2007年アカデミックホームステイ活動の様子

2007年アカデミックホームステイ
Lodi,  PAレポート

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引率の先生からのレポートです。

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7月24日(火)
ようやくSan Francisco空港に到着しました。日本時間24日17時30分に成田空港を出発してから約9時間の長旅でした。空港でのチェックイン、機内食・・・何もかもが初めての体験という生徒が多く、到着した時はさすがに皆ぐったりとしていました。San Francisco空港から最終目的地Lodiまでは、さらにバスで2時間の旅です。しかし、ここまで来ると、周りは全てThat's America!!バスの中から見える街並みに「うわぁーかわいい家!!」ブドウ畑の広大さに「デカー!!」と先ほどまでの気怠さを吹き飛ばすような歓声が聞こえてきました。途中、昼食のため立ち寄ったのは、こちらでは有名な"In and out"というバーガーショップ。「アメリカに来たら、まずはこれを食べなきゃ」ということで、皆一様にバーガーにパクついておりました。味はもちろんGood!その後、初対面となったホストファミリーの方々とも笑顔で忘れず"Nice to meet you!"の挨拶を交わし、何だかこれからの一ヶ月は楽しくなりそうな予感のするスタートを切りました。

生徒の日記より

  暑ーっ!!Lodiの暑さを改めて実感した。最高気温は37度だとか。三度目のホームステイで、何だか来たというよりも帰ったという感じが大きいような気もする。近所の友達数名と遊んだりした。みんな身長以外何も変わっていない。

 
7月25日(水)
初めてPamとJanetの授業を受けました。まずはHomestayを楽しくするためのコツをいくつか紹介してもらい、ゲームを使っての自己紹介にチャレンジしました。何か何でも英語で話さなければならないとあって、どの子も一様に苦労しながら自分の力で精一杯自己紹介をしました。その後、早めの昼食となり、各々のHost motherが作ってくれたサンドウィッチをおいしくいただきました。まだまだ全てが珍しく、中に入っている果物一つ(モモが丸ごと一個入っていたり・・・)にも大騒ぎの昼食となりました。中にはとても甘いカップケーキに手こずっていた人もいましたが、ほとんどの生徒が残さずたいらげていました。午後は、Lodiの議会を訪問しました。案内してくださった方がLodiの公的機関について説明をしてくださったのですが、やや話が難しかったのか、残念ながら、ここではあまり教委を示さなかった生徒が多かったです。本日最後の楽しみは、現地の人が開いてくださるWelcome Partyへの参加でした。颯太君と俊弘君のホストファミリーであるKiddさんのお宅で開かれたパーティーで、さらに皆は打ち解け、より親しくなることができました。私たちをこれほど歓迎してくださったLodiの皆さんに感謝!!しています。

生徒の日記より

 昨日はとても疲れていたので早く寝た。おかげで朝4時に目が覚めた。朝食に食べたシリアルは少し日本のシリアルと違っていてどちらかというと日本の方が好みだ。昼食の弁当のサンドウィッチは自分で作った。初めての授業はとてもユーモアあふれて楽しかった。日本の授業でもこんな風だとやる気が出るのに...。昼からは皆で街に行ってアイスやお菓子を買った。食べてみてアメリカの食べ物は日本人からすると、とても甘いんだなと実感した。それと同時に、アメリカ人というのは、とても心が広く、優しいんだなと思った。初めての会う人でも気軽に話しかけてきた。日本にもこういうのを取り入れたい。午後のウエルカムパーティーでは、他のホストファミリーとも仲良くなれる機会が取れてとても良かった。

