Konomi's Diary
   
Pioneer High School

期    間 更 新 日
09月02日〜09月28日 10月31日
10月02日〜10月31日 12月03日
11月02日〜11月27日 07月01日
12月01日〜12月25日 07月01日
01月01日〜01月30日 07月01日
02月01日〜02月27日 07月01日

09月02日

学校に行ってからは昨日のことなんてどうでも良く思えた。むしろ「冗談だよねー。」ってポジティブに考えられるようになった。今日はあまりがっこうでしゃべらなかった。やっと気づいたけど、全ての時間で焦っている。4分の休憩時間は、移動で精一杯だし、昼食はみんなが食べるの早すぎてしゃべる暇もなく、黙々と食べてるし。でも、"Hi"とか "Bye"とか言ってもらえるとやっぱり嬉しい。最近毎日夢を見るんだけど、中学の同級生、高校の友達、家族が交互に出てくる。夜中に母に呼ばれた気がして急に目が覚めて眠れなかった。これがホームシック?自分はこっちの生活をわりと上手くやってるから、そんなつもりはないんだけどなぁ。

09月04日

コーラスの時間、隣の友達が教えてくれたんだけど、交換留学生がメインになる行事があるんだって。本当に楽しそう!5限は、スペリングのテストがあって、満点取れた!集めた時に、1番前の人が"Konomi got a ten?"ってびっくりしてたから、次も取りたい!そして隣の人が、やたら私に「サムライ!」って言ってくるなーって、ずっと前から思ってたけど、私のことを「侍」って呼んでたらしくて、ちょっとショック。でもUS史で隣の席の人が今日すれ違った時に、"Hi, Konomi"って言ってくれたのが、すごく嬉しかった。何回かしかしゃべったことないし、名前を聞かれたこともないから、私のこと知らないのかと思ってたから。放課後も知らない人に「こんにちは!」って言われた!英語の先生に分からないところを聞きに行ったら、「3限は授業がないからおいで。」って言ってくれた。ちゃんと言って良かった!

09月07日

ホストブラザーのフットボールの試合を見に行った。大体のルールは分かるようになってきた。それからブラザーとシスターが所属している4−Hっていう校外クラブの年度おさめのパーティーに行った。初めてパターゴルフを経験して、すごく楽しかったし、昨日も遊んだ友達2人も来てたから、いっぱい話もしたし、面白かった。夜は英語の宿題をマザーとシスターに手伝ってもらった。英語の宿題はいつも難しくて、”論理的と感動的、どちらに心を動かされるか、またそれはなぜか”とか、今回のは、”スピーチをするために他人から賛成と反対の意見を求められるトピックを考えてくる”っていうので、1人じゃ考え付かなかった。
09月09日 アメリカに来て2ヶ月!聞きやすくはなったけど、まだ全然話せない。でも11ヶ月しかいれないうちの、もう2ヶ月も経っちゃったなんて信じられない!!今でも鮮明に2ヶ月前を思い出せるから、きっとすごく早く感じると思う。9ヶ月って、なんか少なく感じる。そして今、学校では誰が友達なのか分からない。”Hi!"って声をかけてくれる人は友達なのかな?まだあんまり考えないようにしてるけど。家で昼寝してたら、マザーに起こされて、「授業中あなたが静かすぎて、生物と英語の先生が理解しているのか、していないのか分からない。」って教えてくれた。自分は10年間、日本の授業を受けてたんだって考え直すと、なんか悔しかった。いつになったら自分は変わるんだろう、じゃなくて、自分を変えなきゃいけないって分かってはいるんだけど。

09月13日

朝はゆっくりして、昼食後が本当に暇だった。ファミリーもそれぞれしたいことをしているし。だから昼寝してたら、夕方に日本から郵便物届いたから、良い機会だと思って、服を整理したり、片付けをしたりした。それから、マザーの方のおばあちゃんの誕生会に行ったり、買い物に行ったりした。2,3週間前、マザーがレモネード作って、味見させてもらったけど、ご飯食べる時だったから「おいしいけど、今は牛乳が飲みたい。」って言ったら、ブラザーが私のことを「うそつき」って言ってきたり、私が自分の部屋にいるとき、リビングでマザーに"She's liar."って言ってて、すっごく嫌な気分。

09月15日

もちろん勉強に抵抗はあるけど、友達と会えること、暇じゃないことが、私を「学校好き」って言わせてるみたい・・・だから月曜日は嬉しい!英語で何人かがスピーチしてたけど、本当に日本と違う!紙を見もしないで、ジェスチャーもついてて、みんなにどう思うかとか、挙手させたりとかして、すごい。私も明日発表しなきゃいけないけど、かなり”日本的”になると思うと悔しい。7限は作業で隣の人のコピーしてたら、何か言われて、またみんなに笑われたけど、何て言ったのか分からなかったから、前の人に見せてもらった。早くもっとたくさん理解できるようになりたい!!

09月16日

1から3限は、能力テストみたいなのがあって、計算以外はさっぱり分からなかった。5限!いつ当てられるか怖くて、ずっと緊張。先生がタイからの留学生ビルと、ブラジルからの留学生ギーに当てたのに、2人も拒否してて、私に当たった。普段発表できないから頑張ろう、と思って、”OK”って言ったら、みんなが"Yeah, Konomi!!"って拍手してくれて、なおさら緊張した。みんあみたいに前も向けないし、読むのも遅くて下手だし、声もガクガクに震えて、今にも泣き出しそうだったけど、すっごいシーンとして耳を傾けてくれて、いつ顔を上げてもみんなと目が合って、一生懸命聞いてくれてるのがホント嬉しかった。その後にギーが発表してて、ギーは本当アメリカ人みたいで、すごいと思った。私の後だから、やりやすかっただろうなー。

09月21日

夕方からHomecomingのパレードのための灯りみたいなのを作りに行ったり、ユースグループにも1ヵ月ぶりに行った。帰ってきたら、マザーがすごく怒っていて、一つのトイレが詰まったから、もう使うな、と兄弟に言ってて、どうしようかと思った。トイレットペーパーの巻きすぎでトイレを詰まらせたのは私。それで、兄弟も「知らない!」って逆ギレしてて、すごく怖かったし、すごく罪悪感。日本を思い出して泣きそうになるし、初めてこんなに日本が恋しくなって、胸がいっぱいになって、食欲もなかった。どうしよう・・・。

