかかりそうな生徒が多く、切羽詰った様子はあまりない。ステージ・リハーサルを行ったが、TCの立てたプログラムと生徒達の考えているプログラムが多少かみあわず、なかなかスムーズにいかない。なんとか一通り流れを把握して終了。大丈夫なんだろうかと不安を残しつつ、明日を迎えることになった。今日はマイク、エイミー、それぞれのところでパーティー。女子はマイクのところ、男子はエイミーのところでさよならパーティーの前夜祭?を行うこととなった。これを機にさらにみんな心一つにして明日の「さよならパーティー」を成功させて欲しい。一カ月間お世話になったホストファミリーに感謝の気持ちを伝えて欲しい。
 
8月18日(土)
今日はいよいよさよならパーティー。ポットラック式で各自食べ物を持ち寄った。日本料理を作って持ってきてくれた生徒が何人もいて嬉しかった。テーブルにはホストファミリーが持ってきてくれた食べ物も合わせて置く場所がないほど豪華に!和やかで楽しい雰囲気の中でみんなで食事を楽しんだ。しかし、予定時間はとっくに過ぎているのに一向に「さよならパーティー」は始まろうとしない。ようやく一時間たった頃にTCの声がかかり、教会へと場所を移動した。そしてスタート!かわいらしいホストシスター3人組の歌、ダンスに始まり、それぞれの出し物を披露した。観客であるホストファミリー達もおおいに盛り上げてくれ、笑いと拍手の中、プログラムはすすんでいった。しかし、なぜだかせっかくの発表の準備をしていたのに披露できなかった生徒が5人ほどいて申し訳なかった。(時間の関係だったようだ)時間にルーズなところがアメリカなのだろうが、最後の最後までやっぱりひっかかった。でもみんな笑顔で楽しんでくれていて、記念撮影のシャッターの音がいつまでも鳴りやまなかった。

←戻る  

MNCCトップページへ