 
7月26日(木) 
本日の授業はお金の数え方でした。昨日に引き続きお金の種類を確認した後、買い物の仕方を学びました。こちらのコインは色も形も似ているため、慣れるまで少し時間がかかりそうです。午後は実践も兼ねて、WAL-MARTに出かけました。お店のマネージャーの方から店内を案内していただいた後、各自別れての買い物となりました。見れば、どの商品もカラフルで欲しくなるのですが、「この先まだまだ長いのでお金を大切にしなければ」とガマンしている人たちが多かったです。限られたお金を計画的に使うことも、大切な勉強です。自分なりに工夫してお小遣いを使う姿を見ていると、それだけで良い経験をしているなと感じました。
7月27日(金)
初めての終日研修の日でした。ボランティアで参加してくださったホストファミリーの方々の車に乗り込みSacramentoにあるカリフォルニア州議事堂へ出掛けました。カリフォルニア州と言えば日本でもお馴染みのシュワルツネガーが知事を務める州。「もしかして?」という淡い期待もありましたが残念ながらお会い出来たのは写真の中のシュワちゃんのみでした。それでも趣のある国会議事堂を見せていただき貴重な時を過ごすことができました。その後、オールドサクラメントへ移動し、古き良き時代のサクラメントを堪能しました。子供たちは、皆元気です。「少しはホームシックにかかるかな?」という不安もありましたが、「何でホームシックになるとかわからん!!」と元気に答えておりました。英晴君は今日からホストファミリーとキャンプに出掛けました。それぞれのホストファミリーで週末は楽しいイベントが用意されているようです。日本の子供たちのために色々と気を配ってくださるホストファミリーの方々には本当に感謝しています。

生徒の日記より

今日はサクラメントに行った。めずらしいものがいっぱいでとても楽しかった。みゆとおそろいの指輪を買った。すごくかわいい。アメリカでの2時間のドライブはあまり長くは感じない。風景を見るのも楽しいし、話をするのもすっごく楽しい。本当に毎日が発見と驚きですごく充実に満ち溢れている。

 
7月30日(月) 
週末を家族と過ごし、明るい笑顔で皆が戻ってきました。週末俊弘と颯太はディズニーランドへ。。爽好理はコロンビア市へ家族と出かけたそうです。その他、日曜日は教会に行ったという生徒たちがたくさんいました。中にはちょっとたいくつだったという生徒もおりましたが、そのような経験がない彼らにとっては、これも良い思い出となることでしょう。今日の午後はMickey's Groveへ出かけました。少しばかりゴルフの打ちっぱなしを楽しんだ後、ちょっとした動物園に移動しました。早いもので、一週間が過ぎようとしています。こちらの食事と生活リズムにも慣れ、今週も元気に過ごせそうです。

生徒の日記より

ジャネットのお母さんとお父さんも来てて、一緒にご飯を食べた。。二人ともとても優しくしてくれて嬉しかった。みんなが話してる時の内容は全く分からないけど、一人一人に対してみんなが興味を示してとてもいい感じだった。日本ではあまりないからなんか血がつながっていなくても関係ないしEllisFamilyはいい家族だなぁと思った。今日も1日とても楽しかったし、いい1日だった。

 
7月31日(火) 
片道2時間かけてPetalumaにあるSticker Factory(ステッカー工場)へ出かけました。こちらの工場では日本でも見かけるようなステッカーを生産しています。デザインから色付け、カット袋づめまで生産工程を見せていただきました。その後売店に行きお気に入りのステッカーを購入することとなりましたが、女の子たちはどれを見ても「かわいい!」の連発で色々と悩みながら買い物をしていました。その後、レーガン元大統領もファンだったというJelly Belly Beans Factoryへ移動し、こちらでも工場内を見学させていただきました。ここのJellyは小さな豆の形で実に様々な味が揃っているのが特徴です。多くの生徒が日本へのお土産として購入したようです。楽しみにしておいてください。今日は車に長時間乗っていましたが、車内でも子供達は元気です。中には4日間も?!同じソックスをはいている生徒がおり、そのことで大いに盛り上がっていました。何をやっても楽しくて仕方がない様子です。日本では各ご家庭でていねいに身のまわりの世話をやいてくださる方がいるので、「同じソックスで何日間もはくことないだろう」と思うと愉快な思い出となりそうです。最後の長時間のドライブにもかかわらず、快く私たちを現地まで連れていってくださったホストファミリーの方々の善意には心から感謝しております。
8月1日(水)
今日は本場アメリカのピザを堪能しました。午前の授業で学習した注文する時に使う英語表現は残念ながら使うことはなかったのですが、5〜6種類のピザの中から好きなものを選んで食べることができました。「昨日も食べた。」と言いながらも一人当たり平均3ピースは食べていたようです。中には華奢な身体なのに6ピースもペロリとたいらげた女の子がいました。こちらの食事は量も多く、かなり甘い食べ物が多いのですが、少しずつその量にも慣れてきています。日本に帰国する頃には確実に皆1〜2kgは太っているのではないか?!と思います。
8月2日(木)
皆が楽しみにしていたSan Franciscoでの終日研修の日。バスを借りて、何名課のホストファミリーと共にGolden Gate Bridge、Fisherman's Wharfへ出かけました。まず最初に向かったのはGolden Gate Bridgeで、あの有名な橋を歩いて渡るという貴重な体験をしました。聞くところによると、San Franciscoは曇りで霧がかかったいることが多いそうですが、この日は幸運なことに霧はかかっていませんでした。しかし、よそう以上に寒く、長袖のパーカーを着ていても肌寒かったです。その後、一向はSan Franciscoの中心部に異動し、ショッピングタイムとなりました。九州出身の子どもたちにとっては、初めて見る都会の姿に多少気後れした様子もありましたが、すぐに思い思いの場所へ出かけて行きました。次の目的地Fisherman's Wharfへは、San Francisco名物ケーブルカーに乗って移動となりました。“立ったままケーブルカーに乗る”という憧れていたことも体験し、Fisherman's Wharfへ到着。美しい景色を楽しみました。一番危険なことが予想されたSan Francisco研修も無事終了しました。ここまで何事もなくこなせたのは、私たちを常にサポートしてくださっているローダイの皆さんのお陰だけでなく、生徒たち自身の力によるものも大きいと思います。何人かのホストマザーの方とお話してみると子どもたちも自分たちなりにお手伝いをしたり、一生懸命コミュニケーションを図ろうと努力しているようです。そして何より皆がとても仲が良いので、見ているとうれしくなります。残り半分、ここで油断することなく、これからの2週間を過ごせればと思っています。
 