09月24日

学校は昨日と特には変わらなかったのに、今日はなぜか楽しかった。何が自分をこうさせているんだろう??まるで、楽しい日と楽しくない日が交互ってことは、明日は楽しくないのかな、なんて考えたら本当に楽しくなくなりそうだから、その考えはやめよう!
09月25日 浴衣を着て、Homecomingのパレードに参加。オープンカーに乗って、小さい子たちにお菓子を投げたりして、すっごく楽しかったし、学校に着いてからも知らない人に"Konomi, you look nice!"って言われて、いっぱい友達増えたし、自分を知っててもらえたんだって思うと、嬉しかった。私のことを知らない人も、「日本から来たの?」って何人かに言われて、本当に浴衣着て良かった!すっごく楽しい時間が過ごせた。
09月28日 今日は日本の母の誕生日。だから朝電話したけど、なかなかつながらなくて、ホストシスターに教会に誘われたけど、日本の親のことが気になって、「どれくらい?」って聞いたら「30分」って言われたから行くことにした。教会行く直前に連絡とれて「30分後にかけ直す。」って言って教会へ。そしたら、神父さんの話が1時間、終わっても帰ろうとしないで友達としゃべっているホストシスター。日本はもう午前2時・・・って思ってた。シスターもそのこと知ってるはずなのに、って思うと、すごくイライラしてしまった。結局電話できたのは2時間半後。それなのに、文句ひとつ言わずに対応してくれた母の優しい声を聞くとすごく泣きそうになってしまって、日本が、家族が本当に恋しくて。今まで、「あと8ヶ月しかない。」って辛い時ですら、そう考えてたのに、急にとてつもなく長く感じてしまった。
9月の
月間レポート
[学校生活]
8月に比べて授業が分かるようになってきたし、友達の助けをかりなくても、今何をすべきなのかとか分かるようになった。行事とか、毎週金曜日のフットボールの試合、授業の中でも友達がどんどん増えてて、すごく楽しい。でも9月の2週目くらいまでは、気持ちの浮き沈みが激しくて、日本のことばっかり考える事もあって、そういう時には、友達が作れなかった。それを過ぎてからは変わらない日常もたのしさを感じられる。成績は上がった教科より、下がった教科の方が多いけど、C以下は取らないように提出物とクイズを頑張っているのに、どれも人の倍以上の時間がかかるし、それでも点数が低かったら、すごく落ち込む。それにまだ授業の内容を理解してないことの方が多いから、発表もできないし、「どこが分からないの?」って言われても答えられない。来月はもう少し良くなってるかな。
[家庭生活]
意識して、一人にならないように心がけているし、なるべくシスターやブラザーのゲームにもいって、コミュニケーションを取ろうとは思うんだけど、話題がない。宿題が多い日と、次にテストがある日はたいてい部屋で黙々と勉強し続けているし。良くないと思うけど、いけないこととは思ってないのがダメなのかなぁ。時々ファザーにちょっとした嫌がらせをされたり、ブラザーに嫌味を言われたりすると、すぐに日本を思い出して1人になった瞬間に泣いてしまったり、イライラすることもあるけど、今はまだポジティブに物事を考えて、自分を保てていると思う。家事は学校の間にマザーが保tノンしていて、シスターとブラザーがやっている時に手伝うくらい。私には、choreが与えられてなくて、申し訳ない気もするし、1年間、これじゃダメだと思うから、自分でしつこいんじゃないかって感じるくらい積極的になる
10月02日 朝はもう7℃くらいで、かなり寒い。昼も15℃くらいで、私は冬物2枚着て、「寒い」って言ってるのに、周りは半袖で、「ちょうどいい。」って言ってるから、おかしい!!学校では確実に喋れる人が増えてはいるけど、「Hi」が少なくなった・・・。もう自分も一員なんだなぁってしばしば実感する。家でもそれは一緒で、ホストシスターとも遠慮しないで、色々話せたり、冗談言えてるから楽しい。今日の地元紙にHome comingの写真と文が載ってて、オープンカーに乗ってる私たちの写真もあった!でも、文が、"Canomi ;from Thai land"って書かれてて、かなりショック!キャノミじゃないし、私日本人・・・。
10月04日 暇だったなー。家族もほとんどいなくて、シスターはPCで、ブラザーはゲームで、自分のしたいことしてて。だから私も手紙を書いたりして、暇つぶしてた。マザーが帰ってきてからは、リビングにいるようにした。前、マザーが「することが無いと、ホームシックになるんじゃない?」って聞いてきて、その時はそうだったけど、今はほとんどない。自分でも不思議だし、本当に留学して良かった、って思ってる。きっと今こそが、「虚構の適応状態」なんだと思う。逆に今こそがチャンス!!
10月05日 夕方、マザーと出かけたときに、話題作らなきゃって思って、「タバコはいくらか?」て聞いてたら、どんどん話題が展開していった!それは良かったんだけど、「4年前にドイツの留学生を預かってた。」って何度も聞いてたけど、彼は半年しかいなかったことが、私にとっては前から疑問だったんだけど、その人の、マリファナを吸って強制送還になったらしい。マザーは、いつもその人の話をする時、楽しそうだから、良い思い出ばっかり残ってるんだなって思って、実は、いつも私を引き受けたことを後悔しているんじゃないかな、とか考えてた。でも、今日このホストファミリーは凄いなーって改めて感じた。1回そういうことがあったのに、よく私を引き受けてくれたなって思うと、本当に嬉しかったし、今以上に信頼関係を築いていって、もうそんあ辛い思いはさせないようにしよう!って思えた日だった。
10月11日 どうしても眠くて、シスターのバレーに行かなかった。それでPCしてたら、同期生からメールがきてて、本当にそれだけでも励みになった。夜7:55にカードを買いに、店に行ったら、「あと5分」「あと3分」しまいには、「あなたたちが出る気がないなら、シャッター閉めるわよ。もう8時過ぎてるのよ。」って手人に言われて、かなり頭にきた。(日本だったら、こっちが「すみません。」って言って、店員さんは「いいですよ。」って感じなのになぁー。)って考えただけでも日本が恋しくなった。こういう世界もあたんだなぁ。