8月3日(金) 
昨日の疲れも多少残っていたようですが、午前中の授業を終え、午後からは地元のアスレチッククラブでスポーツをして楽しみました。こちらではプール付きという家も多く、生徒達の中にはほぼ毎日泳いでいるという子もおりますが、やはり多人数で遊ぶと楽しみも倍増らしく、テニス、バスケ、スイミングとくたくたになるまで身体を動かしていました。私は一応卓球大会に参加しましたが、“凍り鬼”にはさすがについていけませんでした。テニス経験者のYuka,Norihito,Eriko達はかなり真剣なゲームをしていました。明日、明後日と皆は各家庭で過ごします。Janetから「"May I wash the car?" の言葉と共に是非家の手伝いをして欲しい。」とのアドバイスをいただきました。何人かの生徒が自主的に家の手伝いをするのか月曜日の報告を楽しみに待ちたいと思います。
 
8月6日(月) 
ホストファミリーと週末まで楽しく過ごした生徒たちが明るい笑顔でクラスに戻ってきました。先週約束した”お手伝い”は、ほぼ全員の生徒が行うことができたようです。今日はアメリカの休日について学びました。その後、実際にクリスマスとハローウィン飾りつけを見せていただき、簡単なパーティーを楽しみました。また、いつもお世話になっているホストファミリーへの感謝の気持ちを込めてプレートにお礼の言葉を書きました。数日たって完成するそうです。どのような作品が出来上がるか楽しみです。

生徒の日記より(8月5日の日記)

 土曜日は昼近くまで爆睡していた。起きてから飯を食べたあとすぐ庭の大掃除を始めると言ったので、家族みんなで庭の大掃除をした。気づいたら6時過ぎで、みんな疲れていた。その日の夜飯は冷凍ピザだった。8時位になってホストブラザーのナザンが、「もうすぐ友達が来るから一緒に遊ぼうぜ。」と言っていたら本当にスティーブンっていう友達が来た。スティーブンは何しにきたのか、家に来た瞬間すぐ寝た。外人は何を考えているのかわからないと思った。

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 週末は11時まで寝ていました。それからご飯を食べました。今日はアダムが仕事が休みです。だからバーバラとアダムとバーバラの友達のキャシーでアイスを食べに行きました。キャシーに日本のことをいろいろと話しをしました。長崎のことも話しました。その後、ショッピングに行きました。Leeで洋服を買いました。私がLeeにあるさいふを見ていたら、アダムがさいふを買ってくれました。やばいくらいうれしかったです。Thank you といい続けました。家に帰ってアダムに5円玉を見せると、Very fun! と言っていました。だからその5円玉をあげました。その後、テレビを見てると、バーバラが今日は疲れたから14日に車を洗おう!と言われたのでOK!と言いました。今日も楽しかったです。

 
8月7日(水)
Salvation Armyと呼ばれている救済団体でボランティア活動を行いました。主な活動としては、各メーカーから提供された食料を袋詰めにした後、それらをホームレスや低所得者の方に手渡しするというものでした。日本でもボランティア経験がある生徒もいましたが、このような救済活動は初めての体験でした。我々の想像以上にここアメリカで暮らす人々には貧富の差があるようです。午前から午後にわたっての長時間のボランティア活動でしたが、皆手際よく作業をこなしていました。現場のスタッフの方々からも過分なほどのお礼の言葉をいただき、気持ちよく一日を終えることができました。また午前の授業で、TCの二人の先生方が、日本ではあめり子供達に家の手伝いをさせていないようだが、それは良くないことだ。」と述べておられました。アメリカでは家族一人一人に家事の役割があり、皆で助け合うのが当たり前だそうです。子供達が大人になり独り立ちした時に困らないようにするためだと話された後、生徒達には、日本に帰国したらぜひ自分の母親に"May I help you?"と言って欲しいと言われました。アメリカ人のボランティアに対する意識の高さはこのように各家庭の中で幼い頃から養われたものだと思います。

生徒の日記より

 朝から授業を受けた後、貧困者を助ける施設へ行った。そこには経済的理由で生活に困っている人達に対して週2回食料を配っている所だった。。しかも貧困者に配っている食料は、ウォルマートなどからの無料提供なのがとても驚いた。日本とは違いさすがアメリカだと思った。実際日本では車などを持っていたら生活保護などは受けられず受けられたとしてもある程度の制約があるのに対してアメリカは車を持っている人に対しても食料を援助していた。日本もアメリカを見習って欲しいと思った。

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 ローダイのボランティア施設の様な所に行った。ボランティアはいいことだけど、ずっとあれをしててもホームレスはへらないと思った。

 
8月8日(木)
午後から消防署と警察署を訪問しました。どちらもローダイの町の安全を守る大切な機関です。「”911”の電話が入ったらすぐ出動しなければなりません。」と前置きしながらもどちらの方も丁寧に説明してくださいました。普段は入れないような施設を見ることができ大変興味深かったです。
 
8月09日(木)
バスを貸し切ってMarine World 6 Flagsへ出かけました。皆この日をとても楽しみにしており、車内は朝から盛り上がっていました。園内には多様なジェットコースターや乗り物がありました。全マシーンを制覇!を目標に乗りまくっている生徒やゲームで大きなぬいぐるみをゲット!し楽しげに遊んでいる生徒達の姿をあちらこちらで見かけました。堪能できた一日だったと思います。ちなみに彼らは帰りの車内でも大変元気でした。彼らの若さを改めて実感した一日でした。
 
8月10日(金)
昨日の疲れをやや残しつつ一日をスタートしました。午前中の授業では皆集中力を欠き、途中注意を受けることもありましたが、どうにか最後まで頑張ることができました。午後からは近くにある小学校を訪問しました。日本から持参した折り紙で一人一人鶴、かぶと、風船、飛行機と折ってあげました。最近は折り紙をする機会も少ないので、鶴ひとつ折るにも苦労する生徒がいましたが、小学生の子供たちを喜ばせようとう、片言の英語を使って必死に教える姿がとてもほほえましかったです。

生徒の日記より(週末の日記)

のりひとの家に泊まりにいった。のりひとがギョウザを作ろうと言った。ギョウザは作ったことがないので、のりひとが作れるのかと思ったらのりひとも作れないらしい。結局二人でなんとか作った。ギョウザの皮を小麦粉をこねて作った。中身は肉と玉ねぎとネギだった。玉ねぎとネギを細かく切って肉はたたいて玉ねぎとネギをまぜた。皮に肉をはさんで焼いた。色がきつね色になるまで焼いたら完成!!オレが試しに食べてみると、肉は焼けていたが皮があまり焼けていなくてしょうゆもちみたいだった。でもホストファミリーはGood!!と言ってくれたのでよかった。