10月16日 何でかは分からないけど、私、アメリカに来て性格変わった!シスターのこともどうでもいいやって感じ。だから普段通りに接することができたし、家でも学校でも、その時は、イラッとするのに、自分の考えを殺すと、すぐにケロッとして忘れられるようになった。私は元々根にもつタイプだから、もしもそのままだったら、毎日泣き崩れてたかもしれない。性格が変わったっていうより、適応してきたのかな?今日でAYPに移動してから2ヶ月経った。出会いが別れの始まりなら、5分の1の月日の流れの早さを実感して、既に別れることを悲しく思ってしまう。
10月18日 夕方シスター2人とブラザーとFall Festivalっていう教会のイベントに行った。期待していたよりも楽しかったし、2番目のシスターとは、ここ何日か、今まで出一番うまくいってる・・・訳分からない。でも楽しいから良い!!それで久し振りに沙希と電話で話した。AYPに移って以来、話してなかったけど、彼女はすごく頑張ってる。それなのに私は一体何をしているんだろう。沙希が「せっかく親に高いお金を出してもらって来てるんだから、結果として残したい。」て言ってて、私はその言葉がすごく重く感じた。と同時に、私も心のどこかでそう思ってたのに、楽な道を選んでたんじゃないかって、自分自身を考え直す良い機会になった。やっぱ今の期間、同期の友達が一番の励みになるし、良い刺激をくれるライバル!!
10月23日 キャンプ3日目。朝食をとって、釣りに行った。魚のえさになる虫の幼虫を触れるようになった!!たったこれだけでも、自分で「私は成長したんだ。」って言い聞かせて、自分を保っている。昼食をとって、また釣りに行くことになったけど、疲れてたから、行かなかった。夜、みんがキャンプカーでテレビを見てるときに、ファザーは1人で外でみんなのためにアイスクリームを作ってくれてて、日本の父を思い出した。実は、何度も父を蹴ったりしたことがあって、素直に「はい」も言えないで、口ごたえばっかりだったなぁ、って思い出すと、泣きそうだったし、もう1度人生をやり直したいって思った。
10月26日 朝起きて、づぐに片づけをした。何をすればいいか分からなくて、立ったままになってしまってた・・・すごく長く感じたけど、今になってみれば、「何で家にいるんだろう」ってぐらいあっという間だった。このキャンプのおかげで、兄弟たちに遠慮なく冗談言えるようになったし、2番目のシスターは、"You are my good sister. I love you."って言ってくれて、本当に嬉しかった。家に着いてからは、ものすごく体がだるかったけど、整理の手伝いをして、ユースグループのみんなで、お化け屋敷に行った。ワゴンで移動するんだけど、仮装した人たちがワゴンに乗ってきたりして楽しかった!!その割に、1回叫んでしまって、みんなに笑われてすごく恥ずかしい思いもしたんだけど・・・。明日から水泳部の練習が始まる!!キャンプの疲れも残ったままで、きつい1週間になると思うけど、とにかく自分を試したい。
10月27日 久々の学校!!すごく早く感じた。そして、今日から水泳って思ってたら、今日はミーティングだけだった。すごく不安だったけど、仲の良い友達が1人いて、安心した。だけど、他の人とはほとんど喋れなかったし、注文するための服の紙を今日提出しなければならなくて、書き方が分からなくて困ってたら、調理で同じクラスの1歳年上の優しい人がしてくれた。他の人と友達になれるか心配。夜は、私のPCからインターネット接続できるようにしてくれた。でも、それまでがすごく大変だった。表示が日本語だし、なかなかうまくいかないし。HFと、知り合いの人に迷惑をかけてしまった。使いすぎないように気をつけよう!
10月31日 朝マザーにめちゃくちゃ顔に落書きをされた。ハロウィーンじゃなくてもできるような・・・鏡を見たときかなりショックで、今すぐにでも落としたいって思ったけど、そのまま学校に行った。そしたら、みんなに笑われて、「それ、何?」っていっぱい聞かれて、私も分からないから、「分からない。」って言っておいた。7限の最後の20分はコスチュームを着た生徒だけ、カフェテリアでアイスクリームパーティーがあって、すごく楽しかった!どさくさに紛れて、友達と2カップgetしたし!夜はフットボールの試合に行った。地区予選でアウェイだから、一緒に見る友達がいなかったし、水泳の練習がすっごくきつかったから、マザーたちと座って見ることにしたけど、「深く付き合える友達がもっと欲しい。」って思った。フットボールは今日も勝って、ゲーム自体はすごく楽しかったし、友達が活躍していたのが嬉しかった。
10月の
月間レポート
[学校生活]
今月は授業についていけるようにもなったし、先生に質問に行く回数も増えたから、宿題も前ほど困ってないし、何より友達に迷惑を「かけることが少なくなった。でも、まだ授業中になかなか発表できなくて、悔しい。間違うことは恥ずかしいとは思わないし、人の間違いだって受け入れられるけど、私は「正しい英語を話せている自信がない」ことが不安で話せなくなる。でももう10月も終わったし、いつまでも自分に都合の良いことばっかり言ってないで、自分を少しずつ変えようと思う。そのために入った水泳も、練習はすごくきついけど、楽しいって思える。友達も増えて、冗談も言えて、楽しんだけど、やっぱり聞き返すことがあったり、友達の輪の中に入っていけなかったりする。私を「留学生」じゃなくて、「1人の友達」としてみてもらえるようになりたい。
[家庭生活]
家の中でやたら話すようになった。1人で勝手に問題化してたことも、今じゃ何も感じないくらい楽しくて、だから誰にも話さなくて本当に良かったし、2番目のシスターとは、1番仲良くなった。イラッとすることはたくさんあるけど、「文化が違うし、考え方も価値観も違うんだから当たり前。」って自分を思わせてる。あき休みに、キャンプに行って、アメリカの行事や文化に対するアメリカ人の姿勢がすごく好きだなって思ったし、キャンプをきっかけに手伝うことがあったら、自分からするようになった。水泳が始まって、ホストシスターやマザー、時にはグランドマザーが迎えに来てくれて、申し訳ないって思うし、11月になったら朝の6時から練習が始まるから、さらに申し訳ない。
11月2日 前に友達と遊びに行く約束をしてて、シスターは仕事だったから、3人で映画とご飯食べに行った。帰ってきたら、車がいっぱいあって、家の中に入るとみんながHappy Birthdayの歌を歌ってくれて、本当にびっくりした。友達も親戚もみんな集まってくれて、マザーは私のためにケーキを作ってくれてて、みんなそれぞれにプレゼントやカードを準備してくれてて、嬉しくて泣いてしまった。大げさに言えば、私をびっくりさせるためにいろんな準備をしてくれて、私のことを考えてくれてる時間があったのに、私は何も知らないで、のんきに過ごしてたなーって思うと恥ずかしくなった。そして、「ここにいていいんだ。」って思えたのは、すごく自分にとってプラスになった。このファミリーにあずかってもらえて、この友達や親戚と出会えて本当に良かった。まだ7ヶ月あるけど、みんなと離れたくない。
11月5日 起今日はIn-service Dayで短縮。5限の英語は、普段30人くらいのクラスメートがいるのに、今日はたったの10人だけ。今日初めて喋った人もいたし、いつも「Hi]ぐらいしか言葉を交わさない人ともいっぱい喋れたし、すごく楽しかった。そして、今日は練習が休みだから、家でゆっくりしようと思ってたら、街に連れて行かれて、3時間後帰ってきて、今度こそゆっくりしようと思ってたら、バスケの試合に連れて行かれて、逆に疲れた1日になった。でもバスケの時に、友達といっぱいふざけて楽しかった。
11月7日 ホストファミリーが投稿したらしくて、ラジオで名前を呼ばれた!2限の生物の教室には生徒の誕生日のカレンダーがあって、生物の時間にいつも喋る友達が気付いてくれて、みんなに"Hey guys! Today's Konomi's birthday."って言ってくれた。そしたら、みんなが"Happy Birthday, Konomi!"って言ってくれたのが嬉しかった。どこで知ったのか分からないけど、ランチの時間、私の知っている人みんながおめでとうと言ってくれて、歌を歌ってくれて、6限は、先生が飲み物をタダにしてくれた。こんなにも楽しかったのは初めて!いつも本当に楽しい学校生活だったのに、それ以上があるとは思わなかった。祝ってもらうって、本当に良いことだなって思えたのと、その分、親への感謝の気持ちも増した。
11月9日 やっと週末の疲れを落とせる日。朝10時に起きたのに、昼に2時から6時まで寝てしまって、ブラザーに「買い物に行くよ。」って起こされた。だから6時からのYouth groupに行けなかった。もし昼寝をしてなければ行けただろうに・・・って気持ちと、昨日帰ってきたのが2時半で、寝れたのは4時前だったから仕方ないかって気持ちだったけど、時間をもっとうまく使えるようになりたいと思った。「後悔する時間」があったら、ただの損。日本では、ほとんどそうだったから、今は少しは良くなったけど。渡米して、満4ヶ月。本当に早い。いっぱい今まで無駄な時間もあった。残り7ヶ月、そんな思いをすることのないような充実した生活を送ろうと思った。
11月10日 水泳部の朝の練習の始まり。6時のスタートだから、5時半に起きた。辛かった。しかもみんな水着じゃなくて、あれ?って思ってたら、月・水・金にランニングと筋トレらしくて、道具を持ってきてなかったから、見学した。先生も友達も教えてくれたらしい。でも、理解してなかった。もう4ヶ月なのに、何してるんだろう、自分。本当に、本当に悔しかった。さらに、2時間めから腹痛がすごくひどくて、7限の後、シスターにそれを伝えたのに、冗談みたいに"You have to go practice. You have to."って言われて、泣きそうになった。何で、痛みも知らずにそんなこと言うのか。そのままシスターは帰った。すっごく悔しくて悲しくて、コーチに伝えて、休ませてもらった上に、家に電話をしてくれた。その優しさも、逆に悲しくなった。
11月13日 こんなに遅く感じる1週間は初めて。朝の練習が始まってからは、とにかく毎日きつい。3限の自習では、しなきゃいけないことがあるにも関わらず、疲れてボケーっとしてしまってたらしく、友達が何度も話しかけてくれた。4限のコーラスは、歌のテストがあって、先生がお願いして、友達も一緒に歌ってくれた。先生は、「She is special.」って言ってて、その時は、冗談で、「Yes, I am.」とか友達に向かって言ってたけど、このままじゃ、自立できない気がする。それに「留学生」として明らかに見られているのが少し悔しかった。今日の放課後の練習もすごく疲れた。私は何が目的で水泳部に入ったんだろう・・・。
11月15日 本音を言うと、せっかくの土日は家でゆっくりしたかった。だから、朝起きた時に何か疲れが残っているなって思った。朝食を取ったら、牛のところに行った。ものすごく暇だった。そこに5時間くらいいた。何もしないってことがこんなに疲れるなんて。夜はロデオを見に行った。さすが、アメリカだなーって何度も思った。ロデオを見るのも、もちろんカウボーイを見るのも初めてで刺激的だった。明日は帰れる!
11月16日 夜ぐっすり眠れなくて辛かった。たくさんの牛に囲まれての朝食・・・目のやり場に困るほど殺風景で、嫌な気分だった。昼にCow Showがあって、シスターも出たんだけど、ものすごくつまらなかった。だけど、アメリカでこうやって育つ牛は、日本の牛より可愛がられて幸せだなーって思った。そういうつまらないことばかり考えていた。夜の19時には家に着いた。そして、部屋にいたらファザーが「Hey Konomi!」って呼ぶから、何か悪いことしたかな?って恐る恐る下に降りたら、「雪が降ってるよ!」って教えてくれた。11月に雪を見るのは初めてで、興奮した!もう冬だなんて・・・早い。
11月18日 朝の練習に遅刻(2〜3分)して、今日初めての試合に出れないって先生に言われた。私はどんなものか見学したかったし、みんな程、早く泳げないから、心の中で「やったー!」って思ったんだけど、練習の後に、みんなが「おかしいよ。」とか「次は早く来るんだよ。」とか言ってくれて本当に嬉しかった。マザーも試合に出られないということを聞いて、怒って、「先生に言いに行く。」って言ってて、本当にどうしようかと思ったんだけど、「今日は出たくなかったし、次から気をつける。」って言ったら、納得してくれて嬉しかった。
11月24日 今週は3日だけだから頑張ろう!って思えたし、土日にゆっくりしたから、今日はわりと楽に感じた。3限のStudy Hallは、友達2人が協力して、私のアメリカ史のエッセイを終わらせるのを手伝ってくれた。"Introduction"に、どういったことを書けばいいか3人で悩んだけど、案が出てこなくて、先生に聞きに行ったら、先生の周りにいた友達数人も必死で考えてくれて、そもそも"Introduction"が何なのかってことまで、説明してくれて、すごく嬉しかった。7限のアメリカ史は2つのグループに分かれて、先生の与えた問題を答えられたらポイントがもらえるゲームで、席順だったから、私にも当然回ってきて、逃げ腰だった私に、グループのみんなが「間違っててもいいんだよ。」「気にしないよ。」「大丈夫だよ。」とかいろんな声かけてくれて、感動して、泣きそうだった。本当に私って幸せもの。