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金曜日はもうサヨナラパーティー...。もう涙が出てくるよー。最初はこんな感情ではなかったんです。でもいつも一緒にいて、いつもあたしのことを想ってくれる。家族を愛し、思うようになって夜遅くなる時には、みんな起きてっくれてて、もうベッドに入っていてもあたしにGoodNightを言ってくれて、もう大好きっていうよりも愛だね。離れたくないって思います。サヨナラパーティーのことを考えたくないけど、精一杯感謝を伝えたいな。

 
8月13日(月)
早いものでいよいよラスト一週間となりました。今週から週末の金曜日に行われるお別れパーティーに向けての準備を始めました。感謝の気持ちを込めて、今の私たちにできるもてなしを精一杯やるつもりです。Yutaro、Takaraは茶道、Ninaはソロバン、Moe、Nagisa、Mizuki、Yukaは書道、Sayaka、Yoko、Yuuki、Toshihiroは折り紙、Norihito、Masatoは手品、Sairiはピアノ、Miyu、Eriko、Hideharuは歌、Kio、Soutaは空手を披露します。練習する期間は十分ではないですが、皆限られた時間の中で精一杯がんばってくれるものと思っています。
 
8月14日(火)
午後から、カリフォルニアから九州にくる交換留学生をサポートするためのボランティア活動を行ないました。Car Wash!!の看板を手に、車道を走る車を呼び込み、皆で手分けして洗車するという内容のものです。はじめは、元気に「カーウォッシュ!!」と叫んでいましたが、なかなかお客はつかまりません。次第に暑さで元気をなくしていく子どもたちを救ってくださったのは、やはりホストファミリーの皆さんでした。自分の車の洗車を申し出てくださり、生徒たちは楽しそうに車を洗っていました。残念ながら数は少なかったですが、手際よくこなせたと思います。日本に帰ってきたら、一度洗車を頼んでみられたらいかがでしょうか?きっと予想以上にピカピカに仕上げてくれるものと思います。
 
8月15日(水)
お別れパーティーの準備をしながら一日を過ごしました。ここで過ごす日々もあとわずかとなりました。本当に時がたつのは早いものです。お別れパーティーの日には、一人一人感謝の気持ちを込めてメッセージを送ることになっています。たくさん言いたいことはあるけれども、その溢れる思いを英語に訳すことがなかなかできず、自分の英語力が足りないことを改めて認識した生徒もいたようです。このホームステイを通じて、彼らは英語を学ぶことの必要性を十分に感じたと思います。これからの英語学習への取り組みは、これまで以上に積極的なものになるのではないかと思っています。
 
8月16日(木)
私たちがローダイで過ごせる日も残すところ4日となりました。生徒達からも「あー、もう少しアメリカにいたい。」「時間が経つのが早い。」といった言葉が聞こえてきます。毎日毎日がとてっも貴重なものでしたが、帰国する日が間近に迫るといっそうその思いが強くなってきます。今日はSunSplushへ出かけ、丸一日プールで過ごしました。ここには何種類かのスライダーがあり、皆昼食時間も惜しんで遊んでいました。今回のホームステイの楽しい思い出がまた一つ増えました。明日はいよいよお別れパーティーの日です。午前中はパーティーで披露する特技のリハーサルをします。お招きするホストファミリーの皆様方に喜んでいただけるようなパーティーになるように頑張ります。
 
8月17日(金)
お別れ会当日。この数日この日のために練習を重ねてきました。日本から持参した浴衣を着ていよいよ本番を迎えました。皆、一様に「あ〜、緊張する〜!!」と言いながらもホストファミリーの皆さんに喜んでもらおうと一生懸命頑張りました。その後、一人一人ホストファミリーの方々に手作りのプレートと共に感謝の言葉を述べました。この一ヵ月、アメリカのことなど何も知らない日本の子供たちを無条件で受入れてくださり、毎日毎日本当の子供のように親身になって世話をしてくださったホストファミリーの皆さんには、言い尽くせないほどの感謝の言葉で一杯です。子供たちは別れの悲しみから涙で何度も言葉をつまらせながらも精一杯の気持ちを伝えていました。いよいよ月曜日にはアメリカを発ちます。今年の夏の思い出は、この先もずっと彼らの心に残ることと思います。私たちに素晴らしい日々を与えてくださった皆様のご厚意に重ねてお礼を申し上げると共に、皆様の御多幸を心からお祈りし、このレポートを終わります。

 

 

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