11月27日 今日はThanks giving!起きたら誰もいなかった。すぐに家族と昨日から泊まりの親戚が帰ってきた。それでいっぱい人が来るって聞いたから、お手伝いとかして、みんなで過ごしてたら、本当に次から次に人が集まってきて、40人近かった。ご飯もとにかくたくさんで、いっぱい食べた。それで、シスターと年の近いアラバマから来た従兄弟が外に行くっていうときに、私は1人でいて、そしたらマザーがシスターに「誘いなさいよ。」って私を見ながら言ってて、すごく悔しくて泣いてしまいたかった。結局友達も、家が近くの従兄弟も来たから5人で外で遊んだ。楽しかった。もうマザーに気を使わせたくないし、悔しい思いもしたくないって思って、家に入ってからはいっぱい喋った。やっぱそっちの方が良い!!
11月の
月間レポート
[学校生活]
授業のほとんどは理解できるようになった。でもイメージとは全然違って、完璧には分かっていない。それに手を挙げて発表することが私にとってすごく難しい。あてられたら答えられることも、自分の意見を簡単に述べることもできるんだけどなぁ。分からないところや理解できないところは友達に聞いたり、放課後先生に聞きに行ったりすることはできるようになった。11月にもなると、新しい友達っていうのは、なかなかできなかったけど、1人1人の友達との付き合いが深くなってるし、普通の会話もできるし、冗談もできるようになった。水泳部は毎朝6〜7時、放課後3時半〜5時半の練習で、本当にきついし、勉強時間も、家族とコミュニケーションを取る時間も減ったし、テストの点数も急に下がったこともあったし、授業中に寝てしまったこともあったし、特に仲の良い友達っていうのもいなくて辛いけど、熱中できてるし、精神的にいつか自分は成長できると思って、頑張っている。
[家庭生活]
先月まで家庭内でいろいろあってすごく辛かったけど、今月は家族のみんなと冗談できて、思ったことを言えるようになって、本当に楽しいし、まだあと半年もあるのに、時々「半年しかない」って思って、1人で寂しくなることもあった。家事も進んでするように心がけているし、宿題や勉強も自分の部屋じゃなくてリビングでするようにしたり、とにかくこの家族ともっと関わろう!って思ってる。家族も私が人見知りする性格って分かったのか、Thanks givingで40人くらいの人が集まった時も、「みんなのとこに行きなさい。」って何度も言われた。誕生日会もサプライズでしてくれて、それからは、もう絶対この家を離れたくないって思い始めた。この家の一員として、できる限りのことはしておきたい。
[その他]
私にとってこの月は「変化」だった。10月に辛いことがたくさんあって、それを乗り越えた。11月は、そこから一歩進んで、自分らしくなることができた。でも、それはほとんど家の中でのことだから、学校でも「自己主張」できるように努める。
12月1日 今日から12月だなんて本当に早い。ちょっと受け入れたくない。今朝から雪が激しくて、朝の練習が休みだったけど、今日はゲームだから、放課後、一度家に帰ってから、またマザーに送ってもらったんだけど、私とマザーの他に小6のブラザー、中1のシスターも車に乗ってて、ずっと喋ってたのに、私が「あと6ヶ月しかない。」って言った瞬間、シーンとなってしまった。そしたら、シスターが「まだ6ヶ月もあるのよ!」って言ってくれた。そして、ゲームでは、初めて出場させてもらった。試合前の練習で飛び込みがうまくできなくて、友達のお母さんやおじいちゃんにまで、アドバイスもらってたけど、本番ではうまくいった!でも、すごく遅かった。それなのに友達はすごく褒めてくれて、今日1日で今までほんの少ししか喋ってなかった人とも、普通に話せるようになった。この人たちと出会えて本当に良かった。今日は何気ない1日のようで、忘れられない日になった。
12月4日 5限の英語で明日のテストのために、クラスを2つに分けて、ゲームをした。私の番は、3回も回ってきたのに、3回とも答えることができなかった。すごく悔しかった。それなのに、グループのみんなは、"Konomi, you are all right."って言ってくれた。7限のUS史は、明日のテストのために、Study Guideをした。先生が喋るのが早すぎてついていけなくて、Work Sheetの番号を書いてたら、授業の終りにWork Sheetを集められてしまった。いつもなら、同じ年のシスターを頼るんだけど、今日は風邪で休みだった。そのせいで、私がシスターに「Study Guide終わってない。」って言ったら、シスターとマザーが言い合いになってしまった。結局、同じ授業を取ってる同じ年の従兄弟が、わざわざ家に来てくれて、教えてくれた。私がちゃんとみんあぐらいだったら、こんなに迷惑をかけずに済んだのになー。本当に申し訳なく思った。
12月11日 の実は昨日の夜、今日までに提出のUS史のStudy Guideの分からないところを同じ年のシスターに教えてもらおうと思って、「教えてくれない?」て言ったら、「これ以上あなたの手伝いをしたくない。」って言われて、「少しだけだからお願い。」って言ったら、「No.」「私は自分でできるところはトライしたの。」って言ったら、「もっと頑張れば?」と言われて、部屋に戻って泣いた。そして、今日In-Service dayで、半時間の授業でスクールカウンセラーのところに何度も行ったけど、いなくて、7限にやっと2人で話す時間ができたから、昨日の夜のこと、これまで我慢してたこと、本当はACに話さなきゃいけないけど、ACはマザーの姉妹だから話せないこと、全てを話して泣いてしまった。でも、何かすっきりした。それで、友達に遊びに誘われたから、シスターに「行ってもいい?」って聞いたら、「私に聞かないで。お母さんに聞くべきでしょ。」って言われて、機嫌を悪くしたのが分かった。私はいつも拒否権もなく、彼女についていかなきゃいけなかったり、とにかく私は、今まで彼女中心に動いてたから、その気持ちも分からなくはなかったけど。それでマザーに電話したら、もうシスターに聞いたらしかった。でもマザーまで、なぜか機嫌を悪くして、「OK」も言ってくれず、「I don't care.」としか、答えなかった。夕方、家に帰ったら、ACも家にいた。私が「Hi.」ってみんなに言ったのに、答えてくれたのは、下の妹弟の2人だけで、AC,マザー、シスターは目も合わせてくれなかったから、わざと話題を作って話しかけても、答えてくれないか、そっけない返事だけど、泣きそうだった。とにかく喋って、喋って、ひたすら喋った。そしたら、段々といつも通りに戻ってきて良かった。でも、私にとっては居心地が悪い。
12月18日 学校、本当に楽しい。今日はFinal examの2日目で、2限と6限がテストだったから、7限のアメリカ史は、また1人ずつ前に出てゲームをした。そえで、私は答えられなかったのに、別のグループの友達が"Konomi, you can do it."って言ってくれたり、"I'm sorry. I didn't know that."って言って、席に戻ったら、周りの友達がみんな"You are all right."とか"Good job!"とか言ってくれた。家でも同じ年のシスターが1時間半、私に付き合って、私の暗記を手伝ってくれた上に、「ありがとう。」って言ったら、「私の勉強にもなったから、いいのよ。」って言ってくれた。アメリカにも"居場所"を見つけた気分。本当に、ここは居心地がいい。
12月20日 友達の家族とその親戚の家にクリスマスパーティーに行った。その中に、日本に興味を持ってくれている人がいて、会話が弾んだ。その親戚の人達とも仲良くなって、いっぱい喋れて楽しかった。友達の家に戻ってから、迎えが来るまで、学校の話とか、将来の話とか、大学の話ができた。それから、私の家族と友達2人で、学校のバスケの試合を見に行った。すごく充実してた。
12月21日 のYouth Groupのみんなで、恵まれない子どもたちへのプレゼントを買いに行った。個人的な買い物もできて、私はずっと友達と一緒にいた。本当に楽しかったし、最近よく喋るようになった友達もいて、今日もいっぱい喋った。それで、夕方からはファザーの祖父母の家でクリスマスパーティーがあって、みんながすごく盛り上がってるのに、1人だけすっごく悲しくて、自分も一員のはずなのに、他から見てる気がして、切なかった。これが疎外感っていうのかな。親戚で集まって、ワイワイ盛り上がってるのを見てたら、日本が急に恋しくなった。それで、従兄弟がすごくふざけてきたから、「やめてよ。」とか"Shut up."とか、冗談のつもりだったんだけど、さすがに言いすぎかな、って思ったら、「それは良くない。」って怒られた。気まずくなりたくないと思って、「ごめんね。」て言ったら、今度は笑われて、意味が分からなかった。でも、今後は言わない。
12月24日 クリスマスイブだから、水泳部も休みで、朝から賑やかになるかなって思ったら、すごく暇で、ほとんど何もしないで過ごした。夕方に、ファザーの方のおじさん、おばさんのところに親戚が集まって、クリスマスパーティーがあった。そこで、この休みの時だけ帰省している従兄弟にも会ったけど、初対面の人とは喋れないから、ほんの少ししか話せなかった。いい加減、人見知りはなおってると思ってたんだけど、自分にとって、「英語を操れない」っていうのは、大きなマイナスポイント。
12月25日 昨日の夜、シスターの部屋に集まって、兄弟みんなで寝て、朝の7時に起きて、山積みのクリスマスプレゼントを開封していった。ファミリーから、とにかくたくさんのプレゼントをもらった。包み紙を開ける時のワクワクがいっぱい味わえて、本当に楽しかった。次のクリスマスは寂しくなりそうだなぁ。それから、今日は家にマザーの親戚が集まって、クリスマスパーティーをした。ご飯を食べ終わってから、みんなでゲームをした。でも、昨日といい、今日といい、親戚が集まったら、日本の家族や親戚を思い出して、寂しくなった。
12月の
月間レポート
[学校生活]
学校生活もちょうど半分が終わった。先月から何か変わったかな?って考えても、思い当たることがない。授業は辞書に頼ることは少なくなったけど、テスト勉強の時に、相当勉強しても足りないって感じたから、本当に本当に努力が必要だと思った。5ヶ月目ともなると、友達も一定で、ただいろんなことを話せるようになったのと、水泳部の試合の度に、「水泳部で良かった。」って思えるほど、メンバーに恵まれたと考えられるのは良いことだと思う。改善すべき点は、積極的になること。
[家庭生活]
今まで色々あったけど、今月が一番精神的にきつかった。クリスマスバケーションは、特にホームシックになったような気がするし、家族と「冷戦」みたいな問題もいくつかあったことで、さらに日本が恋しくなったりもした。だけど、今振り返ってみれば、そんな時に逃げてた自分がいた。そんな時こそ、しなきゃいけないことは、たくさんあったはずなのに。そんなに長くはなかったけど、本当に辛かったし、地獄だとも思ったし、自分の中に溜め込みすぎて、毎晩泣くような日もあったけど、時間が解決してくれて良かったと思う。今は、その前よりもファミリーのことが好きになった。
1月1日 日本のお正月とは違いすぎたのが悲しかった。昼頃起きて、家族で1時間ぐらい離れたとこまで買い物に行った。"元旦"って感じが全然しなくて、MNCCの資料に書いてあるのは、このことかーって思った。明日から、また水泳部の練習始まるけど、早くクリスマスバケーションあけて欲しいな。家は家で楽しいんだけど、学校がないとなると、することが無さ過ぎて・・・。
1月7日 天気のおかげで、2時間遅れで学校が始まった。だから、1コマ30分前後しかなかったんだけど、昨日ファイナルテストが終わったから、今日から2学期の始まり。2,3,6限で授業変更したからドキドキだった。3限のキャリアの時間はすっごく不安。ちょっと喋ったことのある人なら、3〜4人いるぐらいで、あとは見たことのない人ばかり。だけど、クラス変更とかして、楽だと思う方に逃げないで、自分次第で、どうにでもなることを信じようと思う。夜はアウェイで試合。試合は本当に楽しいし、出番が1つしかないから楽。それで、学校に21時10分に着いたんだけど、顧問の部屋に、自分の荷物を置いてたから、10分待って、外に出たときには、シスターが迎えに来てくれてて、「ごめんね。何分待った?」って聞いたら、「45分くらい。」って言われた。それなのに、10分前に着いたバスは見なかった、って。嫌気がさした。
1月13日 3時間目のキャリアで、先生に指定された席に座ることになった。そのグループに、もともと5人いたけど、友達は2人しかいなかったけど、みんなが日本のことをいっぱい質問してくれて、「立体駐輪場」と「立体駐車場」のことについては、半信半疑で聞いてきた。真面目に答えてたら、喜んでくれた。「ヤクザ」っていう日本語も知ってて、嬉しかった。夜は水泳部のゲーム。2校来るつもりだったけど、天候のせいで、1校に。その学校は、男子の水泳部がなくて、12人いる部員の半分がバスケの試合に行ったらしく、私たちの圧勝だった。でも、それが初めてだった。そして、やっぱり、試合はすごく楽しい。いっぱい応援するし、されるし、終わったらみんな"Good job, Konomi!"って言ってくれるし、試合ってだけで、話題もできるし。本当に水泳部に入って良かった。すっごく好き。
1月20日 し今日はIn-Service dayだから、1コマ30分前後だったんだけど、ほとんどの授業でテレビがついてたから、友達になぜか聞いたら、今日は政権交代の日だって聞いて、納得した。アメリカ中が政治に目を向けてるって感じで、本当にすごいと思ったし、日本との違いを感じたし、この年に留学できた自分はすごく幸せだと思った。昼には学校が終わって、30分昼寝をして、水泳の試合に行った。水温が低すぎてびっくりした。帰りはバスに乗らないで、マザーと一緒に帰ったら、マザーが「あと4〜5ヵ月しかないけど、いつでも来てね。」って言ってくれてた。温かさを感じた。そして、同時に寂しさもあった。
1月23日 し3限のキャリアの時間、みんなでゲームして、すっごく楽しかった。私も1回当たって、みんなが私の真似をするのが面白かったし、嬉しかった。そして、水泳部は2週間早く練習を始めた女子は、最後の筋トレだった。何か寂しい気もした。2時間の水泳も、今日は残りの20分は水球して遊んだ。初めてしたんだけど、張り切りすぎて、恥ずかしい思いもした。でも多分、アメリカでは丁度良いって思い込むことにしたし、何より楽しすぎて、やっぱ水泳部が本当に本当に好きだって改めて思えた。その後、バスケの試合がホームであって、友達と3人と見たり、喋ったりした。そしたら、「日本に帰らないで。」って言ってくれたのがうれしかったし、いつかその日が来てしまうのも怖いなって思った。毎日が楽しすぎる。
1月29日 体も精神的にもだるいなーって思ってたら、3限のクラスで隣の席の友達が、「何かあった?」って聞いてきて、もちろん「何もないよ。」って言ったけど、態度に出てるんだなぁって思うと、そういう自分も嫌だなって思った。6限のライブラリーの時間に宿題をしていたら、英語のクラスがきて、先生が私とビルにいっぱいいろんなことを聞いてくれた。日本の主な宗教、神道については、すごく興味を持ってくださって、「もっと知りたいから調べてみる。」と言ってくれたのが嬉しかった。放課後、シニアナイトがあるはずの部活の最後のホームゲームは、天気で中止になって、練習になった。そこで初めて、私は背泳ぎの選手になってしまって、試しに泳いでみたら、すごく疲れて、今まで使ってなかった筋肉も痛くなったけど、みんなが応援してくれて、すっごく嬉しかった。本当に水泳部が好き。
1月30日 大していつもと変わらない天気に見えたのに、今日も学校が休みだった。それで、急にビルが泊まりにくることになって、マザーと彼女を迎えにいったり、買い物に行って、夕方近所に雪すべりに行った。草すべりならしたことあったけど、雪は初めてで、楽しかったけど、降りた後に、また登るのがすごくきつかったし、気温も-10度くらいで、すごく寒くて疲れた。夜はみんなで映画のDVDを見た。私は9月くらいにYouth Groupのみんなで見に行った時、10分間位、泣き続けたのに、2回目となると、さすがに泣けなかったし、何より、あの時よりも明らかに聞き取れるようになってて、話がすごく分かりやすかった。自分では全然上達してる気はしないのに、何か嬉しかった。
1月の
月間レポート
[学校生活]
2学期が始まって、授業変更したことによって、友達の輪が広がったり、「Hi」ぐらいしか交わさなかった人ともいろんな話ができるようになったり、何より水泳部がすごく好きで、終わってしまうのがすごく寂しい。最初は友達もできないし、練習はきついし、放課後になる度に「嫌だなぁ。」って思ってたけど、今日になって、頑張って話すように、いっぱい努力したら、倍以上の答えと温かさが返ってくるし、友達から話してくれるようになったり、困ってたらすぐに助けてくれたり、"英語がうまく話せない外国人"の私を、幼い子どもを扱うように、みんなが優しくしてくれるから、水泳部に入って自分は変わったと思うし、変わるように努力したとも思うし、この学校にいて、この水泳部にいれることが誇りになった。学校の授業は内容は分からないことがまだしょっちゅうあるけど、何をすべきとか、宿題とかは、ほとんど完璧に理解できている。分からないことがあるときは、友達や先生に、そのときに聞いているし、今のところは、全教科B以上をキープしてるし、毎日最高の学校生活が送れていると思う。
[家庭生活]
今月は特にきつかった。2〜3ヵ月ためてきたストレスが毎日苦しくて、それなのに、毎日募っていくし、「もう我慢できない。」って泣く夜もあったし、冗談で面白がって嫌がらせをしてくる3人のシスター・ブラザーに、イライラして、すごく悔しくて、本当のところ、「学校に逃げている」自分がいた。家事も私がしないと他にしようとする人もいないし、マザーに手伝いをするように怒られた姉弟は、マザーの目を盗んで、全部私に押し付けたり、そのくせ、マザーが何かいつもと違うことに対して、「これ誰がしたの?」って怒ったら、みんなそろって、私のせいにする。私は「してない」って言うのに、「うそつき」呼ばわりされる。預かってもらっている以上、私はこの家の誰よりも、下にいなきゃいけないって思うと、自分がすごく弱いんだなって実感する。毎日、そういうことばっかりではなくて、もちろんみんなに良いところも優しいところもあるから、最終的に「全てをその形のまま受け取る」私に原因があるのかなって思う。
2月1日 午前中にファミリーと喋ったり、ダラダラしてて、2時間もかけて、US史のResearch paperの一部の、明日までに仕上げなければいけない宿題を終わらせた。ずっとシスターが付きっ切りで手伝ってくれた。夜はフットボールのSuper Bowlっていうアメリカ1を決めるのがテレビであって、そのためのパーティーを家でした。友達の家族とか来て、私がうちの犬を触れるようになってたことにびっくりされて、「牛は?」って聞かれたから、「食べるのなら好きだけど。」って言ったら、友達の両親はすごく笑ってくれたのに、牛が大好きなこの家族には、少しも笑ってもらえなかった。
2月3日 日本では絶対に体験できない授業があった。紙にクラスで「一番賢い人」「魅力のある人」「むずかしい人」とか、人数分のリストがあって、プラスもマイナスもあるんだけど、そこにクラスメートの名前を書いていった。日本でそういう授業をすると、きっと「差別」って感じる人がいるのかもしれないけど、他人から見た自分を知ることができて、面白い授業だと思った。放課後は、練習は1時間だけど、セクショナル・ディナーがあった。楽しかったけど、ここにきて初めて、MNCCの資料通りの「孤立感と疎外感」を感じた。みんなが話している内容は何となく分かるんだけど、ついていけない。改めて、外国人なんだって実感した。
2月4日 びっくりしたことがあった。5限の英語で、今は文法を習ってるんだけど、点数だけで言うと、外国人である、ビルと私が他の生徒より成績が良かった。なかには、「困惑して名詞が何なのか分からない。」という人もいて、「本当に11年生?」って思った。やっぱ、日本に帰ってからの勉強がすごく、ものすごく心配。逆に7限のアメリカ史は、先生の話は聞けるけど、理解しているとは言えない。まだまだ知らない単語がたくさんあるから。ノート取るのに必死なのに、書き終わらないうちに消されてしまう。やっぱりアメリカ史は難しすぎる。
2月8日 夜、洗濯物をたたんでいたら、5つ下のブラザーが調子にのって、意地悪をしてきて、最初は笑って私も相手をして遊んでたけど、だんだん度がすぎてきて、電気のない、暗くて狭い部屋にパジャマを隠されて、さすがに怒って、それでも笑ってごまかされて、その部屋に閉じ込められて(外に鍵があるから)、やっと開けたと思ったら、シャワー浴びるためのシャンプーとか隠されて、本当に悔しくて泣いた。アメリカに来て、初めて大きな声出して怒った。それでも懲りないブラザー。日本の弟とは違って、「他人」だから、何もできないのが悔しいし、それでさらに調子にのるから憎いし。ホストファミリーも何も言わないから、いじめだと思った。
2月13日 7限のUS史のチャプターテストのため、昨晩2時間くらい勉強して、スタディーホールの時間もたっぷり使って勉強したのに、タイの留学生ビルは、「昨日風邪で寝てたから勉強してない。」「テスト受けたくないから帰りたい。」ってずっと言ってて、結局、のどが痛いと言って、本当にテストを受けないで帰った。私は、1番の仲良しの友達とはいえ、すごく頭にきた。自分に甘くて、壁にぶつかったら逃げる。でも、よく考えてみれば、これは留学前の私だと思った。今だから分かった。昔の事実で、昔は自分がそんな人だと思ってなかった。ちょっと成長してる気がした。
2月14日 今日は家にホストマザーと2人。しかも、マザーは仕事だったから、1人でゆっくりしてた。本当に暇だったけど、何かものすごく充実してる気がした。夜は仕事から帰ってきたファザーとマザーと私の3人で、ご飯を食べにいった。姉弟が3人もいると、いたらいっぱいイライラしちゃうんだけど、いつもうるさい3人がちょっと恋しいなって思った。
2月17日 Study Hallの時間に、US史の先生のところへ質問に行った。それが済んでから、いろいろ話してたら、第二次大戦の話になって、「日本を降伏させようと思って原爆を落としたのに、懲りなかったから2つめを落とした。アメリカ人はたくさんの日本人を殺した。でも、その昔、日本人がアメリカにどれだけひどいことをしたか。第二次大戦が終わって、アメリカは日本に誤ったのに、日本はいまだに謝ってない。」って先生に言われて、カチンときた。何で、アメリカ人ってこうなんだろう・・・。日中問題の話になっても、日本はまるで悪者。私だって、その背景は分かるけど・・・。どうして時代を越えて非難されるんだろう。
2月22日 ビルから電話があって、ビルのファミリーと中華料理を食べに行くことになった。ご飯を食べてから、買い物にも行ったりして、本当に楽しかった。家に帰ったら、ファミリーがジグソーパズルをしてて、私もすることにした。普通の会話をしてただけなのに、「愛されてるなぁ。」って感じた。日に日に帰りたくない気持ちが増してく。
2月26日 ランチの後、ビルが泣きそうな顔をしてたから、時間をかけてどうしたのか聞いてみたら、そんなに大したことじゃなくて、でも、「明日学校に行きたくない。」って言うから、「もし逃げたら、負けだよ。」って教えた。でもこれは、いつも母に私が言われていたことで、他人を通して、自分という人間を客観的に見た気がした。
2月27日 キャリアのクラスは、3日に2日くらいが、ゲームなんだけど、今日はグループごとに伝言ゲームをして、最後の人がテストを受けるやつで、私は最後をしたのに、先生がひいきしてくれたおかげで、私の前の人がテストを受けた。その話は、先生が作った物語なんだけど、クラスで6〜7人くらい名前が使われてて、そのうちの1人が私で、本当に面白い話だった。5限はPCでプレゼンテーションのための続きの作業で、私が調べる分を友達が手伝ってくれたし、もう1人は、3人分のタイピングをするらしく、グループのメンバーに恵まれたなぁって思った。
2月の
月間レポート
[学校生活]
水泳が終わって、すごく寂しかったけど、ソフトボールを始めたことで、また友達の輪が広がったし、放課後の楽しみも増えたし、やっぱりクラブ活動に入って良かったって思えた。最近は、友達とも何でも話せるようになったし、友達との関係はすごく良いと思う。でも、1回で聞き取れなかったり、分からない単語のせいで、それを分かりやすく説明させてしまうから、本当に英語力が伸びてるのか、すごく不安。成績は、やっぱり勉強した分だけ、評価につながってるのもあるけど、前よりよくなってきてるのは明らかだし、要領がよくなってきたかなって思う。3月はすごく忙しそうだけど、勉強は怠けずにやって、成績を保ちたい。
[家庭生活]
今月は完全に「家族の一員」になったのを実感した。例えばブラザーにイライラすることがあっても、前は我慢してたけど、ちゃんとケンカとまではいかなくても、怒って、嫌なものは嫌って言えるようになったし、言われたことに対して全て「はい」って受け取るんじゃなくて、自分の思ってることを言うようになったし、言ってばかりじゃなくて、洗濯物をたたんだり、食器を洗って片付けたりっていうことを進んでするようにしてるし、自分ではちゃんと一員になってるかなーって思う。それに、最近は"Time goes really fast."が私の家族の口癖みたいになってて、寂しい気持ちは一緒なんだって感じる。

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